「ふごぉっ……!❤こっ❤こにょぉ……!❤❤❤」
「あ、起きましたね」
「しぶといね、クトゥルフ。もう勝敗は決しただろう?」
先輩と話していたら、のそのそと緩慢な動きでクトゥルフさんが起き上がる。ただし、全身をビクビクさせ、疲労困憊といった様子だ。
さっきまで処女だったのに起きてくるの凄いな。普通のメスだったら、夜まで気絶コースなのに。
「み、認めん……❤認めんぞ……❤この我が、人間のチンポ如きに屈するなど……!❤」
「いい加減に認めなって。エッチで後輩くんに勝てる存在なんて……あぁ、お父さまならイけるかな。逆に言えばそれぐらいしかいない──諦めたほうがいいよ」
お父さま……先輩ってお父さん居たんだ。いずれ挨拶しにいかなきゃだな、娘さんを僕にくださいって。
「うるさぁい! こうなったら、強硬手段だ!」
「ちょっ、何する気ですか!?」
ヤケクソにも聞こえる叫び声と同時に、さっきまで晴れていた空を暗雲が覆っていく。
神様の強硬手段って、絶対ロクなことにならないだろ。今のうちに止めたほうがいいと思うんだが。
「ふぅん……せいぜい面白そうな事をしてくれよ」
「ラスボスみたいなこと言ってないで、早く止めてください!」
すっかり暗雲に覆われ、悪天候に見舞われたビーチ。急な雨に降られた周囲の人混みは、徐々に少なくなっていく。
いやこれ、肝心の先輩はやる気なさげだし、これもうどうすりゃいいんだよ。
「クックック……『色欲』は無理だったが、そこの人間──そいつは何の力もないタダの人間だろう」
ニヤリと、あくどい笑みでクトゥルフさんは笑う。そのまま右腕を振り上げると、肘から先が無数の触手に変化した。
大量の触手が殺到する先には──マズい。
「凜花!」
気付いた時には、気絶したままの凜花に触手が殺到していた。ヌルヌルの触手が、凜花の艷やかな肢体に纏わりつく。
とてつもなくエッチだ。触手プレイ万歳。
「おっと、下手な真似はしないことだなニャル。この人間が死んだら『色欲』が悲しむぞ?」
「……チッ」
アホな事を考えていた間に、凜花はクトゥルフさんによって囚われ、周囲の空気は剣呑と化していく。
これはもしや、シリアスな感じですか。そうですか。
「安心しろ、この人間は大事な人質だ。傷一つも付けたりせん──ニャル、お前が素直に従えばな」
「……何がお望みだい?」
いやあの、シリアスなところ申し訳ないんですけど、股間からめちゃくちゃ精液垂れてますよクトゥルフさん。
エッチなビジュアルのせいで空気感が台無しになってますよ。
「そんなもの、決まっているだろう」
「っ❤」
今度はクトゥルフさんの左手が大量の触手に変化し、先輩に殺到する。凜花と同じように四肢が縛られ、おまんこに極太の触手がブチ込まれた。
うむ、こっちもこっちで、かなりエロい。縛られて強調されたおっぱいが特に。
「お前から『色欲』を寝取る作戦は失敗したからな! 今度は『色欲』からお前を寝取ってやろうというわけだ!」
「っ……❤」
いや、クソ真面目な顔で何いってんだコイツ?
「覚悟しろ、ニャル! その綺麗なおまんこをガバガバにして、『色欲』のチンポを二度と咥え込めないようにしてやるわぁ!」
「わ、ワー❤コワイナー❤ワタシドウナッチャウンダロー❤❤」
そして先輩は驚くほど棒読みだし。さっきまでのシリアスな空気を返してくれ。
「クックック……ハーッハッハッハ! この二人を取り返したくば、直接我のもとに出向くのだな、人間!」
「いや、あの」
「もっとも、それまでニャルのおまんこが無事である保証は無いがなぁ! ハーッハッハッハ!」
「あの、だから──ちょっとぉ!?」
上機嫌に高笑いしながら、クトゥルフさんは先輩と凜花を連れて海の中へ飛び込んでしまった。それと同時に、暗雲が晴れてビーチは元の明るさを取り戻す。
いや、これは……どういう状況なんだ? 当事者の筈なのに、まったく現状が理解できん。
「先輩……凜花……」
ただ一つ理解できるのは、大切な人たちが拐われたということだけ。そして、それを取り返しにいく必要があるということも理解した。
そこらに落ちていた自分の水着を履き直し、気持ちを新たにする。
「いや〜なんか変な天気だったね〜」
「海に入ってないのに、すっごいびしょ濡れになったんだけど……」
海を見つめながら呆然としていると、遊びに行っていた八尋と一之瀬が帰ってきた。
タイミングがいいのか悪いのか……まぁとりあえず、同じ神様である八尋に相談してみようか。餅は餅屋って言うしな。
「あれ〜ニャル……じゃなかった、ミントちゃんと二宮センパイは〜?」
「あぁ八尋……実はな」
腕を引っ張って一之瀬と距離を置き、耳元でさっきまでの経緯を簡潔に伝える。
かくかくしかじか、まるまるうまうま。
「ほ〜ん、クトゥルフがニャルと二宮センパイをねぇ……やるじゃんアイツ」
「で、こっからが本題なんだが──どうやって取り返しに行けばいい?」
「え、センパイってばマジ? 本気で言ってる?」
「本気だが」
マジもマジの大マジだが。先輩のおまんこがガバガバになるのなんて、黙って見過ごせる筈ないだろ。
先輩のおまんこをガバガバに耕していいのは、僕だけなんだから。
「う〜ん……」
腕を組み、うんうん唸る八尋。爆乳Oカップおっぱいが両腕によって押しつぶされ、いやらしく形を歪ませている。
極小スリングショットでまったく隠せていないデカ乳輪が、ぷっくりと膨れて存在を主張していた。
(エッロ……)
こんな時だってのに、めっちゃムラムラしてきた。だけど流石に襲ったりはしない。このムラムラも、二人を救出する原動力にさせてもらおう。
「それじゃあ、ビヤーキーちゃんを貸してあげよっかな〜。あの子と一緒なら、宇宙旅行したって無事に帰ってこれるからね〜」
ビヤーキーっていうと、この前4Pセックスしたあの子か。それは心強いな。
「おいで〜、ビヤーキーちゃん」
八尋が指を鳴らすと、目の前の空間が歪み始める。その歪みから、小さな全裸の女の子が現れた。
地面まで届く黄色い髪に、背中から生えた蝙蝠のような羽根。そして相変わらずの無表情。
「久しぶりだね、ビヤーキーちゃん」
「はい。お久しゅうございます、主様の伴侶殿」
「だから違うってば。北条センパイはニャルの恋人で……いや、アイツが居ない間なら、伴侶ってことにしても問題ないんじゃ?」
「いや問題ありまくりだわ」
クトゥルフさんに続いて、八尋まで寝取ろうとしないでくれ。もう既にお腹いっぱいなんだ、NTRは。
「バカなこと言ってないで、早く二人を取り返しに行くぞ。案内頼む、八尋」
「え〜? ボクも行くの〜?」
「手伝ってくれたら、お前の気が済むまで肉ディルドとしてチンポ使っていいから」
「ふっふ〜ん!❤このハスターこと、八尋寧々ちゃんにまっかせなさ〜い!❤❤」
「チョロい……」
相変わらずエロい誘惑によわよわ過ぎるだろ、このOカップ爆乳メスガキ淫乱ピンク神様オナホがよぉ。
こんだけチョロいと別の意味で心配になってくるぞ、マジで。
「じゃあ行こっか。人間のことわざでは、善は急げって言うんでしょ?」
「そうだな。よし、早速向かおう」
八尋を筆頭に、雄大な海に向き直る。青く輝く美しい海。今からその深淵に足を踏み入れていく。
今更だけど、呼吸とか大丈夫なんだろうか。ビヤーキーちゃんが一緒なら大丈夫だって言ってたけど……やっぱり不安なものは不安だ。
「どっか行くの、北条? っていうか、その子誰よ? ミント先輩と凜花は?」
と、少しだけ足踏みしていたら、後ろから一之瀬の声がかかる。
まぁ、そうだよな。一般人の一之瀬からしたら、何も分かんない状況だよな。
「大丈夫だ一之瀬。二人を連れて、すぐに返ってくるからな」
「そうそう。『何も心配いらない』ですよ、一之瀬センパイ」
瞬間、ハチミツのような甘い香りが周囲に漂う。八尋のやつ、神様の力を使ったな。一之瀬の目が若干虚ろになってるのが、その証拠だろう。
便利だけど、多様はしないでくれよ。これ絶対、精神に良くない影響あるから。
「……そう。早く帰ってくるのよ」
「もちろん」
「安心して待っててくださいね」
一之瀬の見送りを背に、一息に海の中へ飛び込んだ。生ぬるい海水と独特の浮遊感が、一息に身体を包み込んでくる。
「ビヤーキーちゃん」
「はい。失礼いたします」
ビヤーキーちゃんが後ろに回り込んで、身体を抱えるように抱きついてくる。すると不思議な光が全身を包み込んだ。
海中に居る筈なのに、いつも通りの感覚が戻ってくる。呼吸も、視界も、陸上に居る時と遜色ないくらい鮮明になっていく。これが眷属の力ってやつなのか。
「おぉ……凄いな、これ」
「じゃあ行くよ〜」
八尋の先導で、海の中を泳ぎながら進み始めた。
待ってろよ、二人とも。必ず助け出してやるからな。