お付き合いくだされば幸いです。
尚、過去に投稿した分も、ちょこちょこ改稿もしていますが、改めて読んでくださいといえるほど変わっているわけではありません。気になる人はどうぞ。
<幕間 ユリアナ 宿直室にて>
「……という、妄想を膨らませていたんです」
ユリアナ・フランドール*1は、X支部の宿直室で、班長に自らの妄想を熱く語っていた。
たまたま、X支部で人手不足のためにZ支部から何名かと派遣されていた班長は、本日の宿直のユリアナに捕まり、暇つぶしの相手にさせられ、ユリアナの熱く萌える妄想を聞かされていたのだった。
というか自分と部下にまつわる、根も葉もない
どんな顔をして聞けばいいの?これ拷問なの?
そうは思うが、ユリアナの趣味のようなものだし、妄想するのは仕方がないかと諦念の極致。
「どうでしたか、班長!陽菜さんと七海さんのキャッキャウフフのラブラブ!そして班長をめぐるラブコメ的な『
なんだその妄想は。大体、ラブコメ的な『To Loveる』って。普通にトラブルでいいだろう。外国人訛りか?
それに、ユリアナは割と現実でもあるって言うが、コミックやライトノベルの主人公じゃあるまいし、そんな現実あるわけがないだろう。
それでも律儀に最後まで妄想話を聞いた班長が、そうユリアナに言うと、ユリアナはヤレヤレと外国人特有のオーバーアクションで応えた。
「自覚がないにもほどがありますね。……この
自覚がないとはどういう事だろうか。しかも最後に何か言われたような気がするが、よく聞き取れなかったので、え?と、聞き直す。
「なんでもありません。
鈍感系主人公特有の、都合の悪いことは聞こえない聴力に、ユリアナはため息交じりにそう言った。
不思議そうな顔をする班長に、ユリアナはまたため息をついた。
本当に。なんでこんな鈍感な人がいいのかしら。……私を含めて。
こんなにモテモテなのに、自覚がないとか、私を妄想
私にあんなに手取り足取り教えてくれた班長が、他の隊員たちと、あんなことやこんなこと、百合の間に挟まって、それでも許されちゃうエロゲ世界の申し子の様な存在として現実にいると言うことがどれほど凄いことか。
そして、隊員全員からモテモテなのに、それに自覚がなく、気が付いていないくせに全員と身体の関係はあるとか。
なんなのこのエロゲ世界。妄想が捗りすぎます。……耽美な世界だわ……。
「また、妄想してる?」
班長に声をかけられ、ハッ!と現実に意識を戻す。
「あ、あはは……わかりました?」
わかるさ。ユリアナを見てれば。
そう言う班長に、ユリアナは顔を赤らめる。私の事、本当に、理解していてくれてるんですよね。……でも。
「そう言う班長だって、えっちな気分になってますよね?」
いや、そんな事は……と、動揺する班長を見て、ユリアナは立ち上がると班長の横に座った。上目づかいで、しな垂れかかるユリアナのその手は、さりげなく班長の太ももの上を滑り、ゆっくりと班長の股間へと近づいていき……到達する。
そこには勿論、固くなった班長の肉棒が。
「ほら、こんなに固くなってますよぉ……。私の妄想を聞いて、固くしちゃいましたか?ふふふっ」
ズボンの上から、固くなった肉棒を擦る。そのもどかしい感触に、班長は思わず呻いていた。
「私の妄想の、どの部分でこんなに固くしちゃったんですかぁ?陽菜さんと七海さんのいちゃいちゃドロドロエッチなところかしら?それとも、班長が美月さんとしてるところ?それとも風香さんにされてるところかしら?」
「そんな事、言えるわけ……」
「あら。私なら気にしませんのに。と言いますか、感想を頂けると、妄想がもーっと捗るんですけれど」
そう言いながら、班長の肉棒を擦っていた手は、いつの間にか班長のベルトを外し、チャックを降ろし。班長の肉棒を露わにしていた。
い、今は宿直中で、ここは宿直室だぞ?!
そう言おうとした班長の唇を、唇で塞ぐ。
「ちゅ……んちゅ……れろぉ……」
班長の唇を割り、舌を差し入れ、班長の舌を絡めとり、吸う。班長の舌を舐め、唇で甘噛みし、吸い上げる。
その間も、ユリアナの手は班長の肉棒を扱く。少しひんやりとした細い指が、熱い肉棒を上下に擦り、鈴口から我慢汁が垂れてその手を汚せば、亀頭を撫で、溢れる我慢汁を亀頭に塗していく。
唾液が糸を引くほど濃厚なキス。ユリアナは、荒い息をつくと、班長の耳元に唇を寄せる。
「だって……班長が、私の妄想を最後まで聞いてくれて嬉しかったんです……それに」
班長は最近、忙しくてX支部に来てくださらないから、妄想を聞いてもらえませんでしたし。
……こういう事も……できませんでしたし……。
言いつつユリアナは、耳朶にキスをする。そして班長の耳をねっとりと舐めあげ、耳穴に舌を差し入れる。
くちゅ……くちゅ……じゅりゅぅ……。
鼓膜に直接響く水音が、班長の脳みそを狂わせる。
耳朶を舐ったユリアナは、そのまま班長の首筋へと舌を伸ばす。
れろぉ……と、首筋を舐めあげ、また、耳朶を舐める。
舐めながらも、ユリアナの手は班長の肉棒を愛撫する事を止めはしない。
肉棒を扱かれ、耳を舐られ。
班長は喘ぎ声をあげそうな唇を噛んだ。
「班長、気持ちいいですか……れろぉ……宿直室で、宿直中に、こんな事されて……んちゅぅ……前にもこんな事、ありましたよね*3……じゅるぅ……あの時も、班長、忙しくて、倒れそうになってて……」
ふーーーーーっと。
ユリアナは唾液で濡れた班長の耳に息を吹きかける。ゾクっとした快感が、班長の背筋に走り、肉棒が震える。ユリアナはフフッと嬉しそうに笑う。その微かな笑い声さえも、班長の耳に快感を与えていく。
「ビクッて……なってますよ……。班長、私の中に、入れたくなってきましたか……?」
ユリアナが囁く。
宿直室なのに。勤務中なのに。こんなに固くして、私の事を欲しがっているんでしょう?いいんですよ。私も我慢できなくて。妄想をいっぱい語ったから、私のあそこももう入れてほしくて、たまらなかったんです。班長、入れても、いいですよ、ね。
ユリアナは班長の上に跨った。防衛局支給制服の短いスカートがずり上がり、ショーツが班長の目に晒される。ショーツはすでに愛液で濡れそぼり、色が変わっていた。ショーツから片足だけ引き抜くと、班長の肉棒を自らの秘部にあてがう。
ちゅぷちゅぷと亀頭を愛液を溢れさせた秘部に擦り付け、ゆっくりと腰を落としていく。
「入って、きましたぁ……」
その大きさに、ユリアナは頤を上げ、快感に震える。ゆっくりと、傘のはった亀頭はユリアナの狭い膣をこじ開けて、奥へと進んでいく。根元まで咥えこむと、ユリアナの身体が震えた。
「奥まで、入ってますぅ……」
ユリアナの膣が肉棒を包み込み、班長もまた快感に息を吐く。
ゆっくりと。
ユリアナが腰を上げていく。ユリアナの濡れそぼった秘部から、愛液を纏った肉棒がゆっくりと現れてくる。ぬちゅぅ……と音が聞こえるような淫靡な眺め。亀頭の縁を捲るように、狭い膣の襞が亀頭を刺激していく。亀頭が抜けるギリギリのところで、ユリアナは身体を止め。
ズン
一気に腰を落として、ユリアナの秘部は肉棒を飲み込む。ぐちゅぅっ!と音がして、肉棒が見えなくなる。亀頭が子宮口にキスをする。奥まで貫かれた快感に、ユリアナの身体は震える。
また、ゆっくりと腰をあげ……ズン、と落とす。
……ぬちゅぅぅぅぅぅぅ……ぐちゅぅっ!……ぬちゅぅぅぅぅぅぅ……ぐちゅぅっ!
段々と、そのスピードが速くなっていく。
ユリアナは右手を口元にあて、自ら生み出す快感を堪能する。
「んっ……んっ……んっ……んっ!」
ユリアナはもう一度、肉棒が抜けるぎりぎりまで身体を上げると、一度身体を止めた。そして。
ズン。
また一気に奥まで肉棒を咥えこむ。ユリアナはまた身体を震わせた。
「これ……欲しかったんです……。班長が、ずっと、してくれてなかったから……」
そう言いながらユリアナの腰は、班長の肉棒を根元まで咥えこんだまま、秘部を擦りつけるように前後に腰を動かしていく。クリトリスが擦れ、快感を産む。肉棒は締め付けられ、襞の蠕動がまた、班長に快感を与えていく。
班長はユリアナの胸に手を伸ばした。厚手の制服越しに感じる、柔らかい胸のふくらみ。それだけでは物足りず、班長はユリアナの服をはだけていく。ベルトを外し、制服の前を開けると、黒いシャツのボタンも外していく。
ショーツとお揃いのブラに守られたその乳房は、班長の手にフィットする。ブラ越しに胸の形を探る様に撫でる。ブラの中でツンととがった乳首が、その存在感をアピールする。班長はブラの上から乳首を摘まむ。
「ふぁ、あああんっ!おっぱい、感じちゃいますぅ……っ」
ブラの上から、コリコリと乳首を転がす。そのたびに、ユリアナの口から官能の声が漏れる。乳首を弄りながら、反対の手でユリアナの身体を支え、もう片方の乳首に舌を伸ばす。
「両方、らめぇぇぇぇええっ」
そうは言いつつも腰の動きは止まらない。乳首を舐められ、コリコリと虐められ、肉棒で満たされたあそこを擦りつける。快感で半開きになったユリアナの口の端からは、ユリアナの唾液がとろりと零れる。
その唾液が顎を伝い、胸へと落ちると、班長の舌がそれを舐めとっていく。
そのままユリアナの肌を舌が這い、首筋を通り、ユリアナの唇へ。
「んちゅぅ……れろ、じゅるぅ……」
ユリアナも舌を伸ばし、班長の舌に絡めていく。唾液と唾液を絡ませて、舌がまたユリアナの口の中を探っていく。そして班長はユリアナの耳元に唇を寄せた
動かすぞ。
その言葉が終わるや否や。両手でユリアナの腰を掴み、上下に動かして肉棒を扱く。
まるでオナホのように、ユリアナのあそこを使って快感を得ていく。
「んぁっ!はっ!あ、んあああぅっ!」
快感がユリアナから言葉を奪う。班長が腰を突き上げる。肉棒が、ユリアナの膣襞を抉り、深く貫き、子宮口を突く。
「あ、ふああ、んうぅぅっ!」
ぐちゅぅ!ぐちゅぅ!ぐちゅぅ!
喘ぎ声が止まらない。いやらしい水音も止まらない。突かれるたび、快感の声が漏れる。快感が、ユリアナの頭の中で火花を散らす。
「はんちょぅ!はんちょぉっ!らめ、らめぇっ。いっちゃう、いっちゃいますぅっ!」
班長の腰の動きもだんだんと早くなっていく。ユリアナの中で、班長の肉棒が太くなった。
「はんちょぉっ!わたし、もぉ、もぉ……っ!」
その言葉に、班長の動きが一層速くなる。ユリアナの頭の中が快感で白く染まっていく。ユリアナの膣が絶頂を求めて、班長の肉棒を締め付ける。
いく、ぞっ
そう言うと、班長は一番深いところまで肉棒を突き上げ、快感を爆発させた。
「わたしも、い、くぅぅぅぅぅぅぅっっっっっ!!!!」
子宮口を突き上げられ、ユリアナも絶頂する。そして子宮に熱い精液を感じ、また快感に頭の中が真っ白になる。ガクガクと身体を震えさせ、班長を抱きしめる。
「あ……っ。く……ふぁ……っ」
荒い息を整えようとするが、息をするたびに身体がビクンっと痙攣する。
ユリアナは班長の身体に寄りかかる様に、身を預けた。
「やっちゃいましたねー」
ユリアナがテヘッと舌をだした。
宿直室は雄と雌の目合った後の、獣の匂いで満たされていた。
賢者モードの二人は部屋の窓を開け、換気する。
ユリアナ的にはまだまだ再戦を求めたかったが、流石に宿直の中、それをするのは憚られた。
「事後処理」をし。
二人はまったりと宿直室の毛布にくるまり、賢者モードさながらぼーっとしていた。
で、さっきの妄想だけれど。
班長がボソッと呟く。
ちゃんとオチもついてよかったじゃないか。
「え?あはは。ありがとうございます」
苦笑いをしながら、ユリアナは答えた。
……まぁ、本当は、その先もあるんですけどね……。
そう、ユリアナの妄想はまだまだ終わることを知らなかった。
女子のキャッキャウフフな妄想からジャマーと戯れる女子の妄想だけではなく、最近は班長を『竿役』とした場合に限り、男女の妄想も捗るらしい。
そう、この先は、あるかもしれなかった、『デタリウム・システム』にまつわるお話し。
現実の鈍感系主人公体質な班長ではありえなかった、ユリアナの妄想。
物語は、あの晩、別の場所。
『デタリウム・システム』にまつわるお話は、こうして再び始まるのだった。
次回、「試用!リリーとジャマーと『デタリウム・システム』!」
(1週間ごとの投稿の予定です。のんびりおまちくださいませ)