※この作品はR-18です。

淫蕩王ベルムハルト   作:ヒステリア

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第六話 闇の書の意志

 先王ヘンリエルの血を引く王女リゼリアムの王位復権を目的とし、マルグレー伯爵を中心とする『反ベルムハルト派』が引き起こした内乱。

 それは二年前の内乱とは比べものにならないほど、あっさりとした形で終結した。

 

 

 

 ベルムハルトに反感を持つ諸侯と彼らが擁する軍勢の数は相当の規模を誇っていたものの、その内部は傀儡であるリゼリアムの後見の座を巡って、マルグレーを筆頭に数人の諸侯が睨みを利かせ合い、足並みが揃わない状態だった。

 ベルムハルト軍はそこを突く形で奇襲を決行。王都近くに留まったまま動かない反乱軍を守護騎士『ヴォルケンリッター』を先鋒とした一軍が強襲し、大打撃を与えたのである。

 

 その後リゼリアム王女の正体が、王族としての知識をかけらほども持たない田舎娘であるとの情報がど(・)こ(・)か(・)ら(・)か(・)流出し、それを知った他の諸侯やマルグレー軍含める騎士達は混乱。二度目の激突を待たずして、反乱軍は内紛状態に陥った。

 さらにその後、リゼリアムことリゼの元には『故郷にいるとされる母親は、リゼリアム王女の秘密が漏れる事を恐れたマルグレーの命ですでに抹殺されている』との報が届き、それを知ったリゼの精神は崩壊。反乱軍の御旗としてまったく役に立たない状態となった。

 

 これを知って『聖王連合』は早々にヘンディガンから撤収。後ろ盾を失い孤立したマルグレーは他の諸侯によって“処刑”され、『降伏の証』としてその首を捧げられることとなった。

 

 

 その結果……反乱の終結とリゼリアムの排除によって、ベルムハルトは名実ともに『正当なヘンディガン王』となり、自らの地位を盤石なものとする形となった。

 

 

 

 その一方、敗者となった諸侯の中で有力な力を持つ貴族達は、ある者は公衆の面前でギロチンにかけられて首を落とされ、ある者は領地を没収されてベルムハルト直轄の荘園で死ぬまで酷使される事となった。

 表向きの主導者であるリゼリアムは処刑こそ免れたものの、その身柄は王宮の近くにある拘留場に送られ……。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「どうだ王女様、うまいか、俺達のチンポとザーメンは」

「んっ、くちゅくちゅ……兵隊さんたちのチンポとザーメン、おいしいですだ♪ もっと、もっと王女さまにザーメン飲ませて……あむっ――れろれろ」

「へへっ、まだ飲み足りないっていうのかよ。だったら、訛(なま)ったまま俺のことをお兄ちゃんって呼びながらチンポしゃぶってくれ。そしたらザーメン飲ませてやるよ、チンポ狂いの王女様」

「はぁい♪ おにいちゃんのこと、おにいちゃんって呼びながらチンポしゃぶっから、チンポ狂いの王女さまにザーメン飲ませてくだらい……じゅっぽじゅっぽ……おにいちゃん、気持ちいい? ならあはやくザーメンだしで。じゅぷじゅぷ――――んんんっ!!?」

「もう待てねえ、次は俺の番だ! チンポしゃぶりながら俺の相手もしろ!」

「んむううう! おにいちゃんのチンポなめてる間に、べつのチンポがはいっちゃってる! はあああ――おいしくてきもちよくて、リゼどうにかなっちゃううううう!!!」

 

 むせかえる性臭が充満する狭い部屋の中、リゼは上と下の口で一糸纏わぬ兵士達の相手をしていた。

 その目に光はなく、四六時中男のモノを求め続ける姿は快楽に溺れきった淫女そのもので、“リゼリアム王女”を演じていた時とは似ても似つかない。

 そんな彼女を見ながら、何人かの兵が下卑た笑いを上げた。

 

「はははっ。とんだ淫乱女だな。娼婦だってあそこまで乱れねえよ。獣姦狂いになったレティシア姫といい、王女様がセックスを覚えたらみんなあんなんになるのかねえ」

「公式発表じゃ、母親が死んだショックで気が触れたところを伯爵達に色々吹き込まれて、自分は王女だって思い込んだって話だけどな。あの好色王が手込めにしないあたり、本当に王女(兄妹)かもしれねえけど」

「キチガイに手を出すほど飢えてねえだけだろう。また新たに愛人増えたっていうし。……それよりあの腹、この前より膨らんでるんじゃねえか。ありゃもしかして……」

 

 その言葉に何人かがリゼの腹に目を向ける。その腹は一週間ほど前よりわずかに、だが確実に大きくなっていた。

 

 

――あれ、またおなかの奥でなにかうごいた……そういえば、伯爵さまに子供はらめっていわれてたっけ……兵隊さんたちの子供かもしれないけど…………

 

「うっ、出すぞ――しっかり飲めよ王女様!」

「こっちもだ――マンコの中に出すぞ!」

「……いいよ。お口にもマンコにも、おうじょさまのなかにいっぱいだしで――はぶ――――じゅるるるるるる!!!!」

 

 

……だれの子供でもいいや………わたしが産むのに変わりないんだし…………。

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

『Vervollständigte die Sammlung von über 400 Seiten. Sie wollen das Masterstudium beginnen?<400頁以上の蒐集を完了しました。『管制人格(マスタープログラム)』を起動しますか?>』

 

 玉座の間にて、今回の戦で得た魔力の蒐集を終えると同時に、『闇の書』は主達の真上を飛び、術式言語でそんな問いを投げてくる。

 “管制人格(マスタープログラム)”の外見を知っているベルムハルトなら当然――

 

「もちろんだ。早く管制人格とやらを出してくれ」

 

 少なくない手間をかけた苦労が実った事と、新たな雌への期待から、ベルムハルトは笑みを浮かべながら『管制人格の起動』を命じる。

 それに対して――

 

『Verstanden. das Masterstudium starten<了解。管制人格(マスタープログラム)を起動します>』

 

 その言葉とともに、『闇の書』は紫色の光を放ちながら頁(ページ)を開き、そこに一頁分びっしり書かれていた術式が黒い塊となって、『闇の書』から這い出てくる。

 

 そして、塊はベルムハルトのすぐ手前で留まり、その中から二本の腕が塊を突き破ってきた。まるで蛹(さなぎ)から出てこようとしている成虫のように……。

 そうしている間に塊は見る見る砕け散り、中から一人の美女が姿を現した。

 

 銀色の長い髪に、赤い瞳、背中に二対付いている黒い翼……一目見てただの女ではないことがわかる。

 “彼女”を知っているはずの守護騎士達も、緊張の面持ちでその出現を見守っている。

 そんな中ベルムハルトは、『闇の書』から現れた“管制人格”の整った容姿や豊満な胸、丈の短い服からはみ出た太ももに目をやっていた。

 

――確かにシグナム達が言ってた通り、見た目は極上、それに抱き心地もかなりよさそうだ。ベッドでの相手と(・)し(・)て(・)な(・)ら(・)文句はないな。

 

 一方、管制人格は主の下卑た視線や考えをも受け止めるようにじっと見返し、彼の前に降りて床に片膝をつけた。

 

「我が主、お初にお目にかかります。私は“魔導書”の管理と運用を司る『管制人格』でございます。此度の主にお目見えできたこと、誠に嬉しく思います」

「……『闇の書の主』、ベルムハルト・S・L・ヘンディガンだ。俺に忠誠を誓い、そ(・)の(・)身(・)の(・)す(・)べ(・)て(・)を捧げると言うなら歓迎してやろう。顔を上げろ」

「……はっ、主ベルムハルトがそうおっしゃられるのならば」

 

 ベルムハルトの命令通り、管制人格なる女は顔を上げて主を見返す。

 一方、彼の性格をよく知る騎士達は、ベルムハルトが言った言葉の意味を理解し眉をひそめる。

 現にベルムハルトは頷きながら……

 

「夕食と風呂を済ませたらすぐ俺の部屋に来い。お前の忠誠心がどれほどのものか試させてもらう」

「……なんなりとお命じください。私も騎士達同様、主に尽くすために造られたものですから」

 

 管制人格も主が言わんとすることを察している様子で、その命令(求め)に応じた。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

「……ちゅ、はむ……ちゅる……あっ――」

 

 ベルムハルトは管制人格の唇を侵しながら、両手でも収まらないほど豊満な乳房を鷲掴み、彼女の身体を堪能する。

 

「はあ……ある、じ…………んっ」

「思った通りいい抱き心地だ。『闇の書』やお前達を造った製作者とやらは、性処理人形(ダッチワイフ)を造る才能もあったらしい。そいつには何回ぐらい抱かれたんだ?」

「……亡くなられた奥様に瓜二つとのことで……んんっ……一度だけ、寝所を共にさせていただきました……」

 

 下の口を指で責められながらも、彼女はその時のことを口にする。想像とは裏腹の惚気話(ロマンス)に鼻白みながらベルムハルトは言葉を返した。

 

「一度だけか……自分好みに作った上にここまで抱きがいがある仕上がりにしておいて。そいつは不能だったのか、それとも一回抱いただけで飽きて他の人形に乗り換えたのか?」

「――!」

 

 彼女はきっと目を細くする。それを見て、ベルムハルトの口から嘲るような笑いが漏れた。

 

「はっ。最初のご主人様をこけにされたのが癪に障ったか、それとも自分やあの騎士どもが人形と呼ばれたのに腹を立てたか。ようやく感情っぽいものが出てきたみたいだな」

「……なんと言われようと、何をされようと、あなた様に対する忠節は揺るぎません。主のなさりたいようになさってくださ――んああっ!」

 

 主からの指摘を否定するように、彼女はただ忠誠の言葉を繰り返す。それが気に障ったのかベルムハルトは彼女の入り口に指を差し込んだ指をさらに伸ばし、その奥を塞いでいる膜らしいものを突いた。

 

「前の主と何度ヤろうが、『闇の書』から召喚される度に処女に戻るか……シグナム達もそうだったが、とんだ変態仕様だな。とても一回しか手を出さんウブの所業とは思えんが。今までの間に、指で処女を失ったことは何度ある?」

「んく……五回ほどあります……三回は女性の主、あとの二回は男性の主の趣向で――いい゛ぃぃぃっ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 処女膜に爪を突き立てられて彼女は苦悶の声を漏らす。ベルムハルトは膜に立てた爪をゆっくり動かした。

 

「経験済みの割にはいい声で鳴くな。このまま指で破るか、俺のモノで破るか……好きな方を選べ」

「くぁ……わ、私はどちらでも構いません……主がお望みな方を……ぅくぅぅ――」

 

 指で強引に膜の一部を剝がされ、彼女は苦痛に顔を歪める。

 しばらくの間剥がれた膜に指を這わせた後、ベルムハルトは手を引っ込め、彼女は思わず安堵の吐息をついた。

 その時――

 

「――あがあああああぁぁ!!」

 

 ベルムハルトは突然己の巨根で膜を破り、そのまま入り口を貫く。いきなりの衝撃と苦痛に、彼女は外に漏れるほどの悲鳴を上げた。

 

「……どうした? 指でもモノでもどちらでもいいと言ったのはお前だぞ」

「ぎぁ……い、いきなりだったので思わず――あっ、ああああ――」

 

 とぼけたように問うてくる主に彼女は弁明するものの、そんなものに耳など傾けずベルムハルトは彼女の体を激しく揺すり、自らも腰を動かし始める。

 

「あああ……主のが私の中に…………い、いいです……」

 

 彼女の口から出た喘ぎに、性豪で知られるベルムハルトもわずかに気を良くする。

 しかし彼女が続けて口にしたのは……

 

「いいですよ……主のお好きなとおりにしてください……それが私の役目ですから……」

 

 その機械的な一言が癪に障ったのか、ベルムハルトはおもむろに彼女の豊胸を鷲づかみにし、注送を早めた。

 だが、彼女は痛がる素振りも見せず――

 

「主のがどんどん奥に……そう、そのまま一番奥まで――ふああああ!」

 

 部屋中に響く声で彼女は喘ぐ。一方、ベルムハルトは一言も口を開かず、彼女の膣内に何度も腰を打ち付けていた。

 

――面白くねえ。いつの間にかこの女がペースを取ってやがる……。

 

 そう思ったからか、ベルムハルトは握ってない方の乳房に舌を這わせ――

 

「あっ……今度はそこですか……かまいません。触るなり舐めるなり主の望むままに――いあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

 

 ぷっくりした乳首を思い切り噛みつかれ、さすがの彼女もつんざくような悲鳴を上げる。

 そんな彼女をいたわる様子など見せず、ベルムハルトはさらに注送を早める。そうしているうちに巨根の奥から射精感が伝わってきた。

 

「くぅ……ん……主のが熱くなって……いいです。いつでも射精(だ)してください……私もちょうどキそうなところですから」

 

 痛みにうめきながらも、彼女は主の絶頂を感じ取り、射精を促してくる。

 だが……。

 

「――黙れ、処理人形風情が。人形らしく黙って出されるのを待ってろ――っ」

「――っ! はむ……んちゅ……れろ……」

 

 ベルムハルトは自らの口で彼女の口を塞ぎ、口内に舌を突き入れる。彼女もまた主の口の中に自らの舌を入れ、互いに舌を絡ませる形になった。

 

「ん……くちゅ、ちゅぱ……ちゅっ……」

 

 口内で舌を絡ませながら、下半身を繋げたまま、二人は激しく体を振る。

 そうしているうちに、竿の奥から熱と射精感が込み上がってきた。

 

「主のものが熱くなって……出して……我慢しないで、私の中に出してください……」

 

 唇を離して彼女は射精を促す。我慢という言葉にベルムハルトは反発を覚えながらも……

 

「……いいだろう。お望み通り中に出してやる――しっかり飲み込めよ、ダッチワイフ」

「はい、主のお情け、しっかり受け止めさせていただきます……あっ――ああっ――ああああああっっ!!」

 

 罵りながら腰を突き上げた瞬間、ベルムハルトの巨根は彼女の奥にぶつかっておびただしい精を放った。

 主からの精を受け止めてから、彼女は自分の下半身を見る。その中心に開いている入り口からは大量の精液と愛液がこぼれ落ちていた。

 

「まだ出てくる……今までの主達でもここまで出したことはないかもしれません……」

 

 呆れたような、感心したような声色で彼女はつぶやく。

 だが、ベルムハルトの逸物はなおも大きく膨らんだままだった。

 

「なに浸ってやがる。見ろ、俺はまだ満足していないぞ。昼に誓わせた通り、俺が満足するまで“その身のすべて”を捧げてもらおうか」

「……はい、主のお望みのままに」

 

 彼女が頷いた直後、ベルムハルトは彼女に覆いかぶさり再び行為を再開した。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 その後、さらに彼女の中に三回ほど精を注ぎ込んだところで、ようやくベルムハルトは行為を終え、彼女こと管制人格の肩を抱きながらシガーケースから取り出した葉巻で一服入れる。

 芳醇な匂いのする煙を吐き出したところで、ベルムハルトは管制人格に言葉をかけた。

 

「そういや、お前名前は?」

 

 短い問いに管制人格は首を横に振った。

 

「ありません。最初の主からは奥様と同じ名を頂いていましたが、しばらくしてからその名を返してほしいと言われてしまいまして。それ以来、騎士達からも今までの主達からも『管制人格』や『闇の書の意思』と呼ばれています」

「ちっ。融通のきかん奴らだ。これからヤろうって時にそんな名を口にしようもんなら勃ったもんもすぐに萎えちまう……気が向いたら新しい名をやる。以後はそう名乗れ」

「…………はい、そうさせていただきます」

 

 身勝手な理由ながら『新しい名を与える』という現代の主に、管制人格は戸惑いながらも頷く。

 それからしばらく、ベルムハルトは黙ったまま葉巻をふかし、黒い炭になった先端をすり潰したところで再び口を開いた。

 

「おい……一つ聞きたいことがある」

「なんでしょう? 私(・)に(・)答(・)え(・)ら(・)れ(・)る(・)こ(・)と(・)で(・)あ(・)れ(・)ば(・)なんなりとお答えします」

 

 そう聞くと、ベルムハルトは考えるように再び葉巻をふかし、そして今まで抱いていた問いをぶつけた。

 

「『闇の書』を完成させたら具体的に何が起こる? お前なら知ってるだろう」

「――!」

 

 それを聞いて管制人格はかっと目を見張る。

 対して、現在の『闇の書の主』たるベルムハルトは続けて言った。

 

「守護騎士どもは『闇の書を完成させたら莫大な力が手に入る』とか抜かしてたが――あれ嘘だろ。それが本当なら前の主どもが『闇の書』を手放すわけがない。そいつらがどうなったのか、『闇の書』を完成させれば何が起こるのか……管制人格とやらが出てきたら聞き出さなきゃならんと思っていたんだ」

「…………っ」

 

 管制人格は苦虫を噛み潰したような表情で唇を噛む。

 凍り付く彼女の肩を、ベルムハルトはぎゅっと掴んだ。

 

 

 

 管制人格への“調教”はまだ始まってすらいない。




 ベルムハルトでも最初ぐらいは普通に味わうだろうという事で、今回は(彼にしては)ソフトなセックスにしました。ラストで書いた通り、管制人格への責めはこれからですから……。
 この先は一気にクライマックスに進みます。それに比例してエロも薄くなると思いますのでご了承ください。あのエロメイドは必ず出しますがね(揺るがぬ意思)。
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