次の日、私はいつものようにお兄ちゃんの家を訪ねると、お兄ちゃんがやたらとソワソワしていた。昨日シたけれど、もうシたくなったのかな?と思ったんだけどちょっと違うみたいだ。最近の日課になったシジョーチョーサと言う名の動画鑑賞で膝の上に座ってみたけど何もしてこない。それどころかなんとなくだけど困っている感じだ。どうしたのかと振り向くと、お兄ちゃんは私を抱えたまま話し始めた。
「前報酬を貰っておいて狡いと思うんだけどさ。本当に、本当にいいの?月奈ちゃん」
「まだ言ってるのお兄ちゃん?」
そう言い返して私は頬を膨らませる。大体私は前になんて戻りたくないのだ、まだ解ってくれないのだろうか。そう思っていたらお兄ちゃんがパソコンを操作して動画を再生する。開いたのは限定動画、所謂もっと過激なヤツというものだ。
「多分、いや絶対解ってないから言うけど、ここから先は人生終わるよ?」
大袈裟だって笑おうとしたけれど、お兄ちゃんは真剣だ。
「冗談じゃ無くて、ここから先を見るのは実際にそう言う事をしたいヤツなんだ。そしてその中には捕まったって構わないから、月奈ちゃんを犯したいってヤツも居るんだよ」
想像もしていなかった事に私は目を見開いた。
「全公開の方はまだそれっぽいで済まされてるから危険は低いけど、有料の方は内容がガチだからね。それにこういう動画って永遠に消えないんだよ、良いお小遣い稼ぎになるからね。そうなると月奈ちゃんはずっと狙われ続ける事になる。いつどこで襲われるか解らない生活がずっと続くんだよ、それでもやるの?」
いつでもどこでも狙われている。お兄ちゃんの言う通りだったら、それこそ家にいたって安全じゃない。動画を誰が見ているかなんて私は解らないから、危ない人と平気な人の区別だって付かない。それはお兄ちゃんの言葉通り、人生が終わると言っても過言ではない事だ。
「それでも続けるって言ったら、お兄ちゃんはどうするの?」
「そりゃ最後まで付き合うよ」
即答だった。
「多分最後は月奈ちゃんが誰かに犯されて事件になってさ、まあついでで僕も捕まるだろうけど、それに見合った役得があるしね」
「役得?」
聞き返すとお兄ちゃんはいやらしく笑う。
「月奈ちゃんを好き放題に出来るなんてこんな事以外で絶対あり得ないし。それに撮った動画があれば一生食うに困らないしね、言ったでしょ?良い小遣い稼ぎになるって」
お兄ちゃんの言葉に私は苦笑してしまう。つまりそれは、お兄ちゃんにしてみれば私を思いとどまらせる理由が何一つ無いと言う事だ。全くもって私は運が良い。初めての人がこの人で本当に良かった。
「ねえ、お兄ちゃん」
そう声を掛けて、私はお腹に添えられていたお兄ちゃんの手をスカートの中へと招き入れた。そして私の変化に気付いたお兄ちゃんはギョッとした表情で私を見る。驚くのも無理がないだろう。普通の子なら間違い無く泣き出してしまうような悍ましい話を聞いて、私は股を濡らしていたのだから。
「私、思ったよりヘンタイだったみたい。お兄ちゃんの話を聞いて、すっごく興奮した。いつどこで襲われるか解らないって想像して、ドキドキするの。月奈を犯す為ならその後の人生なんてどうだっていいなんて思って貰えるくらい誰かを夢中にさせられるなんて、嬉しさしか感じないの」
股間に添えられたお兄ちゃんの手を握って逃げられないようにして、股をこすりつける。クチュクチュという控え目な水音と共に快感を感じながら、私は潤んだ目で訴える。
「人生が終わる?そんな素敵な毎日ならむしろウェルカムって感じだよ。だから」
言いながらもう片方の手を今度は胸へと導く。もう乳首はツンツンに立っていて服の上からでも私が発情しているのは丸わかりだ。そうして心の底から望んでいる事を主張しながら、私は決定的な言葉を口にする。
「だからお兄ちゃん、お願いだから月奈の動画を撮って下さい♡」
結局その日は平日、それもおかーさんが普通に帰ってくる日だったのでそれ以上は無く解散になった。ただ動画は続ける事が決定したしその内容も決めた。折角だからと同じタグの付いている限定放送の動画を調査と称して二人で見る。時折お兄ちゃんが完全に勃起したオチンチンをお尻にこすりつけてきて、我慢するのが大変だった。週末の撮影の時には絶対フクシューしてやろうと思った。
そしていよいよ週末、おかーさんはまた出張で月曜日まで帰ってこない。これから始まる時間を想像した私は既に発情しきっていて、お兄ちゃんの見ている前で前回の動画で使ったマイクロビキニに着替えるだけで既に乳首が浮き出てしまっている。そして普段通りマスクを付けようとしたところでお兄ちゃんに止められた。
「今日はこれを使うよ」
そう言ってお兄ちゃんが渡してきたのは少し厚めのフェイスベールと呼ばれるものだった。厚いと言っても元々が薄いものだから、光の加減によっては輪郭が見えてしまう。私が戸惑いながら受け取ると、お兄ちゃんはニヤニヤと笑いながら言ってくる。
「大丈夫、当ててるライトが強いからまず解らないよ。て言うか月奈ちゃん的には見えちゃった方が良いんじゃない?」
「もう、馬鹿♡」
顔がばれた後の事を思わず想像してしまい、私の鼓動は一段と速くなる。それを誤魔化すように口にすれば、お兄ちゃんは笑いながら選んだ本当の理由を話す。
「今日の撮影にはこっちの方が都合が良いからね」
それを聞いて確かにそうだと私は思った。今日の撮影内容はお口によるご奉仕の練習だからだ。木曜日にこの提案を受けた時、正直に言えば私はあまり乗り気じゃなかった。だって何かを舐めるなんて普段から見る事が出来る光景だ。それこそご飯を食べる所へ行けば誰かがしているだろう。そんな風に思っていたのだ。まあ、その後見せて貰った調査資料によってその考えは完全に破壊されたわけだが。寧ろ今では自分が誰かを一方的に気持ち良く出来る技術を覚えたくてウズウズしている。
「そろそろ始めようか?」
私の高ぶりを察したお兄ちゃんがそう言って、4回目の撮影がスタートした。
「はーい、皆さんこんにちは、あれ?こんばんはかな?ツキノチャンネルへようこそ!」
カメラに向かって私は笑顔で手を振る。
「えっと、まず前回の反省から。楽しみにしててくれたのに、期待外れの動画でごめんね?このジタイを重く受け止めましてー、ツキノチャンネルは有料枠に移動することになりました!拍手!」
そう言って私は自分で拍手をしてみせる。ちょっとバカっぽいなと思ったけれど、この動画は深刻な顔をしてやるようなものじゃないからこれでいいのだと思う事にした。
「それでぇ、今回の内容は、正に!前回の反省を生かした内容にしたいと思います!じゃん!」
体の後ろに隠していた物を素早く掴んでカメラの前へと突き出す。
「やっぱり皆で気持ちよくなるんだから、私だけキモチイイ動画じゃ駄目だよね!だから今回はこのディルド君を使ってぇ、お口ご奉仕の訓練をしたいと思いまぁす♡」
ゆらゆらと手に持ったディルドを揺らしながらそう宣言する。お兄ちゃんが用意してくれたのは黒くてオチンチンの形を真似たヤツだ。他の動画ではもっとおっきいのやグネグネ動くヤツなんかもあったけれど、今回の内容からすればこれが丁度良いように私も思った。
「じゃあ、始めて」
「はぁい、んちゅ」
合図に返事をして、私はフェイスベールの下からディルドを差し入れる。お兄ちゃんのより小さいそれの先端に啄むようなキスをして、その後ぐるりと舌を這わせる。
「どう?ツキノちゃん」
暫くそんな事を続けていると、予定通りお兄ちゃんから声が掛かる。内心の喜びがばれないように注意しながら、さも不満だと言う声で私は答えた。
「うーん、ちょっと難しいなぁ」
「上手く出来てるように見えるけど?」
「そう言って貰えるのは嬉しいけど、ジッサイはどうか解らないでしょ?だってこれニセモノだから、キモチイイかどうかなんて教えてくれないし」
私の言葉にお兄ちゃんが困った声で応じる。
「でも練習になりそうなのなんて、それしか無いからなぁ」
「えー、あるじゃない。って言うかこんな茶番ヤメヤメ!ほら、こっちに来て!」
私はそう言ってカメラに向かって手招きをする。するとお兄ちゃんがニヤリと笑いこちらへ歩み寄ってきて、画面の中へと収まった。顔はどこで買ったのか銀行強盗さんが着けていそうなマスクで隠して、それ以外はピチピチの黒いブーメランパンツという言い訳のしようがないくらい変態な恰好だ。そんなお兄ちゃんの腕に絡みつきながら私はお兄ちゃんの紹介をする。
「有料チャンネルに移るに当たってぇ、皆をマンゾクさせるのは一人じゃ難しいから、アシスタントさんに参加して貰いまぁす。って言うか前からカメラマンをしてくれていたのでキョウドウハイシンシャかな?出演おめでとー!」
「あはは、どうぞ今後とも宜しくお願いします」
お兄ちゃんは頭を掻きながらペコリとお辞儀をする。姿とのギャップが中々シュールだけれど、私は既に別の事に気が行っていて、突っ込む事すら出来なかった。
「じ、じゃあ言った通りアシさんには、お口ご奉仕の訓練に協力して貰うね♡」
「ははは、もう我慢出来ないの?」
お兄ちゃんは狡いと私は思った。女の子座りをしていた私の横に立てば、丁度顔の高さにお兄ちゃんの股間が来るのだ。その上、
「すー、ん、はぁ♡」
思わず鼻から思い切り息を吸い込む。お兄ちゃんがギリギリまで着替えていなかった理由を私は今更理解する。パンツから漂ってくる汗とアンモニアの匂い、これをお兄ちゃんは隠していたんだ。
「もぉー、ばっちいなぁ♡ちゃんとお風呂入ってるの?」
パンツを降ろせばその臭気は一層増して私の鼻を刺激する。まだ硬くなりきっていないお兄ちゃんのオチンチンから目を離さずにそう聞けば、お兄ちゃんはあっけらかんと答えた。
「ちゃんと入ってるよ、三日前だけど♡」
つまり私にこの撮影を提案した時からだ。計画的犯行にやられたと思う一方で、サプライズに喜んだ私の体は口の中一杯に涎を作り出す。それを飲み込みながらお兄ちゃんの顔を見れば、悪戯の成功した男の子みたいな顔で私に命令してきた。
「さ、練習の続き、しよっか?」
月奈ちゃんは割と何でも(性的な事を)楽しめるカワイイ女の子です。