見えざる帝国で働く下っ端男の娘滅却師がバンビエッタの性奴隷にされるお話 作:清姫
仕事が忙しく、自身の小説が書けない状況で習作とストレス発散を兼ねた片手間二次作品ですが、嬉しいことに日間、週間、月間ランキング共に載ることが出来ました。
私と同じ性癖のスケベ共が多くて嬉しい限りです。
スケベだ性癖だ言ってますが、今回はエロ皆無です。
ただエロだけじゃなくて、ストーリーがあるエロの方がよりエロを楽しめると思ったので、原作ストーリーに沿って書いていきたいと思います。
やって欲しいシチュなんかあったら感想で言ってくれれば、採用するかもしれませんのでよかったらどうぞ。
誤字脱字はご愛敬という事で許して下さい。
見えざる帝国。
謁見の間。
「お前の事は既に聞き及んでいる。特異な体質もな......」
静寂な空間の中で、玉座に座す絶対的な支配者眼前に、まるで生まれたての小鹿のように身を震わせながら、膝を付き服従の姿勢を取る少女のような少年。
「こ、光栄です。へ、へへへへへへ
―――どういう事だ。
怯えの色を見せた震えた声で、そう答えると、我らが王は僅かに片方の口角を上げ、跪く僕に対して指を指す。
―――何が起こっている。
「マリエッテ・マリリージュ。お前を
「は? え? は、はい!」
理解しがたい事態が、本人の目の前で淡々と進んで行く。
滅却師の王。ユーハバッハが、玉座の隣に控える爽やかイケメン、ハッシュヴァルトに指示を飛ばすと、両手に持った白色の盃を両手に持ち、僕の前まで来ると、膝を付き渡してきた。
「その血を呑めば、儀式は完了し、正式に新たな星十字騎士団として、マリエッテの名は我が帝国に刻まれるだろう」
「はひ!」
「そう、緊張せずともよい。私は同族には寛容だ。肩肘張らず楽にしろ」
「はい!」
携帯の着信の知らせるバイブレーションのように、身体を震わせながら、ハッシュバルトから盃を受け取ると、躊躇することなく、それを飲み干した。
それを見届けたユーハバッハは、一度頷き、玉座から重々しく立ち上がると入口に向かい、悠然と歩みを始める。
「マリエッテ。お前に授ける文字は『L』。じきに、己の能力が開花するだろう。―――これからの、働きに期待するぞ」
「......はいぃ~......」
手を伸ばせば触れる程の距離まで、ユーハバッハは近ずくと、膝を僅かに曲げ、僕の肩にそっと手を乗せ、そう言うと去って行った。
突然の、天上の人との邂逅。
何が何だか分からぬまま、終わってしまい、「儀式は終了した。これからの事は、追って説明する」とハッシュバルトに言われるまで、腰を抜かした状態で、謁見の間に座り込んでしまった。
どうしてこうなった。
遡る事数週間前。
「じゃ、また明日」
「はい」
バンビエッタの自室の扉を開き、外に出る。
今日は幸運の日。
不幸続きの毎日の中で、一服の幸福が舞い降りた。
「―――結構髪伸びて来たわね」
そう言いながら、僕の伸びたアメジストのような薄紫の髪の一房を掌に乗せる。
付き人になってから一番最初にされた命令、『髪を伸ばしなさい』。
どうやら僕の上司は、長い髪がお好きなようで、自分自身側近にも髪を伸ばさせているという。
ここで、僕の二人の友人が頭を過ぎり、『まさか』と思うが、直ぐにその思考は捨てた。
「はい」
幸運とは、今日一日、バンビエッタの機嫌が終日良かったと言うもの。
正に奇跡。
広大な砂漠の中から小さな針を見つけ出す程の奇跡。
故に、今日は始まりから終わりまで、何をされるまでもなく、普通に仕事に努め、普通に終わった。
「んっ......れろ......っちゅ」
「―――......明日もちゃんと来なさい」
「はい」
余りに普通過ぎて、不安な表情を作りながらも、視線を右往左往させながら、短くそう答え、眼前の主に礼をすると小走りでそこから離れた。
見えざる帝国に於いて最大戦力の集団である星十字騎士団。
勿論、そんな重要な人物達は格別な優遇が陛下から施され、任務のない間は基本自由。
何をしようとも、許される。
その優遇は、団員だけではなく、付き人にも少なからず適応される。
より、具体的にいえば、一人の部屋が与えられる。
完全なプライベート空間が貰える。
次に、役職持ちの滅却師と同等程度の給金。
僕に限っては、この給金に加え、バンビエッタから身体を重ねる対価を貰っている。
そのお金で、貧困層から中流階級の住む場所に、家族が引っ越すことができ、兄妹達を学校に入れる事が出来た。
「ご飯......食べよ」
己を守り、死んでいったアレックスの顔を思い出しながら、一抹の罪悪感に身体を苛まれながら、地面に視線を固定し、『仕方ない事』とめちゃくちゃな理論で自身を抑え込みながら、現在数少ないストレス発散方法である食事をする為に、食堂へと足を進めた。
食事を終わり、自室に戻り、身体を洗い、床に就く。
「おやすみなさい」
久方ぶりに味わった、何もない日々。
そんな、平穏を噛みしめながら心地の良い疲労感を癒すために、目を閉じた。
コンコン
扉を叩く音。
片目を開き、壁掛け時計に目を向ける。
寝るには少し早い時間ではあるが、こんな時間に僕の所に訪れるような者に心当たりがない。
バンビエッタなら、ノックなんかせずに扉を蹴破って来る。実際そうされた。
ジゼル達は......やはり考えずらい。
彼女達と会うのは、基本食堂だし、それ以外の場所で会うなんてことは一度としてなかった。
「誰だろう」
身体を起こし、何を考える訳でもなくベッドから降り、扉のドアノブに手をかける。
ガチャりと音を立て、扉を開くと、そこには―――。
「......えっと」
「休んでいたのか?」
「は、はい」
美麗な低い声。
金髪の長い髪。
造形の整った顔立ちは、表情を作ることなく僕を見下ろしていた。
「君がマリエッテ・マリリージェか?」
「えーと......はい」
僕は困惑気な声を上げ、おどおどと下から上に彼を見る。
「そうか、なら手早く済ませよう」
そう言いながら、僕の名前を聞いたクセに、未だ自身の名前を明かさない彼は腰に挿した剣の柄に手をかけ、目にも止まらぬ速さで僕の身体を刺し貫いた。
「―――どうやら報告は本当のようだ......」
剣を引き抜き、こびり付いた血を自身の懐から取り出した白い布でふき取り、鞘に戻した。
「ごふっ......がはっ......。え? あ?」
突然の激痛。
その場で膝を付き、刺された腹部を抱え、口から血を吐きながら、彼を見上げた。
何で?
どうして?
そんな身近な言葉が出てこない。
痛みが喉につまり、声が出ない。
「マリエッテ・マリリージェ。後日、謁見の前に来るように」
傷を治している僕を横目に、そう言って、謝罪する訳でも、言い訳を言う訳でもなく、そのまま出て行ってしまった。
「......え?」
それから、トントン拍子に進んで行き。
気が付けば、目の前に王であるユーハバッハが、限られた者にしか与えないと言う
しかし、よく考えてみて欲しい。
陛下から聖文字を賜った。
つまり、身分上はバンビエッタと同等の関係になったということだ。
ここで、僕は一つの結論に至った。
もう、バンビエッタの命令に従う必要はないのでは?
「ジゼルさんも星十字騎士団だったんですね」
「あれ? 言ってなかったけ?」
ワザとらしくはぐらかすジジ。
場所は何時もの溜まり場である食堂。
「気付くのがおせんだよ男女」
「普通、他の人達と服装が違うので気が付くと思うの」
「まぁ仕方ないって。何せエッテは入って三ヵ月。バンビエッタのせいで教育もクソもなかったんだから」
ジゼルに続くように、次々に言葉が飛んでくる。
今の状況はと言うと、数少ない友人であるジゼルにこのことを相談しようと連絡したら『それじゃあ、昇格祝いも兼ねて』、と食堂に誘われた。
不特定多数の目と耳がある場所で相談はちょっと......と言ったのだが、なぁなぁに流され今に至る。
相談と言うのは普通、一対一が原則。
百歩譲って、ジゼルと同じく、僕の友人であり実情を知っている緑髪の露出度高めの制服の少女、キャンディス・キャットニップが同席するのは良い。
だけど―――。
テーブル席のソファー側に僕を挟んで左右にジゼルとキャンディス。椅子側に見慣れない少女二人。
「......あの......ジゼルさん」
「―――な~に?」
メロンソーダの入ったグラスをストローでブクブクと泡立てているジゼルに他の人に聞こえないように耳打ちする。
「相談って言ったんですけど」
「んー......言ってたね」
「相談って普通一対一でやるものであって―――」
「まぁまぁ! 良いじゃない! 大まかにはこいつらも知ってるからそんな隠さなくても良いって! な! リル、ミニー」
ジゼルと僕の会話を遮るように声を出し、対面に座っている二人の少女に顔を向ける。
「え!? 何で知ってるんですか!?」
目を見開きながら驚く僕を見て、リルと呼ばれる金髪の少女とミニーと呼ばれるピンク髪の少女が互いに顔を向け、僕に視線を向けると。
「「バンビ(ちゃん)が言ってた」」
「......全部ですか?」
重々しく言うその問いに、軽々しく首を縦に振り肯定する二人。
「「うん」」
何考えているんだあの人は。
人として、決定的な何か、根本的な、根源的な何かが、致命的に欠けている。
山盛りフライドポテトから手を伸ばした状態で戦慄を覚えていると、対面に座っている金髪口悪少女リルトットが口を開く。
「で?」
「......へ?」
「へ? じゃね。相談って何だってんだよ」
料理が来る前に、店員に持ってこさせた容器から小皿を取り出し、勢いケチャップを出すと、僕の方を見た。
この中で一番可愛らしく、庇護欲をそそられるその姿とは真逆に、この中の誰よりも威圧的な瞳。
最初、言うのを躊躇したが、『全てを知っているのなら今更、出し渋る必要はないか』っと意を決し、意思を硬くし、胸の内をさらけ出した。
星十字騎士団に入って対等になった今、状況を打開したいと。
その間、リルトットはフライドポテトを小皿に盛りに盛ったケチャップにディップし、次々に自身の口に放り込む。
他の三人も、真剣に聞いているとはいいがたいが、邪険にしているとも言えない。
そんな態度で、耳を傾けていた。
そして、話終わると同時に、ミニーニャが両肘をテーブルに乗せ、手の平に顎をおきマイペースに言う。
「そんなの簡単じゃないですかぁ~」
「そうそう簡単簡単」
「べっつに星十字騎士団にならなくても出来んじゃん」
「ケチャップが切れやがった」
各々、そう言い放つと、同じ答えを同時に僕に提示した。
「「「「バンビ(ちゃん)やっちゃえばいいじゃん」」」」
「......は?」
最初、何を言っているか分からなかった。
いいや、分かっていたが、『それはないだろう』とすぐさま選択しから除外した。
間抜けな声を漏らすと、容器を振りながらリルトットが再度答える。
「だから、言う事聞きたくねぇなら、あのビッチぶちのめせってそう言う話だっていってんだよ」
「え? いえ、そんな―――」
「え? もしかしてエッテちゃんここを仲良しこよしの秩序ある場所とか思っちゃってる?」
ジゼルがグラスを置き、顔を此方に近づける。
どさくさに紛れて、太ももに手を置いていることにこの時の僕は気付いていなかった。
「自分の意見を通すには、
未だ理解しきれてない僕にきゃんでぃすがバッ、と身体毎近づけ、肩に手を回すと逆の手で拳を作り見せて来た。
「......でも。そんな」
「身分上対等でも、あのビッチがお前の言う事聞くとか甘いこと思ってんじゃねぇぞ? 断言できるがあいつはぜってぇお前をぶちのめす」
店員にケチャップの代えを頼みながら、そう言うリルトットに他の三人も頷き肯定する。
予想だにしていなかった回答に、狼狽え、膝に手を乗せ俯く。
―――何負けた気になってんの?
「......ッ!?」
顔を下に向ける僕を下から上に覗き込みながらジゼルは、おちゃらけた様子で教師が生徒を言い聞かせるように、口を開いた。
「確かに
「あ」
「陛下から聖文字貰ったんだろ?」
ジゼルに続くようにキャンディスがそう言う。
「今のエッテちゃんなら出来るって、何もバンビちゃん殺せって言ってるんじゃないんだよ? 貰った能力使ってバンビちゃんの攻撃を防げばいいんだよ。―――大丈夫。エッテちゃんなら出来るって」
「............そうでしょうか?」
「大丈夫大丈夫」
キャンディスが僕の頭を撫でながらそう言った。
そうだ、今の僕は少し前の僕とは違う。
陛下から能力を貰った。
ジゼル達から聞けば、どれも強力なモノばかりだと聞く。
なら、僕の能力も......。
顔を上げ、決心した面持ちで立ち上がり、四人に礼を言う。
「皆さん。ありがとうございます。今から、行ってきます」
「「「「いってらっしゃ~い」」」」
気の抜けた声を背に、帽子を被り、バンビエッタの自室に足を進めた。
「出来る。僕なら出来る」
これで、アレックスさんに胸を張って生きることが出来る。
「おい」
「んー?」
「焚きつけやがって、お前分かってやってんだろ?」
リルトットは新しくケチャップの入った容器を受け取ると、小皿に並々に盛りながらジゼルを睨んだ。
その眼光に、顔をそっぽ向き足をバタつかせながら、しらばっくれた。
「何のことかボク分かんない」
「ッチ! ―――確かにあのビッチは馬鹿だが、.......力は一級品だ。あの男女がどんな能力かは分からねぇが、相当強力な力引き当てねぇとあいつに勝ち目はねぇぜ」
「いいんじゃない? 別にどっちが勝っても。ボク的にはエッテちゃんに負けて欲しいな。―――負けて、泣いてる所に......」
恍惚とした表情を浮かべながら、足を内に両手を股に滑り込ませた。
「ちょっと! ちゃんとアタシが出来るぐらいにしといてよ!」
焦ったキャンディスは隣に座るジゼルに詰め寄った。
「分かってるって」
「性悪が」
「可哀そうですねぇー」
「―――今なんて言った?」
「もう、バンビエッタ様の......バンビエッタ
「ッ!!!」
予想通りの反応。
分かっていたが、いざ怒り狂うバンビエッタを前にすると、恐怖で足がすくむ。
しかし、今の僕は昔とは違う。
そう自身に言い聞かせ、胸を張り、正面を向いて、堂々と再度言い放った、
「もう、命令は聞きません。バンビエッタ
「―――ああそう、つまり星十字騎士団入った瞬間、今までしてやった恩を忘れて掌返す訳ね」
眉間に深い皺を露にする。
「何とでも言って貰って結構です」
手を握りしめ、強気な姿勢を続けた。
目を見開き、まるで鬼のような形相で、僕を睨みつけ、今にも襲い掛かって来そうな気迫を飛ばす。
だが、直ぐに深呼吸をし、一度顔を下に向け、再度僕の顔を見やる。
「そう、分かった。ならこうしましょう。―――私と
手に持った、二人の行為を記録している端末を見せ。『だけど』と話を続けた。
「エッテが負けたら、死ぬまで私の奴隷よ。一生私の傍で言う事聞いてもらうから、
「分かりました」
僕は勝利を確信していた。
今だ、
使えるモノと言ったら、
それも、恐らくバンビエッタに比べると粗末なモノなのだろう。
しかし、それでも僕の勝ちは揺るぎない。
何故なら、僕には『不死身』と言う能力が備わっているからだ。
どんな傷もたちどころに治癒する、能力。
それに加え、陛下から賜った『聖文字』の能力。
まだ、『聖文字』の能力が最強の『矛』かどうかは分からないが、最強の『盾』は持っている事は分かる。
ならば、バンビエッタが疲弊するのを待ち、聖文字の力、あるいは血装で強化した格闘で倒す。
今までの屈辱、恥辱、そして、僕を守って死んでいったアレックスさんの仇を討たせてもらう。
「今更ながら言わせてもらいませけど。貴方みたいな我儘な人初めて見ました。私が勝ったらちゃんと視界から消えて下さいね」
「......奴隷の分際で勝った気になってんじゃないわよ。どっちが上か、文字通り身体の芯まで叩き込んで上げる。―――一週間上げる。それまで能力の練習なり、寝技の練習なりしなさい。その代わり、負けた後にうじうじ言わないでよね」
「その余裕が命取りだという事を教えて上げます」
「ハッ! 出来るならやってみなさい。出来るなら、ね......」
こうしてバンビエッタとの戦いが決まったのだった。
評価してくれれば、また近い内投稿するかもしれません。
評価しなくても、遅くて一月頃には次話投稿します。
マリエッテをTSする能力(切り替え可)をもたせて良いと思う?
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YES
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NO