在りえたかも知れない蜜月【キリミトいちゃらぶR-18】 作:三毛の高志
20歳のお祝い兼クリスマスパーティで酔ってしまったミトとキリトのいちゃらぶセ〇クスです!
是非読んでいってください!
(どうしてこうなったんだ…………?)
目の前に広がる惨状を見て額に手をやりながらキリトは天を仰ぐ。
生憎と視線の先に広がるのは悩みを晴らす晴天どころか、簡素なアパートの照明だ。
仕方なく視線をもとに戻して………即座に目を背ける。
(やり過ぎたか………?いや、でも元はと言えばミトから誘ってきたわけで………)
気怠い頭の中を罪悪感と自己弁護が右往左往している。
というか全ての元凶は、こんなイベントを企画した某お嬢様にあるのではないか?
夜風に靡く栗色の髪を思い出しながらキリトは嘆息する。
いつまでもウジウジしていても仕方ない。
「とりあえず………体、拭いた方がいいよな………」
脱衣場から持ってきたタオルをお湯で濡らしつつキリトはつぶやく。
彼の視線の先には、使用済みの避妊具が散らばったベッドの上で全身汗だくのまま眠る恋人の姿があった。
*********
事の発端は数日前。アスナが「ミトとお酒飲みたい」と言い出した処から始まる。
「でも、女の子二人で夜出歩くのは怖いわね……」
しかも、お酒飲む前提なんてとんでもない。続けたアスナは、名案!とばかりに手を叩いた。
「そうだ!キリト君の部屋でやればいいんじゃない?」
以上の経緯を経て、『第1回親友だけのクリスマス飲み会』がキリトの下宿先で開催されることとなった。
「ごめんね~桐ケ谷君。下宿先借りちゃって。深澄も付き合ってくれてありがと」
「大丈夫。私も明日奈と一緒にお酒飲むの、ちょっと楽しみにしてたから」
「………まぁ深澄が楽しいならいいけど」
せっかくのクリスマスなのだから2人で過ごしたかった。分かりやすく顔に出ているキリトを、さらりとスルーして明日奈はグラスを掲げる。
「それじゃあ改めて。お互い20歳おめでとう&メリークリスマス!」
「メリークリスマス」
「………メリクリ~」
既に酔っているかのようなハイテンション。平静であろうとするも抑えきれないワクワク。色々と諦めた乾いた声。
三者三様のメリークリスマスがこぢんまりとしたワンルームに木霊する。
改めて明日奈自身と深澄が20歳を迎えたことをクリスマスを祝う。それが明日奈の発案で始まった小さな宴会の主旨だ。妙齢の女性──しかも2人ともとびきりの美人──だけで外でお酒を飲むのは些かならず危険だ、ということで深澄と交際し且つ都内の大学に通うために下宿している和人の部屋に白羽の矢がたったというわけだ。
コツンとグラスのぶつかる音ともに明日奈と深澄にとって初めての飲み会が幕を開けた。
そして、宴は加速する──────────。
*********
「かずとは、ふくにゃんかきてあつくないのぉ~?」
かなりアルコールが回り、怪しくなった呂律で深澄はとんでもないことを呟く。
いや今日が何の日かお忘れか。クリスマスイブ──つまりは真冬なのですが。熱いはずがござらんのですが。
呂律以上に妖しい深澄の姿をなんとか意識しまいと和人は後退る。
そんな彼を逃がしてなるものかと追いかける深澄は既にシャツを脱いでキャミソール姿になっている。
SAOにいた頃に比べてかなり成長した胸の谷間が惜しげもなくさらされ、どうしようもなく和人の視線を引き付ける。
「やばっ、壁が……」
ドスン、と背中がぶつかる感触で和人は壁際に追い詰められたことに気付く。
「あはは~つかまえた~」
壁を背にして座るような格好になった和人の腰に、深澄が抱き着く。お腹に顔をうずめるように頬ずりしながら、彼女は満足げに息を漏らす。
その………本当に勘弁してほしい。その体勢だと、何処とは言わないが深澄の質量兵器が俺の下腹部にジャストフィットして………ああああその状態で動かないでいい感じの刺激がふにふにと柔らかいいいいい!!
「ねぇかずと」
「な、に?」
「おっきくなってる」
「~~~~~ッッ!!」
バレておりましたか。いやそりゃバレるよな。深澄自身こういうのが俺に
これを躊躇なくやってくる酔っ払いって怖い、和人がアルコールの恐ろしさに遠い眼をしていると、ガチャガチャと金属のこすれる様な音が聞こえてきた。主に彼の腰のあたりから。
「み、深澄さん!?何をしていらっしゃる!?」
「ええ~くるしそうだからだしてあげよっかな~って」
「だ、ダメだって今は明日奈がいるんだし……!」
「あすなならさっきかえったよ~?」
なんということでしょう。確かに「お手洗い借りるね~」と行ったきり戻ってこない。さっき聞いた玄関のドアが開いて閉じる音は幻聴では無かったのか………!?
「ねぇかずと」
「………はい」
これはもう逃げられない。というかここまで来たら俺も楽しんだ方がイイのでは?
若干の自棄と共にそう考える和人は深澄の言葉を予想しつつ返事する。彼自身、独りだけアルコールではっちゃけられないことに若干の不満はあったらしい。
「こんやは、いっぱいシよ?」
「…………寝かさないからな!」
上目遣いで小首をかしげる仕草に思わず叫びながら、和人は深澄の肩に手をかけた。
*********
「もしもしリズ?作戦通りキリト君と深澄を二人っきりにしたよ~」
『ナイス、アスナ!……で?どう?2人の様子は』
「深澄がイイ感じに酔ってたから今頃キリト君、押し倒されてるんじゃないかな~」
「よござんす。………あの二人も付き合ってるならそれらしいことしてくれないとね」
「うん。いつまでも未練たらたらじゃいられないもんね」
「ほんとよ。ふたりでイチャついてるかと思えば『そういえば最近忙しくてあまり話してないわね』とか言い出すのよあの子。
キリトの方も『深澄が寂しくないなら大丈夫じゃないか?』なんてさ。淡泊すぎるにも程があるでしょ!」
「あはは………」
電話越しに気炎を上げるリズの言葉にアスナは乾いた笑いをこぼす。実際彼女の言う通りで、SAOから帰ってきてはや3年。当然、ゲーム内で結婚までしていた深澄と和人の交際も同じだけの期間になる。
…………恐ろしいことに。深澄は未だ処女なのだそうだ。何を言ってるかわからない?私にもわからない。
某フランス人のような事を考えながら明日奈は呆れた、と呟く。
曰く。『キリトとはゲームの話してる時が一番楽しいし、泊まりってなっても結局夜通しゲームして終わるから』と。
それを聞いた明日奈は、あまりの不健全さに絶叫しそうになった。
高校生、大学生のカップルがヤることなんて他にあるでしょ!セ〇クスとか、セッ〇スとか、セック〇とか!
その事情を聴いたリズベット以下、リーファ、シノン、シリカ、アリスのいつもの面々は口々にキリトへ、ヘタレだのインポ野郎だのと罵詈雑言を吐きだした。
これは誰かが背中を押さなければ奴ら付かず離れずで一生終わる、と満場一致を見た彼女らによって今夜の作戦が決行されたのだ。
即ち。『第1回親友だけのクリスマス飲み会』改め、『深澄を酔わせて性欲に正直にさせよう大作戦』である。
──────────余計なお節介と言うなかれ。深澄という最愛を持ったキリトにうっかり惚れてしまった彼女らには、『キリトは絶対に手に入らない』と思わせてくれるイベントが必要だったのだ。
かくして、聖夜の謀略は完璧な成功を見せた。
*********
「はっ、ん、かずと、そこ、ばっかり……」
ざらざらとした舌が赤く勃ち上がった深澄の突起を舐め転がす。その度にしびれるような甘い快感が深澄の全身を駆け巡る。
自分で慰めるときに指ではじくことはあったが、こうはならなかった。
未知の性感にミトは声を震わせる。
「じゃあこっちも」
「待っ、同時、ダメっ……ぁんっ」
和人の右手を深澄の秘肉を包み込む。やわやわと揉むような愛撫が乳首への刺激と共に深澄を絶頂に追い込んでいく。
「んっ、気持ちっ、ああっ……!」
それだけでミトの秘裂からはしとどに愛液が溢れ出る。
蜜で濡れた手を見ながら、キリトは指先をソコへ侵入させる。
「ふぁっ……!」
甘い喘ぎと共にミトの体が一瞬跳ねる。どうやら、指の挿入だけで達してしまったらしい。
「すごいな……。深澄のアソコ、きゅうきゅう締め付けてくる」
「い、言わないで………」
「このままだと、多分痛いから解すぞ」
「あんっ、んんっ………はぁっ」
言って、和人は指先を小刻みに曲げては伸ばす。それの動きが深澄の膣壁をくにくにと刺激し、洪水のように愛液を誘発する。
深澄は必死に声を上げまいと口を一文字に結ぶ。苦しそうにも見えるその表情はしかし、目の前の男を昂らせるだけだ。
「ごめん」
一言謝って、和人は深澄に口付ける。そのまま引き結ばれた唇を舌で割って、彼女のそれを絡めとる。
「んふっ!?」
予想だにしなかったキスに深澄が目を白黒させるのを尻目に、和人は舌を動かし続ける。
ぎこちなく答えてくる深澄の舌と絡め合いながら、互いの唾液を混ぜ合う。
陰と陽、男と女。混ざりあった体液はどうしようもなく官能的な味わいを醸し出す。
情熱的なキスに気を取られてか、力の抜けた女陰をここぞとばかりに刺激する。指を曲げるだけだった運動を掌全体で揉むような愛撫へと変える。固くなった手の平で陰核を擦り、内側からは、探り当てたGスポットを刺激する。
「ん、は、あふっ……んんっ!………………はぁ」
口を塞がれて声も出ないまま、深澄は絶頂する。弛緩した陰唇から漏れ出る愛液がベッドのシーツを濡らすのにも気付かず、深澄は荒い息を繰り返す。そして──────。
「きりとぉ…………もっとほしい………」
アインクラッドでの呼び方で。彼らが夫婦だったころのように、甘く切ない声で深澄は和人を求める。
正直、もう少し優しくするつもりだった。
SAOでは何度か経験しているが、現実では今夜が初めてだ。当然深澄は処女であり、初めての挿入には男性である和人には想像するしかない痛みがある筈だ。
だから、できるだけ蕩けさせて痛みを感じる暇もないほどトロトロにしてから、本番に臨むつもりだったのに。
「そんな風に言われたら、我慢できないだろ………!」
ガバリ、と押し倒した深澄の脚を力ずくで開けさせて。
和人は自身の分身を宛がった。
「んはああぁっ!!」
一際大きな嬌声と共に、深澄純潔が貫かれる。僅かな痛みと内臓まで響く快感が、彼女の体を駆け巡る。
「きっつ………。これが、ナカかよ」
はふはふと息をするしかできない深澄の姿に愛おしさと興奮を感じながら、和人はゆっくりと動き始める。
緩慢な動作で義理着まで引き抜き、ゴリゴリと膣壁を削るように押し当てながら挿入する。
そんなピストンを数回繰り返しただけで、またしてもミトは達したらしい。
ただでさえ気が狂いそうな程締め付けてくるというのに、その瞬間は尚更だ。こちらの精液を搾り取ろうとするかのような本能的な動きに、和人は堪えきれず射精した。
「~~~~~~~ッッッ!!」
膣の奥深くでゴムが精液によって膨らむ感触に深澄は声にならない嬌声を上げる。
最後に一際大きく腰を跳ね上げて、深澄は意識を手放した。
*********
そして時は冒頭へ戻る。
和人の射精を避妊具越しに受け止めて気絶した後も、しばらくして目を覚ます度に深澄は性行為をねだってきた。
それは初めての快楽におぼれている様でもあり、和人と──キリトと出会ったことで少しずつ埋まっていた傷の最後の断片を埋めようとしているかの様でもあった。
息も絶え絶えになりながら、快感と、そして愛情を得ようと腰をふる彼女の痴態は言いようもなく卑猥で、美しかった。
息絶えたようにベッドに沈む様ですら、一枚の絵画のようだと和人は思う。
全く。栗色の髪のサンタクロースはとんでもないプレゼントを置いていったものだ。
「来年は、指輪でもプレゼントしようかな………」
1年経てば和人も20歳。まだまだ大学生のみで結婚は難しいだろうが。
──────────まぁ婚約くらいは赦されるだろうから。