※この作品はR-18です。

MILK・ジャンキー3 if 乳とられ妻   作:kozo

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湯船の双乳①

 湯けむり漂う密室に裸の男女の姿があった。

 シャワーを浴びる女の後ろ姿を、青年は浴槽に浸かり眺めている。その視線を知ってか知らずか、女はその柔肌を手でさすって、汗を洗い流していた。

 今、ふたりに会話はなく視線も交差することがない。それでも、漂う湯気に情慾が混じって浴室を満たしていくのを、肌で感じあっていた。

 

 

 

 

 

 放たれた温湯が、透き通るように白い肌を流れていく。いくつもの透明な筋が、盛り上がった豊かな尻肉を乗り越えて落ちていった。

 白い肩、脇からはみ出るほど豊かなバスト、腰つき、大きな尻、肉付きのよい太もも……

 尖ったところなどひとつもない。肉体のすべての部位が豊艷に丸みを帯びている。

 その官能美は西洋の裸婦画を思わせた。ただ、乳房がここまで大きく描かれた絵画は見た憶えがなかった。

 美月さんは長い髪をヘアクリップで頭のうしろにまとめている。片方の足に軽く体重がかかると、尻肉がグイッと盛り上がり、俺を誘うように交互に踊った。

 シャワーヘッドを肢体の前に持っていくと片方の乳房を持ち上げた。乳房の裏側を洗い流しているんだろう。胸が大きいと体を洗うのも一苦労なようだ。

 シャワーを終えた美月さんがこちらに振り返った。秘部をさりげなく片手で隠している。その所作にエロスに内在する奥ゆかしさを感じた。

 重々しく揺れる乳房と隠された秘部のどちらを見るべきか迷っているうちに、美月さんはバスタブの縁を跨いで温湯に浸かった。

 

 

「…………ふぅ…」

 

 吐息が静かに響く。首筋から流れてきた一滴の雫が、張りのある乳肌の上を滑るように落ちていった。

 湯船の中で浮力を受けた豊かな乳房が、半ば重力から解放されたように浮いていた。ちょうど乳首のあたりまで温湯に浸かっている。その光景は海水浴場の沖合に浮かぶブイを想起させた。

 

「オッパイって、浮くんですね...」

 

 俺が新たな物理法則でも見つけたみたいに呟くと、美月さんがクスクスと笑った。その拍子に、ほんのわずかに乳房が揺れ動き、温湯の表面に小さな波紋が起きた。

 

「オッパイ、さわりたいの?」

 

 乳房から顔をあげると美月さんが微笑んでいた。

 

 

 

「……いいのよ。好きにしても…」

 

 

 思わず顔を綻ばせる。

 この最高のオッパイに何をしてもいいと、その持ち主が囁いている。夢のような展開だ。

 俺はこの家に来てからずっと胸をさわるタイミングを窺っていた。ここぞとばかりに湯船の中で両腕を伸ばして、乳房の外側から手のひらを押し付けた。

 寄り合わさった乳肉が縦に盛り上がり、谷間がより深くなった。乳房を基点に放たれる波紋がより大きくなる。

 今度は乳房を上から押し込んで温湯に沈めてみた。手を離すと乳房がゆっくりと浮上し、まるで新しい島でもできるように乳肌が温湯の上へと現れ、領土を広げていく。

 

「うはぁ......すげぇ......」

 

 湯船の中でこれまで見せたことのない動きをする乳房に感動を覚えた。美月さんは俺が乳房と戯れる様子をうっすらと笑みを浮かべて眺めている。

 温湯の中でさわっていると、乳房がいつもより軽く感じた。そこで以前にもしたように、乳房の下に手のひらを添えて持ち上げてみる。乳房が温湯の上に出ると、やはりとんでもない重さが腕にのしかかってきた。

 

「やっぱ、重っ.....!美月さん、肩こらないですか?」

 

「そうねぇ......もう、慢性的ね…」

 

「それなら、あとで肩マッサージしますよ。評判いいんですよ、俺」

 

「そう?じゃあ、お願いしようかしら」

 

 乳房に触れていると、いつしか俺の肉棒は力を取り戻したように湯船の中でそそり立っていた。もしかしたら美月さんにバレているかもしれない。

 

「......ほんと、大きいですね......美月さんの、オッパイ...」

 

 温湯の上に出した乳房を軽快に揉みまわしながら、美月さんがうんざりするほど言われたであろうセリフを口走った。

 

「いつからこの大きさだったんですか?」

 

「もともと大きかったんだけど、玲奈が生まれた時にまた大きくなって、そのままね...」

 

 それを聞いて俺はハッとした。普段は忘れているけど、美月さんは三十代半ばにして俺とそう年齢の変わらない娘がいるんだ。これだけの大きさだ、さぞかし母乳の出がよかったことだろう。

 授乳を終えた乳房はたいてい元の大きさに戻るか、前よりも萎んでしまうと聞いたことがあるけど中には例外もあるらしい。美月さんのオッパイは若々しく美しい形をキープしたまま、成熟した大人の包容力を宿すに至っている。

 ふくらみの先端に目を移すと乳首と乳輪は乙女のような薄桜色をしていて、二十歳の娘がいるようには思えない。ただ、乳頭は経産婦らしく先端が丸まっていて授乳の名残を感じさせる。

 その乳首を見ているうちに俺は無性にしゃぶりつきたくなった。右の乳房を離し、両手で左の乳房を両サイドから揉み掴んで顔を近づけた。美月さんが期待の目で俺を見ているのがわかる。

 

 俺は乳房と真正面から対峙した。

 この前、車の中で吸った時は暗くてよくわからなかったけど、この至近距離からの乳房はもの凄いド迫力だった。あまりの大きさにまるで魚眼レンズを通して見ているかのように遠近感がおかしくなる。

 やや広めの乳輪に、半ば勃起した乳首を眼下に捉えた。こうして見ると、やはり乳房は吸うためにデザインされていると思えてくる。ふくらみの先端の吸い付きやすい場所に、ほら、ここよとばかりにわかりやすく色を変えて乳首が付いているんだ。

 美月さんの熱視線が俺に降り注ぐ。乳首への愛撫を待ちかねているのが伝わってくる。

 俺はさらに顔を近づけると舌を出して、そっと乳首を舐め上げた。

 

 

「んッ......」

 

 美月さんが敏感に反応する。

 

「ほんと、感じやすいんですね」

 

「......そうよ......乳首が一番、感じるの...」

 

 

 一番感じるということは、湯船の奥に潜む秘部よりも感じるんだろうか...

 本当にクリトリス以上に敏感というのなら、もっと丁寧に責めてあげた方がいいだろう。

 俺は舌の力を抜きながら乳首と触れ合わせた。乳首というよりも乳首の表面を、と言った方が正確かもしれない。

 

 

......チロ......チロ......レ......ロ.........レ.........ロ......ピチャ...

 

「ああっ、あぁ......はぁ......あっ...」

 

 本当に軽く触れさせているだけなんだけど、それでも美月さんは反応している。でも、しばらく続けると美月さんはもどかしそうに、肢体を揺すりはじめた。

 乳首は同じ刺激に慣れやすい。それは元々乳首が感じやすい美月さんも同じらしい。

 そこで舌先を上下に動かして、乳首をゆっくりと弾いていく。焦れったそうにしていた美月さんから切ない声が漏れ出た。そして、刺激に慣れて再び物足りなそうになったところで、舌の動きを少しだけ早くする。

 次第に、弾かれた乳首が残像を帯びはじめた。

 

 

「あっ、ぁッ......あっ、あぁ......乳首、気持ちいい...」

 

 美月さんが少しずつ、じわじわと昇り詰めていく。温湯に浸かっていた腕が伸びて、俺の手首を軽く掴んだ。別にやめさせたい訳ではないのは明白だった。

 刺激を受け続けた突起がすっかり大きくなり、舌で触れる度にコリッと弾けている。太くていじりがいのある、美味しそうな乳首だ。

 俺はわずかに唾液の分泌するのを感じながら乳輪ごと咥え込んだ。軽く吸引しながら飴玉でもしゃぶるように、口の中でころころと乳首を転がす。

 

「あっ、あっ、あっ、あぁ……いいっ……ぁぁ…」

 

 美月さんの嬌声が段々と大きくなっていく。

 囚われた乳首とぬめぬめの舌が戯れる。美月さんは乳首から放たれる快感により、肩を震わせつづけている。

 我が子を育むという本来の目的を終えたのち、乳首は快楽を享受するための純粋な性感帯として機能していた。

 俺は加減しながらも、少しずつ舌の力を強めていった。口腔内の乳首が四方八方から舌に襲われ弾きまわされる。

 

「………舌が……すごい、動きまわって……あぁ、あぁっ…!」

 

 悦びの声が、舌の動きに呼応するように高く、大きくなっていく。

 美月さんが俺の愛撫に感じてくれている……

 嬌声が大きく漏れ出る度、吸われている乳房の下で、そそり勃った肉棒がビク、ビクッと反応している。

 美月さんにもっと感じてもらうため、舌を上下に細かく震わせて乳首を弾きつづけた。

 跳ね上げられた乳首が今度は叩き落とされ、また跳ね上げられる……

 それが延々と繰り返され、ピチャピチャという卑猥な音が絶え間なく漏れ聞こえた。乳首を弾くことで生まれる快感が一秒間に何度も発生し、美月さんを悦ばせると同時に追い詰めていく。

 嬌声がさらに高くなり、手首を掴む力が強まった。肉体の震えが張られた温湯に伝わり、水面が大きく揺れる。

 美月さんの顎がゆっくりと上がっていく。揉み掴んでいる乳肉が急激に張り詰め、絶頂が近いことを告げていた。

 さらに追い打ちをかけるように、何十秒も舌で乳首を嬲っていく。

 

「んっ、んふぅぅんっ……もぅ、だめよぉっ……!…ああっ、んあっ、ああっ………………ああああああぁぁぁぁぁッッッッ──────」

 

 不意に美月さんの肢体が仰け反り、白い首すじが伸びた。入れ替わりに全身に痙攣が襲いかかる。

 

 

 

 …………イッた………またイッてくれた…!

 

 俺の大好きなオッパイを吸うことで、今日もまた美月さんが達してくれた。俺の中に歓喜が湧き上がる。

 興奮のまま、弾いていた乳首を強く吸い上げた。勃起した乳首に圧がかかり、口腔内で引き伸ばされる。

 

 

「─────あはぁ〜〜〜〜〜〜っっ!!」

 

 

ビィィィィッッックウウゥン!……ビィィィィィィッッックウウゥウゥゥゥゥンンンッッッ!!ビィィッッックゥゥゥンッ!…ビクンッ……ビクン…ビクン…

 

 

 達した乳首にさらなる喜悦がもたらされ、美月さんの顎が跳ね上がった。絶頂を迎えた美月さんを新たな絶頂の大波が襲い、快楽の水底へと引きずり込んでいく。

 乳房を解放したあとも、美月さんはビクビクと肢体を震わせている。少しの間をおいて、目を潤ませながら口を開いた。

 

「………あぁ………イッちゃった…」

 

 悦びと恥じらいの入り混じった声だった。顔が上気して頬を赤らめている。その表情は艶めかしく、同時に可愛らしくもあった。

 

 

 ………オッパイを責めただけで、こんなに感じてくれてる…

 

 深い充足感と興奮が込み上げてくる。

 ただ、これで満足したわけじゃなかった。もう一方の乳房も同じように満たしてあげたかった。

 絶頂を迎えた左の乳房をそっと温湯の中に戻すと、今度は右の乳房を揉み掴んで乳首を口に含んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 乳首への愛撫に私は酔いしれていた。

 素晴らしい舌捌き。ただ無闇に弾くのではなく、巧みに強弱をつけ刺激され、たちまち絶頂へと昇りつめた。数瞬の間、頭の中が悦楽に白く染まる。

 興奮冷めやらないうちに、山岡くんがもう一方の乳房を持ち上げると口唇を開いた。

 うねり狂う舌先にまた乳首が襲われる…

 私は期待するとともに、思わず身構えた──

 

 しかし、私の予想は外れていた。

 乳首は優しく吸い上げられ、甘美な快感に包まれていたのだ。あんなに暴れまわっていた舌が大人しくなり、乳首を上に乗せ吸引に合わせて一定のリズムで収縮している。

 

 

………ちゅう……ちゅう……ちゅる……ちゅう……

 

 優しくソフトな感触が乳首を包み込む。その甘い快感により、絶頂に強張っていた肢体から力が抜けていく。

 

「……あぁ………気持ちいい…」

 

 自然と思考が口から漏れ出た。

 乳首が蕩けてなくなってしまいそうなほどの甘い快感が乳房から全身へと放たれる。吸引の度に私の深いところ……陰部と子宮に目掛けて快感が電流となり流れ込み、疼きを覚えた。

 なにも、絶頂することが全てではない。優しく吸われるだけでも静かに、それでいて深く満たされていく。次第に私の奥底から溢れ出た幸福感が、身体中に満ちていく……

 

 

──────あぁ………あぁっ……♡

 

 少し前まで、山岡くんがいる場所は夫だけの指定席だった。よくこうして浴槽に浸かりながら乳首を吸われていたのだ。それなのに...

 

 私は今、夫に申し訳ないと思うほど深く満たさせている...

 

 夢中で乳房を頬張る山岡くんの頭のうしろに手を伸ばして撫で下ろす。そうせずにはいられなかった。

 

「……山岡くんは頭、撫でられるの好きじゃない?」

 

「いえ、そんなことないですよ」

 

「そう……よかった…」

 

 ゆっくりと後頭部や背中を撫でていく。私はすっかり吸乳の虜となっていた。

 不意に以前、雑誌で見た記事が脳裏に浮かんだ。

 女は自分の乳首を吸った男に愛情が芽生え、好きになる……

 そんな内容だった。

 読んだ時は一笑に付したが、あながち間違っていないのかもしれない。以前は少し苦手に思っていた山岡くんが、今はこんなにも愛おしくて仕方がないのだ…

 もう夫に乳首を吸われた時の感触を思い出すことができない。山岡くんがもたらした快感に上書きされてしまったようだ。

 

 このままでは、本当に取り返しのつかないことになる…

 私の理性が警鐘を鳴らしている。

 

 けれど、結局私はそれを無視することにした。

 湯船に浮かぶ乳房はすでに夫のものではなく、それどころか私のものですらなくなっていた。

 込み上げてくる愛情を注ぐように、私は乳房を吸われつづけた。

 

 

 

 

 

 優しい双眸が愛おしげに俺を見つめている。乳肌のやわらかな感触とゆっくりと撫で下ろされる手のひらが心地よかった。

 美月さんはさっきまでの乱れた姿から打って変わり穏やかな表情をしている。バスタブの水面も静まり返っていた。

 

「そうやって、やさしく吸われるのも……すごくいいの…」 

 

 柔和な表情から美月さんが満たされているのが伝わってくる。俺は要望通り敏感な乳首を感じさせ過ぎないように優しく吸い上げた。

 

「寒くない?」

 

 美月さんが温湯を手のひらですくって肩にかけてくれた。その気遣いがすごく嬉しい。

 乳房は興奮と温湯により中心まで火照っている。あたたかな乳肉を口いっぱいに頬張る。俺の頭よりも大きい乳塊に甘えるようにしゃぶりついていると、そんなはずはないのに乳首が薄甘く感じるのが不思議だった。

 乳房を吸いながら頭を撫でられ、俺は安寧に包まれていた。ただ、湯船の中の肉棒は屹立したままだった。

 

「……山岡くん…オッパイ吸うの、上手ね…」

 

 うっとりとした口調で、俺を褒めてくれる。

 

「美月さんが感じやすいだけですよ」

 

「ううん、違うの。たしかにそれもあるけど…」

 

 いつしかその眼差しには慈愛が満ちていた。

 オッパイ好きの俺にとって、その言葉は率直に嬉しかった。もしかしたら、体の相性はわりといいのかもしれない。

 しばらくの間、乳肌をゆっくり撫でながら、ひたすらやさしく乳首を吸った。乳首を吸うことで美月さんが満たされていき、俺もまた満たされる。ふたりだけの、安らかな時間が流れていく。

 嬌声の響いていた浴室は静まり返り、時折外で切り裂くような風の音が聞こえ、窓がガタガタと震えていた。 

 吸いながら目線をあげると、美月さんはいつしか浴室の壁に背をもたれさせ、気持ちよさそうに目を閉じていた。

 あまりにも無防備な姿。

 俺はいきり勃った肉棒をその秘穴にねじ込みたいと思っているというのに…

 乱暴をする男ではないと、信頼してくれてるんだろうか。

 目をつむっている美月さんを見ているうちに、ちょっとイタズラしたくなった。吸っている乳首を舌で弾いてみる。美月さんの肢体がビクッと震え、ゆっくりとまぶたを開いた。

 

「……んッ………だめよ……優しく吸ってくれなきゃ…」

 

 微笑みながら、幼児を叱るように俺をたしなめる。

 

「ふふっ………でも、こんなにずっとオッパイ吸ってもらったの、久しぶりな気がする…」

 

 この前、車の中で夫にはしばらく胸を吸ってもらっていないと言っていたのを思い出した。

 

「優介とは、ずっとしてないんですか…?」

 

「………そうね…」

 

 少しだけ表情が暗くなった。

 

「……寂しいですね」

 

「……私がいけないのよ。私が……拒んでるから」

 

「でも、もともと裏切ったのって、あいつの方ですよね」

 

「それは……そうだけど…」

 

「もし寂しかったら、俺のところにいつでも来てくださいね」

 

「……山岡くんは、オッパイさわりたいだけでしょ?」

 

「バレました?でも美月さんだって、俺にオッパイ吸われるの好きなんですよね」

 

 俺は乳首を口に含むとそっと吸い込んだ。

 

「あぁ……そうよ、だから……余計に、悩んでるのよ……んんっ…」

 

 もしかしたら、俺という存在が夫婦の仲をより希薄にさせているのかもしれない。

 美月さんと俺の関係性は、美月さんの不幸の上に成り立っている。そう考えると複雑だった。

 俺は積極的に美月さんを求めてはいけないんだ。俺にできるのは一時の避難先として美月さんを迎え入れること。そして、美月さんが望むなら快楽で癒してあげることくらいだ。それは同時に俺自身を満たすことにもなる。

 

「……ほんとに、いつでも来てくださいね。俺にはこんなことしかできないですけど………ちゅう……ちゅぱ……ちゅるる……」

 

 せめて、今この時は現実を忘れさせてあげたい…

 美月さんを慰めるように乳首を吸った。

 優しく……優しく……ゆっくり......ゆっくり......

 

「んッ……山岡くん……ああっ……ああっ…♡」

 

 美月さんがまた俺の後頭部を撫ではじめた。本当に感じやすい乳首だ。この乳房をもっと気持ちよくするにはどうすればいいのか。やはり、本人に聞くのが一番だろう。

 

「美月さんは他にどんな風にされるのが好きですか、オッパイ」

 

 今の穏やかな美月さんの表情も好きだけど、激しく乱れる姿ももっと見たかった。

 

「そうねぇ……」

 

 少しの間、美月さんが思案する。

 

「……オッパイ吸われながら、指で乳首を弄られるのも、好き……かな…」

 

「へぇ、そうなんですね」

 

 俺は乳房を変え、ついさっき絶頂を迎えた方の乳首を咥えた。さんざん舌で弾かれた乳首はまだ大きく隆起したままだ。怒ったように勃起している乳首をなだめるように優しく吸い上げた。

 

「あぁっ……♡……いい………もっと吸って…」

 

 美月さんの意識が吸われている乳首に向いている間に、湯船の上に浮いているもう一方の乳房へと手を伸ばした。その先端をそっと二本の指でつまむと、ゆっくりとこねまわした。

 

「んああっ…!」

 

 穏やかだった表情が急に切羽詰まったようになり、肢体がひくついた。頭を撫でていた腕が止まり細かく震えている。美月さんが教えてくれた通り、優しく乳首を吸いながら指でも刺激していった。

 

 

……ちゅう……ちゅる……ちゅぱっ……んちゅ……ちゅう……ちゅう……ちゅるっ……じゅぷ……ちゅぷ…

 

……くにくに……くにっ、くにくにっ……こりっ……こりこりこりこりっ、ぐにっ……くりゅ……こりゅっ…

 

 

「あっ、ああっ、んくっあっ、ああっ……気持ちいいっ……もっと……もっと…………んあ゛っ……!」

 

 突然、後頭部にまわしていた腕で引き寄せられ、俺の顔面に乳肉が押し付けられた。もう一方の手は俺の右肩を掴んでいる。

 吸乳の甘美な快感と乳首をこねられる鋭い喜悦...

 質の異なる刺激がそれぞれの長大な乳房を駆け抜けて、美月さんの中で混じり合っている。

 

「そんなふうにっ、したら………イッちゃうっ……またっ、イッちゃっ…ぁぁああっ、あああぁっ!」

 

「乳首、ほんと弱いんですね」

 

「そうなのぉぉっ……!だから、もっと……あぁっ……あはぁぁぁぁっ!」

 

 美月さんの言う通り、一番感じる性感帯は乳首らしい。だけど、乳首はふたつあるんだ。

 最大の性感帯がふたつもあるという矛盾が美月さんを追い詰め、悦ばせている。

 

「美月さん、どっちの乳首が気持ちいいですか?」

 

「んああっ……わからないっ……どっちも、どっちもっ気持ちいいのぉ!」

 

 美月さんは感じてしまってそれどころではないようだ。俺はこねまわすのをやめて、今度は乳首の根本から先端にかけてゆっくりしごいた。

 

......しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ、しゅこ...

 

 頂点に達した指先が下降し、乳輪に沈んだあと飛び跳ねるように上昇する。徐々に往復のスピードを上げていくと、ビキ、ビキッと乳首がより硬くなっていった。乳首が太くてしごきやすい。

 

「あああぁぁッッ!だめよぉ、もうだめっ………もぉっだめぇぇぇっっ!......あはあああああああああぁぁぁぁッッ!」

 

 相当、気持ちがいいらしい。俺はふくらみに快感を詰め込むように小刻みに指を動かした。口に含んだ乳首は変わらず、優しく吸いつづけている。

 肩に置かれている手に力がこもった。顔に押し付けられた乳房が、俺を弾き返そうと反撥している。絶頂が迫り、張り詰めているんだ。

 喘ぎ声が高く、細くなっていく。その声がかすれ、美月さんが絶頂のフチに辿り着いたその瞬間、ビー玉のようにふくらんだ乳頭を指の間で挟み潰し、吸っている乳首を強く吸引した。

 

 

「──────あ゛ーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

 

 

ビイイイイイイイィィィィィィィィッッッックウウウウウウウンンンッッ!!ビッグウウウウウゥゥゥゥン!ビックゥゥン……ビックン、ビクッビクビクビクッ…

 

 

 悲鳴のような嬌声が浴室に響き渡る。

 乳房に蓄積されていた快感が一気に爆ぜて、美月さんの上半身が反り返っていた。遅れて躍動した乳房がダッブウゥンッ、ダブンッと揺れ弾む。

 美月さんは俺の頭を胸に抱きしめたまま痙攣している。俺は少々の息苦しさを覚えながらも、隆起した乳首を優しく、労わるように吸いつづけた。

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