エルザから全ての話を聞いた俺達はその壮絶な過去を知って絶句していた
(ある程度は覚悟していたがまさかこれほどとはな・・・
だがエルザがここまで話してくれたんだ・・・ほっとけるわけがない)
「エルザ・・・たとえお前の過去がどんなものであろうと俺達は変わらない
お前を信じてるしお前を助けたいと思っている・・・
だからやっぱり勝手に戦わせてもらうぜ?」
「コウ・・・本当にお前は変わらないな・・・」
「そうか?てかそんなに俺ってエルザと交流あったっけ?」
「いや・・・だが昔からミラに聞かされていたからな
お前がどんな奴でどれだけ救われたのかという事をな
だから・・・私もお前の事を信じてみる事にしよう」
「・・・ああ・・・それじゃあ早いとこ先に進もうぜ?
今の話を聞いている間にナツが先に進んじまったしな?」
「そうだな・・・早くあいつを追いかけないとな」
俺達は急いでナツの後を追いかけて先に進もうとした時だった
『ようこそ皆さん、楽園の塔へ』
「うぉ!?びっくりした〜・・・
いきなり口がそこら中から生えるとかホラーかよ」
「うぅ〜・・・気持ち悪い〜・・・」
「お前ら・・・もっとツッコむ場所があるだろ・・・」
グレイのツッコミは放っておいて
俺達は大体この声の主が誰なのか予想がついていた
「こいつがジェラールか・・・随分と悪趣味な男なんだな?」
「だから論点はそこじゃねぇって・・・」
『俺はジェラール・・・この塔の支配者だ。
互いの駒は揃った事だしそろそろ始めようじゃないか・・・楽園のゲームを』
「ゲーム?それに駒だと?もしかしてチェスでもしようっていうのか?」
『当たらずとも遠からずと言ってもキングはそっちにいるエルザだけだけどね?
ルールはキングであるエルザを守りながら俺の計画を阻止すれば君達の勝ち
逆に俺達はエルザを手に入れてゼレフ復活を成功させれば勝ちと言うわけだ』
「なるほどね・・・で?駒って事はそっちにもいるんだろ?」
『ああ・・・もちろんここに来るまでに三人の駒を配置してある
そしてこのゲームは制限時間付き・・・
何せ評議員がエーテリオンを使おうとしているからね?』
「「「「なっ!?」」」」
俺達はその言葉を聞いて驚かずにはいられなかった
何故ならばエーテリオンとは超絶時空破壊魔法の事であり
一国を滅ぼすほど強力な魔法の一つであるからだ
(そんなものを使うのかよ・・・!評議員もとことん腐ってやがるな!)
『それがいつ使われるか分からないが・・・
もしもエーテリオンが落ちて仕舞えば俺達は全員終わりだ・・・
それでは楽しもうではないか・・・命懸けのゲームを・・・!!』
そう言い終わると壁や天井にあった口はいつの間にか消えていた
「まずいな・・・!エーテリオンを使われたら間違いなく終わりだ
その前にあいつを倒してここから脱出しないと・・・!」
「だな・・・!まずは地道に上へ登っていくしかってなんだ!?」
グレイの言う通りここからは地道に上へと登っていくしかないのだが
もちろんとある男はそんな事を気にしているようなタマではない
「あ〜・・・多分、ナツが壁を破壊して一気に上へ向かったんだろうな
って事はハッピーと合流できたって事なんだろうけど・・・」
「あいつ・・・絶対に罠があるって気づかないのかね・・・」
「とにかく私達も急いで最上階に向かうぞ!」
そう言ってエルザを先頭に再び塔を登ろうとした時だった
「えっ?」
「しまっ!コウ!!」
俺の足元に魔法陣が展開されエルザが手を伸ばすが時すでに遅く
気がついた時には俺は楽園の塔とは違う別の場所に飛ばされていた
「えっと・・・ここはどこだ?」
「ここは私が作り出した時空間よ」
「・・・まさかあんたとまたここで出会う事になるとはな
もしかしてあんたの言っていた計画の一つはこれか?」
「ええ・・・むしろこれが本命と言っていいかもね?」
「なるほどね・・・で?
なんでそんな重要な計画の真っ最中に俺の相手をしてくれるんだ?」
「もちろん・・・あなたが危険な存在だからよ
だから計画が無事に終わるように貴方を封じ込めておく必要があるの」
「つまりはアンタが俺の相手をするってわけ・・・でもないみたいだな?
ここは俺の閉じ込めておく結界のようなもんでアンタも本体じゃない」
「・・・まさか一目で見抜かれるなんて本当に何者?」
「前にも言っただろ?俺は妖精の尻尾に所属する一般人だ
しかしどうやってここから出たもんかね〜・・・」
「無駄よ。ここは私が支配している空間、出る事なんて不可能よ」
俺はそんなウルティアの話を無視しながら色々と周りを確認していくと
確かにここは彼女の言う通り魔法によって作られた空間のようで
並大抵の事ではここから外に出る事など出来るわけがないだろう
「・・・うし!面倒だし手っ取り早くここを壊すか!」
「え?あっ貴方は何を言って!?」
「リアライズ!ドルゴラモン!!」
俺は破壊の化身であるドルゴラモンへと姿を変えると
ウルティアはその圧倒的な存在感に萎縮していた
「うぉぉぉぉお!!ブレイブメタル!!」
そして俺は全てのエネルギーを込めた一撃をその空間に叩き込むと
絶対に壊れないと自負していたウルティアの結界は音を立てて崩れていき
俺はようやく元の世界へと帰還することが出来た
「ふぅ・・・流石に究極体への変身は疲れるな
ってそんな事言ってる場合じゃねぇや。早く先に進まないと」
俺は足止めを食らった分、急いで階段を登っていきみんなの後を追いかけた
(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
設定に載っていないヒロインでも構いません
回答はURLから行ってください)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244449&uid=276839
後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです