真夏の昼下がり───
蝉がつがいを求めて鳴く声がアパートの一室に沁み入るように聞こえていた。
淑女の揺れ動く乳房をじっと見つめる熱視線。その部屋の若い青年は、まもなくピークに達する外気温に比例するように、熱く劣情を滾らせていた。
自分の元から立ち去ろうと支度する後ろ姿に、寂寥感と果たせぬ欲望を抱いた青年は発作的に女の名を呼ぶのだった...
「.........美月さん」
美麗なロングヘアが振り向いた拍子に背中で揺れた。
「ん?どうしたの?」
優しいまなざしが俺を見つめている。一瞬、言葉に詰まった。その目を見たら俺の劣情に塗れた本心はとても言い出せなかった。
「......いや、もう帰っちゃうんだなって......」
「なぁに、まだいてほしいの?」
美月さんがクスクスと笑う。
確かにそれもまた本心だった。美月さんといっしょにいられるだけでもすごく嬉しい。
でも俺が今一番求めているのは、少し笑っただけでも重々しく揺れ動いてしまうその大きなオッパイなんだ。
果たすことのできない欲情が俺の中で膨れ上がっていく。
不意に美月さんが立ち上がるとベッドの枕元に座った。俺はベットに寝たままなので、美月さんのオッパイを下から見上げるかたちになった。
大きくせり出した豊かなふくらみ。ニットのウエスト周辺はまだ余裕があるのに、乳房に至ると生地がパツンパツンに伸びているのがわかる。膝枕をしたら、きっと胸に視界をふさがれて美月さんの顔が見えなくなるだろう。
美月さんはやや前かがみになり、俺の顔を覗き込むようにしている。垂れさがった乳房がまるで俺を誘うように頭上でかすかに揺れた。そのふくらみの揺らめきはタオルケットの下の愚息をみるみると硬くさせていった。
「山岡くんは今、お付き合いしてる人いないの?」
「......しばらくいないですね」
「そう......こんな時、そばにいてくれる人がいればいいんだけどね...」
巨乳の彼女ならずっと欲しいと思っていた。だけど、胸をさわらしてもらってからというもの、俺は美月さんのことばかり考えていた。
親友の奥さんという高嶺の花以上の存在なのは理解している。でも、やっぱり俺の理想の女性は目の前にいるこの人なんだ。
「私にできることがあれば言ってね。たいしたことはしてあげられないけれど......」
ある。
それも、美月さんにしかできないことが......
献身的に俺を世話してくれた美月さんに、こんなことを言うのは大変はばかられる。それでも、豊満な乳房を前にした今、そのふくらみを求める衝動はもう留めようがなかった。
「あ、あの……」
欲情しているとも知らずに、美月さんの優しげな双眸が俺を見つめ続ける......
「…….…また...さわっても、いいですか...?」
心臓の高鳴りを感じながら、黒い感情を吐き出していた。
何を、とは言っていない。それでも俺が求めていることについて察してくれたようだ。
美月さんはほんの少し驚いた顔をしたけど、すぐに優しい顔つきに戻った。
よかった......どうやら、気分を害した気配はないようだ。
「......知ってるわ....だって、顔に書いてあるもの」
しっとりとした潤いのある声が静かに響く。
どうやら、とっくに見透かされていたらしい。俺と美月さんを包む空気感が、にわかに色めきだつのを感じた。
「......山岡くん。私、一応結婚してるのよ」
「そ、そうですよね...」
もちろんわかっている。でも、一度手にした乳房の感触は、俺の良心の呵責を驚くほど希薄にさせていたんだ。
少し間を空け、美月さんが口を開いた。
「......仕方がないわね....でも、少しだけよ。本当は、おとなしくしてないといけないんだから......」
................よっしゃぁぁッ....!
また、オッパイをさわらしてもらえる.....俺は大いに歓喜していた。
美月さんがゆっくりと前かがみになり、オッパイを近づけてくれた。ニットに包まれた爆乳が俺へと差し出される。
感謝を伝えるのも忘れ、寝たまま右腕を伸ばして乳房の側面にそっと触れた。
「...............うわぁ...」
思わず感嘆の声が漏れ出る。
これだよ、これ.....! 俺が求めていた豊球の感触が手のひら全体を覆っていた。
乳房のぬくもりがニット越しに伝わってくる。前にさわった時よりも温かく感じるのは真昼の熱気のせいだろうか。
つづけて、ニットに包まれた乳房の輪郭を撫でまわす。片手でさわっているので、揉み掴もうとすると振り子のように乳房が左へと逃げた。
それでも追いかけて、やんわりと揉んでいく。乳房のやわらかな感触が俺を愉しませた。
「......あんまり、さわっちゃだめよ。興奮すると....体に障るから...」
美月さんは自らの乳房が持つ、男を狂わせる魔力について自覚はあるらしい。確かに興奮はするけど、俺が抱いていた感情はそれだけじゃなかった。
「......今、俺......癒されてるっていうか......すごく安心するんですよね......さわってると...」
「...そう......それなら、よかったわね」
興奮するのに癒される。美月さんのオッパイには相反する属性が宿っているようだ。
美月さんはいつもの包み込むような笑顔で、乳房に触れる俺のことを見ている。そのまなざしに抱かれながら、俺は右手と乳房を戯れさせる。
やわらかな感触が俺を和ませる。溜まりに溜まった黒い感情が、満たされ浄化されていくようだった。
だけど、その心の平穏は束の間でしかなかった。
乳房をさわっているうちに、俺の内に新たな願望が芽生えていたんだ。
はじめてのやわらかさと温もりを教えてくれた美月さんのオッパイ。でも俺はそのふくらみがどんな姿をしているのか、いまだに知らないままだ。
そして、その素肌の感触も……
優介なら望めば簡単に服を脱いでもらえるんだろう。でも、俺にはこの薄いニットさえ分厚い鎧のように感じる。
できることなら見てみたい.....
そして、さわってみたい…裸のオッパイを…
乳房の歓喜は俺にさらなる欲望を呼び起こさせていた。
夫の友人にすぎない俺に美月さんが素肌を晒すなんてことは考えられない。でも、俺を癒してくれていたはずの乳房の感触がいつしか劣情をおおいに刺激しはじめ、自制心を侵食しつつあった。
葛藤の末、手を乳房から離した。
「もう、いいの?」
「いや………美月さん、俺───」
そこで、二の句を言いよどむ。友人の奥さんにとんでもないことを言おうとしている自覚はあった。
それを口に出したらどんな顔をするだろう。
そう思っていると、美月さんが顔の前に垂れた髪を耳の後ろにかけた。
「なぁに?どうしたの?」
まるで幼子にでも話しかけるような優しい口調。俺は美月さんの優しさにつけこむように、醜い願望を吐露した。
「.....美月さんの......胸、直接さわってみたいです」
緊張で消え入りそうな声を喉から放つ。
言った。言ってしまった。
心臓の鼓動が一気に早まった。
俺は美月さんの反応を、おそるおそる窺った。
すると薄く笑みを浮かべてはいるけど、そこには少なからず困惑の色が混じっているのが見て取れた。
やっちまった。俺は思った。
さわれただけでも十分奇跡なのに、さらに欲張った結果、美月さんの信頼を損ねたんだ。
「......やっぱり……俺じゃ、だめですよね...」
美月さんはそれに答えず、なにか戸惑い考えあぐねているような、そんな様子だった。俺はその光景に既視感を覚えていた。それは最初に美月さんに胸をさわらせてもらった、あの日の夜───
「......もし、さわらせたら───」
不意に美月さんが口を開いていた。
「───明日、ちゃんとお仕事行けそう?」
「....はい......絶対行けますっ......」
美月さんの反応を見て、半ば諦めていた俺に光が差したように感じた。
それから、美月さんは伏せていた目線を上げて少し恥ずかしそうに微笑んだ。
「.....……….仕方がないわね………でも、本当にちょっとだけだからね」
「......い、いいんですか......?」
美月さんの言葉に、俺は腹の底から興奮が込み上げきて身震いしていた。
......オッパイを、見れるっ......!
いや、それだけじゃない......さわれるんだ、この手で.........!
自分で望んでおきながら、理性が話の展開に追い付いていなかった。
どうして俺にここまでしてくれるのかはわからない。でも、今はそんなことはどうでもよかった。
ベッドから起き上がり、フローリングに座ったままの美月さんにクッションを勧めた。俺はその正面にかしこまって正座した。
オッパイを披露してもらう準備が整った。
美月さんは目の前で胸を露出させることにまだ抵抗を感じているのか、俺に背を向けてサマーニットの前部分のすそを掴んだ。そして、焦らすようにゆっくりと引き上げていく。
まるでストリップを見ているようだった。気が触れそうな興奮をどうにか抑えつつ、美月さんのたおやかな髪が流れる後ろ姿をじっと凝視する。
ニットを胸の上まで捲り上げたことにより腰のあたりの素肌がちらりと見え始めた。つづけて、ブラを押し上げる。ベージュ色のカップの部分が横からわずかに見えた。
少しずつ露わになっていく美月さんの裸体。俺は膝に手を当て、自然と前のめりになった。
もう少しでオッパイが見れる……
否応なく期待が高まるのを感じながら、こんなに美人で爆乳の奥さんがいながら、なんで優介はわざわざ浮気をしているのかという疑問に答えが出るかもしれないと思っていた。
美月さんは年齢よりずっと若く見えるけど、三十半ばだ。人によっては体型が崩れ始める年頃と聞く。
もしかしたら、その乳房はすでに輝きを失っていて、それで他の若い女の胸に手を出したんじゃないか......そんな邪推をしていた。
服を脱がされ、自重を支えているブラをはぎ取られたら、美月さんの乳房は一体どんな姿を晒すのか......
その答えがもう目前まで迫っている───
ブラが引き上げられていくのを美月さんの後ろから固唾を飲んで見守っていると、急にボロンッと丸いふくらみが落下するのが見えた。
俺は思わず声が出そうになるほどの衝撃を受けた。大きすぎて大幹からはみ出しているため、背後からでも乳房の外周部分が見ることができるんだ。
上げきったところで、美月さんは服とブラを抑えながら右腕で乳房を抱えるようにして、おずおずと俺の方に顔を向けた。その横顔は羞恥の為か赤らんでいる。
乳房を腕で隠す様は艶美を感じさせながら、日本画の美人婦のような奥ゆかしさもあった。
そのまま、俺へと肢体を向けた。
胸を覆っていた腕をゆっくりと降ろし始める──
直後、眼前に現れた一糸纏わぬ裸の乳房を見て、俺は息を呑んだ……
乳房の付け根から放たれたふくらみの輪郭がたっぷりと重力に引かれながら、みぞおちを越えたあたりにまで達していた。しかしそのまま下垂することなく爆発的に盛り上がり、豊かな曲線を描いている。
胸のデコルテから急激に盛り上がった乳肉の曲線が下からの曲線と一体となり、豊満な乳房を形づくっていた。
そのふくらみの先端にはやや大きめな薄桜色の乳輪。その中央に厚みのあるボタンのような乳首が鎮座している。
驚くことに体幹から大幅にはみ出るほどの量感がありながら、乳房は重力に逆らうように前方へと突出し、乳首もまた前を向いていた。
ふたつの峰のような乳房が自然と寄り添うことで、深い渓谷が形成されている。豊かな乳房だけがつくれる蠱惑的な谷間。その奥に進むにつれて光が届かなくなり、陰影が濃くなっている。
次第に、俺の視線はその深い谷底へと吸い込まれていった......
「……そんなにじっと見られると、さすがに恥ずかしいんだけど…」
美月さんの言葉に我に返る。
「すいません......つい....」
直後、遅れて喜悦が込み上げてきた。
入浴をのぞき見でもしない限り、けっして優介以外の男には見れないはずの美月さんのオッパイを、俺はとうとう見たんだ...!
美月さんのオッパイはただ大きいだけじゃなかった。たっぷりと実りきりながら、思わず見惚れるほどの美しさも兼ね備えていた。
優介が浮気をする理由がますますわからなくなった。俺だったら毎日まっすぐ家に帰って、その豊かなふくらみに飛びつくのに......
俺の突き刺すような視線に恥じいったのか、美月さんは両腕で胸を隠した。それでもその豊満なバストを覆い隠すことはできず、寄せられた谷間がより深くなり、かえって俺の目は釘付けになった。
ずっと見たいと思っていたふくらみの正体が露わになり、俺の愚息が急激に膨張していく。
当然、美月さんの生乳を見るのははじめてなんだけど、おかしなことに俺は半裸になった美月さんの姿に見覚えがあった。
「俺、前に優介と飲みに行ってすごい酔ったまま美月さんの家に行った時、玄関で美月さんが胸を丸出しにして俺たちを出迎えてくれた記憶があるんです。もちろん夢なんですけど......でもすごいリアルで......それを思い出しました」
胸を抱えながら小走りに去っていく美月さんの後ろ姿も憶えていた。だけど、気付いた時には俺はリビングのソファの上に寝かされていて、優介に話したら夢でも見たんだろと言われたんだ。
「ふふ、変な夢ね」
美月さんが意味深に笑う。
「はい......なんか、今も夢を見てるみたいです...」
実際、まるで現実感のない光景だった。
二人だけの密室、半裸の美月さんが無防備な状態で俺と会話しているんだ。それだけ俺は信頼を得たということなんだろうか。
どこか美月さんの態度がよそよそしかった頃には、こんな関係性になれるとは思ってもみなかった。
俺はすっかり高揚しつつ、腕に抱かれた豊満な乳房を眺めた。
両腕の上下からはみ出る乳肉と、深い谷間。
隠しきれていない豊満なふくらみが、俺の欲望を深めていく。
もっと近くで見たい......
あの剥き出しの乳肌に触れてみたい......
昂る気持ちを必死に抑え、口を開いた。
「......それじゃ、美月さん......さわっても......」
「......本当にさわるの?」
ええッ......ここまで来てダメなの......?
俺は内心焦った。
美月さんは腕を組んだまま、じぃっと俺を見ている。
「......できたら、お願いしたいんですけど....」
美月さんのちょっと意地悪そうな顔。それが次第にほころんでいくのを見た時、俺は直感した。
今の美月さんなら、きっと俺を受け入れてくれるはずだと。
俺と美月さんの間に、以前はなかった何か通い合うものを感じていた。
「......ふふっ、わかったわよ」
美月さんが俺をからかうように笑った。
「じゃあ、もう少しそばに来て......」
俺はその声に引き寄せられるように、美月さんに近づいた。剥き出しの乳房がもう俺の手の届くところにある。
美月さんがうっすらと笑みを浮かべながら、両腕をゆっくりと降ろした。
豊満なふくらみが再び露わになっていく───
直後、俺の視界はふたつの乳房でいっぱいになっていた。
俺がはじめて見た裸の豊乳。今一度、そのふくらみの全貌をじっくりと眺めた......
シミひとつない、白い乳肌。たっぷりと量感のある乳肉が、俺に向かってズンッと突き出ていた。
そのふくらみが美月さんの呼吸に合わせて、ほんの少しだけ上下に動いている。ふたつのふくらみを合わせれば相当な重量となりそうだけど、美月さんはピンと背筋を伸ばして凛とした姿勢で座っていた。
右の乳房の谷間側からうっすらと青い静脈が走っていた。よく見ると谷間の奥が少し濡れて、陽の光で輝いている。うちに来るまでに汗をかいたんだろう。
厚みのある乳首が巨大な乳房の上でしっかりと存在感を出している。それが美月さんの弱点であることは、前回さわらせてもらった時に学習済みだった。
美月さんが首もとで抑えているベージュのブラ。それがまた嘘みたいにデカい。
これだけの量感を支えるのだから当然と言えば当然だけど、カップの部分は俺の頭でもすっぽり入りそうな大きさだった。
美月さんはいくら胸を凝視しても、今度は隠したりしなかった。俺が夢中になっているのを、ただ微笑んで見てくれている。
映像や携帯の画面からでは伝わってこない、リアルの巨乳が放つ圧倒的な情報量が俺の目から流れ込んできていた。
素晴らしく立体感のある乳房。
このオッパイをただ見るだけじゃなく、これからさわれるんだ……
異様な興奮が俺を支配していく。昨日の熱がぶり返したように、体が熱く火照っていた。
僥倖に身を震わせつつ、膝に置いていた手を乳房へと伸ばしていく。
美月さんは俺の挙動を黙って見守っている。緊張で手が震えているのはきっとバレているだろう。
それぞれの手の人さし指と親指の間のカーブを乳輪の数センチ下に添えるように近づける。それが乳房の正しい触れ方のように思えた。
手指が乳房に近づくにつれ、心拍数が異常なスピードで跳ね上がる。
唾を飲み込む大きな音。
心臓の、爆音。
裸の乳房と邂逅する......
そのインパクトの瞬間に向け、俺の全ての神経が手のひらに集中する。
もう、触れるっ、
手がっ、
オッパイに────
直後、吸い付くような乳肌の感触が手のひら全体を覆っていた。
乳房のやわらかさと、じんわりとしたぬくもりが俺の手のひらからダイレクトに伝わってくる。
その衝撃は稲妻の如く俺の肉体を駆け抜けた。頭に至ってはアドレナリンを溢れさせ、下腹部ではペニスに血潮が流れ込み、スウェットを突き破らんばかりに激しく勃起させていた。
さわったんだ...生のオッパイに...
乳肌に触れる手指とぬくもりが現実であることを物語っている。
ずっと憧れていた、そして憧れで終わるはずだった美月さんのオッパイが今、俺の手中にある。
その事実に卒倒しそうなほどの興奮を覚えた。
美月さんのオッパイとの邂逅はまだはじまったばかり。顔を上げると、美月さんは薄く笑みを浮かべたまま小さく頷いた。好きにしていいということだろう。
俺はオッパイを堪能するべく、ゆっくりと指をふくらみに食い込ませていった......