弱き者、汝の名は女なり ~提督と将来を誓い合ったウォースパイトがチャラ男にNTRれるお話~ 作:蚕豆かいこ
夜半、灯りを抑えた寝室に、湿った肉と肉がぶつかる音と、女の渓流のせせらぎのような透き通った喘ぎ声が響く。
栄えある英国の戦艦娘ウォースパイトが、提督の上で情熱的に腰を振っていた。金髪碧眼の冴え冴えとした白人美女である。汗の流れる美貌には喜悦の色。煌めくシャンパンゴールドの髪が、律動のたびに黄昏の海原のように波打つ。
クイーン・エリザベス級戦艦のオフショルダーの制服は胸元を下ろされていて、乳房も露わに揺れている。その純白の双丘はGカップと豊満だが、それでいて重力に負けることもなく、張りがあって見事な曲線美を描く。いわば美しい形を維持できる限界の最適な大きさの美巨乳だった。ピンクの乳暈の中心に、勃起した果実が実っている。
「ん、あっ、admiral、どう、かしら、わたしのナカ、気持ちいい?」
「ああ、とても気持ちいいよ、油断するとすぐ、出そう……」
「いいのよ、我慢なんてしないで」
意地悪く笑ってみせたウォースパイトが、いっそう抽迭のストロークを大きくしたとき、ずるん、と提督の男根が抜けてしまった。「ごめんなさいね」と青い瞳に微笑を浮かべて、愛液をまとった、そしてコンドームを装着しているペニスを、たおやかな手で固定し、ふたたび迎え入れる。髪と同じく黄金の陰毛で薄く彩られたその下で、ぬち、と濡れそぼった鮮紅色のフリルに咥えこませる。浮かせていた尻を、今度は提督の股間に密着させて、太ももの力で上下に動く。
提督の手首を摑み、ウォースパイトが自身の乳房に誘導する。充血した乳首を提督が弄ぶ。中指と親指で挟んで、人差し指でこする。膣内と両の乳首からの刺激で高まる性感にウォースパイトが下唇を噛む。
暴発を懸命に押しとどめている提督が、想い人の動きに合わせて腰を使う。
すると、白く発光しているとさえ見えるその肢体が、彼女自身では制御できない痙攣に襲われ、美姫の顔が歪み、ぎゅっと目をつぶって、金の長いまつ毛が震え、ひときわ高い声をあげたあとは、薄めた苦痛とでも形容すべき快楽の絶頂に耐えるために歯を食いしばる。遅れて達した提督が想いを解き放つ。ラテックスの薄膜がすべて受け止めて、一滴もウォースパイトの子宮に届くことはない。
「とてもよかったよ」
提督が精液の溜まったコンドームを縛ってゴミ箱に捨て、ベッドにしどけなく横たわるウォースパイトのほほを撫でる。極上の磁器のような肌。女がくすぐったそうに笑う。
「わたしもよ、admiral. ――ねえ、My precious darling(わたしのかけがえのない人)」
「なんだい」
「あまりわたしを、その、cum, Ah...イカせるっていうの、しなくていいのよ。イクって結構つらいの」
「そうなのかい? それは申し訳ない、てっきり気持ちいいもんかと」
「軽くなら、ね。セックスはお互いの愛を確かめ合う行為であって、必ずしもイクのが目的なんじゃないんですから。わたしは、admiralと肌を合わせるだけで、幸せなのだし――」
まだ少し荒い息から、ウォースパイトが上気して笑みを投げかける。提督は、愛おしい、と思った。幾度となくウォースパイトと交わっても、提督は初めてこの英国艦娘と寝たときのように、いつも、幸福で胸を満たされる。
日英親善の一環として英海軍から派遣され、鎮守府に配属されたウォースパイトに提督が一目惚れしたのは、2年も前のことになる。その長身をさらに引き立てる凛とした佇まい。黄金の髪は彼女の高潔さを示すように光り輝き、前人未到の海を思わせるブルーの瞳には理知的な光が宿る。おだやかな笑みには七つの海を照らす太陽の温かさがあった。立ち居振る舞いには努力だけでは身につかない、高貴な血筋からくる余裕とでも形容すべきものがあるが、ときおり、その繚乱たる薔薇の庭園に一輪の百合がまぎれこんだかのように、少女のような茶目っ気が顔を覗かせるのが、なんとも悩ましかった。透明感がありながら若干の湿り気も含んだ声を聞くだけで鼓動が高鳴った。
ウォースパイトの任務のひとつに、近年多大な戦果を挙げている提督麾下艦隊の対深海棲艦戦術を吸収する旨があったから、自然、彼女は一日の少なくない時間を提督と過ごした。海軍将校たるもの、提督も英語はジョークも含めてひととおりは使えるが、ウォースパイトは赴任からこっち、寸暇を惜しんで日本語を猛勉強しているらしく、事実あっという間に日常会話をこなせる程度に習熟し、結果、とくに支障がないかぎりは両者は日本語でコミュニケーションを交わした。彼女の少しも驕らない勤勉ぶりに提督はますます好意を抱いた。
あとから提督は知ったが、ウォースパイトは当初、提督を特に異性とは見ていなかったらしい。だがやはり、女なのだ。慣れぬ異国の地で陰に日向に支援してくれる日々を送っていれば軍人として払うべき敬意以上に惹かれてしまうのが男女というものである。日本語の習得に余念がなかったのも、提督の母語で会話をしたいという女ごころからきていたのだった。
とはいえウォースパイトは誇り高き容姿にたがわず自制心もまた人一倍強かった。形式上はウォースパイトは賓客であると同時に提督の部下でもあり、提督はといえば多数の艦娘を束ねる基地司令である。不適切な関係といわざるをえなかった。ゆえにウォースパイトは自らを厳しく律した。提督も彼女を憎からず思っていてもおくびにも出さなかった。煮え切らないまま歳月が過ぎていった。それが2年続いたのである。
きっかけは酒だった。欧州まで長躯遠征して地中海と北大西洋に跳梁する深海棲艦を撃滅する大規模作戦で、ウォースパイトら英国艦娘を含む欧州の艦娘たちは故郷を強力に支援した。作戦成功を祝って鎮守府では盛大な酒宴がひらかれた。さすがのウォースパイトも、このときばかりは思うところがあったようで、彼女らしくなく痛飲し、自力で歩けないほどに泥酔した。ふたりのことを常日頃からもどかしく思っていたほかの艦娘たちが、半分からかうつもりで、半分本気で、提督にウォースパイトの介抱を押しつけた。そういった艦娘のひとりなど、どこに隠し持っていたのかコンドームの箱を提督に持たせ、提督もまた彼女らとは気安い悪友のような関係だったので苦笑いで受け取ったのである。
引き受けたものの提督は、あくまでウォースパイトを戦艦寮の部屋にまで送るだけのつもりだった。
ドアを開けたところで、ウォースパイトに「おねがい、ベッドに寝かせて」と乞われた。ベッドに寝かせると、ブラジャーが苦しいから外してほしいといわれた。肩を大胆に出すクイーン・エリザベス級戦艦娘の制服をすこし下げ、胸を締め付ける下着を外した。次にシャワーを浴びたいといわれ、胸を見ないようにしながら脱衣室まで肩を貸した。閉じられた扉の向こうから湯がタイルを叩く音がした。これでひとまずは大丈夫かと思い、部屋を辞去しようとすると、浴室から激しい物音がした。まさか転倒したのか。あわてて駆けつけ、脱衣所から安否を問うと、扉が勢いよく開け放たれ、一糸まとわぬウォースパイトが提督の胸に飛び込んできた。彼女は泣いていた。
「今夜だけ、今夜だけでいいんです」
提督はウォースパイトを抱いた。悪友の艦娘から託された避妊具を二、三使い、腕のなかで安心しきった寝顔を見せるこの英戦艦娘を眺めながら、提督もこれは一夜の過ちだと自分に言い聞かせた。
男と女が一夜だけで終わるわけがないとふたりが思い知ったのはその数日後である。どちらからともなく酒に誘った。それがたまたま提督の私室だっただけだと双方とも自分に言い訳した。ほどほどに飲んだあと、体を重ねた。提督もウォースパイトもそれがごく自然の成り行きに思えた。気づけばふたりは避妊具越しとはいえ繋がっていたのだ。
以来、提督とウォースパイトは、余人の目を盗んでは逢瀬を重ねた。しかしふたりとも態度に出やすいことこの上ないので、鎮守府の艦娘たちのあいだでは半ば公然の秘密となっていた。
やがてケッコンカッコカリの制度が導入された。艦娘の能力をさらに高める装備品にすぎないが、指輪の形状をとっていたため、提督は、いの一番にウォースパイトに贈った。
白磁のほほを紅潮させながら、この美しい女もよろこんで受け取った。わざわざ左手の薬指にはめた指輪を眺め、ウォースパイトが無意識にか慈しむように撫でているのを、僚艦らが目にすることもしばしばだった。あれはいつか本物の指輪に代わるだろうと好意的なうわさも立った。
だれもが、周囲からしたら微笑ましくも、本人らは初々しいほどにいちいち胸を躍らせる、そういう毎日が送られると信じて疑っていなかったはずだ。
そんな、ある日。
ウォースパイトは、私服で街へひとり買い物に出ていた。もはや提督との仲は隠し通せる時期をとうに過ぎていると遅まきながら自覚し、同じ心境に至った提督は提案した。「来月、両親に会ってくれないか」持ちかけられたウォースパイトは、常の落ち着いた鷹揚さとは打って変わって年頃の女の子のように顔を火照らせた。提督の両親に挨拶。それがなにを意味しているのか答えはひとつだ。いずれはそうなるだろうと期待していたが、いざ目の前に転がり込んでくると、やはり口元の緩みは抑えられない。
「わかりました。楽しみにしているわね、admiral!」
「わたしも楽しみだよ。愛してる」
といういきさつがあって、きょうは提督の実家に着ていく服や靴なんかをざっと品定めに来ていたのである。提督の隣を歩く自分を想像し、彼の両親に紹介されるにふさわしい自分を夢想しながら、ウォースパイトは次々に店をめぐった。
柄にもなく浮かれていたのはまちがいない。日本の夏の暑さに辟易としながらも、提督との将来、その第一歩を夢見ながら服を選ぶ楽しさについ油断してしまった。私的な外出だったから、出撃中に頼っている洋上での日射を防ぐ装備もなかった。
日傘だけでは防げない、かっとした照り返しと地熱で、気分が悪くなり、ウォースパイトは目についた公園でベンチに腰を下ろした。そうしながら、まるで遊ぶのに夢中で周りが目に入らなくなったわらべのようだと、自分で自分がおかしかった。同時に、ウォースパイトは自分がここまで雀躍していたことに嬉しさも覚えていた。
――わたしは、こんなにもadmiralを愛しているのね。
むろん自覚はしていたが、それ以上に提督の存在はウォースパイトを浮かれさせるようだ。きっと、これを、幸せというのだろう。
しばらく木陰に入っていれば体調も回復しよう。そうして涼んでいたとき、
「おねーさん、ひとり? うわすっげえ美人。その髪ホンモノ? だよねその色カラーじゃ出せないよね。ガイコクの人?」
声をかけてきた人物があった。ウォースパイトは重い頭をそちらにめぐらせた。
ひとりの男が外股で近づいてきていた。がっしりとした体格に、ツーブロックの髪型。整えてあるらしい口髭と顎髭。服装は一見するとラフだが着こなしにセンスが感じられる。
「え? もしかして、艦娘の、あれ、なんだっけ、そう、ウォースパイト? じゃね? 動画で見たわ! そうでしょそうでしょ?」
男が屈んでウォースパイトの顔を無遠慮に覗き込む。さらにはスマホで検索した画像と見比べる。異様に近い距離感と配慮のなさにウォースパイトがたじろぐのも気に留めるふうはない。動画で見たというのは軍の広報用の宣伝映像だろう。イギリス海軍と日本海軍との緊密な関係をアピールするためにウォースパイトの日本赴任時には動画共有サービスの広告枠でしつこいくらいに彼女の広告動画が再生された。
「うっわー顔ちっちぇー。動画で見るよりもカワイーじゃん。ひとり? でもちょっと具合悪そーだけど。どっかもっと涼しいところで休憩いたほうがよくない? 俺いいとこ知ってるよ。いこいこ。はーい」
男がぐい、とウォースパイトの右手首を摑んだ。ぞわっとウォースパイトの背中が粟立った。初対面なのにこうも気安くパーソナルエリアを侵害してくる人間がいることが信じられなかった。とりわけ女性に対するリスペクトがみじんも感じられない。生理的嫌悪感から思わず手が出そうになったが、深海棲艦ならともかく、さすがに民間人相手に暴力沙汰はまずい、いまの自分の立場を考えろと、ウォースパイトの理性が働いた。王立海軍の名に傷をつけるわけにもいかない。こういうときこそウィットを利かせてこその英国淑女であろう。
それに、と提督の顔が脳裏に浮かぶ。いまは大事な時期だ。あくまでも優雅に、穏便に済まさなくては――
「いえ、ありがとう、大丈夫です。ここで休んでいたらよくなると思いますから」
さりげなく左手を動かして、視線をそちらに誘導する。薬指の指輪が目に入るだろう。
「は? いやいや外はだめだって。ちゃんと体冷やさないと。心配なんだって、日本にわざわざ来てくれたスパ子ちゃんが」
「……スパ子って」
「いいっしょ、もう俺たち知り合いなんだし、あだ名でもさ。それより早く行こ。な? 行こ。行こ。ぎゃはは」
なにがおかしいのかわからない。
「馴れ馴れしく呼ばないで。わたしに構わないでください。大声出しますよ」
「わーったって。ほら行こう。行こう。な? ほーらほら立って。ささ、ほら行くよ」
男はウォースパイトの腋の下に手を差し入れて立ち上がらせようとした。さすがのウォースパイトも唖然としたのち、一気に頭に血が昇った。
「ちょっと、やめてください!」
普段から深海棲艦と戦っているはずなのに、ウォースパイトは男に恐怖していた。人間の姿をして、人間の言葉が通じるのに、話が通じない、それがなんとも不快で、いっそ深海棲艦よりも理解不能だった。
「んだよシラけるなあ、空気読めよ心配してやってんのに、あーあ俺傷ついたー」
「結構です! 失礼――」
憤然と立ち上がって、男に背を向けて歩き出したそのとき、ウォースパイトは世界が揺れたと思った。海上では絶えず波の動揺にも姿勢を保持できる艦娘だが、このときの揺れには、おもわず足がもつれそうになった。視界も暗くなったように感じた。
「ほらほら、熱中症なんじゃない? ことしは特に猛暑だからさ。どっか涼しいとこで休んでったほうがいいって」
「休む、って」
「そ、休むだけ。だからスパ子ちゃんはなんも悪くないんだよ~」
頭がぼーっとしていた。ひとりで歩くのも難しかった。まさか、左手薬指に指輪をして、おまけに意識が混濁している女性を本気でナンパする男がこの世に存在するなど、社会の上澄みだけで生きてきたウォースパイトにとっては想像の外だった。
だから、
「あんっ❤ あっ❤ Stop it! 抜いてぇ!」
支えてくれる男の肩を借り、気がつけば、ウォースパイトはそこがどういう目的で使われるか知らないまま連れ込まれたラブホテルの一室で、男に寝バックで犯されていた。
「スパ子ちゃん声キレーだねーめっちゃチンコ響くわー、ほいっ奥の天井コスったげるよー」
「あうっ❤ やっ❤ あぁッ❤ あんっあんっあんっ❤ いやああ~~~ッ❤❤」
「いいよ~、気持ちいいときはおもっきり声あげてね~」
男が下半身をぶつけるたびぎしぎしとベッドのスプリングが軋む。「ふぐ、ぐぅう~~~❤」ウォースパイトは枕を噛んで喘ぎ声を出さないようこらえたが、「あんあんあぁ~~❤」と、喉の奥で炸裂する嬌声がどうしても飛び出てしまう。ウォースパイトの涎まみれの枕がどれほど彼女が快楽と闘ったかを物語る。
ホテルの部屋に着いたとき、男は優しかった。視界がチカチカして天井がぐるぐる回っているウォースパイトを介抱し、ミネラルウォーターを飲ませた。少しでも体を冷やすためだとブラウスを脱がせた。苦しいだろうからとブラジャーも外した。ぶるんっ、と汗の膜に包まれた形のよい乳房が露わになった。あれよあれよと裸身を晒すことになったウォースパイトは、それでもまだ意識が不明瞭で、色素の薄い乳首をいじられ舐められても、タバコと缶コーヒーの味を濃縮したような口臭でキスをされても、ショーツを下ろされてクンニをされても、自分がなにをされているのか酩酊したように思考がまとまらなかった。その無抵抗を、男はOKサインと受け取ったのかもしれない。
意識がはっきりと輪郭を取り戻したのは、すっかりほぐされきった膣肉を、ありえないほど巨大な男のペニスに貫かれたときだ。下腹部からめりめりっという音さえ伝わってきそうだった。
「なにっ……え? どうして? うそ? なにしてるんですか、やめ、て、ください!」
「え~? でもスパ子ちゃんもすっごい気持ちよさそうな声してるよ~?」
「ちがっ、そんなことっ、ありませ、あぁんッ!?❤」
「あ、ここ弱いんだ~? 一番奥のいきどまり」
「やめッ❤ あなた、こんなことしてっ、ただですむと思ってるのっ?」
「そんなメスの声で脅したって全然怖くないよ~? 艦娘っても、艤装? ってのがないとただの女の子なんだね~。大丈夫だって、女なら俺のチンポにかかれば絶対アクメさせてやれるから」
「ひうっ❤ だめッ、だめぇッ! I have a fiancé, so please forgive me(わたしには婚約者がいるの、だから許して)!」
「え? ふぃあんせ? へー彼氏持ち? じゃあますます俺のチンポでしっかりオトしとかないとなっ❤ それにさ、俺、こー見えてケッコー常識人だからほら」
ウォースパイトの秘肉から出し入れされるペニスには、蛍光ピンクの薄皮。ホテル備え付けのコンドームが被されていた。
「だから、どんだけずっぽしハメてもデキたりしないから、安心してよ。子供ができないセックスは浮気じゃなーいよ」
「やめてぇッ、あ、い゛ッ……!❤❤」
ウォースパイトの脳天から一オクターブ高い声が飛んだ。男に二の腕を摑まれ、馬の手綱のように引かれて、さらに奥へ先端を押しつける力が強まる。子宮が肉塊に潰される。
「あがっ、やめっ、くるしっ、おごッ❤」
「こーゆーのがいいんだね、スパ子ちゃんのマンコは素直だな~」
「違う、ちがうのッ❤ やめ、やめてくださいって言って、んほォ!?❤❤」
思わず自分の口から漏れた、しかし自分の声とは思えない濁声に、ウォースパイトは信じられない思いで口を手で塞ごうとするが、両腕は男に手綱にされている。
「ぜったい、許さないっ。この、世界に、冠たる、ロイヤル・ネイヴィの、ウォースパイトをレイプするなんて、絶対に、許さないから!」
顔だけ振り返らせてキッと睨むが、その青い瞳に浮かんでいた怒気が、次の瞬間には、
「オッ❤❤」
とたちまち霧散してしまう。舌が棒のように飛び出る。カリ高の極太亀頭が膣奥を抉るだけで、ウォースパイトの腰は砕け、代わりにしなやかに鍛えられた腹筋と背筋が本人の意思とは関係なくびくついて、その白い背中が華麗な曲線で弓なりに反り返る。
部屋に窓はないが、男に連れられてからそう時間は経っていないはずだから、まだ昼下がりのはずだ。旅行に行く服を身繕って、戦艦寮で改めて試着して、アークロイヤルたちに確認してもらって……そんな、なんでもないけれどかけがえのない一日になるはずだったのに。
いま、ウォースパイトは日が高いうちから、さっき会ったばかりの、名前すら知らない男のチンポに犯されている。犯されて、あろうことか、膣を中心として全身へと快感が血管を通って拡がっている。
乳首が疼く。すると、まるでテレパシーでそれを察知したかのように、男がピストンを休めることなく左手でウォースパイトのおっぱいを搾るように摑み、血液と触感を先端部に集中させたうえで、右手の指で乳首を何度も弾いた。
「あ~~~……ッ❤ くふっ……❤❤」
欲しいときに、欲しい刺激をくれる。提督とのセックスでは味わえなかった充足感を、ウォースパイトは男から感じてしまっていた。
男と提督との違い、それは圧倒的な女性経験の差だった。男は豊富な経験人数から、女はこうされると気持ちよくなるという原理原則がだいたいわかっていて、大雑把にそれに従って、あとは反応を見ながら適宜その女に最適化していく。いわば女をオトす手練手管だけに特化した最悪のヤリチンにウォースパイトは捕まったのだ。男性経験の乏しいウォースパイトが勝てる相手ではなかったし、同時に、やはり生来の生真面目さゆえに女性経験も決して多いとはいえない提督よりもこのチャラ男のほうがテクニックが遥かに上なのは当然だったのである。
しかも、その極上の技巧に加えて、男のデカチンが容赦なくウォースパイトの隘路を押し広げてくるのだからたまらない。
「まーまー、咥えたチンコの数が多いほどいい女になるっていうしさ、どうせなんだから楽しめって。このマンコの感じだとあんま遊んでないっしょ?」
「あ、そびで、こんなこと、わたしは、しなっ」
「それにしてもキツいね~スパ子ちゃんのマンコ。きゅうきゅう締め付けてくるじゃん。ま、俺のチンコにかかれば俺用に作り変えられちゃうんだけどね」
作り……変えられる……? 提督の形を、忘れさせられる……?
「いやあっ! わたしの、形変えないでぇッ❤ このおっきいのに変えられたら❤ もうあの人のじゃ合わなくなる❤ 隙間できちゃうぅ❤❤」
「そりゃ俺に合うくらいユルマンになったらそんじょそこらの男のじゃ満足できなくなるだろーけどさ、まあ安心しろよそんときゃ俺がセフレにしてやるから」
「NOOOOOO❤❤ 広げないでぇええ❤❤」
狭い膣肉をこの男に改造されたら、後戻りできなくなる。その恐怖が、わずかに残った理性をかき集め、ウォースパイトに肉体的な快楽に打ち克つための正気を取り戻させた。
「こんな、ことをしても、わたしの魂までは、決して穢せないわ。わたしは、あの人と、永遠の愛を誓ったの、だから。あなたの、出る幕なんて、ないの!」
動物の交尾のような体勢で犯されながらも気丈に言い放ってみせたウォースパイトに、男が口角を吊り上げて三日月の笑みを見せた。ペニスを引き抜く。あまりにも巨大な肉のかたまりが抜けていくずるるぅっという刺激で軽くイッてしまったウォースパイトは、自身の中心にぽっかりと生まれた空洞に膣が泣き叫ぶのが恨めしかった。そう、魂までは、などと強がってはいたものの、少なくともウォースパイトの肉体はすでに男のデカチンポの虜になっていた。だからこそ、ウォースパイトは四つん這いで動けないまでも、もっと強硬に拒まなければならないと決意を固めていた。この男とて、ウォースパイトが心の底から本気で拒絶すればさすがにあきらめるだろう。逆にここでつけあがらせたら、今日のことを言い触らされ、男のいうとおりセフレにさせられるかもしれない。本当に暴露すればウォースパイトをレイプしたこの男も法の裁きを受けるだろうが、それだけだ。この男が失うものは特になにもない。だがウォースパイトは違う。
(もう鎮守府にいられない……外も歩けない……)
なにより、
(Admiralに合わせる顔がない……!)
この世のだれよりも大切な提督の顔を思い出す。
自分は提督の隣に立つに値する女であり続けなければならないのだ。どこの馬の骨ともしれない男に汚され、ましてそのチンポに屈服した女など提督にはふさわしくない。
それだけは避けねばならない。そう思えばウォースパイトはみるみる希望が体の底から湧いてくるのを感じた。自分は大英帝国王立海軍のウォースパイトだ。数々の武勲を打ち立ててきた戦艦娘だ。どんな凶悪な深海棲艦も打ち砕いてきた。その自負さえあれば、こんな男に負けるはずなどない。さあ、立ち上がってこの男に決然と拒否の意思を――
「えっ……」
びたん、とまだ四つん這いのままだったウォースパイトの腰上に、熱い肉の感触が乗る。見なくてもわかる、いままで散々ウォースパイトの子宮を責め立てていたチンポ。だがさっきまでとは決定的に違う。ゴムの無機質な触感ではない。肉の弾力がじかに伝わってくる。皮膚を灼くような熱さ。
おそるおそる振り返る。
「ひっ……!」
思わず息を呑み込む。コンドームが取り払われた男の、本来の赤黒巨根。ぷっくり膨らんだ亀頭は破裂寸前でツヤツヤと鏡のようにウォースパイトの顔をさえ映している。エラの張った雁首の獰猛な段差。幹全体に稲妻のように走る太い血管。
発情しきった暗黒世界の軟体動物のようなその
わけても、初めてまじまじと見て驚愕したのは、その大きさ――ウォースパイトの尾骶骨に根元を添えられたチンポは、腰骨を越えてほとんど背中まで届いている。ゴムありでも抵抗できないほどヨガリ狂っていたというのに、こんなのを生でねじこまれたら、ましてや中出しなどされてしまったら、いったいどうなってしまうのか……ウォースパイト本人は恐怖に美貌を引きつらせ、しかし子宮は渇望するようにきゅんきゅんと収縮して膣圧を上げた。女としての本能がウォースパイトに命じている――この生ペニスを受け入れろと。子宮がウォースパイトに懇願する――このたくましい怒棒からきっと迸るであろう、大量の濃厚精液を飲ませてくれと。
「わりーけど、俺のチンポ生でブチ込まれてオチなかった女いねーから。今までで最高の美人だから手加減してあげよーかなって思ってたけど、スパ子ちゃんナマ言うからさ、ちょーっときついお仕置き兼、チョーキョーしてあげるわ。覚悟しろな?」
「あっ、えっ、ちょっと待ってください、ごめんなさいごめんなさい許してください! I very much regret my discourteous(生意気なことを言ってごめんなさい)! お願い生挿入だけはしないで、ああっだめ! だめだめだめだめ……!?」
裸の坊主頭がウォースパイトに押し入る。
「あっ……❤」
小陰唇が待ってましたとばかりに夢中で食いついているのがわかる。
襞の一枚一枚が、歓喜に沸きながら生デカチンを歓迎しているのがわかる。
肉径を無残にもむりやり広げられながら、もっと奥へ、もっと奥へと膣が蠕動するのがわかる。
「あ、あ゛ッ、ひぎッ❤❤」
先刻と同じ陰茎であることに違いはない。ただ、ゴムがない、それだけでチンポは全くの別物に変貌していた。ただでさえ巨大なのにグロテスクで凶悪なまでのデコボコが、ウォースパイトの柔肉を余すところなく直接、擦り上げてくる。甘い痺れに体があらがえない。まるでゴムがあれば絶縁されていた猛茎からの電流で女の肉洞が感電でもしているかのようだ。
肉のキノコが奥まで到達した。
「おっ❤❤ おぐっ……❤❤ コツンってぇ❤❤」
「これで終わりって思ってる? まだ俺のチンポ余ってるよ?」
「へっ? う、そ、嘘噓嘘?❤❤ これ以上は、入らな……」
「入らないじゃないんだよ、入れるんだよ」
いったん、わずかながらに男が腰を引く。亀頭と行き止まりに隙間ができる。
それはもちろん慈悲ではない。むしろ、相手を殴るときに拳を引くような、情けも容赦もない予備動作。
「だめ、だめだめだめ……」
ウォースパイトの命乞いになど耳を貸さず、男が満身の力をこめて突き入れる。
ごっ―――ちゅん!!
「ッ~~~❤❤!?」
ポルチオどころか、子宮が、女の一番神聖なところが潰れて壊されてしまったのではないかと思うくらい、男の高硬度の凌辱器官がふかぶかと刺さり、ウォースパイトの内臓を力任せに押し上げた。
ぷしっ、と水の弾ける音がした。男が高笑いする。
「ちょっとちょっとスパ子ちゃん、生チンハメられただけで潮吹いてんじゃん。好きだねスパ子ちゃんも」
「ぐっあ……。What……? シオフキ……?」
「もしかして初めて? 潮吹き? マッジかようれしーなー」
四つん這いのウォースパイトは自身の股を見下ろした。遮るもののない硬い楔が秘奥に突き刺さっている恐ろしい光景。その、結合部のやや上にあるウォースパイトの尿道から、愛液よりもさらさらした、なれど熱いしたたりが縮れ毛に引っかかって粒になったのち、白いシーツを暗いグレイに汚していた。間欠泉のように噴き出した残り湯に相違なかった。
「女は心の底から気持ちいーってなると潮吹くんだぜ。知らなかった?」
「This is a lie, right(そんなの嘘よ)! 嘘、だって――」
「フィアンセとじゃ潮吹いたことなかった? かわいそーにねー。じゃ、どんどん潮吹いてみよっか」
男がふたたびペニスを引く。愛しの亀頭と離された子宮が、抜かれた肉襞たちが、行かないでと泣き叫ぶ。その期待に応えるように、また男が破城槌を強烈に打ちつける。それを何度でも何度でも繰り返す。ウォースパイトが悲鳴をあげようがお構いなしに、繰り返す。ごちゅんごちゅんと扉を打ち破らんと繰り返す。生の感触が、子宮を超えて一直線で脳まで届いて、ウォースパイトの尊厳を破壊しにかかる。
「んおっ❤❤ お゛お゛お゛~~~~~ッ❤❤ おごぉお゛お゛お゛❤❤ お゛っお゛っお゛っ❤❤」
結果、ウォースパイトは、ゴムありセックスとは比べ物にならないほど激しく喘いでしまっていた。
誇り高いウォースパイトが、犬の交尾と変わらない姿勢でセックスし、日ごろからは想像もできない汚い声で喘いでいる。いつもの声が深閑なる山々にひそかに奏でられる渓流のせせらぎなら、いまのウォースパイトの嬌声は、暴風雨により、低木や草花どころか地肌、その深くにある黄土色の土砂までを巻き込んで生まれる土石流さながらだった。
「強いっしょ? 俺強いっしょ?」
「だめ……I'm coming!」
「英語じゃわかんねーよ、日本語で言いな?」
「イ、イク! イキます❤❤ イグ❤❤ イッグゥ~~~❤❤」
またも熱いシャワーを自分の太ももとシーツに噴射してしまう。だが男は猛烈なピストンを緩めない。むしろますますウォースパイトの内臓を内側から暴力的に殴りつける。
「なっ、なんれ❤❤ わたしイッてるのに❤❤」
「気持ちいいんだろ? もっとヨガらせてやるからな」
「そんな、あのひとならっ❤❤ やめてくれるのに❤❤ 息、できな……❤❤」
「そのフィアンセとはさー、セックス気持ちいい? イッたことある? 正直に言え❤」
「あううっ❤❤ た、たまになら、ありま、すぅ❤❤」
「たまにかよ。いつもイキ狂ってんじゃねえのぉ? いまみたいによ」
「らって❤❤ セックスはっ、心と心が、オ゙オ゙ッ❤❤ 通じ合っていれば、いいんだもの、イクのが目的じゃ、あがッ❤❤」
「なに眠いこと言ってんの。セックスはアクメしてナンボでしょ。俺がイキまくりの快楽地獄セックス教えてや・る・よ」
「い、嫌、あッ、お゛ぉ゛~❤❤ んお゛っお゛お゛お゛お゛お゛❤❤」
アクメで敏感になった女性器になおも男が突いて、またウォースパイトがアクメして敏感になって、さらに容易くアクメする……まさに無限ループにウォースパイトが堕ちていく。
「気持ちいい? 浮気生チンポ。あらためて訊くけど」
「ぜん、ぜん気持ちよく、なんか、お゙ほッ❤❤ お゛ぉ゛んッ!?❤❤」
「も~スパ子ちゃんってば、うそついたらマンコの奥ほじられるっていい加減覚えろよな。素直になりなよ、ほ~ら」
「ぎぅ!?❤❤ らめっ、赤ちゃんの部屋トントンしないでぇ❤❤ ぉほッ❤❤」
「それにさ、気づいてないかもしれないけど、スパ子ちゃん自分で腰使ってるよ?」
「嘘よ、わたしは、犯されてるだけっ……❤❤」
だが男の言葉は事実だった。ウォースパイトは腕を突っ張って、男が突くのに合わせて体を後ろに動かし、より深くペニスを呑み込もうとしていた。
「正直になれって。このチンポ気持ちいいですって。ちゃんと日本語でな」
「そんな❤❤ そんなこと❤❤ あの人以外にそんなこと言うために❤❤ 日本語❤❤ 勉強したんじゃ❤❤ ないのに❤❤」
「しょうがないよ、こんなにヨガってんだもん。女ならだれでも堕ちちゃうよ。スパ子ちゃんが悪いわけじゃないんだよ?」
「わ、わらひの、せい、じゃない……?」
「そそ。だからエンリョしなくていーんだよ?」
ウォースパイトの腰をがっちりホールドした男が、普通に挿入すればだいぶ膣から余るはずの巨大雄棒を根元まで沈める鬼の抽迭で責める。
「あんッあん❤❤ 金玉袋押しつけないでぇ❤❤ 根っこまでマンコにチンポ、ずっぽし入ってるって❤❤
「えーなんで? スパ子ちゃんこんなに気持ちよさそーなのに」
「きっ気持ちっいいから❤❤ 気持ちよすぎへっ❤❤ 負けちゃうから❤❤ こんなに気持ちいいナマハメセックス教え込まれたらっ、もうこのオチンポに魂まで負けちゃうのわかるからっ❤❤ だから絶対このまま極悪ピストン続けてわたしの子宮にあなたの精液なんか注ぎ込んだりしないで❤❤ 絶対しちゃだめですから❤❤」
腰を摑んでいた男が被さってきて、乳房を手で包む。ウォースパイトがいちばん感じる揉み方で可愛がられる。手を使わず腰だけパコパコさせる。本当の犬の交尾だ。それがウォースパイトの淫らな情欲をさらに掻き立ててしまう。
「ほら、スパ子ちゃんのマンコも中出し精液欲し~って言ってんじゃん? ポルチオがチンコにめっちゃぶちゅぶちゅキスしてるよ? 子宮降りきってるよ? 一滴残らずザーメン飲み干させていただきますっていってるよ?」
「だめっ❤❤
「えーそうなんだもったいない。スパ子ちゃんは今まで中出しされたことある?」
「ない❤❤ んほォッ❤❤ ないです❤❤ もし出されたら❤❤ あなたが初めて❤❤」
「おー、そりゃ光栄だなあ、じゃあ中出しヴァージンに恥じない思い出作ってあげないとな」
「だ、だめよ、本当に中出ししたら、あか、赤ちゃんできちゃう、ううん、それより、こんなおっきいチンポでオマンコの形変えられて、粘膜にじかに擦られて、中出しまでされたら、されたら」
「されたらどうなるんだ? あ? 言ってみな」
「あ、あなたの交尾、もう拒めなくなっちゃう❤❤ このチンポのことしか考えられなくなっちゃう❤❤ 英国とか艦娘とかどうでもよくなるの❤❤ きっとそうなるってわかるの❤❤ わたしのぜんぶを捧げて、あなたのチンポに媚びるだけのただのメス犬になっちゃうんだから❤❤ だから絶対に中出ししないで❤❤ わたし終わっちゃう❤❤ 栄光ある大英帝国の❤❤ ウォースパイトが❤❤ あなた専用の肉便器になる❤❤ だから中出しだけはしないで❤❤」
もはや膣内射精の懇願としか思えない台詞が、男のペニスをさらにいきり勃たせた。
「えっ、ちょ❤❤ チンポがナカで、おっきくなってる……!?❤❤ くる、くるくるくる❤❤ ぜったい中出しくる❤❤ ん゛お゛お゛❤❤ これぜったいヤバいやつ❤❤ 無責任射精くる❤❤ ぜったいだめ❤❤ 堕ちちゃう❤❤ わたしのクソ雑魚マンコ堕ちちゃう❤❤ 裏切りクソビッチになっちゃう❤❤ 」
いままで吐いたこともない下品な言葉遣いで喘ぐウォースパイト。金髪碧眼の、深窓の姫君然とした美女が、完全に自分のチンコで頭を支配された事実が、そのまま快感となって男の輸精管を駆け巡った。
「お~きたきた。3日くらい抜いてねえからな、どっぷり行くぜ。ぜーんぶマンコに注いでやっからよ」
「いや! 嫌嫌嫌、お願いやめへぇ――!?」
ウォースパイトにわずか残った思考が恐怖に染まる。男に汚される恐怖、妊娠させられる恐怖、なにより凄まじい圧倒的な快楽に溺れてしまうだろう自分への恐怖。
そんなウォースパイトとはうらはらに子宮口は亀頭に必死になって吸い付く。男もさらに強く先端部を押しつける。
びゅっ!
びゅるるるるっ、どびゅ、びゅ、びゅ~~~~、びゅくっ!
煮えたぎった溶岩が流し込まれたような熱さに子宮が焼かれ、濃厚な牡ゼラチンの重たい粘りけを胎内へ激しく注がれたのを自覚すると、背筋に火柱が走ったようになり、ウォースパイトは潮どころか小便まで滝のように噴出させた。
「あ、ああ、あ゛あ゛~~~~~❤❤ うおっおっお❤❤ お゛~~~……❤❤❤❤❤」
今まで生きてきたなかで間違いなく最高の、そして桁違いのアクメに、ウォースパイトが全身を熱病のようにぶるぶると痙攣さえ、すべての汗腺から汗を撒き散らす。
このとき、ウォースパイトは本能で悟った。負けた。中出し敗北アクメをキメたこの瞬間、女として、自分はこの男に敗北したのだと。
そして、一匹のメスとして男のチンポに負けることが、こんなにも幸せなのかと思い知らされてしまった。
「やっべまだ出るっ……スパ子ちゃんのマンコもおいしそーにザーメン飲んでるよ。うねうね動いちゃってよっぽど俺のチンコ気に入ってくれたんだねこのド淫乱艦娘が」
「や❤ やめ❤❤ 出しながらパンパンするの❤❤ やぁ❤❤ オ゛❤❤」
出しきるために軽くピストンするだけでも、今のウォースパイトには快楽の総量が脳の受容量を大きく上回っている。されるがままイキ散らすばかりだった。
「ふーっ出した出した」
男が抜かれていく。膣口が未練がましくすがりつくので、弾頭が抜けるときに「きゅぽんっ」と小気味いい音さえして、その刺激でまたウォースパイトが小さく達する。
虚脱状態で横たわるウォースパイトの、名残惜しそうにひらいたままになっている鮭肉色からは、あまりに大量で受け止めきれなかった凌辱のしるしが溢れ出てきた。
提督はウォースパイトに一目惚れしてから結ばれるのに、2年かかった。
だがこの男は、ウォースパイトと出会ってたった2時間で、生中出しまで決めてみせたのである。
ときおり不意に襲ってくる余韻に、ウォースパイトはそのたびにびくんと体を震わせて耐えるしかない。しかし男は絶頂直後で全身性感帯になっているウォースパイトの乳首を無造作に吸って短い悲鳴をあげさせた。これはちょうど正座を続けてから足を崩して痺れが回復している最中に触られるようなものだが、この男は自分のやりたいことしか頭にないし、女をただセックスに使う肉としか思っていないのだ。ウォースパイトの乳首を舌先で転がしながら男が笑う。
「イッパツで終わるとかナメたこと思ってんじゃねーだろな?」
◇
ウォースパイトは、仰臥する男の上で無我夢中になって腰を振っていた。男の股に蹲踞のような姿勢で腰をヘコつかせる。ふたりの下半身がぶつかるたびに肉の打ち鳴らされる音が響き、離れるとさきほどの中出し精液とウォースパイトの本気汁、それに互いの汗の混合粘液が、何本もの白く泡立った糸を引く。
「ヤらしいね腰使い。ほしい? もっかい中出しほしい?」
「ほ……ほしい。オマンコに欲しい❤❤ あなたのネバネバ精液で、わたしのザーメン用タンクを満タンにしてほしい❤❤」
「じゃ、さっき教えたよな? どうすりゃいいんだっけ?」
言われるが早いか、ウォースパイトは自らの肉オナホでチンポを擦りながら、男の黒い乳首を真白の指でいじった。それぞれの乳首を、それぞれの手で愛撫する。二本の長い指で乳首の周囲をさする。それから指先でコリコリと刺激する。
さらにウォースパイトはがばりと前のめりになって、男の右の乳首を舐めた。そこから甘露でも滲み出ているかのように吸う。吸いながら舌で弄ぶ。熱っぽい視線を男に送りながら、左の乳首も舌でチロチロ舐める。そうしているあいだにも、ウォースパイトの牝ピストンはさらに激しくなる。
「わ、わたしの、おまんこぉ……❤❤ あなたのおちんちん、ぎっちり咥えてで……❤❤ 離しでくれないのォ……❤❤ おまんこがぁ、このチンポ、好きって❤❤ こっちの❤❤ こっちのおちんちんのほうがいいっって言ってるのォ~~❤❤ このおちんちん最高に気持ちいい❤❤❤ ぎもぢっ、お゛ッ❤❤ おぐ、すごい、えぐっで❤❤ 子宮がひっくりかえっちゃいそうっ❤❤ ん゛ぉッ❤❤ オ゛オ゛~~~ッ❤❤」
自分の肉体が制御を離れていく法悦に、ウォースパイトは天を仰ぎながら随喜の涙を流した。それでも腰の動きと乳首責めは止まらない。それがメスだからだ。雪色のうなじから美巨乳の谷間へと、煌めく汗が煽情的に流れる。上下させる白臀部のストロークがますます大きくなっていく。
「す、すごい❤❤ こんなに腰振っても、抜けない❤❤ Admiralとぜんぜんちがう! このチンポすごい❤❤ マンコのナカ肉ぜんぶこすれて気持ちいい❤❤」
やがてお待ちかねの射精がくる。その身の中心でスペルマを受ける二度目の快楽で、ウォースパイトは口の端から涎を垂れ流したままビクンビクンと硬直していたが、一転して全身が弛緩して液体になったように男にしなだれかかった。男の厚く熱い胸板に抱かれながら余韻を味わう。
「スパ子ちゃん、さっき言ってた、エドマイロー? ってなに? 彼氏クンの名前?」
興味がわいたらしい男の問いに、ウォースパイトは甲斐甲斐しくお掃除フェラをしながら、
「Admiral……わたしの提督。婚約者……」
と白状してしまった。男が発作のように笑い始める。
「提督? わあマジで? 提督さん艦娘に手出してたのかよ受ける。スキャンダルってやつ? 提督さんスパ子ちゃんが俺のチンポで連続イキしてたの知ったらどう思うかなー。ほんとの意味でスパ子ちゃんに乗ったのは俺だもんね。あんたはこれから中古品の女と結婚するんだよーって教えてあげてぇわー」
「え……」
提督に知られる。その言葉で、自分の味のするチンポをしゃぶっていたウォースパイトの頭から一気に血の気が引いていく。
しまった。もし、もし本当に知られたらどうする? 「あの男のオチンチンに屈して初めて中出しされてアクメしまくったのは事実だけれど、admiral, あなたのことを愛しているのは事実なの」――そんな言い訳が通じるだろうか? ばかな。そんな
今日のことは隠し通すしかない。アクメで思考に麻酔がかかっている今のウォースパイトは本気でそれが唯一の道だと信じるほかなかった。
「提督さんに知られたくないよな? スパ子ちゃん、アナルのすぐ横にちっちゃいほくろがあるの知ってる? これバラしたらさー、提督さんどんな顔するだろなー?」
自分自身でさえ知らなかった体の秘密に、亀頭と唇が銀糸で結ばれたままのウォースパイトがにわかにおののく。
「やめてください……お願い……」
「じゃあ交換条件。俺のいうこと聞いてくれる?」
ここで拒むことなどどうしてできるだろう。男はチンコでウォースパイトの頬をぺちぺちと軽く叩く。ウォースパイトの子宮が自分の棒肉に逆らえないとわかっているのだ。
「じゃあさ、俺のアナル舐めてもらおっかな。いつも提督さんに愛を囁いてるその口で、俺のうんち穴キレーに舐り倒すの」
「だ、だれがそんなこと……」
だが数分後、ウォースパイトの舌は、仁王立ちになっている男の肛門を浅ましくほじくり回していた。
「あ~いいよスパ子ちゃんだいぶ上手くなってきたね~。でもちょっと足りねえな~。もっと舌を奥にねじりこめよ」
「んんっ❤❤」
「そうそう、俺の腸内ぜんぶ舐め取るつもりでね。ほら手空いてんぞ。手コキしろよ。アナルのドリル舐めも休むなよ」
「オッ、おゴッ、むぁ」
「気持ちよくしてくれたらまたマンコに突っ込んでいっちばん奥に中出ししてやるからな」
それを言われたとたん、ウォースパイトは可憐な唇を男の肛門に密着させて、舌を躍らせるように舐めながら思いきり吸った。まるで愛する者とのディープキスかのように。
「おっほ~やればできるじゃん。さすがお姫様。オラ手休んでんじゃねえよ。心配しなくてもちゃんとマンコにも出してやるって」
全裸で汗まみれのウォースパイトが、薄く陰毛の生えた女性器から中出し精液と自身の愛液の混合汁をぽたぽた零しながら、男の糞門を旨そうにしゃぶり、可能なかぎり直腸の奥まで舌を伸ばし、指輪を嵌めている左手で肉根をしごいて、右手では男の乳首をカリカリと刺激する。
「きたきた、欲しいなら手で受けろよ」
「むぐぅ❤❤」
菊門をねぶりながら、そしてチンコを摩括しながら、あえかな右手を肉傘の前に翳す。
ばびゅ、びゅるるるるっ、るるっ……!
「ああ……ヤケドしそう……❤❤」
ウォースパイトの白魚のような五指に、ねっとりと激熱の白濁汁が蜘蛛の巣のように絡みつく。熱すぎて湯気が出ているのではと錯覚してしまう。
「スパ子ちゃんが出してほしいって必死コクから出してやったザー汁だぜ? どうしたらいいかわかるよな?」
「え……」
「飲めよ、一滴残らず」
ウォースパイトは衝撃を受けていた。精液を飲む。それはこれまでのウォースパイトにとって想像したこともない、未知の発想だった。提督のでさえ手に出したことはあっても口に出されたことはない。そもそも、飲んでよいものなのか、この体液は。
生臭い臭気がウォースパイトの彫刻のような鼻腔をえぐった。
べったりと手に纏わりつく白い毒液からたちのぼる、死んだ魚を生温かいところに放置しておいたような腐臭。嗅いでいるだけで肺に黴が生えそうな悪臭。本来なら忌避を催すニオイのはずだった。
なのに、ウォースパイトは、男のトロリ汁のニオイを嗅げば嗅ぐほど、息が荒くなっていた。臭くてたまらないはずなのにやめられない。生臭いからこそ興奮してしまう。
もし……。
もし、これを口に入れたなら、どうなってしまうんだろう?
右掌に溜まっている淫欲の精にこわごわ舌を伸ばす。
舌先が触れた瞬間、まだ残っていた男の体温とともにエグさと青臭さ、毒薬のような苦さがウォースパイトの味蕾を蹂躙した。この世のあらゆる不味さをすべて集めて濃縮したような、おぞましい味。その腐った鼻汁みたいなトロミを、ウォースパイトは、
「ずるッ、じゅるる、ずぞぞぞ~~~ッ……❤❤」
品のない音を盛大に立てながら啜りこんだ。
「よ~く噛んで、味わってから飲めよ」
男の命令どおりに、口のなかで転がす。汚臭を放つ原液が、ウォースパイトが瞼をぎゅっと瞑って堪能するあいだに、彼女の歯や歯茎、舌裏、ほほの内側、口蓋まで丹念に塗りこめられることになり、浸透していく。しばらくウォースパイトの口臭から男の精液の臭いがとれることはないだろう。
「はい、飲んでいいよ~」
子供を作るための子種汁を、受精のためではなく、飲むだなんて――その背徳感とともに、ウォースパイトは唾液と混ぜた滾りを、ごくっと飲み込もうとしたが、喉にからみ、何度か嚥下しようとしてようやく食道の奥へ送ることができた。手にまとわりつく残滓も舐め上げる。この粘液に何億という男の精子が泳いでいるかと思うと、一滴も無駄にしたくない。
ああ、いま、自分の胃袋に、よく知らない男の精液が染み渡っている。体の内側からこの男に上書きされていく。その想像で精液臭い息がまた速くなる。
「ん? あれ~? スパ子ちゃんなにしてんの~?」
「えっ、あ、いや、これは……❤❤」
無意識のうちに、ウォースパイトは二指で自分のクリトリスを撫でていた。
「これは? なに? 正直にゆえ❤」
「あの、えっと、あなたの妊娠汁飲んでたら、こっちにも欲しいって、オマンコが、切なくて」
「へぇ~? じゃあどうすればいいんだろな?」
それを言ってしまったら、もう完全に終わりだ。わかっている。わかっているが、体が勝手に動く。男の形に変えられてしまった朱色の肉びらをひらく。口も勝手に動いてしまう。
「あなたの、太くてたくましいチンポ……わたしの裏切りマンコにハメて、ハメて、ハメ倒してください……!❤❤」
男がにやりと笑い、射精したばかりの雄根をたちまち固くさせ、ウォースパイトに覆い被さった。
◇
「ハァイ、我が名は、Queen Elizabeth class Battleship Warspite!」
男の構えたスマホカメラ、その画面のなかで、英戦艦娘ウォースパイトが天使のような微笑を浮かべてウインクしながら手をひらひらさせる。金髪碧眼の美女。並み居る敵にも決して屈せず勝利を摑んできた、大海原の女王。
だが――そのウォースパイトは、全裸だった。生まれたままの姿で床に正座している。
「わ、わたしは……親愛なるadmiralと添い遂げるつもりでした。この指輪をいただいたとき、きっとあなたとこの身果てるまでともに参ると、そう固く誓いました。でも……」
左手薬指をかざしたウォースパイトが、白磁のほほを赤らめながら、カメラににじり寄ってくる。
「わたしは、このチンポに堕とされてしまいました……❤❤ いまこの瞬間もこのオチンポのことしか考えられません❤ わたしがこんな尻軽女だって、これがわたしの本当の姿だって、この人が教えてくれました……❤❤」
膝を寄せてくるウォースパイトに合わせて下にパンしていったカメラのフレームに、赤黒く屹立した極太ペニスがインしてくる。凶悪な巨根にウォースパイトが愛おしそうに頬ずりする。
「この人とは今日会ったばかりです……わたしは将来を誓い合ったadmiralがいながら、その日会ったばかりのこの人のチンポに負けたんです……❤❤ それで、今日のことを黙っていてほしかったらという条件で、都合のいいときに呼び出して性処理に使われるセフレ肉便器の契約を結ばされてしまいました……❤❤ もしわたしが破ったら、この動画をネットにバラまくそうです❤❤ そうなったらもうわたしは終わりです……❤❤ だから、仕方ないですよね、admiral❤❤」
言いながらウォースパイトが長く舌を出してれろぉ~っと這わせる。唾液を塗りこんでいく。ビキビキのチンポがウォースパイトの唾液で隈なく包まれ、てらてらと照り輝く。
「こ、この動画は、実はわたしが頼み込んで撮ってもらっています……❤❤ この人のメスになったっていう証拠がほしくて❤❤ この人に束縛されたくて❤❤ こんな気持ち初めてなんです❤❤ Admiralにもこんなの思ったことなかったのに❤❤」
まず鈴口から滲む我慢汁の珠をじゅずず~~っとおいしそうに啜ってから、いよいよ窄めた口からチンポを呑み込んでいく。巨根が口腔に沈む。膝立ちで、手は床についたまま、ノーハンドフェラで肉棒を口マンコに出し入れする。頭部を前後させるたびに金髪までが悦びに波打つ。
「じゅぽっ❤❤ ぐっぽ❤❤ ぐっぽ❤❤ じゅるるる~~~~……❤❤ ぐぷっ❤❤ ずゅろろ❤❤ おいひい❤❤ このひんぽ、おいひい❤❤ プポッ❤❤」
口からチンポを抜く際に唇を吸いつかせているため、ウォースパイトの人形のように整った顔がブサイクなひょっとこ顔になる。本当なら影を踏むことも叶わない白人美女艦娘が恥も外聞もなく嬉しそうに美味しそうにフェラしている、いや、そうさせている事実が、男に興奮と優越感をもたらすのか、チンポがさらに硬度を増してびくびく震え、射精が近いことを知らせる。
「ぷはっ❤❤ 出る、んですね? おねがいです、
――どびゅっ、びゅうう! ビュー、びゅくっ、びゅるるっ。
「ああっ❤❤」
自身の唾液でどろどろの肉棒を左手で必死にしごいていたウォースパイトの顔に、白濁が散弾となって飛び散る。断続的に噴射される黄ばんだ精液がウォースパイトの美貌を、額を、ほほを、すっと通った鼻梁を、唇を、舌を、だらしなくひらいた口内を、きれいな歯並びを、煌びやかな金髪を、べっちょりと汚していく。
黄金の長いまつ毛にも半透明の蛋白液が引っかかり、卵の白身のように粘度が高すぎて雫のかたちに垂れたままぶら下がる。
赤の他人の、今日会ったばかりの男の熱い刻印が、ウォースパイトの肌と粘膜と髪に染み込む。それをウォースパイトは娼婦のように大喜びで受け止める。未だドクドクと射精を続ける醜悪な亀頭をみずから鼻の下にこすりつける。
ひとしきり吐精を終えた、暗褐色のだらんとしたものを、ウォースパイトが感謝の気持ちを込めるようにうやうやしく咥え、上目遣いで愛を伝えながら残渣をきれいに舐め取る。
チンポをしごいていたウォースパイトの左手に精液が垂れ、薬指を伝う。提督から送られた指輪にも汚液の雫がかかるが、それを気に留めるだけの理性は、もうウォースパイトには残っていなかった。