「あっち行けよ、来るなあ!!!」
じたばたと手足を動かし抵抗する。
「ねえ、何でそんなに嫌がるの? もしかして、ただで助けてもらえるとでも思ったの?」
「ぐっ……」
確かに、世の中そううまい話はない。アリシアにここまで連れてきてもらわなければ、あの草原で野垂れ死にしていた可能性も十分にある。
それに、これから家と食事を与えてくれるというのだ。ここで放り出されても、行く当てはどこにもない。
そう考えるとアリシアの言うことにも一理ある。一理あるが……
「あの、こんなに広い家だったら掃除も大変でしょう? 毎日食事を作るのも面倒でしょうし……。家事には自信があります! 一生懸命やりますから、どうかそれで許していただけませんか?」
先ほどまでとは打って変わって、気弱そうに、しなを作って言葉を紡ぐ。これで罪悪感の一つでも覚えて、思いとどまってくれればいいが……
「何言ってんの? 私が寝床を与えてカエデを飼う。カエデはその対価にご奉仕して私の性欲を満たす。これ以外ありえないから」
「かっ、飼うって……オレはペットじゃない!」
あまりの言い草である。演技のことなど頭から吹き飛び、強く抗議する。いくらなんでもそれはないだろう!
「この外道が! お前には人の心がないのか!」
「はあ、ご主人様に対する言葉遣いがなってないなぁ……これ以上口答えするなら、あの草原に今から捨てに行くよ!」
「……っ、それは」
そんなことされたら死んでしまう。
……そうだ、これは生きるために仕方のないことなんだ。断じてこの状況を認めたわけじゃない。
「……好きにしろ」
もうどうにでもなれと、手足をだらんとベッドに広げる。
「やっと自分の立場を理解したみたいで何よりね。……さてと、まずは謝ってもらおうかな」
「は? 何を……っうぅ!」
唐突に腹をつねられる。
「さっきからそうやって、立場を分かってない不遜な態度をとっていることを、ね」
「くっ、すいませんでした…………うぐっ!」
「絶対反省してないよね? 誠意が感じられないなあ」
乳首を押しつぶされ、くぐもった声を上げてしまう。勿論、本当に悪いなんてこれっぽっちも思っちゃいない。
「ほら、『申し訳ございませんでした、ご主人様』って言いなさい」
「誰が……っあ、痛い痛い痛い!」
「ほら早く」
乳首に爪が立てられ、鋭い痛みが走る。正直我慢し難いが、気合で耐える。
しかし、俺が無言で抵抗している間も、指は一向に乳首を嬲るのをやめようとしない。痛みがより激しさを増す。
「うっ……申し訳、ございませんでした……ご主人様……」
「よろしい。まあ、とりあえずはこのくらいで許してあげますかね」
痛みがやむ。腹と乳首がヒリヒリする。屈辱的ではあるが、ひとまず痛みからは解放されたのでほっと一息つく。
「はぁ……」
「あのさ……何終わった気でいるわけ?」
……そうだった。すっかり忘れていた。
「じゃあ今から入れるから。ああ、ひっさしぶりだなあ!」
そう言ってアリシアは俺の股のほうに肉棒をあてがう。
「ちょ、待って待って待って」
「ん?何か言ったかな?」
「あ、う……」
顔は笑っているが、目が笑っていない。目の前からのプレッシャーで、口からは言葉になっていないうめき声しか出てこない。
それでも、前戯すらしない状態で挿入しようものならどれほど痛いかはなんとなく想像がつく。悔しいが、もう蹂躙されるのは確定事項だ。ここはなるべく被害を最小限に抑えねば。なけなしの勇気を振り絞って口を開く。
「まだ、濡れてないのに……」
「……え? 気づいてないの? お股、ぐちゃぐちゃに濡れてるよ」
「……嘘」
言われてみれば、確かに股間が濡れてる気がする。
「さっき乳首苛めてた時に、だらだら愛液こぼしてさ。口ではあんなこと言っておいて、体はとんだ淫乱ね!」
「ちが……」
それは単に体の防衛本能か何かだろう。間違ってもあんなひどい行為で感じたわけじゃない、と自分に言い聞かせる。
「ま、なんでもいいからさっさとチンコ入れさせなさい。もう我慢できない……っ、せま……」
「ぐっ……あ“あ”あ“!!!」
こすれるような痛みはないが、狭い穴を無理に拡張しているせいで股が裂けるような痛みが走る。
しかしアリシアは苦しむ俺を一切顧みることなく、ただ自己の欲望を満たすためだけに奥へ奥へと自らをねじり込む。
「むり、入らないから……抜いてください……」
「ああ、ナカあったかいなあ~」
俺の弱弱しい懇願を聞く様子は一切ないようだ。完全に自分の世界に没入している。
「うぐ……はあ、はあ……」
「ふう、やーっと奥まで入ったか。キツすぎでしょこの穴」
「はっ……はっ……」
圧迫感が半端ない。どうやら俺が痛みに苦しみ呻いているうちに、奥まで到達したらしい。少し体が揺れるたび、子宮口がつつかれる。
「よし、そろそろいい感じにほぐれてきたかな……じゃあ、いい声聞かせてね!」
そう言うとアリシアはずるずると肉棒を引き抜き、勢いよく奥に打ち付けた。
「ぐうっ……ひぅ……ふうっ!!!」
「あー、絡みついてくる、やっぱコレよね~」
ぱんぱん、と腰を打ち付ける乾いた音が鳴る。肉棒が往復する度、鈍い痛みが走って泣きそうになる。
「ふぅ……ぐううう!!!」
「なに、感じてんの? こんなに乱暴にしてるのに?」
「かはっ……なに、いって……うぐっ」
「素直じゃないなあ。下のお口はぎゅうぎゅう締め付けてきて、精液欲しいですって言ってるのに……」
それはお前が狭い穴に無理矢理ねじ込んでるからだろう!? さっきから俺が苦しそうな声を上げているのが聞こえないのか!?
「頭……おかしいだろ……」
「は? ……よーし、じゃあそんなこと言う暇もなくなるくらいに、もっと激しくしようかな!」
「やめ…………うあああああ!!!」
一層ストロークが激しくなる。
「あぐっ……つぅう……」
「ほら、もっと気張りなさい!」
「ぐっ……あああああ!!!」
もう何も考えられない。ただただ与えられる刺激に反応するだけの肉塊と化す。
「……あ、そろそろ出そう。ほら、しっかり受け止めなさい!」
「うぇ? …………だ、だめ! やだやだやだ! 抜いて、抜いてよぉ」
「ふ、うっ……」
びゅる、びゅるるるるっ。
「はー、きもちいいわ~」
「え……あ、あ……」
ナカに出された。その事実が受け入れられない。
「いやあ、なかなかの名器だったなあ。ヒダがすごかったよ」
「…………」
もう何を言っているのか耳に入ってこない。頭の回線がショートしてしまい、気が遠くなる。
「…………ぐおっ」
「何寝てんの? まだ私は満足してないんだけど」
子宮口を突かれ、強制的に覚醒させられる。
「まだまだ溜まった分は出し終わってないのよ、勝手に気絶していいとかいつ言った?」
この野郎、勝手なこと言いやがって……!!!
「クソ、やめろ!今すぐナカの汚いもんを抜け!」
「…………」
すっ、と空気が冷えた。
「な、なんだよ…………へ? んああ!!!」
膣内を蹂躙する肉棒がより一層固くなり、圧迫感が増す。
「こんなに生きのいい子は初めてよ! ああ、どこまで私を興奮させれば気が済むの?今日はガン泣きするまでやめないからね!」
「おい噓だろ……うっ…………あああああ!!!」
「あはははは!!!」
夜は、まだまだ長い。