急いで頂上まで向かうとそこでは既にナツがジェラールと戦いを繰り広げていた
(どうやら先は越されていたみたいだな・・・
だが不味い・・・この反応・・・マジでエーテリオンが降ってくる!)
彼らの戦いの最中で俺はエーテリオンの反応に気がついた
しかしここにはあの魔法を防げるだけの魔導士など存在するわけがない
そんな事を思っているとどうやら向こうでの決着が付いたようだ
「終わって早々で悪いが現状は把握しているか?」
「ああ・・・なんか馬鹿でかい魔力が落ちてきてる!」
「エーテリオンだ・・・
どうやら評議会は本気でここを潰すつもりらしい!」
「どうすんだ!?」
「・・・私がなんとかしよう・・・!」
「「なっ!?」」
なんとそこに現れたエルザがエーテリオンを止めると言い出した
「無理だ!たとえ全力だったとしてもお前じゃあれは止められない!」
「だろうな・・・だが皆を逃すくらいは出来るはずだ」
「・・・それはお前が犠牲になる方法だろ?」
「・・・・・」
「ならその方法は却下だ。ナツ!エルザを連れて下に行け!」
「なっ!?コウはどうするんだよ!?」
「決まってるだろ?あれを受け止めてやる!!
リアライズ!クレニアムモン!!」
俺はその場でクレニアムモンへと変身し落ちてくるエーテリオンに備える
「コウ!」
「とっとと行け!俺でも受け止め切れるかどうか分からねぇんだからな!」
「死ぬなよ!いくぞエルザ!」
「なっ!?待て!コウを置いていくなど!」
「あいつなら大丈夫だ!俺達は・・・何度もそれを見てきた!」
ナツ達が下へと降りていったのを確認して俺は体を巨大化させる
その理由はもちろん落ちてくるエーテリオンに対抗する為だ
「見せてやろう・・・!我が最強の防御を!ゴッドブレス!!」
魔楯アヴァロンから発生した鉄壁の全方位防御であるゴッドブレス
しかしこれは三秒間しか発動する事が出来ず受け止め切れるかどうかは時間の勝負だ
(だが・・・!これで諦めたらこの楯の名前が廃るってもんだ!!)
「この楯を越えたいのなら・・・!大門大でも連れてこいやぁぁぁああ!!」
渾身の俺の防御はエーテリオンを弾き飛ばしてどうにか楽園の塔は消えずに済んだ
(でも・・・流石に体力の限・・・界・・・)
しかし一日に二度も究極体に変身した俺は体力を使い果たしてそのまま気絶してしまった
そしてしばらくしてから目が覚めると何故か俺はエルザに膝枕されていた
「・・・えっと・・・どういう状況ですかね?」
「お前が気絶していたから膝を貸してやっただけだ」
「いやそうじゃなくて・・・俺ってどれくらい気絶してました?」
「おそらくは一時間ほどと言ったところだろう
今はナツがみんなを呼びに向かっている
それにしても・・・まさかエーテリオンを受け止めてしまうとはな」
「流石に死ぬかと思ったけどな・・・」
「普通は思うだけでは済まないのだが・・・
全く・・・本当にお前には驚かされてばかりだな」
「仲間の為ならいつでも命を張ってやるさ」
「・・・本当に・・・敵わないな・・・」
そう言うとゆっくりとエルザの顔が近づいてきてそのまま俺とキスをした
あまりの状況に俺は頭がついていかず
先ほどの疲れもまだあったのかまた眠気が襲ってきた
「しばらく眠っているといい・・・本当にありがとう・・・」
こうして楽園の塔での事件も終わり俺達は再びバカンスを満喫する事になった
と言っても事件の翌日に関しては俺は全く動く事が出来なかったので
満足に遊ぶ事も出来ず更にはエルザの仲間との別れにも立ち会う事が出来なかった
「なんだか悪かったな・・・そういえばシモンだったか?彼の墓は?」
「ミリアーナ達が建ててくれるそうだ・・・あいつの故郷でな」
「そうか・・・それならそいつも喜んでくれそうだな・・・」
「ああ・・・きっと安らかに眠ってくれるだろう・・・」
シモンとはエルザの仲間だった男であり
あの戦いの中でエルザをジェラールから守り死んだそうだ
きっと彼の中では後悔などないだろうが
エルザとしては自分の所為で死なせてしまったと思っているのだろう
「・・・エルザ・・・気にするなとは言わない・・・
だがシモンって奴はきっとお前のそんな姿など見たいと思ってないぞ?」
「・・・分かってはいるんだがな・・・
そんなにすぐに気持ちは切り替えられないんだ・・・!」
「・・・なら・・・少しだけ楽になるように胸を貸してやるよ」
俺はまだ体がだるい感じがしながらもエルザの為に体を起こして彼女を抱きしめる
「俺の前でぐらいならかっこいいエルザじゃなくていいからさ
少しくらい弱っているエルザを見せてくれ・・・」
「っ!すま・・・ない!少しだけ・・・胸を・・・貸してくれ・・・!」
それからエルザは日が明けるまで俺の胸の中で泣き続けていた
それは妖精女王と呼ばれているエルザではなく
一人の少女に戻ったからの涙だったと俺は思っている
そして俺達はバカンスを終えてギルドへと戻る事にしたのだが
「その・・・済まないがこれからお世話になろうと思う・・・」
「・・・マジですか・・・」
何故かエルザまでもがウチで一緒に暮らす事になってしまった
(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
設定に載っていないヒロインでも構いません
回答はURLから行ってください)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244449&uid=276839
後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです