見えざる帝国で働く下っ端男の娘滅却師がバンビエッタの性奴隷にされるお話 作:清姫
早くエッチが書きてぇ......。
マリエッテ君にどんなスケベな事しようか、迷って仕方がない。
みんなはどんな『分からせ』が好きですか? 良かったら教えて下さい。
自分的には腹パンは絶対したいです。
誤字脱字はご愛敬。
一週間と言う短い期間の間、僕がハッシュヴァルトから学んだものは三つ。
一つは、戦闘中の移動戦術である
これがあれば、攻撃を避けるのが容易になる。
次に
滅却師の基本的な攻撃手段。
本来なら飛廉脚と一緒に、入隊して直ぐにある訓練課程で学ぶものだが、バンビエッタのせいでそれは叶わず、結果ギリギリのタイミングでの習得となった。
そして、最後に
これが、バンビエッタとの戦いの切り札になる能力だ。
ハッシュヴァルト曰く『個々人によって能力が様々で、自分が教えられることは能力が発現するのを速める事だけ』との事。
先生が良かったからか、鍛錬開始から三日目にして、己の内に眠る聖文字の能力が判明した。
「ま、マリエッテ様」
「? はい?」
起床し部屋から出た所、同じ歳程の少女が顔を紅潮させながら、両手に手紙を持ち待ち構えていた。
「これ! 受け取って下さい」
「ありがとうございます? ......」
女滅却師は手紙を渡すと『キャーッ!』と抑え気味に声を上げながら、去って行ってしまう。
本来なら、此処で一連の出来事に対し、一喜一憂するものなのだろうが―――
「これで三日連続......」
そう、鍛錬を初めて毎日僕は愛の告白を受けている。
女、男、そして、今日は女......男女関係なく、だ。
二日目に、今まで感じていた周りの滅却師に感じていた違和感、その視線の謎が解けたようなした。
「マリエッテ様!」
「......」
手紙を仕舞い、自分の部屋の扉を施錠し、朝食を取ろうと廊下を少し進むとまた、見知らぬ滅却師に話かけられた。
「敬愛しております! ど、どうか私とお付き合いをして頂けないでしょうか!!」
腰を九十度にまげ、右手を僕の方へと突き出してくる青年滅却師。
それに対して顔を引き攣らせながら『早く聖文字を制御出来るようにならないと』と決意を胸に、自身の知識を総動員し、相手が傷つかないように断るのだった。
「今日もお願いします!」
「ああ......」
昼になって、鍛錬場。
人の多い場所にいると、視線が身体に刺さり落ち着いて取れない為、サンドイッチを作り、何時ものように早めに到着していたハッシュヴァルトと一緒に昼食をとってから始めた。
「マリエッテの話を聞く限り、間違いなく聖文字の能力が発現していると言っていい。だが、前回も言ったように個々人によって能力に差異がある故、細かい所まで操り方を教える事は不可能。こればっかりは自分でやるしかない」
ローマの闘技場、コロッセオに似た円形の鍛錬場。
その中心でマリエッテから距離を取りながら腰に挿した剣を引き抜くハッシュヴァルト。
「そう、ですよね」
「―――悲観する必要はない。マリエッテには不死身にも似た治癒能力があるのだから」
依然、表情に変化はないが、出会った時より言葉の角が取れた長髪の美青年。
剣先をマリエッテに向け、『今日はバンビエッタとの戦い方を教えよう』とそう言いながら恐るべき速度で切りかかって来た。
「イッ!」
星十字騎士団をまとめる長の攻撃。
当然、反応出来る訳もなく、上から下に振り下ろされた刃は僕の身体を切り裂いた。
激痛で、その場に膝を付くと血まみれの剣が目の前に突きつけられているのが見える。
「バンビエッタ・バスターバインの能力は強力だ。しかし、爆発という性質上、自身の近くで使えないという大きな制約が存在する。―――つまり、あれの近くに居続ければ、最大の攻撃方法を潰すことが出来るという言う訳だ」
「くッ! ッ!!」
普通の人間なら、間違いなく行動不能になっているであろう傷。
その痛みは凄まじく、眩暈が起き、ハッシュヴァルトの話が途切れる程だ。
だが、そんなことは関係ないと話を続ける。
「―――相手と付かず離れず、隙を付く。これが、マリエッテが勝利することが出来る唯一の戦術。今日の戦いでそれをマスターしてもらう」
『立て』と冷徹に言い捨てると、苦悶の表情を張り付けながら立ち上がったのと同時に、攻撃を再開した。
「お前の未熟の
「い、言ってる意味が分からないんですけど!?」
最低限の動き? 紙一重で避けろという事か?
そんな事出来る筈がないじゃないか。
不細工な避け方で、何とか斬撃を回避する。
「―――腕を犠牲に刃の軌道を反らせ」
「はぁ!?」
「お前は常人なら治癒不可能な傷でも、瞬く間に治し完治させることが出来る。足や内臓、首と言った傷を追えば、しばらく動けなくなる部位は守り、それ以外は防御の盾として使え。そうすれば、例え静血装が間に合わなくとも、防御は可能だ」
「無茶苦茶な......」
「短い時間の中で、聖文字を使いこなし、
「そ、そんなッ! ぐぁ!」
「口ではなく頭を動かせ。攻撃を見極めろ。何処を捨てて、何処を守れば戦い続けられるか考えろ」
剣の斬撃どころか、軌跡すら追う事が出来ない僕は、無惨にも首を切り裂かれ、裂けた喉から血を吹き出し、地面に倒れのたうちまわる。
「痛みに耐えろ。戦いだけに集中しろ。生存本能を研ぎ澄ませ、死線に晒され続け死ななければ、どんなでくの坊でも効率的に成長する事が可能だ。マリエッテ。お前がバンビエッタ・バスターバインに勝つには、今ここで死ぬ気で......いいや、死に続けながら鍛錬を積まなければならない」
息が出来ない。
話せない。
血の泡を吐きながら、両手で首を抑えのた打ち回る。
時間にして十五秒。
治癒が始まる。
音もなく傷が塞がり、気分は良くなり、体調が治っていく。
更に十五秒。
完全に身体は元通りになり、それどころか失った筈の体力すら回復しているほどに、全快状態になった。
「三十秒。それが、倒れてから回復が完了するまでの時間だ。それだけあれば、回復不能な程細切れに出来る」
「ひっ......」
『立て』短くそう言うと、飛簾脚で距離を取り、今度は神聖滅矢で未だ立ち上がれずにいる僕に対して、無数の光の矢を撃ちこんだ。
この、常人なら耐えれない虐殺にも似た鍛錬によって、一週間と言う極短い期間の間でマリエッテ・マリリージェという滅却師は、飛躍的に戦闘能力を伸ばすのだった。
「マリエッテ様!」
「マリエッテ様!!」
「マリエッテ様!」
「マリエッテ様!」
マリエッテ様! マリエッテ様! マリエッテ様! マリエッテ様!
鍛錬の末。
己に内包された陛下から貰った聖文字の能力が判明した。
『The Love』
能力は大きく分けて三つ。
一つは『この人と一緒に居たい』と思わせる空間形成能力。
この能力により、どんな相手であっても僕に対して好意を抱く。
次に僕の声を聴いたモノは、誰であれ、僕に意識を向けさせることが出来る能力。
特定の人間を対象にすることが出来る。
これは、最後の能力と合わせて使うと強力なモノとなる。
そして最後は―――
「マリエッテ様! お願いですどうか私と―――」
「ご、ごめんなさい」
そう、『愛』を強制的に芽生えさせる能力。
森羅万象、それが心を持つモノであれば、姿を見ただけで、声を聞いただけで、肌に触れただけで、匂いを嗅いだだけで、微細な霊子を撃ち込まれただけで、僕に対して『愛』が生まれる。
故に、身体を操る訳でも、心を操る訳でもなく、僕が願いを口にするだけで相手は自発的にその願いを叶えようとする。
そして、その愛は時間が経過する毎により深く、強くなっていくのだ。
ハッシュヴァルトは『使いようによれば、厄介な能力』と評価したように、他の星十字騎士団の中でも一定の強さに位置しているこの能力。
唯一の懸念材料があるとすれば、未だ保有者である僕が未熟者だという点。
上手く、能力のオンオフを切り替える事が出来ないのだ。
流石に七日だけでは無理があったようで、完全に聖文字を操る事は出来なかった。いわば、宙ぶらりんな状態になってしまったのだ。
無論、
それだから、今現在進行形で僕は危機に陥っている。
不用心に食堂に足を踏み入れたのが良くなかった。
人の多い場所に居ると、僕の能力が合する『愛』は伝染していく。移った『愛』は最初は好奇心に似た感情だが、それはまるで花に来る虫の如く、見えざる力により、僕に引き寄せられるようで、一度足を踏み入れただけで、今の状況が完成した。
「マリエッテ様!」
「あの! ちょ、っと! 扉しめ、ますから! 足! 入れないで下さい! んーッ!」
贈り物を渡そうと扉の隙間から伸びた手を焦りながら、次々と突き返し、最後に身体全体で入ってこようとする滅却師達を押し返し、何とか施錠する事に成功した。
「はぁ......はぁ......。早く、この力制御出来るように―――ひっ!」
恍惚と蕩けた顔を張り付けた滅却師達から逃げて、自室に逃げ込み安堵の息を吐いきながら振り返った僕は、思わず小さな悲鳴を上げた。
「マリエッテ様。ずっと待ってました。......あの。返事、考え直してくれませんか?」
鍵をかけた筈の部屋の中に立っていたのは、初日に僕に告白してきた、少女だった。
評価してくれれば執筆速度上がります。
マリエッテをTSする能力(切り替え可)をもたせて良いと思う?
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YES
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NO