メルディをとりあえず安全な場所に運んだ俺は
しばらく森の中を歩いていると
強力な魔法のぶつかり合いを感じてその方向に向かうと
そこでグレイとウルティアが戦っており
丁度、グレイが勝利したところだった
「お疲れさん・・・この後は俺に任せて
グレイは他のみんなを探しに行ってくれないか?」
「・・・分かった・・・後はお前に任せる」
グレイは俺の言う事を聞いて他のみんなを探しに向かい
俺は海で浮かんでいるウルティアを回収し近くの森に座らせた
「・・・まさか貴方に助けられるなんてね・・・
負けた私を笑いにきた・・・と言うわけではなさそうね?」
「流石にそこまで悪者じゃねぇっての・・・
それよりもさっきゼレフが目覚めて逃げたから
それだけは伝えておこうと思ってな?
でも・・・その様子からしてもう拘ってはいないみたいだな?」
グレイとの戦いでどうやら彼女は母の思いを知ったようで
これまで世界に対して憎しみを抱いていた心は浄化され
今の彼女はもはや悪の魔導士ではなかった
「・・・おかしな話よね・・・あれだけ世界を憎んでいたはずなのに・・・
母の愛に触れただけでそれが綺麗に洗い流されたわ・・・」
「それだけ偉大なのさ・・・親の愛ってもんはな・・・
それよりも教えてほしい事がある・・・
お前らのボス・マスターハデスについてな?」
そう・・・俺が彼女の看病を申し出ら本当の理由は
彼女らのボス・マスターハデスの情報を聞く為だった
そして彼女もそれを予見していたようでゆっくりを彼の事を教えてくれた
「マスターハデスはかつてフェアリーテイルの二代目マスターだった男
そして・・・おそらく人間で彼に勝てる魔導士はこの世に存在しない・・・
彼は・・・無限の魔力を持っている男なのよ・・・!」
「無限の魔力ね〜・・・どうせカラクリが存在するんだろ?」
「その通りよ・・・でも理解したところでどうしようもないわ・・・
貴方だけでマスターハデスに勝てるわけない・・・」
どうやらウルティアの目からしてみても
俺だけではマスターハデスには勝てないと思っているようだ
しかし彼女は一つだけ勘違いをしていた
それは俺が一人だけで戦うと言う事だった
「俺は別に一人で戦うわけじゃねぇさ・・・仲間がいる
頼もしい仲間達がな・・・!だから負けねぇよ・・・!」
「・・・そうだったわね・・・貴方達はそういうギルドだったわ・・・
全く・・・本当に・・・ズルい男よね?・・・」
そう言ってウルティアは俺を抱き寄せるとそっと唇を合わせてきた
流石の俺もいきなりだったので驚いてはいたが
すぐに受け入れるようにしばらくの間、キスをし
俺は彼女を置いてマスターハデスの元に向かう事にした
「・・・あっ!そういえば忘れてたけど
お前がゼレフの警備を任せていた娘は俺が助けておいた
ちゃんと後で迎えに行ってやれよ?」
「・・・私にそんな資格があるのかしら・・・
あの子にはずっと嘘をついて生きてきたのよ?
そんな私を・・・彼女は許してくれるとは思えない・・・」
「・・・それを決めるのは俺じゃないしお前でもない・・・
お前の言う事を守ってちゃんとゼレフを守ろうとしたあの子自身だ」
そう言い残して俺はマスターハデスの元へと飛んでいく
その後ろ姿を見ながらウルティアは自分では勝てないとなんとなく理解した
それは実力だけではなく心の強さという意味であってもだ
(・・・これから私は罪を償っていかないと・・・
まずはメルディから・・・もちろん謝って許されるものじゃないけど・・・
それでも・・・謝らなければ前に進めない・・・!)
ウルティアは過去の過ちをこれからやり直す為に
まずは一番の被害者でもあるメルディの元へと向かった
もちろん彼女は深く傷つく事にはなるだろうが
俺はそれでもきっと大丈夫だろうと信じていた
彼女を助けた時に本当の彼女はとても心の優しい子だと理解したからだ
だからこそ彼女らはきっとやり直せると俺は考えていた
(・・・その前に俺は俺のやらなくちゃいけない事をやらないとな・・・!)
そして俺はいよいよこの島を襲った悪魔の心臓のマスターであり
先代妖精の尻尾のギルドマスターでもあるハデスと対峙する事になった
「・・・マカロフのところの小僧か・・・!
たった一人で来るとは・・・どうやら随分と威勢が良いようだな?
だが・・・それは命知らずな事だと知るがいい・・・!」
「確かに今は俺一人だが・・・後で仲間がやってくるさ
それまでは・・・俺で満足してもらうぜ?マスターハデス!
リアライズ!デュークモン!」
俺はデュークモンへとその姿を変えてマスターハデスとの戦闘に臨むのだった
(アンケートでヒロインに使って欲しいデジモンや勢力そして衣装を募集してます
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後出来れば設定の衣装を着たヒロインの挿絵も欲しいです