どっちがわたし
拘束を解かれたアイズは当然この場から逃げようようとした。本来ならレベル6のアイズがサクラ手から逃れ、部屋を出るのは造作もない。
しかし数日間責められっぱなしで力をなくしたアイズはあっさりと組み伏せられてしまった。たとえ抵抗できたとしても刻み込まれた呪いによって無効化されてしまうのだからそもそも意味はなかった。
そこからは酷かった。サクラにお仕置きと言わんばかりに休みなく責められ続けアイズはよがり狂った。これまでは一度イカされたら責めは止まっていたものが絶頂した後も責めが止まることはなく、どれだけアイズが泣き叫んでも聞く耳を持たずサクラは新たな絶頂を迎えさせる。
何回も何回も続けて何回も………アイズは手足をバタつかせたりして必死にもがくも、押し寄せてくる新しい快楽の波にあっさりと呑み込まれて溺れてしまう。
この出来事はゲームが始まってから1時間も経たずに起きたことだ。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ぐち、ぐちゅっ
「い……あぅ、やっ……」
うつ伏せに強制的に寝かされながら片手でベッドへと押さえつけられているアイズ。胸が押し潰れて上手く肺が膨らまず息苦しさが増し、身体を捩るたびに乳首がシーツに擦れて快感が生まれる悪循環。
ベッドには愛液に塗れた大量の道具が大量に散乱していることからアイズがどれだけ酷い目にあったのかがわかる。
ぐちゅ、じゅぷっ
「んあっ……いや、らッ……はっ……」
か細い嬌声をあげるアイズは細長い金属の棒を膣内へと挿れられ徹底的に責められている。
前後左右に動く棒の先端が膣壁を刺激し、よりアイズが敏感になるようサクラが開発しているという感じだ。棒は長いもののさほど太くはなく鉛筆よりも細い。
グリュ!!
「────ぁ、あ゛あああ゛ああっ!!!!」
しかしそれでもアイズが受け止める快楽は決して小さくない。
棒が細いがゆえに絶頂して締め付けている間でもサクラは棒を自由に動かすことができる。
特に棒の先端がGスポットを捉えるとアイズの身体が大きく跳ねる。なにせうつ伏せにされているためアイズからは何をされているのか目で見ることができず快楽に対して十分に身構えることができない。もはや弱いところをでなくともイッてしまうアイズにとってGスポットは絶頂へと送られるスイッチとなっていた。
「…く……ふっ……」
「いい感じに仕上がってきましたね、ちょっと味見してみましょうかね」
ズプリ
「ふぅ゛ッッ!!?!」
そう言うとサクラは棒を引き抜くとアイズの蕩けきった膣内にズプリと中指を突き立てた。
「…ぁ……ッ………ハッ、ハァッ、ハッ!!」
首を仰け反らせシーツを固く握りしめる。数秒の静止後、首がガクンと下がり息を荒げる。
(い……いま……わたし………)
「アイズさん、イッちゃったんでしょ」
サクラに耳元で急に囁かれ背中がゾワゾワと震える。
「こんなに締め付けたら分かっちゃいますよ、きっとここからアイズさんのもっと可愛い姿見られるんだろうな」
「ま、待って!!」
「……何ですか?」
「す、少しだけ……待って……休ませて……お願い……」
サクラが指を動かそうとする直前、アイズは弱々しい声で責めを止めて貰うようお願いする。その言動でアイズの心が恐怖によって揺らいでいるのをサクラは見抜いていた。
「……じゃあこう言ってください。私は淫乱で弱いただの女の子ですって」
「……………!」
弱い。もしかしたら1番嫌いな言葉かもしれない。いつも口癖のように言っている弱いから強くならないとと、ここで弱いと言うのは意味が違ってくる。
「………………」
それでもアイズの口から否定の言葉はすぐに出て来なかった。
なぜならわかっていたからだ。今までこういうことに無頓着なアイズでも絶頂を重ねていくことにどんどんと深くなっていき、戻ってくるのに時間がかかっていることに。
もしかしたら次こそ帰って来られないかもしれない。そういった恐怖が心に侵食し押し潰されそうになる。たとえ言ったとしてもサクラが守る保証などどこにもない。むしろここまで何日間も付き合わされたアイズはサクラは知らん顔で続ける可能性の方が高いと思っている。
「……わ、わたしは………」
それでも言いたい。言ってしまえば認めてしまえば心が楽になるから。弱いから仕方ない自分に言い訳ができる、そんな口実を。
それなのに自分でも分からないプライドが邪魔なのか味方なのかその言葉が口から出てくれない。
「どうしました?」
「……絶対……あなたに……屈しない………」
こうして発した言葉は理性ではなく本能で作られた言葉だった。そう言われるとサクラは口角をあげニヤリと笑った。その顔をアイズは目にすることはできなかった。
「……それは残念」
ドクン!!
「かはっ!!!」
アイズの下腹部の紋様が赤く光り、子宮が急激に縮小する。
「……っ……っっ゛!!!?!」
突如としてお腹に訪れた大きすぎる快感を認識できずアイズの息が止まる。お尻が勝手に上がってベッドへと潮を打ちつけ、思わず開かれた口からは涎がダラダラと垂れシーツに染みを作る。
「そんな生意気なアイズさんにプレゼントです」
アイズがもし弱いと言っていればもしかしたら違う未来があったかもしれない。それがどんなものなのかはサクラしか知り得ない。
「まずは100回を目標にしましょうか」
ぐじゅっ
「あ゛………ッ!!」
だが少なくともこの選択をしたアイズは深く後悔することになった。