ラヴィーネ「カンネ、何言ってんだ! お前は早く逃げろ!」
カンネ「ラヴィーネ、ごめん。私、臆病で、何もできなかった。だけどラヴィーネのことは、私が絶対守るから」
ラヴィーネ「カンネ……?」
カンネはよろよろと寝台を降り、私の前に立つ。
カンネ「ソリテール。あなたたちの百合の魔法が完成したら、それを見た人類である私は死ぬ。そうだね?」
ソリテール「そうだよ」
カンネ「私たちの百合は見せた。だからあなたたちの百合も見せてよ。もしそれで私が死ななかったら、あなたたちの百合の魔法は未完成てこと」
ソリテール「そうだね」
カンネ「そしたらまだ百合を再現できていないってことだよね? それなのに私とラヴィーネを殺したら、また次の人類の百合を探すの? 果たして見つかるかな。見つける前に――仮に見つけたとしても、魔法が完成する前に――逆に人類に滅ぼされているかもね」
ソリテール「…………」
カンネ「この条件はどう? 私たちを殺すのは<百合を咲かせる魔法>でだけ。その代わり私たちは、あなたたちに人類の百合を教える」
ソリテール「いいね。ただどのみち君たちは死ぬしかないけど」
カンネ「あなたたちが百合の魔法を完成させる前に、尊死させれば私たちの勝ちだよ」
ソリテール「……君、面白いね。ふふ。君たち、すごく素敵」
カンネはぐっと息を呑み込んだ。これが彼女の精一杯。ラヴィーネも黙って彼女を見守っている。
ソリテール「私は人類の賢さも勇敢さも知っている。カンネ、君の知恵と勇気、とても素晴らしいわ」
ソリテール「その条件、受け入れてあげる」
糸が切れたように、カンネはその場に崩れた。ラヴィーネが駆け寄る。
ラヴィーネ「おい、カンネ! おい、大丈夫か!?」
カンネ「よ、よかったぁ……これでラヴィーネ、私たち殺されないよ?」
ラヴィーネ「無茶すんじゃねェよ! もしお前に何かあったら……」ぽろぽろ
カンネ「えへへ。ラヴィーネ、大好きだよ」ぽろぽろ
ソリテール「それじゃあアウラ、次は私たちの百合を見せてあげよう」
アウラ「やっぱりそうなるのね……」
リーニエ「ご飯……」
* * *
私は衣服を脱いで裸になり、寝台に身を投げる。すっかり下着が濡れてしまったので、脱がせる手順は省いた。
ソリテール「さぁ、アウラ。リーニエもおいで。二人でお姉様を愛して」
アウラ「はい、お姉様」
リーニエ「え、私も?」
ソリテール「うん、リーニエも。人類に私たちの百合を見せてあげよう」
二人も私に倣って、衣服を脱いで裸になり寝台に上がる。
ラヴィーネとカンネは二人寄り添いながら私たちを見守っていた。カンネの手は少し震えていた。
カンネ「ラヴィーネは見ちゃダメ!」
ラヴィーネ「はあ? なんでだよ?」
カンネ(<百合を咲かせる魔法>なんて存在しないはず…だから大丈夫…ラヴィーネもそれが分かっているから何も言わないんだろうし…だけどもし本当に存在したら…)
ラヴィーネ「大丈夫だ。私を信じろ」
カンネ「う、うん……」トゥンク
ソリテール「アウラ、キスして。リーニエは胸を舐めて」
アウラは上から私にキスをする。リーニエは私の胸と乳首に舌を這わせた。
二人の妹が私を求めてくる光景は壮観だった。
本当に二人とも可愛い、私の妹たち。
私は左手で、実った果実のように垂れたアウラの胸を揉み、右手でリーニエの耳を弄る。
アウラの大きな胸は重量があり、それでいて柔らかく、揉むたびに、たぷたぷと揺れ動くのが癖になった。
リーニエの耳はひんやりして硬く、軽く指で摘んだりなぞったりすると、かすかに慄えるのが愛らしかった。
ソリテール「ん、二人とも、素敵よ……」ちゅっちゅっ
人数が多ければ百合の魔法の威力は倍加するわけではない。しかし人類にあそこまで見せられたなら、それ以上のものを見せなければ魔族の名折れである。
ソリテール「アウラ、好きだよ。君の魔族としての誇りの高さ、そのくせ泣き虫で怖がりなところ、大好きだよ」
アウラ「うぅ、変なこと言うなぁ……」
ソリテール「リーニエも。いつも冷静で、よく周りが見えている。そのくせ食いしん坊なところ、可愛いよ。大好きだよ」
リーニエ「ん。お姉様、料理が上手だから好き」ペロペロ
ソリテール「ありがとう、リーニエ。アウラは? アウラは私のどこが好き?」
アウラ(ソリテールのやつ、アイツらの真似がしたいのね……)
アウラ「え、別に」
私はアウラの乳首をつねった。
アウラ「あっ! 痛っ!」ビクン
ソリテール「どこが好き?」
アウラ「好き! 好きだからぁ! いい匂いして美味しいところ好き!」
ソリテール「ふふ。ありがとう」
私は再びアウラにキスした。
ラヴィーネ&カンネ(え、美味しいんだ……?)
リーニエの唇が胸から首筋に移る。リーニエの力強い指先は、そのまま優しく私の胸をいじっていた。
ソリテール「あ、あんっ、んっ……」ちゅっちゅっ
アウラも休まずキスし続ける。
私はアウラの胸を堪能したあと、陰部に手を伸ばして指先で触れた。
アウラ「くっ、ふぅ……」ビクッ
指先に彼女の体液を絡め、徐々に内側へ潜り込ませる。
リーニエに対しては、下から胸を揉む。私を舐めるリーニエの呼吸が荒くなっていく。
ソリテール「アウラも、私の触って。リーニエ、もう少し前に来て。今度はリーニエがキスして」
アウラ「はい、お姉様……」
リーニエ「わかった」
私とアウラはお互いのを触り合う。アウラの冷たい指先が陰核に触れた。
ソリテール「にゃあっ!」ビクン
声を上げそうになる私の口をリーニエが塞ぐ。舌を絡め、激しく口を吸ってくる。私の脳髄は溶けてしまいそうだった。
リーニエはキスをしながらも、私の胸を攻める手を休めない。
私とアウラは互いの性器を弄り合い、水気のある音を立て合った。さらに私はリーニエの体の下をくぐって、陰部に触れる。彼女の濡れた花弁の外側を撫でるように擦る。リーニエの口から甘い吐息が漏れた。
カンネ「なんかすごいよ、ラヴィーネ……」
ラヴィーネ「なんか私もムラムラしてきた……」
ラヴィーネ(さっきイってねェからな。カンネにあんなことされたのに、生殺しみたいなもんだ……)
カンネ「ええっ!? ……私、しよっか?」
ラヴィーネ「いや、いい。勝手にするから」
ラヴィーネはカンネを後ろから抱きしめ、彼女の臀部に自身の陰部を擦りつける。
カンネ「なにこれ、ラヴィーネ? なんかエッチだよぉ……」ハアハア
ラヴィーネ「……カンネ、カンネ」ハアハア
私は、私たちの<百合を咲かせる魔法>が完成に近付いているのを確信した。
ソリテール「三人で、三人で一緒にイこう」くちゅくちゅ
私は二人の膣内に指を入れ、内壁を擦る。
二人の中はヌルヌルしていて、温かく、締めつけが気持ちよかった。このままずっと中に入れていたい。
アウラ「んっ、んん、やぁ……!」ビクビク
リーニエ「ん、無理、もうダメっ」ビクビク
アウラは体を悶えさせ、集中力が乱れて、指の動きがぎこちなくなる。それでも必死に私の性器を摩っていた。その度に体の芯を電流が流れたような感覚が走り、呼吸が苦しくなる。それでいて嫌じゃない。ずっとこのまま触れていてほしい。切ない気持ちが溢れそうだった。
リーニエも余裕をなくし、私にしがみついてくる。耳元で甘い声を漏らしている。
可愛い妹たち。私のためにありがとう。
そして私たちは、三人同時に絶頂に達する。
ソリテール「あ、んっ、あぁ、にゃあああぁ!」ビクビクビク
アウラ「んにゃああああっ!!」ビクビクビク
リーニエ「んんっ、ふあぁ……!」ビクビクビク
私は両手に二人の熱水を受けた。私自身もアウラの手でイかされる。
二人はそのまま私の上に崩れ、体を痙攣させ、激しく呼吸していた。
私は二人の体温と体重を感じて、包み込まれるような満ち足りた心境にあった。
ソリテール「ふ、ふふ。二人とも、すごく素敵だったよ。たくさんの愛をありがとう」
ラヴィーネとカンネはどうなったか?
私は二人を見る。まだ生きているが、ラヴィーネはカンネを後ろから抱きしめ、体を擦り付けていた。二人とも上気している様子だった。
まだ<百合を咲かせる魔法>は完成していないけれども、私は完成が近いことを再度確信した。
おそらく人類の体内の魔力を熱暴走させ、高熱で内部を破壊し死に至らしめることが尊死なのだろう。
ソリテール「もう少しで、完成する……」
そして私は人類を滅ぼす。私たち魔族の、種の存続のために。