ダンまちはもっと肌色が多い方がいいと思うんだ。 作:黒のトビ
時系列的には、これがベル君の初めて。
アイズさんに性知識はありません。
教育しているリヴェリアさんに性知識がないからです。
ある日、ベルはヘスティアのバイト先の紹介で、大浴場の清掃のアルバイトをしていた。
露天風呂風の広い風呂場を真面目に清掃するベルに、女将がご褒美として客が来ないうちに一風呂浴びることを許可し、ベルは一番風呂を楽しむ。
湯に浸かるベルは、温かいお湯と、冷たい岩に挟まれた心地良さで、ついうとうとと眠りに落ちてしまう。
「うわ――。すごいね――。」
転寝していたベルは、不意に聞こえてきた声にパチっと目を覚ます。
「ん…?神様…?」
目覚めたばかりで、ぼんやりとしていた頭がはっと覚醒する。
ベルはすぐさま、今の状況を確認する。今自分がいるのは大浴場の湯の中。うっかり眠りに落ちる前には、自分一人しかこの場にはいなかったはず。
では、今さっき聞こえてきた声は誰の物なのか。
その答えを頭では理解しながらも、ベルは恐る恐る背を預けていた岩から、そーっと声のした方向を覗いてみる。
「ヘスティア様、はしゃぎ過ぎないで下さいね。
他のお客様の御迷惑になりますから。」
そこには予想通りヘスティアと、おまけにリリルカの姿まであった。
ヘスティアは、目新しい露天風呂風の浴場にテンションを上げてはしゃぎまわり、リリルカはそんなヘスティアを窘めていた。
リリルカは身体にタオルを巻いて隠していたが、ヘスティアは一切隠すことなく、その豊満な身体を曝け出しており、一糸纏わぬ姿ではしゃぐものだから、その豊か過ぎる乳房が動きに合わせて盛大に暴れ回っていた。
(神様!!?リリまで!!!)
二人の姿を確認したベルは、すぐさま顔を引っ込め岩陰に身を隠す。
(!!そういえば大浴場は時間帯で男女入れ替えだって…。
女将さん、ボクがまだ入ってるの忘れてたんだ!!)
実際には、ベルが自分で思っていたよりも長時間眠りこけていた為、女将ももうベルが上がっていると思っていたというのが正しいだろう。
ベルは、温かいお湯に浸かっているのに、背筋が冷たくなっていくのを感じる。
遠目に見えたヘスティアの全裸など、もはや気にしている余裕が無かった。
(どうしよう!?早くここから出ないと…。)
もし見つかってしまったら、女湯を覗いた変態としてファミリアを追い出されてしまうかもしれない。そんな最悪の想像までもが脳裏に過る。
なんとしても、見つからずに脱出しなければならない。
そんな決心の下、大岩に沿って移動を始めた。
ポヨン。
行動を始めてすぐに、後頭部に柔らかい感触を感じる。
岩ではない。弾力と温かさを感じる、物凄く柔らかいなにかにぶつかったのだ。
「え…。やわらかい?」
あまりにも思いがけない感触に、ベルはその物体の方に視線を向ける。
そこには――――アイズ・ヴァレンシュタインがいた。
それも、裸身にタオル一枚巻いただけという姿で。
(アアアアア……アイズさん!?何で!?何でここに!!?)
ベルは物凄く混乱した。
混乱しすぎて咄嗟に女性の様に胸を隠してしまう程に。
何故ここにアイズがいるのか、何故そんな格好をしているのか、唐突な想い人のきわどい姿をみてしまったため、ベルの頭は一瞬にして沸騰した。
ここが浴場であるために、服を着ていないというのは当たり前のことなのだが、頭沸騰中のベルはそんなことにも思い至らなかった。
先程感じた柔らかい感触は、アイズのお尻であり、前を見ていなかったベルはお尻に頭をぶつけてしまったのだ。
ベルとアイズは顔を真っ赤に染め上げ、お互いに背を向けて黙り込む。
離れた場所でヘスティアとロキがギャーギャーと騒いでいる声が聞こえてきたが、混乱するベルとアイズにそれを気にする余裕などなかった。
しばしの間、沈黙が二人を支配する。
お互いに相手に何を言ったらいいか思い浮かばなかった。
「ごめん……」
「え?」
気まずい沈黙を破り、アイズがポツリと呟く。
唐突な謝罪の言葉だった。
その謝罪の理由に心当たりがないベルは、思わず疑問の声を上げた。
ベルからすれば謝るべきは、女性達が入浴している中に紛れ込んでいる男である自分であり、アイズが謝罪する理由などないはずだ。むしろ自分に怒りを覚えるのが自然だとすら思う。
「多分ロキが急がせたから…だよね。君が入ってたなんて知らなくて…。」
ポツポツと語るアイズに、怒りの感情は見受けられない。
それどころか、どこか申し訳なさすら感じられた。
アイズは、ベルがここにいるのはロキが無理を言ったからだと考えており、ベルは被害者だとすら思っていた。
「このタオルで体隠して…。目もつぶってて。私が出口まで連れてくから…。みんなに見つかる前に。」
「ひゃっ…ひゃい。」
(何だこれ、何だこれ、何だこれ、何だこれ~!?)
アイズにとっては罪滅ぼしのような感覚なのだろう。ベルに迷惑が掛からないよう、無事に脱出できるように力を貸すことにしたのだ。
アイズはタオルをベルに手渡し、手を引いて出口までの誘導を始める。
ベルは言われるがままにタオルを身体に巻き、目を瞑り、アイズの柔らかな手の感触に動揺するばかりだ。
ベルの混乱は収まることはなく、それどころか激しくなる一方であった。
(っていうかコレって、アイズさんが身に着けてた…。ってことは!!!!)
されるがままになっていたベルは、身体に巻いたタオルの温もりからとんでもない事実に気が付いてしまい、ハッと目を見開いた。
温泉の熱とは違う人肌の温かさ、アイズの体温を感じ取ってしまったのだ。
「絶っ対、見ちゃダメ…だよ。」
「はいっ!!」
恥ずかしそうに、しかし、しっかりと聞こえるように釘を刺す。
ベルにタオルを渡してしまった以上、アイズの身体を隠す物は存在せず、さらには片手をベルと繋いでいたため、もう一方の手で乳房を隠しているだけに過ぎなかった。
すごい勢いで顔を背けるベルだが、ほんの一瞬アイズの身体が視界に映り、目を瞑ってもそれが瞼の裏に焼き付いて消えなかった。
特に、白桃のような形の良い臀部は、これから先一生忘れることはないだろうと言える程にベルの脳裏に刻み込まれた。
ベルがちゃんと目を閉じていることを確認したアイズは、ベルの手を引き出口に向かって歩き出す。
促されるままに進むベルだったが、今彼はピンチに陥っていた。
先程チラリと見えてしまった光景に、股間が反応しかけていたのだ。
もしこの状況で
ベルは必死に自分の股間が
「アーイズ、どっこ行くの?」
「あら誰その子?」
「!ティオネ…、ティオナ…」
ベルが自分の性欲と戦っているうちに、事態は更なる危機に直面していた。
アイズと同じロキファミリアのティオネ・ティオナ姉妹が、浴場を出ていこうと移動するアイズに気が付き、声をかけてきたのだ。
ティオネ達が現れたことで、アイズはひどく動揺した。普段であれば何も問題などないのだが、今はベルを連れているのだ。
もし、女湯に
故に、アイズはベルがなるべく見つからないように進んでいたが、流石に人一人を隠し通しながら移動することは不可能であり、あっさりとベルは見つかってしまった。
アイズとベルに絶望の一文字が過る。
「【
しかし、アイズとベルの予想とは異なり、ティオネ達は騒ぎ出すことはなかった。
それどころか、
その理由はベルにあった。
ベルは、自分では決して認めないだろうが、童顔で可愛らしい顔立ちをしている。
下手をすれば、女の子に見られてしまいかねない程に。
つまり、ティオネもティオナも、ただタオル一枚巻いただけのベルのことを、女の子だと勘違いしていたのだった。
「え……えと…。」
予想外の勘違いに、九死に一生を得たアイズだったが、ティオネの疑問に言葉に詰まってしまう。アイズはもともと弁が立つ方ではない。うまい言い訳が咄嗟に出てくる訳がなかった。
アイズがもごもごしている内に、ティオネはベルに近付き、顔をよく見ようと覗き込んでいた。
(近い近い近い~~)
その様子を薄目を開けてみていたベルは、顔を真っ赤に染める。
それは、ティオネの端正な顔がすぐ傍まで迫っていたということもあるが、一番の理由は別にあった。
それは――――。
ふよん。
すぐ目の前で、前屈みになったティオネの、大きく形の良い乳房が岩に押し付けられて形を変えていた。
その様を見てしまったことで、急速に熱を持ち始めた股間を抑え込むために、ベルは必死に目を閉ざした。
(気配が!!何だかでっかくてやわらかいものの気配が~~!!)
しかし、目を閉じたことで視覚以外の感覚が鋭敏になり、すぐ傍にあるティオネの乳房の気配をしっかりと感じ取ってしまっていた。
不幸中の幸いといるのは、ベルがティオネの乳房を視界に入れた時、すでに岩に押し付けられていて、その先端にある乳首は見えなかったことだろう。
もし、その褐色の大山脈の先端に鎮座するピンク色の突起を見てしまっていたら、ベルはたちまち股間を
「もしかしてのぼせた?顔真っ赤!」
「えっ?…あ、うん。」
羞恥に顔を染めたベルを勘違いしたティオナが、すこしだけ心配したように見つめる。
突然のことで、ベルはつい裏返った声で返事をしてしまう。
だが、それが功を奏したのか、声色でベルが男であることはバレなかった。
顔を赤くし、顔を逸らすベルをじっと見つめるティオナ。
もしかしたら、ベルの態度に違和感を感じ取ったのではないかとアイズが、内心ハラハラと固唾をのむ。
そんなアイズの心配をよそに、ティオナは誰もが予想しなかった行動に出た。
「えい」
「!!!?」
なんと、ティオナは突然ベルの胸を触りだしたのだ。
これにはベルも虚を突かれ、驚愕の声を上げかける。
「……やっぱり♪」
ベルの胸から手を離したティオナは、にんまりと笑みを浮かべる。
それは同類を見つけた笑みだった。
ベルを女の子と勘違いしているティオナは、実際は男なので当然なのだが、その平坦な胸を触って自分よりも無いことを確信し、仲間意識を覚えたのだ。
このままティオナ達に好きにさせていると、ベルが男であることがバレてしまうと感じたアイズは、慌ててベルの背を押してこの場を離脱する。
「あたし達のもきっとまだ大きくなれるから。
お互いがんばろう!!」
ティオネは、ロキ並みの胸しかない女の子に、激励の言葉を投げかけながら呑気に手を振っていた。
「今のうちに。」
アイズはティオナ達を気にしながら、どんどん出口へとベルを押し出してゆく。
衝撃的な展開に頭がショートしたのか、ベルはアイズのされるがままに進んでいった。
それがいけなかった。
「きゃっ!」
突然、女性の小さな悲鳴が上がった。
アイズはティオナ達を気にするあまり前方をよく見ておらず、ベルは頭が茹ってボーっとしていた。
そのため、前方に人がいることに気が付かなかったのだ。
「あ!」
アイズが気が付いた時には遅かった、ベルは押されるままに女性とぶつかり、そのまま女性と一緒に倒れ込んでしまったのだ。
そこで初めて、アイズはその女性の姿を認識する。
「レフィーヤ…!」
ベルと共に倒れ込んだ女性は、アイズと同じロキ・ファミリアの仲間であるエルフのレフィーヤだった。
彼女は、アイズ達より少し遅れる形で浴場へ入ってきて、そのまますぐにベルと衝突したのだった。
「いたた…。」
「……えっ?あっ!!」
一瞬混乱しかけたレフィーヤだったが、すぐに自分の上にいるのがベルであることに気が付いた。
エルフは気位が高く、手に触れることすら許さない者も多い。自分に覆いかぶさっているベルの行為は、エルフ的に見て十分に問題行動といえた。
元々ベルのことをよく思っていなかった彼女は、その無礼に声を荒げる。
「あなたは最近アイズさんと訓練してる…。きゃうっ!」
しかし、その文句は最後まで続かなかった。
言葉の途中で、妙に甘い悲鳴を上げたレフィーヤ。
その原因は、レフィーヤとベルの体勢を見れば一目瞭然だった。
倒れた衝撃でタオルが外れて、産まれたままの姿を晒していたレフィーヤ。
そのレフィーヤを押し倒した体制の、同じく産まれたままの姿のベル。
なんとベルの右手は、レフィーヤの平均よりも豊かな乳房を鷲掴みにしていた。
それはもう言い訳のしようもない程に、しっかりと掴んでいた。
もう片方の乳房は丸出しで、先端のピンク色がツンとしているのが見える。
手を握るどころか、生乳を揉まれたことで、レフィーヤは怒りと羞恥に顔を真っ赤に染め上げ、その眦には涙すら滲んでいた。
彼女の視界に入ったとんでもない物も、彼女の怒りを天元突破させる一因となった。
掌の柔らかい感触の原因に気が付いたベルはレフィーヤとは対照的に、赤くなるどころか真っ青になって、慌てて彼女から離れる。
羞恥心が一周して、恥ずかしがるどころか恐ろしくなったのだ。
「ごっごめんなさい!!」
「あ……あなたって人は…!!ほんとうに…。」
すぐさま心から謝罪するベルだったが、怒り心頭のレフィーヤが聞き入れるはずもない。
胸を隠し俯く彼女の身体から、バチバチと電気のようなものが漏れ出していた。
(魔力!!)
アイズは、レフィーヤから漏れ出ているのが彼女の魔力であるといち早く気が付いた。怒りのあまり、この場で魔法をぶっ放そうとしているのだと。
もしこのまま魔法が放たれてしまったとしたらいったいどうなるか。まず間違いなく浴場は崩壊するだろう。下手をすれば、大浴場全体が吹き飛んでもおかしくない。
そうなったら、怪我人が出かねないし、修繕費などもロキ・ファミリアが出さなくてはいけなくなる。
危機的状況に、アイズの思考が高速で回転する。
レフィーヤの魔法発動を止めなくてはいけない。
どうやって?
説得は不可能。怒り狂うレフィーヤを言葉で止めることはできそうにない。
ベルを連れて逃げる?
追いかけてきたレフィーヤが魔法を乱射して被害が増えかねない。
ならばどうするか?
瞬きをするよりも短い時間の中で、自問自答したアイズはひとつの結論に至る。
それは賭けだったが、被害を抑えるために、神経を集中させ口を開いた。
「【テンペスト】」
エアリアル奇蹟的出力!!
記憶消去!!
小さく詠唱したアイズは、本来思いっきり放つ魔法の力を押さえ、ギリギリの威力に絞り、それを高速で二人の後頭部に叩き込んだ。
怪我をさせず、それでいて直近の記憶が飛ぶくらいの衝撃を与えるという、神業とも呼べるようなアイズの一撃は、その効果を十全に発揮した。
二人の頭の中から、ここ数分の記憶が完全に消え去ったのだ。
確かな手ごたえを感じるアイズの視線の先で、記憶の飛んだ二人が前のめりに倒れ込む。
ゴッ!
鈍い音が聞こえた。
前のめりに倒れたため、互いの頭をぶつけてしまったのだ。
後頭部への一撃に加えて、前頭部にも打撃を受けた二人は、そのまま気絶した。
お湯に沈んでいく二人に慌てたアイズは、レフィーヤを湯船の縁に寝かせると、ベルの身体を抱え大急ぎで脱衣所に運び込んだ。
ベルをベンチに寝かせた後、脱衣所に人影がないか周囲を窺うが、幸運なことに誰もいなかった。
浴場の方を確認しても、それなりに騒いでいたというのに、特にこちらを気にしている者はいないようだった。
ロキとヘスティアが大声で言い争いをしていて、そちらに注目が集まっていたのが幸いした。
ほっと息を吐く。
これで後は、ベルを脱衣所から出せば問題解決だ。
危機的状況を乗り越えて気分が軽くなったアイズが、ベルが横になっているベンチの方向へ振り返る。
そこでアイズの目に、奇妙なものが映り込んだ。
視線の先にはベンチに横たわるベルの姿がある。
ベルの身体は横になっているというのに、その体の一部が天井を向いていた。
訝しんだアイズはベルに近付いて、それをしっかりと観察する。
タオルは浴場に置いてきてしまったので、ベルの格好は当然全裸だ。
アイズの前で、全てを晒している。
近付いたことでしっかりと見えたその部分、それは――――。
色々な所で抜けていると評されるアイズでも、男の子の股間に
ベルの
特別興味があったわけではないが、こうして目の当たりにするとどうしても見てしまう。
それも、
アイズは自分でも気が付かないうちに、身体を前のめりにして覗き込んでいた。
ベルの
愛剣の柄よりちょっと細いくらいの太さの棒がピンと勃ち、天井を指しており、先端の窄まりの奥にはピンク色の何かが僅かに見えている。
その根元にはクルミのようなモノが二つくっ付いており、まるで木の下に落ちたヤシの実を思わせる。
ベルが身動ぎする度に、棒が振り子のように揺れるのがどこか可愛らしく感じられた。
このサイズのモノが付いていれば、タオルを巻いている時に気が付いたはずと、疑問に思ったアイズだったが、うっすらとした記憶で、男の子の
先程、レフィーヤが怒っていた理由の半分くらいがこの
乳房を揉まれたことも怒り狂うに十分な出来事だったが、押し倒したベルは
視界いっぱいに映り込んだ
もし記憶が消えていなければ、ベルを性犯罪者として突き出していただろう。
そこからアイズは夢中になって
様々な角度から観察し、一時はベルの頭を跨ぐ体勢になっていた時もあった。もし、ベルがその瞬間に目覚めていれば、とんでもない絶景が見えたであろう。
もうアイズは、ベルの
ちょんっ。
ビヨンッ!
指先で
指先に感じた意外な硬さと、そのコミカルな動きに楽しくなったアイズは、
もはやアイズは
箍の外れたアイズは、次に根元に付いている
表面をなぞってみると、しわくちゃな見た目通り凸凹が感じられた。
中には柔らかい玉が入っていて、摘まんでみると
ぐにっ。
ビクンッ!
テンションのあがったアイズが少し加減を間違えて、
するとベルの身体が大きく痙攣したため、咄嗟に手を離した。
一瞬目を覚ましてしまったかと思ったが、ベルは変わらず気絶したままだった。しかし、ベルの苦痛に歪むその顔を見て、ここが男の子の弱点であることを学んだ。
遂にアイズはそそり立つ
指で突いていた時も硬さは感じていたが、握りしめるとその硬さは予想以上で、まるで密度の高いゴムの棒を握っているような感触だった。
しばらく
手を下げると、よりピンクが飛び出す。上げると隠れる。
その動きが妙に面白く、夢中で
「……あっ……あぅ……あんっ。」
手を動かし始めてしばらくすると、気絶しているベルの口から、小さな喘ぎ声が零れ出した。
男の子の
むしろ、その声を聞いているとより下腹部の疼きが大きくなっていったため、アイズの手の動きは加速した。
そしてとうとうそれは起こった。
ビクンッ!!
アイズの手の中でひときわ大きく痙攣したベルの
唖然とするアイズだったが、その視線は自然と飛び出した精液を追っていた。
天井近くまで飛んだ精液は、一瞬だけ滞空し、そのまま重力に引かれて床へと落ちていった。
アイズは、目の前で起こった出来事に頭が追い付かなかった。
人よりも性知識に乏しいアイズにとっては、想像だにしない状況であろう。
もしかしたら、自分はベルの
指先で感じる
「あれ?アイズたんはどこいったんや?」
アイズはハッと我に返った。
そうだった。
こんなことをしている場合ではなかった。
そこからのアイズの動きは、レベル5の範疇を超えていた。
ベルの身体を拭き水気を取ると、目にも止まらぬ速さで服を着せた。
そしてそのままベルを担ぎ上げると、脱衣所を飛び出し、廊下にあったベンチにベルを座らせ、すぐさま脱衣所に戻る。
最後に床に落ちたままだった精液をタオルで拭きとると、何食わぬ顔で浴場に戻っていった。
この間、約十数秒。
速度だけならレベル7にも匹敵したかもしれない程に素早い行動だった。
カポーーン。
「いいお湯加減ですね、アイズさん…。」
浴場に戻ったアイズは、レフィーヤと並んでお湯に浸かっていた。
「…あれ?私いつの間にお風呂入りましたっけ??」
「ゴメン、レフィーヤ…。」
レフィーヤは、隣にアイズがいるというのにどこかぼんやりとした目をしていた。
その様子に、記憶がちゃんと消えていることを確認したアイズは、小さく安堵した。
しかし、それ以上に申し訳なさが勝り、謝罪の言葉を零す。
謝罪の理由を理解していないレフィーヤが首を傾げるが、アイズはあえて見えなかった振りをした。
「……可愛かった。」
「え?何ですか?」
「う、ううん。何でもない。」
先程の出来事を思い出していたアイズ。
何が可愛かったのかは言うまでもないだろう。
漫画では記憶消去のあとは描かれていないけど、この流れだと絶対にアイズさんに見られてるよね。