あれから間も無くして収穫祭当日を迎える事になりみんなは大いに盛り上がっていた
特に盛り上がっていたのは他でもないミス・フェアリーテイルコンテストであり
皆が色々な自己アピールをして男性陣はまさしく大興奮の状態だった
「なんというか・・・呑気だよな〜・・・」
俺はそれを呑気に眺めているとラクサスの部下であり
雷神衆と言われている三人の中の一人・エバーグリーンが壇上に上がる
「!?みんな!そいつから離れろ!!」
その瞬間に俺は危険な感じがして急いで叫ぶが
時すでに遅く壇上にいたミラ達が石化されてしまう
『ハハハハ!どうだ!?随分と面白い出し物になっただろ?』
「・・・ラクサス・・・!!」
『安心しろ・・・別にそいつらをどうこうするつもりはない
これは言うならばこれから始まる祭りの前座だ』
「前座じゃと!?」
『そう・・・その名もバトルオブフェアリーテイル!
フェアリーテイルの中で最強を決めるっていう単純な祭りさ!』
「馬鹿な!?ギルドのメンバーと・・・家族と戦えと言うのか!?」
『家族だと?そんな甘い事を言ってるから
この前もいいようにやられたんじゃねぇのか?』
「ぐっ・・・!」
『それに残念だが・・・ジジィはこの祭りに参加できねぇよ
ギルドにはフリードに作らせた術式魔法で出入りを封鎖させてもらったからな』
「なんじゃと!?」
その言葉を聞いてマスターがギルドの扉に向かうと
確かに術式が施されており外に出る事が出来なかった
『残念だったな?まぁせいぜいジジィは仲間の傷つく姿をそこで見てな!』
「ラクサス・・・!!」
『さて・・・それじゃあ始めようか・・・!バトルオブフェアリーテイルをな!』
ラクサスの開催宣言と共にギルドのメンバー達はそれぞれラクサスを目指して街を徘徊する
しかしそれと同時にフリードの術式魔法によって強制的なバトルが発生し
お互いに戦いたくもないのに戦わされる悲劇が続いていた
「くっそ・・・!俺達はここから出る事も出来ないのかよ・・・!!」
「だな・・・てかなんでナツもガジルも出られないんだ?」
「そんなんこっちが聞きてぇよ!?」
「だよな・・・ついでになんか俺も出られないし・・・」
俺も最初は直ぐにでもラクサスの元に向かおうと思ったのだが
ナツやマスター同様に術式魔法の壁に阻まれて外に出られないでいた
(おそらくはフリードが魔力を持たない人間を移動出来ないようにしたんだろうな
あくまでも街の人間を巻き込まないように・・・でも俺ぐらいはいいでしょ・・・)
正直、律儀というかなんというか・・・とにかくフリードの結界で俺は外に出られず
仕方がないのでこのままこの結界が解けるのを待つ事にした
そんな中でどうやら外では動きがあったようだ
『どうだジジィ?少しは楽しんでくれるか?』
「ラクサス!こんな馬鹿な真似はやめるんじゃ!」
『馬鹿だと?これのどこが馬鹿だっていうんだ?
妖精の尻尾は常に最強のギルドでいなくちゃいけねぇ・・・!
だが最近はどうだ?幽鬼の支配者にはいいようにやられて
挙句にはその時の仲間だった奴らを引き入れやがった!
だからよ・・・これは選別なんだ・・・昔の・・・最強のギルドに戻る為のな!』
「愚かな・・・!ギルドとはそんな事の為にあるのではない・・・!
ギルドとは繋がりじゃと・・・あれだけお前にも教えたではないか・・・!」
『ああ・・・だがその繋がりが同時に弱さにもなった・・・だから俺はその繋がりをここで断つ!
それと一つだけ朗報だ・・・あのグレイがビッグスローにやられたぜ?』
「「なっ!?」」
グレイは妖精の尻尾の中では上位に入るだけの強さを持っている魔導士であり
それがやられたという事実は他のみんなにかなりの心理的ダメージを与えていた
『どうだ?これでもあんたはギルドに一番大切なのは繋がりだとほざくか?』
「・・・グレイがやられたか・・・それじゃあもうのんびりもしていられないな」
『ああ?一般人のお前に何が出来るんだ?コウ』
「確かに俺は一般人だが・・・別にここから抜け出せないわけじゃないぜ?」
『何?』
「今からそれをお前にも教えてやるよ・・・リアライズ!スティフィルモン!」
俺は自分の体をスティフィルモンへと変えてゆっくりと壁の方に向かっていく
「おいコウ!?一体何をするつもりじゃ!?」
「簡単ですよ・・・これが術式魔法だって言っても所詮は個人の魔法・・・
だったら・・・その魔法よりも強い攻撃で打ち抜けばいいだけだ!
いくぞ!ギガクリムゾンダイブ!!」
空中で高速できりもみ回転しながら壁に突っ込んでいく
もちろん壁に阻まれてしまうが俺はそれでも回転する事をやめない
『諦めろよコウ・・・いくらお前が強くても所詮は一般人・・・
どんなに頑張ったところでフリードの術式魔法を超えられねぇよ』
「あいにくと俺は諦めって言葉を知らないんだよ!お前みたいにな!」
『俺が・・・諦めてるだと?』
「違うか!?それともただ駄々を捏ねているだけか!?
どっちにしても俺はお前とは違うんだよ!うぉぉぉぉおお!!」
そして諦めない俺の一撃は徐々にフリードの術式にヒビを入れていき
ついにはその壁を貫いて外へと脱出する事が出来た
「だから言っただろ?お前とは違うって・・・
そんじゃあまぁ・・・待ってろよ?ラクサス!」
『いいぜ・・・!こいよ・・・!コウ!!』
(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
設定に載っていないヒロインでも構いません
回答はURLから行ってください)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244449&uid=276839
後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです