見えざる帝国で働く下っ端男の娘滅却師がバンビエッタの性奴隷にされるお話 作:清姫
本当なら色々考えて書いていきたいのですが、あくまで仕事が繁忙期の間、執筆の感覚を忘れないようにする為の作品なので、その辺割り切っていこうと思いますのでご容赦を。
感想、評価頂きやる気マックス、ムラムラマックスで執筆中。
自分の部屋に戻った瞬間、我に返り、どれだけ危ない橋を渡ったか理解した。
それと同時に名状しがたい不快感に身体が蝕まれ、胃の中の物全てを吐き戻してしまった。
言うなれば、地雷塗れの場所を目隠しをしながら走り回るに等しい、危うい行為。
どれだけ、バカだったか過去に戻って自分自身を殴りたい。
しかし、そのバカのおかげで
今は、自身の蛮行を恨むのではなく結果的に得たとしても、
「おえぇぇぇッ!!」
次の朝。
と言うか昼。
真夜中まで吐いてから寝たら、気付いた時には昼になろうとしていた。
時刻は十一時。
ハッシュヴァルトとの約束は一時からだ。
まだ、身支度を済ませて昼食をとる時間はある。
そうと決まれば即行動。
張り切って起きると、何時もの服に着替え、外に出る。
本当なら、バンビエッタと同じ制服何て死んでも袖を通したくはないが、どうやら新しい制服を作るには時間が必要なようで、一週間後には間に合いそうにない。
一応、注文はしている為、遅かれ早かれ男モノの服を着るのも遅くはないのだが、どうも、『バンビエッタと同じ』と言う事実が、身体の表面を撫で回されているような、不快感を感じる。
だから、一刻も早く、こんな服脱ぎ捨てたいのだ。
「スカートも何だかスースーするし。ほんと女の人は良くこんな無防備な恰好で歩き回れるな」
愚痴を溢しながら、身体を覆い隠す為に、
向かう先は食堂。
昨日、バンビエッタが上級役職専用の食堂を使っていたことから、僕の中では禁止区域に設定されている為、食堂と言ったら何時も言っている平が来るような下級役職の食堂だ。
しかし、平が使うモノと侮るなかれ、多くの滅却師が食事を行えるように大きな空間と、座席を確保。値段帯によって分けられており、安価で食べられる、正に『食堂』と言った場所から、給料日の自身のご褒美にちょっとお高いレストランのような所まで、幅広いニーズに対応した、素晴らしい所なのだ。
ジゼルと出会ってからは、一番高い値段帯のレストランが常であったが、バンビエッタと出会うまでは一番安い食堂で良く一人で食べていた。
「ジゼルさんと会うのは少し気まずいし......」
入口を潜り抜け向かった先は、安くもなく高くもない、言うなれば大衆向けレストランと言った感じの場所。
ここなら、態々自分で注文して取りに行く必要はないし、かと言ってジゼルやキャンディスとバッタリ会う事もない。
「......」
視線を感じる。
僕を見て、ヒソヒソと何か話しているのが見える。
陰口?
いいや、そんな感じではない。
何て言うかもっとこう―――
「あ」
「......」
レストランの入り口をくぐり中に入った瞬間目が合った。
相手も直ぐにこちらに気付いたが、直ぐに視線をテーブルに並ぶ料理の数々に向き直し、もくもくと口に食事を運んで行った。
何事もなく過ごそうと、視線を反対側に向け、スー、と通り過ぎようとするが。
「おい」
「......こんにちわ」
「何避けてんだ。別に取って喰おうって訳じゃねぇんだ。ここに座れ」
『ま、喰おうと思えばくえんだけどよ』と何やら意味の分からない事を言い、自身の身体に不釣り合いな大きなどんぶりを持つと、かき込んで行くバンビエッタの側近の一人リルトット・ランパード。
「えっと......」
周りを見渡すと、今日は丁度休日だという事もあり、人の入りが良いようで見た限りだと満員だった。
これだと、待たないといけない。
と言うか何で僕が避けなければいけない。これだと何だかバンビエッタに怖がっているみたいじゃないか。
ハッキリ言おう。別にバンビエッタが怖くて避けている訳ではない。
そうだ、バンビエッタは怖くない。
「そんなとこで突っ立ってんじゃねぇ。給仕の邪魔だろうが」
「は、はい!」
頬にご飯粒を付けたリルトットに怒られ、現実に戻ると、身体を震わせ反射的に対面の席に座ってしまった。
「私は怖くて避けていた訳じゃありませんから!」
「? そうか」
頭に疑問符を浮べながら、ハンバーグを大きく切り分け口に放り込んだ。
どうやら、食事中はなるべく話したくないらしく、何時ものような毒の乗った感じではなく、どちらかと言うと素っ気ない語調だった。
注文を頼み、料理が来るのを待っている。
モグモグ......。
「......」
パクパク......。
「......」
き、気まずいんだけど!
リルトットと一対一で会話したことはおろか、顔見知りになったのだってつい数日前。
友達の友達、そんな関係であり、ハッキリ言って赤の他人に等しい。
そんな彼女と話す話題何て思いつかず、何とも気まずい雰囲気が漂っている。
そんなことを気にする素振りは一切見せず、次から次へとテーブルに乗った料理を平らげていく。その様はまるでフードファイターのようで水の入ったコップを両手に持ちながら、思わず見入ってしまった。
「―――んだよ。人が食べる所がそんなに面白れぇか?」
「い、いえ。良く食べるな、と思いまして」
「能力の性質上腹が減んだ。これでも抑えてる方なんだぜ?」
食べ終わった皿を重ね通路側に寄せると、ラーメン鉢にを自身に寄せズルズルとすすり始めた。
「能力って聖文字のですか?」
ラーメンを食べながら一瞬ギロリとこちらを一瞥し、口に含んだモノを噛み飲み込んだ。
「バンビの能力じゃなくて、俺の能力が気になんのか?」
「あ、いいえ」
能力を聞くのは非常識な事だったのか。何て思いながら、直ぐに視線をリルトットからテーブルに向けた。
怒らせてしまったかと、戦々恐々していると、想像していなかった言葉が飛び出す。
「The Explode」
「......え?」
「それは、あのビッチの能力だ―――。あいつの霊子を撃ちこんだ物質は何であれ爆弾になっちまう」
ラーメンをすすりながら、あっさりとバンビエッタの情報を開示した。
困惑する僕に、スープまで飲み切ったリルトットが話を続ける。
「何だ? 側近だからって別にあいつに従ってる訳じゃねぇぞ」
「でも、昨日ジゼルさんが―――」
「ジジが何であのバカに義理立てしてるか知ったこっちゃねぇが、四人の中で真剣に
一瞬で水を飲み干し、コップの底を覗き込むと、端に寄せていたピッチャーの蓋を徐に開き、そのままぐびぐびと飲み始めた。
暫く、飲むと『それに』と話を続ける。
「星十字騎士団の能力何て、大抵調べれば直ぐに分かる。特にあいつの能力は派手だからな、
「何で」
「あ?」
「何で、そんなこと教えてくれるんですか? べ、別に友人と言う訳でもないのに」
口ではそうは言っても目の前の少女はバンビエッタの側近。
何か裏があるのではないかと疑って当然だ。
そう、リルトットも思ったらしく、片手を顎に置き、考える素振りを見せながら、もう片手でピザカッターをクルクル回し、大きなマルゲリータを手際よく切り分けた。
そして、一切れのピザを摘まみ上げ、一口で食べると答えを出した。
「真面......だから?」
「真面ですか?」
「自分で言うのもなんだが、
ピザを三分の二を食べ終わるまで、騎士団員一人一人、どれだけヤバいかを空で言い、それは僕が止めるまで永遠続くのではないかと言う程長かった。
「―――て訳だ。その点、お前は見てくれは女だが、今の所十分真面な部類に入る。星十字騎士団では珍しく、な? そう言う奴は貴重だ。だから、ビッチとお前、どっちの味方になるかって言われりぁ、俺はお前を選ぶ、それが理由だ」
そう言いながら、『食え』とピザの一切れを目の前に突き出してくる。
そのマルゲリータはまだ、温かく、耳の方を持ち渡してきた為、解けたチーズが先の方から垂れて来た。
それを見た僕は反射的に、手で受け取らずそのまま口で噛り付いてしまい、傍から見れば『はい、あーん』と言った、そんな感じに見えてしまう事必見である。
「おい、誰が口で行けっつたよ。普通手で受け取るだろうが」
「
―――何やってんのよ。
「あれー逢引?」
「リルあんた、済ました顔してアタシたちより進んでんじゃん!」
「手が早いんですねぇー」
「あ? 寝言は寝て言えアホ共。ただ、偶然一緒になっただけだ」
態度を崩さないリルトットを横目に、我先に僕の隣の席に座るジゼル。その後に続く形で、キャンディス、ミニーニャが席に座った。
「―――て! あたしの席ないじゃない!」
「店員に言って持ってきて貰いなよ、ねーエッテちゃん」
相変わらず距離感のおかしなジゼル。
吐息を感じられるほど、顔を近づけ、耳元で囁くようにして言う。
「ちょっと! エッテはあたしの何だから!」
「えー、ちょっとくらいいいじゃん」
「良くないわよ」
「誰の者でもありません」
不機嫌な顔を隠すことなく、席を立ち、バンビエッタの傍を横切り、店の外に出ようとするが、真横に伸ばされた手に阻止される。
「この手。どけて下さい」
「強がっちゃって。どうせ、誰も教えてくれる人がいなかったんでしょ? 今ここで『バンビエッタ様の奴隷になります』って宣言したら、特別に今までの事許して上げる」
イラ。
「昨日言った筈です。顔も見たくないって、その手をどける気がないのなら、貴方が此処から出て行って下さい」
「ッ! この「ここにいたのか」......誰よ! 話の間に入ってこない......でよ......」
眉を顰め、怒りを露にするバンビエッタ。
丁度その時に、後ろから僕とバンビエッタの間に割り込むように入って来る声が聞こえた為、バッ、と振り返りその声の主を威嚇するが、その正体に気付いたからか、右肩下がりに覇気が失せていくのが分かる。
「ハッシュヴァルトさん」
「約束の時間にはまだ早いが、こちらの準備は整っている。それを、知らせに探したのだが―――食事中だったのか。すまない、また出直すとしよう」
「いいえ! 丁度さっき食べ終わった所です。今からしましょう」
去ろうとするハッシュヴァルトを慌てて制しし、駆け足で、彼の後に続く僕。
去り際にリルトットに『代金は払っておくので私の注文した料理、食べといてくれませんか?』と頼み、未だ虚を突かれ放心状態に似た、茫然としているバンビエッタに向かって舌を出してから、足を速め、彼の後を追うのだった。
「どんな手品使ったのよ」
絞りだすような声。
「バンビちゃん煽られてて笑えるんだけど」
ジゼルの笑い声に『うっさい!』と言葉を飛ばすと、ふん、とマリエッテから視線を外し、ついさっきまで彼の座っていた席に腰を下ろす。
「覚えてなさい。絶対にただじゃおかないんだから」
何食べようか悩んでいるバンビーズの輪に入ることなく、腕と足を組み、自身が勝利した時にマリエッテにどんなことをしてやろうか、妄想を膨らませ、怒りを鎮めるのだった。
「お待たせしました。ご注文のハッシュドポテトとハッシュドビーフになります」
評価してくれれば執筆速度上がります。
マリエッテをTSする能力(切り替え可)をもたせて良いと思う?
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YES
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NO