大変長らく引っ張りましたが、と言うかウォルバクを巻き込みたくて引っ張っただけですが、ここから関係が大きく進展します。
という事で、また不定期ですがお暇な時にでもお付き合いください。
神と悪魔の利害と言うのは、実のところ一致している。私達は信仰と繁栄を求めて人口増加を望み、悪魔は悪感情を求めて人口増加を望んでいる。だから、この決断に迷いは無かった。例え二人が勇者と魔王軍であっても、例えその関係に裏があっても、例え女の方がプリーストであっても、私はセレナに8割ほど盛った報告をしたことを、一切後悔していない。
「ふふふ。もうこれで焦れったいのは終わり……強引だけどイヤらしい雰囲気にしてやったわ!さぁ、危機感を持って甘くてすっぱいイチャイチャを見せなさい!出来ちゃったら、司会は私がやるわ!あと友人代表スピーチもね!」
魔王軍駐屯地の天蓋の中。私は使い魔越しにセレナの事を見守っている。私はセレナを参謀役として魔王城に置いておきたい派だから、セレナが妊娠しても不都合はない。むしろ魔王軍幹部を孕ませた責任を追求し、サトウカズマをウィズと同じ立ち位置に抱き込むことで、アクアとあの子を封じ込める事も出来る。そして何より、この戦争が原因で私の唯一の娯楽が駄目になったら、私は本気で戦うのが嫌になる!多分怠惰の化身になる!
「ウォルバク様……流石にこれはやり過ぎでは……と言うかその二役同時は流石に厳しいのでは……」
「何よホースト。それなら私の部隊に男女の幼馴染とか、元先生と教え子カップルとか採用しなさいよ。と言うか、せめて恋バナできる子を連れてきてよね!なんの為に回復しきってない貴方をここに置いてると思ってるの!」
「そんな事でここに置かれてたんですか?!一応、採用部門には掛け合ったのですが、そんな死亡フラグにしかならない奴らを採用できないと却下されまして…特に魔王様が愛なんて縁起でもないと……と言うかコンプライアンス的に社内恋愛前提はどうなのかと……」
「ちっ!アイツ自分が子持ちで親子採用してるくせに、全然融通効かないわね!」
「まぁ、我々は愛の力で滅ぼされる側ですから……」
でも、あのパーティを抱き込むにはこれが一番手っ取り早い。アクアはカズマの決定には逆らえず、あの子には次期魔王の地位をチラつかせ、あの変態は拷問官の補佐にでもすれば多分喜んで飛びつくでしょう。そして何より、私達の勝利の先には、サトウカズマのような魔物に偏見がない人間が必要不可欠。あの人材は意地でも欲しい!
「しかし、セレナ様はこのような潜入や情報操作を得意とする諜報員です。本当にカズマと言う男を愛しているかは分かりませんよね?」
「何を言ってるの?あの子、この前彼の脱ぎ散らかしたシャツを部屋に持ち帰って、それ着て袖をクンクンしながら寝てたわよ?」
なんなら荒めの息遣いで……
「そ、そんな馬鹿な!あのセレナ様がですか?!」
「えぇ、ちゃんと洗濯前にアクアの吐しゃ物に投げ入れて、自分の匂いを消してたわ」
「あっ、証拠隠滅の手口はちゃんとプロのままなんですね……」
うん、でもそこがプロでもね……
「他にも、彼の好きな匂いのシャンプーをこっそり買ってみたり、うたた寝してる彼の頭をこっそり太ももに乗せて、起きたら倒れ込んできたとか言い訳したり、好みのタイプを聞かれた時に「あたしみたいな女の側に居てくれるやつだな!」なんて本音モードで漏らしてみたり、馴れない耳掻きをウィズで練習して彼にしてあげたり、偶然を装って抜け駆けして2人でランチしたり、嫌いな食べ物だと嘘をついて彼にあ〜んしたり、食べた量とリアクションで味の好みを確認したり、寝た振りして彼好みの下着を見せ付けたり、グラスを故意にすり替えて間接キスさせて意識させたり………」
「うわぁ…もはや恋する乙女を超えて若干やばいストーカーでは……いや、それ把握してるウォルバク様も相当ヤバイですけど……」
「私は実態把握のためにやったんだから良いの!でも、これで恋じゃないって言い張るのよ?これはもう、ちょっと強引に危機感でも煽らないと先に進まないじゃない!」
「……それ、先に進まなきゃ駄目なので?」
「えっ?何を当たり前の事を?」
「な、なんて澄み切った目で断言を……」
「ふふふ、今の私はまさに女神の仕事をしているの。目が澄みきるのも仕方ないわ!」
この尊さで神格まで回復してるもの!
「ま、まぁ……それでウォルバク様が納得なら構いませんが……ですがあの…先程からこの映像にチラチラとウォルバク様の半身が写っているような気がするのですが……」
「………あっ本当だわ!似てる猫かと思ってた!」
「羽が生えた猫なんて、普通は自然界にいませんよ?!」
うん、今度ご祝儀袋を持っていくついでに回収しましょう!今はそれよりセレナよね!
………………………………
「うわぁ…もうガッチガチじゃんか……そんなにあたしに触れて欲しかったのかよ……」
「あ、当たり前だろ……その為に我慢してたようなもんなんだし……」
月明かりしかないカズマの部屋。全ての服を脱ぎ捨てたあたし達は、2人で見つめ合いながらベッドに横たわっている。勘違いの無いように説明しておくが、裸なのは愛しあう為の準備などではない。これはカズマのアレが服に着くのを防ぐ為であり、迅速な後始末と証拠の隠滅を目的としての合理的行動だ。今からするのは、あくまでカズマの性欲発散と誰が飼い主かを明確にするための行為なので、そこら辺は間違えないでほしい。
「それじゃあ、可愛がってやるよ…」
スリッ
「あっ…セレナ……」
今にもはち切れそうなカズマの竿を、優しく手にとって撫でてやる。触れただけで素直にビクビクと跳ねる様子は、飼い主に擦り寄る犬のようで愛らしい。ちゃんと清潔にしているようだし、これなら定期的にしてやっても良いかも知れないな。カズマの情けない顔も見られるし、溜まってなきゃあの二人に惑わされることもないだろうし。
「なんだよ。まだ触れただけだぞ?そんなに情けない声を出すなんて、早くも限界か?」
「そんなこと…言われたって……」
サキュバスの奉仕を何度も受け、更にはアルラウネに咥えさせ、そしてダクネスやめぐみんにも本番手前の事をして貰っていたと聞いているが、カズマの反応はまるで童貞そのものだ。あたしを意識してこんなにしているのだとすれば、この情けない姿も悪くないな。
「ほら、そんなに触りたいなら触らせてやるよ。あたしの胸、気になってるんだろ?」
「そ、それなら…失礼して…」
むぎゅ
「んっ……ったく、余計に固くしてんじゃねぇよ……えっち…」
「くっ……か、からかうなよ……」
あたしの胸を包むカズマの手は、辿々しくも優しい。今までの夢の予行演習も、ダクネスやめぐみん、そしてあたしにしたセクハラな手付きも、今のカズマの手からは一切感じない。きっと初めてなんだろうな。こうして、本気で抱くつもりで女に触れるのは……
「セレナの胸、柔らかくてしっとりと指に吸い付いて……ちょっと感動してる……」
「あたしの胸で良いのかよ……ダクネスの胸も触ってる癖に……」
「お、俺はセレナのだから感動してんだよ…分かってるくせに……このっ…」
ぐにっ
「あっ……もう…触り方がイヤらしいぞ……この背教者め……んっ!」ビクンッ
辿々しく情けない手付きが、段々と本来の調子を取り戻していく。普段のような会話が、あたしのこの憎まれ口が、カズマの緊張を解いていく。まぁ、それで調子が戻ってきたのは、あたしも同じなんだけど……
「調子に乗んな…あたしで童貞捨てたくせに……このこの…」
ぐちゅ、ごしごし…
「くっ!そんな激しくされると……んんっ!」
カズマの愛撫に甘い声を出してしまったあたしは、反撃と言わんばかりにカズマの竿を扱き上げる。上下関係を分からせると言う目的がある以上、先にあたしが、しかも胸で逝くなんてあってはならない。そんなの許してしまったら、そのまま身体を許してしまいそうだから……
「ほら、我慢しないであたしの手で出しちまえよ…そんなに勿体ぶることじゃないだろ……んっ!」ビクッ
「俺にも意地があるんだよ……そんな早漏みたいな姿は晒せないって……」
そんな意地など知ったことじゃないが、あまり粘られるのは不味い。カズマの執拗な愛撫のせいで、既に胸の先端がジンジンして、いま抓まれたらそのまま達してしまいそうだ。こんな硬くしたカズマの前で逝ったりなんかしたら、そのまま抱かれて落とされてしまう。あたしは、そんなチョロい女にはなりたくない。
「な、なら……これで……んっ…ちゅっ…」
ちゅぷっ…
「ちょっ!口は流石に……くっ!」
カズマの愛撫から逃れ、でも逃げたとは思われないように、あたしはカズマの竿にキスをする。情けない姿を晒すよりはと苦渋の決断のつもりだったが、口に広がる独特の味と香りは、思ってたより不快じゃない。むしろ、これがカズマの感じた証だと思うと、不思議と愛おしくも思えてくる。
「んっ…良いから…出しちゃえよ……この背教者…ちゅっ…」
「はぁはぁ…そんなエロい顔でフェラするプリーストに言われると………くっ!」ビクビク
先端から裏筋、そして傘の部分に至るまで溢れ出た先走りを丁寧に舐め取る。処女を守るために受けたサキュバスの特訓は、どうやらちゃんと実になっていたらしい。夢の中でサキュバスに咥えられ、そして快楽がフィードバックする状態で何度もイキながら猛特訓したんだ。たっぷり可愛がって、あたしに夢中にさせてやる。
「ふふふ、あたしの口は気持ちいいだろ?ほら、咥えてやるから……情けなく出しちゃえよ……じゅぷっ」
くぷっ、じゅぷっ
「そ、そんなの良すぎるって!もう、本当に……」
もはや反撃する余裕さえ失ったカズマは、まるで生娘のようにシーツを握りしめ、情けない声で鳴いている。憧れてくれたあたしのフェラは、ちゃんと期待に答えられたようだ。なら、このまま最後まで味あわせてやろう。今日は特別に、口で全部受け止めてやるよ……
「ごめん!いくっ!」
びゅくっ!どくんっ!
「んっ!…んくっ…んんっ……ごくっ……ふふっ…いっぱい出たな……」
ほんの少しだけ我を忘れて夢中になっていたあたしは、喉奥への衝撃で我に返った。鼻の奥どころか、脳にまで届きそうな程に濃いオスの匂いと、口の中に広がるエグい苦味。本来なら嘔吐してでも吐き出したいようなそれを、メスの本能が勝手に飲み下していく。これはカズマが悦んだ証だと、身体を熱く火照らせながら……
「そ、それ飲んでもらえると……なんか、スゲー愛されてる気がするな……」
「ば、馬鹿…これは証拠隠滅だ!……変な期待すんなよな……」
そうだ。こんな雰囲気には飲まれるな。あたしはカズマを手玉に取りたいだけ、決して愛されたいわけじゃ無い。これはあくまで手玉にとる為の行為。こんなの飲まされて、興奮するなんてあり得ない……
「証拠隠滅か……それなら、ここから垂れてるモノも証拠だよな?」
くちゅっ
「んっ!ばか、そこは……あっ!」
だが、そんな強がりはカズマには通じない。火の着いた身体が疼いているのを、コイツは滴る証拠をすくい取って突き付けてくる。そりゃ、あたしにだって性欲はあるんだし、多少は溢れることもあるし……
「そ、それはその……ティッシュとかで拭けば…」
「そんなの勿体ないだろ?ほら、今度は俺が楽にしてやるよ……」
ぐいっ
「ば、ばか……それは流石に……はぁん!」
ぴちゃり
熱く火照った女の身体を、少し冷たい指が撫でる。カズマのモノを飲み下して火照った身体は、脚を開かせるカズマの手に抗えない。あぁ分かっていたさ。カズマのモノを咥えた時から、内心ではこれを……いや、本当はもっと先を期待していたから……
「きょ、今日は指なんだな……いや別に良いんだけど……んっ!」
「セレナが許してくれたからな。今日はこっちも、たっぷり楽しませて貰うぞ……ちろっ」
「ひゃんっ!馬鹿、赤ん坊かよ……んんっ!」
あたしが期待していたカズマの舌は、今日は下半身ではなく胸をなぞる。さっきまでじっくりと揉まれて解された胸は、先端への刺激で簡単に快楽を得てしまう。あぁ、本当に変な所ばかり優秀で困る。乳首でこんなに感じるなんて、自分でも今日まで知らなかったのに……
「可愛いな……そうしてすぐ真っ赤になる顔も、その白くてハリのある胸も、直ぐに濡れる女の部分も、セレナの身体はどこをとっても俺好みだ…」
「そ、そりゃどうも……あ、あたしは別に…カズマなんて愛してねぇけど……これだって、あくまでパーティーの為に性欲を発散させてるだけだし…」
「ふふっ、そうだったな。そんな優しい所も、俺を特別扱いしてくれるところも、セレナの好きなところだぞ……」
「べ、別にカズマは特別とかじゃないし……カズマより仲良い異性が居ないだけだし……」モジモジ
あぁ、間違いない。こいつ、今夜はマジであたしを落とす気だ。そうだよ。悔しいけど特別だよちくしょう……魔王軍としても、女としても、もうずっとお前のこと意識してるよ!ばーか!
「なら、ずっとセレナの一番で居られるように頑張るよ…こういうことも…な?」
かぷっ
「あんっ!こ、こういう事ばっかり…頑張り過ぎだろ……んんっ!」
敏感になった胸の先を甘噛みされ、そのまま右手で割れ目をなぞられる。カズマの手と口は、まるで弱点を探るようにあたしをもて遊び、快楽に身構える暇も与えてはくれない。あぁ、きっと近いうちに知り尽くされてしまうんだろうな。あたしの感じやすい場所も、あたしが我慢している顔も……
「ここ、弱いんだな…今のセレナ、凄く可愛い顔してる…」
「うぅ……本当に駄目だって……もう…限界だから……」
そうして愛され続けて5分。馴れることが出来ないその愛撫は、あたしを落とすのに十分な快楽をこの身に刻み込んでいく。もう、本当に辞めてくれ。このままカズマの腕の中で逝ったら、あたしは間違いなく抗えなくなる。自分から淫らにカズマを求め、関係性も立場も忘れて、ただお前に愛されたいだけの女に墜ちてしまう。だから、早く拒絶の言葉を……カズマを拒むための言葉を……探さないと…駄目なのに……
「んっ、逝きそうなんだ…それなら、口で証拠隠滅しなきゃな…」
「あっ…それは…でも…カズマにされたら……んんっ!」
ちゅぷん…
駄目だ。こんなの魅力的過ぎる。この熱く絡みつく舌使いを知って、拒める女なんて居るはずがない。ただ舌先が触れただけなのに、もう拒絶の言葉を考えようとも思えない……
ちゅぷっ…ちゅくん…
「あっ…んんっ……ばかぁ……プリースト相手に…こんな舌使いするなんて……んんっ!」
「セレナもしてくれただろ?だから、いまは素直に気持ち良くなってくれ…お礼なんだから……」
「こ、この…背教者ぁ…あっ……はぁん!」
充血して硬くなった陰核が、カズマの舌にやんわりと包まれる。カズマのこの丁寧な愛撫は、舐めるというより溶かされる感覚に近い。性感帯が陰核から割れ目に広がり、更には股関節に広がって、ほんの数十秒で腰から膝までを舐め回されているかのような錯覚に襲われる。あぁ、これはあたしが知っちゃ駄目な快楽だ。子宮の内側まで欲しくなるような、女を疼かせる舌使い。こんな愛撫で逝ったりなんかしたら、絶対にカズマのソレが欲しくなる。でも、こんな凄いの我慢なんて………
「んっ…良い顔してる……ほら、このまま気持ち良くなってくれよ…俺ばっかりじゃズルいだろ?」
「…おねが……本当にもう……これは……あっ…あっ……はぁん!!」
ビクンッ!ビクッ!
下半身から広がる快楽が、一瞬で全身を駆け巡る。前にも味わったカズマの舌技は、やはり腰が抜けそうなほど気持ちが良い。でも、やはりこれだけでは満たされない。あたしの中の女の部分が、もうカズマを求めてしまっている。
「はぁはぁ……カズマ…切ないんだ……思い切り逝かせて貰ったのに…まだまだ足りなくて……だから…」
「なんだよセレナ……プリーストなのにそんなおねだりするなんて……本当に悪いダークプリーストだな……」
「うぅ…悪くても良いから……カズマのこれが欲しい……お前のこれで、抱いて欲しい……」
あぁ、遂に言ってしまった。超えちゃ駄目な最後の一線を、あたしから踏み越えちゃ駄目な生命線を、いま完全に超えてしまった。でも、こんなのあたしは悪くないだろ。あたしをその気にさせたのは、間違いなくカズマなんだから……
「じゃあ…ちゃんと準備をしないとな……ほら、セレナも一緒に、してくれるだろ?」
「ふふっ……してやるけど、あたしの気持ち良い準備で漏らしたりすんなよ……あ〜」
ぴちゃっ…ちゅぷっ…
カズマに導かれるままに、あたし達はお互いの性器に舌を這わせる。限界まで疼いているこの身体は、従順にカズマの竿への奉仕を続ける。たとえ後ろの穴を舐められても、たとえ愛液を後ろの穴に塗り拡げられても、ゆっくりと指が侵入してきても、あたしはカズマの竿に奉仕を続け、むしろその快楽を受け入れてしまうのだ。いや、ちょっと待てこいつ何してるって?今どこイジられてるって?!
「ちょっと待て!なんでそっち解してんだよ?!いやなんとなく予想は付くけどさ!実は最初からそっちを狙ってやがったな!そっちは本来出口だからな?!」
「前の穴も赤ちゃんから見れば出口だろ!俺から見たら、セレナの口は全部入口だぞ!」
聞き覚えあるそれ!こいつ、まさかサキュバスの入れ知恵でこの状況を作ったのか?!足腰を立たなくしたのも逃走防止だな?!くそぅ!さっきの愛撫のせいで疼いてるから、後ろでも感じて抵抗出来ねぇ!
「ほら、そんなこと言ってる間に解れたぞ……さぁセレナ、これなら禁忌には触れないよな?このまま身を委ねてくれ」
「あたしそんなの求めてねぇよ!ジリジリにじり寄ってくるな!あたしの足を開かせんな!そんな変態プレイは望んでない!」
駄目だ!身体に全然力が入らねぇ!愛撫の余韻であたしの事無力化するとか、こいつ実は淫魔なんじゃねぇの?!それなら最後まで愛撫だけで良かったんだけど?!
「大丈夫だ。完璧に解せたはずだからな」
「あっ!こら辞め…んっ!」
ガシッ、くぷっ
遂にベッドの角に追い詰められたあたしは、カズマに足首を捕まれ、更に後ろの穴に竿を宛てがわれている。こんなの絶対に間違っているし、あたしが望んだこともこれじゃない。でも、解された時は悪くなかったし、そっちなら確かにセーフと言えなくも無いし………
「それに、俺はやっぱりセレナと繋がりたい。プリーストだって事を忘れて、今だけは俺のものになってくれないか?」
「それは……えっと……」
このタイミングでそれはズルいだろ……そんな真剣な顔で繋がりたいとか、本当はあたしだって繋がりたいのに、なんでそこで前じゃないんだよ…罪深いにも程があるだろ……
「本当に……今回だけは特別だからな……でも、痛かったらマジで蹴るから…そこんとこ覚悟しておけよ…」
「あぁ、それくらいは覚悟してる……じゃ、いくぞ…」
ずぷっ、ずぶぶぶ……
「ん!おっきいのが…入って……くっ……広がる…」
優しく解された後ろの穴に、ゆっくりと侵入してくるカズマのモノ。本来なら性感帯じゃない筈のその穴が、今は竿との摩擦で快楽を得てしまう。いや、これはただ粘膜で敏感な部分だからであって、決してプレイに興奮なんてしていない。あたしは、そんな変態じゃ……
ずぷんっ!
「はぁん!」
そんな……後ろに挿れられただけで逝かされた?!なんで排泄器官がこんなに気持ち良いんだよ……奥まで貫かれた瞬間目がチカチカしたぞ?!やばい!せめて息を整えないと……
「くっ!セレナの後ろスゲー締まる!こんなにいやらしく咥え込むなんて、プリーストなのにエロ過ぎるだろ!」
「ま、待てって……今動かれたら……んんっ!」
「ごめん!これ我慢とか無理!」
ぐちゅっ、ずぷっ!
固く張り詰めたカズマの竿が、あたしの排泄器官の中を蹂躙していく。だが、逝かされた理由はなんとなく理解した。竿先が腸壁越しに腟内まで擦り上げ、期待していた膣内への快楽まであたしに叩き込んでくるからだ。こんなの続けられてしまえば、息なんて整う筈が無い。背徳的な行為でも、こんなの気持ちいいに決まっている……
「はぁはぁ…本当に、駄目だって……こんなの…こんなの……んんっ!」
「はぁはぁ…そんな蕩けた顔見せられて、止まれるはずなんて無いだろ!ずっとこうして繋がりたかったんだ!セレナのこと、ずっと抱きたかったんだからな!」
「この…背教者……性獣……あぁん!」
ぐぷっ、じゅぶっ
強引に排泄器官を蹂躙され、それなのに女の悦びを刻み込まれる未知の感覚があたしの頭の中を塗りつぶしていく。背徳的であると同時に、余りにも一途で情熱的……こんな抱かれ方を知ってしまったら、世の女どもはきっと抗えなくなる。そう、それはきっと…あたしも含めて……
「出すからな!セレナの中に全部注ぐからな!空っぽになるまで、今夜はずっと抱くからな!」
「こ、今夜だけだから!今夜だけは本気でしていいから!だから、もっと本気であたしを愛して!」
いつしかカズマのストロークに合わせ、あたしも腰を動かしていた。こんなの使わせてるなんて言えない。完全に同意上のセックスでしかない。でも、今更そんなのどうでもいい。カズマとあたしが繋がっている事実のほうが、今のあたし達には重要なのだから……
「あたし…もう逝く……カズマので逝く!」
「俺も限界だから、逝くなら一緒に!」
「なら早く…あたしもう、保たないから……はぁん!」
獣のようなラストスパートを受け、あたしの身体は限界まで登り詰めている。あとほんの少しのキッカケがあれば、意識が飛ぶほどの絶頂が待っているだろう。でも、折角ならそのキッカケは、カズマの射精であって欲しい。ここまできたら、二人一緒に逝きたいから……
「俺も、もう……くっ!」
ビクンッ!
「あっ…あぁー!」
激しく跳ねる竿の刺激に、張り詰めていた緊張が断ち切られる。既に限界だったあたしの身体は、それをきっかけに深く激しい絶頂に襲われた。途方もない疲労感と一緒に、甘く中毒的な絶頂の余韻が、あたしの身体を熱くする。あぁ、コレは本当に戻れない。こんなに満たされた感覚を知ったら、毎晩でもここに来てしまいそうだ。その時にはまた、愛してないって言うんだが……
「はぁはぁ……どうだった性獣?あたしの後ろまで奪った感想は?」
「最高に決まってんだろ……意地でもレジーナ様から寝取ってやるって決心したね…」
あたしの上で息を整えるカズマの顔は、何処か吹っ切れたようで清々しい。まぁ、愛している女を抱けたんだから、その充実感は計り知れないのだろう。まぁ、あたしも同じ気持ちだし……
「なんだよ……それなら、流れで持っていきゃ断れなかったぞ?こんな変態プレイするより、ハードルだって低いだろ?」
「気持ちの問題だよ。その一線は、セレナが信仰より俺を選んでくれた時に取っておくんだ。まぁ、近いうちに解禁予定だけどな!」
あぁ、本当にコイツの律儀さが分からない。こんな変態的な事するほうが、間違いなくハードルが高いだろ。でも、そういう意味では大切にされているのかもな……一応、プリーストを続けられるように気を使って……
「………なぁ、よく考えたら、これがセーフかどうかわかんないじゃんか!」
「へっ?いやいや後ろは赤ちゃん出来ないからセーフだろ?!」
「そのオーケーラインはカズマの基準だろ?!抱かれたって表現で言うなら、これ完璧にアウトだろ?!」
「あぁ……だとしたらごめん!」
「ごめんで済むか!」
冷静になって考えると、これがセーフかどうかあたしには判断できない。もしこれがアウトだったら、あたしはプリーストの力を失うことになる。カズマに責任を取らせる口実にはなるが、魔王軍幹部の座は危ういことに……
「まぁ、もしアウトなら責任は取るけどさ?セレナは頭がキレるんだから、最悪どんな職業でもやっていけるさ。それに、レジーナのために行動するだけなら、プリーストじゃなくても出来るだろ?」
「ほんっとにお前は……まぁ、確かに間違っては居ないけどよ……」
アクアの信者じゃない癖に、こいつは誰よりアクアを守ってるからな。そんな男にそう言われちゃ、否定なんて出来るはずがない。利害関係のプリーストなんて、確かに信仰とはいえないよな。レジーナ様が怒って転職しても、信仰だけは続けよう……
「それはそれとして……このまま二回戦いっていい?」
「なっ?!お前底なしかよ!あんなに激しくしてまだ抱き足りないのか?!」
「当たり前だろ?なんなら、セレナから抜くのは明け方の予定だぞ?」
そう言ってカズマが姿勢を起こすと、また膣壁への圧迫感があたしを襲う。どうやら全く萎えていないらしいソイツは、今でもあたしの中で反り返っているようだ。まぁ、あたしが相手だからと言うのなら、悪い気はしないけどさ……
「ったく……今夜だけは……満足するまで相手してやるよ……でも、痛くするのは無しだからな?」
「あぁ、ちゃんと気持ちよくするよ…」
くちゅ
「んっ!そう…優しく……んっ…それ、気持ち良い…」
再び始まったカズマのストロークに、あたしは力を抜いて身を委ねる。あたしの気持ちに気付いていても、カズマはあたしの返事を待ってくれる。なら、取り敢えず今はそれでいい。表向きは同情だと言い張るあたしを、それでもカズマが本気で愛してくれるなら、あたしはそれ以上望む必要がないのだから……
…………………………………………
「うぅ…なんでアレで綺麗に終われないんだよ……」
アレから3時間近く愛されたあたしは、夜明け前にトイレに駆け込むこととなった。良い子は、いや、良い子は後ろの穴でセックスなんてしないと思うから、あえて悪い子に教えておこう。腸内射精は腹を下すと………
「えっと…今後の俺たちの関係とかは…主に夜の…」
「もうしねぇよ!!バーカ!バーカ!ケモノ!」
そして、あたしたちの関係も、溢れ出たドロドロの白濁と一緒に、なんとなく水に流れたのだった。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
ごめん。プリーストはお尻と言う宿命に抗えなかったんだ。その内ちゃんと前でもすると思うので、今はこれで許してください!ちなみに、そろそろウォルバク編です。
またお暇な時にでもお付き合いください。