「……ヤりすぎたね」
「……ヤりすぎましたね」
あの後抜かずに5発くらい出してようやく治まった僕と先輩は、結局湯船に浸ることなくお風呂場を出た。
時間がヤバくなってきたので、シャワーだけで済ませたのだ。しょうがない犠牲だった。
「まったく、後輩くんは本当にドスケベだな」
「先輩こそ、無理とか言ってたくせに最後の方はノリノリでしたよね」
脱衣所で体を拭いて、あらかじめ備え付けておいた服を着る。お風呂に入る頻度が多いので、こういう着替え類は常に多数準備してある。
先輩のバカでかいブラジャーがカゴの中にいくつも並んでる光景は、いつ見ても壮観だ。
「後輩くんの方がノリノリだった気がするが?」
「先輩の方がノリノリでしたよ」
「いーや、後輩くんだね」
「いいえ、先輩です」
服を着させてあげる最中、先輩と子供じみた口論を開始してしまう。いやまぁ、その実態は口論なんて呼べない責任のなすりつけ合いなんだけど。
というか、体を動かさないでくれますかね。ブラジャーに包まれたKカップ爆乳が柔らかそうにプルプル揺れて、また襲いたくなってくるでしょうが。
「もー! 後輩くんの発情サル! ドスケベ! くそでかおちんぽ様!!」
「それ悪口なんですか?」
最後のは、なんか褒め言葉に聞こえたけどな。様って付いてたし。
しかし、それにしたって語彙力無さすぎる先輩だな。悪口を言い慣れてないのが丸わかりだ。
「えっとえっと、それから……んっむ!?」
だから、そんな口は塞いでしまおう。
先輩のぷにロリボディを抱き寄せて、そのまま唇を奪う。
「んーっ❤むーっ❤ぷあっ❤い、いきなり何するんだい後輩くん!?」
「ぷはっ……いえ。仲直りの印に、と思って」
欧米では、仲直りのキスとか普通にやってるらしいからな。日本ではやっちゃいけない、なんて決まりは無いだろう。むしろ積極的にやっていくべきだ。
「そ、そんなキス一つで機嫌良くなったりするものか! そんな安い女じゃないのだよ、わたしは!」
「それじゃあもう一回しましょうか」
「んぁむぷっ!?❤」
一回で足りないというのなら、二回キスするだけだ。それでも足りないのなら三回、四回、五回──何回でも。
先輩が満足するまでしてあげよう。何度でも、何度でも。ああ、先輩──好きだ。大好きだ。
「ちゅぶっ❤ずろろっ❤んちゅっ❤んあー❤はぷっ❤ちゅぼぼっ❤べろぉっ❤んぷはぁっ❤❤」
「ぷはっ……これで機嫌良くなりましたか、先輩」
なんて、聞くまでもなさそうだが。
「えへ❤えへへぇ❤」
長く濃厚なキスの後、お互いの唾液でベトベトになった唇を離す。
目の前にある先輩の顔は快楽に染まり、だらしない笑顔を浮かべている。とても幸せそうだ。目の奥にハートマークまで浮かべている。
「セックスしますか?」
「うん❤せっくしゅするー❤」
ああもう、先輩マジでかわいいな。
キス一つで即落ちする所とか、全身性器な所とか、セックス大好きすぎる所とか。もうかわいくない部分が無いレベルでかわいい。
「えへ……はっ!」
「ん」
あ、正気に戻った。
「あっ……い、いやいや今のは無し! やっぱり無しだ! さっさと着替えて研究室に行こう!」
「今さら真面目ぶっても遅いですよ」
「う、うるさいな! いいから行くよ、後輩くん!」
淫らな空気を振り払い、先輩は下着姿のまま脱衣所から出ていってしまった。
まぁ、元々時間もなかったしな。しょうがないか。
「先輩、そのまま大学行くつもりですか」
「……ん」
着替えを持って追いかけると、先輩は廊下でピタリと立ち止まって両手を広げ、そのままこちらを向いた。着替えさせろというサインである。
まったく。着替えすら一人でできないのに、どうしていきなり飛び出したりしたのか。これがわからない。
「ショーツも変えましょうね。びっちゃびちゃですし」
「む」
股間部分がぐっしょりと濡れたショーツも脱がせ、新しいものを穿かせてあげる。おまんことクロッチの間に糸を引く愛液が、これまたエッチだ。
「はい、ばんざーい」
「んー」
今日のコーディネートは、カーキ色の縦セタに黒のスカート。その上に白衣を着せて完成だ。
うん、縦セタ白衣はやっぱり破壊力が凄いな。特に、おっぱいが強調されてヤバい。毎日でもこれを拝みたくなってくる。
「ん……胸がキツいぞ、後輩くん」
「今度、一回り大きいの買ってきましょうか」
やっぱり大きくなってたみたいだ。この分だと、ブラジャーもワンサイズ大きいやつを買う必要があるかもしれない。
っていうか、まだ成長していることにビックリする。背の方はまったく成長してないのに。
「今なんか失礼なこと考えなかったかい?」
「いえ別に」
顔に出てたか。反省反省。
「そんなことより、本格的に時間ヤバいですよ。早く準備して行きましょう」
「後輩くんが襲ってこなければ、もっと余裕があったんだがね……」
それは仕方ない。あんなドスケベぷにエロボディが目の前にあって襲わないなど、男の名折れだ。
だからあれは仕方ないことだったのだ。据え膳食わぬは男の恥とも言うしな。うん。
「準備できましたか?」
「ああ。バッチリさ」
お互いに必要な書類やノートパソコン、タブレット類を持って準備は万端。これでやっと出発できる。長かった。
「久しぶりのシャバの空気だ……」
「刑務所から出た囚人のセリフですよね、それ」
玄関のドアを開けて、外に出る。たったそれだけのことなのだが、先輩にとっては感動モノの大事業らしい。
この人、丸三日くらい引きこもって生活してたからな。講義がリモートで受けられるようになったのが、全ての元凶ではないかと、僕は睨んでいる。
「さて、じゃあ行こうか後輩くん。エスコートは頼んだよ」
少しだけ口角を上げ、いたずらっ子みたいに微笑んで、先輩は左手を差し出してくる。
「もちろんですよ、先輩」
その左手を掴み、半歩だけ前を歩く。先輩を守るのは僕の役目だ。それは昔から──幼い頃から──ずっと変わることのない、たったひとつの事実なのだから。
◇◆◇◆
「ん……ふぁ」
とある大学の研究室。その片隅に設置されている、一つのソファー。
そこに横たわっていた一人の少女が、ゆっくりと気だるげそうに起き上がる。
「んー……あ、もう朝かー……」
眠気を払うように頭を振れば、黒くウェーブのかかった髪が艷やかに揺れた。
凹凸のない体、子供と見間違う身長、幼く見える顔。少女の外見的特徴およそ全てが、この場に不釣り合いな要素ばかりを持っていた。
「うわー、通知多すぎー……なになに?」
手元に落ちていたスマホを拾って画面を見れば、そこには通知を知らせるログがこれでもかと連なっていた。軽く二十個くらいはありそうだ。
「おー、今日ミント先輩来るんだー」
その通知のほとんどが、自身が敬愛する先輩からのものだと知り、少女は一気に表情を明るくした。
そのままご機嫌な顔でソファーから降りて、モーニングコーヒーでも淹れようと給湯室の方へ歩みを進める。
「ふぎゃっ」
移動している最中、着ていたぶかぶかの白衣の裾を踏んづけ、思いっきり床に顔面を強打していた。
気の毒だとは思うが、いい眠気覚ましになったんじゃなかろうか。
「いててー……んぉ?」
拾い上げたスマホに、見慣れた写真が映っていた。どうやら拾い上げた時に変な場所を弄って、画面が変わってしまったらしい。
「……あはー❤」
その写真を見て、少女は──
「おはようございまーす❤せーんぱい❤」
そこに映っていたのは、手脚を拘束され、目隠しとギャグボールをされ、その淫らなKカップ爆乳おっぱいと無毛のツルツルおまんこをさらけ出しながら、快楽によがる金髪の少女──三峰ミントのあられもない姿だった。
「んふふー❤今日は生の先輩に会えるー❤楽しみだなぁー❤」
床に座り込んだまま、穿いているショーツの中に手を突っ込んで、中身をぐちゅぐちゅとほじくり始める。
何を隠そう、一之瀬陽毬は三峰ミントのことが大好きだ。写真を加工して、こんないやらしい画像を作ってしまうくらいには大好きなのだ。
「あぁん❤せんぱぁーい❤」
もっとはっきり、オブラートに包まず表現するのなら──一之瀬陽毬は、レズでありド変態であった。