※この作品はR-18です。

【電子書籍販売中】ずっと好きだったメカクレ巨乳幼馴染が、知らない間に野球部のオナホ肉便器になっていた。   作:幻闇

6 / 12
六話 似た者同士のトゥルーハート

 夏休みが明けて、いつも通りの日常が始まった。

 俺は学校の始業式から帰る道すがら、例の件について悩んでいた。 

 

 夏休みの後半、マユと二人で毎日のように行っている勉強会でも、俺はなかなか集中する事が出来なかった。

 

 あれからずっと、考えていたのだ。夜中や昼間の一人だけの時間を見計らって何度となく俺は例の動画で抜きまくった。犯され、輪姦され、壊されていくマユがエロ過ぎてエロ過ぎて……お陰でティッシュの消費量がヤバい事になったけれど。

 

 そうしてふと気づいたのだ。USBメモリの中身は俺の予想通りの内容だった。だというのに、マユにUSBメモリを返した時の反応……。明らかにおかしいじゃないか。中身の事は当然知っていただろうし、もう少し焦っても良い筈だ。なのに、彼女は至極冷静だった。

 

 つまり、俺に中身を見られても構わない。という事だったのだろうか? もしそうなのであれば、何故そのような思考になるのだろうか。

 

 わからない。

 

 深く考えようとするとネガティブな理由が次から次へと浮かんできて、俺の心はかき乱されていく。

 そんな状態ではマトモに受験勉強など出来ようも無い。センター試験まであと半年も無いのだ。このままでは俺だけが落ちるという最悪の結果だってあり得る。

 

 一体俺は……どうすれば良いんだ――。

 

 

「おかえりケイくん!」

「んおっ!」

 

 いきなり目の前に悩みの本人が現れ、思わず驚いてしまった。悩みに気を取られて自宅前まで来ていた事に気付いていなかったようだ。

 

「どうしたの?」

「いや、なんでもない。ちょっと考え事をしてて気づかなかったから驚いただけだよ」

「えー? どんな悩みなの? ちょっと気になるなぁ」

 

 言える訳が無い。そう、今後の事を考えれば言える訳が無いのだ。けれど――俺は溢れ出る疑心を抑えきる事が出来なかった。

 

「あの時USBメモリを忘れていったのは……。わざと……じゃあないよな?」

 

 言ってしまった。

 魔が差した、としか言いようがない。

 顔から血の気が引いていくのが、自分でもわかる。

 

 

 返答や反応次第では、俺のこれからの生活は地獄にもなりうるだろう。しかしもう色々と限界だったんだ。

 俺の問いを受けたマユの表情が変わる。鮮やかに。艶めかしさと……どこか狂気すら感じさせる笑みを口許に浮かべ――。 

 

「もし……そうだったとしたら?」

 

 よく知っている筈の幼馴染の顔が、得体のしれない化け物に変わっていく。まるで、脊髄が氷に変わってしまったかのような感覚に、俺はぶるりと身体を震わせた。

 

 覚悟していなかったわけではない。

 そういう答えもありうると、頭の片隅では理解していた。でも、実際にマユの歪んだ表情を――あの動画で見た色に狂ったような表情を直視してしまった俺は、普段のマユとの余りのギャップに現実を受け入れる事が出来なかった。

 

 だから……逃げた。

 

「あっ……」

 

 背後から追いすがろうとしたマユの呟きを振り切り、玄関ドアを勢いよく開けて靴を脱ぎ捨てて自室へと直行する。

 そうしてベッドに潜り込んで、俺はぐちゃぐちゃになった頭と心を落ち着かせようと、ぎゅっと眼を閉じた。

 

 段々と息が整い、静寂に伴って耳の奥で連続した高音が鳴りはじめる。世界と自分が切り離されたかのような断絶の中で、下半身に集った血液の脈動までもが聞こえてくる気がした。

 

 そうだ。

 逃げたのはマユが怖かったからではない。

 

 俺が怖かったんだ。

 

 あの映像に映っていた時のように異様な色気を放っていたマユを見ていると、むらむらと湧き上がってくる自分の欲望が抑えきれない様な気がして……とても恐ろしかったのだ。

 

 いますぐマユを押し倒したい。荒々しくその衣服を剥ぎとり、あの男達の様にマユの肉体を貪って己自身を彼女に突き刺したい。

 

 そんな、ドス黒い欲望に塗り潰されていく自分の心が、俺は怖くて堪らなくなったんだ。

 

 ベッド脇の棚に手を伸ばし、マユお気に入りのぬいぐるみを手に取る。そのままふかふかの生地に顔を埋めて深呼吸すると、マユ特有の甘い痺れるような匂いがした。その匂いに刺激されて下半身がますます硬くなっていく。まるでぬいぐるみに欲情しているようで、もしこの光景を誰かに見られたらまごう事なき変態の烙印を押されるだろう。

 

 可愛らしいクマのぬいぐるみをマユの代替物として堪能する。段々と気持ちは落ち着いてくるが、心の中は相変わらずぐちゃぐちゃのままだ。

 なんでマユはあんな事を――。

 

 溢れ出そうになる激情のまま、無意識に強くぬいぐるみを抱く。当然の事だけどぬいぐるみは柔らかい。強く抱き潰した程度で壊れたりするものではない。なのに、ぎゅっと抱いた腕に何か硬い物が当たる感触がした。

 

「ん……?」

 

 なんだ? 骨組みが入ってるたぐいの構造なのか? でもここって……頭の部分だよな? 型崩れしないようにって事なら胴体だろうし、頭部になにか仕込むってのは聞いた事が無いけど。

 

 何故だか妙に気になった俺は、ベッドの上に座り直してぬいぐるみをじっくりと観察する事にした。

 見た目は普通のクマのぬいぐるみだ。高校に入ってから暫くして、マユが俺の部屋で過ごす時に必要だと持ってきた何の変哲もないキャラクター物のやつで、ゲームセンターの景品としても見かける事がある。

 

 柔らかい頭部に指をあててグッと押し込んでみると、やはり奥に硬い部分がある。きっちりと固定されている感じではなく、角ばった何かが埋め込まれているような感じだ。位置的には頭部前方……丁度、ガラス玉のような眼の裏側あたりだ。

 

 なんだろう。やけに気になる。かといって解体するわけにもいかない。裁縫は得意では無いし、もし元通りにできなかったらメチャクチャ怒られるのは間違いない。怒られるならまだしも、泣かれでもしたら俺は罪悪感で死ぬ。

 

 スマホのライトを付けて、まるで医者の様にぬいぐるみの右眼に光を当てる。すると、まるで人間のような虹彩が見えた気がして、俺は思わず「ヒッ」と喉を鳴らしてしまった。

 慌ててもう片方の左眼を照らしてみればそこには何も無い。右眼の奥にだけ、何かおぼろ気にうっすらと見える円状の構造があるのだ。

 

 マユの今までの行動と、先ほどの反応が脳裏をよぎる。もしかして……まさか……。いやでも……あり得なくはない。

 

 俺はぬいぐるみを棚に戻し、今思い至った考えを軽く整理して頭の中で纏めた。そうして覚悟を決める。

 事ここに至っては、もはや真実を確認せずにはいられない。でなければ、俺の頭がおかしくなってしまう。

 

 

 ※

 

 

「マユ。入ってもいいか?」

 

 コンと一度だけ、軽く部屋の扉をノックして告げる。反応は即座に帰ってきた。

 

「ケイくんならいつでもウェルカムだよ~」

 

 いつも通りのマユの返事がかえってきた。ちなみに玄関では、チャイムを鳴らせば顔パスですぐにオートロックが解錠される。もうお互いに年頃だというのに、俺の両親もマユの両親も、俺とマユがいつ家に行っても自分の子供の様に迎えるのだ。もう遅いから帰りなさいなんて事すら言われた事が無いし、精々が夕飯をどちらで食べるかを聞いてくる程度である。

 

「なぁマユ。聞きたい事があるんだ」

 

 ベッドの上で寝転がってスマホを弄っていたマユが、スマホを置いてこちらを見た。

 マユの部屋はいかにも女の子の部屋って感じの、可愛らしいインテリアで装飾された部屋だ。とはいえ見慣れ過ぎてドキドキする事なんて無いのだけれど。

 

「USBメモリーの事? ちゃんと中身は見てくれたんだよね」

「あっ……ああ、それもあるけど……その……いつもマユが抱いてるあのぬいぐるみって……その……」

「あらら、カメラ気付いちゃった? でも仕方ないよね。ケイくんの事はしっかり把握しておきたいし。中学三年くらいからケイ君、夜は早く帰れってうるさいんだもん」

「そりゃあ思春期なんだからいろいろあるだろ……って、本当にカメラなのかよ」

 

 問い詰めるつもりが、あっさりと犯行を自供されてしまった。

 

「うふふ、そんな事より見たんでしょ? あの動画。ねぇ……どう思った? ボクがまるで部の備品みたいに扱われて、次から次へと男子たちに犯されて、まるでおトイレみたいにボクの穴という穴に精液を吐き出して、人形みたいになったボクをそれでも犯しまくって、最後はめちゃくちゃにぶっ壊して、ケイくんはどう思ったの?」

「マユ…………なんで……そんな……」

 

 歪んでいく。

 

 マユの貌が、帰宅時に見せた時の様に歪んでいく。

 

 俺の答えを待つことなく、狂気じみた表情を浮かべて、まるで壊れた蛇口のようにマユは話し続ける。

 

「モザイクの動画も見てくれたよね? 初めてだし慣れてなくて大分雑になっちゃったけどあれで抜いてくれた時は嬉しかったな。二つ目の動画はだいぶうまく出来てたでしょ? ホワイトデーのやつね、みんなすごく張り切ってくれてボクのおまんこにたっぷりナカ出ししてくれて最後の方はガバガバになっちゃったけどとっても気持ち良くてね、部長の、あっ今はOBさんで元部長なんだけど、今の部長は後輩だから部長クンって呼んでるんだ、だから部長は部長ね、とってもおちんちんがおっきくて今でもいきなりぶち込まれたらおまんこ裂けそうになっちゃうんだけどそれが余計気持ち良くてね、ゆうくんも何回も抜いてくれたよね、本当に嬉しかったよ、全部カメラで見てたんだからね、ゆうくんがボクの動画を見てシコシコしてるところ、USBのやつで完全にボクだとわかった時の反応も最高だったよね、その後も俺のモノって何度も言ってくれて最後は動画のボクに合わせて射精してくれて、ボク泣いちゃうくらい凄く嬉しくて、その後もしょっちゅうボクの動画でシコシコしまくってくれてたよね。ケイくん、もうすっかり犯されるボクに夢中になっちゃったよね♡ お気に入りなのは確か……何度も見てたお気に入りシーンは九日目くらいの人形状態で使われまくる所と、最終日のボクがバットでメチャクチャにされる所だったよね、ケイくんはボクがボロボロにされるほど興奮しちゃうんだね、変態さんだね、サドなのかな? それともマゾなのかな? きっとマゾだよね。だって泣きながらシコシコしたり、落ち込みながらシコシコしてるんだもん、もう立派な()()()()()()さんだよね♡♡♡」

 

 マユの濁流のような独白が、俺の心を打ちのめしていく。でも待てよ。今、マユはなんと言った? アダルト動画サイトに投稿していたのはマユ本人で、俺の事を寝取られマゾだと? 

 今までの行為はもしかして……俺を寝取られマゾに仕立て上げる為の行動だった。ってコトか?

 

 何のために? 付き合ってもいない内からこんな事をする意味も良くわからない。付き合ってからの方が、より俺に与えるダメージはデカいだろう。俺にその自覚は無いけれど、もしかしたら深く傷付けるような事をしていたのかもしれない。

 

 マユの目的は、俺に残酷な現実を突きつけて()()()()()()だと思っていたのだけれど、違うのだろうか? 

 

「これでもうケイくんはボク無しでは生きていけないよねそうだよねこんなに他の男の人に犯されまくったボクを見てそんなにおちんちんパンパンにして抜きまくってるんだもんマユ……マユって物欲しそうに呟きながら肉便器状態のボクでしかもう抜けなくなっちゃってこんなのもう絶対ボクが男達に犯されながらケイくんにオカズを提供し続けるしかないよねそうだよねずっとずっとケイくんの為に犯されまくって一生傍にいるんだからね好きなだけボクの寝取られ痴態で幸せにしてあげるからさそろそろステップアップしてさリアルタイムで動画送信してあげようかそれとも生で見たい? ボクがケイくん以外の男達に滅茶苦茶に輪姦されておまんこぐちゃぐちゃになるまで犯されて緩くなったおまんこに拳やバットとかムリヤリ捻じ込まれて屠殺されるブタみたいな悲鳴をあげて泣き叫ぶ所とかきっと生で見たら物凄く興奮すると思うし濃厚なオナニーが出来ると思うんだけどどうかなぁそういうの大好きだもんね」

 

 今までに見たことも無いような発情したメスの貌をして、息継ぐ間もなく俺に語り掛けてくるマユ。どうやら俺の考えは、完全に的を外していたようだ。 

 

 こいつは……マユは……、俺を嫌いでこんな事をした訳では無かった。むしろその真逆だったのだ。

 

「マユ!」

「――ふぇ!?」

 

 とろんとした瞳で話し続けているマユに近付き、その華奢で柔らかい身体を抱き締める。

 

「あっ……あれ……ケイくん?」

 

 何十人もの男達に性処理便器として使い込まれ、先ほどはあんなに卑猥な言葉を連ねて俺を惑わせたばかりだというのに、マユの反応は初心な生娘のように初々しかった。そんな彼女の耳元に、決意を籠めて囁く。

 

「結婚しよう」

「んえっ?! けっ……けけけ……けっこん?!」

「高校を卒業したらな、とはいっても大学に行きながら子育てとかは大変だし安定もしないからそれは暫く先だけど、まずはしっかりと籍を入れて法的に婚姻関係を結ぼう、マユの気持ちは良くわかったし俺も同じ気持ちだから何も問題は無いよな、そうそう大学を卒業して就職して安定したら子供がほしいけどマユは何人まで産んでくれるのかな、俺も出来るだけ協力するつもりだけど母胎の負担も大きいと聞くから強制は出来ないしでも俺の希望としては三人くらい欲しい気もするけど勿論ウチとマユの所の両親にも協力して貰えば多少の無理は効くと思うんだけど、どうかな」

 

 ゆっくりとマユから身を離し、驚いた表情のまま固まっていた彼女と視線を合わせる。みるみるうちに花が咲いたような笑顔になったマユが、嬉しそうに返事をくれた。

 

「うん、ケイくんと結婚する」

 

 断られるとは欠片も思わなかった。

 なんだろう。まるで神様の掌の上で転がされ、決まった道筋に落とし込まれたかのような……。いや、神様じゃないな。きっとこれはマユの掌の上で転がされた結果なのだろう。不思議と爽快な気分だった。

 

 なんだか大分すっとばしたような気もするけど、まぁ人生の岐路ってのは得てして突然で、終わってみれば至極あっさりとしたものなのかもしれない。

 

「でも意外だったかも」

「なにがだ?」

「ケイくんって割と重いんだね。付き合ってくれ、じゃなくて結婚しようなんて言われるとは流石に思ってなかったよ。なんか凄い勢いで家族計画まで話してるし……少しだけ引いちゃったかも♡」

「いやいやいや……それ物凄いブーメランだぞおまえ……。そもそもなんで寝取られマゾなんだよ」

 

 いくら別々の高校に行っていたとはいえ、あのまま順当に行けば高確率で俺たちは付き合っていた筈だ。俺はマユが好きだったし、マユも俺が好きだって事ならそうならない方がおかしい。なんで性処理肉便器になって俺を寝取られマゾに覚醒させる必要があるんだ?

 

「だってケイくんの部屋でえっちな本探したら、なんかボクに似てる髪型の幼馴染のヒロインが不良たちの肉便器にされて、主人公は送られてくるビデオレターで絶望しながらオナニーするエロ漫画を見つけちゃったんだもの、最後は身も心も男達に壊されちゃって宅配返品エンドだったかな。さすがにレイプ凌辱は嫌だけど……。一個だけ違う場所にあったから特別なお気に入りだと思ってさ」

 

 あー……。あのマユに似てるヒロインの表紙に騙されて買った奴か。中身の余りの胸糞さに速攻で封印指定したやつだ。こんなとこまですれ違いしてどうすんだよ……。

 

「え、それだけで?」

「あと……。クラスメイトの女子たちがさ、結構初体験してる子が多くて聞いてみたの。ロマンチックだった? もう結婚の予定は決めたの? って聞いたら……男子も含めてみんなに大笑いされちゃったよ。殆どの娘はとっくに別れてもっとカッコいい彼氏を探してるんだって、結婚なんて重すぎて考えられないって……。ケイくんに初めてを捧げても、それで生涯添い遂げられないなら意味ないんだよ。ボクはともかく、もしもケイくんがボクから興味を失ってボクを振って、誰か知らない女と結婚するなんて考えたら……ボクもう居ても立ってもいられなくなって……それで――」

「俺を寝取られマゾに仕立てて自分に夢中にさせようと思ったわけか」

「うん。うまく行ったでしょ? だってケイくんは他人に犯されるボクに夢中だもんね♡」

「ああ……まぁそうだな」

 

 言えるか? 別にそんなことしなくても俺はお前に夢中だったし、なんなら一緒の墓に入る気マンマンだったなんてよ。

 別に現状にだって不満はない。そりゃあ思う所はあるけれど、すっかり寝取られマゾの快楽に溺れちまったんだ。変わらずマユは俺を大好きで、その為だけに男達に抱かれてくれるという。今の俺にとっては、幸せ以外の何物でもなかった。

 

「しかしやる事が極端すぎないか? 別にこんな事しなくたって俺はお前以外は目に入ってなかったんだが」

「ケイくんはさ、奇跡ってどんな事だと思う?」

「神様が起こすってやつか?」

「ううん。ボクはね、ボクたちが生きて、普通に暮らして、笑い合える事そのものが奇跡だと思うんだ。だから出来る事は全てしたかったの。やらないで後悔はしたくないから」

「ありふれた日常こそが大切ってやつか。にしてもなぁ……それで肉便器って……いやまぁ、マユがぶっ飛んでるのはいまさらか」

「えへへ、重い女でごめんね」

 

 マユなりに、なにか思う所があったのかもしれない。つーかこれ、慎重になり過ぎてた俺のせいでは? もっと早く、それこそ高校入学前に告白していれば、その後の展開はまったく違っていたのでは? などと思ってしまう。

 

 そんな事を話していると突然、マユがとびきり小悪魔じみた表情で俺に爆弾を放ってきた。

 

「ちなみにケイくん。ボクとセックスはしたくないの?」

「超したい。でもやるならキチンと準備してのぞみたいな。二人でじっくりと話し合って初夜を決めよう」

「うんうん♡ ボクも大好きなケイくんとはちゃんとしたシチュエーションでシたいな♡」

「まぁベタだけどクリスマスあたりでホテルでも予約するか。俺の知らないところで肉便器にされて使い込まれ続けてきた、大好きな幼馴染の非処女ビッチマンコに早くぶち込みたい」

 

 力強く告げると、顔を真っ赤にして照れてしまったマユ。素早く近づいて軽く抱き締め、前髪をさらっと上げてやると――完全に桃色に染まった表情で瞳を潤ませる可愛すぎる幼馴染がいた。

 思わず暴発して襲い掛かりそうになる。だが、鋼の意思で性欲を抑えつけて叩き潰し、俺はマユの髪を優しく撫でる。

 

「ケイくんすき♡……すきすき♡……だいすき♡ 末永くよろしくね」

「俺も愛してる。五千兆回言っても足りない。マユをメチャクチャ愛してる」

「キス……したいな」

「俺もしたい。するぞ」

「んッはむ――んっ……じゅるじゅる……んむぅ……じゅるっ……――ぷはぁ」

 

 初めてのキスは濃厚なディープキスだった。舌の根が痛むくらい何度も、幾重にも絡ませ合って互いの唾液を貪る。歯茎の裏側の、歯の生え際あたりをくすぐられる度に、ゾクゾクとした感覚が背筋を刺激して……マユも同じように感じているのが絡ませた器官を通して伝わってくる。

 

 慎重で柔らかなキスはほんの最初だけだった。すぐに俺たちは互いの唇を喰らい合うような勢いでお互いの発声器官を蹂躙し合う。大きく口を開けて唇すべてをしゃぶれば、マユも負けじと俺にあわせて口を開く。

 

「じゅるじゅる……ちゅぷ……じゅる……じゅぷ……」

 

 もはやどちらの唇が立てる音なのかもわからないほどに、俺とマユの唇はまるで、元が一つの生き物であったかのように溶け合っていた。

 

「ぷはぁ……ねぇケイくん……ボク全然足りないよ……もっと……もっとキスしたい」

「んっ……ああ、俺も全然足りない。いままで一緒にいてしたかった分を取り戻すぞ」

 

 そうして俺たちは、マユの母さんが夕飯の支度が出来たと呼びかけてくるまでずっと……一時間以上も、互いの口内を貪り続けた。




お読みいただきありがとうございます。
最初は付き合ってくれ! って感じのプロットだったのですが、もうお前ら結婚しちまえよ。という作者の脳内ツッコミがそのまま反映されてしまいました。仕方ないね。

もしよろしければ評価を頂けると滅茶苦茶嬉しいです。特に感想など頂けると大変励みになります。(∩´∀`)∩ワーイ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。