段々と関係が進展している気がしなくもない二人ですが、ここらでちゃんと魔王軍にも報告を入れなきゃ不味いですよね。
ということで、魔王軍を絡めつつ、二人の関係をエロい感じに発展させます。またお暇な時にでもお付き合いください。
魔王軍幹部ウォルバク。とびきりの美人でスタイルも良いコイツは、小細工なんて無くても何処だろうと歓迎される。と言う事で、あたしの連絡網はこのもっともリスクの少ないウォルバクが担当することになった。訳なのだが……
「なぁ、なんで打ち合わせ場所がここなんだ?他にも候補はいくらでもあっただろ?」
「お風呂は私にとって最高に都合の良い場所なのよ?裸じゃ上級魔法は防げないけど、私の魔法の威力は変わらないでしょ?」
「いやお前の魔法はフルプレートメイルでも防げねぇだろ……どんだけ風呂好きなんだよ…」
報告のたびに温泉に呼び出されるのは、流石に面倒臭いと思う。まぁ、アクセルの街の中に来てくれるだけ有り難いし、そこに我儘は言えないな。
「身体つきが随分と健康的になって、療養は順調みたいね。もう1つの仕事は……サトウカズマの情報は掴めたの?」
「あぁ、それはもうバッチリだ。サトウカズマ16才、やはり勇者候補だ。特典は女神アクアを選択したらしく、死んでも蘇生に制限がない。それと、パーティには硬さだけやばいクルセイダーと、爆裂魔法を無詠唱でぶっ放せるアークウィザードがいる。この二人にカズマの死体が回収され、何度も蘇生されているようだな」
「そう…負けなくても勝ち目が殆ど無いって言うのは、中々に厄介な相手ね……他に弱点とかは?」
「そうだな。薬物と魔法抵抗はかなり低いから、狙うなら殺すより洗脳する方が簡単だろうな。好物が香辛料の塊のカレーと言う食い物だから、そこに薬を混ぜれば簡単だろうさ」
「あら、結構具体的な作戦まで考えてるのね?流石は諜報のプロってところかしら?」
「当然だろ?補足すると、カズマは辛口のカレーが好きだが、実は辛すぎると涙目になる。そこは程よい辛さで調整してやらないと、確実とは言えないがな?」
「ふ〜ん……ん?」
「あと、暗殺や誘拐なら風呂場が狙い所だ。あいつは新しいシャンプーがメッチャ目に染みるからって目を開けていられない。最初に頭を洗う習慣も相まって、入浴直後は間違いなくチャンスだ」
「……んんっ?!」
「あ、そんな事しなくても、あたしがあ~んってしたら大抵は疑い無く食うと思うけどな?」
「へ、へぇそうなんだ……諜報員って凄いのね……」
ウォルバクの顔が若干引き攣っているが、まぁ恐れるのも無理はないだろう。あたしの調査力にかかれば、一人の男を調べるなんて造作もない。今でも一緒に風呂に入ることもあるくらいだしな。
「それより、戦闘面の脅威としてはどうなのかしら?やっぱりやり手なの?それとも、知恵が回って仲間が優秀なだけ?」
「いや、あたしの予想通り本人もかなりの曲者だった。冒険者の多彩なスキルの中から正解を見つける判断能力が高いのは勿論。あらゆる道具を使いこなし、相手の弱点まで探り出す技巧は、もうレベル外の強さと言っていいくらいだ」
「へぇ……んっ?弱点探るのに技巧って必要?」
「あ、あいつの弱点の探り方って……手探り…だからな……」モジモジ
「ねぇそれ誰の何の弱点?!なんで貴女顔赤いの?!」
「の、のぼせたんだよ……別にあたしの弱点とか探られてねぇし…」
「どういうことなの…」
そこは追求するなよ…もう上の方の弱点は完全に看破されてるし……そっちも無駄に器用なんだよ…
「言い難いなら、詳しくは聞かないでおくわ……所で、頼まれていた麻痺薬だけど、やっぱり入手は困難だったわ。王国の兵士に優先的に回されてるから、一般には殆ど出回って無いみたいで……」
「あぁ、それに関してはカズマに作らせてるから問題ないぞ?悪かったな探してもらって…」
伝える方法が無かったから、何とかなったって言えなくてな。
「……えっ?レジーナ抜きだと、毒薬って貴女の主力武器よね?それを敵に頼ってんの?!と言うかあんなヤバい薬作れるわけ?!」
「心配するなよ。どうせカズマはこっちに着くから!それに器用だって言ったろ?なんなら、あたしの下着もカズマが作ったしな?」
「あのレース付きの可愛いのも?!えっ!まさか貴女の胸が育ってるのって……と言うか貴女まさか敵と関係を?!」
「馬鹿!あたしはそんなに軽くねぇよ!これはカズマの健康的な食事と、サイズピッタリの下着で負担を無くすことで実現した成長で、決してカズマに揉まれて育ったとかじゃないぞ!」
「食事から健康まで全部管理されてて、詳細なバストサイズを知られてて、なんなら下着のデザインも相手に決めさせてるって凄い関係じゃないの?!」
「そうか?別にあたしは困らないし、相手が喜ぶならあたしとしては有用だろ?」
レジーナ様の能力的にな。
「……ねぇ、他にセレナの情報は何を知られてるの?致命的なのは知られてないわよね?!」
「魔王軍だってのはバレてねぇよ。まぁ、ダークプリーストなのは知られてるけど……」
「致命的じゃない!どういうことなの!それなんで知られてるの?!」
「冒険者カード見られちまってさ……でも大丈夫だって!黙ってるって約束したし、カズマにしか知られてないし?」
「どういうことなの?!一番油断ならない相手でしょ?!それでなんで余裕なのよ!」
「カズマはあたしを全面的に信用してるからな!似た者同士で考えも分かるし!」
「諜報員と似た者同士って凄く不安なのだけど?!探り合いになってないわよね?!」
やれやれ、ウォルバクは心配性だな。あたしがそんなヘマをするわけないだろうに……
「そんな心配は無用だ。カズマはどうせあたしのモノになる。近い内に、魔王軍へ連れて帰ってやるよ」
「そ、そこまで言うなら……後はセレナに任せるけど……勝算はあるのよね?」
「あぁ、勿論だ。カズマは黒髪のロングが好きだからな……今伸ばしてる!」
「………そう。えっと……うん、頑張ってね?」
「あぁ、任せな!」
あたしの高度な諜報戦に、智将と言われたウォルバクさえも頭を抱えてしまっている。まぁ、そこは専門家のあたしじゃ無きゃこなせない仕事だからな。専門外の奴には難しい話だったかな!
「あぁ…セレナの知性はいったい何処へ……恋は盲目ってこういう事なのね……まぁ、それでも関係を中立まで持っていけたら、別にソレでも良いのかしらね…」
…………………………………………
なんてウォルバクに偉そうに報告しておきながら、あたし達の関係は停滞気味だ。今までの流れなら、補助魔法により無条件でその関係が進展していたが、今はちょっと状況が違う。その理由は……
「『パワースラッシュ』!」
スパァン!
「おぉ!遂に支援魔法無しで人食いプラントを倒しましたよ!」
「ここまで特訓に付き合った甲斐があったな……」
「凄いわカズマさん!信じてた!私ちゃんと信じてたからね!女神の眷属として、貴方は出来る子だって!」
「嘘つけぇ!敵の攻撃範囲の外に居るやつが何が信じてただ!あとダクネス!お前の特訓って、本来お前を鍛える予定だったの忘れんなよ!」
カズマのステータスの、飛躍的な上昇である。と言っても、これはレベルによるモノではなく、あくまでスキルによるものだ。だが、この急成長はあたしも予想していなかった。
…………
「決めた。俺転職するわ」
「「「「えっ?!」」」」
「ちょっと!私のこと見捨てる気?!冒険者を辞めるつもりなの?!」
事の発端は、カズマが転職を言い出したこと。冒険者の汎用性の高さを捨てるのは、戦術的には失策だと思われた。
「冒険者は辞めないぞ。アクアは見捨てたとしてもな?」
「そっちの方が重要なんだけど?!」
しかし、このカズマの転職とはあたし達の予想とは違い、余りに戦術的なものだったのだ。
………
「カズマさん!チャーハン3、餃子2、味噌ラーメン2入ったわ!」
「はい炒飯3あがり!餃子あと15秒!めぐみん!麺を二人前頼む!」
「は、はい!喜んでー!ダクネス!客寄せしか出来ないのですから、もっとチャイナ服で媚びるのです!もっと太腿と谷間を見せるのです!」
「こ、これは……私の望む羞恥とは……はぅん!」
「ねぇねぇ!セレナちゃんはセクシーチャイナドレス着ないの?」
「私はプリーストなので……はい、シュワシュワ2つです」
このもの凄いハマりっぷりに、最初はもう引退して飲食店経営でもすんのかとか思った。だが、この短期バイトこそがカズマの真の狙いだった。
「いやぁ、本当に料理人レベル1なのかい?直ぐにでもうちに就職して欲しいレベルだよ」
「カズマさんは冒険者時代にそっちのスキルも取ってましたから、それなりの実力があるんですよ。まぁ、もはや本職がどっちか分かりませんけど……」
冒険者で料理スキルを使用しても経験値は入らないが、料理人が料理をするとなれば話は別だ。経験値がその人間の成長にまつわる以上、料理人なら料理でレベルが上がりスキルポイントを入手できる。そして、レベル1の料理人が料理スキルレベル10を所有している場合、その成長効率は計り知れない。
「じゃっ!必要ポイント溜まったんで転職します!大将、お世話になりました!」
「おぅ!お前の技術があれば何処でも活躍出来るだろうよ!ちなみに次はどこへ行くんだい?」
「ありがとうございます!次は鍛冶屋に転職してきます!」
「おう、頑張んな!…………ん?なんでうちに来たのかな?!」
まぁ、経験値稼ぎだな。
………そして3日後………
「じゃっ!ポイント集まったんで転職します!」
「いやぁ、カズマくんとセレナちゃんは跡継ぎでも申し分ないのに惜しいねぇ!もし引退したら、うちに来てくれよな?」
「あはは…考えておきます……」
「あと、アクアちゃんはたまに貸してくれよ?あのブロンズの女神像、買い手が多くてさ?」
「あぁ、アイツは勝手に使ってください。むしろ居ないほうが平和なんで…」
……その二日後……
「転職します!」
「あぁ、待って!今月までのポーションがあと200本あるから!カズマくんが居ないと納期がぁー!」
「すみません…短期契約でそんな大口を当てにされても困ります…」
……その翌日……
「転職します!」
「待て小僧!分かった!この貧乏店主を嫁に…いや妾にくれてやる!だから正社員として、むしろ店長として働いてくれ!吾輩の夢が10倍早く叶う!」
「えぇ〜?!ここ私のお店なんですが?!」
……また翌日……
「転職します!」
「待ってよ助手くん!これから悪徳貴族の家に盗みに入るところじゃん!なんでこのタイミングなのさ?!せめてセレナさんは貸して!」
「だから私プリーストなんですが?!」
……………なんて事が多々あって……………
「スキルポイントに任せてパッシブ系スキルを片っ端から取得するなんて……よく思い付きましたよね……」
「まぁ、これでも元ガチゲーマーだからな!システムを把握すればこんなもんよ!」
「ゲーム感覚で?!」
確かにレベル1の職業というのは、僅かな経験値でもバンバン成長する。だが、普通は転職をすればステータスも初期値になり、全然楽なんて出来ない筈なのだが………戦闘職は自作した薬で、生産職は持ち前の器用さを活用することで、カズマはとんでもない効率を実現した。そして、そのポイントをあらゆる職業のステータスアップ系のスキルに宛てることで、この奇跡の成長を実現したのだ。
「しかし油断は大敵ですよ!ベースステータスが専門職より劣る以上、今までのような柔軟な立ち回りが重要になるんですからね?」
「えっと、それを地に伏しながら言われても……めぐみんさんはそのスタイルを改善する予定は……」
「……ありませんが?」
うん、本当にカズマって大変なんだな。だが、これでは例の色仕掛けなんてやりようがない。あたしから積極的に行くのも、なんかカズマが好きみたいで嫌だし……
「拘束攻撃にだけ気を付けておけば、もう植物系モンスターに遅れを取る事はないだろう。もし拘束系の攻撃が来たら、遠慮なく私を盾にするんだぞ?」
「おう!なんの躊躇もなく盾にさせてもらうさ!」
「くっ!自分から言ったことだが、即決だなんて……カズマはサービス精神が旺盛だな!」
サービス精神とかではなく、カズマは普通にやるだろうよ……
「それにしても、最近は植物系のモンスター討伐が多いわね?やっぱり薬の材料になるからなの?」
「お、おう……収入が増えるのは良いことだからな……」
「そうなのですか?私はてっきり、アルラウネ目当てかと思ってたのですが……」
「はぁ?!別にそんなエロモンスター目当てとかじゃないし!アルラウネの蜜が高く売れるって言うから来ただけだし!」
「語るに落ちてますよ?!やっぱりエロ目的なんじゃないですか!」
「べ、別にいいだろ!温厚なモンスターだって聞いてるし、結果として蜜は薬として重宝されるわけだし!」
アルラウネと言うのは、巨大な花の中心が女性の形をしたモンスターだ。魔法も扱える程の知性を有し、基本的には温厚で、時には人と共存することもある。そして、何よりその蜜は魔力に溢れ、薬の材料として重宝されている。まぁ、少し特殊な売り方をするので、良い子は見る機会がないのだが……
「相手はあくまでモンスターです。話も通じて交渉も出来ますが、基本的に警戒を解いてはいけません。まずダクネスさんを先頭に……あれ?ダクネスさん?!」
「しまった!まさか植物系モンスターに拐われたのか?!くそっ!敵感知に反応はないぞ?!」
「アルラウネは人と共存する為にコミュニケーションを取りたがる個体も多いと聞きます!敵対心が無くても、ダクネスを攫う可能性は十分にありますよ!」
それは不味い!相手に敵意が無くとも、ダクネスが下手なことをすれば敵対する可能性は高い!いくら温厚とはいえ、あたしだってダクネスは殴りたくなるのに!
「……く……な…」
「っ!カズマさん!北東の木の裏側です!」
「あぁ、俺にも聞こえた!全員続け!ダクネスを救出に行くぞ!」
一瞬うめき声のようなモノが聞こえて、あたしとカズマは木の裏側に走り出す。そして、カズマが弓を、あたしがメイスを構えた先には、囚われの姿のダクネスが……
「ん〜…ちゅっちゅっ……お姉さん…素直にこっち向いてよ……最初はキスからって決まってるじゃない…」
「や、やめろぉ……かわいい魔物っ娘にされるシチュエーションは想定していない……カズマも見るなぁ……」
アルラウネと、なんかちゅっちゅしていた。
「花と人間体部分のデザインが通常種と違うんだが、アレがレア品種か?」
「えっ?まさか救出よりそっちですか?!ダクネスさんが色々ピンチですよね?!」
「別に命の危険は無いし、何ならこれでコミュニケーションが取れてるだろ?本当は植物用栄養剤を手土産に考えていたんだが、ダクネスの身体で良いなら安いもんだし」
「おい!私の身体は安くないぞ!と言うか助けろ!私にそっちの趣味はない!」
「大丈夫よ…最初は皆そう言うから……」
「や、やめろぉ……んんっ……粘液に変な成分が含まれてて…どんどん力がぁ……」
両手足を拘束されたダクネスは、まさに為す術もなくと言った感じでアルラウネにキス攻めをされている。恐らく本気を出せば拘束を逃れるのは容易だろうし、そもそも粘膜に催淫作用なんてない。その特殊な性癖と、アルラウネを敵とみなせて居ないが為に、そのツタを力尽くで引き千切れていないのだろう。
「それにしても珍しいですね。アルラウネは爽やかイケメンを好む性質の筈なのに、この個体はダクネスですか……もはや性別さえ違いますよ?」
「あぁ、だからカズマさんが狙われないのね?」
「おい辞めろ!普通に傷付くワードは辞めろ!だとしても女を狙うのはおかしいだろ?!」
うん、カズマが狙われないのは別におかしく無いが、ダクネスが狙われるのは確かにおかしいな。何か特性があるのだろうか?
「あ、アレじゃない?!花が百合だからよ!」
「いやいやそんな馬鹿な…‥」
「あら正解!私は女の子専門の百合のアルラウネよ!」
「「「馬鹿なことあった!」」」
まさかアルラウネの性的嗜好が花により左右されるとは思わなかったが、それで友好的に来てくれるなら都合が良い。丁度よいので、取り敢えず蜜は貰っておくとしよう。
「えっと……このまま平和的なコミュニケーションをするなら止めませんので、取り敢えず蜜を貰っても良いですか?」
「良いわよ。彼女の身体に見合うだけの蜜はあげる」
「ありがとうございます。では、写真もそのまま撮っちゃいますね?」
「はいはーい」ピース
パシャッ
その界隈では有名だが、アルラウネの蜜には証拠写真が要る。味だけの偽物を作るのが簡単故に、出会った証拠が必要になるのだ。なお、その写真の使い回しも不可で、それをやると商人ギルドに出禁を食らう。ちなみにアルラウネが可愛いほど、蜜は高く売れたりもする。
「へぇ、証拠写真とか必要なのか?そんなパチモンが出回るほどにレアな素材なんだな…」
「そうですね。味だけなら花の蜜ですからね」
どうやらカズマはアルラウネの蜜の価値を正しく理解してないようだ。それも仕方ない。アクセルには出回らない程の高級品だからな。
「じゃあ、取り敢えず3瓶注いであげる。ほら、瓶を頂戴?」
「あっ、はい!お願いします!」
カズマの差し出した瓶を受け取ったアルラウネは、適当な触手から蜜を絞り出していく。魔力が凝縮されたその蜜は、その手の中に隠れる小瓶でも2万エリスはくだらない品物だ。ダクネスとのイチャイチャに、コイツは6万払うということだ。中々お高い女だなダクネス。
「………なぁ、この蜜って触手からしか出せないのか?」
「いいえ?別に何処からでも出せるんだけど、それで質は変わらないわよ?」
「………なぁ、セレナ。写真に何か制限はあるのか?」
「いいえ?アルラウネがちゃんと写っていれば、それで良かったはずですよ?」
少し悩むような素振りを見せるカズマだが、どうやら悪知恵が働いたらしい。見た目完全に裸の女のアルラウネを前にしても、こいつは本当にガメつい。エロだけで満足しておけよ……
「ちょっと証拠写真も込みで、出す所を……」ゴニョゴニョ
「あら?君ってば結構エッチなのね……」
いや全裸の女型モンスターにエッチって言われること要求したのかよ!
………………………………
「良し!絵面は最高だぞ!ほらダクネス!ちゃんと絞れ!アクアも写真急げ!」
「無茶を言うな!乳搾りなんて、される想像しかしたことないんだからな?!」
「んっ!大丈夫だから……もっと強くても良いからぁ…はぁん!」
トロトロ…
「もう!女神になんてもん撮らせるのよ!帰ったらシュワシュワ沢山奢ってもらうからね!」カシャカシャ
カズマがアルラウネに頼んだこと。それは樹液を胸と股から、しかもダクネスに絞らせて欲しいと言う依頼だった。本来なら、どう絞ったかなんて品質には影響せず、なんなら人の手でアルラウネを傷付ければ敵対行動となるので誰もやらない。だが、アルラウネの胸をダクネスのような美人が搾っている写真を証拠写真として蜜と並べたら、ある意味凄い付加価値を生み、しかもイチャイチャ出来るのでアルラウネがとても協力的になる。何というか、ゲスい男だからこそ生まれた最新のビジネスモデルでは無いだろうか……
「次の方はこちらに並んでください!あの、どんどん百合のアルラウネが集まってきているのですが、これ何時まで続けるのですか?」
「決まってんだろ?全員が満足するまでだ!」
呆れるめぐみんを尻目に、その光景を必死に目に焼き付けているカズマ。今までならあたしに向けられていたその視線は、今ではダクネスとアルラウネを狙っている。どうやら、金と一緒に男の汚い欲も満たしているようだ。こんなことになるなら、アルラウネの情報なんて教えるんじゃ無かったな……
「ねぇ、私は君が良いんだけど…お相手してくれるかしら?」
「おっと!遂に俺に絞られたいアルラウネさんが来てしまったかぁ〜。蜜を頂けるなら、喜んでお相手させていただきます!」(イケボ)
もう!このスケベ!と言うかなんの花だよ!原種は遠目に見てるだけだし、なんか赤いし棘あるし!
「ありがとう……報酬は先に貰うわね?」
シュルシュル…
「えっ?!ちょっとソレって……イイんですか?!」
赤いアルラウネから伸びたツルが、カズマの身体を持ち上げながら抱き寄せる。その位置は丁度アルラウネの顔の前にカズマのアレが来る位置で、ひょっとしてコイツこのまま……
「勿論よ…貴方も沢山気持ち良く楽しんで?私に貴方の蜜を頂戴ね……んっ」
ジー…ビクンッ
拘束状態のカズマのチャックを、器用に口で開く赤いアルラウネ。これはマジで間違いない。こいつ、カズマのを口で絞る気だ!と言うかカズマも大きくしてんなよ!可愛いけどモンスターなんだぞ?!
ぴちゃ…
「んっ……ちゅぷっ…」
「くぅ!ぬるぬるの蜜が絡んだ舌で舐めて貰えるなんて……こんなの絶対に保たないって………」
「あら嬉しい……なら、今日は空っぽになるまで楽しんで良いのよ?何回でも受け止めてあげるわ……じゅぷっ…ちゅぷっ」
「おっ……くぅ…」
赤いアルラウネの口での奉仕は、まるで男の弱点を知り尽くしたかのように的確にカズマを喘がせている。カズマの腰をガッチリと捕らえ、淫靡な水音を立てながらのフェラはもはや捕食行動にさえ見えるレベルだ。こんなの、あのスケベが我慢できるはずがない。と言うか、お前はエロければ何でも良いのかよ?!
「お、おいカズマ!アルラウネは一応魔物だぞ?!お前は何をさせているんだ!」
「こ、これは蜜の交換という取引だから!いやらしく見えるのはダクネスの心が汚れているからだぞ!……くぅ!」
「嘘つけ!それはどう見てもお前も楽しんでいるではないか!おい!めぐみんも何か……めぐみん?」
「あ、あぁ…これは…」
カズマの喘ぐ姿を見ているのに、何故かヤキモチ焼きのめぐみんが怒る気配がない。と言うか、なんか視線が随分と低い位置を見ているような……あっ!
「あぁ、薔薇なのねアレ。だから下半身にアレが付いてるんだ……」
「ちょっ!駄目ですよアクア。カズマが気付いたりしたら……」
「確かに、これを知ったら発狂しかねないですね……」
人生初フェラの相手に、アレが生えているんだもんな………
「あっ…すみませんアルラウネさん…そろそろ……」
「っぷは…逝くんだったら、私の目を見て、ローズって名前で呼びながら逝って……全部ごっくんしてあげるから……」
「はい…ローズさ……えっ?」
あっ、視線が下見た。
「あ、あのローズさん?下半身に何か生えていらっしゃるように見えるのですが……」
「うん?そりゃ薔薇だもん……トゲが生えてるのよ……」
「えっと……それは薔薇の棘的なのですよね?!おちん○ん的なサムシングとかじゃ無いですよね?!」
「…………はむっ」
「おいやめろ!やっぱりそれ男性のアレだろ?!薔薇ってそういう事で………はぁん!」ビクンッ!
薔薇の意味を察してしまったカズマは、先程まで身を任せていた触手を振りほどこうと暴れだす。しかし、がっちりと腰をホールドされていては、そう簡単に抜け出すなど不可能だろう。
「ほら、良いからたっぷり出しちゃいなさいな。男同士の方がツボを心得てて気持ち良いんだからぁ…ちゅぷっ…じゅぽっ!じゅぽっ!」
「らめぇ!!テクニックが凄すぎるぅ!でもこれで逝ったら変な扉開いちゃうぅ!誰か!このオスのアルラウネを引き剥がしてくれぇ!」
カズマの悲痛な叫びがあっても、ダクネスとめぐみんは動かない。まぁ、先程まで同じような事を強いていた訳だし、ある意味では自業自得だしな……
「まぁ、これで少しは反省するでしょう。このクズ男は、たまには性欲で痛い目を見るべきです」
「と言うか、相手は草なんだから別に男とか無いでしょ?これで反省するならいい薬よ」
うん。何というか、ご愁傷様です。
「らめぇぇぇ!!」
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
アルラウネってなんの花?って言う素朴な疑問から発生した下ネタです。ご安心ください。次でちゃんと発展します。
また不定期ですが、お暇な時にでもお付き合いください。