私が好きなのは兄だけど兄じゃない人に抱かれています 作:おっさんホイホイ
原田と2回目の木曜日の逢瀬を終えて一人帰宅の途にある涼花。
その足取りは重い。
体力の消耗もあるがやはり原田に自分の裸身を晒し隅々まで触られたことが涼花の心を重くしている。
いっそ力づくで無理矢理処女でも奪われた方が…と涼花は思う。
原田から「抱かせろ」と言われた時に既にその覚悟は決めていた。
なのに原田はあくまで丁重に涼花の身体を扱う。
涼花の心の機微を感じ取り浸潤してくるのだ。
好悪の限界を探りながら押し広げられ、その結果、流されて少しずつ譲歩してしまう。
それが今の涼花には辛い。
長年かけて家族としての親愛から慕情へと昇華させた兄への想い。
いつかは兄とと思い描いていたその夢のような儚い想いが穢され奪われていくのが辛かった。
自宅に到着した涼花は後悔と罪悪感に苛まれながらドアの鍵を開ける。
涼花にとって自分の家が心休まる空間では無くなりつつあった。
「ただいま帰りました…」
家の中は静まり返っていた。
まだ誰も帰って来てないようだ。
涼花は安堵の吐息を吐き、自室へと向かう。
制服を脱ぎ捨て下着姿の自分を鏡で見る。
(ひどい顔してますね…)
笑顔になってみるがぎこちない。
(かなり頑張らないと心配されてしまいます)
鏡を見ながら百面相をする涼花。
やっと納得のいく笑顔が作れて満足する。
(卒業するまで頑張らないと…)
鏡の中の自分に言い聞かせる。
鏡の中の自分は少し紅潮していた。
ゴクリと唾を嚥下しながらブラジャーを少しずつずらしてみる。
思い出されるのは原田に脱がされていく自分。
(駄目です。こんなこと考えては…駄目です…)
虚しく響く心の声を無視して手は動く。
原田の手をトレースするようにブラジャーを外す。
白い肌の上を薄いピンクの乳首が自己主張をしていた。
疼き始めた蕾に手を触れると覚えてしまった甘い刺激に身を震わせる。
(お兄ちゃん…)
原田の手を祐に置き換えて妄想しながら胸の蕾を刺激する。
「んっ……あぁ……」
甘い声を上げて身悶える涼花。
いつの間にかショーツの中へ手が滑り込んでいた。
指先が花弁に触れる。
潤み始めたそこを弄りながら指先を潜り込ませる。
今日始めて知ったあの場所へと。
「んふぅ……あっ……ああん……」
兄を想いながら耽る。
別の男に開発された身体が哭きはじめる。
「お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
ベッドの上へ崩れ落ちていく。
兄に押し倒される妄想に縋る。
(お兄ちゃんになら…お兄ちゃんだったら…)
だがもどかしい。
焦る心とは裏腹に身体が昂っていかない。
中途半端な状態に耐えかねた身体に引き摺られて妄想が最適化されていく。
(どうして…)
自分の股を割りのしかかってくる原田を妄想してしまう。
「はぁはぁはぁはぁ…」
昂っていく
グチュグチュと音を立て始める
(どうして…どうして…)
止まらない。
妄想の中の自分が唇を奪われる。
止まらない。
秘所に熱い物を押し付けられる。
止められない。
自分の中に入ってくる。それはきっと熱く…私をもっと…
…
……
…………
。