知らない天井・知らない壁知らない部屋だ(ここは、どこだ。)
俺は心の中で困惑していた。
しかし クッ (なんだこの頭痛は)激しい頭痛によってその困惑はなくなった
(なんだこのビジョンは)頭痛ともにそのビジョンは現れた(これはこいつの体の記憶か)
そう、俺は目覚め時から自分がの見知っている自分の肉体ではなく別の肉体になっていたのだ。
俺はどうやら別人の体に憑依転生していたのだ。
この体の持ち主は【生也操間】。
俺はこいつの体の記憶を読みとくことでなぜこうなったのか調べ上げた。
詳細はこうだ。
この世界は僕のヒーローアカデミアという漫画の世界である。
そして、俺は転生者である事を思い出したのは2才の誕生日の時だ。
俺は記憶を読み取りながら納得した。
この世界には個性と呼ばれる特殊能力がある。
その能力は千差万別で同じものはないとされている。
また、個性を持つ人間は総人口の約8割いるとされる。
残りの約2割は無個性と呼ばれ人口割合からしたら極少数派となっている。
そんななか俺こと操間の両親は既に亡くなっており母方の祖父母の元で暮らしている。
基本的に祖父母は俺を溺愛し育ててくれている。
そんな時に俺は転生した。
そして、病院にて個性検査を受けたのはだがどうやら、個性因子があるようだがどんな能力があるかわからないらしい。
しかし、祖父達は喜んだ。
なぜなら自分たちの家系は無個性だったのが孫がやっと個性が出たからだ。
俺は自分の個性を調べる為、色々やった結果わかったのだ。
それは、【生命操作】と言う個性だ。
簡単に言えば無生物以外の全ての生命を自分の意のままに操れるというものだ。
例えば、生き物なら人間でも動物でも植物でも自由自在に操る事が出来る。
俺は自身の能力が理解できるとそれを利用し、自分の体を強化し続けた。
まずは虫や植物などの無害そうな生命を取り込む続けた。
その結果、カブトムシの硬い装甲、アリの怪力、ゴキブリの高速移動、ハエの目、蜂の毒針、蚊の飛行速度を手に入れた。
また、植物の光合成を利用し体力回復も出来るようになった。
それに毒草・有毒植物も取り込み、体内で様々な毒を作り出せるようになりそれを射出できる様にもなった。
俺はそれらを取り込み続け、中学生になるころには並大抵のプロヒーローでは歯が立たない程の化け物並みの強さとなった。
俺は更なる強さを求め、対象を動物や人間などのリスクの高い生命体に変えていく。
動物園やペットショプなどの動物たちが多く集まるところを回り続けた。
更にはヒーロー事務所やヴィラン犯罪現場などのプロヒーローやヴィランなどが集まる場所にも出向いた。
俺はそこで鼻をかんだティッシュや現場に残った血痕などのDNA情報を回収した。
そして、採取した細胞は体内で培養し増殖させた。
そして、それらを取り込みまくった結果、プロヒーローやヴィランなどの多数の個性を使えるようになっていた。
更には雄英や士傑などの名門生徒からの個性DNA情報も回収しようと下水道やゴミ箱などを漁り集めたりもした。
そうして、俺は中学3年になる頃には日本中を周り始め、プロヒーローやヴィランのみならず武術家やアスリート選手などの特異技術をも物にする為に彼らのDNA情報も回収している。
しかも俺は自身の細胞自体を増殖する事によりもう一人の自分、すなわちクローンを作り出すことに成功した。
そのクローンは本体の俺の意思に従って行動することができる。
つまり、コピーロボットのような感じだ。
これにより俺は日本各地に俺(コピー)を配置し諜報活動などを行っている。
俺(コピー)は個性で肉体を変異させる事も可能で虫や小動物などの姿になり潜入捜査なども行なっている。
それを活用し資金集めにも活用したりしていた。
それはとある大企業の社長に肉体を変化しそのままなり変わる事で資金を得たのだ。
本当のボスは既に俺が脳みそをえぐり取り殺してやったが、それを知る者は居ない。
脳みそをえぐり取ったのも理由があり、社長になり変わる為、ヤツの記憶と経験を全てコピーする必要があったからだ。
ヤツの脳組織を俺の脳に取り込む事で仕草や筆勢まで完全に真似て完璧に成り代わったのだ。
それからは俺の思い通りになるように会社を作り替えていった。
まず、俺の事を前々から偽物なんじゃないか疑っていた社長に近しい者達を全員始末した。
始末と言っても殺したわけではない、殺せば否応にも警察関係などが嗅ぎ付けられる可能性がある為殺さず慎重に洗脳したのだ。
彼らの脳内には俺が創り出した寄生虫を入れておりその影響で、彼らが考えていることは全て分かる。
そして、俺が言った、言葉は疑問を持つことはなく無条件で信じてしまうようにしてある。
これにより彼らはただ、俺の指示通りに動いてくれる信者となるわけだ。
これで、俺は金儲けをする上で障害を排除した。
そして、作り変えた会社は俺の能力で生み出した新鮮で高品質の果物や野菜を卸すのが主な業務だ。
基本的に俺の能力で細胞組織を増殖させる事でほぼ無限に元手ゼロで量産できる。
更には野菜や果物のみならず肉や魚などの生鮮食品を幅広く取り扱っている。
俺がこの能力で作り出す物は、何も食料だけではない。
動物の皮や毛で作られた衣服・木製の家具や玩具、植物油や動物性油を使った石鹸やシャンプー、リンスなどの化粧品に至るまであらゆる物を作り出し、販売している。
それらの商品は高級志向のものから庶民的な物まで幅広い。
俺の会社の製品はいずれも高品質で世界中の富裕層にも飛ぶように売れている。
特にオーダーメイドの服の製作は顧客の要望に合わせてデザインや機能性をカスタマイズ出来るようにしており注文が殺到している。
俺の会社は他にも医療関係で臓器移植が必要な患者達に俺の能力によって生み出した臓器を移植させたりもしている。
この臓器は患者の細胞を元にして生み出している為、拒絶反応なく移植可能な安心・安全の臓器である。
また、病気や事故などで手足を無くした者でも俺の個性によって再生させることが可能。
患者には資産家や政治家などの上流階級などもいる為、会社の影響力もうなぎ登りである。
そうした、上流階級からの支援もあり、各国に病院や孤児院を建設している。
勿論、善意ではない自身の研究に利用できる優秀な被験体を探し集めているだけである。
こうして医療事業にも乗り出し、俺の会社は世界では知らぬ者が居ない程の超有名な巨大企業にとなった。
毎年の収益は何と驚異の100兆円を超えておりその大部分が俺の個性研究に勤しんでいる。
俺の個性にはまだ、伸びしろがあるのだ。
先ほどのクローン(俺自身)を大量に増やすことで個性の更なる強化を図っている。
数千人以上の俺が同時に個性を発動すると災害レベルの被害を生み出すことも可能だ。
また、俺自身のコピーであるため以心伝心、意思疎通も完璧である。
もちろん、細胞増殖にエネルギーを使うためコピー体が大量にいると、体力も著しく消耗する欠点はあるが、そこは我が社が所有している発電所を上手く活用することでエネルギー不足をカバーしている。
また、裏社会から入手した“個性”因子誘発物質(イディオ・トリガー)を使い強化もしている。
使用者の理性を弱め“個性”を極端化(ブースト)する効能を持っているドラッグだが
俺は致死量を遥かに超える量を入れている。
本来、非常に危険な行為だが影武者のクローンを使っているので何の問題もない。
そして、更なる強化を図って海外に浮かぶ巨大人工移動都市《I・アイランド》にも手を出している。
世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島に俺の寄生虫を忍ばしている。
鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムでも体内に寄生虫を侵入させてしまえば、意味をなさなくなる。
世界中のヒーロー関連企業が出資し、個性の研究やヒーローアイテムの発明などを行うために作られた学術研究都市の研究成果や発明品を盗み取る為、そこら中に寄生虫をばらまいてきた。
まあ、この寄生虫は特別製で自分が操られていることすら気が付かない為、無意識のうちに俺の意のままに操られるスパイとなる。
無理やり、言うことを従わせることもできるがそうすると裏切りや反逆の可能性があるかもしれないからな。
慎重に確実に支配し操っている。
俺が彼らに望むのはただ一つ、情報を集めて俺に送る事だけ。
手に入った情報は我が社の研究部門に送りつつ、俺の手足となって動いてくれる研究員やセキュリティ関係者たちを増やしている。
知らず知らずのうちに《I・アイランド》の研究員やセキュリティ関係者、技術者たちは俺に操られ続けているということだ。
この調子で《I・アイランド》を完全に支配すれば、次は世界中を手中に収めることも夢ではなくなるだろう。
まあ、一朝一夕で出来るものではないのだが……
我が社の研究部門には沢山の優秀な人材が揃っている。
何故なら全員が歴史的にも名のある超有名な科学者だからだ。
こいつら、科学者どもは俺の個性で生み出されたクローン体である。
本物からDNA情報を入手し体内に培養し生み出された複製体。
故に誘拐しているわけではないので警察関係者にもばれる事もない。
すでに死んでしまった科学者でさえ、墓の中にある僅かな骨(DNA情報)だけでも入手出来ればクローンとして蘇らせることができるのだ。
もちろん、裏切られように寄生虫を忍び込ませもいる。
そして当然、個性"研究のトップランナーであるデヴィット・シールドも我が社の研究チームにいる。
また、俺はあのマッドサイエンティストであの殻木球大をもチームに加えている。
彼を加えるのに色々と苦労した。
何故なら、彼の後ろには最凶最悪のヴィラン、オール・フォー・ワンがいるからだ。
オール・フォー・ワンは俺と同じ狡猾な奴であると考えている。
そんな奴から殻木球大を操るにはチャンスの時期を待っていた。
俺は原作知識を知っているうえ、本編開始から約5年前にオール・フォー・ワンがオールマイトに倒された事も知っている。
その時期を利用し彼を操ることに成功したのだ。
オール・フォー・ワンが死にかけているのを助けようと尽力する彼の隙をつき、寄生虫を潜り込ませることができたのだ。
これにより、脳無への研究データやサンプルなどを手に入れることができたのだ。
サンプルは主に『超再生』の個性や黒霧の『ワープゲート』の個性である。
おまけに彼ら、科学者には印照才子の個性因子を植え付けている。
彼女の個性『IQ』は紅茶を飲んで目を閉じている間IQが倍増するものだ。
俺はその個性因子を採取し、科学者たちに植え付け、彼らのIQを倍増させている。
つまりは、元々高いIQを持っている科学者たちをより高水準な知能へと変貌させることが出来るということだ。
これによって、研究のスピードは格段にアップし、より高精度で効率的な発明品やアイテムを生み出せるようになった。
そして、デヴィット・シールドが開発していた「個性増幅装置」は正に傑作だ。
あの装置で俺はより高い次元で個性を操れるようになった。
だが俺は満足せず装置の更なる改良と効率化を目指している。
このように大規模かつ、効率的に開発、研究できるように研究所は誰にも気づかれないように月面に造らせている。
月に大規模な研究施設を建設するのに、大変の苦労があった。
気づかれず月に構成員を送り出す為の宇宙ロケットの開発や、研究員を月に滞在させる為の生活資材の調達などなど。
しかし、その苦労を乗り越え遂に俺は理想の拠点を手に入れた。
故に俺は思う存分、個性の研究を進められていると言う訳だ。
そして、ここで最初に開発されたのは次世代のクリーンエネルギーの核融合発電だ。
月には核融合の材料であるヘリウム3があり、それを活用することでクリーンで無尽蔵なエネルギーが手に入るのだ。
この無尽蔵のエネルギーを活用することで俺の個性の唯一の欠点であるエネルギー不足も解消した。
そうして、研究資材は八百万百の"個性"『創造』を使って創り出している。
また、宇宙での特殊な環境かでの不足の事態にたいよう出来るようにアメリカ合衆国のNo.1ヒーロー、スターアンドストライプの個性『新秩序』を使用している。
アメリカ本国で強く管理されているはず彼女の個性を入手できたのは、ひとえに寄生虫のおかげだ。
近しい上司や部下などから寄生虫を忍び込ませて操り、DNA情報を盗み出すことに成功したのだ。
どんなに最強の彼女であろうと所詮は人間、排便もするし汗もかく。
俺は細心の注意を払い、気づかれることなくDNA情報を入手できた。
この個性を手に入れたことでより神(高次元の存在)へと近づくことができた。
加えて俺はアンナ・シェルビーノの個性も手に入れている。
【アンナ・シェルビーノ】
劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の登場人物で
個性は『過剰変容』。
触れた相手に自らの個性因子を流し込み、個性を一定期間強化・変容させる常時発動型の個性。
ただし、彼女の個性因子に適合する者のみが強化・変容することができる(適合確率は万分の一ほどに低い)
しかし、俺は自身の個性因子自体を彼女に適合するように無理やり変異させているので問題なく運用できるのだ。
彼女はすでにヨーロッパ最大の巨大犯罪組織(ゴリーニファミリー)に攫われていたが俺の個性の前では関係なかった。
体長わずか0.18ミリである世界最小の昆虫、アザミウマタマゴバチをモデルにした虫(ホムンクルス)を生成して建物の空気口や人間の服の隙間など侵入できるのだ。
また、ゴミや下水道などを漁ったりしてDNA情報を採取しているのだ。
勿論、ダークマイトを含むゴリーニファミリーの幹部のDNA情報(個性因子)も採取済みである。
俺が興味を抱いたのは自身を中心に数メートル範囲内で個性を使用可能にするフィールドと、その外に個性を使用不可にするフィールドを形成する パウロ・ゴリーニの個性。
こいつの個性を上手く使えば相澤消太のように見る必要なくフィールドに入りさえすれば有利に戦略を立てられるのは確実である。
また、デボラ・ゴリーニが持つ個性は『ブレイン・リモード』も興味深い。
対象者ひとりに幻影を見せ、感情、行動を支配していたがアンナの個性『過剰変容』に適合して個性が強化され複数人同時に幻影を見せる事が可能となっている。
彼女が対象者を見るだけで発動し、自身の術中に嵌まった者の理想とする幻想世界へ閉じ込める。
生物を操る点だけを考えると俺の寄生虫と合わさればいいコンビネーションが期待できる。
次なる強化のため、俺が目を付けたのは分倍河原仁である。
彼の個性は『二倍』一つのものを二つに増やすシンプルなものである。
原作知識で彼の覚醒した力が最も危険な能力を秘めていることを知っている俺は早急に彼のDNA情報も確保している。
そうして、複製された『二倍』の個性を取り込み肉体が耐え切れる様に改造を施した。
それによって俺は『二倍』個性の欠点である対象を測る必要がない自身へとなったので、瞬時に複製を行えるようになったのだ。
俺の個性の応用で複製を増やすのでは時間もエネルギーも使ってしまうが『二倍』個性のおかげで効率的かつ瞬時に増やせるのだ。
1が2に2が4に4が8に8が16にと倍々と増えていき数分もしない内に世界人口を上回る数の俺を作り出すことが出来るのだ。
俺はこれを利用し、より神へとなる計画を実行した。
それがダイソン球(ダイソン・スウォーム)の建設計画である。
これは、太陽の周囲(軌道上)に多数のユニットの群体(ソーラーパネルなど)を建設して取り囲むことにより、太陽から発せられている熱と光エネルギーを吸収して100%利用できるようにする人工建造物である。
SF好きなら知っていそうな建造物である。
ちなみに、これを建造するのにソーラーパネルが一京枚以上も必要となり二倍や新秩序や創造などの無数の個性を同時使用しなくてはいけなかったのは言うまでもない。
また、使われているソーラーパネルは非常に複雑で短命である為、より長命で修理や干渉なしでも稼働し続けられる物を生成した。
それが多数のミラーパネルをもって太陽光を数倍から数百倍に集光してエネルギーを集中して太陽電池で発電する方法を取っている。
これは集光型太陽光発電に似せた物である。
まあ、そんな困難を乗り越えて、この世界では到底生み出すことのできない莫大なエネルギーを得ることに成功した。
このエネルギーを運用することで俺の個性はまた、新たなる領域へと到達するのである。
今、このフロント企業は俺が実権を握っているのだが、当然俺が表に出るような事はしないで全て部下に任せている。
裏でひたすら強さを追い求め、ありとあらゆる生物のDNA情報を取り込んでいった。
更なる強さを求めるため、限界を超えて様々な生物との融合を繰り返した。
その結果、俺は人間という枠を超えた存在へと進化し続けていった。
俺の個性はすでに神の領域へと到達していた。
本編の最大にして最強の魔王であるオール・フォー・ワンは体内に無数の"個性"を有しているものの、実際に戦闘に使用する個性の数、種類は両手で収まる数に限られている。
コンピューターで例えると、"個性"というソフトウェアを保管するハードディスクの容量は膨大だが、全ての"個性"を同時に稼働させるにはメモリの容量が不十分であるためと考えられている。
だが俺の場合は個性でハードディスクもメモリも無限に創り上げて増やすことが出来るのでオール・フォー・ワンを超える"個性"を同時に複数使えているという訳だ。
俺の肉体は無数の個性に耐えられるように幾重にも改造を繰り返してきた結果、本編に出てきたマスターピースをも超越した存在へとなっているのだ。
マスターピースとは改造人間・脳無の完成形であり、人体改造手術によって覚醒した死柄木弔のことである。
身体そのものが"個性"に適応するように、人為的な進化を促し全く新しい形質へと変化するのである。
例えば炎を操る"個性"であれば「熱に強い皮膚」、指で触れることで発動する"個性"であれば「巨大な無数の手指」といったように、自身の"個性"に合わせて無意識的に肉体を最適な形に成長させ、"個性"の持つ本来の力を最大限に発揮できるよう肉体を変化させているのである。
身体の形を瞬時に変化させる様は、一見「変形型」や「異形型」の"個性"の作用に近いように見えるが、この変化は"個性"による「超常現象」ではなく生物としての生体的な現象に過ぎないため、イレイザーヘッドの『抹消』のように、他者の"個性"に対して直接作用するタイプの"個性"の効果が及ばない(『抹消』は「"個性"の働きを停止させる」という効果の"個性"であるため)。
俺は既にこの段階を突破しており外見は人の形を保っておらず、巨大な脳へと形状変化している。
無数の"個性"を内蔵し十全に操ることができる脳。
『個性』の同時使用という観点で言えばこの状態こそが完成形であり、俺はこの世で唯一絶対の存在となったのである。
また、個性だけではなく強力無比な武装も多数内蔵されている。
一つ一つ、凶悪な性能の武器が俺の肉体に内蔵されているのだ。
例えば、鋼鉄を容易に溶かすほどのビーム砲や、並のミサイルでは傷ひとつ付かないほどの超硬度を誇る装甲。
だが機械なので当然ながら耐久限界などが存在し、それを超えれば機械は破損してしまう。
しかしそれは創造などの個性同時使用で破損してもその場で新品に交換することができる為、弱点など無いに等しい。
他の武器として消失弾も使用している。
この消失弾は、壊理の個性を利用することで、"個性"を破壊する銃弾である。
治崎は壊理の身体を日常的に切り刻み、銃弾や血清の材料として彼女の血肉を採取しているのを死穢八斎會の本部でやっていることを原作知識で知っている。
俺は早速、寄生虫をばら撒き操り、銃弾とその研究データを死穢八斎會から盗み出したのである。
もちろん彼らに気づかれないように慎重にことを運んだ。
とくに死穢八斎會の若頭、治崎廻に注意している。
奴の個性は『オーバーホール』手で触れた対象物を一度分解し、瞬時に修復することができるもので俺の寄生虫が除去されてしまう危険性を孕んだ個性である。
その為、なるべく早く確実に盗み出すよう尽力し銃弾がむりなら最悪、データだけでも持ち帰るよう命令した。
そして、俺はそのデータを解析し、銃弾の量産に成功したのである。
また、この銃弾を応用することで更なる新兵器も開発した。
それは、銃弾ではなく散布しきの毒ガス兵器だ。
吸い込んだ者の個性因子を破壊、消失させるという効果を持つ。
この毒ガスは空気よりも重いため、空中に漂うことができる。
個性因子が破壊されれば個性が使えなくなり、その者の戦闘力は弱体化するのだ。
こうして、世界中に手を広げて月の裏側で淡々と自己強化の研究・訓練を続けて十数年。表舞台に出ることも原作に関わることもなく、暗躍し続けて時を待った。
仮想敵対勢力になり得るヒーローたちが最も弱くなる瞬間を。
そして、好機が訪れる。
ヒーローとヴィランの最終決戦。
壮絶な死闘の末、遂に勝利したデクたち(A組・B組・士傑・他のプロヒーローなど)
我が社、所有の人工衛星や警察やヒーローの通信をハッキングにより、戦況は随時に把握している。
原作通りにオール・フォー・ワンは死に荼毘を含むヴィランたちも拘束されているようだ。
おかげでヒーロー側もボロボロ。
彼らは既に満身創痍、立つことままならない。
サーチなどの感知個性でそれが事実であるのは確かである。
これは千載一遇のチャンス。
今後、神として世界を管理する俺の計画に邪魔な勢力をここで一気に葬る好機が。
より万全を期す為、既にある仕掛けも施している。
計画は万全、装備も兵力も充分、ようやく俺は原作へと介入するのであった。