ヌルヌル愛液とは違う、比較的サラサラとした液体だった。
「おや❤見事に破水したねぇ❤」
破水……ってことは、これ全部羊水か。こんなに大量に出るものなんだな。いや、ボテ腹の大きさから考えれば、妥当な量か。
というか、赤ちゃんのキックで破水するとは思わなかった。これは凜花にとって、一生忘れられない思い出になったことだろう。
「ぶぎょお゛お゛ぉお゛お゛お゛ぉお゛お゛お゛お゛お゛ぉぉお゛お゛ぉっ!?!?!?❤❤❤❤❤」
そして、ここから先が本番だ。激しい出産の痛みが全て快楽に変換され、凜花の肉体に刻みつけられる。
男では決して味わえない、未知の領域だ。
「ン゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!?!?!?❤❤❤❤❤」
赤ちゃんの頭が、おまんこ肉をかき分けて姿を表す。母親と同じく銀色の髪をした頭頂部が、割れ目の隙間から顔を覗かせていた。
なんというか……ただ見てるだけなのに、射精しそうくらい興奮してきたんだが。
「%¥%ゝρΘ∃$0¥%ヾ©〜〜〜〜〜〜〜っっっ!?!?!?❤❤❤❤❤」
凜花のおっぱいから、大量の母乳が噴き出してくる。おまけに意味不明なあえぎ声を上げ、首を左右に振り乱して連続絶頂していた。
赤ちゃんが産道を圧迫する激烈な痛みも、全部快感に変換されているのだろう。涙とよだれと汗でぐちゃぐちゃになりながらも、淫らな笑みを絶やさない。
「ふふ❤気持ちよさそうだねぇ❤見てるこっちまで妊娠おまんこ疼いてくるよ❤❤」
まるでアヘ顔とオホ顔とトロ顔が混ざったような、筆舌に尽くし難い究極のイキ顔。
とりあえず写真撮っておこう。こんな最上級のメス顔、滅多に見られるもんじゃないからな。
「〜〜〜〜〜〜〜っ!!!❤❤❤❤❤」
途方もない快楽地獄の中で、懸命にいきむ凜花。その瞬間、ずるん❤と赤ちゃんの頭がおまんこから飛び出してきた。
赤ちゃんって、本当に肌が赤いんだな。産まれたてを見るのは初めてだから、なんか感動する。
「さてと❤スムーズに産まれそうだから、こっちも準備しておこうかな❤」
「何するつもりですか?」
「赤ちゃんを洗うお湯、へその緒を斬るハサミ、胎盤を入れる袋って所かな❤ほらほら❤後輩くんは赤ちゃんをキャッチする役目なんだから、おまんこの下で待機だよ❤」
「えぇ……お、思ったよりまともだ……」
先輩が指を振ると、ホテルの床にお産の道具が次々と出現していった。ぬるま湯の入った容器、鋭そうなハサミ、ちょっと大きめのビニール袋。
それらをこんな一瞬で用意できるなんて、やっぱり神様の力って万能すぎる。てっきりエログッズでも追加するとばかり思ってたのに。
「ヨグの力を覚醒させたとはいえ、凜花ちゃんのベースは普通の人間だからねぇ❤準備が万全に越したことは無いよ❤」
「先輩……そこまで凜花のこと考えてたんですね」
「邪神の子孫と人類の大罪のハーフだからねぇ❤これは貴重なサンプルになるはずさ❤」
「そうでしたね、先輩はそういう人でしたよ」
このマッドサイエンティスト神様に、倫理観を求めること自体が間違っていた。
とはいえ、感謝はしておくべきだろう。僕一人だけだったら、こんなにスムーズな出産準備はできなかった訳だし。
「まぁ真面目な話、かわいい後輩の赤ちゃんだからねぇ。何があっても、無事に取り上げてみせるさ」
なんて思ってたら、先輩は真面目な顔でそんな事を言ってみせた。
なんだ、そんな顔できるんじゃないですか──先輩。
「ありがとうございます、先輩」
「報酬は精液5リットルでいいよ❤」
「そういう所ですよ、先輩」
ちょっとでも見直したらすぐコレだ。
まぁでも、その方が先輩らしくていいかもな。
「ぷあ゛ぁぁあ゛あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛ぁっ!?!?!?❤❤❤❤❤あ゛〜〜〜っ!!!❤❤❤あ゛〜〜〜っ!!!❤❤❤」
「おや、ぬるりと肩が抜けたねぇ。流石は凜花ちゃんのデカケツだ」
「アリス先生に継ぐ、No.2のデカケツですからね」
隣の部屋で、熟睡中のド変態アルビノデカケツオナホールが、くしゃみをしたような感覚があった。
たぶん気のせいだ。
「肩が抜けたら後はすぐだよ。上手にキャッチしてくれたまえ、後輩くん」
「やってみます」
めちゃくちゃ緊張してきたな。
心臓の鼓動がハッキリ聞こえてくるレベルだ。
(おぉ……)
ゆっくりと、赤ちゃんが手の上に落ちてくる。色々なメス汁にまみれた新しい命が、この世に産まれ落ちてくる。
命が産まれる瞬間って、こんなに素晴らしいものなんだな。柄にもなく感動しちまったよ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?!?!?❤❤❤がオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ッ!?!?!?❤❤❤❤❤」
──ほぎゃあっ!ほぎゃあっ!──
「産まれた……っ!」
元気な産声を上げる赤ちゃんを手に乗せ、アヘ顔のまま気絶する凜花を目に焼き付ける。
そうして人生初の快楽出産を見届けた僕は、感動と興奮にに身を打ち震わせるのだった。
◇◆◇◆
「ふぅ〜、いやぁ疲れたねぇ」
「な、なんとかなりましたね……」
その後、無事に産まれた赤ちゃんの身体を洗い、へその緒を斬り、胎盤を引っこ抜き、母乳やメス汁でべっちゃべちゃになったシーツを綺麗にして、ようやく一息ついたところだ。
やる事が……やる事が多い!助産師さんって本当に大変なんだな!こんな形で知りたくなかったけど!
「生命の神秘ってやつだねぇ」
「そうですね……本当に」
厚手の毛布にくるまって、スヤスヤと寝息をたてている赤ちゃん。今は凜花の枕元に寝かされている。
身体を洗う時に股間を確認したが、小さな割れ目がついているだけだった。つまり、女の子だ。
「おーい、流石に産まれたばかりの赤ちゃんには欲情しないでおくれよ?」
「しませんよ……人のこと何だと思ってるんですか」
「性欲魔神」
「…………」
何も言い返せない。とはいえ、流石に産まれて数時間の赤ちゃんに反応したりするわけない。
もう少し成長すれば別だろうけど──今はただ、不思議な満足感が胸を包んでいた。
「後輩くんもパパになっちゃったか〜」
「実感ないですけどね」
「そりゃそうだろう。赤ちゃんが産まれたからって、すぐに立派な父親になれる筈ないからね」
得意げな顔で、先輩は言う。
「こういうのは一歩ずつ、子供と一緒に歩いていくものなんだよ」
「一歩ずつ……子供と一緒に……」
あぁもう。先輩は時々、普通に良いことを言い始めるから困る。
普段の色狂いマッドサイエンティストな人格が鳴りを潜めると、すっごい真面目な人間になるんだよなぁ、この人。
「ふふ❤今から産まれてくるのが楽しみだね〜❤」
「…………」
「触ってみるかい?❤」
イタズラっぽい笑顔を浮かべて、先輩は僕の手を取った。
小さくて柔らかい手が、大きくて固い手を引き寄せる。
「……どうして急に?」
「物欲しそうな目をしていたからねぇ❤」
してただろうか。
「ちゃんと膨らんでて……柔らかいですね」
「まだ妊娠二ヶ月目だからねぇ❤臨月になったら、パンパンに張って硬くなるのさ❤」
僕がお腹を撫でると、先輩は優しく微笑む。それと同時に、ドクン❤とお腹が脈動した。
まさか、赤ちゃんが反応したのか?
「おっと❤まだダメだよ❤」
「めっちゃ暴れてるように見えるんですが……」
少しだけ膨れていた先輩のお腹が、ボコボコと形を歪ませていた。
妊娠二ヶ月目だってのに、随分と元気な赤ん坊だな。
「後輩くんの精液を飲んでから、異様に元気になっちゃってねぇ❤もしかしたら、後輩くんに一目惚れでもしちゃったのかもだ❤」
「一目惚れって……まだ顔も見てないんですが」
「精液の味と濃度で、後輩くんが唯一無二の絶対的オスであると理解したからじゃないかな❤メスに産まれちゃったら、後輩くんには絶対に勝てないからねぇ❤❤」
いろいろ早すぎると思うんだけどなぁ。せめて一目惚れは産まれてからしてくれ。
まったく、母娘揃って生粋のオナホなんだから。
「まぁ、とりあえず❤」
暴れ回るお腹をむりやり落ち着かせ、先輩は再び慈愛に満ちた表情を浮かべる。
「今は新しい命の誕生を喜ぼうじゃないか、後輩くん❤」
そうして先輩は、凜花と赤ちゃんの方に視線を向ける。
それにつられて、僕も自然とそっちを向いてしまった。
「そうですね」
穏やかな寝息を立てる、凜花と赤ちゃん。
そんな微笑ましい親子の姿を見つめながら、僕と先輩も穏やかな時間を過ごすのだった。