狭い洞窟の中に満ちているのは小さな焚き火の光だ。その決して明るくはない空間の中を、淫らな音が反響している。
「ふぅ……あっ♡ んっ♡ は♡ あ、やだ、わざと音出さないで……。あっ!♡ やだ、やだ……あ♡ んぅ、あっ♡ んぅ、あーっ……!♡」
お互いの前面を支え合うように座り、空という名の旅人に淫唇をまさぐられているニィロウの腰が小さく浮いた。彼女の腹部は白い精液でべっとり濡れており、ほのかな灯を照り返して妖しくぬらついていた。
性器をなぞる空の指を誘導し、どうやれば気持ちよくなるのかを娘の手ほどきで教えていたはずだったのだが、いつの間にか彼は独自の愛撫を加えるようになっていた。
「んっ……ふっ……うっ♡ あ……♡ あんまり、私だけ、そんな、気持ちよく、うぁ♡ また、おと……んく♡ んあぁ♡」
透明な液でぬるつく指が丁寧に前後往復するだけで、熱くなったニイロウの媚肉が潤んでいく。ピッタリと閉じた新品マンコに指先を沈めて少し掻いてやれば、それだけで新しい愛液がにじみ出てきた。
ニィロウの胸布の中に指が差し入れられる。発達中の乳肉をやわやわとこね、その滑らかな肌触りと張りを兼ね備えた柔らかさを存分に堪能し、オカズにした空の陰茎が勃ち上がっていく。射精して柔らかくなっていた事など忘れたかのように、ビキビキとメスを求めて漲っていた。
凝った桃色の花芽をなぞってニィロウの顔を仰け反らせると、続けてプックリとしている乳首を愛おしそうな手つきで空が摘まんだ。
「んっひ、ぃ……♡ だめ、いっしょはだめ……!♡ やだ、ヘンな声聞かれるの、やだ……♡ あっ♡ だめだよ……♡ だめ♡ あっ♡ あっ♡ っひ♡」
ニィロウのかわいらしい声で鳴かれ、哀願されるという非日常が彼のオスを刺激して肉槍の最奥を燃えたぎらせた。雌花の入り口をぬちゃぬちゃと右へ左へ押しのけながら、乳の先端を親指と人さし指の間で転がしていく。たまらず空にしがみついたニィロウは、いっそう甘えた声を出した。
「んぅ♡ んぅ~~♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
ますます速まっていく指の動きで、ニィロウはこのまま終わりまで弄ばれるのだと察した。おっぱいとオマンコを好き勝手にいじられ、はしたなくイッてしまうのだ。
「待って、まって……ぇ♡ 恥ずかしい……! このままだと、わたし……ぃ♡」
「気持ちよくなっていいんだよ。ニィロウ。俺もさっきシてもらった」
「でも、ふぁ……♡ あっ♡ このままじゃ、私、最後まで……♡ ふぅ、んぅ……♡」
「最後がどこか、知ってるんだ?」
「っ!? あっ♡ う~……!♡ うぅぅう~~……♡♡」
意地悪な空の問いかけに瞳を潤ませて言葉を失いながら、否応ない官能の閃光でニィロウは脳を灼かれていく。ツンと尖った雌芯をこすりたてられ、乳粒がきゅっと潰されると娘の太ももが痙攣した。抵抗するように空の指へプシャリと熱い液体が掛けられるが、それを雌口になすり付けられながら抉られると彼女の処女肉は白旗を上げて身悶えた。
「やだ……♡ やだ……♡ やだぁ……♡」
ニィロウは切なげに空の肩を叩いた。
ぺた、ぺたん、ぺたん。
弱々しいその拍子に発情を煽られた空が、女の耳たぶを甘咬みする。同時にクリトリスを挽き潰された彼女はたまらず全身をよじり、呆気なく達した。
「ぁっ♡ あぁ~~~~っ♡♡ あっ♡♡ ぅ♡♡ あっ♡♡ んうぅぅ~~~~………♡♡♡♡」
閉じた瞼の裏で白く明滅するなにかを見ながら、感電したように跳ねるニィロウは必死に男の体にしがみついた。やがてそれが終わると、とろとろに溶けた表情で空に寄りかかり、絶頂の余韻を味わいながら娘はまとまらない頭で考えはじめた。
私はどうしてこんな事をしているんだろう。走馬灯と言えば大げさだが、ここ数日で彼女の気持ちを変える些細な出来事と、こうなった事件のあらましをニィロウは思い出していった。
好きな人と、どうしてこんな事を──。
ズバイルシアターの存亡に関わった事件が終わったのと前後して、ニィロウは旅人の冒険に同行するようになった。新しい日々は新しい視線を彼女に与え、それは新しい思索に繋がった。
ある昼下がり、シアターの近くで彼女は物思いに耽っている。
イナヤとその父親を見てから、ニィロウは家族について少しばかり敏感に考えているようだった。仲間の空も家族に強く結び付けれれている。彼の旅の目的は妹なのだから。
自分にとって両親はもちろんのこと、シアターとバザールの皆も家族だと言えるだろう。では旅人は? たまに顔を合わせるだけだった彼とは様々な景色を歩いて渡ったし、生死を分ける争いも手伝った。同じ食事を共にし、同じ仲間と会話で遊んだ。
家族だ。こんなにも気にかかるのだから。
「ニィロウお姉ちゃん」
ハッとして顔をあげると、バザールの子どもたちが自分を見上げていた。
「あっ……。ごめんね、ちょっと考え事してたよ。何かあった?」
「お姉ちゃんがヘンな顔してるからさ」
子どもたちが頷く。どうやらニィロウを心配しているらしい。
「ありがとう。でも大丈夫だよ。シアターのみんなや、一緒に旅に出てるみんなは家族なんだなって思ってたんだ」
「? 友達じゃないの?」
「大人だとトモダチのことを家族って言うんだ。オレ知ってるよ」
口々に自分の見解を言いはじめた子どもたちを笑って見守っているニィロウへ、ある子が首を傾げて聞いた。
「でもお姉ちゃん。旅人とはデートしてるんでしょ?」
「……? え?」
考えていなかった単語が飛び出してきたのでニィロウの思考が止まってしまう。
「デートしてるんなら家族になるのか?」
「だって恋人だろ? トモダチじゃないし」
「えっ。お姉ちゃんと旅人、恋人なの? ケッコンすんの」
「ケッコンするんならお嫁さんになるんだよね。ニィロウお姉ちゃん、お母さんになるの?」
「えっ。お姉ちゃん子供産むの?」
キャイキャイと無邪気に話を転がしていく子どもたちのスピードにようやく追いついたニィロウは、顔から火を吹き出しながら首を横に振って否定した。
「違うよ! 違う、違う! ちょ、ちょっと待って。待って待って、待って……!」
転がりだした子供たちを止められる者などいない。最終的にタンポポの綿毛が飛ぶように散っていった子どもたちの背中へ否定の声を強く投げかけると、どうやって収拾をつけるかニィロウは途方に暮れた。
「ボーッとするんじゃなかったよ……」
赤い頬をしたままで娘は考えている。そんなふうに見られていたなんて思ってもいなかった。
(私と、空)
彼の顔を思い浮かべる。その表情はあらゆる季節の風のように目まぐるしく変わり、そのどれもを覚えていた。
そうしてニィロウは初めて気づいた。そんな事ができるくらい、自分が彼の顔をずっと見ていたということを。そしてそれが何を意味するのかわからないほど、彼女は他人に対して無関心ではなかったのだ。
ニィロウのぎこちなさに空は気づいていた。スメールの領内を探索しながらいつものように話をしているはずが、どうも彼女からの反応が引っかかる。他の皆とは普段通りに接しているので調子が悪いといったことではなさそうだったが、こうなると原因が思いつかず、ひとまずはニィロウに少し注意を払っておこうと(そしてもし自分がなにか失策をしていたのなら謝ろうと)彼は内心決めていた。
それが功を奏したのは、滝崖の近くでエルマイト旅団と戦闘になった直後のことだ。
魔を降ろした屈強な戦士が膝をつき、戦意を喪失したと誰もが思った時だった。相手はそこから信じられない気力と執念深さでもってニィロウへ刃を叩きつけてきたのだ。注意を彼女に向けていた空は咄嗟に彼女を庇えたが、その瞬間に垣間見た戦士の目から正気が失われているのが彼には見て取れた。
だが、それも一瞬のこと。
強烈な雷元素で感電させられながら、予想以上の怪力でニィロウごと吹き飛ばされた空は、運悪く高い滝のてっぺんから空中へ放り出されてしまった。体が痺れて空の翼も展開できないまま二人は滝壺へと落ち、大きな森と川を前にして仲間たちは彼らを見失ってしまった。
目を覚ました空が身体を起こそうとすると、身体に痛みが走りうめき声が漏れた。
「ダメだよ。動かないで」
ニィロウが彼の腕に触れ、安心させるように上から覗き込んできた。その長く美しい髪が濡れて頬や額に張り付いているのを見て、自分がどうしてこうなっているのかを空は思い出した。
彼が寝ているのは狭い洞窟で、近くでは何かが燃えて焚き火になっている。その温かさが心地よく、ニィロウといっしょに自分もびしょ濡れになっているのがわかった。
「私が見た限り、骨折やひどい外傷はなかったけど、でも……」
「うん。手足の感覚はしっかりあるし、ひどい痛みも、痺れもない。たぶん大丈夫かな。ニィロウは?」
「私も大丈夫。ありがとう。……ごめんね」
「ニィロウの謝ることじゃないよ」
庇ったことに対するごめんだと空は思ったのだが、彼女は首を横に振った。
「あの人があんなに凶暴だったのは、たぶん、私のせいなんだ。私の舞が、えと……魅入らせるための物になってたから」
「? 新しい戦い方を試したって事?」
「違うの。私の気持ちが踊りに載っちゃった、というか……」
目をそらすニィロウの表情に、なぜかドキリとさせられながら空は静かに次の言葉を待った。しばらく続いた無言のあと、娘はゆっくり口を開く。
「あの、ひどい目にあわせちゃって、嘘はつきたくないから……その、言うね」
「うん」
「私の踊りを見て欲しい人がいて、もっと言えば、私を見てほしくて、踊りが、踊りが……」
言葉を探している娘の顔が耳まで赤くなっていくのを旅人は見つめている。
「男の人の目を奪うものになったから。誘惑するものになってたから」
空の目をニィロウはまっすぐ見つめた。
「旅人に見てほしかったんだ。私を」
今ではニィロウだけではなく、空の顔も赤く染まっている。そしてそれは娘にも伝わっていて、お互いに意識をしているのだとわかった。
ニィロウは旅人から離れ、少し離れた場所に座り直した。火にくべられた木とキノコが時どき爆ぜる音だけが洞窟に響く。
「ニィロウ。今更だけど……ここは?」
空の疑問にニィロウが説明をする。
二人はアランナラの夢の世界に逃れていた。川から空を伴って這い上がれたニィロウだったが、彼は意識を失い、しかも辺りが魔物だらけだったことに戦慄した。そのままだと仲間を待つこともできそうにない状況でも彼女は諦めず、やがて空が身に付けたままの竪琴を見つけた。
幸運にも助けられ、命からがらなんとか小さな夢の洞窟へ逃れることのできたニィロウは剣に収まっていた点火具で火を起こし、空が目覚めるのを待っていたというわけだ。
「ありがとう」
「うん」
ニィロウが話している間に身体を起こした空の感謝にも娘は俯いたままだ。そこからは、どちらともなく気まずそうにして言葉を失っている。そのくせチラチラとお互いが盗み見しあい、目が合うと逸らしてしまう。
命の危機とそこから助かった安堵。さらに異性として二人きりになっている自覚。二人とも追い詰められたように慕情が高まっていくのを抑えることができず、焚き火と同じように感情が燃え上がっていった。
身体が乾くよりは速く、じりじりと、どちらともなく身体が近づいていった。口に出さなくても同じ思いを抱いているのがわかって、それが嬉しくて。
「……」
「……」
目が合っても逃げず、見つめあうようになった男女は、肩が触れ合うかどうかといった距離まで近寄っていた。
パチッ……!
火の粉が散り、それを浴びてしまった指が反射的に動いた先で相手と触れて。
「っ……」
「……!」
逃げて、追って、絡んで。睫毛の先が見てわかるほど近づいた二人の顔には、もう熱に浮かされて戸惑っているような表情しかない。
「ニィロウ……」
「う……ちゅ……ちゅっ」
唇と唇が重ねられたとき、なによりもその柔らかさに驚く気持ちが空の心に浮かんでいた。ぐちゃぐちゃのままになっている種々の感情が整理できない事もあったが、男ではない女の身体に驚嘆し、素直にのめり込んでいく。
「ちゅ……んちゅ……あ、ふぁ……」
歯がぶつかるほど強くはないが、情熱的に唇をついばんでくる男にニィロウは翻弄された。喜びが胸に溢れ、娘も貪るように相手の唇を吸っていく。
「んちゅ、ふみゅっ……あむ、ちゅ……。こんな、こんなに……。っちゅ……んぅっ。ふぅ、ふぅ……あむ……んっ…」
息苦しくなって酸素を求め、薄く開いた男の口が擦り寄ってくるニィロウの紅唇を咥えてしまうと、もどかしげにそのまま柔く食んでいく。この動きに娘も同調していくと、やがて互いの唇の凹凸をぴったり合わせていくような、首を傾げ合っての摺り合わせに発展していった。
「はふ、あむ……あむ、ちゅっ♡ あむ、んんぅ、んむ♡ ちゅっ♡」
キスというよりも口を使って相手の口を食べる形になり、触覚の敏感な唇をすり合わせることで男女はますます興奮していった。そして、ぱかりと大口を開けてくっつけ合っている事にニィロウが気づいてしまう。
(これ……これ、舌を入れてもいいんだよね……?)
年頃や環境のためもあり、性に対して彼女は無知ではない。男女の喜び方、もしくは喜ばせ方もそれなりに聞き知っている娘は、いま自分の目の前で絶好の機会が生まれたのを知った。
何より、ニィロウは旅人を喜ばせたいと思っている。
にゅる、と相手の口腔に挿し込まれた娘の舌が中空をおずおずと進み、不意に空の舌とぶつかった。
「っ!?」
「ふぁっ……!」
ぬるりとした温かい感触に男の体がびくりと震え、その大きすぎる反応にニィロウは慌てた。手慣れた者であれば唇なり歯を舐めて予告したのだろうが、初めての二人には無理な相談だった。
(い、嫌だったかな。聞いてからやればよかったの……?)
失敗したと思いこんだニィロウは舌を戻しかけ……それを追ってきた空の舌が力強く、性急にぬるい筋肉を絡み合わせてきた。
「んむ……!? あむ、ちゅぱぁ……♡ んっ♡ んちゅ♡ ちゅるちゅる♡ んっ♡ ちゅ♡ ちゅぱぁ♡ れろれろれろ……♡ んんぅ~~♡」
粘膜のこすり合いは脳を茹だらせるような快感で、渇いた者が水でも飲むようにして繰り返され、若い二人は夢中になって吸いついた。
空は我慢していたのだ。食べ合うようなキスの中で、ぽっかりと開けられたニィロウの口内から漂ってくる彼女の香りに酔ってしまい、すぐにでも舌を踊り込ませたかった。しかし性欲のまま蹂躙するのはためらわれ、なんとか耐えていた彼の理性を娘の方から突き崩してしまった。
「れろ♡ っちゅ、ちゅ♡ あむ、ちゅぶ……んむ…ちゅる♡ ぷは……ベロの付け根、そんなに舐めたら、くすぐったい……♡ ひあ……♡ ちゅむ、んちゅ♡ んぅっ♡ ちゅぅ~~~……んっ♡」
うねるようにして男の舌がニィロウのぬくい粘膜をかき混ぜていく。唾液が混じり合い、それをこくりと娘が飲み下すと胃がじわりと揺れてしまい、下腹部の何かが熱で満たされていくようだった。
「んっ。ちゅくっちゅくっ♡ こく、こく、こくん……。ふみゅっ……♡」
「ニィロウ……」
「うん……うんっ……♡」
まだ湿っている前髪を掻きわけながら、男の子の手がニィロウの頭を優しく掴むと、引き寄せて口づけを深くした。
「あっ……待っ……♡ んむぅ~♡ んっ♡ れろ、れろれろぉ……。ちゅ、はむ♡ んっ♡ んっ♡ ふはっ♡」
唇に唾液が塗りたくられてお互いの口許はびちょびちょだ。頭の奥までニィロウの唾液の匂いでいっぱいになった空は、鼻息を荒くしながら娘の舌の先っぽや裏側までしゃぶりつくしていく。
そして自然とニィロウを抱き寄せて腰に手を回した時、彼女からもくっ付いてきたために硬くなったペニスが娘の柔肌をぎゅっと圧してしまった。
「はむ……ちゅくっ♡ はふ、はみゅ♡ れりょ……っ!? きゃっ! あ……ごめんね」
急に金属を押しつけられたと思って反射的に身を引いたニィロウはそのまま口を離してしまう。それが空の勃起したモノだとすばやく理解はしたが、どうにも戸惑い、ドキドキしてしまって男の股間を見つめてしまった。
空の目はニィロウの唇に吸い寄せられている。口許まで唾液でてらてらと光った娘の唇はいやらしく、粘っこい液体が自分の口と糸の橋まで掛けている。そのくせ、恥ずかしそうにしながら男の股から目を離せないでいる彼女の様子が男の心のなかで噛み合わず、ギャップを生んで獣欲を沸騰させた。
「見たい?」
だから、普段ならやらないような破廉恥な行動に空が移ったのも仕方のないことだろう。
「え?」
「見るよね。俺の」
「えっ……なに、を?」
娘の頭を掴んだまま、もう片方の手で器用に空はズボンと下着をずらし、窮屈だったペニスを解き放った。
「わ……!」
ぼるんっと飛び出してきたような気さえする、天を向いた雄々しい男性器を見てニィロウは小さく声を漏らし、息を呑んだ。
(大きい……。震えてる。こんなに、こんなになるんだ……)
呼吸の度に揺れる肉の小さな傾きさえも珍しげに見入るニィロウをかわいいと思う空だったが、今は先に進みたかった。
「触ってみる?」
空の優しい声とその内容が食い違っているように思えて、きょとんとニィロウは彼の顔を見た。
「えと……?」
「触って」
「あっ……」
片手を恋人つなぎで結ばれて、娘の掌が少し汗ばむ。そこに加えてニィロウの頭を支える手でやんわりと愛撫をしたものだから、彼女はポーッとしたあと、拗ねた色を瞳に浮かべた。
「そういうやり方するんだ……」
ニィロウが何かをつぶやく。旅人の記憶によれば、それは物語に残る色男か漁色家の名前だった。このやり取りで男の分別がまた一つ壊されてしまい、もどかしげに空はキスをした。
「はむ……っ!? や、待っ……!♡ れろ、あむっ♡ ちゅむ、ちゅっ、ちゅっ♡ ちゅぅ~……れろれろ♡ っちゅ、ちゅっ♡ ちゅる♡ちゅる♡ちゅる♡」
涎を舐め取るように口辺を襲う空の舌を、情熱的に娘は受け入れる。そうしてキスに熱中しているニィロウの掌が、そっと男根まで運ばれて握らされた。
「ふぅ……!? ちゅむ、ちゅ、ちゅ……♡」
戸惑うニィロウに、空はなだめるような優しいキスを降らせる。外側を男の掌で包まれている細い指にピッタリと握られて、初々しく勃起するチンポが脈打っていた。
(硬いのと……熱い……。大きい。心臓とおなじで……とくん、とくんって。これが男の人の、なんだ。空の……)
自分の心臓がより強く鳴ったのがニィロウにはわかった。空を気持ちよくしてあげたい。娘は掌を動かし、雄棒の表面だけをひとさすりした。
「っ……」
腰にぞわぞわと新しい快楽が走った空のキスが止まる。ニィロウは口を離し、好きな男の子と真正面から向き合った。
(教えて)
言葉には出さずに表情だけで伝えてくるニィロウの求めに、空もまた声に出さずに応えた。上気したお互いの顔をじっと見つめながら、二人の重ねられた手のひらが肉棒をいじっていく。
しゅり、しゅり……。
男の手ほどきを受けながら、もどかしく優しいだけの手コキをするニィロウの湿った息が空の顔にかかる。その熱さと、自分のモノを擦っている娘の手の小ささが、彼の背筋にゾクゾクとした興奮を加えていく。自分の手指よりひと回りもちっちゃくて柔らかな手が、自分しか触ったことのない生殖器をいじる背徳感。
抑えきれなくなった空は、口先だけが当たるキスをニィロウに与えた。
「ん……ちゅ……ちゅ。はふ……ちゅっ……」
触れるだけのキスを不定期に繰り返しながら、男から気持ちいい方法を娘は教わっていった。竿を上下する時は思っていたよりも強く。全体を流すようにシゴいたり、一部を集中的に刺激してみる。
どこかで聞いた、先っぽを撫でると男の人は気持ちがいいというのを不意に思い出したニィロウが掌で亀頭の部分をくるんだ。ひねるようにゆっくり擦り上げると空がうめく。
(どう?)
宝石のような瞳で問いかけてくる娘の瞳を見返してから、男は短くキスを返した。
(気持ちよかったんだ。ちゃんと良くなってくれる。……嬉しい)
男根の気持ちいいところを探そうと高揚したニィロウの手指が大胆に絡む。先端から根元までじわじわと、熱心に奉仕を模索していると鈴口に溜まっていた先走りがあふれ、摩擦していた部分に塗り拡げられていった。
感触が変わったことでニィロウが動きを中断する。
「あ……。これ……?」
「男も、その……濡れるんだ」
「そうなんだ」
色も粘りもヨダレみたいだ。娘はそう考えると先程のねちっこいキスを思い出して喉を鳴らし、棒コキをゆっくり再開していった。ぬちゅぬちゅと滑り、力を入れにくくなった上下運動は自然と不安定で速いものとなり、空の射精欲を渦巻かせていく。
「ん……♡ んっ……♡ ちゅっ♡ ちゅ……ちゅむちゅ……♡ はむっ、んっ……んむぅ♡ はぁ……♡ ぢゅる、ぢゅ……♡ ちゅるちゅぅ~~……♡♡ あむっ♡♡ れろれろ♡♡ あふ♡」
軽いキスは再び深いものになり、若い肉体がぴったり寄り添って二つの心音が重なっていく。陰嚢の中で煮立ってきた子種の熱さを、空は押し留めきれなくなってきていた。ニィロウと一緒に肉棒をシゴいていた手が、彼女の秘裂を目指してパンツに潜りこむ。
「んふ……っ! えっ!? あ、あ……ちゅむ♡」
空とニィロウは座ったまま抱き合い、お互いの性器をいじりあう格好になっている。ニィロウの割れ目を空の指が探り当てると、ぴったりと閉じているのが分かった。ぷにぷにとした可愛らしい肉の土手にゆっくり指先を沈め、奥から溢れてきた熱い汁を塗りたくってやる。
「んちゅ、ちゅ、ふぁ……♡ んっ♡ んっ♡ そこ、私、垂れて……濡らして……っ!」
ちゅぷちゅぷと入り口だけをかき混ぜるような男の指の動きは単純ながら十分に気持ちよく、ニィロウの腰が無意識に揺れる。ねだるような身振りのせいで指先がクリトリスのあたりをかすめた瞬間、彼女の身体は小さく跳ねた。
「んぅ~~っ!♡ んぅ……っ♡ んゅ♡ ふっ、んむ、くちゅ、ちゅぷ♡♡」
甘イキしたニィロウの口内に分泌された唾液を舌で掻き集めて空が飲み下すと、チンポが限界近くまで突っ張っていく。
ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく……!
ニィロウの手コキ動作が大きく、早くなる。懸命に手を滑らせながら舌を交差させ、少しでも男の子に気持ちよくなってもらおうとする彼女の姿に、空は強烈な昂ぶりを覚えた。快感の痺れが増していく中で、彼女の花核をきゅっと、痛くないように男が絞ってやる。
「んむ、むぅぅ~~♡ ふっ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅうぅ~~っ♡」
がくがくと細かい震えを走らせながらもニィロウは手淫を緩めない。昂ぶっているのは彼女も同じなのだ。それまで空の身体に添えられていた方の手が、パンパンになった亀頭を包んでひねりを加えた。
「うぁ……!」
「ふっ♡ んうっ♡ ふっ♡ ちゅる♡ ちゅぶ♡ ちゅる♡ちゅる♡ちゅる♡♡」
お互いに性器への刺激が強められていく中で、空は自分の腰の奥で射精欲求が高まりきったのを知った。尿道の一番奥で、何かが漏れる。
吐精のための硬直を敏感に察知したニィロウは、ここぞとばかりに激しくペニスをしごいた。
「っ……! っっっ!!」
「ふぅ!? んむ、ぷふぅ……!♡ ちゅうぅぅ~~~……♡♡♡♡ ちゅるぅ……♡♡」
ガチガチになった肉棒の先から噴射と言っていい勢いで白い液体が飛び出し、ニィロウのお腹に直撃していく。びしゃびしゃと撒き散らかされた大量の粘っこい液は湯気が立ちそうなほど熱く、口を啜られながらニィロウはうめいた。
「ふぅ……♡ うぁ……♡ うぅ♡ ふぅ……ん♡」
薄衣の腰巻きにまで精液を染み込ませたところでようやく空の射精は止まり、ニィロウの手の中で男性器が硬さをゆっくりと失っていく。ペロペロと舌先だけのゆったりとしたディープキスを行っていた二人は、やがて名残惜しそうに口を離した。
「気持ちよかった……?」
とろんとした顔で聞いてくるニィロウに、空は頬ずりしてやった。
「すごかった。ありがとう」
「うん」
ほっとして緩んだ顔をしたニィロウだったが、見つめ合ううちにその瞳は再び潤んでいく。空も自分の中で肉の欲求が再び高まっていくのを感じていた。
「もっとしたい。ニィロウ」
「……わかった。ううん、違うね」
空の唇を小さな舌がぺろりと舐める。
「私もだよ。空」
燃料を追加された焚き火が、再び不安定な炎を上げてゆらゆらと光を放っている。
お互いに昇りつめるまで性器を愛撫した二人だったがそれで満足するわけもない。裸になって座ったまま正面から抱き合い、飽くことなくキスを貪る。脱ぎ捨てられた服は洞窟の隅へ投げられるようにして置かれ、彼らの余裕の無さを現しているようだった。
舌を突き合わせて、重ね、結び、歯茎の裏から根元まで舐め尽くしながら、準備のできた股間を相手の肌に押しつける。火照った身体を密着させるだけで二人はうっとりとしてしまい、汗のぬめりも手伝って動いてしまうのを止められない。
「ちゅぅ~♡ ちゅっ……ぅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ぷは……♡ んぅっ♡ えろ、れろれろ♡」
合わせた口を離した時にはどちらとも知れない唾液の糸が引き、千切れて消えるまえにまたもや口腔の粘膜を混ぜはじめてしまう。そうして先に我慢のできなくなった空が、ニィロウを抱きしめながら仰向けに倒れた。
「わ……! あ……。もしかして、押しすぎちゃった……? ご、ごめんね」
「違うよ。俺がこうしたかったから」
「そうなんだ……? あっ」
背中を優しく包んでくる男の腕とは裏腹に、お腹に当たって押し上げてくるチンポの存在感にニィロウは言葉を呑んだ。ぴったりと重なった胸と腹部の間で、バキバキにそそり起ったそこからは原始的な熱と硬さが彼女の身体に伝わってくる。焚き火の熱とも違う、もっと人間の、オスの、空の生み出す熱気だ。
鼓動とは別の、グイッ、グイッと押しつけてくる動きは男がわざとやっているのだろう。先程の精液をぬぐってキレイにしたお腹に熱い先走りを塗られると、腰の奥がネットリと疼いてくるのをニィロウはどうしもようもなかった。息がかかるほど近くで、期待と好意が混ざりあった視線をかわす二人の呼吸が勝手に浅く、速くなっていく。
朱がさしてポーっとしたニィロウ顔はいやらしく、それでいて普段よりかわいく見える。翠にも碧にも見える瞳のゆらめきが、女として期待しているのを空は見た。
「きゃ……!♡」
(おしり、いきなり……♡ 私のおしり、全部包まれちゃってる。やっぱり、空の手……大きいんだ)
ぐい、とニィロウの臀部を鷲掴みにした空は、お尻ごと身体を引き寄せて顔を近づけるようにスライドさせる。その力強い手のひらの大きさに男性としての部分を感じて、娘の心臓がキュンと鳴った。
またキスするんだ、というニィロウの予想はしかし外れて、きゅっと締まって形のいい桃尻にますます空の指が沈み込んでいく。熟れるにはまだ青いと言っていいはずのそこはすでに女としての柔らかさにあふれていて、すこし力を入れるだけで濡れた肌が指にまとわりついていく。
「っ……♡♡」
丹念に珠尻を楽しむ空の目前で、ニィロウは恥ずかしそうに眉をしならせている。ぐにぐにと回すような手つきで少し乱暴に揉み回されると、お腹の中から愛液が押し出されて漏らしてしまいそうだった。
自分の想像に焦るのも束の間、お腹へ当っていた硬いものがなくなっている事にニィロウはようやく気づいた。同時に、鷲掴みにされていた尻肉が大きく左右に割り開かれる。
「ふぁ……!? あ……! 空、だめだよ! ねぇ……! だめ……」
実際には大して開脚したわけではないのだが、ニィロウの主観だとぱっくりと大股を開いたくらいの感覚だ。誰かの視線があるわけではないが、さすがに秘部を隠さずにいるのは羞恥を覚えた。小さく抵抗して狭まろうとする内股を押し留めながら、空はさっきとは逆の方向に、娘の身体を脚側へ戻すようにじりじりと動かしていく。
くちゅ……。
「っ……。あ……」
花唇に亀頭があてがわれ、体を震わせたニィロウはようやく空の意図を理解した。今の大きな水音が、期待していた自分の肉体が喜んで鳴らしてしまったのだということも。ゆっくりと、ゆっくりとぬくい肉を目掛けてチンポの先端が進み、淫花とはじめて触れ合う。
「んぅ♡ ちゅぅ……♡ はむ……♡ ちゅ」
男の口の中へ娘が舌を滑りこませてきた。舌同士を結ぶようにするニィロウの動きはなにかに耐えようと準備しているようで、今の彼女は口での交わりが一番安心できるのだろう。しっかりと密着させた胸や、しがみつく指先がいじらしかった。
空の太い先端がニィロウの入り口を広げ、膣肉を掻き分けて潜っていく。
「んぃ……! んぅ! んうぅぅう~~!」
強ばるニィロウのベロをあやすように舐めさすりながら、押し込むようにして空は膣筒の中を進んでいく。身体に爪を立てられても平気だったし、もし舌を噛まれたとしても構わなかった。ぬるぬるとした狭い穴の感触を楽しむ事に若干の気後れを覚え、しかし未体験の快感に下腹部を酔わせながら、初めての証である膜を貫く。
奥から溢れてきた花蜜に包まれ、にゅるりと挿入を導かれながら、空は自分のものを完全に胎内へ収めてしまった。
「ん……!? っ~~~~!」
全身を硬直させたニィロウが、ゆっくりと体の力を抜こうとしているのが空にも伝わった。ぽろりと娘の涙が自分の頬にこぼれるのを感じながら、舌で、腕で、脚で男は相手を慰めてやる。
ニィロウは空の首筋に腕を回してしがみついた。腰を動かさずしばらく抱きしめあい、お互いが落ち着くのを待って接吻を愉しむ。
「んぅっ♡ ちゅぅ~♡ ちゅむ♡ ちゅぱぁ♡ っちゅ、んむ……♡ えろ、れろ♡ ふみゅっ……♡」
自分の中に入ったままの男根を意識できるようになると、切なさで股間の奥がキュンとなるのをニィロウは止められなかった。それは空も同じで、熱い蜜肉が遠慮がちに吸いつきはじめており、たまらぬ快楽を与えてくる。
ゆさり、と男の腰がひと揺すりされて肉と肉が擦れ合った。
「……♡」
ニィロウが応えるように尻を振ると腟内が揺れ、熱い粘膜がまとわりついていく。その刺激を皮切りにして空はピストンを開始した。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ……!
上にニィロウを乗せているため激しく動けない姿勢ではあったが、じっくり味わう事のできる刺激がちょうどよく、二人はすぐさま陶然と酔っていった。
「あっ♡ あっ♡ お腹、ジンジンして、あったかい……っ♡ 空は?♡ いい……?♡」
「気持ち、良いよ……っ。ニィロウのなか、にゅるにゅるで、つぶつぶしてて、すごい……っ」
「んっ♡ そうなんだ♡ あっ♡ あっ♡ きもちい……っ♡ いたいけど、きもちぃ……っ♡ 空が気持ちいいっ……っ♡♡」
言葉がうまく紡げずにいるニィロウの可愛らしさにチンポに熱が流れ込み、硬度を増して淫花をほじくっていく。
「ひゃっ♡ そこ、そこコリコリ♡ トン、トンって♡ そのリズムで、だめっ♡♡ あっ♡ あっ♡」
突き上げにあわせて腰を動かすのに夢中なせいで、娘は自分から弱点を教えてしまっていることに気づいていないようだった。
瞼の裏で広がっていく快感の火花によってどんどん余裕を失いながらも、好きな少女のために空は小刻みにぱんぱんっと突いてやった。接合部から先走りと愛液が掻き出されて陰毛をぐしょぐしょに濡らし、陰嚢まで垂れてべとべとにしていく。
「はっ♡ あーっ♡ それっ♡ 前側を、そうやって、だめだよ……♡ ずっと、そこを、ズリズリっ♡ あつい♡ お腹、あついっ♡♡」
「ニィロウ……ニィロウ……!」
責め続けられたせいで娘のイイところは陰茎に馴染んで開花しつつあったが、ホカホカの膣襞に包まれながら搾られてきた空はもう限界だった。粒立った肉洞を休まずにほじったせいで、射精欲がマグマのようになって肛門の奥あたりで煮立っている。
「出る、出る……!」
「? でる……?」
女の尻肉に指が埋没し、膣奥まで肉根がねじ込まれていく。遅れて空が射精するのだと気づいたニィロウが、ふわりと笑いながら腰を彼に押し付けてやった。
「いいよ♡ いっぱい気持ちよくなってね……♡」
きゅうぅ……と腟穴が締まり、降りてきた子宮口がためらいがちに亀頭へ触れてから、やさしく吸い付いた。そんな所をキスされるとは思っていなかった空が絹のような柔らかさに腰を震わせると、砕けるような快感と共に達してしまい、精液を娘に叩きつけた。
「っっっ~~!!!」
「んぅ……♡ 今度はお腹の中が、熱い……♡ あつぅ……♡ すごいね♡ えへへ……♡」
甘い痺れが脳内を真っ白にしていきながら、空は大量の白濁を注ぎ込んでいく。粘っこいアツアツの子種が子宮を波立たせて満ちていき、受け止めきれなかった分は接合部から溢れ出すと、ドロドロと洞窟の地面まで流れていった。
空が絶頂の引き潮を堪能する一方で、精気たっぷりの雄チンポがまだ脈打っているのを感じたニィロウは幸福感に身を震わせていた。
(私を見て、私で気持ちよくなってくれた。私の、好きな人が。……まだおちんちん、おっきいんだ)
男に求められる悦びに身体が歓喜し、膣口がきゅっとすぼまる。
「ん……♡」
膣内に出された精を膣奥が飲み干していく感覚にニィロウは儚げな声を上げ、その心地よさに目を閉じた。
やがて落ち着いたと思った矢先、ニィロウはぐっと強く抱きしめられ、そのままピストン運動が再開されていく。
「ふぇ……? あ……♡ んぅ♡ あっ♡」
空らしからぬ性急さだったが、今のニィロウには頼もしく思えた。燻っていた彼女の官能もすぐに燃えはじめたが、食べたりないとばかりにがっついて動きはじめてしまった空は恥ずかしそうに目を逸らした。
「ごめん……」
「なんで謝るの? 私、イヤじゃないよ」
それに、とニィロウは口づけを降らせてから言った。
「私、もうあなたの女なんだから。全部あげるね」
「……っ!」
ビキビキと雄肉の内圧が高まっていく。空の中で、必ずこの子を、このメスを手に入れたいという欲望が生まれた。
ぱちゅんっ♡ どちゅんっ♡ ずぷぷぅっ♡
「あっ♡ 激し……♡ おっきくなってきた♡ すごく、強い、つよぃっ♡ 空……きもちいいよ♡ そらっ♡」
この期に及んでもニィロウの声は優しげで、少し舌っ足らずで……そのくせ内容は淫らだ。長い赤髪がゆさゆさと奔放に振り乱れ、汗が舞い踊って甘酸っぱい匂いを撒き散らす。空のかたちを覚えようとメス肉は絶え間ない締め付けを繰り返していて、結合部からは重く粘ついた音が耳を打ってくる。
全部が欲しい。乳首と乳首をこすり合わせ、肉襞をかき混ぜ、指いっぱいに雌尻を持て余して腰を振っても、なお空は貪るのを止めなかった。
「ぐちゅ♡ はぁ♡ ちゅぅ♡ ちゅる♡ べろべろ♡ ねぇ、食べてるみたいだよ♡ 私は料理なのかな?♡ あは♡ べろ♡ へぅ……ぢゅぷ♡ ちゅぽ♡ ぐちゅぐちゅ♡ ちゅぅ♡ ちゅうぅぅ~~♡♡」
舌を絡ませて応えてくれるニィロウを思うと、ますます彼女の身体に空はのめりこんでいきそうだった。
ニィロウもまた脳がはちきれそうなほど幸せになっている。肉体の動きや人の感情に敏感な彼女が、好きな男から心身ともに真正面から求められて正気でいられるはずがない。舌を吸い上げられ、唾液を舐め取るように舌先が口腔をなぞると、ニィロウの瞳が恋に染まっていく。
「ひぅ……♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ちゅむ♡ ちゅぽぉ♡ 溶ける♡ とけ、りゅ……♡ あっ♡ あっ♡」
腰を引き寄せて最奥を穿ち、肉茎が抜けるギリギリまで抜いてから戻していく。ただ長く前後させるだけで腰がなくなってしまいそうなほど空は気持ち良くなり、背骨に疼痛のような快感が走りっぱなしになる。
鼠径部あたりに特有のせつなさが走り、昇りつめはじめたのが彼にはわかった。もう降りられない。
「あっ♡ んぅ♡ また、またっ♡ 大きい、そらの、おちんちん♡ おちんちんが大きくっ♡」
「っ……! ……? ニィロウ……え……?」
「ふぁ?♡ ぇ……? あっ……! や……!」
ニィロウの口にした『おちんちん』という言葉に二人が呆然とする。性器をこすり合わせることは止められず粘っこい水音は鳴り止まなかったが、だんだんとニィロウは思い出していった。先程まで男に貫かれ、夢中だった最中に気持ちのいいモノを言葉にしてしまった。
「ニィロウ……っ!!」
「んっ♡ あんっ♡ んっは♡ あっ♡ あっ♡ はぁ♡ ぉお♡」
肉杭が灼けた鉄のように燃え上がっていくのを娘は体感させられた。
(興奮、したんだ……♡)
長ストロークで膣奥をとんとんと愛され、子宮口をくちゅくちゅと小刻みにいじめられて、カリで雌膣を引っ掛けるようにこそがれて。
「おちんちん、すごいね……♡」
「っ……! また……! はぁっ……!」
「おちんちん、おちんちん♡ はっ♡はっ♡はっ♡ あひ♡♡ あっ♡♡ あぁっ♡♡ ~~~っ♡♡」
恥じらいながら、それでも空が悦ぶと知って『おちんちん』と口に出すニィロウの、汗に濡れた笑顔を見て空の腰の奥で子種が漏れた。
「ニィロウ……! この……!」
「んっ♡ あっ♡ ああああっ♡♡ んぃ♡ はあっ♡ そら♡ すごいよ♡ あっ♡あっ♡あっ♡」
激しく恥骨を打ち鳴らされて無意識にニィロウの腰が浮かんでいくが、それをがっちりと空の腕がつかんでいるために逃げられない。
ズポズポとチンポが出入りして、結合部から生殖液のミックスが撒き散らされていく。
「好きだ、好きだ、ニィロウ! 好きだ……ぁ!」
「わ、私も♡ あっ♡ あ゛~~っ♡ あっ♡ すき♡♡ 好き♡♡ しゅき♡♡ 大好き♡♡」
雌穴がキュンキュンと痙攣し、オスを強く包みながら搾っていく。降りてきた子宮口にグリグリと亀頭をこすりつけると、涙目になりながらニィロウが白い喉を反らせた。
鼠径部と太ももを緊張させて、最後のひとしごきのためにニィロウのメス肉は全身を使って空を締めつけた。
ぴったりと吸い付いた子壺が鈴口と熱烈なキスを交わすと、ありったけの精液が尿道を流れはじめる。
「っぁ……! 出る! ニィロウ……っ!」
「うん♡ わたしも……♡ あっ♡ もう、なかが……♡♡ なか、そこまで♡ んっ♡ あっ♡あっ♡あっ♡」
「うぁぁぁぁ!!!」
「はぁ♡♡ はぁ、あっ♡♡ んぃ♡♡ ぅぁ♡♡ あっ♡あっ♡あっ♡ あ♡♡ あっっっ~~~~~……♡♡♡♡」
ドプドプと吐き出されていく熱い飛沫を受け止め、総身をビクつかせながらニィロウは腰をうねらせた。肉がわなないて妖しく吸い上げてくる膣路のなかを、濃くてたっぷりとした遺伝子があぶくを作りながら噴きかけられていく。ぴちぴちとした精の熱塊を子壷で飲み干しながら、お腹の中で跳ねる生殖の熱に娘の肌が泡立った。
「ああ……♡♡ そらっ♡♡ そら♡♡ そら……ぁ♡♡♡」
「うぁ……。ニィロウ、まだ吸って……!」
「うんっ……飲む♡ ぜんぶ……♡ そら、の♡」
娘のへその下をじんわりとさせる長い吐露が終わっても、ニィロウの顔はふにゃふにゃのままだ。甘えるように頬を寄せてきた彼女の耳を空が舐めてやる。
「んぅ……くすぐったいよ。きゃ! ……もう♡」
熱狂の波が遠くまで引くと、二人はじゃれ合い、言葉をかけあって楽しんでいた。やがて、唇をちろちろと舌でなぞりだす。遊びの延長線上であり、その時はまだ無邪気な笑い声を上げていた。
だが舌先と舌先が出会い、それを吸うようになってくると、繋がったままの結合部からねとねとした汁音が聞こえはじめる。空の指が背中をなぞりあげていくのをゾクゾクと感じながら、甘酸っぱい啼き声をニィロウは洞窟に響かせた。
その後、二人は仲間たちと合流した。長時間離れていた空とニィロウをずっと心配して探していた彼らだったが、ひとまず大きな怪我がないことに安堵し、パイモンを筆頭に皆で喜んだ。
とは言え、川の流れの中で失った腰巻きの代わりにありあわせの布を身につけているニィロウは本調子ではないらしい。一人で避難場所の確保までやってのけたのだから心身共に疲れたのだろう。見よ、歩き方すらぎこちないではないか。
仲間たちから親切にされ、まるで家族のように街まで丁重に扱われたニィロウはその日、妙に気恥ずかしそうだったということだ。
読了ありがとうございました。
この話のオマケ(約2900字)をFANBOXで公開中ですので、よろしければ御覧ください。
『傷心しているニィロウがマッサージからキメセクされる話 +身体が覚えている対面座位』
( https://c-rithul-hu.fanbox.cc/posts/4626950 )