あの日から、私は暫くシンジ君との連絡を絶っていた。
最初の頃は、携帯の着信音もけたたましく鳴っていたが、今では忘れた頃にたまに鳴るくらいに減っていた。
私はそれでもシンジ君の事を気に掛けていた。
身体を重ね合い激しく愛し合った人間を、そんなに簡単に忘れる事はできなかった。
一度だけと心に決めて、電話に出るとシンジ君の声は沈んでいた。
酷く反省した様子を見せながら、最後に一度だけ逢って欲しいとお願いされた。
私は落ち込むシンジ君の力の無い言葉を、無視することは出来なかった。
これが最後という事で、会う約束を交わしてしまった。
多分、シンジ君は逢うと私の身体を求めてくるだろう。
私はそれも覚悟の上だった。
私もどこかでシンジ君との関係に、踏ん切りを付けたかった。
このままシンジ君の事を引きずっていては、前に進めない気がしていた。
久々に会うシンジ君は、少しやつれた様な感じがした。
いつもの様なハツラツさは無く、顔も強張っていた。
反省した素振りを見せているのか、口数も少ない。
しかし「最後にセックスがしたい」とはっきり言いきって、私をホテルに連れてゆく。
私は手を引かれながら、何も言わずにシンジ君に付いていった。
私たちが何度も身体を重ね合った、思い出のホテルをシンジ君は選んだ。
そしてチェックインするなり、私の全身を撫で回しながら強く抱きしめる。
シンジ君の手が愛おしむ様に、私のお尻や背中を撫でていた。
私の胸元に顔を埋めて頬擦りを繰り返していた。
子供みたいなその様子に、私はシンジ君の頭を優しく撫でていた。
これが最後になると思うと、ほんの少しだけ寂しかった。
シンジ君の頭に軽く、口づけをする。
私が居なくても元気でいてね、とおまじないを掛けた。
シンジ君は私の着ている服を脱がしていた。
これが見納めとばかりに、一枚一枚脱がしてはその様子をじっくりと確認していた。
シンジ君に剥ぎ取られて、私の素肌が晒されていく。
最後のパンティが脱がされて、私は生まれたままの姿になった。
シンジ君も裸になると私たちはベッドに潜り込む。
シンジ君は抱きしめながら、私の首筋から舌を這わせていった。
生暖かい舌先が、唾液を滲ませながら胸元に向かっていく。
私は息を荒げながら、シンジ君の頭を撫で回していた。
シンジ君の唇が息を弾ませながら、私の素肌を滑っていく。
大きく仰け反る私の身体を支えながら、その唇が胸の先端に到達する。
ピンクの乳輪の部分を、シンジ君の舌がゆっくりと弧を描く。
私は喘ぎ声を上げながら、シンジ君にしがみ付いていた。
私はシンジ君を味わっていた。
この身体にシンジ君という男を記憶させたかった。
もう交わる事の無いこの身体を思い出に残したかった。
少しでも記憶に残る様に堪能していった。
シンジ君は私の乳首を咥えながら、股間を撫でていた。
口に含んだ乳首を舌先で転がしながら、クリトリスをクルクル回している。
私はシンジ君の肉棒に手を伸ばして、それをゆっくりと扱いていった。
シンジ君のアソコは、はち切れんばかりに大きくなっていた。
私は脈打つ肉棒に指を絡ませて、裏筋を刺激していった。
敏感なその部分は私に刺激されてピクピクと震えている。
愛撫を繰り返しながら、私たちはいつの間にかお互いの性器を舐めまわしていた。
私はシンジ君の上になりながら、お尻を向けてシンジ君の肉棒をしゃぶっていた。
シンジ君は私のクリトリスをしゃぶりながら、舌先でクルクルと転がしている。
私は最後だという思いから、口に含んだ肉棒を愛情込めて丁寧に味わっていった。
そしてどちらからということも無く、私たちは一つになっていく。
お互いの性器を噛みしめながら、ゆっくりと奥まで埋め込んでいった。
上になった私は、シンジ君の唇に吸い付きながら、心の中で「さようなら」と何度も繰り返していた。
シンジ君はそれに答える様に、私の唇を貪りながら、肉棒を突きあげてくる。
切なげなシンジ君の表情が、私の心に記憶されていった。
私たちはゆっくりと時間を掛けて、お互いの身体を堪能していった。
そして込み上げたものが、てっぺんまで上り詰める。
私たちは示し合わせたように、絶頂に導かれていった。
お互いに悩ましい声を上げながら激しく抱きしめあう。
私はシンジ君の肉棒をきつく締め付けて、彼は私の中に熱いモノをまき散らしていった。
互いの性器がとろけて、溶け合っている。
私たちは激しいキスを何度も繰り返していった。
余韻に浸りながらお互いの身体を弄り合う。
私はこれで思い残すことは無いと、心の中でシンジ君に別れを告げた。
そんな時、部屋に備え付けられた電話が鳴り響く。
シンジ君は電話に出ると「はい…はい…」と何度も頷いていた。
そして「ちょっと待ってて…」と言いながら、ガウンを羽織って入口の方に向かう。
入り口からドアの開く音が、微かに聞こえた気がした。
部屋に戻ってきたシンジ君は、同じ年頃の少年達をぞろぞろと引き連れていた。