淫蕩王ベルムハルト 作:ヒステリア
「な、何してるんだ!? み、見てないから早くスカートを下ろして――」
いきなりスカートをたくし上げる侍女に、クラウスは視線をそらしながらそう口にする。
しかし……。
「クラウス様、目をそらさないで……もっとよく見てください。この日のために選んだ下着ですから……」
そう言って侍女はさらにスカートを上げる。
陰部の形が浮かんでいる黒い下着と、そこから伸びている白い太ももにクラウスは目を奪われそうになるが、すぐに理性を叩き起こし、自身の腕で目を覆った。
厳格な国王が治めるシュトゥラ王国では、家臣達も王族も滅私奉公や無私禁欲が尊ばれている。
故に、王子であるクラウスとて、このようにあからさまな誘惑を受けるのは初めてだった。
……もっとも、この国やこの城でまったくそういう事が起こってないかというと、そうでもないのだが……。
腕で目をかばいながら、クラウスは再び言葉を吐きだす。
「――そんなことをされても困る。僕はこの国の世継ぎとして、他国の姫や貴族の中から妃を迎えなくてはいけない身で、君を娶る気も資格もないんだ……だから、そんなことはやめてくれ……」
「婚姻なんて、そんな恐れ多い事は望んでません。お疲れになったクラウス様をこの体で慰めて差し上げたいだけ。クラウス様は何も考えず、お望み通りこの体を好きにしていいんです。オリヴィエ様にも告げ口なんてしませんから」
「そんなことするわけにいかないだろう……それに、オリヴィエと僕はそんな関係じゃあ……」
そこまで言ってクラウスは考える。
この状況を脱するにはそう思ってもらった方がいいんじゃないか。実際、宮中でもそういう話は出ているし、個人的にもオリヴィエの事は好ましく思っている。
「――そ、そうだ。聖王連合との友好のため、オリヴィエと僕はいずれ婚約の契りを結ぶことになるかもしれない。そんな僕が彼女の知らないところで、他の女性と関係を持つわけにはいかない。君だってオリヴィエを裏切る事なんてできないだろう!」
そう言ってクラウスはぶんぶん首を振る。それを見て侍女はため息をついた。
「……やっぱり、殿下がこんな誘惑に乗るわけがありませんでしたか」
そう言いながら侍女は先ほどまで浮かべていた淫靡な笑みを消し、スカートを下ろす。それを見てクラウスは彼女の意図を察した
「まさか……僕を試していたのか?」
「申し訳ありません。殿下が未来のお妃様に操を立てられるか、この身をもって試させていただきました。オリヴィエ様は私にとっても大切なお方ですので」
頭を下げながら告げる侍女を前に、クラウスも腕を下ろし、盛大な息を吐き出した。
「……びっくりさせないでくれ。僕だって男だ。もし欲情を抑えられず、君に手を出そうとしたらどうするつもりだったんだ」
クラウスの問いに侍女は口許に手を当てながら「そうですね」と考え……。
「その時は本当にクラウス様に身を委ねていたかもしれません……婚姻など関係なしに、あなたに抱かれてみたいと思っているのは本当ですから」
そこで侍女はまた蠱惑的な笑みを浮かべ、こちらに近付いてくる。
まさかとクラウスは身構えるが、彼女は紅茶の入った茶器を持ち上げただけだった。
「それでは私は失礼します。殿下もそろそろお休みくださいませ」
「あ、ああ……そうさせてもらうよ。今日は疲れたからね」
笑いながら辛い返事を返すクラウスだったが、侍女はふふっと笑みをこぼしながら一礼し、そのまま退出していった。
それを見届けて、クラウスは再び重いため息を吐く。
「驚いた……まさか彼女があんなことをするなんて」
……一歩間違えたら、あのまま手を出していたかもしれない。
そう思った瞬間、頭の中に彼女の下着とむっちりとした太ももが浮かんでくる。
クラウスは頭を大きく振って、頭に浮かんだ雑念を無理やり追い出し……。
「今日はもう寝よう……本当に疲れが出てきた」
独りごちながら彼は服も着替えずベッドに倒れ込む。そして、分身が熱い熱を放っているのに気づいた。
――本当に潔癖な方ね。興味がないわけじゃないでしょうに……今頃は自分を慰めている頃かしら。
そんな事を考えながら侍女は廊下を歩く。覗きに行ってみたいと思ったが、クラウスに見つかったらもう彼の傍にはいられなくなるだろう。
“あのお方”のように欲望に忠実な男も嫌いではないが、クラウスのように純情な男の方が好みだ。
彼のような好青年が獣欲をむき出し自分の体にむしゃぶりつくのを想像しただけで、体が熱くなる。
「…………」
そこでふと彼女は足を止め、クラウスが口を付けたカップに目を落とす。
そして誰もいないのを確認して……。
「んっ……」
彼女はコップを傾け、すっかり冷めきった、クラウスが飲み残した紅茶をゆっくり時間をかけて飲んでいく。
「…………ふうっ、美味しい」
紅茶を飲み終えると、彼女はぺろりと唇を舐めて感想を漏らした。
愛しの男と熱い口づけを交わした時のような、淫靡な笑みを浮かべながら……。
一方その頃、舞台は再びヘンディガン王国に戻る。
ヘンディガンの王都から少し離れた地方にある屋敷……その奥に設けられた談話室で、客人たる貴族達の前に立ちながら、この地を治めるマルグレー伯爵が熱弁を振るっていた。
いずれも、王宮の会議に集まっていた者達より一回りか二回りは若い。
「あの放蕩者――ベルムハルトが王位に就いてから二年。我々や民達は、あの男の尖兵として近隣国への侵略に加担させられてきた。
その結果、我々は血を流しながら戦うことを強いられ、騎士達にも徴兵した民達にも大きな犠牲を払うこととなった。また侵略されたかの国々も富や物資のことごとくを奪われ、窮状に喘いでいると聞く。
そのような非道が行われてる中、あの男は何をしていたと思う。城に残していた情婦と享楽に耽っていたというのだ!
あれがこの国の至尊の姿なのか!?
『強盗王国』と呼ばれている今のこの国が――誉れ高き『リベルラント王国』の姿だろうか!?
今一度問いたい――ベルムハルトは王に相応しき男だろうか!!」
マルグレーが問いかけると、椅子に座って耳を傾けていた貴族達が一斉に立ち上がった。
「違う! 奴は王位を奪った簒奪者だ!!」
「愛人、ましてや領主夫人という立場にありながら陛下と関係を持った淫売が生んだ落胤に、王位を得る資格などない!!」
「真に王位に相応しき方をお迎えし、『リベルラント王国』を復活させよう!!」
その後も彼らは口々にベルムハルトを糾弾し、かつての『王国』を取り戻そうという声が部屋中にこだまする。
しかしそんな中、ただ一人沈黙していた男が声を上げた。
「だが、陛下亡き後の内乱で、王族のほとんどはベルムハルト軍に捕らわれ、処刑されたと聞く。奴を除いたとしても、この国の王位に就く方がいらっしゃらないぞ」
その言葉に皆は一様に静まりかえる。
彼の言う通り、王族のほとんどは内乱で死に絶え、先王の血を引く者はいまやベルムハルトただ一人。例え妾が生んだ庶子であろうと、彼以外に王位に就ける者がいなかった。
無論、王族と血縁関係にある者がいないわけではない。貴族達の中には王族と縁戚にある者も多い……というより、大貴族のほとんどはそれで権勢を強めてきただろう。
だが、彼らの間に明確な序列があるわけではない。一番爵位の高い公爵でも五人はいる。
ベルムハルトを倒しても、今度は諸侯達が王位を巡って争い、その間に聖王連合やシュトゥラにこの国を滅ぼされる危険は非常に大きい。この二年間の間にしてきたことを思えばなおさらだ。
だが……。
「その心配は無用だ。ベルムハルト以外に、陛下が残された遺児がおられる事が判明した。すでに私が発見し、この屋敷にお留まりいただいている」
「――なに!?」
「本当か?」
貴族二人が問いかけるとマルグレーは固く頷き、貴族達を見回しながらそれを口にした。
「実は皆に紹介したいと思い、会議の前からずっと隣の部屋でお待ちいただいている……どうだろうか?」
『来てもらってもいいか』という問いに、何人かが首を縦に振り、残りの者達も頷いたりマルグレーをじっと見る。
それに対して彼も固い頷きを返し、隣室に続くドアに向かって声を放った。
「…………リゼリアム殿下、お入りください」
マルグレーが言った途端、扉は執事二人の手によって開かれ、その中から純白のドレスを着た美女が黄金色の髪をたなびかせながら歩き寄ってくる。その後ろには侍女二人が影のように付いてきていた。まるでこの屋敷の主のように……。
当の城主、マルグレーはリゼリアムの傍に寄ってきて、彼女の手を取り、その甲に口づけをした。
そして彼は“王女”とともに貴族達に向き直る。
「紹介しよう。このお方が、お隠れになった国王陛下の血を引く王族の一人――リゼリアム殿下である。信じられないと思う方もいるかもしれないが、このお方は我々などより高い教養と作法を備えており、ご尊顔からはヘンリエル陛下の面影もうかがえる」
マルグレーの説明を聞きながら、貴族達はまじまじとリゼリアムという王女を見る。確かに今の歩き方一つからも、高い品性が備わっているのが見て取れる。それに彼女の容姿も、先王へンリエルに似ているところがいくつかあった。
「私はリゼリアム様を一目見てもしやと思い、ここにお招きして直に言葉を交わし確信した。このお方こそヘンリエル陛下のご息女――正当な王位継承者であられると。……殿下、恐れながらお願いする。ここにいる一同に、殿下の御声を聞かせてはいただけないでしょうか」
マルグレーの求めにリゼリアムはこくりと頷き、その口を開いた。
「皆。今日は遠路はるばる、よくここまで足を運んでくれました。伯爵ともどもお礼を申し上げます。
私はリゼリアム・D・N・リベル。国王ヘンリエル五世を父に持つ、正当な王族です。故あってこの地に逗留し、内乱以後はマルグレー伯爵に保護され、この屋敷に留まっています」
凜として放たれた、王女の言葉に貴族達はじっと耳を傾ける。それを受けながらリゼリアムは再び口を開いた。
「国王陛下が身罷られてから二年……無益な内乱の末にこの国はベルムハルトという悪漢の手に落ち、国に住まう人々は彼の圧政に苦しみ、多くの国が略奪され焼け野原と化してしまいました。国王……父が今のこの国と隣国の惨状を見たら、なんとお嘆きになるでしょう。私はこの国を治めるべき王族として、そして忌まわしくも彼と同じ血を持つ『兄妹』として、ベルムハルトの暴走を止めたいと願います――どうか私とマルグレー伯爵にその力をお貸し
最後の一言に、マルグレーは眉をひそめる。
一方、貴族達はわずかな“言い間違い”など気にも止めず――。
「もちろんです、王女殿下!」
「この身を賭してでも、なんとしても
「ともにベルムハルトの悪逆に終止符を打ち、『王国』を再建しようではありませんか!」
彼らは口々に忠誠の言葉を吐き出し、ある者が王女に片膝を付いた途端、他の者達も倣う。
それに対し、王女は彼らへの感謝と栄誉を称える言葉を口にする。
そんな彼女の隣で、マルグレーはひっそりと唇の端に笑みを浮かべた。
それから夜も更けて、貴族達が屋敷を辞した後、マルグレー伯爵とリゼリアムは寝室にいた。
昼の時とは違い、マルグレーはリゼリアムの前で無遠慮に肩を揺らす。それを見てリゼリアムは急いで彼のコートを脱がし、そばにあるスタンドにかけた。まるで彼に仕える侍女のように。
実際に――
「リゼ」
「――っ」
マルグレーに名を呼ばれた瞬間、リゼリアムと名乗っていた少女はびくりと肩をすくませる。
そんな彼女にマルグレーは優しく肩に手を置いた。
「よくやった。これで王位復権という名目のもと、多くの諸侯が私に付いてくれるだろう。他の貴族達にもこのことが伝われば、より多くの諸侯と兵がここに集まってくる」
「あ……ありがとうございます。伯爵さまのために、一生懸命がんばりました」
リゼの言葉にマルグレーは満足そうに頷き……。
「“リゼリアム王女”という旗印と、そのもとに結集した軍勢、そして『聖王連合』の後ろ盾があれば、あのならず者など恐るるにたりん。よくやってくれたリゼ……ただ」
「た、ただ……?」
マルグレーの瞳に冷酷な光が灯ったのに気づき、リゼはたまらず聞き返す。
そんな彼女の頬に手を伸ばしながらマルグレーは言った。
「最後に
「ご、ごめんなさい! 最後だど思ってつい――きゃっ!」
訛りの入った謝罪を口にした瞬間、マルグレーはリゼの頬をひっ叩く。
よろめき、床に倒れるリゼを見下ろしながらマルグレーは吐き捨てた。
「その訛りのせいでお前の素性に気づいた者がいたらどうする……いや、気づかないふりをして合わせている者もいるかもしれんな。嫡系が途絶えた以上、王の血を引く者なら誰でも欲しい状態だ。――とにかく、二度とその訛りを口にしないように明日からまた徹底的に話し方を練習しておけ」
「はい……申し訳ありません、伯爵さま」
床に這いつくばったままうなだれる娘を見下ろしながら、マルグレーはため息をつく。
彼が治める領地一帯は方言の癖が強く、特にリゼが育った村は訛りが激しい。
マルグレーが見つけた時の彼女は、容姿は親に似てかなり整っていたものの、肝心の中身は知性も教養もないただの田舎娘だった。それをここまで仕立て上げるのは苦労したものだ。
「まったく。陛下の子とはいえ、所詮は母親とともに捨てられた落胤か……だが、ベルムハルトを蹴落とすにはお前のような者でも必要だ……もう一度お前の立場を教え込んでやる。こっちへこい」
「はい、伯爵さま……」
返事を聞く前にマルグレーはリゼを引っ張り起こし、部屋の片隅に鎮座するベッドへと向かう。リゼは逆らう素振りもなく、黙ってされるがままになっていた。
「開けろ」
マルグレーはベッドに座ると、その一言だけを口にする。リゼはそれだけで彼の言わんとすることを察して彼の前に跪き、ズボンのチャックを下ろし、いきり立った彼の逸物を取り出した。
「母親とともに極貧生活を送っていたお前を拾い、ここで不自由のない生活をさせてやっているのは誰だ」
「……マルグレー伯爵さまです」
逸物を眺めたまま答えるリゼに、マルグレーは「そうだ」と頷き。
「お前は私に飼われている牝犬だ。国王の娘だろうと、私がいなくてはその日の糧を得る事も叶わん……では、餌をもらうためにどうするべきか……わかるな」
「はい……犬として、
今日一日洗っていないマルグレーの逸物を、リゼは躊躇いなく口に含み、口内で亀頭を舐め回す。
その刺激で逸物がさらに硬さを増した。
「ん……やはりこの光景はいつ見ても飽きん……私と同格の貴族どもが跪いていた王女が、私の摩羅に舌を這わせているのだからな。お前もずいぶん美味そうに舐めるじゃないか。そんなに美味いか、私の摩羅は」
「んぷ……はい、伯爵さまのマラ、とてもおいしいです……んちゅ……れろ、くちゅくちゅ」
逸物から放たれる、むせかえるような匂いと味を我慢しながら、男が喜びそうな言葉を返す。
王の娘と言っても、所詮先王が田舎娘を孕ませて出来た落胤。生きるも死ぬも伯爵の胸三寸だ。
自分も、故郷にいる母親も……。
――だから王女の真似でも、伯爵の相手でも、できることは何でもやる。
「はむ……んちゅ……伯爵さま……じゅぷ……気持ち、いいですか……れろ……物足りないならこっちの方も……」
リゼは口淫を続けながら、片手で竿を握りながら、もう片方の手で竿の真下にある袋を揉む。
その瞬間、マルグレーの口から快感と痛みが混ざった声が漏れた。
「んおっ――さすが下賤な娘。訛りは直せないくせに、男の喜ばせ方はよく知っておるわ」
「伯爵さまのためですから……してほしいことがあったら何でも言ってください……はふ、くちゅくちゅ……れろっ」
亀頭と竿と袋、その三か所を同時に責められ、一気に射精感がこみ上げてくる。
「出すぞ――全部飲み干せ」
「じゅる……はい、伯爵さまが出すザーメン……言われなくても全部飲みます――はむっ、ちゅるるるるるるっ!」
リゼは口をすぼめ、さらに舌の動きを早める。
その瞬間、逸物から熱い精液が噴き出した。リゼはそれをすべて口で受け止め、ごくごくと喉を鳴らしながら飲み込んでいく。
「んっ……ふぅ、伯爵さまのザーメン、やっぱりおいしいです……あっ、また大きくなった」
汚れたままの逸物を咥えた時と同様に、口内に残る苦さを我慢しながら美味しいとつぶやく。
そんな牝犬を見て、優越感と嗜虐心でマルグレーのものは固さを取り戻した。
「ではそろそろ本番と行くぞ。リゼ、服を脱げ」
「はい…………」
その命令にもリゼは顔を赤くすることもなく、淡々と服を脱ぎ、裸体を晒しながらベッドに上がる。
それを眺めながら、マルグレーも自身の服を脱ぎ捨て、鍛え上げた体と怒張を晒した。
「股を開け。昼間とさっきの褒美に私の子種を授けてやる」
「はい、伯爵さまのマラと子種、私も欲しいです――んっ」
言われたとおり、リゼは脚と股を、そして真っ赤な花弁を開き、相手に見せつける。その花弁からは透明な液が溢れていた。
「指も入れておらんのにもう湿っておるわ。では早速挿れるぞ――」
リゼの脚を掴み、マルグレーは己のものをリゼの入り口に突き入れる。
たまらずリゼは喘ぎ声を漏らした。
「ああっ――伯爵さまの、さっきより大きくなったのが私の
リゼの口から上がる嬌声に獣欲を刺激され、マルグレーは彼女の乳房を揉みしだき、激しく腰を振る。
そして、興奮で開いた口からは彼女の立場と、自身の優位を刻みつける言葉を吐きだした。
「いいか。ベルムハルトを始末した後、お前を一度だけ女王にしてやる。その後、お前は私と婚儀を結び、夫である私に王位を譲るのだ――わかるな」
「あんっ――はい、わたしは伯爵さまが王様になるための道具で……あなたを満足させるための牝犬です。この牝犬を存分に犯してください!!」
自身を牝犬と呼び、飼い主からの寵愛を求める“王女”の姿に刺激され、竿の奥から射精感が込み上がってくる。
「また出すぞ――しっかり孕め。子供がいた方が王位を受け取りやすくなるからな!」
「はい、伯爵さまの子供、しっかり孕みますだ――ひあああああああ――――!!!」
最後の最後で訛りまじりの嬌声を上げながら、リゼはマルグレーの子種を受け入れる。しかし、膣内に収まらなかった精液は、中から溢れてシーツにこぼれていった。
それを見てマルグレーは不愉快そうに鼻を鳴らす。
「馬鹿者め、孕むと言いながらこれだけの子種を無駄にしおって。まあ、今日ぐらいは許してやろう……その代わり、これを綺麗にしておけ」
マルグレーはそう吐き捨てながら硬さを失った一物を突き出す。
リゼは起き上がり……
「はい。綺麗にお掃除させていただきます……はむ……れろ……」
伯爵の野心によってリゼリアムと名付けられた、哀れな村娘リゼ。
伯爵が起こす戦がどうなろうと、彼女の境遇が変わることはない。
戦争描写をサクッと終わらせたら、次で『闇の書の意志』が登場する予定です。スパンキング、イラマチオ、獣姦、緊縛の後はどんなシチュエーションがあるだろう?