打ち上げは、会場近くのホテルの宴会場を貸し切って行われた。
主役のクッキーマシュマロだけではなく、特務科学省防衛局本部の『上』の面々、ライブを開催するにあたり金銭面のサポートをしてくれた三枝コンチェルン*1をはじめとする企業のお偉いさん、裏方のスタッフ、広告代理店その他関係者が参加し、今回のイベントの成功を皆で喜び、美味しい酒を飲み、料理を頂いた。
班長とべったり一緒に居られず、ともすればスポンサーのおじ様方のいやらしい視線に辟易しつつもにこやかにあしらって。
終わるころにはほとほと疲れ切っていた陽菜は、一部のスタッフやお偉いさんからの二次会の誘いを丁重にお断り申し上げ、与えられたホテルの自室へと帰ってきていた。
自室に帰ってきた陽菜は制服を脱ぎもせずにベッドに座り、そのままベッドに倒れこむように横になった。
「今日は……きて、くれないよね……」
本当は。打ち上げが終わった後、班長に甘えたかった。班長に抱きしめてもらいたかった。よくできたね、と誉めてもらいたかった。頑張ったご褒美に、キス、して欲しかった。
コロンと仰向けになり、右手を額の上にのせる。
「きっと、今日は、別の人の
呟く陽菜はの目には涙が浮かんでいた。
もしかしたら、七海のところかな……。ギター頑張ってたって誉めてたもん……。
疲労しきった頭でぼーっとそんなことを考える。
私も……頑張ったのにな……。
ライブで高揚したせいか。打ち上げのお酒が回ったせいか。それとも……?
陽菜の左手は、自然と、自らの胸元に伸びていた。制服の上から形の良い胸を撫でる。
焦らすように。班長が、そうしてくれたみたいに。
「ん…っ」
掌が、胸の頂点を通る度に、微かな、気持ちの良い快感が走る。
なぜだろう、普段、自分でする時よりも、敏感になってる……。
「班長ぉ……」
愛しい人の事を呼びながら、陽菜の手は止まらなかった。
服の上からのもどかしい快感。その微弱な快感は、しかし、陽菜を確実に快楽に導いていく。
制服の中で、焦らされるような微弱な快感を与えられて、乳首が固くなっていくのがわかる。
左手で、服の上から胸を愛撫しながら、右手はだんだんと身体に沿って下へとさがっていく。
スカートの裾まで到達すると、柔らかな太腿に手が伸びる。
「だめ……。こんなこと、して……」
そう言いつつも、右手は自らの内腿をさすり、こんどはゆっくりと、太腿の付け根に向かって上がっていき……愛しい人が愛撫する手を思い出しながら、陽菜の右手は徐々に、大事な部分へと近づいていく。
スカートがめくれ上がり、水色のショーツが露わになっていた。
陽菜の指は、触るか触らないかのフェザータッチで、その水色の布の端、太ももの付け根をなぞる。昂っていく快感に内腿を擦り合わせた陽菜は、その指を両の太腿の間に差し込み、水色のショーツの上から、あそこをなぞり上げた。
「あ……ん……っ」
くちゅ、という音が微かに聞こえた。中指の腹で割れ目をなぞって往復する。溢れる愛液がクロッチを汚し、だんだんと水色の布がそこだけ濃い青に変わっていく。
その動きが生む快感に満足できず、陽菜の手は、臍の下からショーツの中へと入り込み、自らの割れ目を直に触れていく。すでに愛液でトロトロに潤った割れ目に沿って指を動かしていくと、中指は吸い込まれるように割れ目の入口へと導かれていく。
「ふぁっ……ん……っ」
入口の辺りですでに、粘性の愛液が指に絡みつく。その指を、ゆっくりとまた割れ目に沿って動かしていく。そして割れ目の先、まだ包皮に包まれた突起を優しく撫でるように、円を描いて愛撫していく。
「んぁ、あ……んんぅっ」
クリトリスを撫でれば淫らな声が漏れる。
我慢できなくなった陽菜は、もどかし気にショーツを脱ぎ捨てた。そして、人差し指と薬指で、割れ目を広げる。愛液が溢れ、くぱぁ…と糸を引き広げられた割れ目の先、快感を生む突起に中指が触れた瞬間、また、ビクンッと、陽菜の身体が跳ねた。絡みついた愛液をクリトリスに塗すように、再び中指で撫でる。そのたびに知らず腰が艶めかしく動く。
くりゅくりゅと中指でクリトリスを弄る。快感が、陽菜の口からいやらしい吐息をあげさせる。
「あ、ん、ふぁ…あぁぁん…っ」
やがて陽菜の中指は広げられたあそこの入り口を探り始める。溢れた蜜が潤滑油となり、指は奥へと沈んでいく。入口辺りを再び円を描いて撫でていく。
指を動かすたびに、
くちゅ、くちゅ
といういやらしい音が陽菜の耳に聞こえてくる。腰が、気持ちのいい場所を求める様に蠢く。肉襞に包まれた指が、気持ちのいい所を探す。指先がザラリとした感触を捕らえ、撫であげれば、陽菜の身体がビクンと震える。
「はんちょぉ……っ。そこ、だめぇ……っ」
寝返りを打つように右手を下にして横になる。右手が気持ちいい所を愛撫している合間にも、左手はもどかし気にネクタイを緩め、シャツのボタンを外していく。シャツの隙間から左手を差し入れて、右の胸を揉み始める。
ブラの上から揉む手が、固くなった乳首を見つけると、ブラの上から摘み上げた。
「んぁ、あ……んっ」
ブラの上から、指が乳首を執拗に捏ねる。
ブラの裏地に擦りつけられ、乳首が生む快感は更に陽菜を昂らせた。
「おっぱいも……感じちゃいますぅ……っ」
ブラをずらし、乳首を直に摘まむ。
「あ、ら、らめぇ…っ」
言いつつも指が止まることはない。乳首をクニクニと弄り、あそこをクチュクチュと蜜で溢れさせ、陽菜は自らを慰め続ける。
今頃、別の誰かと一緒にいるだろう、
大きな瞳から涙が零れていることに、陽菜は気が付いていなかった。
ただ、乳首と、あそこから生まれる快感に、身を震わせる。
「あ、あ、らめ、班長、はんちょぉ……っ。おっぱいも、あそこも、きもち、良くって……っ」
陽菜は快感を求め、あそこへの指を増やす。人差し指と中指が膣の中を蠢き、いやらしい蜜の音が
くちゅ、くちゅ
と止まらない。固くなった乳首を摘まみ、押し込み、擦る手が止まらない。
すでに、陽菜の
絶頂が近い。
ぬちゅぬちゅとあそこを出し入れする
「あ、あ、班長っ。いく、いくっ…いっちゃいます…っ!あ、らめ、いく、いくっ!いくぅぅぅぅぅぅっ!!!」
声を上げた瞬間。陽菜の頤が上がり、身体が硬直した。絶頂。頭の中が真っ白になる。びくんっと、身体が跳ね、そして、陽菜の身体から力が抜けていく。
ハァ、ハァと、荒い息。
快感の余韻からか、時折痙攣するように身体を震わせ。
陽菜はゆっくりと、その指をあそこから抜いていく。
指にまとわりつく愛液は糸を引く。絶頂を迎えた身体はしかしむなしく、陽菜は、寂しさに目を閉じた。
荒い息をつく。身体の疼きは、まだ、止まらなかった。
その時。
陽菜の部屋のチャイムが鳴った。