一次に転用も出来そうにないのでここにぶん投げます。
「ほら、片付かないから早く食べてしまいなよ」
目の前の少女に用意された食事……恐らくは、食べなれた味がするだろう炒飯を前に、軽くため息をつく。
いただきます、と手を合わせてスプーンを手に取り、盛りつけられた皿の上で湯気を立てて盛りつけられたそれを掬って咀嚼する。
微妙にべちゃっとした、美味いとも不味いとも言えない味。もう、食べられないと思っていた、死んだ母の手料理の味。
それが完全に再現されている。
「味はどうだい。……記憶にあるとおりに作れたとは思うし、間違いはないと思うのだけど。
いや、どうしても慣れない、と言うのはのはわかるよ。ボクも正直なところ、完全に今の状況を受け入れているとも言い難いしね。
それとも……その、やっぱり迷惑だったかい?」
……二宮飛鳥。それが目の前の少女の名前だ。
確か中学生くらいの年齢だったはずだ。俺は結婚はしていないが、娘がいればこれぐらいの年になるのだろうか。
妙に気取ったような喋り方をしているのは……キャラ作り、という奴なのだろうか。
たしか、前に動画だか、テレビだか……で、見た時も、こんな感じの話し方だった気がする。
「いや、まあ、味のほうは普通かな。それは、何というか……そっちこそいいのか。せっかくの休みなのにこんなところにいて。
忙しいんだろう、その……アイドル活動」
皿の上の炒飯をスプーンですくい、咀嚼し、グラスの中の水で流し込みながら
言葉を濁しながら返答する俺の言葉に、飛鳥は少しだけ寂しげに笑う。
「普通、か。いつもの――いや、昔の通りの反応だ。上手くはいったらしいね。その反応にも何か懐かしさを覚えてしまうな」
俺のものよりかなり小さい皿に盛られた炒飯を口にして、確かに普通だな、と呟いて……いや、味見してなかったのか。
「それと、あまり突き放すような物言いには傷つくよ。やはりどうしても気にはなってしまうんだ、キミの事は」
そう言って、飛鳥は隣の椅子に座り、こちらの顔を覗き込む様に身を乗り出してくる。
つけているエクステが揺れる。今日の色は、黄色。
もし、同じとはいわずも、近い年頃だったなら……まあ、思春期らしい勘違いでもしてしまうのだろうくらいには、整った容姿と仕草だ。
伊達に現役の人気アイドルをやっているわけではないという事か。
「いや、放っておいてくれても……構わないんだが……なあ」
「そういう台詞は、家の掃除とか、ちゃんと自分できるようになってから言ってくれるかな。
まあ、かくいうボクも、この記憶が蘇ってくるまでは、人の事を言えた義理でもなかったのだけどね。
今の人生では、料理だって、そこまで得意というわけではなかったんだよ」
なにせ、ブロック栄養食で済ませる事が多かったぐらいだからね、と自嘲するようにつぶやく。
……まあ、妙に気取ったような言い回しは飛鳥の一種のポーズだろう。これにも慣れてはきた。
しかし……記憶に今の人生、か。一体どうしてこんなことになってしまったのか……とは何度も思ったことだ。
手持無沙汰になった片手で頬を書きながら、ぼやいてしまう。
「いや……今更、疑ってるわけじゃないんだが……その、お前が」
「ああ、ここまで状況証拠が揃ってしまえばお手上げだろうね。どうやらキミは間違いなく、前世のボクの息子って事になるらしい。
……生まれ変わりか。こんなお年頃だからね。
よくそういった類の空想に浸った事もあったけれど、それが現実になると何とも言えない気分だね」
「…………」
言葉が出なくなる。二宮飛鳥は、亡くなった母の生まれ変わりである。
何度そう言われても、いまいち実感がわかないというのが本音だったからだ。
しかし、この少女……飛鳥が、亡くなった母でしか知りえないことを知っていたり、今食べている炒飯のように、母の味を再現できるというのも、事実。
家の掃除をするときも、間取りを知り尽くし、どこに何があるかわかっている様に、動きに迷いが全くないし、彼女が言うように、否定できる材料がほとんどない。
「まあ、暫くは前世の母親として、こうやって暇なときに世話を焼かせてもらえないかな。年下の女の子に母親面されるのは気に食わないかもしれないけど。
前世から引きずっている感情が、どうにも厄介でね。今生きているキミがちゃんとやっていけるのか、というのが気になってしまうんだ。
キミが彼女でも作れば、安心できるんだけどね。誰かいい相手とか、いないのかい?」
「……そんな相手がいれば苦労しない。……と言うか、そっち方面はもう9割諦めてる」
「何となく、だけどそうじゃないかとは思っていたよ」
はあ、と額に手を当てて、呆れたような仕草でやれやれと、大仰に嘆いて見せる飛鳥。
しかし気のせいか、何処か声が弾んでいるような気がする。
「ひょっとしたら、孫の顔でも見せてくれれば、キミへの未練というか、心残りもなくなるかもしれないよ?
まあ、本当に都合よく綺麗にこの記憶や感情までなくなってくれるかは、わからないけどね」
「いや、そんなこと言われてもな……」
口調も性格も「前世」とは違うというのに、孫の心配まで年下の少女にされるというのは、なんというか……
妙なプレイでもしているような気分になってくる。
ふと気が付けば、会話の合間に口に運んでいた炒飯が盛られていた皿は、空になっていた。
ごちそうさま、と手を合わせると目ざとく飛鳥が話かけてくる。
「別に焦らせるつもりはないよ。ただ、ちょっと気になっただけだから。
さて、それじゃあ、食事も済んだし、一緒に買い物はどうかな。いや、近所のスーパーだよ。
冷蔵庫の中身、この炒飯で使い切ってしまったからね。明日も休みだし、食材は補充しておかないとね。
それに……形はどうあれ、折角こうして再会できたんだ。たまには二人で出かけてみてもバチは当たらないと思わないかい?」
要は買い出しに付き合ってくれって事か。
荷物持ちもいるだろうし……まあ、それ自体は構わないのだが。
「いや、バレたらどうするんだよ、お前結構な人気アイドルだし……顔割れてるだろ」
「大丈夫、変装していくし、この辺りは言っては何だが田舎町だ。人通りも少ない。万が一見つかっても、何とかなるさ。
そもそも、ボクは今、中学生だ。堂々としていれば、周りは勝手に親娘とか親戚とか思ってくれるものだよ」
「いや、それはまあ……そうかもしれないが、別に俺だけでも……ああ、それとあそこ、何年か前に潰れたぞ」
何というか、今日は特に押しが強いな、とたじろいでいると、飛鳥は近所のスーパーがなくなっていた事に感慨深げにはあ、とため息をついていた。
「あそこも無くなってしまったんだね……当然と言えば当然かもしれないけど、時間の流れを感じるよ。
よし、じゃあ少し遠いけど駅のテナントに入っている方のスーパーにしようか。
あっちのほうは、ここに来るときにまだ営業しているのを確認しているからね。
車を出してくれるかい?何せ今のボクは未成年だし、免許も持っていないからね。自分で運転するわけにも行かないんだ」
俺が一人で買い物に行く、という提案はスルーされた……
こめかみを指で叩き、何か飛鳥を翻意させるような案がないかと考えるが、上手い言い回しが思いつない。
「いや……だから……ああ、もう……わかった、わかったよ」
「現役の美少女アイドルと出かけられるんだ、将来のデートの予行演習だとでも思いなよ。ほら、早く行こう。時間が勿体無い」
諦めた俺に、冗談めかしてそう言うと、飛鳥は立ち上がると俺の手を取って、引っ張るようにして歩き出す。
そのままぎゅっと腕を絡めて、ぴったりと身体を寄せてくる。
「ふむ、やっぱりキミの方が背は高いね。生まれ変わったんだから、無理もないけれど……ボクは昔より縮んでしまったみたいだね。
まあ、それでも、こうすれば……うん、いい感じだ」
「……なあ、その……あんまりくっつかないでくれるか。いろいろと絵面的に拙い」
二の腕に飛鳥の慎ましくも柔らかなものが押し当てられる感触は、あまりよろしくない感情が沸き上がってくる。
彼女も肉体的には成長期だ、もう女らしい体つきは出来上がってきているのだろう。
仄かに香ってくる甘い体臭も毒だ。彼女をそういう目で見てしまっている、という事に罪悪感が沸き上がってくる。
「おや、これは失敬……少し浮かれすぎたかな、大分前世の記憶に引っ張られてるみたいだ。
今のボクの身体と、キミも大人の男になったって事をすっかり忘れていたよ」
身体を密着させたことで、俺の身体が強張ってしまっている原因に気が付いたのだろう。
そう言う飛鳥の表情はどこか寂しげだった。ただ、絡めた腕は離してはくれないようだ。
「思ったよりコントロールが効かないものだね、頭では必要以上にベタベタするべきじゃないとは分かってはいるんだ。
いろいろと、我慢させてしまっているのはわかっているよ、そういう知識も、蘇っているからね」
「……」
やはり、彼女は母であり、そして同時に別人でもあるのだ。
前世の記憶が蘇ったものの、人格的なベースは今世の、二宮飛鳥のものに見える。
それに、唐突に蘇った母の記憶や感情が混じり合って影響を及ばしてしまった状態が、今の彼女だ。
だらだらと先延ばしにしてしまっているが、今の関係は決して良いものではないという事を、今更ながら思い出させられる。
「ああ、そんな顔をしないでくれ。いいじゃないか、キミとボクは今、こうして生きて顔を合わせることができているんだ。
それに、こんな美少女と一緒にいるんだよ、まあ少しくらい邪な気持ちになってしまうのも、仕方がないさ」
おまけに、飛鳥に気を遣わせてしまった。
正直、罵られてもしかたのないものを向けてしまった、と思うのだが……
「いや、悪い、俺は……」
「言ったろ、キミが謝る事じゃない。
……ああ、そうだ、夕食は何か食べたいものはあるかい?何でもいい、はやめて欲しいけどね」
それ以上は言わせない、とばかりにそう言うと、飛鳥はようやく、腕を離してくれて、家を出て駐車場へと向かう事が出来た。
飛鳥は変装用の帽子を被り、サングラスをかけていたが、特に周りから怪しまれることもなかった……と、思う。
後は車に乗って、一緒に買い出しを済ませるだけだったが、その間の事はどうにも気まずくてよく覚えていない。
とりあえず、夕飯で出されたハンバーグは美味かった、とだけ言っておこう。
◇
「……何か、特に疲れたな、今日は」
夕食を終えると、部屋に戻って、シャワーを浴びてベッドの上に寝転がって一息つく。
飛鳥が家に訪れるのは今日が初めてではない。ただ、芸能活動が忙しいのか、時期は不定期だ。
毎週のように来るときもあれば、一月以上間があくこともある。
だが、今回はいつもより長めに滞在している気がする。
いつもは日帰りなのに、明後日まで泊りがけのつもりできたと告げられた時には驚いたものだ。
飛鳥本人は友人の家に泊まると言ってきたとは言っているが、大丈夫だろうか。
「……やはり、少し距離を置いておいたほうがいいかもな」
彼女の距離が、どうにも近すぎる、というのは少し前から感じていた事だ。
何かと理由をつけてスキンシップを取ろうとしてくるし、自分も流されかけている。
彼女が現役のアイドルでかなりの美少女である、という事も、拙い。
何だかんだで、心地が良いのだ、彼女に世話を焼かれているのは。
前世の記憶のおかげか、何というかこちらのことも知り尽くされたうえで、不快にならない気安い立ち位置と気遣いで、こちらの生活に踏み込んでくる。
それで見てくれはとびきりに良い、というのだから……まあ、悪い気分にはならない。
ここではっきりと突き放しておかないと、もしスキャンダルにでもなった場合、俺が社会的に終わる、という事もあるが……
いつか飛鳥の心と体に取り返しのつかない傷をつけてしまうかもしれない。それは、駄目だ。
「やあ、失礼するよ。少しいいかな」
「ん……ああ、どうぞ」
ノックの音とともに、飛鳥の声がかかる。扉を開けると、顔を上気させた彼女の姿があった。
ベットから起き上がって、出迎えると彼女も風呂から上がったばかりなのか、シャンプーの香りがした。
部屋着なのだろうか、Tシャツとスウェットパンツ。
いつもに比べると、珍しい格好だなと、注視すると、飛鳥はまあ、泊りだから間に合わせにね、と視線に気づいたのか、言い訳のようにつぶやいた。
「すまないね、くつろいでいたところだったんだろう?」
「いや、別にいいけど……どうしたんだ?」
「ちょっとね、聞いておきたいことがあるんだ。隣、いいかい?」
ベットの上に座った俺の隣に腰かけて、飛鳥はこちらの瞳に視線を合わせて、告げた。
「……キミは、ボクの事をどう思っている?
正直なところ、傍迷惑な子供と思われていても仕方がないとは感じているよ。けれどその割には視線が……
ああ……いいや、この聞き方は少し違うな。
あの、さ。ボクの事を女としてみてくれているのかな。その上で――好意を持ってくれているかい?」
「……何をいきなり……それに、お前は……」
「答えてくれ、頼むよ」
有無を言わせぬ口調でそう言われれば、否とは言えない。
「……いや、嫌いだったら、そもそも家に入れてないだろ。ただ……」
「誤魔化しはいいんだ……いや、自分でも何を言っているんだ、とは思うよ。でも正直に答えてくれないかな」
「それは……」
「キミはボクが好きなのかい?それとも、嫌いなのかい?それと……ボクに、欲情しているかい?」
いつになく真剣な表情で、飛鳥はそう尋ねてくる。
視線が、曖昧な言葉で逃げるのは許さない、と告げていた。嘘に逃げるのであれば、幾らでも喰らいついていくとも。
けれど、俺は、逃げた。
「嫌いでは、ない……が、お前の事を、そういった目で見ることは……許されないんだ、わかるだろ」
「……玉虫色の回答だね。ボクを気遣ってくれているのはわかるけどね、それで納得させられると……諦めさせられると思っているのなら、心外だな。
正直に答えて欲しい、って、お願いしたんだけどね」
彼女は俺の言葉を聞いて、皮肉気な笑みを浮かべて、俺の鼻先に細い指を突き付けた。
「ただ、それはボクの事をしっかり女として見てくれていると自白しているようなものさ。
……じっくりとアプローチした甲斐は、あったってことかな……」
それにね、と言葉を切って、ゆっくりと身体をしなだれかからせてきた。
体重を預けて密着した体は柔らかく、吐息がかかる程、飛鳥の顔が近い。
潤んだ瞳で媚びるように、縋るように見つめてくる。
「ボクはキミが好きだよ。この好意が……前世の母としての記憶に影響されているのは、自分でも分かってる。
それでも、紛れもなくボクの意思で迫っているんだ。
だからいいんだよ、我慢しなくてもさ……キミが溜め込んだ情欲は、全部ボクの身体で受け止めるよ。
……キミも満更でもないんじゃあないか? その証拠にほら、どんどん固くなってきているよ、キミの……『おちんぽ』」
ズボン越しに押し付けられた柔らかい太腿は、確かな熱を帯びていて、興奮で血の巡りが良くなった男の股間のそれを圧迫している。
耳元で囁かれる男性器を卑猥に呼ぶ声は、どこか甘く蕩けるような響きをもっていて、俺の理性も蕩かしそうだ。
「……その好意は、錯覚だ、錯覚なんだよ。お前には、お前の今の人生がある筈だ……
きっと、俺なんかじゃない、ちゃんとした好きな人だっていつかできる」
懇願するように、俺が告げた言葉を飛鳥はふう、とため息をついて……しょうがない子だな、と笑って否定した。
「ボクの気持ちは、さっき告げたよ?
お前、じゃなくて名前で呼んでくれないかな……ああ、飛鳥母さんのほうがいいかな?甘えさせてあげるからさ、溺れなよ」
はっきりと通る声で、二宮飛鳥として、母としても愛していると告げられた。
「いつから……なんだ。少なくとも、最初にあった時は……違ったろう」
少なくとも……初めて会った時は、飛鳥は自分で自分の記憶に戸惑っていた。
自分でも、上手く処理のできない訳の分からない記憶や感情を持て余して、ここまで押しかけて来たのだ。
そんな、好意がどうとかいうような状態ではなかった筈だ。
「ふふ、さあ、いつからだったろうね。
ただ……キミがどういう目でボクの事を見ていたかは、随分前からわかってたよ。
流されちゃいけない、って考えていたのは、ボクもさ。キミだけじゃなかったんだよ。我慢していたのは。
でも、昼間のあれで……はっきりと意識しちゃったんだ。それで、キミもボクをそういった目で見てくれてるなら……もう、いいかな、ってさ」
挑発的な笑みを浮かべて、飛鳥は更に、固くなった男性器に跨る様に、股間を強く押し付けながら
背中に手を回して、ちろり、とこちらの耳たぶを舐めてくと、ぞくりとするような快感が背筋を走る。
飛鳥の表情には今まで見て来たどの飛鳥にもない、女としての艶があった。
「……どうだい、可愛いだろう?
やろうと思えば、ボクはこういう風に、女の子らしい魅力を前面に押し出して振る舞うことも出来るんだよ。
伊達にアイドルとしてのレッスンは積んでいないってわけさ。それに、前世のこういったことの知識もあるからね。
さあ、これでもまだ、拒絶できるのかい?」
見惚れていたことを、見抜かれたのか……挑発しながら、問いかけてくる。
飛鳥は、ふう、と吐息を吹きかけて、頬を舐め上げて来た。
声を絞り出すようにして、懇願するように、呻く。
「やめろ、やめてくれ……飛鳥……!」
制止の言葉など聞くものか、とばかりに
飛鳥は舐め上げた頬に口づけし、耳元で熱を込めて囁いてくる……吐息が耳にかかる度に、頭がくらくらしそうだ。
「飛鳥母さん、だろう?でもやっと名前で呼んでくれたんだね。本気で拒むなら、力づくで跳ねのければいいじゃないか。
この体格差なら然程難しくない筈だよ。それをしないってことは、ボクを離したくない、って心のどこかで思ってるんだよね。
……キミは子供のころから、そうだったよね。玩具とか、食べ物とか、好きな人とか。本当は欲しくて欲しくてしょうがないくせに。
意地を張って突っぱねて……その癖、やっぱり後から手を伸ばしておけばよかったって後悔するんだ」
飛鳥が懐かしそうに、目を細めて、前世の記憶にある俺の子供のころの記憶に思いを馳せながら。
何度も頬や額にキスをしてから舌なめずりする。若く瑞々しい唇の感触が惜しみなく降り注ぐ感覚に、理性がガリガリと削られていく
ぐりぐりと、ズボンを押し上げて固く盛り上がった勃起した肉棒の上で、ぐりぐりと身を捩じらせて股間を擦り付けて。
若々しい雌の身体を、目の前の雄にアピールしてくる。
「いいじゃないか、ボクの事が、欲しいんだよね?
ああ、知ってるよ。前にこの部屋を掃除した時……タンスの裏にボクの写真集を隠しているのを見つけたんだ。
そりゃわかるよ、キミがエロ本とか、どこに隠してるのかなんて……何せ、前世がキミの母親だからね?
そんなに際どいものではなかったけど、水着を撮影した時ものもあるやつだ……ちょうどそのページに開き癖がついてたけど、何に使ったのかな」
……いつの間に、と呆然と口の中で呟くと、飛鳥は淫蕩に、笑って言葉を重ねる。
「いや、責めているわけではないよ、むしろ嬉しかったんだ。
あとは学生服とか、体操服とかの女の子がエッチなことをしてる漫画、とかも別の所に隠してたよね。
今度来るときさ、ボクが今使ってる制服とか体操服とか、持ってきた方がいいかい?
漫画の奴とはデザインはちょっと違うかもしれないけれどね」
親子ほどに年の離れた少女に、己の性癖を暴かれる。その羞恥に顔から火が出そうなほど悶えそうになる。
いいんだよ、と飛鳥は、宥める様に俺の背中に手を回した手で撫でまわしながら、続けた。
「別に責める為、嬲る為にやってるわけじゃない、ただキミの口からはっきりとボクに告げて欲しいんだ。
飛鳥母さんが欲しい、ってさ。そうすれば、ボクをあげるよ。キミの欲望はなんだって、この身体で叶えてあげるからさ。
……ちゃんと口に出して伝えてもらえないと、キミのモノになった気がしないからね」
理性は、ここでやめろと全力で警告している。本能は、目の前の女をと繋がって委ねてしまえと囁いてくる。
「おれ、は……」
「聞こえないよ?言ってごらん、受け止めてあげるから」
緊張で喉が渇いてしょうがない。無理やり唾液を送り込んで飲み込んで、掠れかかった声で、操られるように、選択の結果を告げた。
「飛鳥……母さんが、欲しい。好きだ、必死で自分を誤魔化してたけど……もう……」
「ああ、よく言ってくれたね、ありがとう。ボクも大好きだよ。
これでキミはボクの息子で……恋人だ。ふふふ、何年か後には旦那様になるのかな」
結局、欲望に流されてしまった……いや、随分前から、俺は彼女の虜になっていたのだろう。
嬉しそうに飛鳥が笑うと、こちらの唇を奪い、舌を差し入れてねじ込んでくる。
お互いの唾液を交換し、こちらの舌を根元から舐め上げるような、舌と舌を絡めたディープキス。
仄かに、甘いような味がした。視界いっぱいに広がる飛鳥のこちらに向けた情念のこもった視線に、無我夢中になって唇を吸った。
暫くお互いに唇を貪り続けていたが、名残惜しげに、息継ぎの為に口をはなすと、つう、と唾液が糸を引いて垂れ落ちる。
「はぁ……もう少し楽しみたいところだけど、いい加減キミが辛そうだからね、ボクの股にガッチガチに硬くなったものがずっと当たってるのがわかるよ。
一回抜いて、楽になってしまおうか……さあ、どうして欲しい?手でも、口でもいいよ。飛鳥母さんに教えて欲しいな」
「えっと……じゃあ、飛鳥母さんの、お口で……抜いて欲しい」
年下の少女に、促されるままに、己の欲望を口にしてしまう。
先ほどまで、大人ぶっていながら……みっともなく甘えるように、肉欲を満たして欲しいと。
それが嬉しくて、愛おしくてたまらないとばかりに、ぎゅうと飛鳥が抱きしめてくる腕のに力がこもり、彼女の顔が淫蕩に笑って答える。
「うん、いい子だね。それじゃあお望み通り、ボクのお口でたっぷり可愛がってあげよう。
ほら、ちょっとの我慢だよ。履いているものも、脱いじゃおうか」
飛鳥は、おれに俺を抱きしめ跨っていた状態から腕を解いて、ズボン越しに、ぐりぐりと擦り付けづけていた肉棒の上からどいた。
ベット度の上からも降りて、俺の目の前で跪くようにして。
部屋着代わりに使っていたジャージ、下着に手をかけずりおろして脱がせ、解放されて飛び出て来た固く反り返った肉棒に、愛おしそうに頬ずりする。
「ああ、さっきシャワー浴びたばかりなのに、凄く濃い臭いだね。
念のため言っておくけれど、二宮飛鳥としてしゃぶるチンポはこれが初めてだよ……
ボクの舌に、キミの吐き出したザーメンの味を刻み込んで欲しいな」
そういって、飛鳥はちゅっ、と亀頭に軽くキスをする。柔らかで瑞々しい唇からもたらされる感触は、それだけで気持ちいい。
滲み出ていた先走りの球を、軽く吸い取って飲み込むが、すぐに新しいものが滲んでくる。
そして、大きく口を開き、たっぷりと溜めていた唾液でぬらぬらと光る舌を突き出して、裏筋をべろりと舐め上げた。
……舌で舐めまわされるのが気持ちよすぎて、びくびくと跳ねる竿に細い指を添えて、ソフトクリームを味わう時のように、大きく舌を使って何度も味わいながら、俺に見せつける様にびちゃびちゃと音を立てて。たまらない。最高だ。
「れろぉっ、ぴちゃ、じゅる……ん、しょっぱいな。それに……汗だけじゃないね、これは。
散々焦らされたせいで、凄い濃ゆいものが溜まってるみたいだね。
それにキミのおチンポ、舐める度に、びくびくしてるよ……れろぉっ……こうされるのが、そんなにいいかい?
ぴちゃ、れろおっ、ふふ、可愛いな、こうやってしてあげると、たまらないみたいだね。
ああ、意地悪してごめんよ。もっと気持ちよくしてあげるから……全部、吐き出してくれるかい?」
言い終わると同時に、ちろり、鈴口を舐め上げて、唇を当てて口づけし、一気に奥まで飲み込むように、喉の奥へと迎え入れられた。
暖かくて柔らかい、唾液で満たされたぬめぬめした粘膜に包まれ、包み込まれた感触だけで果てそうになる。
だが、飛鳥はそんなことは許さないという様に、根本を手で締めて堰きとめる。
じっと、男の目に視線を合わせて、見上げる様に肉棒を頬いっぱいに咥えこんだまま見つめてくる。
「あ、飛鳥、かあ、さん……?」
どうせならば、たっぷりと口淫の快楽を味わってから果ててほしい。
飛鳥の唇を見る度にその快楽を思い出して勃起してしまうほど、強烈な快楽を覚え込ませて……
そうやって生まれた愛しい息子で、恋人の欲望は、余さず自分が受け止めるのだ、と、どろどろとした情念が視線で伝わってくる、
「おっ、す…げ……」
ねっとりと彼女は舌を、咥えこんだ肉棒に絡め始めた。ほじくるように、鈴口の先に舌をねじ込んでつつかれて。
竿を唇で締めつけてゆっくりと頭を前後させてしごきながら、じゅう、と音を立てて強く吸い付き、舌の腹の上に竿を乗せて、絡ませる。
裏筋に、カリ首の裏に、亀頭の先端に、丁寧に舌が這わされ、こびりついた汚れをこそぎとるように、執拗に舐められるたびに、快楽でびくびくと竿が反応してしまう。肉棒が、ふやけて蕩けたと錯覚してしまいそうなほどの快感。
「あ、く……」
絡みついてくる舌は、そんな肉棒を決して逃すまいと、攻め立てる動きが止まる事は無い。
また、蕩けた表情で、肉棒にしゃぶりつく飛鳥の姿も、十分に視覚的な興奮を煽る。
飛鳥の口淫を堪能して、惚けた表情を晒した俺の姿が嬉しかったのか、唇で咥えたまま、声をかけてくる、
「ふぅ、むぐ、じゅぷっ……ん、ろうはな、ひもひぃいはい?っぷあ……ボクの、お口は」
「ああ、すげぇ気持ちいい……腰が抜けそうだし、飛鳥母さんが、こんなにエロいだなんて、思わなかったよ」
「そうか、喜んでくれたみたいで、嬉しいね。もうボクのお口はキミ専用だからね。
キミがお願いしてくれるなら、いつだってしゃぶって、出したものは全部飲んであげるから。
だから……楽しんで味わって欲しいな、ボクの。二宮飛鳥のフェラチオを……あ……んむっ、じゅる……っ」
そういうと、飛鳥は再び舌を亀頭に絡め、頬をへこませ、ひょっととこのように吸い付いたまま、激しく頭を前後に動かし始める。
唇を窄めて竿を締め付けられて扱かれながら、先端を喉の奥に擦り付けるようなディープスロート。
敏感になった亀頭が、喉奥の粘膜に触れる度にがくがくと腰が砕けそうになり
縋りつくように、飛鳥の頭を押さえつけてしまうが、それでも必死になって肉棒を貪ろうとする。
それに応えるように、俺もまた、彼女の髪を掴んで、喉奥に突き入れるようにして腰を使う。
「飛鳥、かあさんの、くちのなか、きもちいい……」
際限なく高まっていく快感の中で、飛鳥の視線が、じっと男をそれを覗き込むようにして、訴えかけてくる。
『キミの精液が飲みたい、ボクに飲ませて欲しい』……と、頭の中で、飛鳥の声が聞こえたような気がした。
それを理解した瞬間、押さえつけていた射精への衝動が解き放たれ、暴発する。
「う……あぁああ……く……」
びゅる、どぴゅっ、と勢いよく吐き出される精液を、じゅるじゅると射精に合わせた飛鳥の強烈な吸い付きで、快感を倍加させながら搾りとられていく。
拷問にも近い暴力的な快楽だが、飛鳥に残さず精液を飲ませたい、という征服欲にも似た欲求が、俺にその口淫に身を委ねることを選択させた。
んん、とくぐもった呻き声を漏らしながら……尿道に残った分まで残らず絞り出されるように吸いだされて。
ほじくるように、舌の先で尿道をぐりぐりと舐めとられ続けた。チリチリとした快感が、とまらない。
「…は……あぁぁ……」
肉棒も刺激にひくつくばかりで、もう出せない、となってからは、吸い付きは軽く吸う程度に、舌遣いもいたわるようなものに代わり
がんばったね、と労うようにゆるゆると舐るように舌を肉棒に這わされて、はあ、と吐息が漏れる。
肉棒が蜜壺に漬けられているような……緩やかな快感で、昂りを落ち着かされから、ちゅぽん、と吐き出され、ようやく飛鳥の口淫から解放された。
「……っくぁ、はぁ、はぁ……」
息を整えようと大きく呼吸を繰り返す俺の前で、飛鳥はんあ、とこちらに向けて大きく口を開き、飲まずに口内に貯め込んだ、精液を見せつけてから
ごく、ごくん、とわざと大きな音を立てて、喉を鳴らして嚥下していく。
「んぐ、んくっ、んん……ふふ、やはりキミのは濃ゆかったね。それに舌が馬鹿になりそうなほど臭くて、絡みつくように飲みづらくて。
匂いが喉の奥までこびりついきそうだ……ああ、済まないね。美味しい、って言ってあげたいんだけどね、舌が痺れそうなぐらいえぐい味だ。
……身体の方が慣れてないから、仕方がないか。
少しでも慣れていきたいからね、また飲ませてくれると嬉しいけど……どうだい、キミは気に入ってくれたかな、ボクの口を」
唇の端に垂れてきた白濁色の液体を指で掬って舐めとって、ん、と少し顔をしかめた後……妖艶に微笑みかけられる。
その姿にまた劣情を煽られるが、さすがに一度出してしまえばしばらくは勃起しない。
そんな状態で何度も続けて飛鳥の口で搾られたら、いくらなんでも体力が持たないだろう。
「無理させてごめん、ただ腰が抜けるかと思ったくらいに気持ちよかった……ありがとう、飛鳥母さん」
「ふふ、そうかい、それは良かったよ。
……ああ、そういえば、前立腺マッサージまでは、試せなかったかな。
ただあまり最初から飛ばし過ぎると、マンネリになった時が怖いからね。
まあ、ボクはキミを飽きさせるつもりもないけど……まあ、じっくり楽しもうよ」
「うん、飛鳥母さん……ただ、したいのはやまやま何だけど、体の方がついてこないっていうか……」
「あ……確かにこれだけ出したんだから、休まないと辛いかな。添い寝してあげるから、少し寝るかい?」
そういうと、飛鳥はベッドに上がって寝ころんで、おいで、と俺を誘う。
誘われるがままに隣にその隣に寝込むと、体を寄せて来た。
「こうしてると、なんだか子供の頃を思い出すよ。いや、前世の方の話さ。
まだ、キミが幼かった頃は、よく家族一緒に眠ったものだよ」
「昔はそうだったなあ……でも、今と昔じゃ、状況が違う」
「まあ、そうだね、今のボクはキミの年下、中学生で、アイドルだし、肉体的には赤の他人だ、そうでなきゃボクに欲情するなんてことはないしね」
「はっきり言うなあ。そりゃ、その通りだけど。
……ああ、思いっきり道、踏み外しちまったなあ、本当に、いいのかな」
「……ふふ、そうだね。今のボクたちは、親子で、恋人で、将来は夫婦だ。歪な関係なのは否定できないけれど……後悔は、してないよ」
飛鳥が腕を伸ばして、ぎゅっと俺の頭を胸元に抱き寄せてくる。
そのまま胸に顔を埋めさせたまま、ぎゅうと抱きしめてくるものだから、柔らかい感触が心地よい。
「……おっぱい欲しがるような年でもないんだけどな、気持ちいいけど」
「甘やかしてあげるって言ったしね……それとも、成長途上の身体だからね、不満かな?」
「いや……凄い、いい匂いがするし、ずっとこうしてたいってのはあるかなあ」
「……ふぅん? 本当にそれだけかな、ほら、こことかはどうだい?」
飛鳥は悪戯っぽく笑いながら、抱きしめていた俺の頭を開放すると
片手を下腹部に這わせてきて、肉棒の根元辺りを、ほっそりとした指先でさわりと撫で上げる。
そして、掴むと、肉棒の付け根のあたりを親指のはらでぐりぐりと刺激してきた。
絶妙な力加減で弄ばれる、萎えていたそれが、飛鳥の手の中で、少しずつ大きく、力を取り戻していく。
「ちょ、そこは……」
「ふふ、可愛い反応をするじゃないか。さっきあんなに出してもらったのに、もうこんなになってるよ、凄い回復力だね」
「仕方ないだろう、好きな女の子と密着してたら、興奮だってするって」
「好きな女の子か、いや、正直になってくれて何よりだね、明後日まで、じっくりとボクの身体に溺れてもらうよ?」
そう言って、飛鳥は俺の頬に手を当てて、顔を近づけて来ると、ちゅ、と軽く唇を合わせてきた。
ただ、そうした後に、何かに気づき、申し訳なさそうな表情で謝ってくる、
「……あ、すまないね、さっきキミのチンポをたっぷりとしゃぶったばっかりなのに……つい、ね。汚かったかな」
「いや……やばいな、正直に言うと、凄い可愛いって思っちゃった。むしろ、何か……飛鳥母さんが欲しくなってきた」
「うん、疲れてたみたいだし、このまま寝てもしまっても良かったんだけどね……したいかい?」
「うん、せっかくだから……最後まで、したいかな。今度は、本番を」
そう言いながら、俺は飛鳥の体に手を回して抱きしめ返す。
「ふふ、良い子だね、それでは……ボクの処女を貰ってくれるかい?
ボクがキミの物だって証を、この身体に刻み付けてくれ……」
飛鳥は嬉しそうに笑うと耳元で、大好きだよ、と最後に俺の名前を囁いた。
その声に背中を押されて、飛鳥の体の上に覆いかぶさる。
「ああ、キミは本当に素敵だ、早く……来てくれないかい?ほら、ここだよ」
飛鳥は期待に蕩けた雌の表情で、こちらを見つめて、すっかり回復していきりたった肉棒に手を添えて、濡れぼそった割れ目に、導くように押し当てる。
「もう、とろとろになっているのが、わかるだろ?このまま一気に貫いておくれよ……欲しいんだ、キミのモノが」
その表情と言葉だけでまた興奮してしまいそうになるが、どうにか抑えて、肉棒を割れ目にゆっくりと挿入していく。
蜜で濡れぼそった肉をかき分けて、何かがひっかかるような感触を無視して、奥まで挿入する。
飛鳥の女性器は、俺のものを奥まで飲み込んでくれた。ぎちぎちと、膣肉が肉棒を根元まで締め付けてくるようだ。
「くっ……」
「ああ、この痛み……入ってる……キミのものが奥まで届いてるね……嬉しいよ、ようやくひとつになれた」
飛鳥は破瓜の痛みに顔をしかめながらも、歓喜の声を上げて、俺の首に腕を回し、ぎゅっと抱き着いてきた。
「動いていいよ、キミが気持ちよくなれるように……ボクを使って、気持ち良くなって……」
飛鳥の言葉に甘えて、腰を動かし始める。
強い締め付けのおかげで、それだけで達してしまいそうになるが、深呼吸を行い、どうにか抑え込んで
ゆっくりと腰を使い、彼女の膣内を味わう。
「もっと刻み付けてくれ、ボクがキミのものだってね……ああ、感じるよ、固く太いチンポが、ボクのナカをかき回しているのが」
飛鳥は、しがみつくように足を絡めてくる。
そして、自ら股間に力を込めて、肉棒をより強く締め付けてくれた。
ほぐれきっていない膣肉からの強烈な締め付けは、より暖かな膣内の感触を味合わせてくれる。
「もっと、欲望のままにボクを貪ってくれ……正直のところ、痛いし、つらいけど、それ以上にキミを感じたいんだ」
頷いて、飛鳥と抱き合ったまま、肉棒を引き抜き、そして突き入れる。
狭い膣内を押し広げて、かき回す感触は、甘く痺れるような快楽をもたらしてくれる。
少しずつだが、肉棒にまとわりつくような、膣肉の締め付けにも慣れてきて
最初はゆっくりだった動かすだけだった腰の動きも、徐々にペースを上げることができるようになってきた。
「少しづつだけど、慣れて来た……痛みの中に、快感が、きもちいいのが、混じってくるようになってきたよ……」
飛鳥の表情には苦痛の色から、悦楽が混じっていき、次第に蕩けた顔つきになり始めている。
「どうだい?ボクの膣内(ナカ)は……キミを満足させられるかい?」
飛鳥の言葉に、唇を軽く兼ねて答える。
目の前の少女が、どこまでも愛おしくて、情欲も刺激される。
「ふふ……可愛いね、キミは……さっきも言ったのに……んむ、ちゅぅ……♡」
飛鳥の方からも唇を重ねられて、軽く吸い付かれる。
舌を入れるようなキスをしてこなかったのは、先ほど肉棒にしゃぶりついて、口腔で精液を受け止めた遠慮からだろうか。
それでも、興奮が加速して、腰を前後させるペースが速まり、叩きつけるような動きになってきた。
「ああ、怖いくらい、すごく幸せな気分だ……こんなセカイで、いいのかな、本当に」
絶頂が近づいているのか、飛鳥は体を震わせながら、そう呟いた。
俺は、そんな彼女に優しく微笑みかけながら、さらに激しく、彼女を責めたてていく。
始めのころよりは解れてきた、絡みつくような膣肉の締めあげに、じわじわと限界まで追いこまれていく
「ふぁ……あ、あああっ!キミのチンポが膨らんで……射精しそうなのかい?
いいよ、大丈夫な日だから……膣内(ナカ)に、全部吐き出してくれ……!」
その言葉に甘えるようにして、思いっきり腰を叩きつけて、子宮口に押し付ける。
きゅう、と膣内全体が一層強く絡みつき、締め上げて来たような感覚とともに、限界を迎える。
その瞬間、亀頭が膨張して、勢いよく熱い白濁した液体が、膣内に注ぎ込まれた。
「くっ……うぅ……ッ!!」
「ああ、出てる……ボクの膣内(ナカ)に、キミの、熱い……精液が……これで、ボクは、完全にキミの物にされてしまったね……」
飛鳥は、嬉しそうに、微笑みかけてくる。
年頃の少女らしいあどけなさと、淫靡さを備えた表情で、征服欲をくすぐる言葉で、喜んでくれる。
その表情をみると、何倍にも快感が増幅されていくようで、根こそぎ彼女の膣内に搾り取られていくような錯覚を覚える。
ああ……今日何度目になるかわからないが、最高だ。
長い余韻を味わいながら、飛鳥の膣内にたっぷりと注いで、射精が止まってから、ようやく肉棒を引き抜くと、どろりとした精液が溢れ出てくる。
「本当にたくさん出したんだね……ああ、勿体ない……せっかくのキミの赤ちゃんの素なのに」
飛鳥は、溢れ出てきた俺の精液を指先で掬いとって、ペロリと舐めとると、やはり顔をしかめた。
……いや、ついさっき不味いっていってたろ、と思わず笑ってしまう。
「笑わないでくれよ、ちょっと気分が乗ってしまってね、それに、喜んでくれるかなって思ったんだよ」
「……ああ、悪かったよ」
構わないよ別に、と飛鳥は、少し恥ずかしげにしながら、此方を見上げてくる。
「ボクはキミの物になったよね?だったら、ボクの好きなようにもさせてくれてもいいんじゃないかい?」
「……そうだな、それじゃあ、どうしたらいい?」
「うん、じゃあ、もう少し、このまま抱きしめていてくれないかい?……キミの腕の中が一番安心するからね」
言われて、俺はベッドの上の飛鳥の隣に寝転んで、再び抱き合った。
「大好きだよ、ずっと一緒にいようじゃないか、このセカイの果てまで……なんてね」
飛鳥は、照れたような笑顔を浮かべて、そんなことを言ってくる。
その表情を見て、改めて幸せを感じる。そして同時に、これからも、彼女と共に歩むためにも、もっと頑張ろうと、決意を新たにするのだった。
◇
―――それからしばらく後。
「駅まで送ってもらって悪かったね、次にいつ来れる変わらないけど、なるべく時間を作れるようにするよ。
その時は、また連絡するからね……未来の旦那様?」
飛鳥は、悪戯っぽい表情で、そう言って来た。
彼女と結ばれた翌日、事務所のプロデューサーから連絡が入り、急遽、戻らなければならなくなったため、車を出して駅まで送ることなった。
まあ、車を使えば十分もかからない距離だ。
特に問題が起きることなく駅に到着し、助手席に乗せていた彼女を下ろした。
纏めた荷物の入ったバッグを片手に、帽子とサングラスで変装した彼女が、車の開けたウィンドウからしばしの別れを告げてくる。
「ああ、楽しみにしてるよ」
「ふふっ……ああ、それとご飯はちゃんと食べるんだよ、特に、忙しいからって朝は抜かないようにね」
なんというか、母親らしい忠告も忘れない。まあ、仕方がないか。
彼女は母であり……恋人……というやつなのだから、
「わかっているよ、気を付けるさ。ってか、それいうなら、飛鳥もブロックバーで済ませるのもほどほどにしとけよ」
「よろしい、それでいいのさ……うん、そこはまあ、お互い様、ってところかな。
それじゃ……またね」
飛鳥は満足気にうなずいて、此方に手を振ってから、駅の改札へと消えていった。
さあて、それじゃあ、俺も帰るとするかね。
彼女との、次の再会まで、やらなきゃならないことは、山積みだ。
妄想をいざ形にしてみると。コレジャナイ感がでる事ってよくありますよね。