ダンまちはもっと肌色が多い方がいいと思うんだ。 作:黒のトビ
漫画版は殆どストーリーをなぞるだけになってしまったので不完全燃焼。
だから今回は初心に帰って、只管ベルくんの”ベルくん”が見られちゃうだけの話です。
「はぁ……。」
アスフィは知らずの内に溜息を吐いていた。
ここは、ヘルメス・ファミリアの団長室。室内にいるのは部屋の主であるアスフィ・アル・アンドロメダのみ。
アスフィは現在、ソファに全体重を預けてぼんやりと壁に映る映像を眺めていた。
そこに映し出されていたのは一人の少年。
ヘスティア・ファミリア団長であるベル・クラネルであった。
映像の中では、ベルが笑顔を浮かべながら紅茶を飲んでいた。
それだけ見れば日常の一部を切り取った映像といえたかもしれない。
しかし一点だけ、日常の風景とは言えない部分があった。
それは――――。
ベルが下半身すっぽんぽんであるということだ。
映像になかで談笑するベルは、何故だか下半身に衣類を身に着けていなかった。
当然、本来衣服に隠されている、男の子特有の部位も画面にばっちり映り込んでいた。
アスフィの眼前で、ベルが肩を揺らせて笑うに合わせて、
これはベルがケヒトの湯での事件で、
こっそりと撮影したベルの痴態を収めた映像を、隠れて鑑賞するのがここ最近のアスフィの日課であった。
ベルの
アスフィのコレクションには、ベルの
そこには、
ベルの秘密の全てがそこにあるといっても過言ではなかった。
なにせ、
そう、ベルは最初に訪れた時から数えて、すでに二桁に届きそうなくらいアスフィの前で
指輪を外した際、後遺症などがないか確認するために経過観察する必要があるとアスフィがベルを諭したためだ。
もちろん最初は渋っていたベルだが、流石に
当然、その時にはズボンを脱いで
もちろんベルには内緒で。
アスフィはベルの
皮を剥き、
医学書を読み、娼婦のテクニックをこっそり調べ、ベルの許可を取って
ちなみに石膏像は部屋のやや目立たない場所に飾られている。部屋を訪れたベルがそれを見て毎回顔を赤くする様を、内心ニヤニヤしながら眺めているアスフィだった。
努力の甲斐もあって、今では5秒もあればベルの
これは元々ベルが
ベルにだけ恥ずかしい思いをさせ続けて、嫌になってしまわれないようにアスフィも体を張った。
具体的にはアスフィも脱いだ。
最初は、下着を見せた。
それだけで、ベルの
最近は、おっぱいまで見せてあげている。
もちろん乳首まで全出しだ。
ベルも、最初は必死に目を瞑って見ないようにするが、時間と共にチラ見が増え、最終的にはガン見している。思春期真っ盛りの少年に、美女の生乳から逃れる術はなかったようだ。
初めて生乳を見せた時は、初回に次ぐ回数の
ともかく、アスフィは自身の持てる全てをベルの
それもあって今では、ベルも経過観察というのは建前で、アスフィに
これを調教というのであれば、アスフィの調教は完了していた。
だがしかし、今アスフィには一つの悩み事があった。
それは、アスフィがベルの
それは――――。
ベルの下半身のガードがゆっるゆるになってしまったということだった。
【アスフィの場合】
今日も今日とてベルはアスフィの下を訪れ、
もはやベルとアスフィにとっては、半ば日常になりかけている行事だ。
現にベルはここ最近、自分で
少し前までは、すぐに反応してしまう
ベルが自分で弄るのは、アスフィの都合がつかなくて堪えきれなくなった時くらいだった。
美人のお姉さんに
当然、ベルはその間も
然しものベルとて、これまでの経験からアスフィが自分の
しかし、アスフィに
それになにより、今更過ぎる。
自分の
故にベルは、アスフィの前で素直に
自分が
「そろそろお暇しますね。アスフィさん、今日もありがとうございました。」
楽しい一時が過ぎ、今日のお茶会もお開きの時間となった。
空になったカップを置き、ベルは立ち上がり出口へと歩き出す。
その後ろ姿を見ながら、アスフィは今日の生
ベルが帰ったら、すぐに今日の映像を見返す予定だが、やはり生は迫力が違うのだ。
「……っ!クラネルさんっ、ちょっと待って!!」
そんなバカなことを考えていたアスフィだったが、ベルが扉の取っ手に手をかけた瞬間、ハッとなって慌ててベルを引き留めた。
今のベルを帰すわけにはいかない理由があった。
「どうしました?」
アスフィの慌てた声に、振り返りながら首を傾げる。
振り向いた勢いで、小さな
ベルの格好は、いまだ下半身すっぽんぽんのままだった。
もしこの格好のままベルが部屋を出ていったとしたら、どうなっていただろうか。
まず間違いなく、ヘルメス・ファミリアは大パニックに陥ったに違いない。
なにせ、団長の自室から下半身丸出しの少年が出てきたのだ。ナニをやっていたのか、想像の翼が広がるのに時間はかからない。たちまちオラリオ中に噂が広がるだろう。
アスフィとしても、そんな事態になっては困るのだ。
こんなことをしておきながら信じられないかもしれないが、アスフィは別にベルに恋しているわけではない。恋仲になりたいとも思っていない。
肉体関係があるわけではないので少しおかしな表現だが、下世話な言い方をすれば、ベルとは身体だけの関係のままでいたいのだ。
「クラネルさん、その格好のまま出ていかないでください。」
「?…………わぁっ!?」
アスフィの言葉に視線を落としたベルは、自分の
今の今まで散々晒しに晒していて、なんなら触らせてすらいたのに、今更隠してもと思わないでもないが、羞恥心を捨てているわけではないが故の咄嗟の行動だった。
「す、すいません……。」
あと一歩のところで大惨事を引き起こしかけたベルが、恥ずかしそうに、申し訳なさそうに俯いた。
「…………はぁ。」
顔を赤くして、大急ぎでズボンを履いたベルが逃げるように出ていく様を眺めていたアスフィが溜息を吐く。
さすがに、脱がし過ぎたかと若干の反省を含んだ溜息だった。
同じような失敗をしないといいが、と不安になるアスフィだったが、この不安は的中し、ベルはこれ以降、様々な所で下半身のガードの緩さを発揮し、多くの女性を騒がせるのだった。
【ヘスティアの場合】
「じゃあベル君。準備するから服を脱いで待っていておくれ。」
ヘスティア・ファミリアの
ダンジョン帰りのベルが、ステイタスの更新をヘスティア希望したのだ。
嘗ては新米主神だったヘスティアだが、幾度となくステイタス更新を行ってきたため、その準備も手慣れたものだった。
ステイタス更新のために背中を露出する必要があるため、ベルに上着を脱ぐよう指示を出し、自分は寝台の準備をする。
衣擦れの音を背中で聞きながら寝台のシーツを伸ばすヘスティアは、この状況に心躍っていた。
嘗ては自分とベルの二人だけだったファミリアも人数が増え、
このステイタス更新は、確実にヘスティアがベルと二人きりの時間を過ごせる、至福の一時なのだ。
ヘスティアは鼻歌でも歌いかねないルンルン気分で、準備を進めていた。
「準備できました、神様。」
「こっちも準備できたよベルく――――――。」
ヘスティアに誤算があったとすればただ一つ。
ここにいるのは嘗てのベル君ではなく、様々な経験をしたことで(主にアスフィの所為で)変わってしまった――――。
下半身のガードゆるゆるベル君だったということだ。
ベルの声に振り返ったヘスティアは、顔に笑みを浮かべたまま硬直した。
なにせそこに立っていたのは、上着どころか下着まで脱ぎ去った、産まれたままの格好のベルだったのだから。
あまりの衝撃的光景に、ヘスティアの頭は嘗てない程高速に回転する。
何故下まで脱いでいるのか。
ナニの準備ができたというのか。
様々な疑問が浮かんでは、通り過ぎて消えていく。
しかし、一向に答えは出ない。
ごしごしと自分の目を擦ってみるが、変わらずベルは全裸のままだ。
目がおかしくなったわけではなさそうだ。
ではこれは幻覚なのか。浮かれるあまり、自分が脳内でベルを全裸に剥いてしまっているだけなのか。
それにしては、
ベルの身体が僅かに動くたびに、
ヘスティアの想像力では、ここまでリアルな
第一、ヘスティアは、ベルの
いや、見たことはある。なんなら触ったことすらある。
ダンジョン内の温泉で、ベルが
しかし、ポロリに気が付いたのは仲間内で一番遅かったので、他の人の様にずっと見れたわけではなく、手で触っている時は、感触は憶えているものの見てはいない。
ヘスティアは、ベルの知り合いの女性の中でベルの
そんな愚にも付かない思考がグルグルと頭の中を駆け巡りながらも、視線はベルの
「お願いします、神様。」
ヘスティアが固まっていることに気が付いていないベルは、
その様子からは、
「ワカッタヨ、ベルクン。」
いまだに思考が追い付いていない状態のヘスティアだが、ベルに促されて錆び付いた絡繰りのような動作で動き出した。
寝台で横になっているベルを、まじまじと見る。
ヘスティアは、涎を垂らさなかった自分を褒めたくなった。
うつ伏せになったことで、
端的に言えば、エロかった。
物凄くエロかった。
これもう誘われてんじゃない?と思う程エロかった。
このまま自分も服を脱ぎ去って、最後までイッてしまおうかと葛藤した。
だが、ベルの様子を見る限り、そういったお誘いではなさそうだし、できることならベルから迫って欲しいと、ヘスティアは自分の中のギラギラした欲望を必死に抑え込んだ。そういう行為がちょっと怖いというのも思い止まった理由の一つだった。
まあ、ヘスティアが
このままベル待たせ続けると不審がられてしまうが、ここからもまた大変だった。
ステイタスを更新するには、背中の
ベルのお尻をガン見していたヘスティアは、ごくりと生唾を飲み込み、決意を込めてベルに跨った。
目がギンギンに血走り、鼻息は荒々しい、女神というよりは
ベルに跨った瞬間、ヘスティアは下半身に熱が灯ったような感覚に襲われた。
いつもは厚いズボン越しに感じるベルのお尻が、ほんの布切れ一、二枚越しに感じられるのだ。いっそパンツを脱ぎ捨てて、ベルのお尻を自分のお尻で直に感じたい衝動に駆られる。
そこからの記憶は曖昧だ。
気が付いた時にはステイタス更新は完了し、ステイタスを紙に書き写していた。
「オワッタヨ、ベルクン。」
名残惜しさを押し殺しながらベルの上から退き、終了を告げる。
「ありがとうございました。」
笑顔で礼を言いながら、紙を受け取ったベルは真剣な表情で自身のステイタスを確認する。
寝台から立ち上がったことで、再び
ベルがステイタスを確認している間、ヘスティアの視線はずっと
しばらくすると、ベルが顔を上げパッと花が咲いたように微笑んだ。
「やっぱり、ステイタスが上がってます。今回は自信あったんですよ。」
「ウン、ベルクンハガンバッテルヨ。」
ヘスティアの様子に気が付くこともなく、その言葉に気を良くしたベルは更に笑みを深くした。
「僕も少しは成長しているんですよ。どうです、少しは立派になったと思いませんか?」
テンションが上がっているのか、何処かおどけたように腕を曲げて力こぶを見せつけるベル。確かにその腕には、出会ったころには見受けられなかった、中々に膨れ上がった筋肉があった。
しかし、下半身についている
立派になりつつある上半身と、立派になる気配のない下半身。
そこには美しさすら感じられる淫靡さがあった。
このまま永遠にこの光景を見ていたいと、倒錯した美に夢中になっていたヘスティアだが、さすがにこのままではいけないという、ほんの僅かに残った理性がストップをかけた。
ヘスティアは、とうとうベルの格好の真意を問うた。
「ところでベル君。何故今日は下まで脱いだんだい?」
ヘスティアの問いに、ベルはぱちくりと瞬きをし、呆けた顔を見せた。
何を言っているのか分からないといった顔だ。
しかし、ハッと何かに気付いた様子を見せたベルは、ギギギと音がしそうなほどにゆっくりと、自分の下半身に視線を向けた。
ヘスティアも釣られるように下半身に視線を向ける。
当然そこには丸出しの
「す、すいませんっ!!」
次の瞬間、ベルの顔に火が付いた。
顔を真っ赤に染め上げたベルは、すぐさま股間を隠し、脱いだ衣服を拾い上げると凄まじい速さで部屋の出口に駆け出した。
扉の取っ手に手をかけ部屋を飛び出そうとした時、ベルはピタリと止まった。
そしてなぜか、その場で衣服を身に着けてから部屋を飛び出した。
部屋に一人取り残されたヘスティアは、呆然としていた。
唐突にベルが飛び出して行ってしまったため、何故下半身まで脱いだのか、何の説明もない。
ヘスティアの頭の中には疑問が渦巻いていたままだった。
しばらく、固まったままだったヘスティアだったが、不意にのろのろと動き出し、何故か部屋の鍵を掛けた。
そして、ベルが全裸で横になっていた寝台に、ベルとは逆の向きで横になり、大きくい息を吸い込んだ。
つい先程までそこに密着していたナニかの匂いを嗅ぐように、スーハ―と呼吸を繰り返したのだった。
その後、部屋からは女神の嬌声が聞こえてきたという。
【リリルカの場合】
その日、リリルカはベルと訓練をするために、ファミリアの訓練場として使っている庭に出ていた。
戦闘を得意としているわけではないリリルカにとっては、この訓練はキツイと言えるものだったが、彼女はこの時間を心から楽しんでいた。
その理由は単純で、今この場にはベルと自分しかいないからだ。皆それぞれ用事があり、
つまり、ベルと二人っきりの訓練なのだ。
ベルに懸想しているリリルカにとっては、キツイ訓練であろうとも、ベルと二人きりで触れ合えるチャンスなのだ。これが嬉しくない訳がなかった。
互いに木剣を持ち、素振りや打ち合いをして、都度ベルがリリルカにアドバイスを送る。
暖かな気温もあってか、訓練が始まってしばらくすると、二人とも汗だくとなっていた。
「ちょっと休憩しようか。」
「っぜぇ、っぜぇ。は、はいぃ。」
軽く息を切らせているだけのベルとは対照的に、リリルカは息も絶え絶えだった。
レベル差や役割の違いもあるため、これは仕方のないことではあるのだが、恋する乙女としては想い人の前で情けない姿を晒したくないという気持ちもあった。
「リリ。はい、水。」
「あ、ありがとうございます。」
リリルカを伴って訓練場の端に移動したベルは、用意していた水を手渡す。水を受け取ったリリルカは、ごくごくと勢いよく飲み乾していく。
体力と水分を使い果たしかけていたリリルカにとって、やや生温い水であっても、天上の甘露に思えた。
そんなリリルカの様子を微笑ましく見ていたベルも水を口にする。
水が喉を通り腹に流れていき、火照った身体が冷えていくのを感じる。
身体が冷えると、今度は汗に濡れた服の不快感を強く感じるようになる。
女性であるため脱ぐわけにはいかないリリルカには申し訳ないと思ったが、ベルは服を脱ぐためにシャツに手をかけた。
突然、服を脱ぎだしたベルに、水を飲み乾したリリルカの頬が訓練によるものとは関係なく赤く染まる。
ついつい視線を向けてしまうが、訓練後にベルが服を脱ぐのは、別に珍しいことではなかった。蒸し暑い日に訓練した時など、ヴェルフと一緒に上半身裸になっていたこともある。
珍しくはないと言っても、それは想い人の裸体だ。
清らかな身のリリルカにとっては、中々に刺激的な光景なのである。
リリルカの視線に気が付くことなく、ベルがシャツを脱ぎ終える。
そこには、均整の取れた肉体があった。
細身ではあるものの、うっすらと筋肉に覆われたその肉体を頼りないと感じることはないだろう。
出会ったころから一回り程成長したベルの肉体が、汗で太陽の光を反射し、きらきらと輝いていた。
リリルカは、それを見て生唾を飲み込んだ。
想い人というフィルターもあるだろうが、ベルの肉体はいやらしさすら纏っているように見えた。
見惚れているリリルカの前で、ベルは更なる行動にでる。
(えっ!?)
リリルカが心の中で驚愕の声を上げる。
それもそのはず、なんとベルがリリルカの見ている前で、ズボンに手をかけたのだ。
声を上げそうになって、それを必死に抑え込んだリリルカは、目の前の光景を凝視する。このままいけば、もしかしたらパンツ一丁のベルの姿が見れるかもしれないのだ。
心臓が痛いくらいに鼓動を鳴らす。
ともすれば、ベルに聞こえてしまうのではないかと不安になるほどに高鳴っていた。
血走った目で一瞬たりとも見逃さないと、凝視するリリルカの前でベルのズボンが下ろされていく。
(あれ?)
とそこで、リリルカはどこかおかしいと感じた。
ベルがズボンを下ろしているのに、下着が見えてこないのだ。
下着が見えない代わりに、鼠径部の線が見えてきた。
(えっ、えっ、えっ?)
まさかまさかまさか。
リリルカの思考が、混乱と、僅かな期待に染まる。
もしかしたら。もしかしたら。
リリルカの期待がどんどん膨らんでいく中で、とうとうその時が訪れる。
プルンッ。
ズボンから、
(――――――)
まさかまさかの状況に、リリルカの頭が完全にフリーズした。
リリルカには、目の前の光景が現実の物とは思えなかった。
なにせ、愛するベルが自分の目の前で
いくらリリルカが現実逃避をしようとも、目の前にあるのは紛れもなくベルの
以前のダンジョン内の温泉で見たモノと、まったく同じものだとリリルカの記憶が確信を与える。
色も形も大きさも、先っちょの被り具合まで、記憶にあるモノと完全に一致していた。
もはや疑いようもない。
今、ベルはリリルカの目の前で全裸となり、その可愛らしい
「ふぅー。」
全裸となったベルは、丸出しの
解放された
別に、ベルはリリルカに
それ以前に、
下半身のガードがゆるゆるになった結果、上を脱いだ流れで、うっかり下も脱いでしまっただけだった。
それを見せつけられたリリルカは完全に停止していた。
想い人が服を脱ぎだしたと思ったら、
それでも、
「あれ?リリ、どうしたの?」
動かなくなったリリルカを不審に思ったのか、ベンチから立ち上がりリリルカへと近付いていく。
全裸のまま歩いているため、一歩ごとに
右に左にプルンプルンと
リリルカの精神は、ベルが
訓練で体力を消耗したところに、不意打ちで
故に、これが致命傷となった。
近付いて来るベルに合わせて、
「……はぅ。」
「リリッ!?」
リリルカは鼻血を吹き出してぶっ倒れた。
これに驚いたのは原因であるベルだ。
リリルカが熱中症を起こしたのだと勘違いして、慌てて駆け寄った。
「リリッ!大丈夫!?」
倒れ込んだリリルカのすぐ傍で、膝立ちとなって、容体を確認する。
幸いと言っていいのか、頭を打った様子はなく、意識も失っていなかった。
心配した声に反応したリリルカが、顔をベルの方へと向ける。
ここでそれぞれの位置関係を確認しよう。
リリルカは地面に仰向けで倒れており、ベルは膝立ちとなってリリルカの顔を覗き込んでいた。
その状況で、リリルカが顔をベルの方に向けるとどうなるのであろうか。
「――――っ!?」
リリルカが目を見開いた。
とんでもない光景が視界に飛び込んできたのだから、それもしょうがないことだろう。
リリルカが見た光景、それは――――。
視界いっぱいにドアップで映り込んだベルの
倒れ込んだリリルカの顔のすぐ横で、片膝立てて座っているのだから、彼女が横を向けば当然顔のすぐそばにある
「ブバッ!」
「リリーーーーッ!?」
想い人の
それも至近距離での超ドアップでそれを見てしまったリリルカは、再び鼻血を吹き出して、今度こそ気絶した。
その後も、目覚めては
彼女がそれを脱したのは、自分が全裸であることにようやく気が付いたベルが、服を着た後だった。
気絶中のリリルカの顔は、とても幸せそうだったという。
4期のOVAでまたベル君脱がないかな……。