白昼の校舎に獣の咆哮が轟く……
血管の浮き出た野太い肉剣が美女の尻穴に突き刺さっていた。
本来、その穴はそんなものを迎え入れるつくりにはなってはいない。少年の歪んだ劣情がたぎる肉棒を無理やり侵入させ、硬く閉ざされたアヌスを貫通したのだった。
度し難い恥辱。そして、それが霞むほどの鋭い喜悦が女が纏っていた品性を奪い、一匹の獣へと貶める。
肉棒はまだ先端が入ったに過ぎない。本格的な責苦はまだこれからであることを、絶頂に震える女は知る由もなかった………
飯島が尻穴と結合した自身の肉棒を見て、興奮に身震いする。シリルの絶頂の震えが刺さった肉棒から伝わってきた。
アヌスは未だ異物の侵入を拒み、亀頭を締め付けている。飯島は笑みを浮かべながら震える尻肉を揉みまわす。
どんなに化粧をしてキレイに着飾っても服をひん剥いて裏返せば、結局みんな同じだった。
尻肉の間に怯えるように震えるアヌス。
それは虚飾できない人間の本質を垣間見ている気がした。
実際、自分のことを見下し、カーストの上位にいると思いこんでいる女たちはその急所を責めてやった途端、人間の皮を捨てさりさらなる責めを懇願してきた。
その様子は無様を通り越して滑稽だった。
しかし、シリルは違った。
まだ生まれたばかりのような桜色の尻穴。それを貫通した今もなお、抵抗するように締め上げてくる。
幾度も絶頂させ、乳房を満たしてやった。
しかし、どんなに快楽に打ちのめされても最後まで抗おうとする。快楽に侵食され獣のように吠えながらも、その芯はけがされていないのだろう。いまだ奴隷化しないのもそのためだ。
そんな女は初めてだった。
抗い続けた快楽に完全に呑み込まれたとき、一体どんな反応を見せるのか………
飯島の片方の口の端がつり上がり、歪んだ笑みが浮かんだ。そして、シリルを愉悦の渦に落とすため両手で豊かな尻肉を鷲掴み、さらに奥へと劣情の化身を押しこんでいく……
「おおっ、お゛、おっ…おほぉっ!」
恋人の目の前で、そして、自分のすべてが奪われようとしているにもかかわらず、シリルがアヌスの快感にイキ続ける。
尻穴を犯されるのがこんなに気持ちいいとは知らなかった。未知の快感に体の底から震えがはしる。
飯島の責苦により尻穴は新たな性器へと変貌していた。尻奥へと進む肉棒はシリルを汚辱に染めながらも、どうしようもないほど背徳的な快感を生んでいたのだった。
意識がほとんど霧散しようとしているなか、肉体が条件反射的に異物の侵入を拒み続けている。
「とっとと俺と恋人の契約を結んでいれば、こんなことにはなっていないんだぞ。……全部おまえが悪いんだっ」
「んくっ………ちがっ、……あぅぅ……」
「鏡が見えないのか、おまえのせいであんな目にあってんだぞ」
あえぐシリルの瞳に、床に押しつけられ身動きのとれないでいる夢彦の姿が映った。苦しげなその表情には、怒りと無力感とが滲んでいる。
飯島の一方的な言い分に心身の弱っているシリルの心のうちが波立つ。
………私の、せいで…………
不意に肉棒の動きが止まった。
苦労して挿れた太い亀頭がもと来た道を戻っていく。大きく開いた雁首が肉壁を引っ掻いた。
「おぉっ、ほほォ?!」
肉棒が抜ける寸前で飯島の腰が前後に動き、最も敏感な穴の入り口を膨らんだ亀頭が何度も出入りを繰り返す。発達した雁首のエラが引き締まった尻穴の肉壁に引っ掛かり、ゴリゴリと刺激していく。
「ほおおぉぉっ!ほほッ、ほォ、ほ、んほっ、ほぉぉ!…………お、お、おおうっ、ほひょオッおおぉ……ほほほ!」
律動に合わせてシリルが間の抜けた旋律を奏でた。肘から先を床につけ尻を突き出し、辱めを受け続ける。
クールで理知的な雰囲気は影もなく崩れ去り、髪を振り乱しながら獣のようにあえぎ散らしている。
今、目の前を他の淫魔が通っても、這いつくばって尻を突かれているのがシリルであると誰も気が付かないだろう。
「くうっ……やべぇな、これ……」
尻穴を貫いている飯島もまた敏感な亀頭をこすられて、性感が高まっていく。
「オほうっ!」
飯島が腰を強く引き、亀頭が完全に抜けた。長らく責めらていた尻穴が壊れたように開いたままになった。
一度引いた腰が今度は勢いよく前方に振られた。こじ開けた尻穴に肉棒がねじこまれる。
「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!」
肉棒が一気に尻の中を突き進む。
膣とは違い、滑りをよくする分泌物が生じないため、亀頭が尻の中の肉壁を激しく摩擦する。焼け付くような快感が炎のように燃え広がった。
「んおおおおおおおおオォォォォォ!んぐっおおおおおおおお…………」
尻穴を貫かれてからずっとミルクが噴き出し続けている。肉棒が奥へと進む度、快感の高さに比例するように噴射する量が増していく……
やがて、侵入した肉棒の先端が柔らかな肉壁をトンッと押した。
「ほお゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉぉっっ!!」
尻穴の最奥にペニスが辿り着いていた。シリルがその快感の大きさを周囲に知らしめるように吠える。
普段、決して触れられることのない肢体の奥深くを刺激され、瞬間的にミルクが勢いよく噴き出した。
「……………ォ……、ホ………ッ………」
亀頭と肉壁がこすれる。その刺激にシリルはまとに呼吸することもできず、目を見開いたまま肢体をこわばらせる。
肉棒の先端に感じる柔らかな感触がやっと最奥へと届いたことを飯島に知覚させる。
しかし、その少年らしからぬこん棒のような肉棒は、尻奥に到達してもなお納まりきっていなかった。
尻肉を鷲掴むと腰をグラインドさせ、一気に根本まで押し込む。大きく膨らんだ亀頭がまるまる柔らかい肉壁にめり込んだ。
「ン゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛〜〜~~~~!!」
凄まじい衝撃が尻奥から脳天を貫き、シリルが咆哮をあげる。
たまらず崩れていた腕が床を押しのけるように伸び、頭が跳ね上がる。白い背中が急勾配になり、なめらかな肌から肩甲骨が隆起する。
絶頂のミルクが誰にも搾られることなくひとりでに噴射した。
尻の中が飯島のペニスでみっちりと満たされる。絶頂の衝撃により尻穴から奥にかけてキュッと侵入物を締め上げた。
「おぉ、ぐぅ……」
飯島がうめきながらを腰を引いた。
ゾリゾリッ、ゾリゾリゾリゾリゾリッッ……!
「お゛ヒぃぃぃぃぃぃぃぃぃッッ!」
締め上げたことがあだとなった。雁首が狭いトンネルの肉壁にガリガリと引っ掛かりながら出口へ向かう。同時に硬い肉棒がキツい尻穴を摩擦した。
ゾクッッ……ゾ ッ…ゾッ…ゾ ゾゾゾ ……
背中の中央あたりから首筋にかけてさざ波のように寒気がはしった。肢体がしなり、汗が滝のように流れ落ちる。
尻穴付近まで後退した亀頭が引き返し、尻中を引っ掻き回しながら再び奥へと向かう。そのスピードが臨界に達したとき、鼠径部が尻肉にぶち当たりパァンッと乾いた音が響いた。同時に亀頭が肉壁に埋まり包み込まれる。
「ほぉぉぉおおおお゛お゛お゛ォォォ!」
先ほどの何倍も強い衝撃が肉体を突き抜ける。
必要以上に成熟した乳房から乳汁が溢れ出る。乳房の持ち主を真に満足させた者だけが味わうことができる濃厚なミルクが、誰にも吸われることなく飛び散っている。
ピストンの速さが次第に増していった。巨大な乳房が前後に重々しく揺れる。その重みがいやがおうにも自分が雌であることをシリルに自覚させる。
「ぅおおぉぅっ……!イッ…イ………クぅ………うああっ、あぁ…イグッ……………、イッッッ…………っぐううううぅぅぅっっ!!」
シリルがわめきながらミルクを撒き散らした。
巨尻が侵入をはばむように鼠径部を受け止める。しかし、ピストンの勢いに弾かれ、前方に波打つように揺れている。
飯島がシリルの腰骨を掴み、肉棒を突き上げるように挿入し始めた。亀頭が尻内部の天井を削りながら最奥に突き刺さる。
「ぉふぉおおおぉおおぉっ!?……っおおおおおおぉおおおぉぉんおおおおぉおぉおおぉおおぉぉっっ……!………こっ………ほ」
その衝撃に舌を突き出したシリルの瞳から涙がこぼれ落ちる。尻肉が痙攣し、ひたひたと鼠径部を打った。
飯島の両手が震える巨尻に迫ると、深々と指先が食い込み豊かな尻肉の奥に隠れた筋肉のすじを刺激した。そのまま、力いっぱい握りしめる。
「おおおおおおおおおおおぉぉぉっっ!!」
絶頂した尻が握られたまま歓喜するように何度も跳ね上がった。。
食い込んでいる親指がスライドし、尻の谷間の奥へとゆっくり進んでいく。次第に絶頂の汗で最も湿度の高い尻穴に至った。
肉棒の突き刺さっている尻穴のフチを円を描くようにくるくると圧迫していく。
「っほああああああああああぁぁぁぁ!!」
尻穴を貫く極太の絶頂に細やかな技工が介入し、シリルは気が狂いそうな快楽の渦に取り込まれた。
ミルクとともに、アヌスのすぐ下の穴からイキ潮が噴き出し、音をたてて床に弾ける。
上半身を支えていた腕が崩れた。前のめりに突っ伏し、全身が細かく震えている。
おぞましいほどの快楽は確実にシリルの理性を蝕みつづけ、体中が快感一色に染まっていく。
止まっていた腰が追い打ちをかけるように律動を再開した。いきりたった剛直が悪意を伴って尻穴を通過していく。
「……むおおおぉおおぅっ!おおっ、…もうっ、ゆるしっ……ふおおおおおっ!」
飯島が腰の反動を利用し挿入を繰り返す。ピストンのサイクルが加速度的に跳ね上がった。尻を打つ小気味よい音の間隔がだんだんと短くなっていく。
「ほぉおおおおぉぉっっ!んおおおお……イ゛っ、ぐっ……イィィィグウゥゥッっ!!……………………っ………んほおおおおお」
頭を抱えこみひたすら鳴き叫ぶ。こみ上げてくる喜悦を少しでも発散しないと頭がおかしくなりそうだった。
絶頂するシリルの頭の中に熱風が吹き荒れ、思考力が失われていく。ただ、心の片隅で冷たい喪失感を感じていた。
禍々しい肉棒が打ちこまれる度に、シリルの心を鎧のように守っていた貴族としての自尊心が壊されていく。
度重なる絶頂が余計なものを削ぎ落として核を露出させる。ドス黒い悪意の塊がシリルのいちばんやわらかな部分に迫る……
シリルの内に残ったわずかな理性が自身が失われていくのを感知した途端、肉体が震え上がった。
慌てたように上半身が起きあがる。
そして、貫かれたまま半身をひねり飯島の手首を掴むと、のどが張り裂けんばかりに叫んだ。
「なるっ、なる゛からぁっ!!こぉいびとおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
涙を流して懇願するシリルに対し、飯島はどこか悲しげだった。
「……もう、無理だよ。だっておまえ、もう……」
肉棒は止まるどころか勢いを増した。
あぁっ、と嘆きながらシリルが手を離し前方へと倒れ込む。そして、何か掴めるものを探すように床に手を這わせる。が、何もないとわかると自らの乳房を掴み律動を受け続ける。
「うっ、ぐっ……もう、射精すぞ……」
ずっと我慢していた飯島が限界を迎えていた。ウエストを掴み必死に肉棒を打ち付ける。
ピストンがトップスピードに達した。亀頭が一秒間に何度も肉壁を穿つ。その度にアヌスから脳天へと凄まじい衝撃が駆け抜けた。
パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ…………
「オォ!んおっ!おおっ!オオ!おお!おうお!っおお!ぬぐっ!ぉくぉぉ!……」
あまりの激しさにシリルの矯声が断続的に途切れる。豊満な乳房が胸の下でミルクをまき散らしながら乱舞した。
突かれ続けてシリルの肢体が夢彦のいる方へとズレていく。飯島が腰骨を掴んで引き戻した。
「……んっ……ほ……ほっ………っっ………」
イキ続けるシリルが真っ白な世界に至った。大きく開かれた切れ長の瞳から、大粒の涙が流れ落ちる。
「うぐぅ、くぅぅ………!」
飯島に射精感がこみ上げる。こすられ続けた亀頭がチリチリとした快感に包まれ、やがて感覚が消えた。
短いスパンで腰を前後させたあと、一際強く肉棒を打ち付けた。亀頭が肉壁に深々と突き刺さり、鋭い喜悦が電流となって肉体を駆け上がる。
「ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛!!」
その衝撃にシリルの腕がピンッと伸びて上半身を起こし、手のひらが床から離れた。それぞれの手の五指で上半身をささえる。
「……ぐうぅ!」
飯島の腰が震える。
直後、睾丸が収縮しふくらんだ亀頭からマグマのように熱い濁液が放たれ、尻の最奥に直撃した。
淫魔を狂わせる淫魔使いのエキスが肉体の奥深くに注がれていく。
「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」
飯島のたぎりを受け、貫かれたままシリルの上半身が跳ね上がり膝立ちの状態になった。腕が腰を掴んでいる飯島の手首を掴む。
乳房がミルクを噴射しながら大きくはずむ。
直後、尻肉の内部の肉壁が急激にすぼまり肉棒を締めつけた。アヌスが逃げられないように根本をギュッ締め上げる。
「ぐああぁぁっ!」
飯島が呻きながら射精する。
肉壁がペニスに沿うように吸着する。敏感な亀頭を包み込んだ尻奥が脈動し射精を促した。
十秒経っても濁液が止まらない。
「うおおぉぉっ……おおっ……」
飯島が射精の快感に浸る。尻の内部が本来ありえない動きをみせる。飯島はこのとき、相手がハイクラスの淫魔であることを思い出した。
ペニスが肉壁に吸い込むようにしごきあげられ、再び射精する。長すぎる射精に意識が途切れそうになる。
震える飯島の視界にガラ空きの脇が見えた。ほとんど反射的に腰を掴んでいた手を上に移動する。そして、乳房の付け根……乳腺尾部をグリグリと刺激した。
「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ーーーっ!!」
シリルの背中が弓なりにしなった。刺激を受け前へと突き出された乳房が、乳汁を噴きながら爆発的に膨張する。
成長した乳房の底辺がへそのラインを越えた。乳房の中にたっぷりと張り巡らされた乳腺葉が、快感をミルクに変換する。怒涛の勢いで射乳がおき、四方八方に飛び散っていく。
射乳の直後、丸みを帯びた尻肉の頬がへこみ、潜んでいた筋肉が隆起すると、うねりを伴いながら肉棒を締め上げた。
「うぐっ、おおおぉぉぉっっ…!」
飯島があえなく絶頂し、長い射精が始まった。たまらず乳房にしがみつく。
腰が飯島の制御を離れ勝手に痙攣する。苦しいほどの快楽に脳が沸騰しそうになる。
狭い結界の中はむせかえるほど濃厚なミルクの匂いに満たされていた。その中にミルクとは異なる甘美な匂いが混ざり始めた。
それに最初に気づいたのは飯島だった。
貫いているシリルの首から、脇から、胸の谷間から、秘部から濃密な甘い香りが溢れ出ていた。
まるで、死にゆく星が散る刹那、一際強く輝いてみせるように全身から強烈なフェロモンを放つ。
腰を震わせている飯島の鼻腔が刺激される。
直後、目が血走った。震えてどうにもならなかった足腰に力が宿る。
目の前のシリルの白い首筋にかぶりつき、気が触れたように腰を振って肛門を犯していく。
「んお゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛っ゛!おごおおおおおぉぉぉっっ!ほおおおおぉぉぉぉぉぉぉゔゔゔゔゔゔっっ!!」
巨大な乳房が躍動し暴れまわる。次第にシリルの矯声が高くなっていき、かすれて消えた。
深い絶頂に突入し全身を震わせる。それでもまだ責苦は終わらなかった。ただひたすら尻穴に衝撃を受け続け、肉体の内部に快感が蓄積されていく。
同時に肉壁がペニスをしごき続け、今にも爆発しそうに膨らんでいく……
「……ぐうぅ、ああぁぁっ……!」
長いピストンの末、とうとう飯島に限界が訪れる。シリルに抱きつきながら腰を押し付け、肉棒を深く突き刺す。
そして、腰を激しく震わせて最奥へと熱い精液を注ぎ込む。
ビュルッ!ビュウゥ!ビュウッ!ビュルル!
「………ほ…、……っ………おぉ…………」
シリルの顔が驚愕したまま固まり、声もなく痙攣する。
飯島が腰を震わせながら掴んでいる乳肉をたぐり寄せた。そして、両腕を伸ばしても届かないほど遠くに行ってしまったコルク栓のような乳首を捉えると、思いきりはさみ潰した。
シリルがギュッと目をつむり、絶叫した。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
ビィィィィッ………クゥゥゥゥゥン!!ビィッックン!ビックン!ビクンビクン、ビクッビクッビクビクビクビクビク………
乳首に生じた電流と尻穴の衝撃が肢体の中で衝突し、肉体が四散しそうなほど凄まじいオーガズムが全身を貫いた。大きな痙攣に肢体が跳ね上がり、次第に細かな揺れに切り替わっていく。
乳首からいくつもの白い線が弧を描きながら飛び出し、天井や壁、床、そして二人を見ている夢彦たちに降り注ぐ。
シリルの瞳からとめどなく涙が流れ、口の端からヨダレが垂れる。秘部からは淫液を垂れ流している。
その姿には品性はおろか知性すらなく、快楽に狂う一匹の獣になり果てている。
それを見たカーリとリリスは自らの股間をまさぐりはじめた。
夢彦が初めて見るシリルの姿に瞠目する。
恋人の目の前で背後から尻穴を責められ、至高の狂悦に達したシリル。
肛門を貫かれよがり狂う醜態をさらしながら、むせかえるほどの芳醇な香りを放つ様はこれ以上ないほど淫靡だった。
同時に、膝立ちで体中あますことなく快楽を享受する姿は至福に満ち、全身を滴る汗が日の光を受け輝いてどこか神々しくさえあった。
それは性に生きる淫魔と淫魔使いが目指す境地……
恋人である夢彦でもたどり着けなかったその境地に、飯島とシリルが至っていた。
………キレイだ…
恋人を寝取られた夢彦さえもが、拘束されたまま肉棒を勃起させる。
突然、シリルを支える床が崩落した。
落ちた先には真っ暗な闇が広がっていた。その闇は不思議と暖かく恐怖は感じない。
やがて、両端が見えないほど長く太い鉄の鎖が見え、その上にふわりと降り立った。その鎖に触れた途端、夢彦の姿が脳裏に浮かんだ。
直後、上空から巨大な野太いモリが飛来し、その鎖をバラバラに打ち砕いた。
モリはそのまま猛スピードで闇の最も深いところに突き刺さる。
シリルは再び闇に溶けるように落ちていく……
パッシャッッッアーーーン!
シリルの体が崩れ、巨大な乳房が廊下に広がる白い湖に落下した。衝撃にミルクが弾け飛ぶ。
遅れてシリルの頭が落下し乳房が柔らかく受け止めた。うっすらと開かれた目はどこも見ていない。
その顔はこの世のすべての煩わしいことから開放されたように緩み、呆けていた。全身はすっかり汗ばみ、尻を突き出したまま間欠的に震えている。
飯島が尻肉を掴みペニスを引き抜くと息をついた。尻穴から溜まっていた濁液がドロッと溢れ出る。
何度も肉棒を搾られ、あやうくこっちが失神しそうだった。まだ頭がぼぉーっとして足が震えている。
肉棒を咥えこんでいた巨尻はいまだ絶頂にビクッビクッと震えている。飯島が愛おしげに尻を撫でまわした。
「あの、御主人様……」
振り向くとカーリが神妙な面持ちでこちらを見ている。何か言いたげだった。
「……その、結界が……消えかかっています」
シリルが気を失ったことによりその効力が失われつつあった。
「えっ!やべぇじゃん!」
飯島が慌てて身を起こし、ペニスをしまい込む。ベルトをしめていると拘束されたままの夢彦が目についた。
ぐったりと力なく倒れている。飯島が夢彦に近づいた。
「おい、起こしてやれ」
二人の淫魔が夢彦の両腕を抱きかかえるように、体を起こさせる。夢彦はずっとうつむいている。
「なぁ、鏡。俺は感謝してるんだ。おまえは俺に力をくれた。人生変わったんだよ…………まぁそんな怒るなよ、おまえの淫魔を取っちまったのは悪かったけどさ………おまえなら淫魔の一人や二人、簡単に奴隷にできるだろ」
夢彦は反応せずうつむいたままだ。
敵対する意志はなさそうだが、この場で解放して面倒を起こされるのは避けたかった。
「リリス、どっかに連れてってやれ」
「どっかって、どこですかぁ?」
「どっかはどっかだよ。この窓から見える範囲の離れたところでいいから」
リリスは窓の外を眺めたあと、わかりましたぁ、と言って呪文を唱え飯島たちの前から消えた。数瞬ののち、リリスだけが戻ってきた。
「寒かったですぅ」
腕をかかえ、体を震わせる。
「寒いって、どこまで行ったんだよ」
「あのお山のてっぺんですぅ」
リリスの指さす先には、晴れて風が強い日にだけ見える日本の象徴たる霊山がそびえている。
「……なんであんなところまで連れてくんだよ」
飯島があきれた声を出すとリリスがへらへらと笑った。
チャイムが校舎に鳴り響く。
生徒たちが飛び出すように廊下に溢れ出した。
「まだ6限目あるけど、今日はもうダルいなぁ。カバンとってくるから……」
飯島が歩き出した時、カーリが引き止めた。
「御主人様っ、いま、シリルは………」
「えっ、そうなのか」
カーリの言葉に少々驚く。しばし思案して口を開いた。
「よし、このまま置いていこう」
「……よろしいんですか?」
「まぁなんとかなるだろ。ほら、行くぞ」
熱狂が渦巻いていた廊下に、シリルひとりが取り残された。
………………う…っ………………ん……………
生徒たちの喧騒がシリルの覚醒を促した。
身体が、とくに胸が重い。ゆっくりと横向きに倒れる。霞がかった頭であたりの様子をうかがう。
飯島たちの姿がいつの間にか消えていた。天井の方から結界のベールが崩れていくのが見える。
重い肢体をひきずるように廊下の端に移動する。
今は転移する力はおろか、立ち上がることさえできない。ここでしばらく体力を回復させてから帰ろう………
少し間を空けてシリルが思い至る。
………帰る……?………どこに………………
いつのまにかまわりが静かになっていた。顔を上げると近くにいた少年と目があった。
その少年だけではなかった。まわりにいるすべての者と視線が交差する。シリルが異変に気づいた。
……………見えてる……のっ……
少年たちの目が血走った。
消耗したシリルは自身を人間の認識からはずす力も失っていた。
「………いやっ…………」
あとずさるシリルに対し、淫魔の瘴気にあてられた少年たちが一斉に襲いかかった。
二人の少年が乳首にしゃぶりつき、ミルクをすする。また、ひとりの少年がまたを広げて、秘部にかぶりつきながら指をつっこんだ。
「ああああぁぁっっ!……やめ、なさいぃ………ああっ、あっ〜〜〜〜!」
ただの人間に責められても感じてしまうほど力が衰えていた。さらに少年が群がる。
何本もの手が巨大化した乳肉に伸び、欲望のままにこねまわす。ある者は豊かな尻肉を掴み、またある者は脇に顔をつっこんで歯を立てる。
出遅れた者たちは少しでも触れようと余っている部分に腕を伸ばした。
肉付きのいい太ももを撫でられ、ほっそりとしたウエストを掴まれ、へそに指をつっこまれ、耳をつままれ、首筋を噛まれ………
「はっ、はなしてぇぇ…んむうっ!んんんんん〜〜〜〜〜〜!」
ふっくらとした唇にしゃぶりつかれてシリルの声がくぐこもった。
……やだっ………いやだっ……こんなやつらに……
シリルが駄々をこねる子供のように床の上にひっくり返りもがき続ける。その死角から指が迫る。
シリルの腰が浮き上がった瞬間、責められたばかりの尻穴に侵入した。
「むぐぅぅぅぅぅぅぅ……ぷはぁはぁ、おおおっ…んむっんぐぐぅ!」
シリルが濃厚なフェロモンを放ちながらのたうち回る。興奮した少年たちの責め苦が増した。
秘部が激しくかき回され、乳房が限界まで吸い伸ばされ、アヌスに何本もの指が入りほじくられた。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ぐゔゔゔゔゔゔゔゔぅぅっっっっ!!」
ビクンッ!ビクッビクビクッ………ビィィィィックゥゥゥゥゥン!!
少年たちにより淫魔が絶頂を迎える。
足の裏を床につけると腰が上浮きがり、シリルの肢体が反り返った。秘裂から淫液がアーチ状に噴き出す。
しばらく痙攣したのちストンと腰が落ちた。シリルの前に肉棒を屹立させた少年たちが立ち並ぶ。
それを見たシリルが怯える。
………だれか……たすけてぇっ……
その時、脳裏に浮かんだのは夢彦ではなく……
…………飯島だった。
直後、シリルに群がっていた少年たちが跳ねのけられた。
………風が頬を撫でている。
シリルが目を開けると、そこには雲一つない青空が広がっていた。
「大丈夫か、シリル」
視界に人影が入る。
顔を向けると飯島が立っていた。
周りを見渡してみる。どうやら学校の屋上に転移したらしい。飯島の近くにカーリとリリスもいた。
「やっぱすげぇな淫魔って。あんなにおかしくなっちまうんだな、普通の人間は」
相変わらずニヤニヤと笑っている。
「まぁ、助けなくても自滅しただろうけどな、あいつら。ほっとくと、死んじまうからな」
………助けられた……いや、もとはといえば……
シリルの瞳に怒気がこもる。
「………怒ったか?ははっ、まぁそんなカリカリすんなよ、無事だったんだから。ほら、起きろよ」
飯島が肩を掴んで抱きおこした。
その時、シリルの胸のうちに今まで感じたことのない感情が去来する。
肩を掴んで体を支える飯島からまるで大樹に抱かれているような絶対的な信頼とやすらぎを感じる。
胸の奥がトクンと高鳴る。
これは一体………
「なぁ、シリル。今、鏡の家には女王の娘が来てるんだろ?俺はそいつもモノにしたい。そのためにはおまえの協力が必要なんだ。……やってくれるだろ」
どれだけの野望を秘めているのか……
シリルが内心あきれる。しかし、そのことをののしろうとは思わなかった。飯島に対して従順な自分に気付く。
何よりも肩に置かれている飯島の手がじんわりと心地よく、それに気を取られる。
「いいだろ、シリル。それともまだ怒ってるのか?」
「…………………ぁ…………ぅ……」
自分の気持ちの整理がつかないシリルがくちごもる。
「………そうか。まだ力が戻ってなくてキツいんだな。じゃあ俺のを分けてやるよ」
飯島がおもむろに立ち上がると、ズボンをおろした。肉棒がぼろんっとこぼれおちる。
先ほどまでシリルを貫いていた禍々しい剛直が、今は力なく垂れ下がっている。
それを見た途端、シリルは目が離せなくなった。肢体が熱く、興奮に染まっていく……
「ほらっ、どうした」
飯島が促すとシリルが少しずつペニスに近づいていく。カーリの目が警戒している。
細くしなやかな指がそっとペニスを持ち上げた。鉄のように硬かった肉棒が幻覚であったかのように柔らかい。
シリルの内面がざわついた。
あんなに憎らしかった飯島のそれを平然と触っている自分に驚く。
それどころか……今はその萎えた肉棒が愛おしいとさえ思っているのだ。
5本の指で包み込みくねらせるように愛でる。すると急激に硬く肉棒がいきりたった。手を離すと勢いよく跳ね上がり飯島の腹を打つ。睾丸が見るからに若さと精力に満ち、肉棒の根本にへばりつくようにして[[rb:漲 > みなぎ]]っている。
シリルが魅入られたようにその屹立を凝視する。
手が再び肉棒を包み込んだ。そして、上下にゆっくりとしごいていく。肉棒がさらに硬く大きく充足していった。
シリルがそれを嬉しそうに見つめる。飯島からため息が漏れ出た。
肉棒に顔が近づき、ふっくらとした唇が開く。
「………あ…むっ…………」
なんのためらいもなく亀頭を咥えこむ。すぐに舌が亀頭をとらえその凹凸の隅々までしゃぶりつくす。
「うっ、くぅ……いいぞ……シリル……」
褒められたシリルが頬を弾ませる。もっと褒めてほしかった。そして、もっと感じてほしい……
シリルの舌が旋回し、敏感な亀頭を撫でまわす。
「おぉっ……!うぅ……」
飯島がシリルの頭を掴んだ。腕の震えから飯島の興奮を感じ取り密かに喜ぶ。
亀頭を吸いながら発達したエラの外周をなぞるとうわずった声が漏れ聞こえた。
「くっ、おぉ、シリル、もうっ……射精すぞっ」
絶頂の予感に亀頭が膨らむ。シリルが舌のスピードをあげた。裏スジを舐め上げながら吸い上げる。
「おおっ…おぉっ、うああっ…!」
飯島のあごが上がっていく。腰が震え始めた。
その瞬間、シリルの細い舌が尿道を責め立てた。
「おおぉぉっっ!」
飯島が低い声でうなる。
直後、腰が痙攣した。
甘いフルーティな香りを放つエキスが口腔内に放たれた。シリルが嬉々として飲み込んでいく。放出する快感に飯島が恍惚の表情を浮かべる。
その顔を見た瞬間、かつてないほどの充足感がシリルを満たしていた。飯島が感じていることが自分の最上の喜びとなっていた。
それは夢彦との間にも生まれなかった感情。きっと恋人との対等な間柄では生まれないのだろう。
濁液の止まったペニスをきれいに舌で掃除するとシリルがようやくペニスを離した。
飯島はすっかり上気しふらついている。
「……良かったぞ、シリル…」
飯島が頭を撫でると、シリルが無常の喜びに満ち溢れた。
その時、理解した。
自分は飯島の奴隷に堕ちたのだと………