ナツが勝手にS級クエストの依頼書を持っていってしまい
俺とルーシィとグレイが一緒に彼を連れて帰る為にガルナ塔に向かった
するとその島にいる悪魔を目覚めさせようとしているのは
他でもないグレイの兄弟子であるリオンだったのだ
それを知ってグレイも帰るわけにはいかなくなり
リオンの野望を止める事になった
「やれやれ・・・どうしてこうも面倒毎に巻き込まれるんだか・・・」
「全くだ・・・ナツの奴には少し話をする必要が出てきたな」
「エルザ!?どうしてここに!?」
「どうせマスターが俺達だけじゃ心配だからって寄越したんだろ?」
「そういう事だ・・・それで?元凶のナツはどこにいるんだ?」
その時のエルザの顔は全く笑っておらず
それを見てルーシィは完全に怯えていた
「ナツならグレイと一緒にリオンって奴を追いかけていったよ
生憎と俺もルーシィも置いて行かれてしまってな」
「そうだったのか・・・それならばルーシィ!私達も後を追うぞ!」
「うん!コウも早く行こう!」
「いや・・・俺はもう少し周りの様子を見てきたい・・・
あいつらの事だから馬鹿しそうだしな」
「確かにそれも一理あるな・・・わかった!後で合流しよう!」
そう言ってエルザとルーシィはナツ達の後を追いかけていき
俺一人だけがそこに残された
「さてと・・・いい加減に出てきたらどうだ?ずっと見ていたんだろ?」
「・・・やれやれ・・・まさかこれほどの強者がいるとはね」
そう言って陰から出てきたのは明らかに異常な魔力を放つ男だった
しかし俺はすぐにこれが招待ではない事に気がついた
「・・・流石に俺の前でもそんな格好をする必要はないぞ?
お前のその姿が偽物だって言う事は分かっているからな」
「そう?じゃあお言葉に甘えて元の姿に戻させてもらおうかしら?」
彼女がそう告げると魔法が解かれていき先ほどまで男だった人物は
黒いロングストレートの美女へとその姿を変えた
「元の姿に戻ったところで聞かせてもらおうか?あんたの目的を」
「それも分かっているんじゃないのかしら?ここで何をするかなんて
たった一つしかない・・・貴方だってそれが目的なんでしょ?」
「確かに・・・ここに来る動機なんてデリオラしかいないか・・・」
デリオラとはリオンが目覚めさせようとしている悪魔の名前であり
リオンとグレイの師匠であるウルがその命を賭してまで封印した存在でもある
それが分かっていたからこそグレイもこの島に来る事にしたのだろう
そして目の前にいる存在・・・ウルティアもまたその一人だと俺は思っている
「驚いたわね・・・まさかデリオラの名前まで知っているなんて・・・貴方何者?」
「フェアリーテイルに所属しているただの一般人だ・・・で?
どうする?もしもこのままやり合うって言うのなら・・・容赦はしないぜ?」
俺は殺気を放った瞬間にウルティアは驚愕の表情を浮かべ同時に冷や汗を流していた
「・・・そんな殺気を放つ人間が一般人なんて冗談にしても笑えないわね・・・
まぁ安心しなさい・・・貴方とやり合うのは私としても本意ではないし
今回の一件もあわよくばという計画の一つだっただけ・・・もう手を引くわ」
ウルティアは俺と戦う事に対してデメリットしかないと感じたようで
今回の一件からは手を引いた方がいいと思いそのまま消えていた
「ふぅ・・・彼女がそのまま退いてくれてよかったぜ・・・
俺も・・・あの人とは戦いたくないと思ってたからな・・・」
そう・・・ウルティアは別に好きで悪の道に進んでいるわけではなかった
ただ自分を変えたいと必死で足掻いて悪の道に進んでしまっただけ
だからこそ彼女に手を出す事など俺には出来なかったのだ
「まぁいいか・・・とりあえずは急いでみんなと合流しないとな」
その頃、ルーシィはシェリーと対決していたのだが星霊が操られてしまいピンチだった
「どうかしら?自分の星霊に倒される気分は!?」
「くっ・・・!このままじゃやられちゃう・・・!」
ルーシィはどうにか出来ないかと思った時、その手に見慣れない鍵が収まっていた
「えっ!?この鍵は一体!?」
しかしルーシィの考えている暇もなく操られた星霊が襲い掛かってきた
「こうなったら一か八か!お願い!開いて!!」
ルーシィがその鍵を使うとなんと召喚されたのは
オリンポス十二神の一体であるバッカスモンだった
「ヒック!ウィ〜・・・ンア?なんか急に呼ばれたぞ〜?」
「えっと・・・貴方は一体?」
「おでか?おでの名前はバッカスモンだ。お前さんが契約者だな?
んで?おでに一体どう用があったんだ?」
「あいつをやっつけてほしいの!出来れば星霊は傷つけずに!」
「そう言う事なら任せな〜!パーティー・オブ・ザ・ヘヴン!」
バッカスモンの口から酒が吹き出るとそれが星霊に当たり体が完全に麻痺していた
「おでの作った酒はよく効くでな・・・本来なら毒にもなるんだが弱めておいた
さてと・・・あとはおめぇさんだけだな・・・!」
「ひっ!私を守りなさい!木人形!岩人形!」
「う〜ん・・・酒のツマミとしてはイマイチだな〜クック・オブ・ザ・ヘル」
バッカスモンは無数の人形を掴むと全てツマミに変えてしまいそのまま食べてしまう
「そんな!?私の可愛い人形達が!?」
「やっぱり上手くないな〜・・・お返しするど〜リバース・オブ・ザ・デッド」
最後は食べたデータを全て吐き出して人形ごとシェリーを貫いた
「ウィ〜・・・これで終わったな〜それじゃあ花見の続きといこ〜う」
そう言ってバッカスモンは帰っていきルーシィはその強さに驚いていた
「これがコウの力・・・!凄すぎて使う気になれないわよ・・・」
ルーシィがそう言ってしまうほどバッカスモンの一撃は凄まじく
シェリーの後ろの森が簡単に吹き飛ばされていた
「って!こんな事してる場合じゃない!急いでナツ達を探しに行かないと!!」
そしてその頃、コウはグレイとリオンの一騎打ちをこっそりと見守っていた
リオンは師を超える為にその教えを破っていたが
グレイだけはその教えを忠実に守っておりその差が勝負の勝敗を分けた
しかし一瞬だけ時すでに遅くデリオラの封印が解けてしまった
「なっ!?」
「封印が解けたか・・・!いいぞデリオラ!俺と戦え!」
「いや・・・残念だが既に勝負はついている」
そう言って俺が登場すると二人は驚いたような表情を浮かべていた
「コウ!?お前どうしてここに!?いやそれよりも勝負がついてるって」
「言葉通りの意味だ・・・この勝負は既についている・・・お前達の師匠の勝ちでな?」
俺がそう言った瞬間にデリオラは灰のように崩れていきその命は当に失われていた
「まさか!?あの氷はデリオラの命までも奪っていたのか!?」
「・・・はは・・・そりゃあ勝てないわけだ・・・」
二人は改めて師匠の強さと優しさを知り自分達に教えてくれた事に感謝するのだった
(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
設定に載っていないヒロインでも構いません
回答はURLから行ってください)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244449&uid=276839
後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです