※この作品はR-18です。

フェアリーテイル・デジタライズ   作:迷える夜羊

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天狼島

マスターに言われて俺、エルザ、ミラ、ギルダーツの四人は

他の受験者よりも早くS級試験が行われる場所・天狼島にやってきた

 

「・・・で?具体的に俺って何をすればいいの?

 魔導士じゃないから戦っても無意味だよな?」

 

「それ以前にコウと戦って勝てる相手がいないよ」

 

「マスターの話ではコウにはお邪魔役として

 例のモンスター達を大量に出して欲しいと言っていた」

 

「なるほど・・・で?どれくらい出せばいいんだ?」

 

「・・・因みにだが・・・どれくらいなら出せる?」

 

「成長期クラスで千体・・・成熟期で五百ってところかな?」

 

「ならば成長期を五百の成熟期を十体で頼む」

 

「了解」

 

俺はエルザの指示を聞いて出すデジモンなどを選定し

とりあえずは邪魔をするようにと命令して野に放った

後は遅れてやってくる受験者達を待つだけなのだが

 

「・・・それにしてもデカイ木だな・・・天狼樹だったっけ?」

 

「ああ・・・なんでもギルドの紋章が入った者に加護を与えてくれるそうだ

 だからこそ大事な試験の時は必ずここでやる習わしとなっている

 そしてその近くには初代ギルドマスターのお墓もある」

 

「へぇ〜・・・確か今回の試験はそれを探すのも入ってるんだったか?」

 

「ああ・・・だがその前にとんでもない激戦が控えているがな」

 

ギルダーツの言っている激戦とは他でもない

一番最初の試験内容の事を言っていた

マスターの話では静・闘・激闘の三つのルートに分けられており

静のルートは文字通り何も仕掛けられていない安全なルートで

闘のルートは他の受験者と戦い残った方がクリアとなる

そして最後の激闘・・・これは現役のS級魔導士と戦うルート

まさしく不可能に近いルートとなっているのだ

 

「おまけに今回は妖精の尻尾最強と言われているギルダーツがその一角って・・・

 マスターも人が悪いというかなんと言うか・・・

 まぁ現役のS級が二人も抜けたから仕方がないんだと思うけど・・・」

 

「ああ・・・それに激闘の試験と書かれてはいるが別に勝利する事が目的じゃねぇ

 簡単な話が俺らを出し抜いてルートを抜けさえすれば問題はねぇのさ」

 

「ああ・・・最もそれを理解している奴らがどれだけのいるのかという話だがな」

 

「・・・ナツに関しては絶対に誤解してるだろうな〜・・・

 てかあいつの場合は絶対にエルザと戦うつもりだろ?

 いつも喧嘩ふっかけてるのをあるし今回はいい機会だと思っているからな」

 

「だろうな・・・だからこそ今回は俺がナツの相手をするつもりだ」

 

どうやらギルダーツは今回、ナツの相手を自らすると宣言しており

おそらくそれはナツのこれからに対して必要な教訓を教える為だろう

 

「相手をするのは別にいいんだけどさ・・・どこに来るのか分かってるのか?」

 

「どうせあの単純なナツの事だからエルザのEルートで来るだろう

 だからその裏をついて俺はそこで待っていれば問題はない」

 

(・・・完全に思考回路を読まれているな・・・)

 

ここはギルダーツが恐ろしいと思うべきなのか

それともこんな簡単に考えを読まれてしまうナツを悲しむべきなのか

とにかく後少しで試験は始まるので三人はそれぞれの持ち場へと向かった

その直後、何体か俺が召喚したデジモンが消滅した気配を感じ取った

 

「・・・侵入者の気配あり・・・これは間違いなくゼレフだな・・・」

 

成長期とはいえ普通の獣よりは遥かに強いデジモン達

それをいつも簡単にしかも数体を倒したと言う事を考えれば

その侵入者は間違いなく黒の魔導士・・・ゼレフしか考えられなかった

 

(マスターに言うべきだろうが・・・本当の問題はゼレフじゃない・・・

 この後で来る悪魔の心臓だ・・・一体どのタイミングでやってくるのか・・・)

 

なんて事を考えていると再び誰かの気配を察知

それがS級試験を受けに来た受験者達だと俺は判断した

 

「仕方ない・・・考えるのは後にして今はあいつらの邪魔に集中するか・・・

 えっとナツが・・・うわ〜マジでギルダーツの読み通りEのルートだよ・・・

 いやまぁ・・・原作を知ってるから分かってるんだけどさ・・・

 なんか逆にギルダーツも俺と同じ転生者なんじゃないかって気がするな・・・

 他は・・・ジュビアとリサーナのペアがエルザのルート

 エルフマン・エバーグリーンがミラのルートか

 そしてルーシィ・カナのペアVSフリード・ビッグスロー

 グレイ・ロキペアVSメスト・ウェンディペアみたいだな・・・

 んで残ったのはレヴィとガジルのペアが何もない安全なルートか・・・

 ガジルの事だから何もないって今頃、怒ってるんだろうな〜・・・」

 

とりあえずは原作通りに事が運んでおり

俺もこれから来るであろう色々に備えて準備を始める事にした

特に俺が警戒しなくてはいけないのはミラ・リサーナの元にやってくる男

 

「アズマ・・・エルザには悪いが今回は俺が先に手を出させてもらうとしよう・・・」

 

そう考えながら俺はみんながルートを抜けてくるのを待っていると

試験終了の合図が鳴り響き見事に突破してきたのは

ナツ・ハッピーペア、グレイ・ロキペア、ルーシィ・カナペア、ガジル・レヴィペアの四組だった

 

「・・・ん?あり?エルフマンとエバーグリーンはクリア出来なかったのか?」

 

「ああ・・・それが姉ちゃんに嘘をついて動揺を誘おうとしたんだが・・・

 逆になんかコウとの結婚とかについてを言われていつの間にか時間が・・・」

 

どうやらエルフマンの話では原作通りエルフマンとエバーグリーンの二人が

結婚の話をしてミラの動揺を誘おうとしたらしいのだが

逆に俺との結婚についてを話を永遠とされる事になってしまい

それを聞かされている間に試験終了の時間が来てしまったそうだ

 

「・・・なんか・・・ごめんね?」




(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
 回答はURLから行ってください)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244449&uid=276839
後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです
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