※この作品はR-18です。

MILK・ジャンキー3 if 乳とられ妻   作:kozo

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エンディングその②です


乳悦の夜

 クラシックのコンサートで寝落ちしそうなのを必死に堪えた後、俺と美月さんはレストランで食事を済ませてからエレベーターのホールへと向かった。事前に予約していたホテルの部屋に向かうためだ。

 これから、美月さんを抱けるんだ…

 まさか人妻をホテルに連れ込む日が、俺の人生に来ようとは…

 俺の胸中には期待と緊張が入り混じっていた。

 

「ねぇ……ここ、高かったでしょ?私も払うから」

 

 大人の余裕なんだろうか、美月さんは高揚してはいるけど俺みたいに緊張しているようには見えない。

 

「──いや、そんなの気にしなくていいですよ、俺が勝手に予約したんで…」 

 

 素敵なドレス姿の美月さんをそこらへんの安いホテルに連れて行くわけには行かない……

 見栄を切って、俺にとってはそこそこ値の張る部屋を取っていた。

 

「……それより、美月さんは今日何時までに帰れれば大丈夫ですか?」

 

「今日は……いいの…」

 

「えっ……いいって…?」

 

「……せっかくいい部屋取ってくれたから、私も泊まろうかなって…」

 

「いや、でも……優介が心配するっていうか……急に泊まりに行っちゃっても、その……大丈夫なんですか?」

 

 さすがにあいつも自分の奥さんが急に泊まるなんて言い出したら訝しむんじゃないか……

 そんな思いが脳裏をよぎった。

 

「大丈夫よ……さっきね、今日は実家に泊まるって連絡しておいたから……うちの夫のことだから、私がいないことをいいことに瞳を連れ込んでるかもしれないわね」

 

「ハハッ……それはさすがにないと思いますけど……それじゃ、今日は美月さんも一緒に泊まるってことで、いいんですか……?」

 

「ええ、いいわよ…」

 

 美月さんが俺の腕を組んで豊かな胸を押し付けてきた。そのやわらかな感触に俺の股間は一瞬で漲った。

 

────美月さんと一晩中、一緒にいられる…

 ホテル代、奮発しといてよかった……

 

 エレベーターに乗り込み密室になると、いよいよ興奮してきた。気が逸った俺は美月さんの背中に手をまわして乳房を揉み掴んだ。

 

「ちょっと、まだ早いわよ…」

 

 口では拒みながらも声は明るい。

 

「やっぱり、ノーブラだったんですね。歩くと揺れるから、みんな見てましたよ」

 

 軽快に揉んでいると、ドレスの胸のあたりに乳首が浮き出ていないことに気付いた。胸に開いたスリットから覗き見ると、思った通りニプレスをしている。

 

「これ、はがしてもいいですか?」

 

 服の中に手を差し入れた。

 

「まだ、だめよ…あぁ...もう...」

 

 美月さんは俺にされるがままだ。顔が赤らんでいるのはさっき飲んだワインのせいだけではないだろう。乳房を揉みしだいていると目的のフロアについた。

 誰もいない廊下を並んで歩いていく。

 もう少しで部屋に着く───

 自然に心臓の鼓動が早まっていった……

 

 

 

「……ここです」

 

 ルームキーを取り出しドアを開く。先に中に入れた美月さんが部屋の薄い闇に溶け込んでいく。ドアの正面の壁はガラス張りになっていて、街の灯りが部屋の中を淡く照らしている。俺の背後でカチャッとオートロックの閉まる音がした。

 

 これで今日は誰にも邪魔をされることはない……

 

 俺の欲情はピークに達していた。美月さんの背後に早足で近付くと、うしろからガバッと抱きしめた。

 白い首筋からオーデコロンの香りと混じりながら、強烈なまでに雄の本能を刺激する甘い匂いが俺の鼻腔から流れ込んだ。十代、二十代の女ではまだ醸し出せない熟成されたエロス。それが気化し、濃厚な匂いとなって俺の脳内へと侵入したあと激しい性衝動を引き起こした。

 その衝動のままに首筋にかぶりつき、乳房をまさぐりながら勃起したペニスを押し付けた。

 

「あぁん......ねぇ、シャワーは?」

 

「すいません……もうっ、我慢出来ないです」

 

 ずっと最後の一線を超えられないまま不完全燃焼が続いていた。満たされなかった思いが欲情の炎をよりいっそう燃え上がらせている。

 美月さんの顔をこちらに向かせ、その唇にしゃぶりついた。今まで何度もオッパイを触らせてもらっていたのに、キスをするのははじめてというのは不思議な話だと思った。

 俺の興奮に呼応するように、美月さんも俺の頭に手を回してキスを求めてくる。互いに舌を吸い合いながら、俺は胸のスリットから乳房を引っ張り出して、大きく円を描くように揉み回した。惚れ惚れするような弾力が手のひらに迸る。

 今、このオッパイは俺だけのものなんだ……!

 興奮に乳房を握りしめると美月さんから吐息が漏れ出た。

 

「今日は激しいのね、山岡くん…」

 

「すいません、なんか俺、ほんと興奮しちゃって」

 

「ふふ……いいのよ、好きにして…」

 

 そう言うと、美月さんは俺の下唇をやわらかく噛んだ。俺は益々興奮して、湧き上がる激情をぶつけるように手にした乳房を揉みに揉んだ。

 乳房は興奮のためか早くも張り詰めてきていた。美しいふくらみが手の中で歪にひしゃげたあと元の形に戻っていく。これまでに数え切れないくらい同じ動きを繰り返してきたけど、飽きるなんてことはなかった。

 俺の意識が乳房に囚われている間に、美月さんに舌を強く吸引された。直後、脳が痺れるほどの快楽が舌から全身を駆け抜けていく。

 つづけて、美月さんはスラックスを押し上げて隆起している肉棒を形に沿うように撫でまわしはじめた。俺の性感を煽るように、上下にゆっくりと…

 俺はふくらみの頂点へと腕を伸ばした。だけど、そこにあるはずの乳首の感触が無い。まだニプレスが貼られたままだったんだ。

 円形でザラザラとした質感の小さな布地は、やや広めな乳輪のすべてを覆い隠すことはできていなかった。その円の中心を爪の先でカリカリと引っ掻いてみる。

 

「んッ、んん……」

 

 合わされた唇からくぐごもった声が漏れ出た。ニプレスの上からでも感じるらしい。つづけてカリカリと責め立てるとキスをするのも辛そうなほど、肢体を震わせはじめた。

 

「んッ……んふッ、クチュ……んッ、んん〜〜ッ…」

 

 ニプレスの下でムクムクと起き上がった乳首がなんとか頭を出そうともがいていてる。そのふたつの先端をつまんで、くりゅくりゅとこすり立てると美月さんはたまらずキスから逃れて喘いだ。

 太ももが快感によってひっきりなしに震えている。手を伸ばして太ももの内側を撫でるとギュッと閉じられ、俺の手が挟まれた。

 勃起した乳首が救助を待つようにニプレスの下で存在を主張している。俺はニプレスの端をカリカリと引っ掻いて隙間を作り、浮いた部分をつまんでふたつ同時に剥がしていった。

 

「ううッ……くぅ……ああッ……!」

 

 乳首に粘着した部分が剥がされるだけでも快感が生まれているらしい。速度を抑えてペリペリと剥がしていくと、次第に閉じ込められていた乳首が露わになっていった。

 ふたつの乳首は美月さんの興奮の度合いを表すように、すっかり大きく隆起している。現れた突起を今度は直につまんだ。

  

「んッ……!」

 

「美月さん…」

 

 顔をこちらに向けた美月さんと再び唇を重ね、同時に乳首をくにくにと刺激していく。最大の弱点を責められているからか、舌の動きは鈍くなっていた。今度は俺が美月さんの舌を挟み込んで吸引していく。

 

「んふぅ……んッ!……ンチュ……ぁ……んっ…」 

 

 表情を窺うと、美月さんは肢体を震わせながら蕩けそうな顔をしていた。それを見た途端、劣情がゴォォッと込み上げてきた。乳首を前方へと牽引し、同時に舌を強く吸引した。

 

「ン゛ッ、ン゛〜~~~~~~~~ッッ!!」

 

 絶頂が美月さんを貫いていた。俺の腕の中で立ったまま間欠的に肢体を震わせている。

 俺は背後から美月さんを抱きしめながら、豊かな臀部に腰を押し付けた。一刻も早く美月さんの奥深くで、この滾りを解き放ちたかった。

 震える美月さんを抱いたまま、ようやく部屋の奥へと移動しベッドに座らせた。すぐに近くにある間接照明の電源を入れた。そばにいながら美しい肢体が闇に紛れて見えにくいなんてもったいない。

 振り向くと美月さんは息を整えながら少し乱れた髪を直していた。髪を耳の後ろに流す仕草が艶めかしい。イヤリングが僅かに揺れながら燦めいている。

 

「背中のファスナー、降ろしますね…」

 

 美月さんが俺に背を向けた。ファスナーを降ろすと、暖色の光が次第に露わになっていく白い背中を仄かに照らし出した。

 ドレスを脱がし、ストッキングにも手を掛けて降ろした。美月さんを覆うものは、今や黒いショーツ一枚だけだ。

 俺もスーツを脱ぎ捨て裸になった。そして、美月さんをベッドの奥へと誘導して仰向けに寝かせた。

 弾力のあるふたつの乳房は、胸の上で多少広がりながらも高さをキープしている。左胸の乳首を口に含みながらショーツに手を差し入れると、想像した通り秘裂からは潤沢なほどの蜜が溢れていた。

 ショーツに指をかけ脱がせていく。黒いショーツが捲られると、隠されていた素肌が露わになっていき、整えられた陰毛の先に厚みのある肉唇が姿を現した。

 

…………とうとう来た……この時が……

 

 いつも邪魔が入って最後までできなかったけど、美月さんのすべてを奪う時が本当に来たんだ。

 でも、美月さんの股を開いてズイっと体を寄せたその時、肝心なことに気付いた。興奮のあまり、ゴムをジャケットのポケットに入れたままだったんだ。

 俺のはひとより大きいらしく、持ってきたヤツじゃないと入らない。慌てて投げ捨てたジャケットを取りに行こうとすると、美月さんに呼び止められた。

 

「いいのよ、そのままで……今日は大丈夫だから…」

 

 そのままで、って………

 生でってこと……

 

 そんなこと許されるのか、他人の奥さんに…

 

 俺の内に僅かに残されていたモラルが戸惑いを生んだ。

 

「ねぇ、はやく……来て……」

 

 でも、股を開いたまま俺を待つ美月さんを見て、そんなものは一瞬で吹き飛んでしまった。

 硬くそそり立った肉棒に手を添えて、肉唇に亀頭を押し当てる。すっかり濡れていた膣穴はスムーズなまでに硬く張り詰めた亀頭を迎え入れてくれた。

 

「あぁっ…」

 

 美月さんが小さく吐息をついた。

 

…………入った……!

 

 俺の怒張が美月さんを貫いていた。ただ、歓喜したのは束の間だった。そこからが大変だった。

 肉棒を奥へと挿れようとすると、無数の肉ヒダが亀頭を優しく掻き撫で俺は思わず呻いた。美月さんはオッパイだけじゃなく、膣の具合も格別だった。

 

「んっ、くぅ……」

 

 こんなところで漏れたんじゃ台無しだ。俺はゆっくりと腰を進めた。美月さんの中は進むほどに熱くなり、侵入してきた肉棒をさわさわと撫でてくる。ゴムをしていないのもあるかもしれないけど、こんなのはじめての経験だ。

 

「あぁ、すごっ……硬い……ん…あぁ…」

 

 美月さんは自分の中にある俺の肉棒を感じ取ることに集中するように目を閉じている。ゆっくりと侵入していたペニスの先端が最奥に到達すると、美月さんの顎が少し跳ね上がった。

 肉棒で美月さんの膣がいっぱいになっている。やっと美月さんとひとつになれたんだ…

 感慨に耽っていた次の瞬間、柔らかな膣壁が一斉に窄まり、俺のペニスに吸着していた。

 

「くぅぅッッ……!」

 

 動かさなくても、すでに気持ちいい。こんなの耐えられないぞ…

 三度ゆっくり往復しただけで、俺はもうイキそうになっていた。

 

「美月さん、俺っ、気持ちよくて……あんまり我慢できない、かも…」

 

 美月さんにがっかりされたくなくて、俺は予防線を張った。

 

「いいのよ……いつイッても。山岡くんなら、何度でもできるでしょ…?」

 

 優しい微笑みを俺に向けてくれる。

 

 あぁ、好きだ…

 俺はオッパイだけじゃなくて、やっぱり美月さんが好きなんだ…

 

 こみ上げる恋慕の情はもう他人のものである美月さんに届くことはない。その耐え難いジレンマは激情となり俺の足腰に力を与えた。

 

…スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!スパンッ!……

 

「あっ、あっ、あァッ、んあっ……やまっ、おかっ、くん…ちょっ、激しッ……すぎッ……あはァァァッッ!!」

 

 膣奥目掛けて連続で突くと、美月さんが反り返ってシーツを掴んだ。

 大きく張った雁首が膣壁を擦る度に俺と美月さんに快感を与えている。もっと気持ちよくなってもらいたい。俺は無心で腰を動かした。

 でも、ピストンによって揺さぶられ乳房、膣のやわらかな感触、美月さんの喘ぎ声が俺を射精へと誘ってくる。

 イクなら一緒にイキたい…

 俺は美月さんの足を抱えて中腰になり、膣の奥深くへとペニスを何度も打ち込んだ。

 セックスを愉しむなんて生易しいものじゃない。目の前の女を犯せという本能からの勅命が俺の体を支配していた。

 

「あはぁぁぁぁぁぁッッッ!あっ、ああああぁぁぁぁぁッッッ!」

 

 美月さんは大声で喘いで乱れている。

 俺のこの思いがわずかでも伝われば……

 ほとんどイキそうになりながら、目の前で弾むふたつの乳房を掴んで、その先端を口に含んで吸い込んだ。

 

ジュルルルルルルルルルルルルッッッ!!

 

「あはぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!」

 

 美月さんの上半身が乳房を突き出すようにして反り返った。その瞬間、強烈な締め付けが膣内で起こった。

 

んぐぅぅぅっっ……もうだめだ……

 

 俺は咥えていた乳首を離すと、叫んだ。

 

「美月さん、出るッ……射精しますよッッ……!!」

 

「来てぇぇッッ!ああぁぁぁぁッッッ!!」

 

 その言葉を聞いて、再び乳首を咥えると最後の連打を放った。すぐにチリチリとした快感が亀頭からペニス全体覆っていった。

 腰が勝手に震えだし、ペニスの感覚が消失した。射精の直前、俺は強く腰を押し付けた。

 

 そして……

 

ドビュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッ!!ビュルルルルルルルゥゥゥゥゥゥッッッッ!ビュルビュル……

 

 絶頂を迎えた俺はありったけの精液を美月さんの奥深くに放っていた。

 

……おっ……おおっ…

 

 ずっと夢想し、やっと辿り着いた美月さんへの放出は桁外れの解放感を生んでいた。俺は美月さんに腰を押し付け、放心状態のまま射精の快感に酔いしれていた。

 俺は気付いていなかったけど、ほとんど同時に美月さんも達していた。美月さんの絶頂の痙攣と俺の足腰の震えが同期したようになり、ふたりで快楽の渦に取り込まれ震えつづけた。

 少ししてから放出を終えたペニスを引き抜いた。秘裂からは絶頂の残滓が溢れてきていた。

 

 美月さんはまだ、股を開いたまま少し震えている。

 

「大丈夫ですか、美月さん?」

 

 ちょっと強引すぎたかもと、不安に思って声を掛けると美月さんはまだ硬さを失っていない俺のペニスを見て微笑んだ。

 

「もう、すぐにでもできそうね…」

 

「俺はいつでも大丈夫です」

 

 俺は鼻息を荒くして答えた。

 

「……でもその前に、一旦お風呂入らない?」

 

「そうですね……そうしましょうか」

 

 すぐに二回戦へと行くつもりだった俺は、逸る自分を抑えた。

 

「それじゃ、お湯溜めてくるわね」

 

 美月さんはゆっくり体を起こすと、裸のままバスルームへと向かった。俺はその後ろ姿をベッドから眺めた。

 歩く度に大きな尻が左右交互に持ち上がり、体幹からはみ出た乳房が揺れ動く。それを見て俺は辛坊堪らなくなり、美月さんのあとを追いかけていった。

 

 

 

数時間後──

 

 心地の良い疲労感が俺の全身を包んでいる。

 美月さんを追いかけたあと、お湯を溜めながら壁に手をつかせてバックで突き、バスタブではまたパイズリをしてもらった。

 ベッドに戻ったあとも俺達は何度もまぐわりつづけ、部屋に静けさが訪れた時はもう深夜になっていた。

 美月さんはヘタリ顔でベットに横たわる俺に抱きつくようにして寝そべっている。俺は霞がかかったような頭のまま、自分の胸の上に乗せられた乳房をやわらかく揉みまわしていた。

 

「気持ちよかった…」

 

 しばらくの沈黙のあと、美月さんが囁いた。

 

「ねぇ、山岡くんは?」

 

「俺も……めちゃくちゃ気持ちよかったです」

 

「そう……よかった……」

 

 美月さんは満足そうに微笑んだ。実際、今後これ以上、体の相性のいい人は現れないんじゃないかと思えるほど俺達は互いに高め合い、満たしあっていた。

 

「……最近ね、たまに思うの。玲奈の家庭教師をしてくれたのがうちの夫じゃなくて、山岡君だったら……どうなってたんだろう、って…」

 

 濡れた目が俺のことを愛おしげに見つめている。その言葉が耳に入った途端、強い情動が湧き上がって俺の口を突いて出ようとした。

 

 また余計なことを言おうとしている──

 それが漏れ出る刹那、口走ったことを後悔する自分の姿が脳裏に過ぎったけど、事後のまどろみは脳内のブレーキのかかり具合をいつも以上に鈍くさせていた。

 

「………俺じゃ、だめですか?」

 

「えっ……?」

 

 美月さんの少々驚いた顔を見て、予見した通り後悔の念が湧いて出た。そんなこと、美月さんは望んでいないのはわかっているのに…

 でも、その場の雰囲気でなんとなく言ったわけじゃない。前から考えていたことだった。優介が蔑ろにするなら、いっそのこと俺が…

 

「……それは、だめよ…」

 

 俺は敢え無く撃沈した。

 俺は本当に馬鹿だ。最高の夜が台無しになった。

 

「……やっぱ、俺じゃだめですよね…」

 

 俺が卑屈に笑うと美月さんは首を横に振った。

 

「山岡くんがだめってことじゃないの……」

 

 少しの間を開けて美月さんは口を開いた。

 

「私はね、うちの夫に戻ってきて欲しいって思ってるのよ……やっぱり…」

 

「あんなにひどいことされたのにですか?」

 

「そう……おかしわよね…」

 

 あいつのどこに惚れ込んでいるのかわからないけど、それこそ夫婦間だからこそ気付けることがあるんだろうか…

 

「……それにね、今の私達の関係性を心地よく感じているの……もし私達が夫婦になったら、今の関係のままじゃいられなくなるかもしれないでしょ?」

 

「それは、そうかもしれないですけど……俺は優介みたいなことはしませんよ」

 

「そうよね……でもね、うちの夫も結婚前は同じこと言ってたのよ……だから、私は今のままでいいの。でも、山岡くんにいい人ができたら……その時はすぐに言ってね」

 

「……じゃあ仮に、優介が美月さんのところに戻ってこなかったら……その時は付き合ってもらえますか?」

 

「そうね……そうなったら、お願いしようかしら…」

 

 美月さんが一瞬、身を起こして乳房を押し付けてきた。さんざん味わい尽くしたふくらみが顔面でたわんでいく。

 美月さんとの関係はあくまで期限付き……

 優介が瞳さんと不倫を解消したら、俺達も別れなければならない。でも、俺との関係を限定的にすることで本来貞淑なはずの美月さんが不貞行為に及んでいるんだ。

 そう考えると……俺は優介達に感謝をするべきなのかもしれない。

 

 俺は乳首を口に含み、やさしく吸い上げた。

 

「あぁっ……」

 

 途端に甘い声が漏れ出てくる。

 

「……美月さん、このまま寝ちゃってもいいですか?」

 

「いいわよ……でも、寝ぼけて噛んだりしないでね…」

 

 手のひらが俺の後頭部を撫でてくれる。

 包み込まれるような安堵感と幾多の射精による疲労感によってまどろんでいた俺は、落ちるように眠りについた…

 

 

 

 それから、五年の月日が流れた…

 

 

 

 

 

 車窓にかつて通勤の度に眺めていた街並みが流れていく。

 なんてことのない住宅街。一年離れていただけでこんなに懐かしく思えるのは自分でも意外だった。

 

 あのホテルの一夜から俺は月に二、三度美月さんと逢瀬を交わし、あの爆乳を堪能してきた。

 転機が訪れたのは約一年前。俺に地方への転勤の辞令が下ったんだ。

 美月さんと離れるのがいやで本気で転職も考えた。でも美月さんはそんな俺の背中を後押しした。

 いつかは別れる時が来る……

 その時が来たのかもしれないわね、と……

 悩んだ末、結局俺は転勤することに決めた。

 転勤後、美月さんと離ればなれになった寂しさから、俺はすぐに出会いを求めた。そして、今付き合っている彼女に出会った。

 一コ上である彼女は三十になる前に結婚したいと言っている。プロポーズはまだだけど、俺はもう決心していた。

 それなのに……

 俺は美月さんのことを忘れることが出来なかった。あの乳房の感触が俺の奥深くにまで沁み込んでいたんだ。

 そんな時、美月さんの住む地域の近くに出張が決まった。当日会えないか聞いてみたところ、二つ返事でOKしてくれたんだ。

 

 美月さんに会えるッッ……!

 俺は出張の日が来るのを指折り数えて夢想した…

 

 

 

 目的の駅で降りて、少し離れたところにある落ち着いた雰囲気のバーに入った。店内に美月さんの姿はまだない。

 注文した酒を飲んでいると、ふとはじめて美月さんと食事する時に行った居酒屋を思い出した。

 あんな小汚いところによく連れて行ったな……

 当時のことを思い出して苦笑していると、背後から声を掛けられた。

 

「久しぶりね。待たせちゃったかしら?」

 

 懐かしい声に振り向くと、そこには…

 約一年ぶりに見る美月さんの姿があった。

 薄いスミレ色のジャケットとパンツ、白いVネックのインナーを着ている。ジャケットは開かれていてVネックが前方へと大きく突き出し、豊かな胸の谷間が僅かに覗いていた。

 珍しくメガネを掛け、ポニーテールをしている。

 

「久しぶりですね。俺も今来たところです。今日はメガネなんですね」

 

「伊達メガネなの。仕事できそうに見えるでしょ?」

 

 そう言うと、美月さんはメガネをケースにしまった。

 五年前、美月さんはアパレル関連の仕事に就いた。はじめはアルバイトだったものの、物腰柔らかな態度とその美貌でリピーターを増やして売上に貢献、社員にも昇格した。その後メキメキと経営者としての頭角を現していき、なんと昨年には独立を果たした。

 自社で取り扱う胸が大きい女性向けの洋服と下着がヒットし、瞬く間に店舗拡大。

 子育てに専念していた女性のセカンドキャリアを後押しする企業として、その働き方がメディアにも取り上げられた。

 美月さん自身もモデルをつとめていることもあり、そのカリスマ性と抜群のスタイルで今やちょっとした有名人だ。旦那の年収は数年前にとっくに超えている。

 あの台風の夜、俺の言った何気ない一言が結果的に美月さんの人生を大きく変えることとなった。

 人生、どこでどうなるかわからない。

 きっと、俺自身も気付かないうちに誰かの影響を受けていて、今に至っているんだろう。

 

「……すっかり手の届かない人になっちゃいましたね」

 

「そんなことないわ。私なんて、まだまだこれからよ」 

 

 謙遜しながらもその表情はイキイキとして、経営者としての風格すら感じる。夫の不倫に悩んで自信なさげにしていた時とは大違いだ。

 仕事が楽しくて優介との間に子どもをつくることはやめたらしい。

 美月さんが注文したカクテルが届いたところで乾杯した。そのあとは互いの近況を話しあった。

 

「そういえば、優介と瞳さんは元気ですか?」

 

「……はぁ、あの二人は相変わらずよ…」

 

 やれやれとした表情を浮かべたあと、俺の顔を見て笑った。

 朝、ホテルから自宅に帰った美月さんが見たのは、寝室で裸で寝ている優介と瞳さんだった。美月さんの感が的中していたんだ。

 泣いて謝る二人を、美月さんはその特大の器の大きさで許し受け入れた。それどころか、今は三人でベットを共にすることもあるらしい。

 優介は美月さんだけでなく、瞳さんのオッパイも好き放題に揉んでいるんだ。

 まったくもって、度し難い……

 ただその結果、優介が美月さんのところに帰ってくるまでの、期限付きだった俺と美月さんの関係はその後もつづくこととなった。

 美月さんもなんだかんだ言いながら、今の関係性を愉しんでいる節がある。

 

 まだまだ話したいことはあるけど、俺は今日中に新幹線で帰らなければならない。一旦話を切り上げてホテルへと誘うと、美月さんはすんなりと受け入れてくれた。

 

 

 

 バスルームから戻ると、先にシャワー済まさていた美月さんがバスローブ姿でベッドに座って、俺が出てくるのを待っていた。

 俺が近づくとバスローブを脱いで、豊満な肉体をさらけ出す。つづけて、組んでいた足を外し股を広げ、妖しく微笑んだ。

 熟女の域に達しつつあるというのに、美月さんは驚異的な若々しさを保っていた。突出した乳房も引き締まったウエストも、豊かな尻も何も変わっていない。むしろ、官能的な艶美は年を追うごとに増していて、見ているだけで肉欲が湧き起こってくる。

 俺もバスローブ脱いだ。すでに硬くそそり立っているペニスを見て、美月さんはニヤリとした。

 吸い寄れられるようにその足の間に入って、膝立ちになった。目の前にははじめて見た時から俺の視線を釘付けにしてきた豊かな乳房が、五年前と寸分も変わらない姿で鎮座している。

 堪らず乳房を左右に広げて顔を突っ込んだ。途端に、郷愁さえ感じる甘い匂いとやわらかな感触に包まれる。

 

「ふふっ、おかえりなさい…」

 

「ただいま…」

 

 夢中になって顔に乳肉を押し付けて、久しぶりの感触を愉しんだ。

 俺の彼女はCカップ。

 彼女の胸からは決して得られない安寧と興奮がこの谷間の中にはあった。

 

 こんなことを言っても何の説得力もないだろうけど……

 俺が世界で一番大切に思っているのは、自分の彼女だ。

 でも、オッパイは………

 オッパイだけは……

 

 

 谷間から脱した俺は、一年触れられなかったことで溜まった鬱憤を晴らすように、ただひたすらに揉みに揉んだ。美月さんの乳房はいつだって俺の激情を受け止めてくれる。

 

「ほんと、大きいですね。美月さんのオッパイ…」

 

「好雄くんも、相変わらず元気ね…」

 

 興奮にいきり立ったペニスを握られた。しなやかな指が愛おしそうに上下に扱いていく。

 今度は美月さんを愉しませる番だ。俺はあえて触れるのを避けていた乳首のまわりを人差し指でなぞりはじめた。

 クルクル、クルクルと……

 時計回りに、そして逆向きに。

 尖塔のまわりをソフトタッチで周回し、じっくりと煽っていく。

 

「んッ、んんっ…」

 

 美月さんが焦れったそうに肢体を揺すりはじめた。でもそれには構わずゆっくり、ゆっくりと乳輪の縁をなぞっていく。

 つづけて乳房を持ち上げて、アンダーバストから乳輪にかけてくすぐるように指を這わせる。この部分は美月さんの隠れた性感帯だ。美月さん曰く、ゾワゾワしたものが背中を駆け抜けるらしい。

 アンダーバストから引っ張ってきた性感を乳輪に纏わせるように指で周回し増幅させた。

 

ビキ......ビキッ……

 

 数え切れないくらい周回を重ねると、普段は厚いボタンのように収まっているふたつの乳首が、まるで美月さんの気持ちを代弁するようにビンビンに隆起してきた。空気に触れるのでさえ感じてしまいそうだ。

 

「乳首、すごい勃ってますよ……」

 

「んッ......くうぅぅ……好雄くんッ......もう..!」

 

 焦燥感から俺の両肩を掴んだ美月さんの腕が震えている。早く触れるように訴えてはいるけど、俺はこの五年で美月さんの好きな愛撫を熟知していた。

 本当はたっぷりと乳首を焦らされるのが好きなんだ。愛液が溢れてきてしまうくらいに、じっくりと…

 俺だって早くオッパイにしゃぶりつきたい。でもこの時間が美月さんをよりいっそうの高みへと誘うことを知っているからこそ我慢する。きっと気の短い優介には無理だろう。

 

「ねぇ……早くッ………お願いッ……!」

  

 焦らしすぎて、肢体のひくつきが止まらなくなっていた。頃合いと見て乳首の頂点を軽く指で触れてみる。

 

「…………ン゛─────ッ!」

 

 ようやく味わえた喜悦に、一瞬にして美月さんの首が反り返っていた。

 もの凄い反応……

 これこそ、この一年俺が追い求めていたものだ。

 大きなオッパイを責めて感じてもらえると俺も深く満たされる。やっぱり、美月さんのオッパイじゃなきゃ、だめなんだ…

 

「そんなに気持ちいいんですか?」

 

「気持ちいいッ...だから、もっと…!」

 

 要望通り、親指と人差し指でつまんでふたつの乳首をゆっくりと扱いていく。でも、簡単に美月さんが達したりしないように注意深く観察しながら加減を加えた。

 

…シュコッ、シュコッ、シュコッ……シュコッシュコッシュコッシュコッ………シュコッ……

 

 

「……んッ……ん、ひっ、ヒィっ…!ああッ!」

 

 ビキッ......ビキビキッ!

 

 指の間で研磨するように扱くと、乳首はより硬度を増していった。俺がイカせようとしないから、やっと乳首に生じた喜悦さえもどかしいものとなり、美月さんは悶えはじめた。

 

「んッ、くぅぅぅッッ……!お願いよォォッッ、早くッ、イカせてぇッッ!」

 

 太ももがかわいそうなくらいに震えている。イキたくてたまらないのだろう。それでもなおゆっくりと扱くと、開かれた秘裂から淫液がトロトロと溢れ出してきた。

 

「………ずっと、好雄くんにオッパイさわってほしかったの……だから、もうッッ……!」

 

「そんなこと言っても、優介と瞳さんにはさわってもらってるんですよね、いつも…」

 

 美月さんは首を横に振った。

 

「違うッ……そんなことっ……ないっ、うくぅッッ……!」

 

「ホントのこと言ってください。ふたりに吸ってもらってるんでしょ、毎日…」

 

「あっ、ああっ、あうっ……!」

 

 美月さんは拷問でもされているみたいに苦しげに目を瞑って天を仰いだ。そのまま、観念したように口を開くとほとんど叫ぶように言い放った。

 

「そうよぉぉッッ!毎日ッ……毎日よぉぉッッ!」

 

 その言葉は少なからず俺の嫉妬心を煽っていた。ペンチで挟むようにして、これ以上ないほど勃起したふたつの乳首を指の間で押し潰した。

 

 

「あ゛~~~~~~~~~~~~ッッッ!!」

 

 

ビックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンッッ!!ビックウウウゥゥゥゥゥンンッ!ビックンッビックン、ビクッ......ビク...

 

 絶叫とともに美月さんのお尻が一瞬浮いたあと、白い首が一瞬で反り返った。声の消失のあと、肢体を激しい痙攣が襲う。

 我慢に我慢を重ねた末の乳首への強い刺激は、それまで溜め込まれていた性感を一気に爆ぜさせ、美月さんを深いオーガスムへと至らせた。

 凝り固まった乳首をすり潰すと鋭い喜悦が乳首を貫き、快感の叫び声とともに足がピーンと伸びていた。

 

「だめぇぇッッ!もう、だめえぇ……あああぁぁぁぁぁッッッ!!」

 

 泣き叫びながら手首を掴んで、さっきまであれほど求めていた愛撫をやめさせようとしてくる。

 俺は乳首を解放したあと、右の乳房にしゃぶりついた。舌で扱きながら吸引していく。

 

「あひぃぃぃぃぃぃぃぃッッッ!!」

 

 早くも絶頂を迎えた乳房を離し、今度は左の乳房に喰らいつく。しこった乳首が口腔内で伸びきると、美月さんは新たなオーガスムの波に飲み込まれていった。

 左右の乳房を交互に吸い伸ばしていくと、絶頂に絶頂が重なり美月さんはイキっぱなしになった。狂ったようにわめき散らし、秘裂からはどっと陰液が溢れ出した。

 ぎゅっと瞑られた目から大粒の涙が流れるのを見た時、俺ももう堪らなくなった。美月さんを押し倒して大きな尻肉を掴むと、うしろから肉棒を突き刺した。

 途端に柔肉が俺の肉棒を締め付ける。早くもイキそうになった俺は猛然とピストンを打ち込んでいった。

 滾りを放つ刹那、律動を受け胸の下で暴れまわる乳房を握り締めて乳首を押し潰すと、強烈な締め付けが肉棒を襲う。

 

「……うっ、ぐぅぅ……!!」

「あっ、あっ、ああっ、あはぁぁッッ!!」

 

 腰を押し付けて一度目の放出をしたあと、俺は美月さんに覆いかぶさるようにして倒れこんだ。

 

 

 

 

 何度か射精の経て、俺はベッドに仰向けになっまま、薄明かりの中で揺れ弾む乳房の巨影を眺めていた。

 美月さんはまだ満足していないらしく、俺の上に跨って腰を前後させている。もともと性欲は強かったけど、働きはじめてからさらに増していた。

 

 俺はこのオッパイをあと何度さわれるんだろう…

 乳房を眺めているうちに、ふと思った。結婚して子どもができたら、おいそれと遠出はできないだろうし、さらに遠くへと転勤になる日が来るかもしれない……

 

 

「ねぇ、何考えるてるの?はぁ、はぁ……」  

 

 髪をかきあげながら、美月さんが俺を見下ろしていた。

 

「いや……次、いつ会えるのかなって…」

 

「ふぅん、まだ会ってくれるんだ…」

 

「もちろん、会いに来ますよ。五年後でも、十年後でも」

 

「十年も経ったら、もうオッパイ垂れちゃうかもしれないけど……それでもいいの?」

 

 美月さんは未だに、俺の過去の不用意な発言を気にしている……というより根に持っているのかもしれない。不敵な笑みを浮かべながら、膣肉でペニスを扱いてくる。

 美月さんの言う通り、この美しいふくらみも、いつかは輝きを失っていくんだろう……

 それでも俺は、はじめて乳房の快楽を俺に教えてくれた美月さんのオッパイを、いつまで愛したいと思っている。  

 それに……きっかけはオッパイだったけど、今は美月さんの人柄に惹かれているんだ。いつまでも夢中にさせてくれる人がいるというのは恵まれたことなんじゃないかと思える。

 まぁ、彼女には申し訳ないが…

 

「……もちろん、いいですよ」

 

 両手を伸ばして揺れ弾む乳房を揉み掴むと、素晴らしい弾力が手の中で炸裂した。その感触に俺は破顔した。

 

………まだまだ、愉しませてもらえそうだ…!

 

 上半身を起こして座位に移行し、ふたつの乳首にしゃぶりついた。同時に下から肉棒を突き上げていく。

 

「あああぁぁぁッッ!もっと、もっとぉ!」

 

 膣肉が肉棒を締め付けるのに悶えながら、俺は新幹線の時間ギリギリまでふたつの乳房を吸いつづけた。

 

  〈寝とられエンド・完〉

 

 

 

 




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レトロなエロゲの二次に最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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