※この作品はR-18です。

とても都合のいいオナホ先輩   作:九龍城砦

13 / 139
おっぱい丸出しでもクールなオナホ先輩

「まぁ、全員怪我がなくて良かったよ!」

「ホントですよ……」

「けほっ、まだ喉がけむいですー」

「換気しような、換気」

 

 あれから汚れた部屋の掃除をして、なんとか一息ついていたところ。

 部屋の隅で二宮の論文を読みつつ、未だに実験を続けようとしている先輩と同期に苦言を呈す。

 

「よーし、実験再開だー!」

「おー」

「いや少しは懲りてください」

 

 さっき爆発したのに、即座に同じ実験を始めるな。せめて別の実験をしてくれ。

 

「まったく……」

 

 まぁご存知の通り、僕の苦言は一ミリも聞き入れられることはなく、二人は意気揚々と奥の実験台の方へ走っていってしまった。

 あの様子だと、感度3000倍薬を完成させるまで終わらなさそうだな。講義終わったら夜食でも作って差し入れるとしよう。

 

「元気ッスねー」

「二宮も混ざるか?」

「いやいや、遠慮しとくッスよー」

 

 賢明な判断だ。今のレベルで実験に加わったら、間違いなく怪我するだろうからな。今は下積みとして、地道に論文を作成する時期だ。僕も一年前はそうだった。

 先輩はこの研究室に来た翌日からもう実験してたらしいけど。やっぱ天才だよな、あの人。

 

「それでそれで、論文どうッスか!?」

「あー……テーマは悪くない」

「そうッスよね、そうッスよね!」

 

 論文を作成する際には、そのテーマがどう社会に役立つか考えて作成しろと言ってある。

 研究者といっても、結局は人間である。人間である以上、人間社会に多少なりとも貢献して、対価を貰わなければならない。

 故に、革新的とまでは行かずとも、少しぐらい人間社会の役に立てるようなテーマを設定すべきなのだ。

 

「『経口する粉末型麻酔薬とその有効利用について』か……これ、睡眠薬とは違うんだよな?」

「もちろんッス!」

 

 上体を反らし、そのデカいおっぱいを突き出しながら、二宮は得意げに鼻を鳴らした。

 先輩よりは小さいが、男目線から見れば十分にデカいその爆乳が、だぷんだぷんと元気に跳ね回っている。

 

「従来の睡眠薬は、飲んでから効能が発揮されるのに時間がかかっていたッス! ですがこの経口麻酔薬は、飲んだら即座に昏倒! しかも針を使わないので、注射が嫌いな人にもオススメできる薬品ッスよ!」

 

 それは安全な薬品なんだろうな? 

 絶対良くない副作用あるだろ、そんなの。

 

「……確かに、注射が嫌いな人間は一定数存在する。中には注射針を見ただけで泣き叫んだり、暴れ狂ったりするような人も居る……そういう人に時間と人員を掛けず、安全に麻酔を投与できるというのは……まぁ役に立つか」

「そうッスよねー!」

 

 とまあ、頭ごなしに否定するのも良くないので、とりあえずメリットだけは拾っておく。

 さて、では核心に触れようか。

 

「そんでこれ、人体に対する副作用とかは無いんだろうな?」

「…………」

 

 おいおい、黙るな黙るな。そんなの、副作用ありますって認めちゃってるようなもんだぞ。

 

「い、一応……安全ッスよ?」

「一応ってなんだ、一応って」

 

 へったくそな口笛を吹きながら、二宮は思いっきり明後日の方向へ目を逸らした。

 はい、えげつない副作用があるの確定です。ありがとうございました。

 

「ボツ」

「ちょっ! ちょっと待ってくださいッス、先輩!!」

 

 縋り付くどさくさに紛れて胸を押し付けるな。興奮するだろうが。こちとら出かける前のキスで、まだムラムラが残ってるんだぞコノヤロウ。

 

「ち、治験は済ませてあるッス! アタシで!」

「……誰に作ってもらったんだ」

「一之瀬先輩ッス!」

 

 あのヤロウ……僕以外への対応が神すぎるだろ。流石はウチのマスコットキャラクターだな。滅びよ。

 

「その結果、えっと……」

「なんだ」

「服薬したら、次の日の同じ時間まで起きないことが判明したッス!」

「…………」

 

 なるほど。つまりこの経口麻酔薬を服薬したら、丸一日眠り続けるってことか。

 

「致命的じゃねぇか……」

「そ、そこはこれから改良していく予定ッス!」

 

 本当か? なんか改良しても、副作用が追加されるだけで終わりのような気がするんだが。改良って言わなくないか、それは。

 

「あのなぁ──」

「後輩くーん! 助けてくれー!」

 

 二宮に苦言を呈しようとしたところ、実験台の方から助けを求める声が聞こえてきた。今度はなにやらかしたんですかね、あの二人。

 

「……どうしたんですか、せんぱ──い?」

 

 実験台の方へ振り向いた瞬間、目に入ってきたのは見慣れたまんまるの肌色。そして見慣れた桃色の突起が二つ。

 端的に言うならば、先輩のKカップ爆乳が惜しげもなくドーンとさらけ出されていたのだ。もちろん、乳輪と乳首までバッチリと。

 

「な、なななな──!」

「服が溶けたんだ! 胸のとこだけ!」

 

 おそらく薬品が掛かったのであろう胸元の布地だけが、綺麗サッパリ無くなっていた。そのせいで開放されたKカップ爆乳が、たぷんたぷんと柔らかそうに揺れている。

 ああもう、なんだってもう。なぜこの先輩はこういういやらしいハプニングを起こすのか。興奮してしまうだろうが。

 

「あ、あわわわわわぁ!?」

「お、落ち着け二宮! とりあえず目を塞げ!」

「は、はいッス!!」

 

 赤面しながら震える二宮に指示を出して目を塞がせたのだが……こいつ、指の隙間からガッツリ見てやがるな。このムッツリめ。

 

「一之瀬、とりあえずタオルを──って、一之瀬?」

「我が生涯に……一片の悔い無し……!」

「一之瀬ぇぇぇー!?」

 

 実験台の横で、一之瀬は血の海に沈んでいた。自分が出した鼻血の海に。

 ああもうコイツ、肝心なところで役に立たねぇ。

 

「普通にミスったなー、はっはっは!」

「はっはっは、じゃないんですよ!」

 

 いつも見慣れた裸とはいえ、こんな公衆の面前で堂々とさらけ出されるのはマズすぎる。特に今は、二宮が見ている前だ。非常にマズい。

 

(襲うなよ……絶対に襲うなよ、僕)

 

 極めて冷静に──僕が先輩を襲う前に──このハプニングを収拾させる必要がある。

 それはつまり、先輩のおっぱいの誘惑に負けず、このピンチを乗り切る必要があるという訳で。

 

(それなんて無理ゲーですか?)

 

 今でさえ、もう襲いそうになってるのに。神様はちょっと鬼畜が過ぎるんじゃないかな。

 

「とっ、とりあえずタオル取ってきます!」

「頼んだよー」

 

 応急処置として、給湯室に置いてあるタオルでおっぱいを隠してしまおう。僕の服を貸すというのも考えたが、それだと絶対に胸の部分が張り裂けるので却下だ。

 爆速で研究室を出て、爆速でタオルを手に先輩の所まで戻る。過去最高のタイムが出た気がするな。

 

「はやっ。後輩くん、頑張り過ぎじゃないかい?」

「はぁ、はぁ……そ、そりゃあ頑張るでしょう……」

 

 なんたってここは大学だ。先輩のあられもない姿を、誰かに見られるわけにはいかない。先輩の裸は僕だけのものだ。

 

「と、とりあえず、タオルで前を隠してください……」

「ふむ。こうかい?」

 

 先輩はタオルを胸の前に垂らし、おっぱいを隠す。しかし、明らかにサイズが足りていない。

 乳首がまったく隠れていないし、なんなら谷間の一部しか隠せていない。もう全然ダメだ。一番大きいサイズのやつを持ってきたはずなんだがな。

 

「おやおやぁー?❤これじゃあ余計エッチになってしまったねぇー?❤」

「ぐっ……」

 

 なんか先輩の顔がだんだん色っぽくなっていく。このままじゃマズい。先輩までスイッチが入ってしまったら、もう本格的に止められなくなる。

 ああもう、体を左右に揺らすんじゃない。二つのおっぱいが柔らかそうにたぷんたぷん揺れて、思わず襲ってしまいそうになる。

 

「二宮、なにか上に羽織るもの──って」

「きゅううぅぅ……」

「あらら❤凛花ちゃんには刺激が強すぎたみたいだねぇ❤」

 

 ああもう、どいつもこいつも気絶しおってからに! そんだけ先輩のおっぱいは凶器ってことかよ!

 

「後輩くん❤後輩くん❤」

「なんですか!?」

 

 先輩の声に呼ばれて、振り向いたその瞬間。両手にむにゅんと柔らかな感触が広がった。

 感触だけで即座に何が触れたか理解できる。いつも散々揉み尽くしている、先輩のおっぱいの感触だった。

 

「後輩くんがこうして両手で隠してくれれば、万事解決じゃないかな❤」

「ちょっ」

「ここには人の目は無いよ❤」

 

 言われて気づく。

 一之瀬も二宮も気絶してしまった今、この場には僕と先輩の二人だけ。

 

「せ、先輩……」

「ふふ❤大学でするのは初めてだけど、スリルがあって良いんじゃないかな❤」

 

 そっと、先輩の手が僕の股間に触れる。

 ああヤバい。先輩はヤる気だ。ヤる気マンマンだ。

 

(どうする、どうすればいい)

 

 流石に研究室でセックスするわけにはいかないだろう。そんな所を誰かに見られたりしたら、先輩のイメージに傷がつく。

 何かないか。この状況を打破する、画期的なアイディアは。

 

「あ」

 

 あった。先輩のKカップ爆乳を隠す方法が、一つだけ。

 

「どうしたんだい、後輩くん❤」

「いや、こうして白衣を後ろ前逆に被せれば良いんじゃないかなーって」

「……ふぇ?」

 

 先輩の着ていた白衣を脱がせ、前後ろ逆に着せる。それだけで淫らだった筈の空気はピタリと鎮まった。

 やっぱり先輩のおっぱいが原因だったか。魔性の女だな先輩は。まったく。

 

「ふぅ……これで一件落着ですね」

「…………」

 

 焦ったが、最終的には何とかなってよかった。研究室で本気セックスとかいう大惨事にもならないで済んだし、これが最良の選択だったことだろう。

 それなのに、なんで先輩はプルプル震えてるんですかね。なんか黒いオーラも纏ってるし、怖いんですけど。

 

「…………」

「あ、あのー……先輩?」

「後輩くん」

「は、はい」

 

 なんか、先輩に似合わない低い声が聞こえたぞ。誰の声かな。

 

「帰ったら、覚悟しておくんだね」

「あ、はい」

 

 そんな先輩の言葉に、なんとなく逆襲の気配を感じたのは気のせいだろうか。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。