班長しか男が居ないから、百合百合しちゃうの仕様が無いよね?
真凛にブチ切れた霧菜を見て、このままでは巻き込まれると、咄嗟にセフィーナは物陰に隠れていた。だが、状況が見えない中で、真凛の喘ぎ声がセフィーナに聞こえてくる。
更に美兎と絹が絡み合い。否が応でも二組の嬌声がセフィーナの耳に入ってきた。
部屋の中に充満する雌の匂いが、絶頂に叫ぶ真凛の声が、美兎と絹の喘ぎ声が。
普段、仲の良い彼女たちの、淫らな艶姿を想像させる。
そう、セフィーナは転生コスを着て性欲が昂っているわけではない。
だが、4人から見つからないように身を隠し、4人の声だけが聞こえるこの状況は、セフィーナの妄想を加速させていく。
(美兎さん、嫌がってた筈なのに……絹さんと……き、キスしてる……?)
(真凛さん、気持ちいいを通り越してるよぉ……。ネコニャン棒、そんなにイイの……?)
(喘ぎ声あげて、美兎さんが耳、舐められてる……。あ、また、キスして……絹さんに、脱いじゃいなよって言ってる……裸にさせて、どうするの?きゃー、きゃぁぁぁー)
(おっぱいだけで、イッちゃってるって言ってる……。真凛さん、おっぱいだけで何度も絶頂させられてるっ。何度もイッてるのに、霧菜ちゃん、ブブブって音、止めないんだ……)
(え?水着?水着に着替えさせたの?絹さんの水着って、白い大胆なTバックのヤツよね?え?れろれろって、舐めてるの?美兎さんが?)
(あんなに絶頂してるのに、あそこも責めるの……?霧菜ちゃん、やりすぎだよぅ……)
(こ、今度は絹さんがダメって言ってる……。迫ってたのは絹さんなのに、逆転?逆転してるの?乳首感じすぎちゃうとか言ってるよぉ……)
妄想は暴走し、耳を塞ぎたくても気になって仕方がない。真凛の絶叫と、絹と美兎の艶やかな声が、セフィーナをドキドキさせていく。
(皆さんのこんな声を聞いてたら……私も、おかしくなっちゃう……っ。マスター*1、助けて……)
そう思いながらも、セフィーナのドキドキは止まらない。感じている声に、自らの欲望が疼きはじめる。声だけじゃ妄想がふくらんでおかしくなっちゃう。ちょっとだけ、ちょっとだけ……そう思いながら、物陰から、絹と美兎の方を覗く。
半裸になってお互いの身体を擦りつけ合う美兎と絹の二人の姿を見て。
セフィーナは目が離せずに。声を出さぬよう、口を左手で押さえ。知らず内腿を擦り合わせていたセフィーナの右手は、スカートの奥の大事な部分に伸びていた。
くちゅ、と。パンツの上から割れ目に触れれば、自らの愛液が溢れているのがわかった。わかってしまった。
(……濡れてる……)
仲の良い二人の、あってはならない行為。妄想すらしたことのない二人のその姿に、セフィーナは目が離せず、そしてその指は自らの割れ目に沿って動いていた。淫らに。
(……だめ、こんな事したら……。でも、皆さんのこんなエッチなところを見ちゃったら、我慢、出来ない……指、止まらないよぉ……っ)
パンツの上から、指でなぞるたび、愛液で濡れた秘部はその形をパンツに浮き彫りにする。クリトリスはすでに固くなり、指がその上を通ると甘い快感がセフィーナを責める。
(美兎さん……おまんこって、言ってる……。あんなエッチな言葉、言っちゃうんだ*2……)
絡み合う美兎と絹。二人の巨乳が押し付け合って形が変わる。すらりと伸びた二組の脚が擦れあい、そのたびに喘ぐ二人の顔の艶めかしさ。その淫らな姿に、セフィーナの指は止まらない。パンツの上からではもどかしく、愛液に濡れたパンツをずらし、セフィーナの指は自らの秘部に直接触れていく。二人の脚がクリトリスを擦るのと同様に、セフィーナの指がクリトリスに触れる。ビクンと身体が反応する。優しく、指先で割れ目からはみ出たクリトリスを転がす様に愛撫する。
(二人とも……気持ち、良さそうで……私も……気持ち、イイ、です……っ)
マスターにされたときと同じように。マスターのやり方で。
セフィーナの指はクリトリスと秘部を愛撫していく。
(マスター……っ。声、出ちゃいます……っ)
セフィーナの指は、割れ目を広げた。愛液が溢れた秘部はセフィーナの指を、中へと導いていく。指が、気持ちのいい場所を探す。ザラリとしたそこを撫であげればまた、快感にセフィーナの背筋がピンと反る。
くちゅくちゅと水音が聞こえていた。美兎と絹の方からも。自分のあそこからも。
「絹、きぬっ、そんなに、クリトリス、擦られたらぁ……っ」
「みと……っ!私、これだけで……もぅ、イッてしまいそうですわ……っ」
「わたしも……もぉ、もぉ……っ」
上擦った二人の声が聞こえてきた。美兎と絹は絶頂へと向かっていく。セフィーナもまた、それに合わせて絶頂へと達しようとしていた。
(こんなことして……ダメ、なのに、私も、もぅ、イッちゃう、イッちゃう……っ)
セフィーナは、指をじゅぽじゅぽと音をたてて出し入れする。もう、絶頂に達する事しか頭の中にはなかった。雌の顔をした二人の姿に見惚れ、二人の快感を自分に投影し。頭の中を快感が真っ白にしていく。
「クゥぅぅン……ッ!もぅ、もぅダメぇぇぇぇぇっっっ!」
「い、くぅぅぅぅううううっっっっっ!」
(イクッ!イクッ!イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅっっっ)
3人は同時に絶頂していた。絡み合った二人の身体は、ピンと伸びたかと思うと、痙攣する。セフィーナの身体も、仰け反るようにして快感に震えていた。
(イッ……ちゃっ……たぁ……)
絶頂に、頭の中はまだ霞がかかったようにぼやけていた。自然と、床に腰が落ちる。自分の愛液が床に水たまりを作っていたことに気が付き、顔を赤らめ。女の子座りになって、セフィーナはぼーっと、二人を見つめていた。
と。
美兎のオッドアイと目があった。
二人の痴態をずっと見ていたことを知られてはならない。ましてやそれを見ながら、自分で自分のあそこを弄っていたなんて。そう思い、咄嗟に身を翻し隠れようとした瞬間、セフィーナは身体が動かない事に気がついた。女の子座りの状態から、身体が動かない。
「な……何、これ……っ」
「セフィーナさん……?何、してるの、かな?」
セフィーナに声をかけた美兎の手には、『デタリウム・システム』の端末があった。
「この端末、凄いね。セフィーナさんを選択して、ポーズを選んだら……ほら」
「きゃぁっ!」
身体が勝手に、ひざ立ちになった。美兎が手元の端末を操作して、『女の子座り』から『ひざ立ち』のポーズを変更したのだ。
(身体が……。動かせない……っ)
セフィーナがいくら力を入れようとしても、両手を広げ、誘うように腰を突き出してゆらゆらと揺れる身体は動きを止めなかった。美兎はそのまま端末を操作し、セフィーナのコ・ス・プレを『にゃんせーたー*3』へと変える。
(パンツ、見えちゃう……)
丈の短いセーターから、ネコさんマークのついた白いパンツを突き出して。セフィーナはイヤイヤと唯一動かせる首を振る。首についた黄色い鈴がチリンチリンと音を立てた。
「ん、ぅ……」
と、絹も美兎の様子に気が付き、身を起こす。美兎は絹に目配せをすると、気怠げに立ち上がり、ゆっくりとセフィーナの後ろに回った。
「ねぇ、絹。悪戯好きの可愛いネコちゃんが居るの。一緒に、可愛がろう?」
そう言うと、美兎は後ろからセフィーナの耳元に唇を寄せる。
「私たちの事を見て、一人で気持ちよくなってたんでしょ……?悪いネコちゃんは可愛がってあげないと、ね……?」
れろぉ、とセフィーナの耳を舐めあげる。そして脇から手を回すと、服の上からセフィーナの右の胸を優しく撫で始める。布がこすれ、乳首を刺激する。さっき絶頂したばかりの身体はそれだけで、敏感に反応し、服の中で固くなった乳首に快感が走る。
「あ、んっ……だめぇ……美兎さん……っ」
美兎の舌から何とか逃れようと首を動かすが、いつの間にか身を寄せていた絹が美兎とは反対側からセフィーナの耳を啄んでいた。
「き……絹さんまで……っ」
「セフィーナさん、私たちのエッチな姿を見て、感じてらっしゃったのね……。じゃあ、私達にも、セフィーナさんのエッチな姿をみせてくださいませね……」
「あ、ダメ、ダメェ……っ」
大きく開いたにゃんせーたーの胸元に、絹の手が伸びる。胸元をずらし、左側の乳房を露わにすると、固くなった乳首を指で摘まみコリコリと転がす。
「私に布越しに乳首スリスリされるのと、絹に直に摘ままれてコリコリされるの、どっちが気持ちいいの……?」
耳元で美兎が囁き、耳穴に舌が入り込む。
じゅるじゅるといういやらしい水音が、耳穴から脳みそに直接響き渡る。
「私のが気持ちいいですわよね……?」
絹が囁き、反対側の耳穴を舐る。両方の耳が、じゅるじゅると音を立てて舌で犯されていく。あまりの快感に、答えられずに居ると、右の乳首をセーター越しに美兎に摘ままれた。
「ひぅぅっ!」
チリン、と鈴を鳴らして、セフィーナは仰け反る。そのセフィーナに美兎は
「どっちかイイのって聞いてるのよ、セフィーナ。はやく、答えて」
怒ったような声でセフィーナを問い詰めた。
摘ままれた乳首の痛みと、美兎の詰問に、セフィーナは慌てて声を出す。
「両方!両方ですぅっ!」
乳首を摘まんだ指が、また優しくスリスリと撫で始める。その指の動きに、またじわりじわりと快感が生まれる。
「そっかぁ、両方なんだぁ……。セフィーナはえっちだね……」
再び優しい声になり、美兎は右手でセフィーナの乳首を擦りながら、耳朶を甘噛みする。
「えっちなセフィーナには、もっと気持ちよくなってもらわなくちゃ……」
「そうですわね、私たちの恥ずかしい姿を見て、自分でしていたんですもの。もっと気持ちよくなりたい筈ですわ」
絹は左手で乳首を摘まみ、押し込み、転がしながら、右手でセフィーナの背筋をなぞる。上から下へ、ツーーーーーーっと。セフィーナの背筋がまた反り返る。絹の指が腰まで到達すると、絹はセーターの裾から中へと手を入れる。
「あら……この尻尾……」
『にゃんせーたー』には尻尾が生えている。セーターの中から伸びるその白い尻尾が、セフィーナの動きにあわせて動いている*4のを見て、絹は前から、お尻から生えているのではないかしらと想像していた。あの本当の生き物のような動きは、服に縫い付けてあるような動きではなかったから。
今、絹はその付け根を探り当て、驚愕した。想像通り、尻尾が、セフィーナの臀部から本当に、生えていたのだ。服やパンツに縫い付けた飾りではなく。尻尾の付け根を触ると、セフィーナが腰を揺らす。尻尾を優しく掴み、扱くように尻尾の先へと手を滑らす。
「はぅぅぅぅっっっ!」
まるで性感帯を触られたように、セフィーナはまた仰け反った。
(うそ、こんな事って……)
セフィーナは動揺した。『にゃんせーたー』を装着した時に、尻尾が生えたように見えるのは知っていたが、実際に
「感覚があるんですのね……ふふふ」
玩具を見つけた悪戯っ子のように。絹の目が細められた。尻尾をまるで班長の肉棒を扱くように、上下に手を動かして扱く。
しーこ。しーこ。
「あ、ん、にゃあぁああああんっ」
セフィーナは思わず猫のような声をあげた。こんな感覚は初めてだった。尻尾をこんな風に扱かれて気持ちのいい声を出してしまうなんて。
(これも『デタリウム・システム』のせいなの?!)
そう。
絹が『にゃんせーたー』の尻尾はセーターの下で生えている筈、と妄想したから。
触ったら気持ちよくなるはず、と妄想したから。
妄想する力が強ければ『デタリウム・フィールド』の中では実現するのだ。
「セフィーナは尻尾でもかんじちゃうのね……。じゃあ、こっちの耳も、もしかして……」
はむ、と、美兎が猫耳を甘噛みした。セフィーナはまたビクンと身体を強張らせる。
(うそ、うそ、こっちの耳まで感じちゃうなんて……っ)
猫耳はあくまで飾りだったはずなのに。甘噛みされ、れろぉ、と美兎に舐めあげられればそれだけでまた甘い声が漏れる。
「えっちなセフィーナは、どこを触られても感じちゃうね……じゃあ、ここはどう、かな?」
美兎がお尻の方からセフィーナのパンツに手を入れ、股間に指を這わせる。
さっき絶頂したばかりのセフィーナの秘部は愛液で濡れそぼっており、割れ目に沿って中指を滑らせると、美兎はその先にあるクリトリスを指先で撫でる。
「んぁ、あぁあんっ!」
セフィーナがまた声をあげる。すりすりとクリトリスを撫でまわして、セフィーナの喘ぎ声を堪能すると、美兎は割れ目を撫でる。迎え入れるように割れ目は広がっていき、吸い込まれるように中指はセフィーナの奥へ入っていく。
ちゅぷちゅぷと音をたてて指が出し入れされ、セフィーナはまた喘いだ。
尻尾から生まれる未知の快感、両乳首の快感、そして秘部の快感が、セフィーナに声を上げさせる。4か所を同時に責められ、セフィーナは頭を振る。鈴がまた、チリンチリンと鳴った。
「ふあ、あ、らめ、猫耳も、しっぽも、あそこも、感じちゃって、おかしく、おかしくなっちゃう……っ!」
「イキそう?イキそうなのね?」
美兎が囁く。そして、二人の愛撫の手が止まった。
え?と、セフィーナは二人を見る。いけそうだったのに。もう少しでまた絶頂を迎えるところだったのに。
「あら、物欲しそうな目をしてらっしゃるわ。ダメって言ったから、止めてさしあげましたのに」
「おかしいわね、セフィーナの言う通りに止めたのに」
二人は、セフィーナに微笑みかける。悪魔のような、その微笑。そして二人の手はまた動き出す。焦らす様に、優しく、じっくりと。
「こうやって、絶頂する前に止められちゃうと、感度がどんどん上がってくるよね……」
「セフィーナさんも、もっと感じてくださいね……」
猫耳を舐められ、ぷっくりと固くなった乳首をフェザータッチで触られ、尻尾をすーり、すーりとゆっくり扱かれ、愛液でヌルヌルのあそこを、ちゅぷちゅぷと音をたててかき混ぜられ。
セフィーナはまた、昂ってしまう。
「ふあ、あ、イキそう、イキそうなのぉ……っ」
絶頂の直前に、また二人の手が止まる。絶頂を迎えそうになる度に、手はとまり、また、ゆっくりと動き出す。何度も、何度も、絶頂寸前で愛撫を止められ、セフィーナは懇願していた。
「いやぁ……っ。止めたら、いやぁ……っ。こんな焦らされたら、おかしくなっちゃう、からぁ……っ。」
セフィーナは潤んだ瞳で二人を見た。絹と美兎は、耳元でまた囁く。
どうしてほしいのかしら。ハッキリ、仰いなさいな。
可愛いネコちゃんは、恥ずかしくても、ちゃんとおねだりできるかな……?
「い、いかせて、ください……っ」
恥ずかしそうに、セフィーナは口を開いた。
「おかしく、おかしくなっちゃうからぁ……っ。耳も、おっぱいも、しっぽも、お……おまんこも、気持ちいいの、最後まで、してほしいの……っ。お願い……お願い、します……っ」
「
一瞬で、セフィーナの身体を快感が襲った。尻尾が扱かれる。乳首を捻られ、押しつぶされる。秘部をかき混ぜられ、指を出し入れされる。そして、両耳を舌が音をたてて舐められる。絶頂へと、叩き込まれる。
「イッちゃう、イッちゃうぅぅぅっっっ……っ!」
頭の中が白く染まる。快感がオーバーヒートする。ビクンッとセフィーナの身体は硬直し、快感が許容量をオーバーする。だがしかし。
二人の動きは止まらない。
「イってる!イってるからぁ!気持ちいいの、止まんない、止まんないよぅっ!」
セフィーナが絶叫するが、二人の愛撫は止まる事はない。絶頂も、止まらない。
「あっ!あっ!ああっ!もぅ、もぉらめぇっ!またイッちゃうっ!イくの気持ちよすぎて、バカになっちゃぅよぉっ!あ、らめらめらめぇっ!んぁ、あぁああぁぁぁぁんっ!」
身体を何度もガクガクと震えさせ、何度も絶頂させられ。
セフィーナの頭の中は真っ白になり……。
何も、わからなくなった。
(ふふふ。いい画像が撮れました)
美兎と絹が二人で、セフィーナを連続絶頂させているのを、物陰から、端末を使ってコソコソと撮影しているものが居た。
霧菜である。
真凛を絶頂地獄に叩き落した後、ふと周りを見れば、3人がえっちに絡んでいるではないか。どういう経緯でそうなったのか、霧菜の知るところではなかったが、これはチャンスと見て撮影をしていたのだ。
(チャンス、これはチャンスです!次に霧菜を蔑ろにしたら、この画像を使って……フフフフフ)
動画ではなく静止画像ではあったが、『デタリウム・システム』の端末の撮影する機能を駆使して、その状況を画像に納めていく霧菜。
セフィーナが絶頂に達したところで満足したのか、
(さぁ、保存保存っと)
バレないように心の中で呟き、霧菜はこの状況を『デタリウム・システム』に保存する。
そして霧菜は『退出』ボタンを押した。
『退出しますがよろしいでしょうか?※保存、投稿のご確認をお願いします。』
すでに何度も『デタリウム・システム』の端末を使っていた霧菜は迷わず『はい』を選ぶ。周りがふっと暗くなり……。
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美兎がふと気が付くと、『デタリウム・システム』で作られた本部のリビングではなく、周りの景色は詰所に戻っていた。
さっきまでの、狂おしいまでの性欲は治まっていた。
ぼーっとしていた頭が段々と覚醒していくと、自分が、セフィーナの身体を、絹と二人で抱きしめている事に気が付いた。
セフィーナと目があう。
「ご、ごめん!」
慌てて美兎は、抱きしめていたセフィーナの身体を離す。
絹も気がついた様で、顔を赤らめ、抱きしめていた腕を放していた。
「も、申し訳ございません、セフィーナさんっ」
3人は気まずそうに顔を見合わせた。
お互いの顔は真っ赤で、さっきまでの痴態を思い出している事は明白だった。
そして、さっきまでの『フィールド』内での事が、少なくとも自分だけの記憶ではない事もわかってしまった。
……沈黙が、3人を包み込んだ。
「あ、あの、セフィーナさ……」
「いやぁぁっぁぁぁぁっぁっっっ!マスターーーーーーっっっ!!!」
絹に声をかける隙を与えず、セフィーナは泣きながらドアを開け走り去っていった。
「あ……」
呼び止めることも出来ず、二人はその背を見送っていた。
今はそっとしておこう。ええ、後でちゃんと謝りましょう。
美兎と絹は目で会話する。
そんな二人に気が付かれないように、コソコソと霧菜も部屋を出ようとしていた。
そんな霧菜に、美兎が気が付かないわけがない。
「ちょっと、霧菜」
「は、はひぃっ!な、なんですか美兎さん?!」
美兎は黙って、てのひらを上にして3回振った。
よ・こ・せ
『デタリウム・システム』の端末を渡せと。霧菜に視線で命じる。
「な、何言ってるんですか。美兎さんは美兎さんの端末があるじゃないですか」
「あんたの端末に用があるから言ってるの。早く出せ」
「い、嫌ですよぉ。霧菜が前に保存したデータもあるんですから……あっ!」
後ろから忍び寄った真凛に端末を取られ、霧菜は悲鳴を上げた。
真凛はくるっと身を翻すと、端末を立ち上げる。
「ちょっと真凛さん!プライバシーの侵害ですよぉっ!」
「やましいことが無ければ別にいいでしょ……やっぱり」
取り返そうとする霧菜の手を避けながら、真凛は、端末の画像フォルダを開ける。
「返してくださいよぉっ!」
霧菜が真凛に飛びかかろうとするのを、美兎と絹が床に取り押さえる。
「ふーん。なるほどなるほど」
取り押さえられた霧菜の前で、悠然と真凛は言うと、取り押さえられた霧菜と、取り押さえた美兎と絹、みんなから見えるよう端末の画面を見せた。
そこには、3人の痴態と、絶頂し露わな姿で気を失っている真凛の姿。
そして、れなの『運命の妖翅』以外にも、七海やパティナース、和果、美蘭と言った巨乳な隊員のコスと自分の顔を合わせて撮った霧菜の画像が山ほど残されていた。
「何か申し開きは?」
真凛が問う。
「えーっと、えーっと、せめて皆さんの写真以外は残しておいていただけると……えへへ」
苦笑いし、霧菜は目を逸らしながら言った。
「うん。削除決定」
無情にも。しかしながら当然の結果として。真凛は手早くフォルダごと消去していた。
「あーーーーーっっっ!!!霧菜の!霧菜の夢の巨乳データがぁっ!」
抑えつけられた霧菜が叫んだが、時すでに遅し。
いつものように。
悪いことは出来ないと、霧菜はわからせられたのであった。
人数多すぎて、霧菜のエッチが書けなかったのは仕様が無いよね?
次回からは、別の隊員のお話しになります。
また土曜日23時に。お待ちくださいませ。