苦手な方はバックしてくださいませ。
前回のあらすじ。
後輩ちゃんに渡された『デタリウム・システム』の端末を使い、ジャマーが大好きな可愛いリリーちゃんは、酒の勢いもあって調子に乗ってデメキングを召喚しまくったのでした。部屋には大量のデメキングちゃん。やり過ぎたことに気が付いて、デメキングちゃんたちを戻そうとしたときに、うっかり端末を落としてしまうリリーちゃん。その瞬間、デメキングちゃんたちが一斉に、リリーちゃんの事をギロリと見つめたのでした。これはリリーちゃん絶体絶命のピンチ!可愛いリリーちゃんの、明日はどっちだ!?
前回の教訓。精密機器は落としてはいけません。
そんなモノローグを頭の中で流し、現実から
じっと自分を見つめる、ギョロリとしたデメキングたちの目。目。目……。
その無数の目は、普段愛してやまないマイジャマーと同じの筈なのに、どこか異質な意思を持ったようにも思えて。リリーはちょっとビビりつつ、ジャマーたちを刺激しないようにゆっくりとした動作で、落とした端末を拾い上げようと手を伸ばす。
が。
ジャマーたちは一斉に動き始めた。
普段はぴょんぴょんと跳ねているくらいの動きしかしないくせに、その動きの俊敏さと言ったら。
赤デメキングが、手を伸ばしたリリーの手に伸びた目を巻き付けた。青デメキングはその反対側の手に巻き付く。茶デメキングは右足、緑デメキングは左足。
「な、なにっ!?そんな風に動けるなんて、知らないっ!」
デメキングたちは自分のカタツムリの角のように飛び出た目を普段よりも長く伸ばし、リリーを拘束していく。そんなにデメキングたちの目が伸びるという事実を、リリーは知らなかった。うねうねと。デメキングたちの伸びた目がリリーに巻き付いていく。二本の目を伸ばしてリリーに巻き付いたデメキングたちの本体はその分痩せているようにも見えた。まるで水風船を押しつぶした時に、別の場所が膨れるように。デメキングたちは、自らの肉体の一部分を思うように伸ばせるようだった。
「ひっ!」
腕に絡みついた目の一つとリリーの目があう。そのデメキングの目は、普段と変わらぬ目をしているようだったが。リリーには、ニマリと、笑ったように見えた。
「ど、どうするつもり……」
思わずジャマーに問いかけてしまうが、勿論、ジャマーたちが返事をするわけもない。
しかしその答えは、すぐにデメキングたちの行動で示された。
「きゃ、きゃぁっ!」
ソファに座っていたリリーの身体を、デメキングたちはその目の触手で軽々と宙へ持ち上げていた。腰や背中にもデメキングたちの触手のような目の感触が分かる。まるでデメキングの目で作ったベッドに寝かされるように、空中で横たわり拘束されるリリーの身体。
その者、青き衣を〇いて、金色の野に降り立たつべし*1。
「いやいやいや、青くないし!金色の野って感じでも無ければ、降り立ってもないし!むしろ寝かされて、捕まってる哀れな乙女だし!」
脳内に流れた嗄れ声のナレーションにツッコミを入れつつ、リリーは身体を捩り、何とかデメキングたちの拘束から逃れようとするが、デメキングたちの触手はリリーの力など気にもせず、その身体をしっかりと宙に拘束していた。
そして、デメキングたちの次の行動に、リリーは愕然とする。
あの二つの巨大なタラコを重ねたような唇が開いたのだ。
……あれ、開くんだ*2……。
いつも笑っている様にしか見えないあの唇が開き、長い舌が、リリーの方へと向かってきた。
何本も。何本も。
舌で、頬を舐められる。
「!!!」
ねっとりとした唾液が頬に塗りたくられる。
他の舌も、リリーの身体を這い始める。手首から、上へ。服の上をぬるりとした唾液にまみれた舌が舐めあげていく。服が唾液で肌にくっつく。その気色の悪い肌触りに、リリーはイヤイヤと頭を振った。
ポニーテールが揺れる。しかし、デメキングたちの舌は止まるところを知らない。拘束された足首から、ふくらはぎ。膝の裏。太腿。
「いや、だめぇ……っ」
スカートの中、太ももの内側をいくつもの舌が這う。粘性の唾液が、ぬちゅり、ぬちゅりと音をたて、太腿を舐めていく。
ブラウスのボタンの隙間から、襟元から、袖口から。細く形を変えたデメキングたちの舌が、リリーの服の中へと侵入していく。服の中へと侵入した舌たちは、リリーの肌を直に舐め始める。脇腹。鎖骨。背中。
舐める範囲を広げていく舌たちは、段々と、リリーが感じる場所へとゆっくりと焦らす様に近づいていき、体中に絡みついていく。
「や、やだぁ……っ。体中、ヌルヌルして……。服、汚れちゃう……」
そんな心配を根本から消し去る様に、服の中に潜む舌たちは、その太さを一気に膨れ上げさせた。まるで空気を入れすぎた風船のように、合コン用に用意した可愛らしい服は舌たちの膨張に耐え切れず、破裂するように千切れ飛ぶ。
「いやぁあああああっ!」
服の残骸を身にまとったリリーは、すでに下着だけの姿であった。その身体を、舌たちは這い、舐めずり、絡みついていく。体中に塗りたくられた粘液が、ぬるぬると舌が滑らかに動きやすくさせる。
ドクン。
リリーはだんだんと、体中が熱くなっていくのを感じていた。
「なに……これ……」
リリーの身体が、火照っていく。デメキングに舐められた場所が、どんどん、熱くなっていく。身体が、もっと、刺激を求め始めていく。気持ち悪かったぬるぬるとした感触が、もっと欲しくなっていく。
それはデメキングの唾液の効果なのか、リリーの口から零れ出た吐息には、官能の色が交じり、リリーは知らず、もどかしそうに身体を捩り、快感を求めていた。
身体、熱くて……。もっと、気持ちよく、なりたくなっちゃう……。
二本の舌が、ブラの上からリリーの乳房に絡みついていく。乳房の下を通り、持ち上げるようにして、乳房の周りに蜷局をまく。ぎゅっと締め付け、乳房を揉みしだくように舌は蠕動する。
「あ、んんっ……おっぱい、締め付けられて……っ」
乳房が、舌の動きで形を変える。舌が唾液を擦り付け、ブラの中まで唾液が浸透していく。唾液が触れた部分が、また、熱くなっていき、リリーは快感を欲してしまう。
「ひ、うぅぅっ!」
まるで、舌が動きやすくする為のように。舌が、気持ちの良い所に届くように。リリーは拘束された身体を蠢かす。
別の舌が、首元に絡みつき、うなじを舐めあげ、そのままぐるりと巻き付いて、半開きとなったリリーの唇を割り、中へと入り込む。
「む、むむん……っ。ちゅ……っ。んじゅるぅ……っ」
入り込んだ舌に驚くが、自らの舌を絡めさせていくリリー。
こんな……ジャマーたちに……エッチな事をされるなんて……っ
なんて、
酒に酔ったせいか、ねっとりとした
何も、考えられない……。
リリーは、自ら舌を絡め、腰を動かしていた。デメキングたちの無数の目が、舌が、身体中に絡みつき、官能を求め自らはしたなく腰を蠢かすリリーの姿は、淫らで破戒的でグロテスクで、それ故に、艶めかしい。
だが、無数の舌は、未だにリリーの一番感じるところには触れてくれなかった。乳房を締め上げる舌は、ブラの上からでも乳首に触ろうとしなかったし、太ももを這う舌は、焦らす様に太腿の付け根を舐めあげ、太ももに巻き付いて締め上げるが、決してリリーのあそこに触れてはくれなかった。
やだぁ……っ。焦らすの、だめぇ……っ。
身体を拘束するデメキングの目。身体の疼きに悶えるリリーをじっと見つめるその幾つもの目は、無言。だがリリーには、その無言の中に、意思を感じ取っていた。
もっと気持ちよくなりたいんだろう、と。気持ちよくなりたければどうしたらいいと思う?と。そんな風に言われている様に、リリーは感じていた。
スッと、口を犯していた舌が抜けると、リリーは、デメキングたちにお願いする。
「お願い……。もぅ、我慢、出来ない……っ。もっと、気持ちよく、して……っ!」
呟いた瞬間。胸に巻き付いた舌が、ブラの隙間から入り込み、二つの乳首に巻き付き、締め上げた。
「んんんんっっっっ!!!」
巻き付いた舌は、きゅ!きゅ!と緩急つけてリリーの二つの突起を締め上げ、シュッ!シュッ!とその敏感な突起の先を擦り、クニクニと捻りあげた。
そして同時に、リリーの太腿の付け根。赤いリボンのワンポイントのついた黄色いショーツに、一本の太い舌が到達する。
じゅるり。
ショーツのクロッチの部分を、舌全体をつかって、下から上まで、ねっとりと舐めあげられた。
「ひぅぅっっ!」
ショーツが、唾液で一気にびしょびしょになって張り付き、リリーの形が露わになる。そのまま、じゅるじゅると音をたてて、デメキングたちの舌は、一気にリリーに快感を与え始めた。乳首に巻き付いた舌は、じゅるじゅると音をたてて、媚薬の効果でもあるようなその唾液を塗りたくりながら、乳首を締め、引っ張り、擦り上げた。
じゅるじゅる。ねちねち、びちゃびちゃ。
音をたててショーツの上から舐めあげた舌は、そのまま、ショーツを引きちぎる。何本もの細い舌が、リリーの秘部に到達する。ある舌たちは大陰唇を広げ、別の舌たち小陰唇を擦り、他の舌たちは膣の入り口を広げ中へと侵入していく。ショーツを引き裂いた舌は、クリトリスをれろれろと舐めていく。リリーの秘部からは愛液が溢れ、その愛液を、舌が舐めとっていく。
「あ、あっ!あああああっ!」
巻き付いた乳房を、むにゅむにゅと揉みしだかれ。絡みついた乳首を、じゅるじゅると舐められ、締め付けられ、押し込まれ。あそこには無数の舌がとりつき、襞をなぞられ、クリトリスを舐められ、愛液の溢れる膣内を探る様に舐められ。あまりの快感に、リリーは頭を振る。
「こんな、こんなの、感じすぎちゃうっ!」
膣の中へ入り込んだ何本もの舌が、襞を舐めあげていく。媚薬の様な粘液が、膣に塗りたくられ、また、リリーの身体を熱くする。じゅるじゅると、溢れる愛液を舐めながら、奥へと侵入していく。膣の中を舐められてない部分は無かった。更に奥へ、奥へ。そして舌の一本が、その最深部に到達する。リリーはそれを感じていた。
ツン。
子宮口を、舌先で突かれた瞬間、リリーはビクンっ!と身体を跳ねさせた。
「そこ、だめぇ……っ」
リリーは思わず口に出すが、舌の動きは止まらない。
ツン。ツンツン。
突かれるたび、身体が跳ね、快感が頭に走る。あまりの快感に、だらしなく半開きになった口の端から唾液が流れていることを、リリーは気が付いてはいなかった。
「あっ……ふぁ、んぁああぅっ!」
膣の中に入り込んだ何本もの舌。その舌たちが、膣の中でじゅるりと動く。舌たちはお互いに螺旋状に絡み合い、一本の太くゴツゴツと突起のある肉棒のようになった。その太い肉棒もどきは、更に太さを替えて膨れ上がり、リリーの膣をまるで自分の形に変えるように大きくなった。
じゅぽおおぉぉぉぉ。
ゆっくりと、膣襞を抉りながら抜けていき、ゆっくりと奥へと入り込む。
「んぁあああああぁっっっ!!!」
そのゆっくりとした抽挿は、舌から滲み出る唾液を膣襞に擦り付け、リリーをまた狂わせる。
「あぁぁぁぁんっ!んぅぅぅぅっっっ!」
じゅるぅぅぅ。にゅるぅぅぅぅ。
膣内で太さを増した肉棒もどきの動きに、襞が捲れ、膣を擦り上げられる。リリーのおまんこからじゅぽじゅぽと卑猥な水音をたてさせながら、ゆっくりと抽挿していた肉棒もどきは、不意に、リリーの奥まで一気に貫いた。
「んくぅぅぅぅっっっっっ!!!」
一瞬で絶頂へと叩き込まれる。頭の中が真っ白になる。デメキングの唾液が身体中を熱くさせ、リリーは身体を震えさせた。もう一度、引き抜かれ……。ズン!と突かれる。
「んああああぁぁぁんんんっっっ!!!」
奥まで一突き。それだけでまた絶頂する。快感がリリーの頭の中に電気を流す。ぐったりと快感に浸りたい。そう思った瞬間、また肉棒もどきがズン、と突き上げる。
「ふぁああああっっっ!!!」
リリーはまた、絶頂する。
肉棒もどきの動きが速くなっていく。ズン。ズン。ズン。子宮口を突きあげる感覚がどんどん短くなっていく。そのたびに、リリーの頭で快感が爆発し、また絶頂する。何度も。何度も。
「あっ!あっ!んぁあっ!もぉ、イッてる!イッてるからぁぁっ」
突かれる。突かれる。拘束されている身体を跳ね上げ、リリーは叫んだ。言葉にはならない。突かれるだけで、普通のセックスの何倍もの快感が頭の中を真っ白にしていく。それでも尚、肉棒もどきは動きを止めることをしない。
じゅぽ!じゅぽ!じゅぽっ!
愛液と唾液の混ざったいやらしい液がたてる音が響く。リリーの喘ぎ声が、その水音のハーモニーとなる。
「もぉっ!ムリっ!こんなの!気持ちよすぎてっ!」
デメキングたちは肉棒もどきでリリーを犯し、他の舌で身体中を舐めあげ、乳首を、そしてクリトリスを責める。
何度叫んでも、デメキングの動きは止まることはない。リリーは何度も何度も絶頂し……。
「あっ!あっ!うぅうっ!おかしく、おかしくなっちゃう、からぁ……っ!」
やがて、意識を手放した。
朝、というか昼に近い頃。リリーが気が付くと、デメキングたちは姿を消していた。
夢……ではなかった。破かれた服、露わになった自らの裸体がその証拠だった。
そして何よりも。何度も、何度も絶頂した身体は、その快感が、官能が、夢だった事を否定していた。
だが、あんなに擦り付けられた粘性の唾液は身体にこびりついてはいなかった。
とりあえず、ベッドからシーツを剥がし、身体に巻き付ける。誰に見られるわけでもないが、裸のままでいたら、また昨日の快感を思い出してしまうと思ったのだ。
ふと、ぽつんと床に落ちた端末を拾い上げる。
昨晩床に落とした端末は、特に画面が割れるような事もなく、だが、画面はブラックアウトしていた。
電源ボタンを押す。……反応なし。
こわしちゃったかしら?まさか、ね?
トントン、と指で画面をタップ。……反応ナシ。
壊れたから、ジャマーが居なくなったのかしら?でも気持ちよかった……良すぎて、癖になったら不味いくらい気持ちよかったな……。
リリーは残念そうに端末を、ベッドの上に放り投げ、グ―――――ッと伸びをして、さて、と、その優秀な頭脳で思いを巡らせた。
ジャマーたちを出しすぎたのは失敗だったけど、ジャマーたちとエッチするのは、アリね。
ユリアナが、最近女子とジャマーの妄想をしてるって言ってたのが現実になったのはなんか釈然としないけれど。あの快感は、班長とのセックスとは全く別の快感だったわ。
またあの快感を得るために……。それから、他のジャマーたちとも『遊ぶ』ために……。
さて、後輩ちゃんに何て言い訳して、この端末を直してもらおうかしら?
リリーは知らない。
リリーがデメキングたちに犯され、何度も絶頂し、意識を失った後に何故デメキングたちが消えてしまったのか。何故、『デタリウム・システム』が起動しないのか。
デメキングたちが消えた、丁度その時。
班長が『デタリウム・システム』の全機能を停止し、陽菜と七海の光速のびんたが、班長の頬に手形を作っていた*3のだった。
今宵はクリスマスイヴなので。
クリスマスの0時に、短いですが番外編を投稿します。