ワダツミイルカの熱い夜 作:inabaman
感想とか頂けるととてつもなくモチベーションが上がります。
「──じゅぶっ、んちゅっ、じゅる……♡あむっ、れろ……じゅるるっ……♡」
うつらうつらとしていた私の意識を覚醒させたのは、KAZAMIの練習施設に備えられた控室全体に響く粘った水音と、下半身を満たす生暖かい感触だった。
ごしごしと目を擦る間にも、段々と鮮明になりつつある快感は明らかに日常で味わえる代物ではなく──思わず呻きを漏らしてしまう。
すると先程から違和感を与え続けていた「彼女」は、両足を投げ出しソファーに背中を預けていた私の股座から紅玉の視線だけを送り、やがて肉棒を口から離すと緩やかに扱きながら微笑みかける。
「ん……気持ちイイ?」
こくこくと頷けば、蛍光灯や窓の外に見える街頭すら陳腐化させてしまう強い意思の輝きを宿した瞳が綻ぶ。
たっぷりと実った大麦を更に一回り強く輝かせたような艶やかな金糸を黒のリボンで2つに纏め、人によっては先ず威圧感を覚えてしまう程切れ長の双眸の持ち主は間違いなくジェットバトルのUMIを統べる超大企業の社長令嬢だと言うのに。
そして小柄ながら彫刻作品のように現実離れしたスタイルで以て跪く彼女は、女神をも想起させる美の体現者である筈なのに。
彼女の眼前に反り返るおぞましいまでに膨らんだ肉棒を咥え、ほんの数秒前まで口腔の全てを用いて熱心に愛撫していたのだ。
その証拠として唾液をたっぷりと塗りたくられ濡れ光る唇は、どうあっても言い逃れ出来ない程彼女がフェラチオに熱中していた事を示している。
「アンタのこれ、すっごく雄臭くて……ちゃんと1週間我慢出来たみたいね」
しかし彼女がそうであるように、私にも然したる驚きはない。
何故なら、彼女──風見エレンが私をKAZAMIの練習場に呼びつけ、浅ましく勃起した肉棒を貪るのはこれが初めてではないからだ。
大体2ヶ月程前になるか、明確な日付は思い出せないがある日の夜、私は彼女を抱いた。
其処に下心や性欲が無かったかと問われれば「あった」と述べるしかないが、その本心はエレンを支えたかったの一言に尽きる。
自ら望んだ事とは言えKAZAMIの令嬢として、ジェットバトルの選手として、その小さな背中で背負うには重すぎる荷物に押し潰されないよう彼女は強気に振る舞うしかなく──私は肉の繋がりでしか心を満たしてやれなかったのだ。
1回やってしまえば後は2回も100回も大した差はなく、それからは週に1度自主練が終わった後に媾うのが習慣となった。
更衣室で、シャワールームで、時には人気のない廊下ですら──影のように付き従うメイド長の目が唯一離れるのが、その時間だったから。
彼女が唯一何の束縛も受けない時間になってしまったのである。
「約束は守れたみたいだし、このアタシが直々にご褒美をくれてやるわ……ちゅっ、ぢゅっ、ぢゅじゅっ♡」
そんな此方の回想などお構いなしに、エレンは唇を尖らせ恭しく肉棒の先端に口付けをする。
淑やかに、親愛を示すかのように、1度離してしまった事を詫びるかのように、或いは滾る情欲をアピールするかのように何度も何度も繰り返す。
そうして男根を食む悦びを心の底から受け入れた紅玉の瞳で見上げられれば、例えうたた寝から目覚めたばかりの愚鈍な頭でも欲望を募らせない筈がない。
瞬く間に硬度を増していく肉茎に向かって彼女は勝ち気な笑みを浮かべると──目一杯口を開いて、ばくんと根元まで呑み込んでしまう。
「あむっ、ちゅぽっ、じゅぷぷ……♡くぽっ、ぢゅぽっ、ちゅこ、ちゅこ……ん、ふふ……♡」
ちゅこ、ちゅこ、と外見相応に小さく狭い口腔を利用した口淫奉仕。
或いは粘質な水音で耳朶を打ち、唇を輪として根元から先端までを締め上げ、また根元まで扱き落とす触覚と聴覚の刺激に特化した口淫。
頬肉を竿全体にべったりと張り付けて輪郭や筋を丹念に味わう様は、普段の高貴で穢れとは無縁な彼女を知る者程淫靡な姿に惑わされる。
その上非常に緩慢なストロークからは想像も出来ぬ程ずっしりとした快感を腹の底に叩き込まれ、頭が前後する度に段々と蓄積していくのを否応なしに感じさせられる。
貼り付いてくるのは桜色の唇と柔らかな頬肉だけではなく、ぐにぐにとした弾力のある喉奥やぬめりを帯びた舌にまで及ぶのだ。
「おいひぃ……あんらのおひんひん、ほんろにおいひぃの……♡もっろたべさせへ……んぷッ♡あぁぶ♡えるえるれるえる……♡」
おいしい、おいしい、としきりに呟くエレン。
とても男を知ってから2ヶ月の少女とは思えないテクニックと奉仕意欲に思わずさらさらとした金糸が流れる頭を撫でれば、私だけを捉える紅玉の瞳は心地良さげに細められ──それだけではない。
白のカーペットにぺたんと突いた小さな両手がゆらりと持ち上がり、肉茎の下にぶら下がる陰嚢に添えられる。
あたかも宝物を捧げ持ち、今この瞬間も袋の内側で精子を精製している器官を尊ぶかのように。
更にもっと撫でて欲しいと言わんばかりに肉棒をねぶる口腔奉仕が激しくなり、1週間溜め込まれたぎとぎとの精子を搾り出そうとねだる動きが加速する。
「んぶっ、ぢぢゅっ、ンンっ……♡っふ、んふ、ぢゅるるるっ、ぐぢりゅっ、ちゅっ、ちゅちゅっ、んむっ……♡」
ぐぽっぐぽっと響く粘った音。
それは即ち、彼女のフェラチオが本格的になった何よりの証拠。
肉棒の形と風味を味わうこれまでの前戯とはまるで異なる、精巣から根刮ぎ精子を吸い取らんと画策された至高の口淫──或いは唇と舌、口内を満たす粘膜と唾液を連動させて肉体と精神に至福をもたらす従順な奉仕活動。
舌を纏わり付かせ、ふっくらとした唇で甘く茎を搾り、唾液の瀑布を浴びせて粘膜で温度を伝達させる。
意識を飛ばされてしまいそうな快感の奔流が開いた下半身を勝手に跳ねさせるが、苛烈なストロークは腰を浮かせて快楽を逃す事さえ許さない。
「れちゃう?れひゃうの……?いいわよ、らひて……っ♡あらしが、れんぶのんれあへるはら……っ!あぁむっ、ぢゅぢゅっ、んふっ、えぶっ♡ぢゅぐっ、ぢゅぐっ、ぢゅううぅううう……ッ♡」
間違いなく奉仕だ。
それに疑う余地はないが、彼女のそれは明らかに獲物を追い立てる狩猟の様相も帯びている。
しかし今更それに気付いた所で、最早どうにもならない。
ジェットバトルの最中ランチャーの放つ弾丸で相手チームに畳み掛けるように、速まる抽送は性感を高め続けて。
肉棒の脈動から間近に迫る絶頂を察知したエレンは、その勝ち気な美貌が陰毛に触れるのも構わず一息に根元まで呑み込み。
攻めて、追い込んで、精液を搾り取ろうとする。
奥底で煮え滾っていた熱が決壊する。
何とか堪えようとしていた絶頂が押し寄せる。
「んぶぅっ……!ん、んふっ……ふーっ、ふーっ……♡ん、く♡んくっ……んくっ……♡」
濁流としか呼べなかった。
隘路から飛び出した黄色がかった白色を、ぬたついた口腔が堤防となって余さず受け止める。
明滅する閃光に焼かれた意識など無視して導かれるがままグロテスクに震え、次から次へと殺到する粘液が鈴口からぶちまけられていく様はやはり汚濁以外に表現する言葉を持ち合わせていない。
にも関わらず喉奥まで咥え込んだまま静止するエレンは、高級ワインに陶酔したかのようなとろんとした目で此方を見上げながら、睾丸を揉みほぐしてすらいた。
そんな風にされているのだから、心臓と肉棹の律動も当然止まらない。
「……じゅるる……っ♡ぢゅぅ、ぢゅっ、ぢゅぅぅ……♡ちゅ、ぽ……♡」
途方もない快楽に肉体と精神の両面から犯され、全身が浸されたままだが、無思慮に吐き出される精液をエレンは嫌悪の感情1つ見せずに口腔で受け、頬が少し膨らむ位になる度ごくっごくっと下品に喉を鳴らしながら胃へと送り込んでいく。
そうして甘く緩やかな絶頂の余韻は数十秒にも及び──最後の1滴をごくんと飲み下してから、エレンは一度だけ顎を引き、亀頭を口から離す。
そしてつぷり、と引いた糸がカーペットに落ちるのを視認してから、再びゆっくりと口に含む。
「ぢゅっ……♡んぅ……れる、ぢちゅっ、ちゅる、ちゅぷぷ、じゅる、んじゅっ……♡」
息を呟く間も無い、続けざまの口腔奉仕。
令嬢の動きは先程までと違って非常に緩慢なものだったが、その分金のツーテールが揺れる毎に溶かされていく理性を否応なしに認識させられる。
吸う時は大袈裟な位歯を引き、万が一にも痛痒を与えないように。
吐き出す時は上下に開いた肉の花弁を内側に丸め、過剰な刺激を送り込むように。
とても性経験2ヶ月とは思えない洗練された動きを前に、奥歯を噛み締めソファーを握るしかない。
その上自ら進んで私に屈伏したエレンのフェラチオは、まるで下賊な存在とは無縁な絵画のようにすら思える程献身的で妖艶だった。
敢えて音を控え目にし、唾液を飛ばしたりもせず、愛撫している対象を外敵から隠すかのように唇を被せて。
勝ち気な令嬢は一心不乱に雄の欲望を鎮静化させようとしている──ただし、その舌を並の女よりも遥かに巧妙に蠢かせながら。
「ン、ン……ッ♡ん、ふぁ、ぢゅぅ♡じゅるる、んれぇる……♡」
彼女の小さな舌は、蛞蝓が身をうねらせるような筆舌に尽くし難いねちっこさで此方を昂らせてくる。
ただ単に小刻みに動かして愛撫するのではなく、時折大胆な動作を交えて亀頭から根元まで余さず刺激しているのだ。
故に今度のフェラチオは緩やかながらリズムと呼べるものは存在せず、不規則に差し込まれる快感に力を抜くタイミングを図る事すら許されない。
鈴口を労るように舌の腹で舐め回され、尿道に残っていた精液を引き出されたかと思えば、いつの間にか絡んだ舌肉が棹を締め上げる。
何とか堪えきったと息を吐こうとすれば、するりと引っ込んだ舌が雁裏を擽ってくる。
「……ん、ふ」
じっ、と向けられる視線。
舞踏を踊るような舌遣いに私は翻弄されるばかりで──気付けばエレンの頭を撫でるのではなく掴んでいた。
恐らくはこれ以上の過激な快楽を拒む為に本能が起こした、無意識のアクション。
しかし実態は追い詰められているのだとしても、跪いた女の頭に手を置く行為自体が、雄の自尊心をこれ以上にない程刺激する。
ヤバい、と囁く心を無視して肉体は僅かだが腰を突き上げ始める始末だった。
「ちゅぶ、んん……っ!ぢゅぶっ、じゅるる……ぶちゅっ♡んじゅっ、んじゅっ、ぢゅるるる……♡」
それでも尚献身的に、それでいて貪欲に風見エレンは肉棒を堪能する。
執拗に、丹念な責めに感覚が緩み、理性が溶け落ち、手足の力までもが勝手に抜けていく。
食われているのだ。
今や仕留めた獲物から精も心も吸い出す段階に彼女は移っていたが、それを理解していながら拒絶する事すら出来ない。
ただエレンの奉仕に身を任せ、快楽の沼に沈められ──気付いた時には、どぷどぷと精を吐き出していた。
搾められ膣を彷彿とさせる隘路になった口腔を脈打つ肉塊が無思慮に暴れるも、得られるのは汚してはならぬものを汚してしまった事への破滅的な背徳感。
「ん゛、ぇあ……♡とっても濃いわ……喉に貼り付いちゃうじゃない、コーチの、へんたい……♡ふふ……っ♡」
1回目と異なりゆるゆると流れ出すような吐精が終わると同時に、解放される肉棒。
様々な液体でてらてらと濡れ光るそれを目前にして、陶酔した表情で見詰めながら彼女は自分の喉に手を当てた。
それはあたかも濃厚な精液がまだ其処にへばりついているとでも言いたげな仕草で。
私から快感の証を受け取ったことが何よりも嬉しいというような、うっとりとした幸せそうな表情で──自分が「コーチ」と呼んでいる事にも気付いていない。
そう、処女を散らして以来2人きりになるとエレンは本来はライバル関係にあるKIRISHIMAの指導をしている私をコーチと呼ぶようになっていた。
それはきっとジェットバトルのコーチではなく、この許されざる関係の先導者と言う意味であって──チームの誰より早く「大人の女」に成った自負の表れでもあるのだろう。
しかし、この爛れた関係を改めるのは今更不可能に違いない。
「でも……アタシ、しゃぶってるだけじゃ物足りないわ……♡コーチも、そうでしょ……?」
何故なら、練習着のファスナーを下ろし秘められた果肉を少しずつ露にしていくエレンの姿に──私がどうしようもない程の興奮を覚えているのは、否定しようのない事実なのだから。
LEDの電球が放つ暖かな光で照らし出された柔肌は、白磁と呼ぶに相応しい輝きと艶に満ちている。
頬を染めて恥じらいと共にさらけ出された裸身は不安定なマシンに跨がって銃砲を取り扱っているとは思えない程細く、触れるだけで折れてしまいそうなラインを明白にする。
丁度手のひらに収まるサイズの乳房はしかし彼女の低身長と相まって彫像も凌ぐバランスを誇示し、身動ぎする度にふるふると揺らいで誘惑してくるのだ。
そんな風に私がぼんやりと全景を捉えているに過ぎないのに対して、高貴な輝きを宿す紅の瞳は的真正面から私を捕捉し、ただ真っ直ぐに見詰めていた。
「んっ……ふぁっ……コーチぃ……♡」
指の1本1本を強く絡め不可分の存在だと声高に主張してくる両手は、ともすればソファーの背に肘が当たってしまいそうな位に力強く締められる。
相も変わらずソファーに腰掛けた私に跨るエレンから伝わってくる淫熱は、彼女が自主練上がりである事を考慮しても尚驚いてしまう程滾っているのだ。
即ち私が食べやすいよう程好く熱の通った、雄に媚びる為だけの肉体。
下卑で爛れた欲望を体現するかのような眼前の光景に、思わず唾液が湧き出してしまう。
その上エレンは腰を浮かせて膝立ちになり、じゅくじゅくと溢れ出る粘液を塗りたくるかのように肉棹と花弁を擦り合わせているのだ。
ふぅ、はぁ、と甘い吐息が鼻腔を擽り、痺れるような快感がじわじわと脊髄を登ってくる。
欲しくて、欲しくて欲しくて堪らない──そんな直截的な欲望を必死に押し殺しながら行う懸命な愛撫に、私もまた感嘆の溜め息を漏らしてしまう。
「チンポ……コーチのぶっといちんぽ欲しいのぉ……♡だって、だってこんなに勃起してて……先走りもとろとろ流してて……♡ねぇ、もう良いでしょ……♡ゴムなんて要らないから……このまま
とても令嬢が口にするべきではない猥語の連続。
それは、風見エレンと言う一存在が私に信頼以上の感情を抱いている何よりの証左。
誰よりも早く大人であれと望まれ、自らもそう望んだ少女は、抑圧された欲求を満たしてくれる存在を求めていた。
そして何の因果か偶然にも友人としての関係を深めていた私は、いつの間にか彼女にとって親やメイドよりも甘えられる大人となってしまっていたのだ。
故に、捨て置く事は出来ない。
エレンが他者との繋がりを求め、孤高に震える心を癒せるのであれば、大人として男として例えどんな罪を被ろうと躊躇なく彼女の望みに応えるだろう。
その覚悟と欲を肯定するかのように、避妊の類いを一切しないままゆっくりと腰を降ろすエレンを──全身で受け止める。
「ん゛ッ!は、あぁぁ……っ♡」
甘い、鼓膜が蕩けるような甘い声。
叩き付けるようにして肉棒を呑み込んだ肉の隘路は、その狭さのあまりに一息で根元まで咥える事は叶わなかった。
怒張の先端は臍の裏辺りをぞりぞりと擦り上げたようで──性感を焼かれたエレンは軽く気をやってしまったのだ。
残り数センチを受け入れようと跳ねる白い裸体、四肢の震えに合わせて飛び散る水滴、そして未だ未成熟ながらその窮屈さを活かして肉棒を締め殺さんばかりに収縮する肉膣の快感が、絶頂の深さを示す何よりの証拠。
「ぉ、あっ♡これっ、これぇ……♡これが欲しかったの……!」
しかし対面する彼女の瞳には嗜虐の色が宿っていた。
そう、エレンの肢体は確かに令嬢らしい細さが特徴的だが、それでも間違いなくジェットバトルを勝ち抜く為に心身を鍛えるアスリートなのだ。
故に跨がって腰をホールドした状態では生半可な抵抗では振り落とせず──優越感を手にしたからかただでさえ窮屈な肉膣は締め付けを一層強め、何もしない内から射精を急かしてくる。
「お゛、ぉッ♡や、ヤバ……ッ、気持ちイイのが、くふぅっ!?止まんない……っ♡」
絶頂の余韻に震えるエレンが私の首に腕を絡ませ、上半身も密着させる。
白く汚れない肌に玉の汗を浮かべた令嬢の美乳がくにゅりと胸板に触れ、続けて仰け反らせていた首を戻し、躊躇なく唇へ──口腔内部で捏ねていた粘質の唾液を此方に送り込み、銀色の糸を引きながら彼女は囁く。
「ちゅっ、ぢゅぅっ♡ん……コーチ、好きよ……♡」
それは頬に火が着いてしまいそうな程耽美で、蠱惑的な告白。
思わず息を呑んでしまう私にクスリと微笑むと、対面座位で繋がったエレンは淫靡な舞いを始める。
先ずは、軽い前後の動き。
にぢ、と結合部から漏れた淫音に彼女は一瞬令嬢らしい恥じらいの表情を見せるも、絶頂の感覚を逃す事への忌避が大きかったのかやはりゆるゆると腰を振り始めた。
「ぢゅる、んッ……すきぃ……んぢゅッ、じゅりゅぅっ♡好き……♡大好きなの……♡」
一方で、キスの勢いは「ゆるゆる」とは程遠い。
舌へのフェラチオ、とでも例えれば良いのだろうか。
ぴちゅ、ぬちゅ、と丹念に唾液の泡を潰して回る、あたかも私の舌が肉棒であるかのような奉仕。
これから貪る肉体に報酬の先払いをするように、エレンは私の舌を甲斐甲斐しく愛撫する。
「コーチは、これが好きなのよね……♡こうやって、ぁ、あっ♡腰をぐりぐりぃって、んッ、ぅあッ♡押し付けるの……っ♡もっと、もっともっとしてあげる……♡」
前へ、後ろへ。
右へ、左へ。
前後から、円に。
そして円から、上下に。
段々とグラインドがピストンに変化していく。
上から下へと遠慮なく鼠径部を打ち付ける動きは、まるでジムのロデオマシンを乗りこなしているかのようだ。
それは見た目より肉の詰まった臀部が振り下ろされる度に訪れる、柔らかな打擲。
ぱつん、と響く快感の重さは射精を誘ってやまず、折り重なった膣襞は肉棹を先端から根元までぴっちりと吸着して剥がれない。
挙げ句にただ挿入しているだけでも蠕動しながら熱とぬめりを与えてくれる肉穴が上下に棹を刮いでくれるのだから、苦悶に近い呻き声を漏らしてしまうのも仕方ない話だった。
「ふっ、んぅ♡あはっ……♡汗だくで、キスしながらえっちなんて……♡ホント、変態……♡その上、んっはぁ……っ♡もう2発も出した後だって言うのに、何よこれ……全然柔らかくならないし……っ♡変態、変態、へんたい……っ♡」
先程と同様に搾り取られてしまう、と言う確信があった。
違いは吐き出す先が口腔か肉筒か、ただそれだけ。
にも関わらず愚かしいまでに膨れ上がった私の肉棒はエレンが淫らな舞踏を踊る為に使われ、一方的に貪られる快楽を喜びすらしている。
要するに、彼是と言い訳をしても結局のところ私は肉欲に負けただけ──それでも、声音も視線もすっかり蕩けてしまったエレンに見詰められながら「変態」と囁かれる度脊髄をびりびりと痺れさせてしまう自分を誤魔化せない。
最後に残った理性が彼女を止めようと尻肉を掴んでも鍛え上げられた下半身は容易く跳ね除け、一心不乱に振り下ろされる膣肉が加虐と被虐を同時に満たす。
「良いわ……っ♡出しなさいよ……ッ♡ほら、ほらっ♡KAZAMIの令嬢に腰振られて、中出しっ♡種付け、するのっ♡どろどろのザーメン、アタシの中にぜぇんぶ……吐き出しなさい……っ♡全部ぅ……♡」
これは。
これは、駄目だ。
シロップをたっぷりまぶした命令に逆らえない。
爪先から髪の毛の1本、声帯の振動に至るまで射精を誘う淫魔と化した令嬢によって、生成された汚液が輸精管を駆け上がり始めるのが分かる。
そして何とか先延ばしにしようと唇を離したのも、彼女にとっては想定通りか。
ピストンが大胆な、トドメを刺す為の重々しいものへと変わる。
肉襞はこれでもかと肉茎を啜り、ねぶり、頂点へと昇り詰めていく。
逃げる意思を、手段を奪われ──無理矢理絶頂に引き上げられた。
「あ゙っ!?ん!ぃ゛、ぅ゛──────ッ♡♡♡」
思考が、焼ける。
間欠泉のように、濃厚な汚濁が噴き出す。
3度目だと言うのに、令嬢に奉仕される危険な悦楽が脳細胞と精液を勢い良く弾けさせる。
それは数値化出来ない、気絶しかねない程の多幸感。
どくっどくっ、と陰嚢に詰まった精子という精子をぶちまけ、まだ熟しきっていない少女に種を撒く、征服と敗北を同時に感じさせる喜悦。
例えストローか何かで直接吸われたとしてもこうはならないと確信させる、至福の絶頂だった。
「ふーっ……♡ふーっ……♡ぅ……っ、はぁぁ……すっご……♡」
拠り所を求めてしがみつき、とろんとした目で私を捉えるエレンもまた至福の中にあった。
2ヶ月しかない彼女の性経験の中でも、特に大きい波なのだろう。
未だに肉棒を絞る膣肉と、硬直している時間の長さがそれを如実に物語っている。
其処に感じるのは、底の見えない満足感。
KAZAMIの令嬢を、「あの」風見エレンを完全に自ら腰を振らせ、避妊もせず容赦なく種付けした事で占有感が背筋をぞくぞくさせる。
世界の何処を見ても、これ以上に男を昂らせる現実は存在するまい──それこそ3度射精した上でまだ熱が冷めず、連動して肉棒も蕩けきった膣肉の中で元の硬度に戻ってしまう程度には。
だが、私が主導で絶頂へ導かれるのと、自分のリズムで果てるのでは消耗した体力に差があるのか。
或いはアスリートである彼女にはこの程度関係ないのか、
絶頂の余韻から脱したエレンはぴったりと重ねていた上半身を離し、首に回していた両手をまろやかな腹部に這わせた。
「孕んじゃうかも……」
聞き捨てならない言葉に明滅していた思考が浮き上がるが、思わず下腹部を見てしまった私に金糸の令嬢はただ妖艶に微笑むのみ。
つまりは、そう。
彼女にとってはまだ一皿食べ終えただけに過ぎず、言外に次の皿を欲しているに他ならない。
そして耳許に口を寄せたエレンは「コーチ」と囁く。
「もう……アンタのせいで、全身ベタベタじゃない……」
汗に濡れた肢体を、肉棒を咥えたままの膣肉をこれ見よがしに晒け出し。
桜色の唇が、ゆっくりと破滅的な誘惑を紡ぐ。
──続きはシャワーで、するわよね?
耳を擽る甘い吐息と次なる快楽の予兆に肩を跳ねさせてしまった私を、紅玉の瞳は愉しげに射止めていた。
むわぁ、と。
2人で入るには些か窮屈な狭さと熱気で満たされたシャワールームは、まるでサウナのようだった。
肌に纏わり付いてくる湿った空気は単なる水蒸気以上に湿っていて、不愉快極まりない。
しかし私はそんな空間から逃れようともせず、ふつふつと沸き上がってくる苛立ちを溜め込んでおり──いきり立つ肉棒へと変換していく。
今や湯水でも流しきれない淫臭が鼻孔を撫でる度に肉棒はびくんと脈打ってそのグロテスクな筋を浮き上がらせ、亀頭も赤黒く膨らむのだ。
きっと彼女との爛れた逢瀬を続ける限り、この愚かしい肉棹が萎びる事もないのだろう。
「んっ……熱くて、火傷しちゃいそう……♡」
そして淫臭の主──風見エレンは3度跪き、両手でかき集めた果肉で私の肉棒を挟み込んでいた。
とは言え、彼女の小ぶりな乳房ではおぞましい位に膨れ上がった棹を完全に包み込むのは不可能であり、筋や亀頭は露出してしまっている。
だが、本質は其処ではない。
例え棹を覆いきれずとも成長途中にあるエレンの乳肉はぷるぷるとした弾力に満ちており、入念な肌ケアの成果もあってか挟んだだけでも凄まじい性感を伝えてくる。
果肉が触れる部位は柔らかさと温もりに包まれ、正に至福。
それだけではない。
今はこうして胸淫に耽っているが、元来の彼女は学習意欲の高い若者であり────
「入華やみちるはアタシよりずっと大きいけど……『こんな事』は出来ないでしょ?アンタの勃起チンポを胸で扱くとか、能天気なお子様には到底思い付かないもの……♡ふふ、アタシだけよ?コーチにパイズリしてあげられるの……♡」
この2ヶ月で、雄を絶頂させる事に特化した技術を会得している。
エレンの体内に秘められ続け、そして今突き出した桜色の唇からんれぇ、と垂らされる唾液を塗布した林檎のような美乳。
エレンは両手を使って左右からそれを圧迫し──そのまま激しい上下運動を開始した。
擦られていると言うより、胸を性器に見立てた圧搾。
或いは雌の欲求を露にした、凄まじいまでの攻勢。
「ふっ、ふっ、ん、っは♡擦るだけで、先走りがどんどん出てきてるわよ……♡ぐっちゃぐっちゃって、いやらしい……♡ふふ……アンタは大人なんだから、っあん♡ちょっとくらい、耐えてみなさいよっ♡」
更に敢えて左右のリズムをずらした、不規則な責めへ。
右の柔肉に跳ね飛ばされ、左の柔肉に受け止められたかと思えばまた右へ。
たちゅっ、たちゅっ、と重みの少ない淫音が響く度に肉棒は弾かれ、強烈な刺激に翻弄される。
コーチとして、大人として此処まで良いようにされてしまうのは悔しいが──されど、こうなってしまってはどうしようもない。
搾り出されようとする快感を堪える為、歯を食い縛りながら呻く程度しか儘ならない。
未だかつて体験した事のない、技巧に特化した胸淫だ。
ただ大きくだらしない駄肉をぶら下げているだけでは絶対に習得出来ない、風見エレンだからこそ可能な快楽責めなのだ。
故に背筋を反らしながら悶える私の顔は、彼女の喜色満面な小悪魔微笑にニヤニヤと見上げられてしまっている。
こんな状況でどんな反撃を試みようと、エレンには負け犬の遠吠えとしか聞こえないだろう。
「ちゅっ、ちゅ、じゅっ♡大人の男って言ったって、あはっ♡ちょっと胸で扱いてやればビクビク震えるだけの情けないオスじゃない♡ほら、ほらほらっ、早く『指導』しないとアタシが全部搾り取っちゃうわよ……っ♡」
恐らくは私が予想していたよりも更に数倍、性に対して貪欲だったのだ。
現にエレンは私の下腹に熱烈なキスを落としながら、欲求を口に出していた。
敢えて「指導」を持ち出してコーチと生徒の関係を再確認させ、淫らな行為に耽っている事をこれでもかと自覚させてくる。
そうして最後は美麗な顎のラインを持ち上げ、あの紅玉の視線を真っ直ぐにぶつけてくる。
教えた訳でもないのに何処で学んだのか知らないが、蜂蜜をまぶした淫語を交えて──トドメとばかりに、左右からぎゅっと肉棒を揉み潰す。
「はい、時間切れぇ……っ♡精子、出しなさい……っ♡」
それは肉棒どころか全身がマットに押し潰されてしまったかのような、唐突で重たい一撃。
肺の酸素を纏めて消し飛ばす息苦しさに呼吸が詰まり、腰の裏から火花が飛び散り──少女の華奢な肩を掴みながら、精を放ってしまった。
蒸し暑いシャワールームで。
みっともなく仰け反りながら。
びゅく、びゅく、と鈍い射精音を立てて。
されも上下に動きは止まらず、少女の美乳は汚濁に汚されながら精をねだり続ける。
気持ちイイ?気持ちイイでしょ?──そんな言葉が聞こえてきそうな程嗜虐的な表情を浮かべて、迸った精液をべったりと喉元に貼り付かせて。
「こんなんじゃ、終わらないわよね……♡」
何もかも見透かされている。
1週間の間、自慰はおろか勃起すらしないように細心の注意を払ってきた。
それも入華やみちるのようなグラマラスな女性がいるにも関わらず、だ。
漸くこの戒め解放されたのだから、滾らない筈がないだろう。
そしてほんの数回射精した程度で解消しきれる程欲望が浅くない事も彼女は把握しているに違いない。
現に、胸淫奉仕を受けたでも私の肉棒は火傷してしまいそうな熱を放ち、相変わらず恐ろしい位に反り返っている。
全部分かってやっているのだ。
もし本当に妊娠してしまったらとか、もし私が堪えられなくなってこの時間以外に襲ってしまったらとか、そんな倫理観の限界ギリギリを楽しんでいる。
後先考えない目先の欲求に、風見エレンともあろう者が囚われてしまっている────
「次はこっちに、出しなさい……ううん、アタシの
しかし彼女にとっては私の葛藤などどうでも良いのだろう。
シャワールームの壁に両手を突き、私に対して臀部を突き出していた。
KIRISHIMAでも特にエレンがライバル視している入華に比べればそこまで厚みのない、まろかな臀部。
個室を満たす熱気によって色付いた、少女の尻肉。
当然ながら衣服の類いなど一切身に付けておらず、生まれたままの姿で蜜を垂れ流す花弁を開きながらゆらゆらと左右に腰を揺らしている。
あまりの生意気さに肉棒で白い尻肉をぺちん、と叩いてみるも次から次へと溢れる先走りが蛞蝓の這ったような痕を残すだけで、仕置きの1つにもなりはしなかった。
「ん、ぁっ!ふふ、それで焦らしてるつもりかしら……?」
そうして嘲笑うような視線を向ける彼女の口から漏れるのは、とても16歳のそれとは思えない婀娜で熱っぽい吐息。
何を言わずとも自分から進んで尻を振り、雄の欲望を煽り立てる様は熟練の娼婦だ。
この仕草をほんの僅かでも市位の人々に──例えばジェットバトルの観戦に来た客に見せてしまったら、それはもう酷い事になるに違いない。
幾ら大富豪でアスリートだからと言って、彼女自身は小柄で非力な少女なのだ。
ワダツミの治安の良さなど嘘のように理性の箍が外れた男に襲われてしまう結末は想像に難くなかった。
故にこそ、独占する必要がある。
他の雄にうっかり媚びてしまわないように、強気のあまり社交界の肥え太った下郎を苛つかせてしまわないように──辛抱堪らないと言った感じで脈動する肉棒を握り、先程の対面座位の影響でまだ完全には閉じていない花弁に亀頭を密着させた。
後はこれを押し込むだけ。
──これまでの意趣返しに、暫くの間焦らしてやろうか
ふと、そんな考えが頭を過る。
今はまだ強気を崩していないが、先程のように敢えて焦らし続けると彼女はそれはもう良い声で啼くのだから。
目尻に涙を浮かべ、裂け目を肉棒に擦り付けて必死に挿入をねだる姿はそれだけで大変そそるものがある。
が、しかしエレンは膣口の微細な動きだけで巧みに肉棒を誘い──ぬぷぷ、と腰がもっていかれてしまう。
「──ぁ、っは……♡き、たぁ……♡」
1度既に交わった事である程度解れていたとは言え、熟しきっていないエレンの膣肉は信じられない位締め付けが良い。
2ヶ月も私のそれで広げれられれば多少は緩くなるかとも思っていたのだが、変わらぬ窮屈さと襞の密着具合でみちみちと密着して奉仕してくれる。
彼女の強気が肉体にも表れていると言うべきか、はたまた天性の名器の持ち主と称賛すべきか──どちらにせよ、雄を愉しませる事に特化した極上の雌膣であるのは違いなく、私は肉棒を奥まで押し込んでいった。
「あッ♡あぁぁッ、か、かたぁいッ……♡カチカチのチンポ、奥まで入ってくるぅぅ……っ!」
上下半身を突き上げ、目一杯迎え入れようとするエレン。
その表情には相変わらず優越感に満ちた微笑が浮かんでいる。
これまで好き放題に出来たのだから、最早自分の優位は揺るがないと確信したのだろう──令嬢らしい傲慢さを隠そうともせず、自ら尻肉を押し付けて肉棒を奥へ奥へと導く。
泡立った挿入音にわざとらしい媚びた矯声も欠かさず、彼女は自身に備わった才覚を存分に活かして、此方を煽っていた。
しかし────
「っお゛!?」
所詮は虚勢。
こうやって強気である時ほど内心では怯える少女だと知っているのだから、軽く腰を突き出してやればそれだけで彼女の全身を痙攣が伝う。
そのままゆっくりと腰を振ればツインテールが、厚みは無くとも全身のバランスから官能を誘う尻肉が弾むのが何とも堪らない。
膣肉も断続的に軽い絶頂を迎え続けているのか、締め付けが強くなったり弱まったりを繰り返していた。
「あっ!っふ、おぉぉぉおぉ……っ♡」
ずるぅ、と。
腰を引くと、エレンの高い悲鳴がシャワールームに木霊する。
その切実さを証明するかのように吸い付いてくる媚肉は力が強く、単に腰を動かすだけではなく体全体を動かさねば引き摺り出す事すら叶わない。
故に、16の少女には凶器にすら成り得る雁首のエラは追い縋ってくる襞をぞりぞりと抉り、暴力的に思える程強引に引き剥がしていく。
そうして殆ど先端だけが花弁に埋まっている状態まで後退し、ぜいぜいと息を吐くのだ。
何とか深呼吸をしようと試みるが、ばくばくと脈打つ心臓はクールダウンを許してくれない。
「もっと……もっともっと、いっぱい突いてぇ……♡」
鼓膜に響く破滅的な媚声が、倫理観も、何もかも滅茶苦茶な事を自覚させる。
どうしようもなく破滅的で、爛れた関係なのだ。
彼女が並々ならぬ努力で積み上げてきた成果を自らの手で崩そうとしている事も、そうしなければ自分らしさを出せずにいる事も、結果として此処まで淫らに咲いてしまった事も。
何もかも異常で、道徳に背いているのに──こんなにも心地好い。
「──ぁんっ、くふ……っ!」
深く息を吸って、再び腰を突き出す。
窮屈で、熱が籠っていて──そして、何より私を必要とする少女の肉壺へ。
必要とされる事が快感として、脳髄を焼き尽くす。
水蒸気で滑る壁に両手を突き、肩で息をするエレンも。
小ぶりな果実をふるふると揺らし、震える両脚で何とか床を踏み締めるエレンも。
最早彼女の何もかもが気持ち良く、愛おしい。
こうも淫らな華を咲かせた彼女をもっと咲かせてみたいと、今まで以上に興奮が高まっていく。
「ぅあっ♡あんッ♡あんッあんッあんッ!イイっ、イイわっ♡かたぁいっ♡コーチのがちがちおちんぽ気持ちイイのぉっ♡っあぁぁあぁッ!?そこっ、そこ突いてっ♡もっと、もっといっぱい突いてぇっ!」
年齢故かあっという間に浅めの位置まで降りてきた子宮口を抉らんばかりに肉棒を突き刺し、引き抜く──その動きをひたすらに繰り返す。
勿論シャワールーム外など全く気にしていないから、ぬぢゃっ、ぐちゃっ、と粘り気の多い水音も相応に大きくなる。
大人の女たらんとする彼女にとって好き放題にされるのは心底悔しいのだろう、エレンは艶やかな唇を結んで喘ぎを抑えようとするが──あまりにも可愛らしく、寧ろピストンを速めてしまう。
柔らかな肉が掻き分けられる度、少女の喉がはしたない悲鳴を上げる。
「んッ、お゛ぉぉっ……♡ダメ♡これダメぇ……っ♡お、奥っ、奥っ、おぐぅぅっ……♡そんなにずんずん突き上げられたらっ、あッ、あお゛ッ♡アタシイっちゃう、イっちゃうのっ……♡」
されど、快感は彼女だけのものではない。
粘液だけを纏った肉棒のあちこちを責めてくる肉襞はあたかも無数の触手に群がられているかのようで、瞬く間に射精欲求を高められていく。
幾度よ大量の汚濁をぶちまけたのに睾丸は絶えず新しい精子を作り続け、輸精管へと送り込む。
限界は既に目の前で、どちらが先に達するか互いを刺激し続けるチキンレースだ。
だったら────
「あ、はぁっ♡あぁんっ!つくろ……っ?アタシとコーチの、赤ちゃん……♡んぉ゛っ♡ぃぅッ、ね、イイでしょ……?イイわよね……っ♡アタシ、ちゃんと育てる、からぁっ♡あ゛っ、あ゛っ、んぅっ、あは──ひぅ゛ッ!?」
突如としてツインテールが跳ね、破滅的な未来を奏でる矯声に濁りが混じった。
原因はただ1つ──比喩表現を抜きにして亀頭を子宮口まで捩じ込み、ぴったりと鈴口を押し当てたからだ。
孕まされてしまう、ハメ殺されてしまうと言う確信が本能的に悲鳴を上げさせたのだ。
だが、一瞬過った怯えの表情が最高にそそる。
何時だがエレンの付き人が言っていたが──怯えたり慌てたりしている時の彼女が、一番可愛らしい。
「っく、ぉ゛……!?ま、待っれ、それ、それ今されたら────」
待たない。
そう、この先を見てみたいのだ。
令嬢としての風見エレンが壊れる様を。
壊れて、壊して、自分達の関係が新たなものに生まれ変わる瞬間を。
きっとエレンはこれまで以上に淫らで可憐な花を咲かせるだろう。
それはきっと彼女にとっても幸福な事なのであって──トドメに、下腹部に潜り込ませた手をぐっと押し込む。
「お゛ぉぉッ!?ぁ゛ッ♡いっ……ぃぐッ♡これ、いぐッ……っぁあぁあああッ♡♡♡」
子宮を刺激して、排卵を促進するような──実際に効果などあるのか知らないがそう言う意図を以ての圧迫に、エレンの全身が激しく痙攣する。
そんな彼女を背後から抱きすくめたまま、私は魂ごと流れ出るような吐精を繰り返した。
何度も何度も、子宮を塗り潰すかのように。
きゅるる、と引き締まった媚肉は絶え間なく蠢き、痺れるような射精をサポートしてくれる。
「ぉ゛ッ、お゛……♡来て……る……ッ、せーし、んぉッ……♡びゅるびゅるって……ぉッ……♡また、……ッぐ……♡」
そうして、がっしりとエレンの腰を掴んだまま。
ただ互いの繁殖欲を満たすだけの絶頂を堪能して。
暫しの間、余韻に浸って。
「ちょっと、何ボーッとしてるのよ!」
自主練の疲れなど微塵も感じさせない、普段通りの強気で快活な声に目線を上げる。
貼り付いた汗や汚濁を流し終えたエレンは、これまた普段通りのお嬢様らしいビショップスリーブのワンピースに身を包んでおり──こうなってしまえば、情事の痕跡など欠片も見当たらない。
頭のてっぺんから爪先まで、完全にKAZAMI SEA TECの風見エレンだ。
「散々ヤりまくったせいでもう時間がないんだから、さっさとこっちに来なさいよ!」
言われるがまま彼女の眼前まで歩み寄ると、エレンはその手に持ったネクタイをワイシャツの襟の下で一周させ、器用にもそのまま結び始める。
そう、爛れた逢瀬の締め括りとして私のネクタイを結ぶのが合図となっているのだ。
だからこの帯が小綺麗な形を取り戻してしまえば、来週の同じ時間帯まで情事についてはお互い一切口にしない。
普段通りKIRISHIMAの冴えないコーチとKAZAMIの令嬢として、切磋琢磨し合う「いつもの」間柄へと回帰する。
関係の維持には必要な割り切りだ。
そんな事を考えている間にもエレンはネクタイを結び終え、細い指を駆使して結び目を整える段階まで来ていて。
「ねぇ」
普段とは違う、不意な呼び掛けに意識が返ってきた。
その瞬間──頬に触れる、柔らかな感触。
「んっ……♡」
キス。
これは、キスだ。
そう気付いた時にはネクタイがキュッと締まり、少女はふわりと甘やかな香りを漂わせながら身を離していた。
そしてスカートの端をちょんと摘まんで、見事なまでのカーテシー──否、妖麗にたくしあげて黒のショーツを見せ付ける。
未だ閉じきらない膣口から零れた精液と愛液でぐっしょりと濡れる、卑猥な布切れを。
「明日も、この場所で待ってなさい」
成る程。
そう、来るのか。
「役員会議が終わった後時間があるのよ……後は、分かるでしょ?」
傲慢さの中にいつの間にか小狡い部分まで身に付けて、求めるスリルは遂に彼女の中で一線を越えたのだ。
つまりこれからはもっと過激で、もっと淫靡な逢瀬が繰り返されるのは確実で、くるりと身を翻して歩き出す少女を見送る私の脳内は既にどうやって明日の予定を空けるかしか考えていなかった。
そして、それは彼女も同じ筈で────
「あぁ、明日が楽しみ……♡」
何億匹もの精子が泳ぐ下腹を撫でるエレンの表情は、色を知らぬ少女から淫婦のそれへと変わっていた。