見えざる帝国で働く下っ端男の娘滅却師がバンビエッタの性奴隷にされるお話 作:清姫
誤字脱字はご愛敬と言うことでご勘弁を。
評価、感想もよろしくね。
あれから生活は一変した。
増えた給金、上がった地位、つい先日まで上司だった者が今では顎で使える立場へとなった。
仕事内容はバンビエッタの身の回りの世話。
と言っても、執事やメイドのようにあれこれ一挙手一投足に気を遣わないといけない訳ではないから、やっても言われたことをするくらいの心が前で十分事足りる。
つまり、表面的な勤務内容自体は前と比べて断然、楽になった。
昇格。
実情を知らない同期達は、頻りに僕を羨んだ。
そんな羨望の声を聞きながら、心の中で『なら変わってくれ』そう毒づいたのは一度ではない。
あれから、数ヵ月。
僕は、地獄の中で痛みに耐えている。
「さぁ♡ぁっい♡ぃぃ♡い゛っこ♡…ぉ♡! うぅぅ…う!」
「いッ! いやぁ......ッ」
制服ははだけ、未だ命令で着用を強制されたスカートはめくれ上がり、そこから露出した肉棒を自身の蜜壺に押し込み、上下に揺れ、前後に擦り上げ、快楽の愉悦を楽しんでいる。
そこには、本来あるべき『愛した者同士が愛を確かめる』モノはなく。ただ、己を優位に立ち、自身のみが力ずくで悦楽に浸っている。
女性のなりをしていようとも、スカートを履いていようとも、身体と心はしっかりとして男。
幾ら、殴られ、脅された人間が相手だったとしても、感じるし、どうしようもない気持ちになってしまう。
だが、そこには、気持ちよさを塗りつぶす程の、恐怖があるのだ。
少しでも、バンビエッタの気分を損ねる事をすれば―――
「んっ♡ いっ! あ......―――何嫌がってんのよ!」
「ぐッ!」
何かを感じ取った、バンビエッタは頬を上気させながら、一瞬眉を顰め、僕の股間の上でМ字の状態で腰を下ろし、後ろ手に付いている右手を前に、勢いの付いた手は、僕の首元に滑り込み、締め上げ、気道を狭めた。
怒らせれば、訪れるのは痛み。
手足を折られ、斬られ、血反吐を吐くまでギリギリ死なない程度の加減で腹部に拳を落とされ、酷い時は頭を握り潰された。
しかし、僕は死なない。死ねない。
つい最近知った、己の異能のせいで、死の恐怖に怯え、その恐怖を感じ取ったバンビエッタに死を刻み込まれると言う悪循環が成立していしまった。
待遇が良い?
そんな事を言えるのは、今、この
「あぁんッ♡! 良いわ! もっと、硬くしなさい! ほら!!」
「ぐっ! あっ! ―――ッ!」
締まる首、遠のく意識、底なしの恐怖......。
年甲斐もなく、涙を流し、来ない
そして、卑しくも、苦痛から逃れようと、身体の上で淫らに狂っている強者の機嫌を取るのだった。
今夜、僕は何度目かの死を迎えた。
すえた匂いが充満する部屋の中で、ベッドに半身裸で座るバンビエッタ。
その隣には首、腹、両腕、そして顔に青あざを作り、泣き腫らした顔でうつ伏せに伏し、シーツを手繰り寄せ、傷だらけの身体を隠すマリエッテ。
「あー疲れた。肩揉みなさい」
「......はい」
休むことも許されない状況。
皺くちゃになった、はだけた制服のまま、力なく半身を起こし、半裸の少女の肩に優しく手を置く。
「ったく......。日頃一緒に行動しようって言ってる癖に、いざ任務になったらリルもジジもミニーもキャンディも私に全部押し付けんだから。ほんと、こっちの身体が持たないつーの―――って、全然効かないわよ。もっと強くしなさいよ!」
「ひ......は、はい」
「返事と
そう言って、手を後ろに伸ばし、肩をもんでいる僕のスカートに潜り込ませた。
「いっ!」
掌に男性の象徴を載せたバンビエッタは、コロコロと転がし、文字通り掌で踊らせている。
そして、青い顔で顔を紅潮させた何ともカラフルな僕の顔を見て、流し目で口端を上げた。
「―――
たいして親しくもないのに、あだ名で呼んでくるバンビエッタに違和感を覚えながらも、直ぐに問いに対しての回答を出す。
「く、滅却師の―――ッ!? い゛ッ!?? ば、バンビエッタ様の奴隷です」
話の途中で、踊らせていた掌が突然牙をむき、ナッツを潰す要領で僕の象徴を握り閉めた。いきなり襲い掛かって来た激痛に顔を顰め、咄嗟にバンビエッタの耳触りの良い言葉を並べた。
「分かってんじゃない」
正解した。
これで、間違った事を言ったら最後、握りしめた手を、更に強くするに違いない。
そうなると、何時も以上の激痛が待っている。
何せ、男のアレは内臓。
それを、直接握り潰されたら、どれ程の痛みが待っているのか想像できない。
そんなのは絶対に嫌だ。
最早、バンビエッタに出会うまでの正義感に溢れた滅却師は何処にもいない。今、目の前の汗ばんだ肌の少女の後ろで、必死になって機嫌を取っているのは不死身のクセに生にしがみついた卑しい者。
滅却師の風上にも置けない、下賤な何かへとなり下がったモノだ。
肩から下へ、粗方揉み解し終えた頃。
「もう夕方? お風呂入ったら、あんたなんか食べ物持って来なさい」
「......はい」
「じゃ、入りましょ」
「い、でも、僕達男と女......あ」
未だ残る、正義感の残滓が、無意識の内に僕の喉から声を発した。
まずい。
そう思った時にはもう遅く、顰蹙を買ったのは明らかな不機嫌な顔で、見えない速さで僕の髪の気を掴み風呂場まで引き摺り込んだ。
「奴隷の癖になに盾突いてる訳!? あーッ! もう! あんたのせいでまたイライラしてきたじゃない!」
「ああ......申し訳ありません!! ヤダ! ヤダヤダ!!」
理不尽な。
その言葉が出る前に、風呂場に三人は優に入れる程の湯舟に、制服のまま頭を押し付けられた。
手足をバタつかせ、バンビエッタを押し退けようにも、何処から出て来るのか分からない怪力で岩のようにびくともしない。
息が出来ない!
「奴隷はどうすればいいんだっけ!?」
「―――ぶはぁッ! ゴホッ! ゲホッ!! ......命令は絶対です! だか―――」
また、髪を掴み湯船に押し付けられた。
何度も。
何度も。
バンビエッタが気が済むまで。
「めいれい......ききまず! ぶっ、やめで!」
意識を失い、戻りを繰り返している内に、己の信念は完全に砕け散り、ビショビショで髪を肌に張り付かせながら、泣き声で許しを請う。
「なら笑いなさいよ。あんた私の前で一度も笑ったことなかったわよね? ほら、早く」
髪から手を離し、肩を掴みバンビエッタの眼前に顔を向けられる。
それに、これ以上の苦痛を味わいたくないが為に、涙と湯で濡れた顔で、震える身体で必死に表情筋を変え、己の感情に関わらない偽りのはりぼての笑顔をバンビエッタに向けた。
服が肌に張り付き気持ち悪い。
怖い! 怖い! 怖い!
口端は震え、目を虚ろで上下左右に小刻みに震えている。
そんな僕を見て、ふっと失笑しながら、満足したのか「服脱いで来て」と自身は湯舟の中に入っていく。
酸欠気味のフワフワした気持ち悪さからくる、吐き気をこらえながら千鳥足で、脱衣所まで戻り、身に着けた服を脱ぎ捨てるように籠に入れると、またぞろバンビエッタが切れて、死を覚悟する程の暴力を振るってくるのを考え、自分が今出せる最大の速さで風呂場に戻る。
異性に裸体を見られる羞恥なんてものは最早存在しない。
今はただ、目の前で湯舟に身体を沈め、「ん」、と股を開きその間に腰を下ろす様に顎を指してくる少女のいう事を聞くだけの肉人形になる事だけを考えているだけ。
「―――最初はウザかったけど、今思えば良い拾い物したわね」
心地の良い湯で激しい運動により、疲労した身体を癒しながら、股の間にちょこんと座っている僕を後ろから抱きしめ、首筋に顔を埋める。
「......ッ!」
自分のモノだと確かめるように、また、教え込むように白い柔肌に歯を突き立てた。
突然の鋭い痛みに、思わず顔を顰め、グッ、と耐える。
「何? 感じてる訳?」
「違います......。少し、痛かっただけ......です」
膝を抱え、身体を縮こませ、水面に視線を落とし呟くようにそう言う。
それから、しばらく互いに身を寄せ合い、身体を労わっていると徐にバンビエッタが声を出した。
「―――そう言えば、エッタの親......えーと......父親? 母親? どっちか忘れたけど、今どうなってんの?」
「バンビエッタ様のおかげで、適切な治療を受ける事が出来ました。今は、容態も改善しつつあります」
「良かったじゃない。私親とかそう言うの良く分からないから知らないけど、大切なモノなんでしょ?」
「はい」
「それが良くなったのよね?」
「はい」
「それは誰のおかげ?」
恩着せがましいとは思わない。
何せ、付き人になる前では何年もかからないと貯められない費用を付き人になった瞬間、「じゃあ、はいこれ」っとバンビエッタが払ってくれたのだ。
貧困の部類に入る僕達家族。
母親の治療費だけじゃない。
妹と弟、家族の生活費、父親は居ないから、僕が大黒柱にならなければならない。
幾ら、見えざる帝国であっても、平の平の給料が家族三人+治療費を養えるわけもなく、バンビエッタと出会わなければ、きっと弟達に不便な思いを強いていただろう。
そう考えれば、この出会いは神様が与えた幸運と言ってもよいだろう。
そして、それらが無かったら今僕はここにはいない。
どんな手を使っても、後ろでニヤついた顔を張り付かせている小悪魔から逃げているに違いない。
そう、バンビエッタには大恩がある。
それが、僕の行動を縛る大きな鎖の一つとなって、縛り付けている。
僕はここから逃げる事は出来ない。
否、しない。
家族の為に何不自由ない生活を送らせて上げる為に、なんとしてもバンビエッタに見捨てられる訳にはいかないのだ。
「バンビエッタ様のおかげです」
胸の内に沸々と煮えたぎるモノを抑え、口に出す。
「そうなんだ。ふーんへー」
上機嫌な色をのせながらそう言うと、歯を突き立てた場所に今度は、唇を落とし、舌で傷ついた箇所を数度舐め上げると、力強く吸い付いた。
「んっ......」
名状しがたい快楽の波が不意に押し寄せる。
己の心に反して、自身の性の本能が男としての勤めを果たそうと、反り立ち始めた。
「折角身体洗ったのに、
「い、いいえ! そんなこ―――とッ!? んあッ!」
後ろを振り向き、弁明しようとするが、時すでに遅し。
ばっ、と立ち上がったバンビエッタは性の獣となり、僕の身体全てを貪り喰らうが如く、己の身体をぶつけた。
「また明日、私が起きる前に来なさい。こなかったらお仕置きだから」
「......はい」
一応言っておくが、バンビエッタが言うお仕置きとは、拘束した状態で二十四時間耐久性行為とか、骨と言う骨が折れる程殴り蹴り続けるとか、そんな拷問じみた行為をさす。
憂鬱だ......。
そう思っていると、突然胸倉を掴まれたと思ったら、口づけをしてきた。
「―――ッ!? ん......っちゅ」
胸倉を掴んだ手とは逆の手で、僕の後頭部を抑え込み、逃げなくさせると舌で無理やり口をこじ開け、口内を一頻り貪り回る。
「じゃ、お疲れー」
満足したのか、拘束を離し、僕の返事も聞かずに扉を閉めた。
「......疲れた」
疲労する身体から、本音が漏れ出る。
今日も、制服がダメになったからバンビエッタの服を借りた為、一回りも二回りも違う僕のこの小さな身体ではベルトを最大限まで閉めないとずり落ち、袖は余裕で手全体を覆い、更にそれを振り回せるほどの長さになる。
余計な詮索を防ぐ為、無事だった何時もの帽子とポンチョを着こむと、心の中にある暗雲を感じながら食器を載せたカートを付きながら、トボトボと部屋を後にした。
付き人の仕事は終われば、基本自由時間。
それは、日によって区々で、バンビエッタが切れて僕の首を千切り飛ばし、血を吹き出す身体諸共窓の外から投げ捨てた時は、午前中から休みになった。逆に、長期の任務の終わり。欲求を貯め込んだまま、帰って来た時は、今日は帰らないと思っていたから自分の部屋でつかの間の休息を味わっている扉を蹴破り、狼狽えている僕を一日中犯し続けた。
今日はと言うと、まぁ、普通の類だ。
時刻は夕方、部屋から出た時、大廊下に目を向けると仕事を終えた滅却師達が談笑しながら歩いているのが見える事から、平均的な勤務時間だったことが窺える。
「―――......ご飯食べよう」
食べ終えた食器を載せた台車を付きながら、片付けがてら自分も何か食べようと食堂に向かった。
「―――お疲れー」
「あ、お疲れ様です」
四人が座れるテーブルに、座りだらりとしている人物。
この地獄に於いて、数少ない癒し。
ズタズタになった心を癒してくれる、友人の声。
「
僕の身体を下から上へ、視線を動かすと姿勢をそのままに言う。
「......はい」
彼女は僕の境遇を知っている数少ない人物の一人。
ある時、我慢の限界で彼女ともう一人にバンビエッタの事を話してしまった。
最初は口封じに彼女らが殺されるのではないかと、ビクビクしていたが、予想に反して、彼女らに災いは振る事はなく、それどころか「バンビちゃんに程々にしとけって言っといたよ」と言うくらいだ。
どうやら、彼女らはバンビエッタと知り合いのようで、僕同様、彼女の自己中心的な行いに頭を抱えているのだと言う。
「―――ッマ。一緒に食べようか」
「はい」
緊張の解れた声で、足早に食器を片付け、余裕の出来た懐を元に、少し豪華な食べ物を注文し受け取ると、
この気の抜けた声が、僕の荒んだ心を癒してくれる。
「いただきます」
「いただき~」
思えば、最初
カラフルな凹凸カルテットの一人。
再会した時も、食堂で、四人で話をしていた。
僕の方を見て、何やらこそこそし始め、一番小さな金髪の少女は『くだらねぇ』と言い出て行き。天然そうなピンク髪の少女は『流石にそれは可哀そうだと思うの』と言い、金髪ちゃんの後に続いた。
残ったのは、彼女と緑色の髪の少女。
ここの所、仕事外はこの二人と過ごしている。
不自然な昇進で、他の滅却師に敬遠されている僕にとって、リラックス出来るかけがえのない相手。
「ジゼルさん」
「も~う。ジジって言ってよ。
テーブルに両肘を載せ、両手で頭を支えながら、足をこつん、と僕の足に当てて来た。
「ご、ごめんなさい。―――友達出来た事なかったので、接し方が......その」
生まれて周りにいたのは下か上の人。
対等な人間がいなかった為、どう接したらいいのか分からない。
そんなこんなで、頬を僅かに紅潮しながら、気恥ずかしさから顔を背けると、ジゼルの方向から湿り気のある視線を感じた。
「あぁ......かっわいいな~もう............」
「え?」
寒気と同時に鳥肌が立つ。
ボソッと何か聞こえたその声に反応し、食事の手を止め、彼女の方を見る。
「うんうん。何でもない。それで、何?」
......気のせい?
「いえ、だから友達が―――」
そこから、もう一人が来るまで、二人で会話に華を咲かせた。
時折、ジゼルに手を撫でられたり、肩を掴まれたりと独特なスキンシップを貰いながら、緑髪の露出度の高いもう一人の友人を待った。
彼女らが本性を露にするのは、僕が
そして、更なる地獄に落ちるのもその後の話である。
次は遅くても一月頃の予定。
これから先マリエッテ君がどうなるかは分かりませんが、取り敢えず、ペペ様に消えて貰って、能力を改変した『ザ・ラブ』の能力を発現させます。
どんな能力にするか、まだ大まかにしか決まってませんが、『マリエッテ君を犯したくなる』的な能力にしようと思いますので、今まで以上にマリエッテ君には犯されて貰う予定です。
それではまた、次回までさようなら。
そして、ペペ様、どうか安らかに......。
マリエッテをTSする能力(切り替え可)をもたせて良いと思う?
-
YES
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NO