夜、豊原家────
シャワーヘッドから流れ出る温湯が、乳房の表面や谷間を流れ落ちていく。
細かな飛沫が乳首に当たり、思わずビクッと震えた。山岡くんによってもたらされた悦楽の余韻が、まだ乳房に残っている。
シャワーを止め、バスタブに浸かった。
「…………ふぅ…」
手足を伸ばして、大きく息をついた。
湯の中で乳房が浮力を受けてわずかに揺れている。それを見ているうちに嬉々として乳房と戯れる山岡くんの顔が思い浮かんだ。
具合が悪いと聞いてちょっと様子を見に行っただけなのに...
結局いろいろと世話を焼いてしまった。以前から世話好きな性分であることは自覚していたけれど、ここ数年、その度合いが増している気がする。
......思えば、娘が大きくなって手がかからなくなってからというもの、私は持て余した母性のはけ口を探していた。夫に出会ってからは甲斐甲斐しく尽くすことで、同時に自分も満たされていた。
夫の気持ちが離れた今、私はどこか放っておけないところのある山岡くんのことが気になっていた。夫と同じく母性本能をくすぐるところが彼にはあった。
身の回りの世話のはずが、いつしか享楽へと移っていた。山岡くんとの邂逅は傷心の私を癒すだけでなく、予期した以上に満たしてくれることとなった。
湯船に浮かぶ乳房をそっと撫で下ろし乳首に触れる。目を閉じると、昼間の情景が自然に思い起こされた……
乳首に触れる軽妙な指の動き。これ以上はだめだと思いながらも、私は止めるのを躊躇していた。繊細な手指の動きが、やめさせるには惜しいと思えるほどの甘美な快感を生んでいたのだ。
良心の呵責に揺れていた私はその指技の前にたちまち昇りつめ、何も考えられなくなっていき、とうとう達してしまったのだった。久しぶりの絶頂は私を高揚させ、抑え込んでいた欲情に火をつけていた。
絶頂を迎えた私の目に映ったのは、股間を膨らませながら湧きあがる劣情の処理に窮している山岡くんだった。そののぼせあがった顔を見た時、私はもう堪らなくなった。
最も私が熱くなったのはその直後だった。
夫の巨根に見慣れているはずの私が目を見張るほどの逸物...
それが間違いなく私だけを見て興奮し、膨張していた。夫に浮気され、妻として、そして女としての魅力に自信が持てなくなっていた私にとって、それは希望や救いのように感じ、自尊心を大いに満たすことになった。
私が慰めると大きく発達した雁首が硬く張りつめ、より熱く、太くなっていった。
あんなモノを挿れられたら......
温湯の中で催した私の手が、太ももの間へと伸びていった───
お風呂からあがり寝室の鏡台の前で髪を梳いていると、リビングでテレビゲームをしていた夫が階段を上がってきた。
「戸締りしたから」
「そう....ありがと」
電気を消して共にベッドに入る。
少しの沈黙のあと、横から衣擦れの音がした。
「......最近、してないね...」
私の気が乗らないせいで、しばらくレスが続いていた。胸に触れることさえ私は拒んでいた。
その理由を夫には伝えていない。夫からすれば腑に落ちないかもしれないけれど、私は夫自身に気付いて欲しかった。
ただ、このまま夫の気持ちが完全に離れてしまうのはいやだった。それに、昼間のことで私の体はまだ火照ったままでもあった。
「......いいわよ......来て...」
その言葉を合図にして夫が布団をのける。私の服を捲りあげて乳房を露出させると鷲掴んだ。
夫も山岡くんも、大きい胸が好きという共通の嗜好がある。ただ、乳房に対するベクトルは正反対と言ってよかった。
乳房を愛撫して私が高まっていくことに悦びを感じている山岡くんに対し、夫は欲望を乳房にぶつけ、自分自身を満たすことを優先している。
少し前まではそれでよかった。夫の興奮する様子を見て呼応するように私も高まっていった。
でも、今日私は知ってしまったのだ。
乳首の快感を何倍にも高めて絶頂へと導いてくれるあの繊細な愛撫を……
山岡くんに比べ、夫のそれは児戯に等しかった。
私がなかなか達しないことに業を煮やしたのか、夫は乳房を強く握りしめ、乳首をやたらと引っ張りまわした。
私が顔をしかめているのも気付かず、夫はますます興奮に染まっていく。
それに反比例するように私は冷めていった...
その日...
私ははじめて、夫に乳房を愛撫されても達することができなかった……
翌週、週末───
今日も残業で帰りが遅れると夫から連絡があった。また瞳と会うのかもしれない。少し前の私ならひとり思い悩んでいただろう。
けれど、その時の私は心を弾ませていた。
会社の前で待っていたら、また山岡くんに会えるだろうか……
夫を迎えに行くという本来の目的から外れ、淡い期待を抱いていた。
クローゼットを開いて服を選ぶ私は、まるでデートに出掛けるかのように浮足立っている。
一方、また同じことを繰り返しているという自覚はあった。
最初の夫が浮気した時は現在の夫に心の安寧を求めた。そして、今は山岡くんに、それ以上のものを求めてしまっている。あの愛慕の込められた指使いが私の脳裏から離れなかったのだ。
思案の末、山岡くんが喜んでくれそうな服を選んだ。
彼はどんな反応をするだろう。
着替えながら私は胸を高鳴らせていた......
「......お先に失礼します」
残業を終え、エレベーターに乗った。壁に寄りかかり深くため息をつく。
今日もまた、仕事でつまらないミスをして叱られてしまった。瞳さん曰く、入社して半年近く経つのにまだ学生気分が抜けていない、と。
俺だってなんとか成績をあげようと努力はしている。ただ、それが空回ししている自覚はあった。
優介は取引先からの評判はいいらしい。このまま、水をあけられそうな気がして俺は焦りを感じていた。
やっぱり営業向いてないのかなと思いつつ、会社の前の通りに出たところで、赤いスポーツカーが停車しているのが目に入った。
その途端、叱られたことなど一瞬で吹き飛んでいた。心を躍らせながら近づいていくと、運転席の美月さんが俺に小さく手を振ってくれた。そして、車の横から運転席を覗いた時、俺はその姿に目を奪われていた。
今日の美月さんは黒いベアトップのワンピースを着ていた。露わになった白い肩がまぶしい。
布地が大きなふくらみを包んでいるが、すべてを覆うことはできずに深い谷間を覗かせている。
いつもよりずっと煽情的な服装により、妖艶な雰囲気が漂っていた。
俺は服の中の乳房がどんな姿をしていて、どんな肌触りなのかをもう知っている。にもかかわらず、はじめて美月さんの胸を見た時と同じ熱量で、そのふくらみに強く惹かれていた。
「お疲れ様。今、帰るところ?」
「……はい、そうなんですけど....あの、優介は...」
「知ってるわ。瞳と歩いていくの、見てたから」
えっ.........
っていうことは、もしかして俺のことを待っていてくれたのか...?
「また、送ってあげる。乗ってくでしょ?」
「はい、お願いします!」
俺は意気揚々と助手席に乗り込んだ。
たわいのない会話をしながらも、俺はちらちらと美月さんの胸に視線を送った。この前と同様、シートベルトが谷間に食い込んで、ふくらみの輪郭が露わになっている。
………さわりたい…
以前なら、それは絶対に手を出してはいけない禁断のふくらみだった。でも、今の俺なら断りもなくさわっても、許してくれそうな気がする。
車が信号で止まるのを見計らって、俺は右手で乳房を揉み掴んだ。
.........もにゅうぅっ.....
圧倒的な乳塊に指先が埋もれる。
「んっ.........だめよ、山岡くん。今、運転中なんだから...」
俺をたしなめながらも、その声は明るい。予期した通り、美月さんが俺の欲望に塗れた手を受け入れてくれた。それを嬉しく思いながらも、手にした乳房に少し違和感を覚えた。やわらかいというより、やわらかすぎる。よく見ると乳房の先端にぽっちりと浮き出ているものがあった。
......ノーブラだ...
乳首がワンピースの下から存在を主張していた。どういうわけかブラをつけていないため、乳房の感触がほとんどダイレクトに伝わってきていた。
「美月さん、下着は...」
「......今日はたまたまよ。うちの夫を乗せたらすぐ帰るつもりだったから...」
迎えに行くために適当な格好で来たという割にそこまでラフな服装ではない気がする...
ともかく俺は、一週間ぶりに触れた乳房の感触を愉しむため、ゆっくりと揉みまわした。すくい上げるように揉むと、デコルテ部分の乳肉が盛り上がって溢れそうになる。やわらかい乳肉は興奮を呼び起こすとともに、仕事に疲れた俺を癒してくれた。
「また夢中になってる......」
無言で乳房を揉み続ける俺を見て美月さんが微笑んでいる。
「今日、仕事でいろいろ大変だったんですけど、美月さんのオッパイさわってるとすごい癒されるんですよね......元気になるっていうか」
「そうなの......また、来週も頑張れそう?」
「はい、頑張れそうです」
「ふふっ、じゃあさわってていいわよ。でも、優しくしてね」
それはもちろん心得ている。運転中に敏感な乳首をさわろうものなら、ハンドル操作を誤りかねない。
俺は信号が青に変わっても乳房を離さずに、やんわりと揉んでいった。
少し走ったところで車が減速した。どうやら渋滞しているようだ。でも今の俺には好都合だった。車が完全に停車したところで、大胆に揉みまわした。
乳房を堪能していると、ちょっと意地悪をしたくなった。指先をふくらみの表面に這わせながら円を描くようにして、その頂点へと近づけていく。豊満な乳房の上をたっぷりと時間をかけながら指が旋回し、乳輪のあたりにたどり着いた。それでも乳首に触れることはしないで、その周囲を人さし指でくるくるとなぞっていく。
「......んッ.........ん...」
美月さんからかすかに息が漏れ出る。
車が流れ出しところで乳首から指を遠ざけ、乳房の根元付近を指先で撫でてゆく。信号につかまったところで、再び乳首に向けてゆっくりと近づけた。
「......山岡くん......へんなさわり方、しないで......んッ...」
美月さんは焦れったそうに肢体を揺すっている。
俺は同じ動きを何度も繰り返した。次第に焦らされつづけた乳首が、触れてもいないのに隆起しはじめていた。服を突き上げて怒ったように自己主張をしている。
俺の悪戯により美月さんは眉尻を垂れさせ、いつもの困った顔になっている。無理もない、今は運転中なんだ。それを理解しつつも、美月さんの表情にそそられた俺は手を止めるどころかさらに加速させていった。
たっぷりと突き出ている乳房の下部をせわしなく五指を動かしてくすぐりながら、徐々に乳首へと近づけていく。車が止まった途端、一気に乳首の近くまでなぞっていき、指先を限りなく近づけて周回させる。
「......ん......んんッ......ふぅ...」
美月さんのステアリングを持つ手が震えている。呼吸も少しずつ荒くなっていた。
勃起した乳首の際の際まで指先を接近させながら、けっして触れることはせず回転のスピードだけを上げていく。
「......んふぅ......んんッ......や、山岡くん......んくぅ...」
「俺だってさわりたいんですよ。でも事故を起こしたらまずいですもんね」
美月さんは乳首への焦らしに堪えつづけている。とうとう肉付きのいい太ももまで震え出していた。
その悩ましい表情がたまらなく俺を興奮させた。美月さんの様子を窺いながら、指の回転に緩急をつけたり、急に逆回転にしたりして焦らしつづける。
「......ふぅ......ふぅ......んッ、くぅ......ふぅぅ...」
「美月さん、信号青ですよ」
「......んッ............もう...」
美月さんが俺にいいようにされている......
その反応にすっかり有頂天になった。成熟した女性が乳首を焦らされるだけでこんなにも感情を掻き乱しているんだ。それだけ美月さんにとって乳首が重要な性感帯ということだろう。
乳房をさわっていると、カーナビのモニターがもと来た方向へ戻るように指示を出しているのが目に入った。よく見るといつのまにか指定されたルートからはずれている。
「道こっちで合ってますか?」
「……………」
美月さんから返事がない。
マズイ。調子に乗ってやりすぎたかも...
そう思っていると、美月さんは近くの公園の駐車場に車を入れた。わりと広めで三十台くらいのスペースがある。壁に落書きをされていてなんとなく雰囲気はよくなかった。
美月さんはその真ん中くらいに雑に駐車した途端、急いでシートベルトを外して俺の足の上に跨ってきた。
「みっ、美月さん─────」
驚く俺の目の前でベアトップに包まれたふくらみが揺れ弾んでいる。
かつてないほどの近さ.......文字通り目と鼻の先に乳房があった。
「.........山岡くんが、いけないのよ...」
顔をあげると薄暗い闇の中で熱い眼差しが俺を見つめていた。
............美月さんが、発情してる...!
俺の乳弄りが思った以上に美月さんの情慾を焚き付けていた。一瞬、怒られるのかと思っていた俺は目前の乳塊に劣情を爆発させ、両サイドから揉み掴んだ。
中央に寄せ合わされたふたつのふくらみがやわらかく縦方向に潰れ、乳肉がいよいよこぼれそうになる。興奮のまま何度も乳房を揉みしだいた。
ベアトップに包まれた乳房が窮屈そうだ。俺は乳房を解放するべく、胸を覆っているワンピースの端に指を掛けて一気に引き下ろした。
押し込められていた巨大な乳肉がボロンッ!と飛び出す。視界に収まらないほど大きな胸が重々しく弾んでいる。
露わになった乳房が俺を誘うように身を寄せ合って蠱惑的な谷間を形成している。誘われるまま、乳房を左右に広げて谷間に目掛けて顔を突っ込んだ。
直後、濃密なフェロモンが鼻孔から入り込み、脳の奥に直撃した。一瞬でペニスが膨張する。
乳房を外側から押し付けると幸福な圧迫感に挟まれた。顔を振ってしっとりと湿気を帯びた乳肌にこすりつける。
谷間の中は乳肉に耳をふさがれて音が遠くなり、外部と隔絶された静かであたたかな世界が広がっていた。息を吸い込むとむせかえりそうなほどの甘い匂いが体内に入りこんできて、肉棒をビクンと跳ねさせる。それでいて、目をつむればそのまま寝てしまえそうなほど安堵に包まれていた。
体の奥底に漲るものを感じた。乳房は俺に活力を与えていたんだ。残業で疲れて帰っても、こんなオッパイが出迎えてくれたらきっと毎日頑張れるだろう。
乳肌を撫でまわしながら、乳房の間を揺蕩っていると、指に硬い突起があたり乳肉がブルッと震えた。
名残惜しく思いながらも谷間から抜け出す。見ると俺がさんざん焦らした乳首が至近距離でそそり立っていた。
俺にさらなる活力を注いでくれそうな太い乳首。それが目に入った途端、俺は条件反射的にむしゃぶりついていた。
「ああっ!」
美月さんの肢体が大きく揺れた。俺の肩を掴む手に力が入る。
舌の上に感じるコリコリとした感触...
今更ながら興奮に体が震えてきた。
俺は今、美月さんのオッパイを吸っているんだ....!
生乳を揉むだけにとどまらず、今度は口唇で堪能している。身に余る僥倖に身震いしつつ、ほの甘い乳肉を咥え込み、乳首を吸いあげた。
チュウウウゥゥゥッッ......チュルル!
「あっ、ああっ、あはぁぁぁぁぁッ!」
嬌声がすぐ近くから聞こえる。吸えば吸うほど美月さんの肢体の震えが激しくなり、俺の鼻先が乳肉を何度も突いた。
それは男の本能なのか、それとも原初の記憶か.....ともかく、俺は夢中になって乳房を吸い続けた。
ジュウゥゥゥゥッッ、ンチュ、チュルルルルルルッ......チュウウッ、チュウウゥゥゥッ......ジュルジュルッ......ジュルッ...!
「あああぁぁぁッ!......そんなにッ、吸ったらぁ.........あッ、あああああぁぁぁぁッッ!」
片方の乳首しか責めてないのに、美月さんの反応がすごく大きい。どうやら、指で弄られるより吸われる方が好きらしい。
乳房を吸うことで俺の欲望を満たすと同時に、美月さんも悦びの声をあげて高まっていく。その嬌声にますます興奮が込み上げてきた。
口を大きく開けて乳輪ごと乳首を頬張った。吸い込むとコリコリにしこった乳首が口腔内で引き伸ばされ、美月さんが一際大きく喘いだ。
肩に置かれた手がブルブルと震えている。掴んでいる乳肌が急激に張り詰めてきた。
美月さんの絶頂が近いことを悟った俺は、無我夢中で吸いまくった。太い乳首が舌と上顎の間に挟まれて、薄く吸い伸ばされていく。
チュウウウゥゥゥゥゥッッ!
ヂュゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜~〜〜〜~〜〜〜~ッッ!
乳首を吸う高い音が鳴り響いた。
美月さんの嬌声が一気に跳ね上がる。
「あはああああぁぁぁぁぁッッッ!ダメよぉぉッ.....ああッ、あっ、ああッ......あああああああぁぁぁぁぁッッ!!」
ビクウゥウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッッッッッ!ビクンッ!ビクビクビクビクビクッ、ビク.........
美月さんの声が途切れ、豊満な肉体が俺の上でガクガクと震え出した。頬張っている乳房も震えている。
イッた! またイったんだっ......
今度は乳首を吸われて...!
わざわざ確認しなくても、その肢体が絶頂したことを雄弁に語っていた。乳房を離すと達した乳首が唾液で濡れて勃起しているのが見えた。
「……あっ……うぅ…」
薄暗くてその表情はハッキリしないけど、きっと悦びに満ち溢れているはずだ。つづけて、もう一方の乳房も満たすべく乳首に吸い付こうとした時、俺の脳裏に邪な考えがよぎった。
あえて乳首を咥えず、乳輪を舌でなぞっていく。
ゆっくり、ゆっくりと……乳輪のフチを一周するのにたっぷりと時間をかける。
ここに来てまた焦らされるとは思っていなかったのだろう。絶頂に震えていた美月さんが不満そうに吐息を漏らす。その様子を傍目で見つつ、乳首に触れるギリギリまで舌を這わせていく。
「......ねぇ、山岡くん......んんっ......ん...」
呼びかけには応えないで、ひたすら乳輪の上をチロチロと舐めていく。美月さんは焦れったそうにもぞもぞと肢体を揺すっている。
「......早く......んッ、ふぅ......乳首......んくっ...」
乳首が敏感な美月さんには効果抜群のようだった。俺の上で妖しく身をくねらせながら悶え続けている。俺はすっかりいい気になってなおも焦らした。
「......あぁ.....もう......お願い、はやくっ......ああっ.....」
美月さんがせつなそうに愛撫を求めている...
いつもは俺がさわらせてほしいとお願いする側だった。でも今は立場が逆転し、美月さん自身が俺の愛撫を欲しているんだ。その光景に俺の中のエゴが急速に肥大していくのを感じた。
「......今日、俺を待っててくれたのって、このためだったんですか?」
乳首を焦らしながら問いただした。
「......んッ......なにっ、言ってるの......ちがっ............くふぅ......」
「じゃあ、何でこんなに露出の多い服で来たんですか、しかもノーブラで」
「......んくっ......さっきも、んッ......言ったでしょ......んあっ....」
「美月さん、ホントのこと言ってくださいよ。じゃないと、ずっとこのままですよ」
舌で焦らしながら、もう一方の乳房の乳輪も指でなぞっていくと焦らされつづけた美月さんの肢体がかわいそうなほど震えはじめた。
少しの間をあけて、焦燥感にずっと耐えていた美月さんが観念したように口を開いた。
「......あうぅ.........そうよぉ......また、山岡くんにっ、さわってもらいたかったのっ...!......んッ、んああっ...」
美月さんが震えながら本音を吐露した。
俺が美月さんの乳房を求めたように、美月さんもまた俺の愛撫を求めていた。この前、うちで感じた美月さんとのつながりはやはり錯覚じゃなかったんだ。
けっして許される関係性ではないけど、それでも俺たちは互いが互いを求め合っていた。それがわかった時、俺の中に歓喜と興奮が同時に込み上げてきた。
その衝動のまま、乳首を吸ってもよかったんだけど、焦らせれてよがる美月さんをもう少し見ていたくもあった。乳房を掴んで乳輪にむかって舐め上げていき、乳首の寸前で止めるという動きを繰り返していく。
「......あぁ、ああ......ちゃんと、話したのに......あっ、くうう......お願いよぉ......うちの夫にも、しばらく吸ってもらってないの...........だからっ、お願いっ......!」
その言葉に俺は優介の正気を疑った。こんな最高のオッパイを持った妻がいながら、あいつは何をしているんだ...
美月さんは夫婦間に生じた欲求不満を俺で晴らそうとしたのかもしれない。今は淑女の仮面を脱ぎ捨て、溜まった欲情を満たそうと必死にもがいている。
それでもなお、俺は欲情が込められたかのようにそそり立っている乳首に絶対に触れないように、くるくると舌先をまわしつづけた。美月さんはじっとしていることができず、苦し気に身震いしている。
「.........はやくっ......ちく、びぃ......」
乳輪は唾液に塗れているのに、肝心の乳首はいつまでたってもきれいなままだった。呼吸が荒くなり、大きな尻が俺の膝の上でビクビクと震えている。
美月さんの我慢の限界をとっくに超えているのも気付かずに、俺はひたすら焦らしつづけた。そして、蓄積された情欲が燃え上がる時が突然訪れた。
「............はやくっ、オッパイ吸ってえぇぇっ......!」
美月さんが焦らしている方の乳房を無造作に掴んで持ち上げると、俺の口腔内に乳首をねじこんできたんだ。
舌が乳首に触れる刹那、俺はその太い突起を思い切り吸い上げていた。
ズッ、ズッズズッチュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッッ!
「あはあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!」
狭い車内に歓喜の声が響き渡る。
やっと味わえた吸乳の快感に美月さんが髪を振り乱しながら喘いでいる。
「ああぁッ、気持ちいい......もっと、もっとぉ.....」
俺が焦らしつづけたからか、美月さんはさっきまでよりも快感を素直に受け入れているようだった。今は純粋に、乳房を吸われる悦楽を愉しんでいる。
要望通り絶頂でしっとりと汗ばんだ背中に手をまわし、舌で乳首を挟み込んでただひたすら吸った。美月さんは俺にしがみつくように乳房を押し付けてきた。シートと巨大な乳房に挟まれ呼吸困難になりながらも、なんとか息をしながら何十秒も乳首を貪った。
「んあああッ......また、イク......ああッ......イク、イクッ」
美月さんが絶頂の到来を宣言する。乳房を押し付けながら巨尻を前後に動かしている。すると、スラックスの中で膨張している俺の肉棒と美月さんの秘部が服の上で擦れ合った。
.....おッ......おおッ...!
股間を熱く滾らせながら、乳首を上顎に押し付け舌で左右にすり潰す。
「んああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!」
ビィィィィィィィィクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウン!!ビクビクビクッビクウゥゥゥゥン、ビクンビックンビックンビクンッ......
もう一方の乳房も絶頂を迎えていた。
俺は押し付けられた乳房から脱し、激しく息を吐いた。美月さんはまだ間欠的に肢体を震わせている。
ふたつのふくらみは快感に張りつめている。それらを寄せ合わせると乳首と乳首がこすれ、美月さんがブルッと震えた。
今、俺の目前にふたつの乳首が並んでいる。それは豊満な乳房でないとできない芸当だった。
左右の乳首を同時に吸う......
きっと世界中の巨乳好きが憧れるシチュエーションじゃないかと思う。
俺自身、何度も夢想してきたことがまたひとつ、現実となろうとしている...!
興奮に身を震わせながら大きく口を開き、乳首をいっぺんに頬張ろうとした、
まさにその時......
数台のバイクが駐車場に侵入してきたのだった。
爆音とともにライトの光が近づいてくる。
美月さんは身を起こしてバイクの方を見たあと、服に乳房をしまいこみ運転席に戻った。
集団がこちらを見ながら通り過ぎていく。
俺は急速に車内の熱気が冷めていくのを感じた。
「......行きましょうか」
美月さんはポツリとそう言ったあと、車を発進させたのだった。