ダークエロよろず短編集2 作:カード読み込み
えんこう部の部室に、似つかわしくない間抜けな空気が漂っていた。
そこに立つ男子生徒——山内春樹は、緊張と期待が入り混じった、
まるで安っぽい喜劇役者のような表情で辰燕を見つめていた。
彼はDクラスに所属する、学習能力も運動能力も学年最底辺の落ちこぼれである。
しかし、彼には一つだけ突出した才能があった。
それは「欲望に忠実であること」、そして「虚勢を張ること」だ。
「俺は山内春樹。小学生の時は卓球で全国に、
中学時代は野球部でエースで背番号は4番だった。
けどインターハイで怪我をして今はリハビリ中だ。よろしくう」
彼はそう嘯く。すべてが嘘である。
教員に対して嘘をつく癖があると評価される彼の言葉に、真実など一欠片もない。
卓球などやってはいないし、野球部にいた事実すら怪しい。
インターハイで怪我をしたなど言語道断。
彼はただ、自分を大きく見せたかっただけなのだ。
自己顕示欲と劣等感が入り混じった卑しい衝動。それが山内春樹という人間の本質だった。
しかし、辰燕はその嘘を見抜いた上で、あえて彼をこの部室に呼び出した。
彼の薄い唇に貼り付いた冷酷な微笑みが、深くなる。
「素晴らしい経歴だ、山内君。
その『実力』と『不幸な過去』は、我々えんこう部にとって非常に魅力的だよ」
辰燕の言葉は皮肉だが、山内にはそれが本心からの称賛であるかのように響いた。
彼は単純である。褒められればすぐに調子に乗る。そして、自分の欲望に正直なのだ。
「だろ? 俺はさあ、これからこの学校でトップになるつもりなんだ。
だからよ、こういう影の実力者的な部活にも顔を出しておきたかったわけよ」
見え透いた虚勢。だが、辰燕にとってはそれこそが彼を選んだ理由だった。
「君に任せたい仕事がある。我々が飼育している『商品』の相手だ」
辰燕が指を鳴らすと、部室の奥から二人の部員がベッドを押してきた。
その上には——長谷部波瑠加がいた。
彼女はベッドに拘束され、制服を剥ぎ取られた姿で虚ろな瞳を天井に向けている。
二週間に及ぶアナル調教によって精神を削り取られ、
もはや抵抗する気力さえ失った奴隷の貌。しかし、その肉体はいまだ衰えることなく、
105センチの爆乳が重力に従って豊かに横たわり、
左目下の泣きぼくろが涙の跡を艶めかしく残している。
山内の目が見開かれた。
「うっへぇ……マジかよ……これ……」
彼は下卑た笑みを浮かべ、舌なめずりをした。彼は大の巨乳好きである。
櫛田桔梗に下心丸出しで話しかけ、佐倉愛里や一之瀬帆波にも好意を寄せてきた彼にとって、
目の前の極上の肉体は垂涎の的だった。しかも、それは手を拘束され、
為すがままの状態で放置されているのだ。
「長谷部……波瑠加……? ……あいつか……」
彼は波瑠加のことを知っていた。
クラスではいつも一人でいる気難しい女だと認識していたが、
その胸の大きさだけはしっかりと目撃していた。
しかし、まさかこれほどの代物だとは思いもしなかった。
「触れてもいいぞ」
辰燕の許可が出るや否や、山内はベッドに飛びついた。
その手つきは荒く、品がない。
まるで子供が新しい玩具を見つけたかのように、波瑠加の乳房に手を伸ばした。
「うおっ! すっげぇ柔けぇ! なんだこれ、スポンジみてぇ!」
彼の手が波瑠加の乳房を掴む。
羽二重餅のような滑らかさと産みたての卵のような弾力が彼の手を包み込む。
その極上の感触に、山内の顔が下品に歪んだ。
「やめ……触らないで……」
波瑠加がかすかに抵抗の声を上げるが、山内は聞く耳を持たない。
むしろ、その拒絶が彼の嗜虐心を煽った。
「何言ってんだよ。もうお前、えんこう部の商品なんだろ?
なら客のサービスをするのが筋ってもんだぜ?」
山内は無遠慮に乳房を揉みしだく。愛撫などではない。
ただ欲望のままに鷲掴みにし、形を変え、肉感を楽しむだけの粗暴な扱い。
その指跡が白い肌に残るたび、波瑠加の眉が苦痛に寄せられる。
「見てみろ、山内君。君の手が彼女を支配している。
君のような『無能』な男が、学年トップクラスの美少女を這い蹲らせている。
この倒錯した光景こそが、次なる商品コンセプトだ」
辰燕の声が高らかに響く。
「コンセプトは『無能に貪られる爆乳JK』
……優秀な女が劣った男に一方的に犯されるという屈辱。
これほど客の嗜虐心を刺激するシチュエーションはない」
山内には辰燕が何を言っているのか半分も理解できていなかった。
ただ、「自分がこの極上の女を自由にしていい」という事実だけが脳裏を占めていた。
彼は巨乳好きであり、
そして自分より優れた女を見下すことで満足感を得る卑小な男だったのだ。
「へへっ……無能が必要ならよ、俺はいくらでも演技してやるよ!
この爆乳、俺が独り占めできるならな!」
山内は波瑠加の豊満な肉塊に顔を埋め、貪るように乳首を舐め回した。
その様は見苦しく、滑稽で、そして何よりも冒涜的だった。
「あ"っ……! や……め……! 汚い……!」
波瑠加の口から悲痛な叫びが漏れる。辰燕による冷徹な調教とは異なる、
汚らわしい男の汗と唾液に塗れる屈辱。それが彼女の心をさらに深く抉っていく。
「そうだ、その拒絶だ。その表情こそが最高の商品価値を生む。
さあ山内君、存分に彼女を味わってくれたまえ。君が『無能な竿役』として君臨するためにな」
辰燕は満足げに目を細め、カメラの録画ボタンを押した。
かくして、長谷部波瑠加という悲劇の商品には、
「無能な男・山内春樹」という新たなフィルターが取り付けられた。
高潔なる者が穢貎なる者に蹂躙されるという構図。
それが生み出す背徳的な興奮は、間違いなく闇市場で高く取引されることだろう。
山内は知らない。自分がただの「道具」として選ばれたことを。
そして波瑠加も知らない。自分の絶望がまだ底知れぬ深淵へと続いていることを。
部室には、山内の卑しい笑い声と波瑠加の嗚咽だけが虚しく響いていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「うおっ、なんだこれ! 触った途端に乳首がキュッて硬くなったぞ!」
山内の無骨な指が、波瑠加の乳房を乱暴に鷲掴みにする。
爪が食い込み、白い肌が不細工に歪む。
その愛撫に何のテクニックも存在しない。
ただの力任せ、ただの欲望の撒き散らし。
小学生が泥団子を捏ねるかのような、無知で粗野な扱いだ。
しかし——。
「あっ……ひぅっ……!」
波瑠加の唇から、抑制できない喘ぎが漏れた。
彼女の身体は、もう騙されなかった。
辰燕の周到かつ緻密な調教によって、その乳肉は深層性感を刻み込まれている。
粗暴な力で揉みしだかれれば、柔らかな脂肪組織が押し潰され、
その圧力が必然的に内側の性感帯へと伝わる。
宛がった刺激ではない。だが、力の暴力が、
皮肉にも開発済みの神経を無理やりに励起させてしまったのだ。
「へへっ、すっげェ感じ方! やっぱ俺って天才? 天性のテクニシャンじゃん!」
山内は下卑た声を弾ませ、信じがたいほどの勘違いを披露する。
彼は波瑠加の生理的な反応を、自分の腕前への賛美だと信じ込んでいる。
醜悪な笑みを浮かべ、さらに強く乳首を摘み上げ、
まるでボロ布のように乳房を揺さぶった。
「いやっ……! 違う……! そんなんじゃ、ない……っ!」
波瑠加は必死に首を振り、絶望の涙を散らす。
身体が反応しているのは事実だ。
子宮の奥が疼き、太腿の内側に熱が篭る。
だが、その快感は心地よいものではない。
自分の意思とは無関係に、調教済みの肉体だけが勝手に鳴っているだけ。
なのに、目の前の愚鈍な男は、それを「俺に抱かれて喜んでいる」と解釈している。
この怠惰で無能で、品性も知性もない男に——。
中学一の美少女であり、誰も寄せ付けなかった自分が——。
「お前、乳揉まれてそんな声出しちゃうのかよ。
普段は澄ました顔してるけど、中はこんないやらしいんだな!」
山内の言葉が、ナイフのように彼女の自尊心を切り裂く。
アナルを辰燕に開発され、絶頂に達した時の絶望とはまた違う、
汚濁した屈辱が胸を満たす。
優秀な人間が劣った人間に一方的に貪られ、
しかもその者に「与えている」と傲慢に勘違いされる。
この強烈なコントラストこそが、えんこう部の定めた
『無能に貪られる爆乳JK』という商品の真骨頂だった。
「ほらほら、ここもビクビクしてるぜ?
俺の手の熱で、お前の乳が溶けてきてるんだな!」
山内は左右の乳房を不揃いに揺らし、
その先端の桜色を親指の腹で擦り潰す。
その拙い動き一つ一つに、波瑠加の体は背徳的に跳ねた。
快感ではない。生理的な防衛反応だ。
だが山内には、それが彼の愛撫への感謝の震えにしか見えない。
「あぁ……っ、うぅ……っ! ……いや、……きたな……い……!」
波瑠加は声を殺して泣いた。
どれほど心が拒絶しても、どれほど軽蔑しても、
すでに改造された肉体は、この下らない男の力任せな手にすら従順に慄く。
本音での嫌悪が、荒い吐息に混じって漏れる。
それを聞いて、山内はさらにニタニタと笑った。
彼女の苦痛と屈辱が、彼には愛の言葉にしか聞こえないのだから。
◆◆◆
「へへっ、ほらほら! すげぇ弾力だぜ! 指が沈んでくぞ!」
山内の歓声が、薄暗い部室に響き渡る。無骨な指先は、
まるで荒削りな熊の手そのものだった。爪は不揃いで、
指の腹は硬く分厚い。その野蛮な手が、波瑠加の白く繊細な乳房に食い込む。
105センチの豊満な双丘は、粗野な力に抗うことなく無惨に歪められた。
羽二重餅のような滑らかな肌は、山内の指の圧力に合わせて窪み、
その周囲には赤い指の跡がくっきりと浮かび上がる。
まるで純白の雪原に醜い足跡を刻み込まれるかのような冒涜的な光景。
「あ"っ……! うぅ……っ!」
波瑠加の唇から、痛みと屈辱が入り混じった声が漏れる。
必死に顔を背けようとするが、山内はそれを許さない。
両手で乳房を寄せ集め、不自然な谷間を作っては歓声を上げる。
その扱いは雑そのもの。愛撫などという高尚な行為ではない。
ただの物欲しさに駆られた幼児の玩具の占有だ。
しかし——。
どれほど愚鈍で粗野な愛撫であろうとも、
執拗に揉み解されれば肉悦が湧き出るのが女体の哀しい定め。
辰燕の施した周到なる調教は、波瑠加の乳房の深部に
専用の快楽神経を増設していた。乳腺組織の一本一本が
性感帯として蘇り、大胸筋との結合部には火種のような疼きが潜んでいる。
山内の無作法な力が乳肉全体を揺さぶるたび、
その力は避雷針のようにその火種へと導かれ、結果として彼女を燃え上がらせる。
「ひっ……あ"……! また……!」
波瑠加の背筋がビクリと反り返る。
山内が左右の乳房を不揃いに捏ね上げた瞬間、
乳肉の奥底で凝り固まった性感帯が無理やりに擦り合わされ、
熱い痺れとなって子宮の奥へと突き抜けたのだ。
「なんだよ、もっと強くしてほしいのかよ?
素直だなぁ、長谷部さんよ!」
山内は彼女の反応を見て取り、さらに力を込める。
親指と人差し指で乳首を挟み込み、
まるで頑固な栓を抜こうとするかのように捻り上げた。
「い"やぁっ……! 違う……! そんなんじゃ……ない……!」
波瑠加は涙を振り散らして否定する。
心は激しく拒絶している。この愚鈍な男に抱かれるなど死んでも嫌だ。
汗臭い息、下卑た笑い声、自信過剰な勘違い。
そのすべてが潔癖な精神を逆撫でする。
なのに、だ。
躾けられた身体は正直だった。硬く尖った乳首は充血し、
山内の指に吸い付くように硬度を増していく。
乳房全体も自ら手の中で形を変え、さらに深い刺激を求めて揺らめいているかのようだ。
どれだけ心が拒もうとも、
開発された肉体は愚鈍な力すらも快楽へと変換してしまう。
それが悔しい。口惜しい。惨めでならない。
(私の身体……何やってるの……!)
山内の手が離れた一瞬、波瑠加の乳房はぶるんと重く揺れた。
その頂点で桜色の乳首がひくひくと震え、
愛液で濡れたショーツのクロッチがさらに湿り気を帯びていく。
心の声とは裏腹に、極上の肉体は愚かな男の手に
完全に飼い慣らされた雌のそれになり下がっていた。
◆◆◆
「ん、ちゅ……じゅるる……はふっ……」
山内の厚ぼったい唇が、波瑠加の左の乳首に吸い付いた。
唾液に塗れた舌が、充血して尖りきった桜色の突起をねっとりと舐め回す。
その感触は、彼女にとってこの上ない不快感を伴っていた。
ぬめぬめとした生温かい肉片が、自分の最も敏感な部分を這いずり回る。
まるでナメクジにまとわりつかれているかのような悍ましさ。
「ん"っ……! ぁ……やめ……」
波瑠加の端正な顔立ちが、嫌悪に歪む。
眉根は苦しげに寄せられ、形の良い唇は必死に拒絶の言葉を紡ごうとする。
しかし、山内は彼女の反応など意に介さない。
むしろ、嫌がれば嫌がるほど、彼の嗜虐心は満たされていくのだ。
「へへ、乳首だけでこんなに硬くしちゃってよ。
お前、感じてるんじゃねえか」
山内は一度乳首から唇を離し、舌で唇を舐めずった。
彼は彼女の拒絶を「恥じらい」としか認識していない。
自信満々の笑みを浮かべながら、今度は乳輪全体に舌を這わせ始めた。
「う"……っ……!」
波瑠加の全身に鳥肌が立つ。
山内の舌は、乳輪の細かな凹凸を一本一本なぞるように動き回る。
その動きは稚拙の一言に尽きる。
辰燕の指のように計算された圧力はなく、
ただ唾液を塗りたくっているだけの無意味な愛撫。
なのに、それなのに——。
「ひっ……あ"……!」
彼女の口から、押し殺しきれない喘ぎが漏れた。
開発され尽くした乳輪の性感帯が、舌のざらついた感触を増幅して脳髄へと送り込む。
嫌悪感で胃がひっくり返りそうなのに、
身体は正直に反応してしまう。その矛盾が、波瑠加の心をさらに深く傷つける。
(なんで……私の身体……こんな男の舌で……!)
彼女の左目下の泣きぼくろが、悔し涙に濡れて光る。
長い青髪が汗で額に張り付き、その下で瞳が苦悶に揺れていた。
頬は熱を持って紅潮し、唇は半開きのまま小刻みに震えている。
誰が見ても、それは「感じている女」の貌だった。
「もっと舐めてほしいんだろ?
顔が蕩けてるぜ。高嶺の花の長谷部さんが、
俺みたいな男に喘がされてどんな気分だ?」
山内の言葉が、波瑠加のプライドを粉々に打ち砕く。
彼の指摘は——間違ってはいないのだ。
彼女の美貌は確かに快楽の色に染まり始めている。
唇は自然と開き、熱い吐息を漏らし続けている。
「ち、が……う……私は……あんたなんか……」
必死に否定の言葉を紡ごうとするが、
山内の舌が再び乳首の先端をチロチロと舐め上げた瞬間、言葉は喘ぎに変わる。
唇が開き、唾液に濡れた舌がわずかに覗く。
その姿はあまりにも扇情的で、
彼女自身が「嫌がっている」と主張することを根底から裏切っていた。
「うるせえな、身体は正直なんだよ。
ほら、もっと乳首しゃぶってやるからな」
山内は再び乳首にしゃぶりついた。
今度は赤ん坊が乳を吸うかのように、強く吸引する。
ジュルジュルと下品な水音が部室に響き渡り、
彼女の乳首が彼の口腔内でさらに硬度を増していく。
「あ"っ……! やめ……! やめて……!」
波瑠加は首を振り、必死に抵抗の意を示す。
しかし、彼女の身体はすでに山内の唇と舌を受け入れていた。
乳首から送られる快楽信号が、脳の奥深くに巣食う。
子宮が熱く疼き、アナルがきゅっと窄まり、
触られてもいない膣口が淫らに収縮して愛液を滴らせる。
「ん"ぁ"……っ……! は"ぁ"……っ……!」
彼女の口から漏れるのは、もはや拒絶の言葉ではなく、
快楽に溺れる女の甘い喘ぎ声だった。
その事実が悔しくて悔しくて、涙が止まらない。
彼女の美貌は涙と快楽に歪み、左目下の泣きぼくろが
その悲哀を一層際立たせている。
愚鈍な男の唇と舌がもたらす苦痛と快感の狭間で、
長谷部波瑠加は今日もまた、その尊厳を泥に塗り続けていた。
◆◆◆
「へへっ、すげぇ眺めだぜ。俺の跡がいっぱい付いてよ」
山内は満足げに自分の作品を見下ろした。
波瑠加の白磁のような肌は、もはや無惨という他なかった。
右の乳房には山内の無骨な指の跡が赤く鬱血し、
左の乳輪には吸い付きすぎて紫変色したキスマークが点々と散らばっている。
本来ならば最高級の芸術品として扱われるべき肉体は、
粗暴な子供の落書きで汚されたかのように蹂躙されていた。
「いやぁ……っ……ひどい……」
波瑠加は涙に濡れた顔を背け、自身の惨状を直視できずにいた。
しかし、その視線は否応なく胸元へと戻ってくる。
腫れ上がり、熱を帯びた乳肉は鈍い痛みを発していたが、
同時にその痛み自体が残酷なまでの快感へと変換されていく。
辰燕によって植え付けられた快感の呪いが、
山内の粗野な扱いすらも「刺激」として脳裏に送り込んでいるのだ。
「ほら、見てみろよ。乳首がこんなにピンポン立ってるぜ。
俺の愛撫がそんなに気持ちよかったのか?」
山内の人差し指が、充血しきった乳首の先端をつんと弾いた。
その衝撃だけで、波瑠加の背筋に電流のような快感が駆け抜ける。
「ひゃぅっ……!」
彼女の口から、無意識の嬌声が漏れた。
それは明らかに「感じている女」の声だった。
悲痛な拒絶も、軽蔑も、その声に含まれていない。
ただ、抗えない肉体の反応だけがそこにある。
「あ"……ちが……うれしいなんて……そんなこと……」
波瑠加は首を振り、必死に否定しようとする。
しかし、彼女の顔はもう嘘をつけない状態だった。
頬は紅潮し、瞳は潤み、口元はだらしなく開いている。
左目下の泣きぼくろが、淫らな色気を放って輝いていた。
そこに在るのは高潔な少女の貌ではなく、
ただ男の欲望を受け入れるだけの「雌」の顔だった。
「素直じゃねえなぁ。まあいいや、身体は正直なんだからよ」
山内はニヤニヤと笑いながら、腫れ上がった乳房をさらに鷲掴みにした。
痛みと快感が同時に襲い掛かり、波瑠加は悲鳴とも喘ぎともつかない声を上げる。
「あ"ぁ"っ……! い"っ……あ"あ"あ"っ……!」
彼女の抵抗は完全に崩壊していた。
心は拒絶しても、身体はもう山内の手を受け入れている。
どれほど醜悪な男であろうと、どれほど拙い愛撫であろうと、
開発された性感帯は刺激を求めて貪欲に反応してしまう。
その事実が波瑠加の心を絶望の淵へと突き落としていた。
「いい声だ。もっと聞かせてくれよ」
山内はさらに乳房を捏ね繰り回し、
乳首を指の間で挟み込んで潰すように刺激する。
その度に波瑠加の身体は跳ね上がり、
彼女の口からは止めどない喘ぎ声が溢れ出した。
「ん"ぁ"ぁ"っ……! お"っ……ほ"ぉ"ぉ"っ……!」
かつてないほどの深い絶頂の予兆が彼女を襲う。
アナルと乳房の性感帯が連動し、全身が快楽の渦に巻き込まれていく。
彼女はもう「自分」ではなかった。
ただの肉の塊として、男の手の中で淫らに踊らされるだけの存在。
波瑠加の美貌は涙と涎でぐしゃぐしゃになりながらも、
その表情はどうしようもなく「雌」だった。
惨めさに啜り泣きながらも、その瞳は快楽を求めて潤み、
唇は愛撫をねだるかのように開かれていた。
辰燕がカメラ越しに冷ややかに見つめる中、
長谷部波瑠加という「商品」はさらに深い堕天へと足を踏み入れていた。
◆◆◆
「へへっ、やっとお目当ての時だぜ!」
山内は下卑た笑みを浮かべながら、自らの股間を波瑠加の顔の前に突き出した。
ジッパーを下ろし、下着の中から彼自身を露わにする。
それは彼が自ら誇る「巨根」だったが、辰燕の異様な代物と比較すれば、
あっけないほどに平凡で、小さく見えた。
しかし山内はそんなことに気づくはずもなく、
自分のモノがこの学年一の美少女を屈服させると信じて疑っていない。
「長谷部さんよ、お前のそのデカパイで俺のを挟んでくれよ。
前々からやってみたんだよなぁ、パイズリ! 最高だろ!」
波瑠加は嫌悪に顔を歪めながらも、ゆっくりと両手で自らの乳房を掴み上げた。
その動きには躊躇いがあったが、一度動き出せば彼女の身体は
辰燕によって仕込まれたプログラム通りに動き出す。
もはや彼女の意思は介在しない。ただ快楽を生み出す機械としてのみ稼働する。
「……わかりました」
彼女は低い声で答え、山内のペニスを自らの胸の谷間へと誘導した。
105センチの豊満な双丘が左右から迫り上がり、
その間に山内自身が飲み込まれていく。
「うおっ! す、すげぇ……! 柔らかい肉に包まれてる……!」
山内は歓喜の声を上げた。しかし、次の瞬間——。
「ひぎゃぁああっ!?」
彼は悲鳴にも似た声を上げた。
波瑠加の乳肉が一気に締め付けたのだ。
単に挟み込んだだけではない。
彼女は乳首同士を器用に寄せ合わせ、山内自身の根元を確実に封鎖した上で、
全体を均等かつ強烈な圧力で圧迫したのだ。
「な、なんだこれ! 締め付けがすげぇ!
指とかじゃねぇ……全部が動いてるみてぇだ!」
山内の言葉通りだった。波瑠加は乳房全体を波打たせていた。
まるで独立した生き物のように乳肉がうねり、
山内自身の表面を上から下へと搾り上げていく。
その際限ない摩擦と圧力は、山内のような未熟な男にはあまりにも過酷だった。
「あ"っ……あ"……もう……!」
彼は抗う間もなく絶頂へと突き落とされた。
波瑠加がほんの少し乳首に力を込め、亀頭を刺激しただけで、
彼自身はあっけなく爆発したのだ。
「う"ぉ"ぉ"っ……! 出る……出ちゃうぅぅぅっ!」
ドピュッ……! ドクドクッ……!
白濁した精液が势いよく噴き出し、
波瑠加の豊満な谷間を汚していく。山内は腰を震わせながら、
彼にとって人生最高の射精を体験したはずだった。
しかし——波瑠加は止まらなかった。
「へっ……? お、おい……もう出たんだから……止めてくれ……」
山内が弱々しく懇願するが、波瑠加の手は休むことを知らない。
むしろ、射精直後で過敏になったペニスに対し、
さらに強烈な刺激を与え始めたのだ。
「だめです。まだ足りません」
彼女は無表情のまま言い放ち、乳房を激しく上下させる。
パフパフという擬音が似合うような激しい往復運動。
敏感な亀頭が乳肉に擦り付けられ、
まだ完全に放出し終えていない精液まで搾り取ろうとするかのような動き。
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ……! やめ……! 死ぬ……死んじまう……!」
山内はベッドに仰向けになり、腰を浮き上がらせて悶絶する。
かつて味わったことのない強烈な「賢者タイム」の苦痛の中で、
さらに快楽という名の暴力を受け続けている。
「二度目……逝きますね」
波瑠加が冷徹に告げると同時に、
彼女はまた新たなテクニックを見せつけた。
乳房を押し合わせるだけでなく、
左右それぞれ別のリズムで回転させるように揉みしだいたのだ。
「ひぃぃぃぃっ……! また……また大きくなって……あ"ぁ"ぁ"っ……!」
山内自身は抗おうとしながらも、再び硬度を取り戻していく。
そして二度目の射精——三度目の射精。
彼自身が枯れ果てるまで、波瑠加は休むことなく乳肉を動かし続けた。
それは主導権の奪還などではなかった。
ただ彼女自身が「男をイカせる機械」として完全に機能しているという証明だった。
嫌悪感に震えながらも、その身体だけは喜び勇んで男を貪り食う。
その哀しい矛盾だけが部屋に響き渡っていた。
◆◆◆
薄暗い部室に、荒い息遣いと、粘ついた水音だけが満ちていた。
波瑠加の超絶パイズリによって幾度も射精させられ、
白濁液にまみれてぐったりとしている山内の股間を、
辰燕が冷ややかな眼差しで見下ろしている。
「山内君。少し休憩してくれ。君の身体にどういう変化が起きているか、確認させてもらう」
辰燕は手袋をした手で、山内の未だ充血したままの肉棒を無造作に掴み上げた。
山内はビクリと身を竦めるが、抵抗する気力は残っていない。
「へ、へへ……どうって、もう出ないっすよ……枯れたんすよ……」
「そうかなね?」
辰燕は山内の精嚢を指で圧迫した。
通常なら、ここまで搾り取られた後にこの刺激は苦痛でしかない。
しかし、山内の精巣は異様だった。萎縮するどころか、
むしろ体温が上昇し、血管が浮き上がるほどに膨張している。
波瑠加の乳肉に何度も放ったにもかかわらず、
その感触はまだ「蓄えがある」ことを示唆していた。
「ほう……既に回復しているな。それも、通常の三倍ほどの速度で」
辰燕の口元に、爬虫類のような笑みが広がる。
彼が山内に摂取させたのは、付き合いのある製薬会社から提供された試作段階の精力剤。
精巣を過剰刺激し、精液の量と濃度を飛躍的に高めるという触れ込みの次世代のクスリだ。
データ収集の協力という名目で山内を行動させることで、
人体への影響と持続性を確認しようとしていたのだ。
「長谷部さん。彼に勃起させてくれ。ただし、今度は乳房は使わずにだ」
辰燕の指示に、波瑠加は虚ろな目で頷いた。
彼女は山内の股間に顔を寄せ、震える指で肉棒を握りしめた。
そしてゆっくりと、上下にしごき始める。
「うぐっ……! ぁ……! なんだこれ……!」
山内が驚愕の声を上げた。
枯れ果てたはずの彼自身が、再び硬く勃起し始めたのだ。
辰燕は冷めた目で、山内の愚かしい反応を観察していた。
「ひゃあっ! なにこれ、気持ちよすぎだろ! まだイける! まだイけるぜ!」
山内は歓喜の声を上げ、自分の股間で起こっている奇跡に酔いしれている。
彼の頭の中には、ただ「自分が凄い」という事実しか存在していなかった。
辰燕から渡された錠剤が何なのか、どんな副作用があるのか、
そもそもなぜ自分がそれを飲まされたのか——そんなことは微塵も考えていないのだ。
(まったく、これだから無能は扱いやすいが、同時に腹が立つ)
辰燕は内心で深いため息をついた。
契約時に書面で説明し、口頭でも念を押したはずだった。
この薬は未認可であり、強力な効果と引き換えに副作用の全容が把握しきれていない、と。
しかし山内は、書面に目を通すことすらせず、
ただ「すげぇ薬がもらえる」という短絡的な思考で署名したのだ。
(身内には到底使えん。こいつのように、
リスクを理解できない愚か者は道具として使い潰すに限る)
辰燕の頭の中では、すでに山内の将来が決定されていた。
長谷部波瑠加の調教が完了し、商品としての価値が最大化された暁には、
この無能な男は「卒業制作」の一環として、
過剰な投与によって廃人になるまで使い倒されるだろう。
それもまた、彼にとっては当然の「商品価値」の一つに過ぎない。
「長谷部さん。もう少し強く握って差し上げろ。彼はまだまだ元気なようだ」
辰燕の冷徹な指示が飛ぶ。波瑠加は無表情のまま、
山内の過敏になった肉棒をさらに強く握りしめた。
その瞬間、山内の身体が大きく跳ね上がる。
「うぎゃあっ! ま、待て! ちょっと休ま……ひぃっ!」
山内の懇願は無視された。波瑠加の指が、雁首の裏筋を執拗に擦り上げる。
彼女の手はもはや独立した生き物のように動き、山内の反応を克明に読み取りながら、
最も苦痛と快楽を与えるポイントを的確に攻め立てていた。
「ほら、また大きくなってきたぞ。本当に素晴らしい薬効だ。データ収集としては申し分ない」
辰燕は手元のタブレットに、山内の勃起持続時間と射精量のデータを打ち込みながら、
感心したようにつぶやいた。彼の横では、山内が涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら、
幾度目かの射精に達しようとしている。
「う"あ"あ"あ"っ! また出る! ヤベェのが出るぅぅぅっ!」
彼の精巣は過剰に刺激され、精液を生成し続けている。
このままいけば、彼の身体は間違いなく限界を迎えるだろう。
しかし辰燕にとって、それもまた貴重なデータの一つだった。
(どこまで持つか見ものだな。最悪、廃人になったとしても、
それはそれで「過剰投与の危険性」というデータになる)
辰燕は薄い唇を歪め、次の指示を出すべく口を開いた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「……異常だ」
辰燕は静かに呟いた。その声には珍しく、困惑の色が滲んでいた。
彼の手元のタブレットには、製薬会社から提供された臨床データが表示されている。
それによれば、試作段階の精力剤は確かに精巣を刺激し、精液の量を増加させる効果がある。
しかし、それは「通常の二倍程度」の増加に留まるはずだった。
だが現実はどうだ。
山内の射精量は、もはや「異常」の一語に尽きた。
一度の射精でコップ一杯分はあろうかという白濁液が吐き出され、
それを幾度も幾度も繰り返している。
データとあまりにもそぐわない結果に、辰燕は嫌な予感を禁じ得なかった。
(クスリの効果が規定値を遥かに超えているのか?
それとも……こいつ自身が何かおかしいのか?)
彼は忌々しげに山内を睨みつけた。
もしや、この無能な男の体内に、
予期せぬ化学反応を起こす何らかの要因が隠されているのではないか。
あるいは、単純にこの男が「精液製造機」としての異常な資質を持っているのか。
どちらにせよ、制御不能な要素が含まれていることは明白だった。
しかし、そんな辰燕の思索など露ほども気にする様子もなく、
山内は欲望の亡者と化していた。
「うへへっ! まだ出るぜ! 出すぎてびっくりだよ!」
山内は波瑠加の白い腹に跨り、その腰を狂ったように振り続けていた。
ぐったりと目を閉じた波瑠加は、もはや抵抗する気力も失い、
ただ人間用の精液処理機として機能しているだけだった。
「ほらほら! お前のデカパイで俺のを気持ちよくしてくれよ!」
山内は自らの手で波瑠加の豊満な乳房を左右から圧迫し、
その狭間に勃起しきったペニスを挟み込んだ。
105センチの爆乳は、彼の卑小なモノを容易く飲み込み、
形を変えながら包み込んでいく。
「んっ……ちゅぱっ……じゅぽっ……」
肉と肉が擦れ合う淫らな水音が響く。
山内は猿のように腰を前後させ、波瑠加の乳肉で自らを扱き上げた。
彼の目には理性の光など残っていない。
ただ「射精」という快楽のみを追求する、単細胞生物の如き姿だった。
「あ"っ……! また出るっ! 乳の中に出すぜぇぇっ!」
山内が甲高い声を上げた瞬間、彼の腰が波瑠加の胸に押し付けられる。
亀頭が乳肉の奥深くで激しく脈打ち、大量の白濁液を噴き出した。
ドプッ! ビュルルルルッ!
「ん"ぅ"っ……」
波瑠加の喉から弱々しい呻きが漏れる。
彼女の乳房の隙間から、溢れ切った精液が泡立ちながら流れ出してくる。
それは彼女の豊かな腹へと伝い落ち、へそを埋め、
さらには股間へと到達し、未だ処女である秘裂を汚染していく。
「へへっ……すっげぇ気持ちいい……」
山内は満足げに息を吐きながらも、その動きを止めようとはしなかった。
精液でヌルヌルになった乳肉の感触に酔いしれ、
再び腰を振り始める。軟体動物のように粘着質な動きで
彼女の胸を貪り続けるその姿は、まさに猿そのものだった。
辰燕はその光景を冷ややかに見つめながら、タブレットに新たなメモを打ち込んだ。
【被験体:山内春樹。射精量:想定値の十倍以上。副作用:理性喪失、多幸症状。
備考:クスリの効果か個体差かは不明だが、道具としては優秀か】
彼はため息をつきながら、「但し過剰使用には注意」と書き足した。
このままでは波瑠加という「器」が壊れてしまうかもしれない。
それは商品価値の毀損に繋がるからだ。
(まあいい。データは取れた。後は適当に使って捨てるだけだ)
辰燕は心の中でそう決断し、視線を再びモニターへと戻した。
そこには、精液に塗れて白濁した肌と虚ろな瞳の波瑠加と、
その上で淫らに腰を振り続ける山内の姿が映し出されていた。
それは人間の尊厳など欠片もない、ただの獣たちの交尾の場だった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「へへっ、もう我慢なんねぇよ! パイズリも良かったけど、やっぱ生でぶち込みてぇ!」
山内は血走った目で波瑠加の股間を凝視しながら、
その太い指を彼女のショーツのクロッチに掛けた。
汗と精液で滑る肌に指先が食い込む。
波瑠加はぐったりとしたまま、かすかに首を振るが、それ以上の抵抗はできない。
彼女の秘所は、これまでの調教で多大なる愛液を溢れさせているが、
その奥にある処女膜だけは、まだ誰にも触れられていない。
唯一無二の「商品価値」が、そこに温存されていた。
「ほら、見てみろよ。びしょびしょじゃねぇか。
俺のテクに濡れちゃったんだな、長谷部さんよ!」
山内は下卑た勘違いを披露しながら、
ショーツを横にずらし、彼女の秘裂を露わにしようとした。
その瞬間——。
「待て」
靜寂を切り裂くような、短く、だが重圧な一言が響いた。
辰燕の声だった。彼は部室の隅で腕を組み、
冷ややかな眼差しで山内を見つめていた。
その瞳には怒りなどない。ただ、氷点下の蔑みだけがあった。
「え……? な、なんだよ部長。もういいだろ?
俺、長谷部さんの中に入れたいんだよ!」
山内は動きを止め、不満げな声を上げる。
しかし、彼の視線は辰燕の瞳に射抜かれ、身体が強張っていくのを感じていた。
辰燕の放つ威圧感は、山内のような底辺の人間が逆らえるものではなかった。
「山内君。君は自分が何をしようとしているのか、理解しているのかね?」
辰燕はゆっくりと歩み寄り、山内の目の前で立ち止まった。
長身痩躯の彼が見下ろす姿は、
まるで裁判官が罪人に死刑宣告を下すかのようだった。
「へ、理解も何も……セックスだろ?
あいつは俺の専属の商品なんだろ? なら俺が抱いてやってもいいじゃねぇか!」
「セックス? ハッ、身の程知らずにも程がある」
辰燕は鼻で笑った。その嘲笑は、山内の自尊心を粉々に砕くほどに冷酷だった。
「長谷部波瑠加の『初夜権』は、現在複数の顧客で争われている。
破格のオファーが舞い込んでおり、交渉も佳境に入っているのだ。
そんな黄金の卵を、君のような無能がタダで割って食うとでも思っているのか?」
「顧客……? オファー……?」
山内の頭では、辰燕の言葉の意味を即座に理解できなかった。
彼の脳みそは、今や精力剤と性欲で沸騰しているのだ。
「いいかね。彼女の処女は、君の性欲処理のためのものではない。
えんこう部にとって、最大の利益をもたらす『切り札』だ。
それを君が汚せば、交渉は破談となり、我々は莫大な損害を被る。
その損害、君に払えるのかね?」
辰燕の声は低く、しかし確実に山内の心臓を締め上げていた。
払えるはずもない。山内にはそんな金はない。
それどころか、この学校でさえ底辺の彼が、辰燕に逆らえばどうなるか。
考えるまでもなかった。退学は免れないし、
もっと酷い目に遭わされるかもしれない。
「う、うぅ……! でも、でもよぉ……! 俺、もう限界なんだよ!」
山内は涙目で訴えるが、辰燕は表情一つ変えない。
彼は山内の股間に視線をやり、そこがまだ勃起していることを確認すると、
心底嫌そうな顔をした。
「わかった。ではこうしよう。
君には『初夜権』は与えないが、それ以外の穴は好きに使っていい。
ただし、撮影がある時は指示に従うこと。
そして、決して彼女の膣に触れないことだ。
これが守れれば、君を『専属の竿役』として正式に雇ってやろう」
「ほ、本当か!? 専属!?」
山内の顔がパッと輝いた。
彼は重要なのは「セックスができること」ではなく、
「自分が特別扱いされること」なのだ。
辰燕はその単純さを手玉に取った。
「ああ。ただの『無能な竿役』としてな。
だが、君にとっては光栄なことだろう?」
辰燕は薄い唇を歪め、冷酷な笑みを浮かべた。
山内はその笑みの裏にある悪意に気づくことなく、何度も頷いた。
「わかった! 触んねぇ! 触らねぇよ! 代わりに……あとで頼むな!」
山内は安堵の表情を浮かべ、名残惜しそうに波瑠加の股間から手を離した。
そして、再び彼女の豊満な乳房にチンポを埋め、乳肉で自らを慰め始めた。
波瑠加は、虚ろな瞳でその光景を見つめていた。
自分の「初夜」が金で取引され、
目の前の愚鈍な男すら自分を自由にできないという事実。
その絶望的な現実が、彼女の心をさらに深く抉っていく。
だが、同時に彼女の身体は、山内の手に愛撫されながら、
再び快楽の波に飲み込まれ始めていた。
辰燕の冷徹な支配と、山内の無知な暴力。
その二重の苦役に苛まれながら、
長谷部波瑠加という「商品」は、今日もその価値を搾取されていくのだ。
◆◆◆
煙草と汗と、男たちの欲望が染みついた薄暗い部室で、
辰燕は靜かに煙草を燻らせていた。彼の細められた双眸は、
眼前で繰り広げられる陵辱の光景を冷ややかに見つめている。
もはや抵抗する気力もなく、山内という愚鈍な猿に乳房を好き放題に弄ばれ、
精液に塗れてぐったりと横たわる長谷部波瑠加。
その美しさは穢され、尊厳は粉々に打ち砕かれている。
(これでいい)
辰燕は紫煙を深く吸い込み、ゆっくりと吐き出した。
彼の脳裏には、これまでに手がけてきた無数の女生徒たちの顔が浮かんでは消えていく。
彼女たちは皆、波瑠加と同じように泣き叫び、恥辱に咽び、
そして最終的には「商品」としての価値を受け入れ、辰燕の掌の上で生かされてきた。
「部長、今回の入札ですが、長谷部の初夜権は三千万で神田グループが落としそうです」
一人の部員がタブレットを手に報告する。辰燕は煙草を灰皿に押し付け、軽く頷いた。
「そうか。ならば映像は高画質で頼む。神田の会長は細部にこだわる御仁だからな」
彼の指示はあくまで事務的だった。彼にとって、
波瑠加の処女膜は取引される単なる商品価値に過ぎない。
しかし——そこには別の計算も確かに存在していた。
「部長。ひとつ聞いてもいいですか」
カメラを構えていた別の部員が、おずおずと口を開く。
「なぜ、こんなに手間をかけてまで俺たちの進路を保証してくれるんですか。
部長一人なら、もっと簡単に儲けられるんじゃないですか」
辰燕は薄い唇を歪め、爬虫類じみた微笑みを浮かべた。
「勘違いするな。俺は善人ではない。ただ、自分の道具を粗末に扱わないだけだ」
彼は立ち上がり、ベッドの上で精気を失った波瑠加に近づいた。
山内は使い果たされて床に転がっている。
辰燕は波瑠加の汗と精液で汚れた青髪を、驚くほど優しい手つきで横に払った。
「俺はな、『卒業制作』を終えた女たちに、相応しい道を用意している。
ある者は高級クラブのホステスに。ある者は大手企業の秘書に。
ある者は地方の名家に嫁がせた。いずれも、俺が考える『相応しい場所』だ。
彼女たちはそこで金を稼ぎ、あるいは家庭を築き、それなりに幸せに暮らしている。
俺は商品の価値を最大化し、その後のケアも怠らない。それだけのことだ」
彼の言葉には一片の嘘もなかった。えんこう部を卒業した女生徒たちは、
確かに辰燕のコネで社会へと羽ばたいている。
その事実は、部員たちが彼に忠誠を誓う理由の一つでもあった。
彼は独善的な外道でありながら、
一度「自分のもの」と認めた者を決して路頭に迷わせたりはしなかったのだ。
「長谷部波瑠加もまた、いずれは彼女に相応しい道を歩ませてやる。例えば……そうだな。
政財界の重鎮に飼われる愛人など悪くない。
処女のままアナルを開発されたという希少性は、一部の好事家にはたまらない価値を持つ」
辰燕は波瑠加の頬に手を当て、彼女の涙を親指で拭った。
彼女の虚ろな瞳が、一瞬だけ彼の顔を捉える。
「安心しろ。俺はお前を無駄死にさせたりはしない。お前は高値で売れ、
そして高値のまま余生を過ごす。これほど恵まれた人生が他にあるか?」
彼の言葉は独り善がりそのものだったが、
そこには確かに、彼なりの誠実さが存在していた。波瑠加は何も答えない。
ただ、彼女の左目下の泣きぼくろが、新たな涙で濡れていた。
「さて、次の撮影の準備をしろ。山内は使えん、
新しい竿役を手配しろ。長谷部さんは少し休ませてやれ」
辰燕はそう指示を出すと、再び煙草に火を点けた。
紫煙が部室の薄暗い照明に揺らめき、その向こうで、
波瑠加を囲む男たちの影が蠢いている。彼女の苦痛と恥辱の日々は、
まだ始まったばかりだった。しかしその果てには、
辰燕の考える「救い」が確かに用意されているのだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
辰燕は再び煙草に火を点けた。紫煙が揺らめく薄暗い部屋で、
彼の思考は次の獲物へと向いていた。長谷部波瑠加は確かに極上の逸材だ。
「処女のままアナルでイキ狂う爆乳JK」というコンセプトは闇市場で高く評価され、
彼女の初夜権はすでに法外な値段で取引されようとしている。
しかし、ビジネスにおいて現状維持は衰退を意味する。
えんこう部の部長として、彼は常に新しい「女優」を求めていた。
そして、その候補として真っ先に浮かぶのが——一之瀬帆波だった。
彼女はBクラスのリーダーであり、その美貌とカリスマ性は全校でも際立っている。
圧倒的なコミュニケーション能力を持ち、入学早々クラスをまとめ上げた才媛。
そして何より、その身体——制服越しにもわかる豊満な乳房は、
波瑠加のそれとはまた違った魅力を放ち、男子生徒たちの視線を釘付けにしていた。
(あれほどの素材なら、波瑠加以上の価格がつくかもしれん)
辰燕の脳裏に、帆波がレンズの前で恥辱に咽び泣く姿が浮かぶ。
彼女の持ち前の明るさを残酷なまでの調教で打ち砕き、
その豊かな肢体を男たちの欲望で染め上げていく。
想像するだけで、彼の内なるサディズムが疼いた。
しかし——彼はすぐにその妄想を振り払った。
(いや、手を出すわけにはいかん)
辰燕は賢明な男だった。彼は自分が「天才」であると自負しているが、
同時に自分が「怪物」ではないことも理解していた。
理知を超えた化物には抗えない。それが彼の哲学だった。
そして一之瀬帆波には、明らかに「化物」の影が落ちていたのだ。
帆波は表向き、明るく献身的なリーダーとして振る舞っている。
しかし、その背後には不気味なほどの無関心と、
ある種の超越性を感じさせる男子生徒の存在があった。
中田。彼は目立たない場所にいることが多いが、
その瞳には人間を見定めるような冷徹な光が宿っている。
そして何より——辰燕の情報網が彼に触れた途端に遮断されるのだ。
(中田……あいつは危険だ。今まで手を出したどの女生徒とも違う。
彼が帆波の「飼い主」だとしたら、迂闊に触れれば俺の首が飛ぶ)
辰燕は過去の失敗を思い出す。一年次に手を出した女生徒の中に、
背後に強力な後ろ盾を持つ者がいた。結果、えんこう部の活動は一時的に制限され、
彼は教師たちに多大なる貢ぎ物を差し出すことで難を逃れた。
それ以来、彼は標的選びには極めて慎重になっていた。
(帆波は喉から手が出るほど欲しいが、リスクが高すぎる。
今のえんこう部の勢力を以てしても、中田と敵対する危険は犯せん)
彼は煙草を灰皿に押し付け、新たな候補を探すべくデータベースを開いた。
Aクラスの坂柳有栖。魅力はあるが、性格が危険。
Cクラスの伊吹澪。性格は荒いが、素材としては悪くない。
Dクラスの櫛田桔梗。明るい性格と愛らしいルックスは買いだが、
コレもまたナニかの匂いがする……
辰燕の指が、データベースの中で一つの名前の上で止まった。
佐倉愛里。
Dクラスに所属する、気弱で地味な女子生徒。
表向きは目立たない存在だが、辰燕の情報網は彼女の秘密を掴んでいた。
彼女がグラビアアイドル「雫」として活動しているという事実。
そして何より——彼女の身体が秘めるポテンシャルを。
「佐倉愛里……か。悪くない」
辰燕は薄い唇を歪め、画面に表示された彼女の写真を見つめた。
そこには制服姿の彼女が写っているが、
その布地の下に隠された豊かな肢体は、辰燕の目には克明に浮かび上がっていた。
「まずはこの胸だ。一之瀬帆波や長谷部波瑠加に匹敵する『爆乳』。
しかもあの二人とは違う、もっと庶民的で柔らかな肉付きだ」
彼は画面に指を這わせながら、彼女の乳房について考察を始めた。
制服のブレザーが不自然に押し上げられていることから推測される
ブラウスのボタンが今にも弾け飛びそうなその膨らみは、
男ならば誰もが鷲掴みにしてその感触を確かめたいと願う
究極の柔らかさを約束していた。
「そしてこの太腿だ。むっちりとした肉付き。
歩くたびに擦れ合う内腿の感触……想像するだけでそそられるな」
彼女の脚は細身でありながら、太腿から尻にかけてのラインは
信じられないほどに豊満だった。スカートの裾から覗く絶対領域と、
その下に続く肉の襞。彼女が歩くたびに揺れるその肢体は、
男たちの視線を無意識に集める魔力を持っていた。
「顔立ちは可愛らしいが気弱。そのギャップもまた良い。
高慢な女を屈服させるのも悪くないが、
大人しい女を無理やりに開発していく過程もまた一興だ」
辰燕は煙草の煙を吐き出しながら、さらに深く思考を巡らせる。
佐倉愛里には大きな弱点があった。彼女の秘密——
グラビアアイドルとしての活動と、それに関連するリスクだ。
それを握れば、彼女を手玉に取ることは容易い。
しかし、問題は別のところにあった。
辰燕は彼女に関する別の情報を掴んでいたのだ。
「小田……か」
小田という男子生徒従業員。彼は佐倉愛里の熱狂的なファンでありストーカーだ。
そしておそらく、彼女を脅迫し、既に肉体関係を持っている。
辰燕の情報網によれば、小田は異常な性欲と
「マジカルチンポ」と称される特異な能力を持つ男だった。
「あいつは危険ではあるが……所詮は弱者だ」
辰燕は冷静に分析した。小田は確かに異常者だが、
社会的地位もなければ武力もない。ただ性欲だけが突出した底辺の人間だ。
そんな男が佐倉愛里を独占していること自体が奇跡とも言えるが、
それは裏を返せば「誰でも彼女を奪える」ということを意味していた。
「小田ならどうとでもなる。弱みはきっちりと握っているし、
根本的に弱者に過ぎない。俺が直接手を下すまでもなく、
奴を利用すれば佐倉愛里へのアクセス権は容易く手に入る」
辰燕は冷酷な計算を働かせた。
小田と接触し、彼をえんこう部の協力者——あるいは道具——として取り込む。
あるいは小田が持つ佐倉愛里への脅迫材料を奪い取り、
自分が直接彼女を支配下に置く。どちらにせよリスクは低かった。
「それに……既に開発されているという情報も魅力的だ」
辰燕の目が爬虫類のように光る。
もし小田が彼女を陵辱し、「マジカルチンポ」で調教したのだとしたら、
彼女の身体はすでに性的快楽に慣れ親しんでいるはずだ。
処女ではないかもしれないが、その代わり深い性感帯が開発され、
男を受け入れる準備が整っているということでもある。
「長谷部波瑠加とは違うコンセプトで売れるな……
『小汚いストーカーに開発されたむっちり爆乳アイドル』か。
あるいは『肉便器に成り下がった元清純派グラドル』か。
どちらも需要はある」
辰燕はタブレットを閉じ、新たな獲物を狩るための準備を始めた。
目の前にはまだ波瑠加という極上の商品が転がっているが、
彼の視線は既に次なる標的——佐倉愛里へと向けられていた。
「まずは小田との接触だ。上手くいけば、
えんこう部の商品ラインナップはさらに充実する」
辰燕は薄暗い部室で不気味に微笑んだ。
彼の手の中で、佐倉愛里という少女の運命がすでに決定づけられていた。