本作では弱々カズマが多少カッコよくなる為に、信仰心を利用するストーリーです。まぁ、乳揉んで信仰に目覚めるとか最低ですが、私の作品なんてそんなもんです!
ということで、またお暇な時にでもお付き合いください。
あたしの信仰心は、多分実績と信頼により裏付けされている。レジーナ様はあたしを裏切ったことはないし、この力は間違いなくあたしを助けてくれている。だが、もしその恩恵が消えてしまったら、あたしは変わらずレジーナ様を信じられるだろうか?まぁ、それでも間違いなく、コイツよりはマシな信仰心はあるだろう……
「うおぉぉ!!」
「ぐぬぬぬ!!」
「良いですよカズマ!拮抗してますよ!」
「駄目よダクネス!貴方の力はそんなものじゃないでしょ!私の支援を無駄にしないで!」
カズマに対する支援魔法の効果は、あたしとアクアから見ても不可解な点が多い。ということで、あたし達はダクネスの実家の修練場にて、アクアから支援を受けたダクネスと、あたしから支援を受けたカズマで力比べをしているのだが……
「くっ!もっとだセレナ!スカートをあと少し捲くりあげてくれ!」
なんか、思ってたのと違う。
「あと少しって……もう下着が見えるギリギリなんですが?!」
「ならサイドで!その白い太ももをもう少しだけ!」
ただ支援しただけでは勝負にもならず、カズマはダクネスに投げ飛ばされていた。が、何故かここで少し肌を出すと、途端に状況が変わる。
「うぅ…こ、ここまで…ですからね?」
ぴらっ
「見えた!紫の紐!!」
「見えても口に出さないでください!」
ブンッ…ズダン!
「くぅ!」
大方の予想を裏切らない形ではあるが、カズマは性欲により信仰にブーストがかかる。確かに良いことがあると神様に祈る事もあるが、何故かそのブースト量はエロさに比例する。何言ってるかわからないと思うが、当事者のあたしにだって意味が分からん。傀儡化条件の感謝と近いものだとするなら、こいつの根底はシンプルにクズだ。
「よし!アクア、今日の洗濯当番はアクアですからね?」
「ちょっと待ってよ!あれはダクネスがだらし無かっただけだから!私の支援魔法は負けてないから!」
「くっ!実験台にされて貧弱なカズマに投げ飛ばされ、挙句の果てに罵倒まで……どんなご褒美だ!」
そして、このおかしな状況に簡単に適応するこいつらも、本当に意味が分からない……
「ね、ねぇカズマさん?私が抱きしめてあげたら、私の支援魔法でもダクネスに勝てるわよね?」
「そんなもん俺にだって分からねぇよ……まぁでも……勝てる気はしないな!」
「なんでよぉー?!麗しの女神なのよ!こんな美少女滅多に居ないのよ!そんな女神に抱き締めてもらえるのに、どうして信仰に目覚めないの?!ほら、『パワード』!ね?もう期待だけで力が湧いてきてるでしょ?」
アクアがカズマに抱き着くのは、別に珍しいことじゃない。怯えてしがみつくこともあれば、カズマを癒やすべく胸に抱く事もある。だが、そこに至るまでのマイナスが大き過ぎたのか、何故かアクアの支援魔法はそれなりの効果しか生まない。
むぎゅっ
「ど、どう?信仰心、湧いてこない?」
完全に狙って胸を当て、更に余りにも露骨な上目遣い。身体と顔だけなら間違いなく美少女なアクアだ。流石にここまでされて無反応なんて……いや、こいつらなら有り得る…
「駄目だ。不安しか湧いてこない…」
「なんでよ?!この体勢からそんなはず無いでしょ!」
「お前、この体勢でお前がいつも何て言うか、自分の胸に手を当てて考えてみ?」
「何いってんの!私女神だもん!こんな色仕掛けなんてしないもん!」
いやどうだろう?少なくともあたしは昨日見たぞ?
「飲み代が足りなくて、そうやってカズマに擦り寄っているのを度々見るのですが……」
「と言うか、カズマを起こしに行くと添い寝していることもあるぞ?」
「抱き着くときも、胸を庇って手を着く所は見たことありません。なので、カズマさんは常に胸を押し付けられている事になりますよ?」
「だそうだアクア。女の子なんだから、もっとちゃんとしなきゃ駄目だぞ?」
えっ、カズマの反応それ?お前は保護者か?!
「なんでよー!!強くなってるんでしょ?!本当はこれで強くなってるんでしょ?!ほらダクネスいって!行ってカズマさんに投げられて!」
「いや…故意に負けたら意味がないのだが……取り敢えず行くぞ?」
「くっ…気乗りはしないが、やらなきゃずっと言われるからな……来いダクネス!」
ガシッ!……ぽいっ…べしゃっ
「「「カズマぁ!」」」
「ぐふっ!やっぱり……駄女神……か…」ガクッ
いや、女子にポイ捨てされるお前も相当だぞ?
___________
「おかしいわよ!なんで私のこと信仰できないの?!何度も蘇生してあげたし、何度も助けてあげたじゃない?!」
「その死因と怪我の原因がお前だからだよ!入信者共も奇人変人ばかりだし!信仰する理由が微塵もないね!あぁ〜エリス様が来てくれればなぁ!」
「あ〜!カズマが言っちゃ駄目なこと言ったぁ!うわぁ〜ん!」
あの貧弱なカズマのステータスを考えれば、アクアの支援魔法は優秀だ。だが、信仰心次第で以前のような動きが出来るとなれば、それはまさしく狂信者の次元。支援魔法の重要度は、格段に跳ね上がる事になる。そして、アクアに対して発動しないと言うのは、魔王軍にとっては実に好都合だ。悪いがそのままでいて欲しい。私が困る。
「しかし、セレナの太ももを見るだけであの力を発揮できるのに、アクアの胸を押し付けてもその半分以下ですか……いっそ脱ぐ位しないと発動しないのでは?」
「しかし、脱いでセレナの太ももに負けたら立ち直れないのではないか?私なら考えただけで……くぅ!」ビクンッ
「脱がないわよ!脱いでも凄いって評判の女神だけど!セレナの太ももには負けないけど!そんなに安い女神じゃないから!」
女神って存在は、そもそも安くちゃ困る。むしろ、ここまで安くなれる方がおかしい気さえする。いや、頭は間違いなくおかしいのだが……
「というか、私の太もも連呼するの辞めてくれます?!好きで見せてませんからね!」
「「「あっ、ごめん」」」
だが、実のところあたしも気になっている。もし日本人相手にアクアによるチート強化が可能であるなら、女神としては是が非でもその力を使って魔王を倒したい筈だ。もしアクアがその考えに至ったら、他の勇者候補にその加護を与えられたら……そんなの考えたくもない。それなら、対策を取る意味でも、発動条件は完璧に把握するべきだ。
「でも、アクアさんの事を1番知ってるのはカズマさんですし、きっと私達の知らない魅力を知ってるはずですよね?せめて、そこだけでも信仰したりは……」
「………俺が芸人だったら、誰よりも尊敬していたと思うんだけどな」
あっ、駄目だ。なんか可哀想なモノを見る目をしてる。これマジでなんの信仰心もない。アクア、残念だがカズマの強化は諦めたほうが良い。
「カズマさんは他にも私の凄さを知ってるじゃない!本当に女神だって分かってるじゃない!ねぇ!実はダクネスとめぐみんだって、そう感じてるわよね?!」
「「と言う夢を見たんでしょ?」」
「違うからぁ!!」
まぁ、取り敢えずこっちの二人を強化は無理そうだな……
………………………
「『セイクリッド・ターンアンデッド』!」
「ほげぇ〜」「あぁ〜」「おぉ〜」
翌日。あたし達はアクアの偉大さを知ると言う名目で、墓地にアンデッドの討伐クエストに来ている。群がるアンデッドを危なげ無く浄化する姿は、あたしから見ればまさに女神か英雄かと言わんばかりの活躍だ。だが、問題は……
「なぁ?別にいつもの流れを見せられても、信仰心とか芽生えないんだけど?」
「むしろ、追い詰められた時はもっと早いですよね?」
「何言ってるの!これは十二分に凄いのよ!普通なら褒め称えられてもおかしくないんだから!」
普段からアクアの浄化を見ている奴らにとって、今更同じことをしても凄さなんて解るはずがない。そう、こういうところもアクアのがっかりポイントだ。比較対象が存在しない。故に、予めカズマにかけられた支援魔法も、まったくその効果を高められていない。
「あの…一度くらい一般のアークプリーストを仮加入させてもらって、それで比較検証するとかでは……」
「それは嫌!私が居るから必要ないもん!セレナだって特例なんだからね?!」
なんでアクアは、こんなに新メンバーに危機感を持っているんだろう。お前が人に性能で負ける事は無いと思うんだが……
「代わりさえ居れば、私は使えない子って置いていかれるの…ダンジョンの奥で置き去りにされるのよ……セレナが居るから、いつカズマさんに置いていかれるか……」
「………カズマさん?それは相手が女神だろうと人だろうとやっちゃ駄目なことですよ?」
「ほ、本当に置いてくつもりは無かったし……」
目を逸らすなよ……
「でも、こうしていると本当に優秀ですし、アクアさんの評価を今一度改めた方がよろしいのでは?」
「まぁ、これで終わればそれも考えるが……」
と言うカズマの目は、明らかに何かを警戒している。まぁ、あたしも短い間ではあるが、アクアのやらかしでさんざん泣かされた。だからその気持ちは理解できる。
「さ…さい……」
「あら?スケルトンが一体耐えたみたいね?何か呟いているわ」
「おい!下手に近づくのは危険だぞ?!それ完全にフラグじゃ…」
「そんなこと無いわよ!それに、もし人として記憶を取り戻したのであれば、私に何か大切なことを伝えたいのかも知れないじゃない!………ほら、聞かせてくれる?」
カズマの言う危険も理解できるが、そうして死者に寄り添うアクアは正しく女神。その神々しい姿は間違いなく信仰の対象に見えるだろう。これなら、早くもアクアの評価が上がるんじゃ……
「さ……『サイレンス』」
「「「「………えっ?」」」」
スケルトンがアクアに耳打ちしたのは、遺言とかじゃなく魔法詠唱。ボロボロになって気付かなかったが、どうやらコイツはウィザードスケルトンだったらしい。あれ?でもアクアに群れで寄ってきてる状況で、アクアが沈黙になると……
「お、おいおい…まさか女神がスケルトンに沈黙食らうなんて有り得ないよな?流石にそんな格下に……」
「…………」パクパク
「………セレナ、お前もターンアンデッド位できるよな?」
「カズマさんの検証なのですから、ここはカズマさんの活躍の場です。私は少し離れますので、周りを気にせずやっちゃってくださいな」
…………ダッ!
「〜〜!!」パクパク!
ほとんど同時に駆け出したあたし達に、ぴったりと張り付いて追ってくるアクア。どうやら、カズマに置いていかれることは想定内だったらしい。うん、やっぱりカズマにも問題あるわ。と言うかアクア、お前に集まるんだから着いてくんなよ!
ドドドドドド!
「おい!なんか墓地で見たことないアンデッドまで来てんだけど?!あれベルディアの部下に居たよな?!」
「アクアさんが張り切り過ぎたからですよ!アクアさんの神格にあてられて、近くのアンデッドが次々と集まってきて居るんです!これでは街に逃げる事も出来ませんよ!」
「くそっ!あんまり強化されてる気はしないが、やるしかないか!」
カズマは渋々といった顔で、ちゅんちゅん丸を抜いて振り返る。だが、この状況なら頑ななカズマでもアクアを信仰せざるをえない筈だ。馬鹿やってる時にはあんなに仲睦まじいのだから、カズマが素直になれば……
「ほげー」
べちっ!
「ぐふっ!」
いやよっわ!何それギャグかよって位によっわ!!
「不味いです!ドンドンアンデッドが集まってきてます!全方位から来られては爆裂魔法も撃てませんよ!」
「くっ!私のことは完全無視だ!このままでは本当にアクアが危険だぞ!何とか手はないのか?!」
この状況はまさに絶体絶命。群がられて食い殺されるのも時間の問題といった所だろう。と言っても、テレポートがあれば逃げるのは可能なのだが、人は混乱するとそういうことに気付かないものだ。まぁ、取り敢えず結果を見届けてから指摘を……
「…………」クネクネ
「………お前何してんの?」
「あれは多分セクシーポーズを取っているんです。魔力が減りそうな動きですけど……」
「嘘……むしろ萎えそうな動きなんだけど……」
「………」ガーン!
アクアすげぇな。沈黙してるのにうっせぇ。と言うかもうキャラと動きがうっせぇもんなぁ……
「…………」キッ!
「お、おいアクア!お前は魔法が使えないんだから下がってろよ?!なんでこっちに来てんだよ?!」
そして、そんな危機的状況で、何故かアクアがカズマの側に寄る。回復も出来ないアクアが、カズマに迫る事さえできないアクアが、今更カズマの側に行っても意味はない。そう、意味なんて無いと思っていた……
グイッ……ぽにゅっ
「へっ?!そ、そんないきなり?!」
「…………」カアァァ
「おぉ…これは予想外に大胆な手を……」
顔を真っ赤にしたアクアは、カズマの手を自分の服の中に差し込ませた。アクアを女として見てないなんて言ってたカズマも、流石にこれには動揺を隠せないようだ。まぁ、こいつら何だかんだ仲良いし、アクアもそこまで嫌そうってわけじゃない。さて、これでどれ程の強化になるのか……
「……解ったよ。お前に恥は欠かせないぜ、相棒?」
「……」コクンッ
アクアの献身を受けたカズマは、ちゅんちゅん丸を抜いてアンデッドの群れに向き直る。もしこれで相当な強化が可能なら、こいつらの関係だけは邪魔をしないと……
「行くぜアンデッド共!『神罰の一撃』『ルーン・オブ・セイバー』!」
カズマの同時発動したスキルは、全信仰を込めて一撃を放つアークプリースト最強の攻撃スキル。それを剣に乗せた状態で、ソードマスター最強の攻撃スキルを放つとなれば、その威力は計り知れ……
パキーン!
「「「「………えっ?」」」」
眩い光を放った一撃は、デスナイトの盾によりへし折られた。ゾンビ系モンスターの最上位レベルが相手では、流石に仕方のない気もするが、それでも出てくるタイミングを考えて欲しい。声も出せずに泣いているアクアは、流石に可哀想過ぎる。
「いや最上位モンスターは流石に無理だって!頼むセレナ!支援魔法と胸を!」
「頼み方がおかしいですよ!支援魔法に胸をセットにしないでください!と言うか、それならテレポ……んっ!」ビクッ
想定外の速度で急接近したカズマの手が、祭服の隙間からあたしの胸を直に鷲掴む。でもそれは決して乱暴ではなく。むしろあたし好みの強さで……なんか変な気分になりそうで……
「だ、駄目ですってば……んっ…そんなのプリーストにして良いはずが…はぁん…」ビクッ
そしてどんどん上手くなってるもんこいつ!あたしの目を見て反応を伺ってるもん!その努力の方向をもっと別のところに充てろよ!
「俺だってこんな事はしたくないさ……でも、この状況を打開するには、もうこれしかないんだ!」モミモミ
嘘つけ!テレポートって言いかけた時、目を逸らしたの見てたからな!本当は活躍出来るのとセクハラ出来ることが嬉しいんだろ?!でも、カズマのテレポートが無いと逃げることも不可能だし……
「わ、わかりましたよ!『パワード』『プロテクション』『スピードゲイン』!ほら、さっさと倒してきてください!」
「よっしゃぁ!顔は存じ上げませんが、見ててくださいレジーナ様!ダクネス、その剣借りるぞ!」
「こ、これは折るなよ?!」
本領?を発揮したカズマの速度は、もはや目で追うことが精一杯。ダクネスの剣を借り、そしてアクアの前に戻るまで、1秒さえ経過していないのでは無いかと思う。だが、問題はこれからだ。その攻撃に、一体どれだけの威力が乗るか………
「『神罰の一撃』からの『ルーン・オブ・セイバー』!」
スンッ
今までの勇者の必殺技というのは、どれも派手で目立つ技が多かった。だが、地味だからってそれが弱いとは限らない。もし殺すという結果だけを求めるのなら、目の前のこれは、カズマのこの技は、間違いなく必殺技と言えるからだ……
ドサドサドサッ………
「アンデッドの群れが……」
「丸ごと上下真っ二つに……」
「こんな、本当に神罰の領域じゃないですか……」
声が出る筈のあたし達も、目の前の光景になんて言っていいのか分からない。布越しの胸で上級者レベル、直に触れれば英雄レベル。カズマの持つその力は、ふざけた条件に対して威力があっていない。もし他のプリーストからも同じ結果が得られるなら、即刻始末しなきゃ不味いレベルだ。いや、それをエリスに報告されても結局状況は悪くなる。中々厄介な状況だな……
「よし!全員集合しろ!さっさと逃げるぞ!」
「へっ?!なんで今の今でそんなことになるのですか?!」
「仕方ないだろ!何故か神罰の一撃を打ったら信仰心が消えちゃったんだよ!ほら急げって、後続が追いつく前にテレポートするから!」
「神罰の一撃ってそういうスキルなのか!信仰心は消耗物ではないだろう?!」
「分かんねぇけど!出したら当分落ち着くじゃん?多分それも同じだって!」
「信仰心を放って賢者になるとか聞いたことありませんよ?!貴方は本当に信仰を何だと思っているのですか!」
「………」パクパク!!
「文句は後で聞くって!取り敢えず今は………『テレポート』!」
_______________
「お疲れ様でした。近隣のアンデッドまで集まって大変だったとの事なので、報酬は上乗せしておきますね?」
「あ、ありがとうございます。ほらアクア、お前の取り分は半分な?好きに飲んでこい」
「やったぁ!二人も後でくるのよ?今日は私の奢りだからね!」
アンデッドの群れを相手にした翌日。あたし達はギルドの窓口で報酬を受け取っていた。あの後、沈黙が解けたアクアの八つ当たり除霊によりアンデッドは全滅。アクアの心の傷と、あたしの胸を対価にクエストは完全に遂行された。まぁ、アクアの心の傷は癒やされたようだが……
「あんなことがあったのに、あいつはアレで納得なんだな……」
「まぁ、アクアさんですからね…と言うか、それカズマさんが言いますか……」
「あぁ、また酷い目にはあったんですね……」
受付のルナの酷い目と言うのは、多分魔物に襲われたとかそういう話だろう。あたしの酷い目の犯人は、どっちかと言えばカズマだ。もし正体がバレそうになったら、通報してから逃げてやる。慈悲はないから覚悟しとけ。
「最近は高難易度なクエストも確実にこなして居ますし、セレナさんが来てからは安定したパーティーになったのかと……」
「「それは有り得ません!」」
「そこは息ピッタリなのに……」
まぁ、あたしらのチームプレーは良いだろうさ。同じ苦労を味わってるからな!
…………………
「では、カズマさんの折れた刀は私が処分しておきます。今日はアクアさんのこと、大切にして上げてくださいね?」
「おぉ、頼むよ。また泣かれると困るからな」
疲れた顔のカズマを送り出し、あたしは装備やアイテムの管理を始める。カズマの使う戦術やスキル、アイテムに至るまで、その全てを把握しないと、あの未知数の脅威には対処できないからな。
「だが、アクアの力でブーストがかからなくて助かったな。神罰の一撃が発動したように見えたが、それならカズマの腕力で剣がポッキリ行くはずがない。取り敢えずあたしが居なきゃ、さほどの脅威にはならないか……」
まぁ、それなら対策すべきはめぐみんのみだ。カズマの脅威は致命的じゃないようだし、取り敢えずカズマの剣を廃品に……
「………おい嘘だろ?!この刀、よく見たら内側から爆ぜてるじゃねぇか?!」
危うく見逃すところだった。カズマがあたしの胸を揉みに来たとき、あいつの動きは明らかに普段のそれとは違った。つまりアイツは、性欲が満たされるならアクアでも良いんだ!!
「これは、絶対に発動不可能だって思わせないとな……カズマが日常的にあんなの使えるようになったら、それこそ手に負えなくなる……」
あいつの宗教観を徹底して矯正するか、アクアのことをそう見えないように徹底的に矯正するか……どんな手を使ってでも、アクアで発動させる訳にはいかない!あと、あたしのこと好きって言ったのにアクアでも良いとかむっちゃ腹立つ!別にヤキモチとかじゃねぇけど!
「見てろよクズ野郎……あたし以外眼中になくなるまで、徹底的に手玉に取ってやるからな!」
カズマの隠された能力には驚いたが、それでもあたしのやることは変わらない。ハニートラップと諜報戦、カズマの脅威は徹底的に排除だ!あと、アクアに取られるとかぜってぇ認めねぇ!
「あと、アクアでも良いってなんだよ!あんなにあたしのこと好きだって言ってたじゃん!マジふざけんなよクソ!別にヤキモチとかじゃねぇけどさ!」
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
信仰心って尊いですよね?まぁ、私の作品にそんな尊さは微塵もありませんが、そんなの皆さんもご承知のことと思います。
今後もこんな感じで背教的に勧めていきますので、宗教観がぶっ壊れた皆様、今後もお暇な時にでもお付き合いください。