動画を撮り始めて3回目の水曜日、おかーさんはいつも水曜日は帰りがとても遅くなる。低学年の頃はハウスキーパーさんに居てもらったけれど、ウチはオートロックだし管理人さんも常駐しているから防犯面に問題がないことと、流石に高学年になったから留守番くらいは出来ると判断されて夜は一人で過ごすようになった。尤も大抵はお兄ちゃんの家に遊びに行っているのだけど。因みにお母さんはお兄ちゃんの事があまり好きじゃないみたい。と言うか太っている人が嫌いなんだと思う。テレビなんかでも太った芸人さんが出てくると嫌そうな顔をするし。
「うーん、困ったねぇ」
そうは言ってもお兄ちゃんの家は私にとって娯楽の宝庫だし、最近は更に重要な撮影現場になっている。なのでいつものごとく私はお兄ちゃんの家にお邪魔しているんだけど、前みたいにお菓子やジュースを出してもくれず、かと言って先週みたいに鼻息を荒くして動画の内容について相談もしてこない。自分のパソコンに向かってずっとうんうん唸っているだけだ。
「どうしたの、お兄ちゃん」
「うん?あー、うーん」
声を掛けてもこんな感じだ。もうしょうがないので原因をキューメーするために私は横からパソコンをのぞき込む。そこにはいつも私達が動画を投稿しているサイトが開かれていた。
「ねえ、本当にどうしたのお兄ちゃん?」
私がもう一度訪ねると、お兄ちゃんは諦めた顔になって口を開いた。
「先週の土曜日に撮った動画なんだけど、再生数が全然伸びないんだ」
「へ?」
先週の土曜と言えばあれだ、三回目の撮影をしてそれを投稿したのだ。その前の水曜日に相談して決めた内容。私がこのサイトで一番最初に見た動画と同じ事にチャレンジしたんだ。
「月奈ちゃんの爽やかなイメージに合わせてみました」
そんな事を言ってお兄ちゃんが渡してきたのはエメラルドグリーンでギラギラ光っている水着だった。そう水着だ。隠すべき場所以外が完全に紐で、その隠す布もいっそこのサイズで隠している方が恥ずかしいと思ってしまう、超のつくマイクロビキニ。私のような子供向けのサイズでそんなものがある事に社会の闇とかいうのを感じなくはなかったが、その恩恵に預かっている私としては感謝すべきなのだろう。一緒に用意されたバランスボールというやつの上でお兄ちゃんが興奮するように体をくねらせ、最後はキモチイイ方のストレッチでフィニッシュだった。私としては結構過激な内容だったと思うんだけど。
「視聴者も目が肥えているから、ちょっとマンネリに感じちゃったのかなぁ」
リストに並ぶ動画を確認すると、確かに1回目と2回目はそれぞれ3000以上再生されているのに、3回目だけ300ちょっとで止まっている。
「皆もう私に飽きちゃったの?」
そう聞くとお兄ちゃんは頭を振って否定した。
「いや、新しい動画も見ているから、月奈ちゃんに飽きたんじゃないよ。問題は動画の内容だね」
「結構過激だったと思うけど」
私がそう言うと、お兄ちゃんは真面目な顔で私を見て話し始める。
「僕も露出が増えればそれで納得すると思ってたんだ。けど違った、皆はもっと上の刺激を求めてたんだ」
「上の刺激?」
解らずに聞き返すと、お兄ちゃんは2回目の動画と3回目の動画を再生し始める。
「この二つの動画は道具や服が違うから一見違うように見えるよね。だけど内容という意味では一緒なんだ」
エッチな服装で挑発し、最後は見せつける私のオナニーでおしまい。言われてみれば二つは間違い探しみたいな動画だった。
「多分皆は3番目を2番目と同じ動画って捉えたんだと思う。だから一回は見るけど何度もは見ない。まあ、気分を変えたい時とかにちょっと見るかもだけど」
「じゃあどうしたらいいの?」
服を過激にしても意味がないなら、もう方法がない気がする。
「…まあ、今でも視聴者は付いているから動画の本数を増やすとかでも良いし」
私の質問にお兄ちゃんはそんな事を言い出した。訳が解んない、さっきまで再生数が増えないって話をしていたのに、なんで動画を増やす話になるの?
「お兄ちゃん、何か隠してる」
そう言って睨むと、お兄ちゃんは笑っちゃうくらい動揺した。これで隠し事をしようなんて絶対無理だと思う。暫く睨み続けると、お兄ちゃんは観念したように口を開いた。
「以前教えた限定放送を覚えてる?」
「覚えてるよ、すっごい過激なヤツでしょ?」
私が答えるとお兄ちゃんは険しい顔で説明を始めた。
「過激なんてもんじゃないよ。あっちは普通に18禁、つまりセックスやそう言う事を動画にしてるんだ」
そう言われても私はぜんぜん驚かなかった。だって今より過激って言うなら、それ位しかないと思っていたからだ。そして動画を続けていけば、いつかそうなるだろうとも思っていた。けれどお兄ちゃんは違ったらしい。
「いいかい月奈ちゃん。今までの動画は言っちゃえば恥ずかしい過去で済ませられるものだ。誰にでも一つや二つはある黒歴史ってやつさ。けどあっちまで行ったらもう戻れない。今までに戻れなくなっちゃうんだ」
日本でそうした過去が嫌悪されるくらいは私にも解る。けれどお兄ちゃんの説得に、私は何一つ心を動かされなかった。だからその事実を教えてあげる。
「戻れないって、なんで戻らなきゃいけないの?お兄ちゃん」
私の言葉に目を見開くお兄ちゃん。
「私ね、ずっとタイクツだったの。ドキドキすることなんて何も起きないし、学校なんて毎日同じ事の繰り返しでしょ?タイクツ過ぎてイイコで居るのを忘れそうになるくらい」
少し前まではちょっとはワクワクしたのに、今の学校は本当にタイクツだ。そんな灰色の中で出会ったのがこのサイトとお兄ちゃんとの撮影だ。
「だからね?私は戻るくらいなら戻れなくなった方がずっといいの」
そう私が言い切ると、お兄ちゃんは暫く困った顔をして、そして何時もの笑顔に戻って口を開いた。
「うん、月奈ちゃんがそう言うなら、僕も覚悟を決めるよ。けれど、良いのかい?そのセックスするとなると」
本当にこの人は何を言っているんだろう?
「お兄ちゃんって、実はキチクだよね」
そう言って私は椅子に座ったままのお兄ちゃんに抱きついて耳元で囁く。
「あんなの見せて、○学生をハツジョーさせておいて、ナマゴロシにして楽しんでるの?」
私の挑発にお兄ちゃんは怖い顔になると、くっついていた私の背中と頭に手を回してしっかりと抱きしめてきた。体がギュッとくっついてお兄ちゃんの体温を感じたと思ったら、次の瞬間私の唇にお兄ちゃんの口が押し付けられていた。
「んうっ!?」
初めは押し付けられるだけだったそれは、唇を重ねているという事をお互いが解るようになると遠慮のない交わりに変わる。私の唇を割り開いて入り込んできたお兄ちゃんの舌が前歯をつつき更なる侵入を催促してくる。少し口を開いて招き入れれば、するりと入り込み私の舌に絡みつく。
「ん…ちゅぅ…あぷ」
別の生き物みたいにグネグネ動くお兄ちゃんの舌に負けないよう私は一生懸命舌を絡ませる。小さかった水音は次第にジュブジュブと大きな音になり、溢れた唾液が口からあふれる。
「んあ」
忘れていた呼吸のために一度唇を離して口の中のものを飲み込む。いつも口の中にあるはずのそれは、お兄ちゃんのものと混じり合ったと言うだけで簡単に私を興奮させた。そしてお兄ちゃんの顎を伝うこぼれたそれを舌を伸ばして舐めとると、私はお兄ちゃんに向かって決定的な言葉を口にする。
「これで終わりじゃ、ないよね?」
私のお願いに、お兄ちゃんは漸く理性とか体裁とかの余計なものを忘れてくれたらしい。さっきまでのこちらを心配するような顔は消えて、目の前の獲物を貪る事しか頭にないケモノみたいな顔になる。
「当然だ」
いつもと違う低くて迫力のあるお兄ちゃんの声に私が笑い返せば、お兄ちゃんは軽々と私を持ち上げてベッドに運ぶ。お兄ちゃんの匂いで一杯のベッドに座れば、縁に立ってこちらを見下ろしてくる雄へ思わず期待のまなざしを向けてしまう。クラスの友達が聞いたら悲鳴を上げちゃうような、皆が読んでる漫画に出てくるロマンチックな初体験とは程遠いシチュエーション。けどそれでいいのだ。
「キて?」
ここにいるのは愛を確かめ合う男と女じゃない。欲望のままに相手を淫らに誘う雌とその雌で獣欲を満たそうとしている雄なのだ。相手を想う囁きも愛の言葉も必要ない。求めて貪って、自分の欲を存分に満たせればそれでいい。
「月奈」
短く名前を呼ばれて私は頷く。それは命令の言葉、その意味を正確に理解した私は服を脱ぎ捨てる。いつもみたいに焦らしたりなんてしない。ううん、出来ないというべきか。だって私も目の前の雄を貪りたくてしょうがない。
「あはっ♪」
私が脱ぎ終わる頃にはお兄ちゃんも服を脱ぎ捨てていた。ベッドに座る私の目の前には、お兄ちゃんのオチンチンがそそり立ってビクビクとその時を待ちわびている。私はそのまま後ろへと倒れこみ、足を持ち上げると手で掴んで左右へ目一杯広げる。オンナノコの一番大切な場所、雌が一番気持ちよくなれる所を目の前の雄へとさらけ出す。
「あひっ♡」
そこで予想外のことが起きた。既に私のアソコは涎を垂らして雄を待ちわびていた。だから直ぐにお兄ちゃんが覆いかぶさってきて滅茶苦茶に貪られる事を期待していたのだけれど、まだお兄ちゃんはケダモノになりきれていないらしかった。
「ひっ♡はぁ、ああっ♡♡♡」
布越しには何度も見られ撮影までされていたけれど、人前に初めて晒した私のアソコにお兄ちゃんが顔を近づけた次の瞬間、舌を伸ばして猛然と舐めほぐし始めたのだ。
(最初は痛いって言うもんね)
自分でスるのとは違うペースも遠慮もない強烈な快感をぶつけられながら、私は不覚にもお兄ちゃんに愛しさを感じていた。ただ快楽を得るためだけに雄を誘った雌を、それでも気遣うお兄ちゃんにお腹が堪らない疼きを訴える。
「お兄ちゃん♡お兄ちゃんっ♡」
快楽に翻弄され閉じそうになる足を愛しい人を呼びながら懸命に押さえる。けれど、そんなのじゃ足りない。雄の愛に応えるには全然足りてない。
「お兄ちゃんお願いっ♡一緒にっ、一緒に気持ち良く、なろ?」
どうやら私は間違えていたみたいだ。だって好きを伴った獣欲は、それだけよりも何倍もキモチイイ。
「ひっ、ああああぁぁぁ!?」
ドロドロに解されていた私のアソコにお兄ちゃんのオチンチンが入り込んでくる。入口こそ溶けていたがまだ何も受け入れたことがない私のアソコをゴリゴリとかき分けて進むそこからとてつもない快感が送られてきて、思わず私は叫び声をあげてしまう。そこからほんのちょっとしたところでプツりと何かが切れるような感覚があって、僅かに痛みを与えてきた。お兄ちゃんにも伝わったのだろう、一度動きを止めてお兄ちゃんがこちらを見てきた。だから私は笑顔で足から離した手でお兄ちゃんの頭を引き寄せて口づけをする。ちゃんと気持ちが伝わったのだろう、お兄ちゃんは入れるのを再開してくれた。
「ぷあっ、月奈」
私とお兄ちゃんの隙間がなくなり、最後まで入りきった所で唇を離してお兄ちゃんが名前を呼んだ。お腹を内側から広げられる快感に酔っていた私は、再びお兄ちゃんの唇を奪ってこちらから舌を送り込む。すぐにお兄ちゃんは応えてくれてグジュグジュと唾液を混じらせる。ひとしきりそうした後に唇を離して、私はお兄ちゃんに懇願した。
「動いて、お兄ちゃん♡お腹が切ないの♡」
私は先ほど学んだのだ、ただ交わうよりずっとキモチイイ方法を。だからそれを実践する。本当は直ぐに動いて欲しかったけれど、優しいお兄ちゃんは絶対に気遣った動きをするだろう。自分の気持ち良さより私を傷付けないために。けれどとっくに私の体は雄を受け入れる準備を終えていて、今もお腹が早くお兄ちゃんを寄越せと訴えているのだ。
「月奈、月奈っ!!」
お兄ちゃんの頭から手を放し私はシーツを握りしめる。歳に比べて小柄な私とキスをしていてはお兄ちゃんが全力で動けないからだ。雌からのお願いに応えるようにお兄ちゃんはベッドに手をつくと猛然と腰を振り始める。それはとっても激しくて、しっかりとシーツにつかまっていなければ吹き飛ばされてしまいそうな程だ。
「お兄ちゃんっ!」
意味のある言葉が口から出たのは最初の一突きまでだった。突き入れられ、そして引き抜かれる度に削られる膣壁が先ほどまでとは比べ物にならない快感を伝えてくる。更にその最奥で待ち構えている子宮口がオチンチンとキスをする度に子宮が揺らされて疼きが快感へと変わる。
「おぐっ♡おっ♡ごっ♡」
突き上げられる衝撃に、肺が勝手に空気を漏らして声にならない音が出た。あまりの快感に目の前にはチカチカと星が飛んで、頭が真っ白になっていく。間違いなく今までの人生で最高の快感を堪能する私に、お兄ちゃんは更なる朗報を伝えてくれた。
「うっ、くっ、月奈ちゃん!もう、出るっ!」
この人はどこまで私を喜ばせれば気が済むんだろう?更なる快楽の予感に私は足をお兄ちゃんへと絡ませる。体格差のせいでほとんど意味はなかったけれど、私が求めていることは十分伝わったらしい。
「る、月奈ちゃんっ!?」
限界なのだろう、苦しそうな顔でそう慌てるお兄ちゃん。私も何度も突かれたおかげでまともに喋ることが出来ない。けれどこの最高のハジメテを完璧に終わらせるために、懸命に唇を動かした。
ダメ、ちょうだい♡
そして私の願いは聞き入れられる。唸り声のような声を発しながらお兄ちゃんが更に動きを速めた。更にオチンチンが膨らんでより一層の快感が襲ってくる中、遂にその瞬間がやってきた。
「イッグッ♡♡♡♡♡♡」
子宮口をこじ開ける勢いで突き入れられたオチンチンから精液が吐き出される。爆発したみたいに吹き出すそれはマグマみたいに熱くて、その熱をたっぷりと受け取った子宮が幸せと快感が混じり合った絶頂を訴える。私はそれに逆らうことなく存分にテンゴクを味わって意識を手放した。
「その、大丈夫?月奈ちゃん」
意識を取り戻して暫く余韻に浸っていたけれど、流石にそろそろマズイという事で家に帰ろうとする私を玄関で見送りながらお兄ちゃんがそう聞いてきた。シューズボックスの上に置かれた時計を見れば22時をちょっと過ぎたところ。おかーさんが帰ってくるまではもうちょっと余裕がある。だから私はお兄ちゃんに近づいて安心させてあげる。
「大丈夫だよお兄ちゃん、だって私まだコドモだもん」
サイズに相応しく、まだ私はオトナの体になっていない。クラスにはもう何人かいるみたいだけれど、彼女たちと色々比較する場合、私にそれが来るのはまだまだ先だろう。なので目を見開くお兄ちゃんに手招きをして屈んでもらい、耳元で囁く。
「だからぁ、いくらでも出し放題だよ、お兄ちゃん♡」
そう言ってお兄ちゃんのほっぺにキスをして素早く玄関から飛び出す。なんだか後ろの方で大きな音がしたけれど、気にせず私は自分の家に帰ったのだった。
月奈ちゃんの初めてなのでちょっとだけ長め。