ちょっとした練習台のつもりで投稿しているので、文才には期待しないで下さい。
R-18とBLタグは保険ですが、そういった描写が出てくる可能性があるので苦手意識や嫌悪感がある方はすぐにブラウザバックをお願いします。
現時点ではそういった描写はありません。あくまでも保険です。
「お兄様!」
光り輝く天使のような笑みで僕の所に走ってくるマイシスター。
あぁもう本当、身内贔屓じゃなくて本気で可愛い!
あの顔で「私のお願い、聞いてくれる…?」なんて聞かれたら誰だってNOとは言えないよね。
むしろ言った奴は周りの人達から社会的に殺されると思うよ。
いや、冗談じゃなくて割とマジで。だって実際に2回くらいあったし。未遂だけど。
「お兄様?お体の具合でも悪いのですか?」
こちらを気遣うように下から顔を覗き込んでくる天使。
心配そうな顔も非常に絵になる。周りの視線が痛い。
だというのに、僕がそっちに視線を向けたら光の速度で目を逸らされる。
しかも「そんなキモイ顔でこっち見てんじゃねーよクソが!」という怒りが顔にまで出てるし。
あはは、自分の顔が醜態に満ちたキモイ面だっていうのは分かっていましたよ。
えぇそりゃあもう十分すぎるほど。あはは、あっはっはっは……はぁ。虚しいからやめよ。
「……いや」
しかも僕って超口下手。直さなきゃとは思っているんだけど………ははっ、これはもう縫い付けて一生喋れないようにするほうが良いかも。
それにしても、なに天使向かって生意気な口聞いてるんだろう。僕。
これは「お気遣いさせて申し訳ありません!醜悪な僕のことなんて甘皮ほども心配なさらないで下さい!」だろうが。
「じゃあ一緒に帰りましょう?お兄様!」
はい勿論喜んで!
心の中でそう言いながら、頷く。
そしたら次の瞬間、天使の方から僕の手を握ってきた。
え、え……えっ?
ふおぉおおぉおおっ!!手!手ぇ握ってる!?
いや確かに小さい頃は一緒に繋いでたけど!
まさかこの年になって繋いでくれるとは思ってなかったよ!
やばいやばいやばい!僕の手汗ばんでない!?大丈夫!?
心臓破裂するくらい高鳴ってるんだけど聞こえてないよね!?
「お兄様、やはりどこか具合が悪いのでは…」
「問題ない(です)」
今こっち見るのやめて!
このままだと血圧上がりっぱなしで死ぬ!
死に方としては最高だけど妹一人は置いていけない…!
え?両親?あんな奴ら(゚⊿゚)シラネ
「ところで、その…」
「何だ(い)?」
「後ろを見て頂けませんか?」
後ろ?ひょいっとなー……え゛、何アレ。
サッカーボール大の黒い小宇宙的な何かがポツンと空間に浮かんでいた。
一瞬身体が硬直し、アレが何かを理解する前に
あ、
「お、にい…さま!」
背中から少し苦しげな声が聞こえてくる。
その声に心が痛むが、足を止める訳にもいかない。
ここら辺は一直線の道が多いから、隠れる場所もないし……どうしよう、どうしたら命を…。
僕なんかどうでもいい。命さえ助かれば…!
「お兄様!」
「!」
さっきよりも強い声で呼ばれ、後ろを振り向く。
黒いアレはもう逃げ切れない距離まで近づいていた。
あぁ、クソッ!
「命!」
命の手を引き、その身体ごと抱き締める。
ダメな兄ちゃんでごめん。でも絶対、何があっても独りにだけはしないから。
二度と離れないように、黒い何かに包まれた後も命の体を強く抱き締め続けた。
………………………。
うん?あれ?
えーと、何も起こらない……ね?
「?」
恐る恐る目を開けると、そこには真っ黒な世界が続いていた。
どこ、ここ。少なくとも地球じゃないことだけは確かだと思う。
「荒夜、いい加減離して。痛い」
「(わあぁああっ!ごめん!どこか)悪い(ところ無い!?)」
何が何やら分からない僕に反して、命は冷静な顔で周りを見ていた。
えっと、命さん?まさかこの状況が分かるんですか!?
期待した目で見ていると、マイリトル天使はその純白の髪を風のように流して口を開いた。
「神か悪魔かは知らないけど、さっさと出てきなさい。家畜にも劣る下衆共が」
わーお、完全キレてるよ。
天使から堕天使モードにチェンジしちゃったよ。
普段から温厚で寛大な性格だから、一度怒ると止まらない。
あれだよ、大人しい人を怒らせると恐いってヤツ。
『そう怒るな、我らの愛し子よ』
姿は見えないけど、空間に響き渡るような声が聞こえてきた。
老若男女の区別がつかない、二重にも三重にも重なった声。
威厳という威厳が凝縮された声だけど……すみません、僕は命の方が恐いです。
「いきなり人をこんな場所に誘拐しておいてどの口が言ってるの?馬鹿なの?死ぬの?」
そうだそうだ!命さんもっと言ってやって!
え?僕?無理無理、こんな得体のしれないモノに発破掛けられるほどメンタル強くないから。
むしろ出来ることなら今すぐここから逃げ出したい。
『中々に手厳しいな、我らの愛し子よ』
「愛し子愛し子ってさっきから五月蝿いわね。単刀直入に要件だけ述べなさい単細胞が」
命さんマジ男前。パネェっす。
僕は黙って大人しく空気とでも融合してます。
え?僕なんかと融合する空気の方が可哀想?……はい。ごめん。
決して空気を侮蔑するつもりじゃなかったんです。許してください。すみません。
『どうか世界を救って欲しい。美しくも愚かしい、純粋で傲慢な世界を』
「拒否権なんてないんだからハッキリどの世界なのか言いなさいよ。愚鈍が」
あぁ後、それから―――
『我が愛し子たちよ。精霊に魅入られ、闘う運命にある者よ。
魂を削り合い、儀式の贄を捧げる使命を負う者よ。救済と宿命を果たすがいい』
その言葉を最後に、黒い世界が歪んだのが分かった。
僕は急いで命の手を握り、亀裂の走った空間を呆然と眺めることしか出来なかった。
世界が完全に崩落する寸前、命はとても優しい口調で呟いた。
うん。確かに僕もそう思うよ、命。
「―――世界は残酷で、理不尽で、不条理で、救いの手なんてありはしないわ」
人間がいる限りは、ね。
え?何がしたかったのかって?
神様転生(?)の描写と中二病的な思考が書きたかっただけです。
それ以外の理由は特に思い当たりませんなァ。
本当はチラシの裏に投稿したかったのですが、R-18タグを付けるとチラシの裏に投稿出来ない不思議。