ニィロウは充実していた。
悩みを解消し旅にも慣れてしまえば、そこに広がる視野のなんと鮮やかなことだろう。初めて見る風景や人々の暮らしはもちろんのこと、彼女が一番心動かされたのはやはり各地の芸能に関することだった。
モンドの詩歌や璃月のロック、稲妻の花火など、創作と鑑賞のなんと奥深いことか。なによりもそれらに精通した人間が旅に同行することもあり、ニィロウは幼子のように他文化の精髄を楽しんでいった。
特に嬉しかったのはやはり舞踊に関する事で、素人だとはにかむ神里綾華の舞はため息が出るほど美しかったし、雲菫の歌劇はその場のすべてをスメールに持って帰りたいほど衝撃的だった。
それらの経験を元に、ズバイルシアターでニィロウは試行錯誤を繰り返していく。
自分のできること。劇場内で共有してみたいこと。提案と失敗。アレンジと成功。活き活きとする踊り子を見て、旅への同行を留学のような形で受け取る人間も増えてきたのか、前よりも多く、長めにニィロウが地元を離れるようになっても応援してくれる者が次第に増えていった。
そしてこうなると、空と甘えあう時間も自然と増えていくというものだ。
この日も偶然生まれた二人きりの時間、こっそりと彼らは外で睦み合っていた。ただしいつもと違って少しばかりスリルのある場所で──スメールシティの物陰で、若い恋人たちは剥き出しの性器をいじり合っている。
ちゅく、ちゅく……。
水音が立ってきた花裂と、そこを這う男の子の指を意識しながらニィロウは素直に快感を味わい、その白く細い手で肉棒を細かく擦っている。たまらなくなってきた空の顔が寄せられると、嬉しそうに娘は唇で迎えに行き、キスを繋げて小さく啼いた。
「ちゅ♡ んぅっ♡ んちゅ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡」
狭い路地で身体を密着させてしまったのがマズかった。付近に宝があると目星をつけて街を探索をしていた二人は、どうやって入り込んだかわからないような建築群の死角でくっついてしまい、人目がないのを確認してしまうと、どちらともなく燃え上がってしまった。
舌先を絡めながら陰核を刺激してくる空の指使いはとても優しくてじれったいぐらいなのに、丸っこい雌尻に埋まる方の手つきは握り込んでくるように必死だ。
「ふぁ、あ……♡ んっ♡ んむ♡ おしり、もっと強くしても大丈夫だからね♡ あふ……♡ そうだよ、ぐにぐにっ、大丈夫……♡ ちゅぅ~♡ ちゅっ♡ あむ♡ ふみゅっ♡」
ニィロウは自分から尻を押しつけ、やさしく、やさしく空のペニスをしごいてやる。
心持ちが変わったためか、こうして少ない時間で性欲を解消するような行為にモヤモヤする事がなくなった彼女は、より献身的に快楽を分け与えるようになった。ベッドでとことんまで行えるならばそれが一番いいが、こうやって遊ぶように喜び合うのだって素敵なことだとニィロウは思えるようになったのだ。
こんな場所で重なり合うのは少しばかりやりすぎだ、と自覚してはいるのだけれども。
「いつもよりニィロウのここ、熱い気がする」
「空のもそうだよ。ね? わかる? こっちまで、すごくなってるんじゃない……?」
半脱ぎになった男のズボンと下着の中へ娘のお手々が両方突っ込まれていて、竿をしごき、玉袋を揉みまわすと空の喉が軽く仰け反る。負けじとメス肉の気持ちいい場所を弄られて細い身体を震わせるニィロウの目に、ふと空の手首に掛けられた自分のパンツが映った。
汚れるので抜いだのはいいが、さすがに埃だらけになっている辺りに置くのをためらわれた小さな布地を、深く考えずに自分の手首へと空は巻いた。昂りはじめていた二人は特に何も気づかずに行為を続けていったのだが、こうして見ると男の大きな腕にニィロウの下着がぶら下がっているのはどことなく淫らで、頑丈そうな手首や指も娘を視覚から興奮させていく。
「ん、ふ……♡」
ニィロウの小っちゃな指がカリ首のくびれに沿うよう輪っかを作り、しゅりしゅりと左右に回転する。
「う……!? ニィロウっ……それ……!」
「前に舐めてあげたら悦んでたの、ちゃんと覚えてるんだから……♡ これくらいでいい? 痛かったりしない?♡」
「うん……! これがいい……っ」
鈴口から垂れてきた透明な液が指のリングを濡らし、潤滑油の役割をはたして動きを滑らかにしてくれる。裏筋を爪先でなぞり、根本から搾るように指で押し上げると追加の汁をとろとろと溢れさせながら、腰を震わせて空は喜ぶのだった。その度にニィロウの手の中に納まったペニスがぶるんと跳ね、脈打つ。
「よさそうだね。いつイッてもいいから、ぁっ!?♡ んぃっ♡ あっ♡ 入っ……♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
花口へ指が挿し込まれ、そこを小さくかき混ぜられながら花芯をさすられたニィロウの膝から力が抜けかける。肩先で空にもたれて快感に耐えていると、肉穴のほうでは二本目の指が挿入されて中をほじくり返していった。
くちゅくちゅ♡ ぬぷ、ぬぷ……ぅ♡
「うぁ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁ♡ んっ♡ ひっ♡ んんぅ~~~♡♡」
やさしく金玉をマッサージしながら雄肉をこすっていくニィロウの瞼の裏で白い火花が散りはじめ、このまま好きな人とイッてしまいたい気持ちが強くなっていく。
それでも今日は、少しでもリードして空を射精させたい。スメールシティに居るという、この場所では自分がガイドするのだという無意識がニィロウを動かしたのかもしれない。
空の肩口から耳元まで首を伸ばすと、娘は言葉をささやいていった。
「おちんちん、膨らんできたね? もう出ちゃいそう?♡」
「……っ!?」
「あは♡ こうやって、私がおちんちんっていうと、空、硬くなるよね?♡ ほら♡ おしり、ぎゅぅぅ~~~って握ってるよ?♡ あっ♡ すごい……♡ まだ大きくできるんだ♡」
セックスを長く続けて頭がトロトロになってしまい、その勢いでエッチな言葉を口にすれば彼が喜ぶのはニィロウの知るところだったが、こうして前戯の途中で口にしたのは初めてだった。
そしてこの試みは想像以上に効果的なようで、興奮で乱雑になった男の指が根元まで突っ込まれ、肉壁と淫芽を押しつぶしてくる。
「んぅ♡ ふぅっ♡ んっ♡ んゅっ♡ ふふ♡ 私に先にイッてほしい? 乱暴だけど、優しく動かしてくれる空の指、好き♡ 大きくて、固い指で……」
雄チンポをしごきながら、かわいらしい囁きを続けるニィロウの頬が真っ赤になっていく。彼女もまた平気ではないのだ。恥ずかしい。
「……おまんこ、気持ちよくしてくれてるね♡ 好き♡ 好き♡ 好き♡」
「っ……!」
色めいた声音に刺激され、肉棒がガチガチになっていく。先のほうから根元まで丁寧に責めていきながら、睾丸をくにくにとニィロウは揉んでやる。
「おちんちん、もうぬるぬるだね♡ いつもの匂いもしてきた。ね? ガマンしなくていいよ♡ そのまま、私のおなかに向けて出そ?♡ 空の、熱いのを、えと、え……と。……っ。ぴゅ、ぴゅう……って、出そ?」
最後の方は羞恥のほうが勝ってしまい、歯切れの悪い言い方になってしまったニィロウだったが、そんな彼女が愛おしくなりすぎた空は思いきり彼女の背中を抱き寄せ、淫花の中身をくちゅくちゅと掻き回してやった。小さな穴をなぞり上げるように出し入れしてやると、ねちねち粘膜が鳴っていく。
「あっ♡ 空っ♡ おまん……あっ♡ 好きっ♡ 好き好き好きっ♡」
積極的に身体の熱さを味わいあう二人はすっかり出来上がっており、お互いの耳元で吐かれる息が甘く染まっていく。
「ニィロウ……ニィロウっ」
空は彼女のうなじに鼻を埋め、その髪の匂いを吸い込みつつ白いものを滲ませている。ニィロウの汗と体臭の混じった甘い香りはたやすくオスの脳を酔わせ、娘のつるつるした白い下腹部に亀頭を押し付けて腰をヘコつかせさえした。
「っひ♡ んっ、あっ♡ おちんちん、出そ?♡ 出そ?♡ ね?♡ 出して♡ 出して♡」
蜜まみれにされたメス膣から泡立った本気汁を垂らしながら、ニィロウはずっと男の耳元でささやいている。膨らんでせり出したクリトリスを転がされてしゃがみ込みそうになっても、彼女は空にしがみついてシゴきたててやった。
「っ! ニィロウ……俺……!」
「私も……っ!♡ いっしょ♡♡ いっしょに♡♡ そらっ♡♡ そらぁ♡♡」
「うぅぁ……! っ!!!!」
「出して♡♡ 出して出して出し……っ♡♡♡ んぅぅ~~♡♡♡ んくぅぅううぅぅ~~~~~!!!♡♡♡♡」
絶頂の瞬間にお互いの身体が小さく跳ね、支え合うようにして抱きついたまま性器を収縮させた二人が、小刻みに身を震わせていく。心地よい肉のわななきが腰から押し寄せ、歓びの声を噛み殺しながらせつなげに若者たちが生殖液を噴出させると、両脚を引きつらせて頬を寄せ合った。
発射された子種はニィロウの腹部にべっとりと蒔かれていて、絶頂が落ち着いてからペニスを娘がやわやわと握ってやると、尿道に残された滴がぴゅっと出てきた。メスの股間からも吹き出した潮が地面にいくつも水跡を作っており、余韻を長引かせるように花肉を優しくさする空の掌へ水たまりができてしまっている。
「ん……♡ んちゅ♡ ちゅ♡ れろ……っ♡ れろれろれろ……♡」
官能の波が引きはじめた頃にどちらからともなく、ゆっくりと、舌先だけを絡めるキスがはじまる。本当は深くまで口で繋がりたいが、そんなことをしてはすべてを我慢できなくなってしまう。
ペロペロと舌を舐め合っては離れていく軽いキスを繰り返し、甘えた声でおしゃべりをする二人の時間はもうしばらく続くことになる。後片付けが終わり、路地から出る直前になっても、生っちょろいキスとふざけ合うのを彼らは止めることはできなかった。
塵歌壺の中で仲間の誰かと一緒に談笑を楽しむというのは、ニィロウにとって特別珍しい体験ではなくなってきている。ただしそれが二人きりで、しかも相手がナヒーダとなれば話は別だ。
『美味しい飴を用意したわ。一緒にお茶を飲みましょう』
敬愛する草神にそう誘われてニィロウが断れるはずもなく、小さなテーブルを囲って二人だけの茶会が始まってしまった。旅にナヒーダが同行することは慣れてきたものの、面と向かって会話をするとどうしてもニィロウは少し緊張してしまう。今日もちょっとした世間話をしているだけなのに、娘はどこか硬いままだ。
こういう関係をほぐすために呼んでくださったのかな、とニィロウができるだけ肩の力を抜こうと試みていると、何かを考えている様子だったナヒーダが口を開いた。
「今から話すことは、まるで鳥に飛ぶのを止めろと言っているように聞こえるかもしれない。でもそうではなくて、射落としてくる猟師に注意してほしいという、私からのお願いよ。そのことを頭において聞いてちょうだい」
「は、はいっ」
彼女の独特な例えを飲み込めないままだったが、ニィロウは即答した。例えが理解できなくても、わかるように言葉にしてくれるのが草神様なのだ。
「私を連れ出してくれた貴方たちには本当に感謝しているし、近しい人間としていつでも気にかけている。特に空は旅人として各地を回り、いつもスメールにいるわけではないわ。だから彼が近くに、スメールシティにいるとどうしても動向が気になって、私の手が空いた時にふと様子を見る事が多いの」
ニィロウは頷いた。なんだか過分なことを言われた気もするが、それよりも後者についてだ。様子を見る、というのは、例えるなら部屋の中から窓を開くとすぐ相手が何をしてるか見物できる……ようなものらしい。おとぎ話でそんな鏡や池面が出てきたな、とニィロウはぼんやり考えていた。
ナヒーダの表情は平静なままだ。
「ごめんなさい。あなたと空の情事、見てしまったわ」
「…………えと」
ぽつり、と意味のない言葉を口にしてからしばらくすると、ニィロウの体から力が抜け、視線が机上のティーカップに固定される。それから燃えるように顔が赤く染まると、大ダメージを受けた遺跡機械のようにブルブルと全身が震えだした。
「すぐに視線を外したし、心の声や音には全く干渉していない。でも、そんなの信用できないわよね。私は怒られて当然よ。貴女のどんな言葉も決して軽蔑しないと誓うから、言いたいことをすべてぶつけてもらって構わない」
「あの……えと……」
ぐるぐると混乱した思考が収まるまでニィロウは言葉を探し続け、その間ずっとナヒーダは待ってくれていた。
ニィロウからすれば彼女に叩きつけるべき怒りなどないのだ。そもそも事故みたいなものだったし、時と場所を構わず盛っていたのは自分たちの方。ただ、とてつもなく恥ずかしくて、言うべき言葉が見つからない有様なのは承知してもらいたい。
その旨をたどたどしく伝えると、草神は娘に笑いかけた。
「許してくれてありがとう。優しい子ね」
「許すも何もありません。わ、私たちが、その、ああいう事を……!」
未だにカップから視線を外せないニィロウへ、ナヒーダが優しい声で告げる。
「愛し合うのは素晴らしいことよ。でもね、ああいった場所で突発的に行うのはどうしてかしら。スリルが欲しかったの?」
「あぅ」
「先ほど猟師を例えに出したから解ってくれたと思うのだけれど、危ないわ。肉体的にも、世間の目といった社会的な観点からも。もし行為に刺激が欲しいだけなら、そして私の声に耳を傾けてくれるのであれば、相談させてちょうだい。ニィロウ」
「あわわ……」
優しくうながされ、そしてニィロウが彼女を敬っていたために、ゆっくりとではあるが告白がされていった。通常の恋人のような時間の取り方ができず、少ない機会を逃さずに愛を交わそうとして、ああいった場所で身体を重ねてしまいがちだということを。
それに対してナヒーダは思慮深い提案をいくつか示し、そうやって応答を繰り返していくうちに話題も移り、いつしかそれはニィロウが初めて学ぶ、性生活のよき相談へと変化していった。
「空を喜ばせるために勉強がしたいのね」
「はい」
顔の火照りは止まらないものの、ナヒーダとしっかり顔を合わせられるようになったニィロウが小さく頷いた。彼女は耳学問だけの性技に限界が来ると感じており、どうにか手本のようなものを見つけたいと思うようになっていたのだ。
「確かにあまり人へ聞いて回れる話題ではないわね。アーカーシャから知識を引っ張ってくるのも、今の状況では難しい」
「アーカーシャで調べられたんですか?」
「ええ。性の技巧も知識の一つよ。前教令院は芸能と同じく、くだらないものだとして閲覧に制限をかけていたようだけど。
話が逸れたわ。あとは……教令院の蔵書を貸し出す、という手もあるわね。この場合、図説付きの解説書がわかりやすいかしら」
「……私が急に教令院から本を借りてきたら、皆びっくりして中身を知りたがるだろうし、そもそもどうやって持ち出したのかで質問責めになりそうです」
「となると、夢境を使うのが良さそうね」
「夢の中でお勉強を?」
「そう。でも実際に本を読むのではなくて、目の前で体位や技術を見学できるようにしてあげる。頭の中でページをめくるようにして。そのあたりは、アーカーシャを動かすのと同じ方法で行えるようにしておきましょう。貴女なら、その方が飲み込みやすいはずよ」
「はい」
「使ってみればすぐに慣れるわ。そうそう。私は知識を貴女に渡すだけだから、夢の中はいつものように一人だけ。ほんの少しでも覗いたりはしないことを誓う。
あと、あまり根を詰めてはだめよ。キリのいいところで切り上げて休むこと。それだけは約束してね」
(なんだかお母さんみたい)
親切にしてくれる眼の前の小さな神様に感謝をしながら、ニィロウは飴を口に含んだ。その様子を見てナヒーダがとても嬉しそうに笑ったのが印象的で、ついつい娘もつられてニッコリしてしまうのだった。
こうして自室へ帰ったニィロウは、その日の夜から夢の中で性の勉強をすることになった。
だが彼女は想像もしていなかった。
体位には何十もの組み合わせがあるということを。
いざ学ぼうとすると目の前にニィロウと空の像が出てきて、実際に絡み合う仕組みになっていたこと。その生々しさはまさに夢ならでは。眼前の痴態に本物のニィロウは目が離せなくなってしまい、つぶさに勉強をしてしまったこと。
与えられた知識には体位だけではなく、口や手を使った技も含まれていたこと。
長い夢を見たあとで朝になり、現実でニィロウが目を覚ます。呆然として天井を見上げていた彼女は意識がハッキリとしてくると、咄嗟に股間へ片手を突っ込んだ。
「~~~~~っ!!!」
それから枕へ顔を埋めてしまうとバタバタ暴れ、しばらくはそのまま起き上がることができなかったようだった。
「はむ……ちゅ♡ んんぅ、んぅっ♡ 空……♡ 空っ♡ あむ、んっ……」
久しぶりに二人きりの夜を過ごしているニィロウと空の唇が甘く擦り合わされている。塵歌壺の寝室でイチャついていた二人は、長らくお預けだった事もあってすぐさまエッチな気分になってしまい、こうしてベッドの上で脱がしあいっこをしながら、嬉しそうにキスを楽しんでいた。
「んちゅっ、れろれろ、れろぉ……♡ はぁ……はふ、はぷ、んちゅ……♡ れろ、ちゅ、ん……空……♡ ん、んっ、空♡ ちゅ、ちゅ、ちゅ♡」
ニィロウの瞳はもう空しか映っていない。この世で一番好きな人の名を何度も呼びながらキスをする。空にとってもそれは同じだったが、今晩の娘はなにか違うような気がして、それが頭の片隅で引っかかっていた。
(なんだろう。キスや、触ってくる場所が丁寧で、様子を見て……。いや、探ってる?)
丸々と柔らかな乳を胸板に押し付けられ、吸い付くような肌のなめらかさに心地良く勃起していく空がニィロウの背中を指先でなぞってやると、彼女は幸せそうに喉を鳴らしてしなだれてくる。どうしたのかと顔を放して男が問いかけてみると、娘は恥ずかしそうに顔を伏せるばかり。
「教えて」
「わ……! 首、舐めちゃや……!♡ ひ……ぅ♡ は、う……♡ 鎖骨の、そこ、ひぅ♡ あっ♡ ぺろぺろ、くすぐった……ぃ♡ 言う、言うから止めて……っ♡」
首元をじっとり舐められながら、ニィロウはナヒーダに勉強を教わったことを説明して、新しいことに挑戦してみたい、とかわいらしく鳴きながらせがんできた。
「私に任せて、ベッドへ横になってくれないかな」
上気して髪のほつれたニィロウにチンポを硬くしながら、喜んで空は仰向けになった。
期待にドキドキしているオスの上へ娘がまたがると、ビキビキの屹立へゆっくりと口を近づけていく
「は……ぅ~~……♡ ちゅぷ……っ」
「っ……」
亀頭をメスの温かい舌で磨かれる感覚に、空の腰が小さく跳ねる。勃起を頬張られ、腹の上に寝転んでくるニィロウの重みと体温に包まれながら、目の前に来た下腹部で花裂が息づく光景に、彼は頭がクラクラとするようだった。
お互いが口で相手の性器と交われる体位、シックスナインの体勢をニィロウは選んで、たっぷりと恋人を楽しませてあげるつもりだ。
ぷっくりとした肉傘の先を舌でチロチロとかわいがられたり、カリのくびれをしゃぶったりしてくる彼女のタプタプしたおしりが目の前で震えるたびに、空のチンポの一番奥で甘い痺れが増幅されていく。
(ニィロウが俺のために……)
彼女がベッドの上で奉仕してくれたのは初めてではないが、こうやって尽くしてもらうと心がみなぎってしまい、空は生殖欲を抑えきれなくなってしまう。
彼は手を伸ばしてニィロウの花器を──何度もセックスをしてきたのにピッタリと閉じていて、雪のように白くて美しい入り口を指でなぞり拡げてやった。
「はむ……っ!? んむ、ふ……♡ ふっ♡ ぢゅぷっ♡ ちゅぽ♡ ちゅぽ♡ んぢゅる♡」
びくんと反応した娘は驚いて目を閉じ、それから奥まで男根を受け入れていく。普段よりもさらに深く、喉に入ったのではないかと錯覚したくらいたっぷりと口腔の温肉に包まれたオスがたまらずうめき声を上げると、肉竿に舌を巻き付けながら、ゆったりとニィロウの顔が上下していった。
「うぁ……すご……!」
「んふ♡ れろ♡ へぅ~~……♡ んむぅ、ちゅぅ♡ むっちゅ~っ♡ あ、べろ、えろっ♡ ちううう~~~……っ♡♡」
締められた唇が往復していく度に、電気が走るような快感が空の背骨を通り抜けていく。ニィロウのかわいい口がこんなに深いなんて彼は考えてもいなかった。
「んふぅ♡ ぢゅぷぅ♡ んぐゥ♡ ぢゅぽ♡ ぢゅぽ♡ ぢゅぽ♡ ちゅぷぷぅぅ……♡♡」
「あ……!」
このままだとあっという間に射精してしまうと悟った空は、拡げられたままの花肉へ舌先を割り込ませていく。
ちゅぷぅぅ……。
「ふぅっ!♡ んむっ♡ ~~~~っ♡」
なめらかに侵入してきた男の舌先が、Gスポット近くのザラつく壁へ届いてしまいそうな程に深く突き入れられ、そこから娘の身体の中でいちばん柔らかい場所を往復していった。指とは違った当たり方で繊細な肉をねぶられたニィロウはゾクゾクとする背中を反らしかけ、なんとかこらえると熱々のお口粘膜で雄肉をしごきあげていく。
「ちゅるちゅる♡ ぐちゅ♡ あ~~~ぅ♡ うんっ♡ んっ♡ ぢゅぷ♡ぢゅぷ♡ レロレロ♡ ちゅぅ♡ じゅるる♡ ちゅる♡ ちゅ♡ ぷっ……ちゅ♡」
ゆっくりと爆発に近づいていく股間の奥を締め上げて我慢しながら、娘の柔らかな尻肉を押さえつけるように揉んで空はクンニを激しくしていく。卑猥な色をした花の重なりはねっとりした愛液を出すようになっており、舌に触れる粘液の熱さからもニィロウがたっぷり感じていることが分かった。
男のベロが花核を転がし、なでなでと大きく押し舐めてやると、お返しとばかりにニィロウの舌先がひるがえり、そっと敏感な鈴口をほじっていく。
「ぢゅぽっ♡ ぢゅぽっ♡ぢゅぽっ♡ ちゅる♡ じゅるる~~……へぅ♡ れろれろれろ♡ れろっ♡ ちゅるちゅる♡ れろれろ♡」
「っ……! くぁ……!」
尿道を侵される恐怖と鋭い官能が同時に襲ってきた空の体がこわばり、耐えかねた射精欲が決壊した。漏れはじめてしまったマグマを溢れさせるために陰嚢が引き絞られ、どっと先走りがこぼれてきたことでオスの限界を知ったニィロウは、優しく奥まで包み込み、肉棒をきゅっと頬肉で窄め、締めつけてやった。
「ニィロ……ウっ!!! 出す、出すよ……っ!!!」
「ん……♡ んぅ……っ!♡ っっ~~~~~~~~!!♡♡ ん……♡♡ んむ……♡♡ んふぅ~~……♡♡♡」
勢いのある熱い飛沫がびゅっびゅっと迸り、ゼリーのような半固形となって注がれてくるのを受け止めながら、どこか嬉しそうにしてニィロウはじっと止まっている。さすがに飲み込むのは無理なのか口の端からダラダラとオスの白濁をこぼしているが、空が安心して出し切れるようにじっとしたまま、口ベロであやすのは止めない。 浮いたり沈んだりして止まらない空の腰は溶けそうなくらい気持ちよくなっていて、思慮も遠慮もなくメスへ快感を吐き出していった。やがて溢れた熱汁で金玉をねっとり濡らしながら射精が終わり、自分の股間がびしょ濡れな事に気づいた彼が清掃用の布を手にとって身体を起こすと、ニィロウの口元からぬぐっていく。
「気持ちよかったよ」
「ん」
「ありがとう」
「ん♡」
笑顔を返してくるニィロウの目尻がピクピクしたところで、ようやく空が異常に気づいた。
「ニィロウ。口の中のもの出して。ぺっ、しなさい。ここに、ほら」
「うぁ……うえぇぇえぇ~~……。うぅ。ごめんね、やっぱりこれは飲めないかも……」
口でやってもらう度に我慢しなくても、と思いながら空は娘の背中をさすってやる。それから掃除を続け、他愛もないことを言いながらニィロウのさする場所を変えていった。
首。頬。喉。
娘が気分を戻したら、抱き寄せながら敏感なところを、柔らかいところをいじっていく。
肋骨。脇。鎖骨。
「んぅ♡ もう、くすぐらないで」
「触って楽しいニィロウが悪いよ」
粒立った乳輪をなぞって耳元でささやくと、うっとりしながら娘は身を寄せてきた。
「あっ♡ あ……♡ ふふ♡ 空っ♡ あっ♡ あっ♡」
男がキスしようとすると、触れ合う矢先に娘が顔を反らせた。口で精液を受けた後はいつもこうなので、空は強引に唇を重ねて舌をねじ込んでいく。
「ちゅむ♡ ダメ……♡ もう、空……っ♡ いつも、ふぅっ♡ んうぅ♡ お口、水で……♡ れろ♡ れろれろ♡ ふみゅっ♡ ちゅっ♡ んっ♡ ちゅぅ~~~♡♡」
拒みながらも最後には抱きついて舌を絡めてくるニィロウの口を存分にねぶり回しながら、空は花壺の襞のなかに指を潜りこませた。
「ぅぅ♡ あふぅ……♡ ちゅぅ~♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡ っちゅ♡」
腟内をほぐす指が充血した襞肉を押し広げてやるたび、縋りついてくるようにニィロウは腰を突き出してくる。何度も甘イキを味わっているようで、さっき絶頂できなかったためか体の芯に淫熱が籠もったままのようだ。
「さっきイカせられなくてごめんね」
「ふぁ……♡ そんな、気持ちよかった、よ……♡ んんぅっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
腰をしならせつつニィロウは空の指使いに応えてくれる。もう潤膣はとろけそうなほど温かく、挿れた時にどんな感触が待っているのかと期待してしまった彼はカチカチの男根を無意識にメスの膚に押し付け、なぞってしまった。
「あ……♡」
そっとニィロウが屹立をさすり、身体を寄せて来る。
「ねぇ、空。新しい、やってみたいカタチがあるんだ……♡」
はにかむようなニィロウのおねだりしてくる表情は今の雰囲気に似合わずどこか幼く、可憐で、それがどうしようもなく彼を興奮させた。空はいいよと答え、娘がなにか言う前に夢中で舌を絡ませていった。
再びベッドで仰向けに寝転んだ空の上へ、これもまた仰向けのままニィロウが乗っかっていく。
「重くない? 髪も長すぎて邪魔だよね。だいじょうぶ?」
不安そうなニィロウを後ろから抱きしめつつ、平気だと空は伝えてやった。男女が仰向けになりながら女性上位で交わる形──いわゆる撞木ぞりと呼ばれる体位で二人は繋がろうとしており、ニィロウの股で挟まれるようにして肉の塔が頭を出している。
「なんだか私のモノみたい……。あ! ううん。なんでもない! 今のなし。えへへ」
恥ずかしがるニィロウの耳元まで空が口を近づける。
「なんでニィロウはこの格好がよかったの?」
「よかったっていうか、その、したこと無いから……んっ♡」
下から肉棒が突き上げられて、花裂から溢れていた愛液を塗り伸ばしていった。その拍子に敏感な媚肉の入り口をなぞられて、粘膜がとろけていく。
「後ろから入れるのと同じじゃない?」
「で、でも……っ♡ 上と、んひっ♡ 下とか、どっちがどうなるかで、変わる、からぁ……っ♡♡ やって、みたいなって……ひぅ♡」
ちゅぷ……ちゅぷ……。
「夢の中で見たからじゃない?」
「えっ……? ふぁ♡ んうぅ♡」
後ろから腕が伸びてきてニィロウの淡色乳首をこりこりと摘み、もう片方の掌は陰唇を目掛けて内股を潜り込んでいく。
「勉強をする時に、俺とニィロウの分身がエッチしてるのを見てたんだよね」
「っ……♡」
「このカタチが、ニィロウから見て一番エッチだったから、やってみたくなったの?」
「っっ!!♡♡ ちが……うっ♡ ちがう……っ♡」
メス膣の微細なうねりを指でほじり、自然と開いてきた太腿の間を剛直がさかのぼってくると、上品に濡れた花門と先端が触れ合った。漲りきった丸い肉の勃起に入り口をなぞられてたまらなくなったニィロウが唇を噛み締め、挿入を焦らす亀頭が粘り気のある水音を股の間から立てはじめた。
「いやらしいニィロウ」
「っっっ♡♡ ~~~~っっ♡♡」
耳穴へ直接声を吹き込まれるようなオスの近さに娘はいやいやと身悶え、それを抑えようと彼女の鼠径部をがっしりと空がつかむ。そうして中の汁気を絞り出すように陰部の周囲をマッサージしてきたため、それだけでニィロウは桃尻を小さく震わせて浅イキしそうだ。
「さっきの、お互いに舐め合うのも、見てから勉強したんだ」
「ふ……ぁ♡ んぅ♡ んっ♡ そう、だよ……っ♡」
「一生懸命にしてくれて嬉しかった。でも……」
「……?」
「あれだけおちんちん飲み込んだら、ニィロウのほっぺたとか、すごい事になってたんじゃない? だから俺から見えないようにしたんだよね?
ごめん。俺、想像しちゃった」
「っ!? や、だ……っ! や……ぁ、あっ、んぅ♡ 入っ♡ や……っっっ~~~~♡♡♡」
ディープスロートをしている自分の顔を見せたくなかったニィロウがその事を見透かされ、さすがに抗議をしようとした瞬間に雄肉をずぶずぶと挿入されてしまい、無防備だった彼女は呆気なく気をやってしまった。
飢えた内奥のままずっとお預けを食らっていたこともあり、念願の雄チンポの到来を迎えたニィロウは身体をくねらせて官能の大波を悦び、灼けていく視界の中で掠れ声をあげてイッた。邪魔をしないように空はしっかりとメスの身体を包み込むように抱きしめてやり、しっとりとした肌へ汗のぬるつきが加わっていくのを感じながら、ぴったりと身体同士の曲線を合わせて待ってやった。
「はぁ~……っ♡ は……♡ はあっ……♡ はあっ……♡ ん……♡ んっ♡ んぅ……っ♡ んっ♡」
絶頂の小波が引いていく頃合いになると、硬チンポがゆっくりと抽送を開始しはじめた。淫猥に歪んで挟み込んできた花洞に、オスがいつまでも我慢できるわけもない。肉杭が奥の奥まで届いてから舐めずるように腰を回されると、子宮の向こう側へ遠のいた絶頂の感覚が引き出されてしまうようで、ふんわりとニィロウは気持ちよくなってしまう。
「あっ♡ ん……っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ んっ♡ ん~~……っ♡ やだ、抜いちゃ、や……♡♡ あっ♡ うんっ♡ うんっ♡ 戻って、んうぅ~~♡♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
そして抜かれてしまいそうなほどチンポが後退していくと途端に寂しさが募り、切なくなったニィロウがおねだりするようにオマンコごと追いかけてくると、それを察してすぐにまた肉茎が押し込められ、お腹をいっぱいにされてからぐりゅぐりゅと亀頭で子宮口をこねくり回してくれる。
「あっ♡ おっぱいも♡ あそこも♡ そんなにいじって……っ♡ 空ぁ♡ ダメ……っ♡」
大きくて力強い空の指で後ろからピンク色のぷっくりした乳首を引っ張られ、優しくつままれてからぴぃんと指で弾かれる。手のひらの中で自在に乳肉を揉まれたりしながら、同時に秘処へずぽずぽと硬い男根を出し入れされて、ニィロウの意識はもうすっかり蕩けてしまっていた。背が浮き上がりそうになる甘い痺れで口からよだれが垂れそうになってしまい、うっとりとしながらも美娘は必死でこらえているが、こりこりと硬くなった花核への追い打ち愛撫は容赦がない。
「ふぅぅぅっ♡ うぁ♡ 空っ♡ はぁっ♡ あっ♡ そ、そこはっ……♡ そこはそんなにしちゃ、だめ、なのに……っ♡ っふ♡ あっ♡ あっ♡あっ♡あっ♡ ふあ、 あっ……♡ んんん~~っ♡」
くるくると敏感な弱点を擦られるたびニィロウは甘えたような声で空へ許しを乞い、そのせいでさらに強く苛められてしまう。娘の視界は再びチカチカしてきた。咄嗟にオスの両手へ自分の手指を絡ませるが、もちろんそれで愛責めが止まるはずもない。硬い男の感触がメスの本能とも言える屈服欲を煽ってしまい、よけいに子壺が潤んで身を締めていくのを彼女は感じていた。
「こんな♡ あっ♡ またイくっ♡ こんな……っ♡ あ゛~~っ……♡♡♡ あふっ♡ あ゛ぁぁ……っ♡ あっ♡♡ ふぁぁぁっ♡♡」
甘イキするたびに蜜穴が収縮し、それが肉棒をより硬くさせ、無性に腰を振らせてしまう。互いに増幅していく官能は際限がなく、頭がおかしくなっていくようだ。
結合部からあふれ出してくる泡立った本気汁が、竿をつたってシーツに大きな染みを作っていく。その道筋にある玉袋や尻の割れ目まで温かく濡らされた空は、腰が溶けてしまっているのではないかと錯覚しながらニィロウの身体を揺らし、ベッドを軋ませ続けて温かな肉を掘り進めていった。
今では両手で、ただ自分が楽しむためだけに娘のおっぱいを掴んでおり、指の隙間から溢れる柔らかな乳丘のぐにぐにした反発が空にたまらない愉悦をもたらしていた。ふわふわと躍るふたつの乳肉を、自分がどれだけ盗み見ているのか教えてやりたい。重力に逆らうようにして伸ばしてひねり、搾るような乳辱を強めていくとニィロウは気をやって潮を漏らしてしまう。
「また中がうねって……! ニィロウ、ニィ、うあ……! もう、もうっ!」
「~~っ♡♡ おっ♡♡ い゛っ♡♡ あ゛~~♡♡ いっ♡♡ そらっ、そ……あ゛っ♡♡ んおお゛っ♡ お゛っ♡ イっ♡♡」
濡れきった肉花が肉底まで激しくピストンしてくるチンポへ吸い付き、締めつけ、膣口までぴっちりと咥えて離さない。肉杭が子宮をどちゅどちゅ叩くと、そのまま子宮口の周辺をぐりぐりと舐めるようになぞり、擦りたてから蜜壺を容赦なく穿ちぬいていく。
「あ゛~~~♡♡ んう゛っ♡ そらっ♡ そら、あ……~~~っ♡♡ おっ♡ う゛~~~♡♡ うあっ♡♡ あ゛っ♡♡」
ニィロウの足先がきゅっと丸まり、空の脚に絡みついて絶頂の波が押し寄せてきているのを伝えてくる。オスの動きは一切緩まず、むしろ腰をぐっと突っ込み、亀頭の段差を肉襞の敏感な部分へ引っかけて、さらにぷくぅっと膨らませていった。
もう限界だ。
「っ……! 出るっ……! うっ……く……! ん……~~!!」
「っ♡♡ う゛~っ……! うううっ♡♡♡」
びゅるるるるっ!!と子種が注ぎ込まれるのを感じた瞬間に背を浮かばせて、瞳にハートマークを浮かべたニィロウが絶頂する。
「んお゛ぉぉおぉおぉ~~~~~~~……っ!!♡♡♡♡」
とめどなく溢れ出てくる青臭い粘り汁を胎内で受け止め、灼けるような熱さで全身を律動させるニィロウの耳たぶを、空が甘咬みしてしゃぶってやる。オスの生殖欲が子壺に注ぎ込まれて満たされる幸福に酔い痴れながら、子袋の内壁にへばりついて重く揺さぶってくる射精の衝撃で何度も何度も追加で絶頂させられ、ニィロウはメスの幸福を存分に享受していた。
「ふぁ……♡ ふぅあ、んうぅぅ~~……♡ あはぁ……♡」
最後までしっかりと中出ししたオスのつよつよチンポが引き抜かれると、夢見心地のメスと向かい合うようにして身体が入れ替えられ、横向きに寝た恋人たちが向かいあって軽いキスをかわしていった。
いつもに比べて長く続けられた接吻でのくすぐりあいで、妙に甘えてくるニィロウが不思議になった空は優しく尋ねた。また俺が意地悪すぎたのか、と。
「それもちょっとある、かも」
男の二の腕へ頬ずりしながらジト目になったニィロウへ謝りながら、空は優しく頭を撫でてやる。
「んふ……♡ ホントはね、さっき、気持ちよくなった時に空へ全然しがみつけなくて。手をつなぐ事しかできなかったから、なんか引っ付きたくなっちゃったんだ」
ワガママだね、とまぶしそうに笑うニィロウの身体をいっぱい抱きしめてやり、次は彼女が寂しくならないようにしてやろうと考えながら、空は太くなっていく男性器をピッタリと押し当ててやるのだった。
『美味しい飴を用意したわ。一緒にお茶を飲みましょう』
敬愛する草神にそう誘われてはニィロウに断れるはずもなく、小さなテーブルを囲って二人だけの茶会が始まってしまった。
何が恥ずかしいのか、人間の娘は顔を真っ赤にして汗はダラダラ、目は左右へ泳ぎっぱなしだ。
「私はどちらかというと感心しているの。本当よ。知恵と欲望は切り離せるようで、隣り合ったままになっている物なの。例えるなら、二枚の紙を複雑に織り込んだ紙細工ね」
ナヒーダは遠い目をして窓の外を見た。
「もう一度聞かせてちょうだい。空はどうしてこれを造ったの?」
「わた、私たちが外でしていた時、スリルを楽しんでいた部分があったのは事実で……。それを再現しようって練習していたら、あの、どんどん本物志向になっちゃって、私も乗っちゃって……」
「いいのよ。都市部で実行せずに、壺の中だけで済ませておいた。私の忠告をちゃんと受け入れてくれた事は嬉しいわ」
ナヒーダの表情は変わらず、微笑みさえ浮かべている。ニィロウは顔をあげることもできなかった。
「それで、空は今どうなってるのかしら」
「ティナリさんとセノさんの耳に入ったらしくて、十日間ほど逃げ回ってるそうです……」
「うん」
お茶を飲むと、ナヒーダはカップを置いてもう一度外を見た。
そこにはスメールシティの一部を再現した巨大な建築群が立ち並んでいる。一部とは言えものすごいスケールだ。山より高いかもしれない。
これを作るためにスメールから一つの森と鉱脈が消えた。ナヒーダの渡した『野外で楽しむ愛悦の方法 全十巻』のせいで。
草神は率直に言った。
「私、泣きそうよ」
読了ありがとうございました。
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『お勉強してきたニィロウが空とイチャイチャする話 +疑似露出ラブラブ
』
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