私とリーニエは、気絶したアウラの隣で向かい合って座る。
ソリテール「リーニエも脱いで」
リーニエ「うん」
彼女の胸はアウラより小さいが、私より大きかった。
女魔族のこの体型的な違いは何に起因するのだろう。解明できれば私の胸も大きくできる?
リーニエ「始める?」
ソリテール「ええ。お願い」
リーニエ「<模倣する魔法>」
リーニエは私を押し倒して覆い被さる。
彼女の小さな唇が、私の唇に触れた。舌先が私の唇を押し開けて、差し出した舌に絡みつく。
目に見えない口内での行為も忠実に再現されていた。
彼女の<模倣する魔法>は、こんな細かいところも再現できるのね。
素晴らしい魔法だわ。
私は彼女を抱き寄せる。
ソリテール「大きな瞳。素敵。その瞳でどんな世界を見ているの? 誰よりも多くのことが見えるのね。興味深いわ」
リーニエ「生まれつき魔力の流れを見るのが得意なんだ。だからお姉様が侵入した時も真っ先に気付けた。まさかアウラ様があんなことになってるとは思わなかったけど……」
リーニエ(その時に逃げていればよかったんだよな……)
ソリテール「教えてくれてありがとう。さあ、続きをしましょう」
リーニエ「うん」
リーニエは私の下唇を咥える。
キス中も、彼女の手は私のへそから徐々に上へと進み、胸に触れた。彼女の掌が私の起伏のない胸を包み込む。
私は彼女を抱いていた腕を解き、そのまま彼女の胸へと滑らせる。
リーニエ「んっ」ビクビク
アウラより小さくて、少し筋肉質な彼女の胸。小さくて柔らかい乳房の下に、逞しい筋肉があった。
ソリテール「んっ、んっ」
リーニエは舌先で、私の歯茎を攻める。口内を蹂躙してくる。
ソリテール「んんっ」
リーニエの指先が、私の胸の痕跡器官に触れた。
ソリテール「ふにゃああっ」ビクン
しっとりとしていて、しなやかで、それでいて硬く逞しい指。熟練した戦士の指だ。
私も負けじと、彼女の乳首を摘む。
リーニエ「んっ、ふっ……」ビクンビクン
予期せぬ刺激に、彼女の動きが乱れる。
ソリテール「リーニエも、模倣するだけじゃなく、実際に体験して慣れる必要がありそうだね。いっぱい百合百合しようね」
リーニエ「……はい、お姉様」
リーニエのことは、冒険者のパーティと遭遇した際、その場で百合要員を調達し、強制百合を発動できる戦士に育てるつもりだった。
しかし自身に耐性がなければ、逆襲百合をされてしまうリスクがある。
私が乳首をさすったり、摘むたびに、彼女の体が慄えた。
リーニエ(なんだよ、これ。私もやられるのかよ……)
リーニエ(てかアウラ様、これ以上のことに耐えてたんだな。生まれて初めて尊敬した)
私たちはキスをしながら、お互いの乳首をいじり合う。呼吸が荒くなる。吐息が漏れる。体が慄える。
ただ私の中に、ある不可解な思考が過ぎった。
アウラの時より刺激が少ない。
アウラの時は、顔が熱くなったり、胸の奥や下腹部がむず痒くなったのに、その気配がない。
呼吸が荒いのはキスでしづらいから。体が慄えるのは神経系の反射。
そして頭の芯が冷静な私がいる。
おそらくリーニエが模倣しているのは私の動き。
つまり私よりアウラの方が上手ということ?
リーニエが私の唇から離れる。そのまま唇を首筋に這わせ、鎖骨を滑り降り、私の乳首へと向かい、触れる。
ソリテール「あ、んん」ビクン
不意にリーニエの指が、下着越しに、私の陰部に触れた。
初めてとは思えない滑らかな流れだった。
ソリテール「んにゃあっ」ビクビク
やっぱり、すごいものはすごいわ。
目の前に星が散った。
リーニエは私の体を襲う刺激の波を的確に読み取り、波と波の間を縫って、私の乳首を舐め、陰部をさする。
何度も何度も体が慄えた。
リーニエ(アウラ様とのを見てたけど、体内を流れる魔力の乱れ、この波に合わせると効果的みたいだね。あ、私の魔法、成長したかも)
ソリテール「リーニエ、すごい上手……自慢の妹だわ……」ビクビク
<模倣する魔法>と魔力感知の相乗効果。この先どんな魔法に成長するか楽しみだ。
惜しむらくは彼女もまた一年後に死んでしまうこと。
いいえ、私がその運命を変えてみせる。
私たち三姉妹で<百合を咲かせる魔法>を完成させ、全人類を滅ぼすの。
リーニエの指先が、私の下着に潜り込む。それは的確に私の陰核を摘んだ。
ソリテール「っ!?!?!?」ビクンッ
息ができない。思考ができない。目の前が真っ白になる。光が溢れる。
リーニエ「……大丈夫?」
ソリテール「……止めないで……そのまま、最後まで……」ハアハア
リーニエ「はい、お姉様」
ソリテール「んっ……くっ……ふぅ……」ビクンビクン
リーニエの指が私の陰核をなでる。彼女の指が触れて擦れるたび、私の体は跳ねた。呼吸さえもままならない。
ただ正直、気持ちいいというよりも、痛みの方が強かった。
それは私がアウラみたいに濡れていないからかもしれない。
ソリテール「リーニエ、待って。痛い」
リーニエ「あ、ごめん」
ソリテール「ううん。これは私がちゃんと教えてなかったから。ごめんなさい。お姉様が悪いの。リーニエ、ちょっと代わるね」
リーニエ「え? うん……」
私はリーニエと体位を入れ替える。
ソリテール「下着、脱がすね」
リーニエ「はい、お姉様」
リーニエ(あ、これ、めっちゃ怖い……)
私はリーニエの下着を脱がす。されるがままの人形を相手にしているようだった。
彼女は魔族らしく表情の変化に乏しい。
正直、アウラが例外的である。あそこまで感情表現豊かな魔族も珍しい。
ソリテール「性器には濡れる、という現象があるの。性的に興奮した状態になると、性器が接触による摩擦を軽減するため、刺激を受け入れるように変化するの。一種の防衛反応ね」
ソリテール「これは個体ごとの体質が影響するみたい。私はアウラより濡れにくい体質みたいね」
ソリテール「リーニエはどうかな?」
リーニエ(怖くて漏れそうではある……)
ソリテール「相手のが濡れていないときはね、自分の指を舐めて、濡れた指で触れてあげるの。もちろん直接舐めてあげてもいいわ」
私は自身の指を舐めると、膝を立てて開脚させた彼女の秘所に近づける。そのまま大陰唇に分け入って、彼女の陰核へと滑らせる。
リーニエ「うっ……くぅ……」ビクビク
彼女も感度が低いのだろう。乾いていた。
やはりアウラが異常に濡れやすいのだ。
ソリテール「こうしていると徐々に濡れてくるの。それを指に絡ませて、花弁を掻き分けて、蜜壺へ――」
リーニエ「……んんっ」ビクンビクン
ソリテール「ところで<模倣する魔法>は、自分がされていることも記憶できるの?」
リーニエ「……ん、対象の、体内の魔力の流れを、記憶して、動きを模倣するから……全身が見えないと、無理……あっ……」ビクビク
ソリテール「なるほど。教えてくれてありがとう。この先は私とアウラがしているのを記憶してもらってからのがいいね」
私はリーニエから体を離す。
リーニエ(……これで終わり?)
ソリテール「それじゃリーニエ、最大限の愛を私に示して」
私は両膝を立てて、秘所を開いて見せる。
リーニエ「……はい、お姉様」
おもむろに彼女は私の股の間に顔を埋める。子猫が皿の中の液体を舐めるように、彼女の舌が私の陰核に触れた。
ソリテール「んっ、ふっ、んん……」ビクビクビク
そして彼女は唇で私のそれを挟むと、舌先で転がしてくる。
ソリテール「あっ! はぁ、あっ、ああっ!!」
体が大きく跳ねる。彼女の頭を押し退けようとするが、単純な膂力では彼女の方が上だった。びくともしない。
頑強な力で押さえつけられる。
ソリテール「これ、すご、すごいっ! ああっ!」ビクビクビク
私がアウラのように潮を吹くこともないから、いつまでもリーニエは舐め続けていた。
押し退けようとしても、きつく両足で挟んでも、彼女はやめない。
猛烈な暴力で蹂躙されている気分だった。
アウラが、壊れると表現した理由が分かった。
頭がおかしくなってしまいそう。すごく恐い。
ソリテール「ダメっ、もうダメ! リーニエ、もうやめてぇ!」
私の声が一際高くなると、リーニエはようやく舌を止めた。私を一瞥し、真意を確かめると、ようやく唇を離した。
唾液が糸を引いて、きらきら光っていた。
リーニエ「お姉様。私、これ好きかも」
ソリテール「……ふっ……ふふ……素晴らしかったわ。お姉様のこと、気持ちよくしてくれてありがとう」
私は荒い呼吸を整えるのと、虚勢を張るので精一杯だった。もし彼女があのまま続けていたら、私はどうなってしまったのだろう。
末の妹リーニエ、恐ろしい子。
現状、一通りのすべきことは済ませた。
ソリテール「さあ、もうそろそろ寝ましょう。リーニエも、今夜は一緒にね」
リーニエ「はい、お姉様」
ソリテール「アウラを挟んで、三人で一緒に寝ましょう」
リーニエ「え? なにこれ?」
ソリテール「川の字っていうの。こうして一緒に寝ることが、人類の親愛の証なの」
リーニエ「そうなんだ」
私たち魔族はその生涯をほとんど孤独に過ごす。
百合の魔法を完成させるためとはいえ、こうして誰かと一緒に眠ることは、不思議な気分だった。