窓から射す夏の日差しが露わになった白い豊球を輝かせる。それは若い青年にとって、まさに未知との遭遇だった。
いかにもやわかそうな丸みを帯び、曲線に彩られたふくらみ。それが目の前で息づいている。
見ているだけで、なぜこんなにも感情が昂るのか。
その正体を探るように、乳肉に触れている指に力を込めた──
乳房に魅入られた俺は、手のひらいっぱいに乳肌を覆って指を食い込ませた。ゆっくりと十指が乳房の奥深くに目掛けてめり込んでいく。
今まで触れてきたものの中で最もやわらかな感触に、自然と顔が呆けてくる。あたたかい乳房が俺の手を何の抵抗もなく受け止めてくれた。
だけど、そう思えたのも束の間だった。
それは、指先が第二関節までめり込んだ時だった。乳肉が侵入を拒むように、急に指を押し返しはじめたんだ。
一旦、手を離し再度指をめり込ませる。すると、指先にたしかな弾力を感じた。
俺はその時、理解した。この弾力こそが、これだけの量感をほこりながら美しい造形を維持できている理由なのだと。
指先に抵抗を感じながら、さらに食い込ませていく。
むにゅううううぅぅぅぅぅっっっっっ......
乳肉が必死に抵抗してくるけど、俺の握力の方が勝っていた。指が進むにつれ反発が増していく。
.
...........うぉっ.........すげぇ、弾力...!
乳房の弾力が俺をますます興奮させる。
十指が完全に乳肉に埋まっていた。それなのに、胸板までには相当な距離がある。その大きさを身をもって体験していた。
揉むたびに美しいふくらみがひしゃげていく。でも、どんなに指をくいこませても元に戻る可逆性を、美月さんの乳房は有していた。
俺の欲望に塗れた手を受け止めつつ、乳房は悠然と構えている。それは、まさに包容力のかたまりだった。
揉んでも揉んでも押し返してくる魔法のふくらみ。巨大な房肉に挑むように、目いっぱい手を広げても一部しか掴めないのがもどかしい。
指をめりこませ、解放する。それを飽きることなく繰り返していく。
………もにゅ、むにゅぅ、むぎゅうぅぅぅっ……もみっ、むぎゅうううっっ…もみもみ……むにゅん…ぐにゅううぅっっ…むにゅん、ぐにゅぐにゅ、もぉぎゅうううぅぅっ……
「.....夢中になってる..」
急に声が聞こえて、ハッとした。失礼なことに胸を揉むことに囚われすぎて、美月さんのことを全く意識していなかった。
美月さんはニットの裾とブラを首もとで抑え、夫のいる身でありながら胸を自由にさせてくれている。
「本当に、オッパイが好きなのね......」
美月さんの口から出た「オッパイ」という言葉の響き……それだけでも、俺の肉棒がビクンッと反応していた。
「......はい。大好きです」
美月さんの優しい微笑み。豊満な乳房も相まって、さながら豊穣の女神のようだ。
「冷房、寒くないですか?」
外はうだるような暑さのためクーラーをつけているんだけど、美月さんは上半身のほとんどを露出していた。
「ううん、大丈夫よ......優しいのね」
本当に優しいのは美月さんの方だ。お見舞いしてくれた上に、オッパイまでさわらせてくれている。こんな奇特な人は他にいないだろう。
俺は感謝を伝えるように指を深く食いこませながらも、ゆっくり、ゆっくりと乳房を揉んでいく。
乳房は俺の欲望のとおりにひしゃげて、押し潰されている。無限に形を変える乳房に俺はすっかり虜となり、揉みに揉んだ。
美月さんのオッパイはふにゃふにゃなタイプではない。内部に乳肉がみっちりと充満している。
それでいて硬すぎるということもなく、やわらかさと弾力とが丁度いい具合に混ざり合っている。
乳房の中に指が進めば進むほど、素晴らしい弾力が押し返し俺を愉しませた。
つづけて、俺はふたつのふくらみを揉みまわしはじめる。右の乳房を時計回りに、左は逆向きにゆっくりと回転させた。
この前さわらせてもらった時はブラウスのボタンが取れてしまいそうで、遠慮がちにさわっていたんだ。乳房が開放された今、俺の欲望を隔てるものは無くなっていた。乳肉が上昇するにつれ、腕にとんでもない重量がのしかかってくる。
胸が控えめな彼女と付き合っていた時は、揉むことすらできなかった。大きなオッパイを揉みまわしたい……中学からの夢がまたひとつ叶ったんだ。
だんだんと乳房が描く円が大きくなっていく。その乳房の軌跡を目で追ううちに、俺を見つめる美月さんと目があった。
途端に恥ずかしさがこみ上げる。オッパイに夢中な俺を見て、子供みたいと思われているかもしれない。
美月さんは薄く笑みを浮かべながら、優しく見守ってくれている。俺はそんな美月さんに甘えるように、何度も何度もオッパイを揉みしだき、ときに揉みまわしていく。
しばらく揉んでいるうちに、俺はオッパイの変化に気付いた。
さわる前よりも乳肉が内部に充満し、あきらかに体積が増しているんだ。しっとりとした乳肌がパンパンに張り詰めている。
女性の胸は性的に興奮すると一時的に大きくなると聞いたことがある。ということは美月さんは今、俺に胸を揉まれて興奮しているんだろうか…
美月さんの心のうちはわからないけど、張り詰めて弾力を増した乳房は俺の劣情をさらに刺激していた。興奮のままに、さらに大きくなった乳房を揉んで揉んで揉み潰した。
オッパイをさわりはじめてから、俺の肉棒はずっと起ちっぱなしだ。スウェットの中でテントを張り続け、溜まった濁液を出したくてウズウズしている。
さんざん揉まれたことで、乳房はしっとりと汗ばみ熱を帯びている。指の関節にまで乳肉がぴっちりと密着し、蕩けそうな快感が生まれていた。
やっとさわることができた美月さんの生乳。これ以上ない至福の時を過ごしながらも、俺の劣情は満たされることはなく、さらなる劣情を呼び起こしていた。
乳房のデリケートな部分である乳首周辺を、俺は意図して触れなかった。もしさわったら、この前みたいに美月さんから強制終了をくらうかもしれないと思ったからだ。
だけど、オッパイをさわるうえでその部分を無視することはやはりできない。
張り詰めた乳肌の表面を撫でながら、右手の人差し指を乳首へと近づけていく。美月さんは弱点に悪意が迫っているのを気付いていない。
人差し指が乳輪の境目を越えてデリケートゾーンに侵入した。指先が乳首を狙って、にじり寄る。
直近まで迫ったあと、ゆっくりとスライドさせ指の腹で、厚みのある乳首のてっぺんをそっとこすった。
「んっ……」
乳肌とは異なる感触が指の下を通り抜けた。
指が直接乳首に触れた...そう思った直後、美月さんの口から声が漏れ出ていた。同時に肢体がビクッと震える。
俺の指によって乳首に喜悦が生じていたんだ。その反応に欲情がゴオォォッと湧き上がってきた。
これほど豊満でありながら、乳首に生じたほんのわずかな刺激にもすぐに反応できるほど感度が高いらしい。
つづけて、人差し指を車のワイパーのようにゆっくりと左右に動かした。乳肌をなめらかに滑りながら、指先がやや広めの乳輪の中に何度も侵入を繰り返し、小さな突起を乗り越えていく。
「……ん、んあ………んっ………」
俺がどんなに劣情をぶつけても受け止めてくれたオッパイにも、一部分だけ例外があった。
美月さんから断続的に声が漏れ出て、肢体がビク、ビクッと震える。それにつられて巨大な乳肉が重々しく揺れ動く。
いつもブラで守られている敏感な乳首が、今はむき出しになっていて、指の動きがダイレクトに刺激している。乳首が弱い美月さんからすれば、たまったものではないだろう。
次第に俺の興味は未知のふくらみを堪能することから、乳房を通して美月さんを感じさせることへとシフトしていった
美月さんの表情は以前と同様に余裕がなくなりつつあった。眉尻を垂れさせどこか困ったような顔つきになっている。
夫以外の男に乳首をふれられて感じていることに、戸惑いを覚えているのかもしれない。
少しだけならさわってもいい、という話だったけど、まだまだ乳房を解放する気はなかった。それだけ美月さんをよがらせるこの小さな突起に俺は夢中になっていた。
左の乳房を揉みまわしながら、右の乳頭をそっと撫でまわしていく。すると、指に触れる乳首の感触が段々と硬くなっていった。
刺激を受け続けた乳首が隆起しはじめていた。指の腹がてっぺんをこする度にムク、ムクッと大きくなっていく。
成長するように大きくなる乳首に目が釘づけになる。興奮しながらなおも弄ると、乳輪の上でボタンのように収まっていた乳首が哺乳瓶の先端のように勃起していた。
巨大な乳肉の上に小さな塔がそびえ立つ。太くていじりがいのある乳首に俺の加虐心が煽られた。
再び乳輪の上で指をスライドさせると硬くなった乳首がゆっくりなぎ倒され、コリッと弾けて勢いよく跳ね上がる。
「......んんッ!」
美月さんの肢体が一際大きく揺れていた。掴んだままになっていた左の乳房に目をやると、まだ触れていない乳首がつられたように隆起している。
俺は両手の人さし指をそれぞれの乳首の真横に置き、左右に振った。ふたつの乳首が倒されては跳ね上がり、戻ってきた指によってまた倒される。
同じ動作を何度も何度も繰り返していく。ふたつの乳首を内側から外側へと、時には互い違いに上下へと......
二本の指の動きがシンクロし同時に乳首をなぎ倒した時に最も大きな声が漏れ出ていた。
「......んッ、んんッ......く......ん......んんッ...!」
敏感な乳首をふたつとも責められ、美月さんの肢体の震えがいよいよ止まらなくなった。快感を抑え込むように声を押し殺している。額が少し汗ばみ、正座している太ももがもぞもぞとしきりに動いていた。
俺は美月さんが何も言ってこないことをいいことに、乳首を弄り続けた。まるで弄られることに怒ったかのように、乳首はピンッと勃っている。
俺はさらなる刺激を与えるべく、ふたつの乳首を人さし指と親指で同時にそっとつまんでみた。乳首は容易につまめるほど太く勃起している。
指の間に感じるコリコリとした弾力。今、美月さんの弱点はふたつとも俺の手中にある。そう考えたら、俺の中でエゴが肥大していくのを感じた。
美月さんはすっかり上気して目を潤ませ。困惑しているというよりは苦悩しているように見える。きっと感じてしまって仕方がないのだろう。律儀な美月さんは、俺への献身と夫への後ろめたさの間で揺れ動いているんだ。
もっと気持ちよくなってほしい......
滾った劣情が俺を突き動かした。挟んだ乳首をゆっくりとねじっていく。
「......んッ、んんッ......!」
美月さんの唇から大きく声が漏れ出る───
直後、細い腕が俺の手首を掴んでいた。
しまった。やりすぎた......
調子に乗って乳首を責めすぎて、その強い刺激が美月さんのモラルを呼び覚ましてしまった。
俺は淫らな密会の終焉を感じ取った。
でも、その割に美月さんの腕の力はあまりに弱々しかった。掴むというよりは肢体を支えるように掴まっているといった感じだ。
見上げると美月さんは顔を紅潮させ、泣きそうになっている。視線が交錯しても何も言わずに、ただ目を潤ませるだけだ。
......つづけても、いいのか.....?
判然としないまま、つまんでいる乳首をゆっくりとよじってみる。
「んんッ、んあぁッ!」
すると、その唇からはっきりと声が漏れていた。それは、紛れもなく美月さんの悦びの声だった。
普段の落ち着きのあるしっとりした声が、やや高い嬌声に変わっていた。その甘い声は俺の奥底にある雄の部分を強く刺激した。興奮が血中に溶けて全身を駆け巡り、肉棒をより太く、より硬く充足させていく。
本当にさわられるのがいやなら俺を突き飛ばすなり、身体を引くなりするだろう。美月さんは今、自分の意志で俺に乳首を愛撫されているんだ。
俺をより深く受け入れてくれたことが、単純に胸をさわらせてくれたことよりもずっと嬉しかった。
この喜びを美月さんに伝えたい.....俺はふたつの乳首をゆっくりとこねはじめた。
......くに..くにっ......くにゅ、くにっ......くにくにっ、ぐに....くにゅくにゅ......ぐにっ...
「あっ、ああっ......ああぁ、んッ......んああぁ......あ............ああっ!」
美月さんの悦びの声がより大きくなった。とっさに俺の手首を離して手の甲を口に当て、声を抑えようとしている。
俺の大好きなオッパイをさわることで、美月さんが感じてくれているんだ。こんなに嬉しいことはない。
裾とブラを持つ手が快感に震えていた。甘い匂いのしそうなブラのカップの内側が、俺の方を向いて小刻みに揺れる。
乳首をこね回す度にこりこりとした感触が生じている。勃起した乳首はゴムほどは硬くなく、かと言ってグミほどやわらかくはない。
硬いのにやわらかいという矛盾した感触が指間で弾ける度、おもしろいほどに美月さんの半身が大きくわななき、乳肉が踊るようにゆさゆさと揺れる。敏感な乳首にけっして痛みが出ないように、美月さんの表情を注視しながらゆっくりゆっくりこね回していく。
「......あああぁぁッ!......んッ、んああぁ...」
美月さんは顔を斜に構えて耐え忍んでいる。口に手を当ててはいるが、嬌声はダダ漏れだった。美しい眉が快感に歪んでいる。
なおもこねまわすと、美月さんの震えている手からおさえていた巨大なブラが落下した。乳房の上を滑り落ち、俺の手首に引っかかる。
「あぁ、ごめんなさいっ......」
美月さんが慌てて口をおさえていた手で拾い上げた。
その健気な姿に俺はもう堪らなくなった。もっと感じてもらうため、指の腹で円を描くように乳首をすり合わせた。
「あはあああああぁぁぁぁッ!」
ぎゅっと目をつむり、ブラを持ったまま手を口に押し当てた。肉付きのいい肢体がわなわなと震えている。
乳首は今や快感の入力端子となり、俺の思うままに美月さんをよがらせていた。
......このまま快感を与えつづけたら、この人はどうなってしまうんだろう...
俺の劣情は降って湧いた疑問と結びつき、さらなる責苦を乳首に課した。それぞれの乳首の側面を中指と親指でこね回しながら、その頂点を人さし指でカリカリと引っ掻いた。
「あああああああぁぁぁぁぁッ、あっ、あ~~~~~~~~~っ!!」
美月さんの嬌声が俺の部屋に響き渡る。やはり、乳首の先端が一番感じるらしい。
俺の乳首責めによってお淑やかな品の良い奥さんが、わめき散らすほど感じているんだ。もう興奮しすぎてどうにかなりそうだった。
つまんでいる乳首の側面をよじり合わせながら、鋭敏な乳頭を爪さきでこする。過敏になっている乳首が痛まないように優しく、ゆっくりと......
そして、少しずつ弄るスピードを上げていく。
こりこりっ...ぐにっ...カリカリ...くにゅうぅぅ.........カリ...くりゅくりゅ...くに......こりゅこりゅ、くりゅッ......コリッ、コリコリコリ.......くに...ぐにゅっ......こり......こぉぉぉりっこりこりカリっ、くりくり...くりくりっくりくりくりくりくりくりくりっ、くにうぅっっカリカリカリッカリカリクリッこりっ......
「あはああああああああああああぁぁぁぁぁぁッ!......やまッ、おかくぅんッ.........!だめッ......んあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!」
美月さんはロングヘアをパサパサと振り乱しながら喘いでいる。
揉み尽くした爆乳が悶えるように暴れまわる。俺は指が乳首から離れてしまわないように少し強めに挟んで、暴れる乳房を追いかけながら乳頭をカリカリと弾きつづけた。
「あっ、ああっ、あぁ、あぅあぁっ、あぁ、そんなっ、ことっ、したらぁ……あぁっ、んあっ……あーーーーーっ!」
声が切ない調子に跳ね上がっていく。美月さんは快感に染まり、肢体をくねらせて乳房を揺さぶった。
美月さんがこんなにも感じてくれていることが、俺は本当に嬉しかった。喜びに激しくペニスを勃起させながら、その豊満な乳房が余すことなく快感で満たされるように、ソフトに、それでいて執拗に乳首の尖端を責めたてる。
「......あぁ、あああぁぁぁッ!? んッ......もっ、もう.....だめよぉぉぉッ!.......あっ...............あああああああああああぁぁぁぁぁッッッッッッッッ.....................!!」
嬌声がかすれて消えていった。
その直後だった。
美月さんの顎が大きく跳ね上がり、白い首筋が伸びた。その衝撃に、乳首が指から離れる。
そして───
ビィィィィッッッックウウウウウウゥゥゥゥゥンンンッッッッッッ!!ビィィッックウゥゥンンンッッッ!ビィィクウンッ、ビクンッ、ビクンッビクンビクンビク.........
突然、美月さんの肢体が痙攣に襲われていた。
..................えっ.........
俺は自分の目を疑った。
反り返った上半身がわなわなと震え続けている。巨大な乳房が仰け反った勢いで跳ね上がったあと、落下してたっぷりと沈み込み、その弾力によってもう一度小さく跳ね、まるで歓喜するよう小刻みに揺れ弾んでいる。
美月さんの上気して呆けたような顔と震える肢体がすべてを物語っていた。
........イったんだ......俺に乳首を責められて...
歓喜に震える美月さんと乳房を見て、俺の興奮は極地に達した。ビキ、ビキッと肉棒が天を突くようにそそり立ち、痛いほどだった。
俺は親友の奥さんをイカせてしまったんだ。それも、乳首への愛撫だけで……
だけど、俺の中に芽生えたのは優介に対する罪悪感ではなく、乳房を奪ってやったという暗い悦びだった。
大きな痙攣が去ったあとも美月さんは間欠的に肢体を震わせて、裾とブラをくしゃくしゃに握りしめている。乱れた前髪が汗ばんだ額に張り付いていた。
絶頂した乳首はもう二度と元には戻らないんじゃないかと思えるほど悲愴なまでに勃起している。
こんなに大きいのに乳首だけでイケるほど敏感なんだ。そもそも女の人って、乳首だけでイケるものなのか?少なくとも俺が今まで付き合ってきた彼女の中にはいなかった。
俺が目の前の光景に瞠目していると、反り返っていた美月さんの首がガクッと前に倒れた。乳房を抱えるようにして艶やかに息を吐いている。
「はぁ、はぁ………もう、山岡くんが、いっぱいさわるから……」
美月さんは唇をとがらせながら、はにかんでいた。乳房の絶頂により艶美が増し、目をトロンとさせて頬を赤く染めている。
その熟した肉体から放たれる強烈な色香が、昼間のアパートを淫靡に満たしていく。
何かに気づいたように美月さんが顔を下に向けた。その視線の先には、スウェットの上からでもはっきりとわかるほどそそり立った俺の肉棒があった。
「……そういえば、体拭くのまだ途中だったわね」
美月さんが思い出したようにつぶやく。俺は絶頂を間近で見た衝撃で半ば思考が停止していた。答えあぐねていると、
「ベットで横になってて...」
そう言って、乱れた髪を整えながら美月さんが立ち上がった。俺はその意図を掴めないまま、とりあえずベッドに移動して仰向けになった。
少しして美月さんがタオルを片手にベッドの横に座る。乳房はニットの中にしまわれていた。
「それじゃ、下も拭くわね」
おもむろに俺のスウェットに指を掛けた。
「...え、ちょっ......」
俺が慌てた声を出すと、美月さんが手の動きを止めた。
「さっぱりさせた方が気持ちよく寝れると思うんだけど...」
タオルを持ったまま、返事を待っている。俺はいささか戸惑った。
下も拭くというのは、背中の汗を拭いてくれたように下腹部もキレイにするという意味らしい。だけど、俺の愚息はまだギンギンに勃起したままだ。こんなものを家庭のある人に見せていいのか...
今更ながら、良識が揺さぶられる。
美月さんは全てを包みこんでくれそうな優しい目で俺を見つめている。絶頂を迎え、そのあたたかな波動はさらに強まっていた。
愛しげに俺を見つめるその表情に、この人にならすべてを晒してもいいんじゃないか、そう思えた。
「......どうする、やめとく?」
美月さんがしっとりと囁く。
「.........お願いします」
俺はいつしかカラカラになっていた喉で返事をした。
「ふふっ......それじゃ、ちょっと腰を上げてくれる?」
促されるまま腰を少し上げた。美月さんがスウェットのウエスト部分を掴んで、ボクサーパンツごと引き下ろす。
俺の下腹部が露わになっていく。その途中で肉棒が下着に引っかかった。美月さんはそのまま引き下ろしていき、引っかかっていた亀頭が抜けた時、肉棒が勢いよく跳ね上がってパチンッと俺の腹を打った。
「.........あら...」
美月さんが俺の勃起したペニスを見ている。優介のモノと比べられているのかもしれない。
急に恥ずかしさが込み上げてきた。
スウェットと下着は膝のあたりまで引き下ろされた。俺の下半身のほとんどが美月さんの眼下に晒されている。なんだか赤ちゃんのオムツ替えのようで気恥ずかしい。
「それじゃ、拭いていくわね...」
俺の左の太ももにタオルを乗せた。背中を拭いてくれた時とは違いタオルは温かかった。俺のデリケートな部分を拭くためにお湯で濡らしてくれたんだ。美月さんのちょっとした気遣いが嬉しかった。
タオルの上に手を置き、そのまま膝の方へとぬぐっていく。その動きはひどく緩慢だった。
ぬくいタオルが太ももの上をゆっくり移動し、だんだんと内側にむかってきた。ぞわぞわとした感覚が足の内側を走る。
..................気持ちいい...
性感マッサージってこんな感じなのかな...
そんな風に思っていると、美月さんは右の足も同様に拭きはじめた。
腕の動きに合わせて、さんざん揉み尽くしたオッパイが揺れ動いている。見ていると、剥き出しの肉棒が反応してしまいそうだ。俺は目線を逸らして、天井を眺めた。
やがて、太ももを拭きおえたタオルがそのまま鼠蹊部に至った。美月さんの手が睾丸のすぐ近くにあるのを感じる。
ぞわぞわとした快感が強まった。思わず声が漏れそうになるけど、必死に抑える。
でも、俺の体は正直だった。美月さんが足の付け根から内ももへとゆっくりとぬぐう度に、勃起したペニスがビクンビクンッと俺の意志とは無関係に跳ねてしまうのだ。当然、美月さんはそのことに気付いている。
「............すいません」
俺はあまりの恥ずかしさに消え入りそうな声で謝った。
「...いいのよ...まだ若いだから、仕方ないわよ...」
美月さんは微笑んで気にも留めない様子だった。
タオルが再び左足に移り鼠蹊部を拭いはじめる。どんなに我慢しようとしても、ペニスが勝手に跳ねてしまう。
考えてみれば、こいつは俺が何も思わなくてもいつも勝手に勃起していた。体の中で、唯一コントロールの利かない部位なんだ。
鼠蹊部に至ったタオルはさらに前進して、太ももと睾丸の間にまで入ってきた。快感がさらに強まる。
「......うっ、くぅ...」
堪えきれず俺の喉から声が漏れる。
美月さんの手がタオル越しに俺の睾丸に触れている......そう考えるだけで肉棒が反応してしまう。
鼠蹊部をタオルが進み、今度は睾丸の裏側に到達した。溜まった精液でパンパンに膨らんだ表面をそっと撫で上げるように拭いていく。
.........そんなところまでっ...
ぞわっとした快感が睾丸からペニスへと抜けていき、唸るように声を漏らす。
......ビクンッ......ビクンッ......
俺の気持ちを代弁するように、肉棒が何度も跳ね上がる。睾丸がこんなにも気持ちがいいというのを、その時はじめて知った。
美月さんは快感をペニスに集めるように、太ももから鼠蹊部、睾丸へと丹念に拭いてくれた。乳房との邂逅により滾った俺の肉棒はさらに熱くそそり立ち、わずかな刺激でも達してしまいそうなほど感度が上がっているのがわかる。
睾丸が拭きおわり美月さんがタオルを裏返して、キレイな面を肉棒に近づける。
やはり、そこも拭いてくれるんだ。そう予感はしていた。ただ、肉棒は今、いつ暴発してもおかしくない状態だ。
「あっ、あの、美月さん......」
俺の呼びかけに美月さんはうっすらと笑みを浮かべただけだった。
直後、温かいタオルが過敏になっている肉棒を横から包みこんだ。
「............くうぅ....!」
俺は低く呻き声をあげた。タオルが触れた刺激でも危うく漏れそうになる。
美月さんの右手がタオル越しに肉棒を掴んだ。そして、上下にゆっくりと動かしはじめる。
.......くぅっ.....気持ちいいぃっ...!
まるで宝物でも扱うように、丁寧にゆっくりと上下させている。その快感に俺は体を反りかえさせ、シーツを掴んだ。
美月さんの手は肉棒を上昇し、大きく膨らんだ亀頭周辺をぬぐっていく。角張った雁首の溝も丹念にタオルが往復する。
「うぐぅぅぅっ......!」
このままでは、俺の滾りが本当に漏れ出てしまう.....
溜まらず美月さんを呼んだ。
「なぁに?」
美月さんは変わらず微笑んで、愛おしそうに俺の肉棒を拭いている。
「美月さんっ、俺、もうっ......!」
臨界が迫っていることを必死に訴える。
「......いいのよ......力を抜いて、楽にして...」
タオルを持つ手を左手に替え、俺のTシャツを胸の下まで捲り上げた。
「......山岡くん、体鍛えてるの?」
「...あの......まぁ」
鍛えているといっても軽く筋トレするくらいだった。
美月さんが腕を伸ばし、指で薄く割れている俺の腹筋の溝をそっと撫でた。
「うっ......」
まるで連動しているかのように、握られているペニスがビクンと震える。
直後、左手が上下運動をはじめていた。
「.....くっ...ぐううぅぅ......美月さんっ...!」
身をよじってなんとか耐える。
美月さんは俺の顔を覗き込むようにして手を動かしている。優しい眼差しが俺の感じている様子をじっと見守っている。
その目を見ていると急激に射精感が込み上げてきた。睾丸が収縮しはじめ、亀頭がパンパンに膨れ上がる。
「美月さんっ!射精るっ......射精ちゃいますっ!」
快感に俺の声が裏返る。美月さんは手をとめるどころか、往復のスピードをさらに早めてきた。もはや肉棒を拭くことよりも、しごくことに集中している。
「うぐぅぅぅぅっ...!!」
肉棒の先端にチリチリとした感覚がまとわりついた。
俺の頭の中が白く染まる、その刹那───
ビュルルッルルルッルルルルゥルルゥルルルルルルッッッッ!ビュルルルルルッ!ビュルッ......
溜まりに溜まった俺の滾りが活火山の噴火の如く、一斉に飛び出していた。濁液が弧を描きながら、剥き出しになった腹の上にぼたぼたと落ちていく。
「......うっ、うう...」
しばしの間、俺は放出の快感に酔いしれる。
「わぁ、すごい......」
美月さんはその量に驚いている。それは俺も同じだった。
「いつも、こんなに多いの?」
「はぁ、はぁ......いえ、今日は特別です...」
「ふふっ、そう...」
美月さんはなんだか嬉しそうにしている。
普段より明らかに量が多い。それだけ、乳房をさわってから射精に至るまでの時間が濃密だったということだろう。
頭をボーッとさせながら射精の余韻に浸っていると、その様子を美月さんが少しにやつきながら見ていた。
「そんなにじっと見られると、ちょっと恥ずかしいです...」
「じゃあ、おあいこね。私だって、恥ずかしかったんだから...」
あられもない姿を間近で見られたことについて言ってるんだろう。美月さんはそのお返しに、俺を絶頂へと導いてくれたんだ。
俺は美月さんと言葉を交わしながら、ふたりの間になにか通い合うものを感じていた。それは美月さんも同じなんじゃないかと思う。
少なくとも絶頂の瞬間だけは、親友の奥さん、そして夫の同僚という俗世の関係性から解放されて、深いところで通じ合っていたんだ。
「どう、すっきりしたかしら?」
「はい、とても....」
「それならよかったわ。今、キレイにするからね」
美月さんが肉棒からタオルを離した。現れた肉棒はあれだけ射精したのにまだ硬いままだった。一度の射精じゃ治まらないくらい、俺は熱く滾っていた。
「まだ、こんなに大きい...」
美月さんが独り言のようにつぶやいた。
そして、導かれるようにして左手を伸ばし、その剛直をそっと握る。
今度はタオルの上からではなく、素手で直接ペニスに触れている。そのやわらかな感触に思わず腰を震わせた。
「み、美月さんっ...」
俺が呻くと美月さんはうっすらと笑みを浮かべた。
「このままだと、寝れないでしょ......」
言いながら握った手をゆっくりと上下に動かしはじめた。美月さんのしなやかな指が俺の肉棒を往復する。
たしかに寝れないかもしれないけど、俺のペニスは射精したばかりでまだ敏感だった。
「......うっ......く、くぅぅっ......!」
射精直後の肉棒を刺激されてベッドの上で悶えた。やわらかい手が滾っている肉棒を慰めていく。
シュッ.........シュッ..........シュッ..........シュコッ..........シュッ......
敏感になっていることを気遣ってくれているのか、しごくスピードはゆっくりとしていた。まるで、肉棒に快感を沁み込ませるようなその動きに、早くも射精感が込み上げる。
「ううっ...美月さん───」
すがるように目線を向ける。
直後、背筋にゾクッと震えが走った。
美月さんはすっかり高揚していて、潤んだ目を妖しく光らせている。その表情はいつのまにか淫蕩に覆われていた。俺が悶える様子を見て、悦に浸っているんだ。
お淑やかな良妻というのは美月さんの一面でしかなかった。俺の愛撫は美月さんを欲情させ、優介以外には決して見せないはずの顔をさらけ出していた。
「いいのよ、我慢しないで.....いつでも出して...」
興奮に染まりながらもその声はあくまで甘く、俺を蕩けさせる。
ベットの上で身をくねらせているうちに、美月さんの手が俺のペニスをしごいているのが視界に入った。左手の結婚指輪が鈍い色を放って光っている。
美月さんが俺の肉棒を握っている......!
その光景は俺をさらに興奮させ、射精を促すことになった。堪らず敷布団の端を掴む。
俺の限界を察知したのか、しごく速度が追い込むように上がっていく。腕の動きにつられて俺の頭上で豊かな乳房が揺れ動いている。
そのふくらみが目に入った途端、俺は反射的に揉み掴んでいた。
「あん、だめよ......もうオッパイは...」
言葉とは裏腹に、美月さんの声は弾んでいる。俺はオッパイを揉み掴みながら右に左に体をよじらせた。
「うあっ、うくぅ……うぐぅぅっ…!」
「ほら、早く出しちゃいなさい…」
しごくスピードを徐々に加速させながら、肉棒を掴む手の加減を調整している。俺の一番感じるしごき方を探っているんだ。
すぐそこまで絶頂が迫っているのを感じながら、手にしている乳房の弾力が美月さんの乱れる姿を脳裏によぎらせた。
ほとんど無意識のうちにふくらみの中央へと指を這わせる。その弱点の位置はすでに記憶していた。
ニットの上から指を食い込ませる。
「ああぁッ....!」
美月さんが肢体を震わせ、腕の動きが止めた。その隙に腕をニットに滑り込ませてブラのカップをずらすと、まだ硬いままだった乳首を捻じり合わせた。
「あはぁぁぁぁぁっ!ダメよぉ、おとなしくっ、しないと......んあぁぁッ」
腕の動きが完全に止まった。美月さんは肉棒を握ったまま喘いでいる。
このまま、またイカせてあげたい...
劣情に駆られ、俺は乳首をこねくり回した。
「ん”ッ!......はっ.....離してえぇ.....ああっ、ああああああああああぁぁぁぁぁッッッ!.」
もう片方の腕でニットの上から俺の手を掴んでとめようとしている。それを意に介さず、俺は乳首を刺激し続けた。
美月さんの顎がゆっくりとあがり、絶頂へと向かっていく。その様子に俺は興奮し、肉棒が美月さんの手の中でビクビクと脈打った......
不意に思い出したかのように、止まっていた美月さんの腕が動き出していた。
しゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっしゅっ......
その速さはトップスピードに乗り、絶妙な力加減で肉棒をしごきあげる。美月さんの喘ぎ声は俺を滾らせ、性感を高めていた。
「うっ!うぐうぅっ......!」
首を仰け反らせて、体をこわばらせる。ほとんどイキそうになりながらも、まだ乳首はつまんだままだ。
霞む意識の中、俺はこりこりにしこった乳首の先端を弾いていく。
美月さんは嬌声を響かせながらも、なおも肉棒をしごいていた。
熱狂が俺の視界を白く染め上げていく────
「んあああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!」
「あぐうぅっ!うっ...うぐうぅっ....くうぅっっ!」
ビュウウウウゥゥゥッッッッッビュリュリュリュリュッ、ピュ、ドビュ....ビュッ....ビュル...
「──────い”っ......ぐうぅぅ......!」
せめぎ合いの末、俺は大量に射精していた。
腰を激しく震わせて出し切れていなかった濁液を放っていく。
「...んっ......はぁ.........そうよ、全部出しちゃいなさい...」
美月さんは熱い吐息を漏らしながら、ゆっくりと肉棒をしごいてく。根元から先端へとゆっくりと手がスライドするとドロ、ドロッと精液が漏れ出て肉棒を伝い落ちた。
「......うっ......くうぅぅぅっ......」
「......すごい......まだ出てくる...」
内部に残っている濁液をしごき出され、全身を強くこわばらせて悶えつづけた。美月さんは濁液の止まらない肉棒に恍惚の表情を浮かべている。
溢れ出た濁液は美月さんの細い指から滴るように落ちていき、薬指の指輪を汚していた。
長い長い射精が終わり、ようやく美月さんが手を離した。肉棒はすっかり自らの濁液に塗れている。
「..はあ......はあ.......」
こわばらせていた体をゆっくりと弛緩させ息を吐いた。心地の良い疲労感が俺を包んでいる。
「ふふっ......大丈夫?」
美月さんが俺の顔を覗き込む。その顔はいつもの柔和な表情に戻っていた。
「.....はい......めちゃくちゃ気持ちよかったです...」
俺の返事に対し、美月さんは嬉しそうに微笑んだ。
それから美月さんはティッシュと濡れたタオルで俺の体をきれいにしてくれた。体をぬぐわれていると、大量の射精の反動からか俺は強烈な眠気に襲われた。
「いいのよ、そのまま寝ちゃっても......カギかけたら郵便受けに入れておくから...」
美月さんの優しい声が響く.....
体を拭きおえて、めくれたTシャツが降ろされる頃には、もうほとんど落ちかけていた。
「......それじゃあね」
美月さんが俺にタオルケットをかけてくれる。
心地よいまどろみと安堵の中、
俺は深い眠りへと落ちていった────
空に茜がさしはじめた頃、俺は目を覚ましてゆっくり起き上がった。
俺のとなりにすでに美月さんの姿はなく、ただ熱狂の余韻が漂っている。
静まり返った部屋に急に寂しさがこみ上げた。幾度も乳房に触れて滾りを放ってもらえたというのに、もうこんなにも美月さんに会いたくなっている。
次に会えるのはいつだろう。会えたらまた乳房をさわらせてくれるだろうか。
できるなら今度は、俺の滾りを美月さんの一番深いところで受け止めてほしい……
あの微笑みも、乳房も、自分だけのものになることはないと知りつつも、俺はまた夢想に耽るのだった。