「りく女子プライムメモリー」…それは陸上に青春をかける少女たちを育成する育成シミュレーションゲームである。
そんなゲームがある日突然、アダルトコンテンツを扱う「株式会社HANZA」に運営権を買収されてしまった!
そして大型アップデートが明け、一見普段と変わらないそのゲームの中にはある重大な秘密が隠されていて……?

※実在のゲームおよび団体とは全く関係がありません。

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俺の愛するソシャゲがHANZAに買収されたんだが?〜やめろ!性的描写なんか望んじゃいない!〜

【お知らせ】

平素よりスマートフォン向けゲームアプリ「りく女子プライムメモリー」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

本日を持ちまして「りく女子」は株式会社HANZAによる新体制に完全移行いたしました。

それに伴い以前より予定されていた各種“新要素”を本アップデートより実装いたしました。

ますますパワーアップした「りく女子」を今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

⭐︎★⭐︎

 

一日の労働を終え、一人暮らしのアパートに帰宅した俺は晩飯と洗濯をさっさと済ませた後、ベット周りを快適なリラクゼーション環境に作り替えていた。

 

今日は「りく女子」の一週間にも及ぶ大型アップデートが明けた初日だ。

 

りく女子プライムメモリー…それは陸上に青春をかける少女たちを育成する育成シミュレーションだ。

プレイヤーは陸上の名門校であるリクセン学園のコーチとなって教え子たちを全国大会へ導いていく。

百人百様のコスチュームを身にまとい、命を燃やし走る少女たちの姿は瞬く間に日本中のユーザーの心を鷲掴みにし、超人気ゲームアプリ…いや、もはや一大コンテンツとなったのだ。

俺もそんな、心を奪われた人間の一人である。

 

…本当はこの一週間、気が気ではなかった。

 コンプライアンスに一際砕心していた「りく女子」の運営があのアダルトコンテンツを扱う「HANZA」に変わってしまうと言うのだ。しかもそれと同時に事前告知無しで一週間の大型アップデートによるメンテナンスが発生し、その内容はその一切が伏せられてきた。

当然、ユーザーたちの間でも様々な不安や憶測が囁かれた。その大半が「りく女子」がR-18コンテンツと化してしまうことへの懸念である。

というのもHANZAではアダルトビデオや成人向け書籍などの他に所謂

、“エロゲー”を取り扱っておりその中にはスマホ向けのアプリも含まれているのだ。無論、俺も少なからずお世話にはなっている。

しかし、だからといってこれまで「りく女子」が作り上げてきた強固なコンプライアンスがそう簡単に崩れるとは思えない。

いずれにせよ噂に振り回されることに疲れた俺はここ数日、主な情報源であるSNSや攻略サイトを絶っていた。ただでさえ「りく女子」がプレイできないというストレスに加えて無駄な心労をこれ以上重ねたくなかったからだ。

 

そして今日に至るまで運営の告知はおろかユーザーのリークや予想などの情報は一切頭に入れず、この日を迎えたのだ。

 

逸る気持ちを抑えつつスマホを手に取り、「りく女子」を起動する。

 

『おかえりなさい!コーチ!』

 

ログインするといつも通りの明るい声と共に画面いっぱいに広がる少女の笑顔。

 

檸檬道ナナカ。

 

俺の推しキャラであり、このゲームにおける看板的存在だ。肩にかかるかかからないかくらいのボブカットと曇り一つない澄んだ瞳が特徴的な可愛らしい少女である。

田舎から上京したばかりで方言が抜けず敬語で接しがちというバックグラウンドがどことなく俺と重なりゲームを続けるうちに夢中になっていた。

一日の疲れを吹き飛ばすような朗らかな笑顔と走る時の真剣な表情がどうしようもなく、“刺さる”のだ。

思えば俺が好きでもない仕事を毎日真面目にこなしていられるのもひとえに彼女のおかげかもしれない。

 

俺にとってこの檸檬道ナナカという少女は、ゲームのデータでは割り切れないとても大きな存在になっている。

 

一週間ぶりの彼女の笑顔はこれまでと何一つ変わらない煌びやかな表情だった。

見たところ、UIの方も全く以前と変わった様子がない。ひとまず安堵すると共にそれはそれであの一週間に及ぶメンテナンスは何だったのかという疑念が湧くが…まあ、そんなこと運営からのお便りを見ればすぐにわかることだ。

俺はインフォメーションの一番上にあった“アップデート内容について”という項目をタップした。

 

そのページには次のイベントや新プレイアブルキャラの情報などこれまでもあったような告知が殆どを締めており、特にこれといった変化は見受けられなかった。

 

…ただ一つ、気になる文言といえば対人戦イベントである「王者邂逅」についての変更点だ。

 

「王者邂逅」、それは月一で開かれるイベントであり運営によって指定された競技に応じてコーチは育成した三人のキャラを選出し他のコーチたちと競い合う。

また、予選で勝ち抜いた回数に応じてグループに分けられ最終日に同グループのマッチングによる決勝戦が行われる。その決勝で勝ったチームには豪華な報酬だけでなく優勝したキャラが(何故か)歌ってダンスするハイクオリティな演出が見られるのだ。

…ちなみにこの「王者邂逅」、俺はまだ一度も優勝したことがない。いつもなんとか決勝までは行くのだがそこまで勝ち進んだ他の2チームも当然強く、最終的には圧倒されて終わるのだ。

 

個人的にいい思い出の無い月間イベントの一体何が変わるというのだろう。

 

⭐︎★⭐︎

 

【新要素】

「王者邂逅」の優勝演出に《めすだっち》を追加しました!

 

【“めすだっち”とは?】

「めすだっち」とは優勝したチームのコーチが決勝に参加したすべてのキャラから一人を指名することで発生する特殊演出です。何が起こるかは見てからのお楽しみ!

新生「りく女子」開発チームによる技術の粋を集結させた演出をどうぞご堪能ください。

 

⭐︎★⭐︎

 

「めすだっち」…?

 

おかしな響きのその言葉に首を傾げる。楽曲の名前だろうか?

 

優勝から縁の遠い身ではあるが、何だか無性に気になる。そもそもあの「HANZA」が関わっていそうな新生「りく女子」開発チームとやらを信用していいものだろうか?…いや、でも心なしかアプデ前より3Dモデルが綺麗になっている気がするしな。…んん。

 

そういえば、メンテ前に始まった今月の「王者邂逅」のリザルトをまだ見ていなかった。俺は今回も例の如く決勝まで進んでいる。勝敗に関わらずこの演出は見れるはずだ。

 

…それに、実のところ今回の決勝には自信がある。

 

この「王者邂逅」にはもちろん毎回俺の育てた檸檬道ナナカを出場させているのだが、哀しいことに現対戦環境でプレイキャラとして彼女のTireはそこまで上位に位置するわけではない。

だが、このゲームにおいて強い選手を育成するために何より重要なものは試行回数である。

同じキャラでも育成ごとに異なるステータス、スキルを持った選手に仕上がるこのゲームで俺は睡眠時間を犠牲に環境トップキャラに刺さるデバフスキルの布陣と十分なステータスを両立させた彼女を含む三人のチームを育て上げたのだ。

 

故に今回こそはワンチャン行ける筈…一週間前、そう意気込んで決勝へ臨んだ俺が見たのは事前告知無しのメンテナンス画面だったのだから、たまったもんじゃない。続けて運営会社の件の衝撃でその意気込みごと記憶からすっぽり抜け落ちていたらしい。

 

…まぁでもちょうどいい話だ。ともかく、決勝戦を見れば不可解なアプデの文面も一週間お預けにされた勝敗の結果も分かる訳だし。

俺は改めてスマホの画面に目を落とした。

「めすだっち」とはなんなのか。そして、俺は初の優勝をナナカに捧げることができるのか。諸々の疑問を解決すべくイベントのページを開き、「王者邂逅」の決勝レースを再生する。

 

⭐︎★⭐︎

 

まず最初に同グループ内からランダムで決勝の相手とのマッチングが行われる。

相手チームの編成には2チーム共、環境トップクラスのキャラが並んでいた。想定していた状況とはいえやはり胸の奥がざわつく。

マッチングが終わるといよいよ競技の開始となる。

今回の競技は「中距離走」。「速さ」や「脚力」と言ったステータスの他、「持久力」を舐めていると後半に沈んでしまう最も基本的で奥が深い競技である。

選手たちが続々とスタート地点に並んでいく。フリルが印象的な白と桃色のコスチュームを身にまとった檸檬道ナナカも小さく頷いた後いつもの朗らかな笑顔から真剣な表情へと切り替わった。

各選手、クラウチング姿勢を取るとパァン!という号砲の合図とともに一斉に走り出した。

序盤の駆け引きは大事だ。俺は画面を注視しながらその様子を見守る。

ナナカは中団やや後方に位置しながら集団の中に溶け込んでいる。今のところ順調だ。中盤に差し掛かるところで先頭の選手がペースを乱し始め、その後を追う形で一気に集団はスピードを上げた。そのタイミングを見計らいナナカが仕掛ける。集団が団子状になったところを抜け出して、ついにナナカは一位に躍り出た。

よし……!このままいけば……

と思ったのも束の間。

後方より、もう一つの影が集団を割って出る。そのキャラは実装当初から長い間環境トップの座に君臨する強者だ。

最後の直線、勝負はこの二人による一騎討ちとなった。激しい競り合いの末、僅か一センチの僅差でその勝者は決まった。

 

⭐︎★⭐︎

 

2位。

 

スマホの画面にはデカデカと銀色のその文字が表示されている。なんてことはない、先にゴールしたのは相手チームの選手だったのだ。……惜しかった。あと少しのところで負けてしまったか。

ただ、俺が感じたのは敗北感や虚無感だけではない。少なくとも、環境最強のキャラにうちのナナカが最後まで喰らいついたのだ。その勇姿は間違いなく俺にとって誇るべきものだった。

この悔しさを胸にまた来月に挑もう。

 

気を取り直して俺はイベントのリザルトを閉じた。いつもならばここで優勝キャラによるパフォーマンス演出が半ば強制的に見せられるのだが……画面が切り替わると何やら先程の決勝に出場した選手が横一列に並んでいた。

画面下部には“優勝コーチが「めすだっち」の相手を選択中”と出ている。

どうやらこれから告知にあった「めすだっち」なるものが始まるらしい。……ん、相手?

 

告知の内容をふと思い出す。確かにそこには“すべてのキャラから一人を指名〜”などと書いてあった。それは優勝チームだけでなく他のチームからも選択可能ということだろうか?

 

何とも不可解な仕様だ。わざわざ他のチームのキャラが選ばれるようなことあるわけ__

 

“「めすだっち」の相手は「檸檬道ナナカ」に決定されました”

 

あった。

というか、選ばれたのは俺の檸檬道ナナカだった。

…どういうことだ?せっかくの晴れ舞台に何故、他のチームの選手を?

選択されたナナカも困惑したような表情を浮かべている。そのまま画面は暗転し、ひたすら長くそして静かなロード画面に入った。

一体全体、何が起きるというのか……。固唾を飲んで、次の瞬間を待つ。

パッと再び明るい画面に戻ると、今度はライブ会場のようなステージが映し出された。周囲に人気はなく、ただ中央にぽつんとナナカが立っている。

 

やはりおかしい。本来ならば歌やダンスが始まるはずだ。それにナナカの表情も先程とは打って変わってどこか緊張したような暗い面持ちだ。まるで怯えているように自分の体を両腕でさすっている。

そして、しばらくした後、ゆっくりとナナカの背後から誰かが近づいてきた。

 

あれは…男…?間違いないあれは成人男性の3Dモデルだ。俺は驚愕した。「りく女子」に男性キャラは実装されていない。居たとしてもシナリオのテキスト上だけの話だ。

ガタイのいい身体と金髪が特徴的なその男のキャラデザは明らかにゲームの世界観にそぐわないものだった。

瞬間、頭の中を幾つものワードが飛び交う。

「HANZA」「買収」「アダルトコンテンツ」「新生開発チーム」…「めすだっち」とはまさか、いいやそんなはずは__

 

『……!?』

 

男がナナカに近づく。その刹那、信じられないことが起きた。

なんと、男は躊躇なくナナカの唇を奪ったのだ。それも濃厚なディープキス。あまりの出来事に頭がビリビリと音を立てて真っ白になった。

ナナカの口からくぐもった声が漏れる。

 

『嫌っ…!やめてください…!!』

 

ナナカは咄嗟に男を突き放した。涙目になりながら口元に手をやり、肩で息をしている。

 

『へっへ…酷いなぁナナカちゃん。さっき聞いたでしょ?優勝したコーチと選ばれた女の子

は“こうする”のがルールで決まってるんだって。』

 

男が下卑た笑みを浮かべる。どういうことだ、あれがあのチームのコーチだというのか?

 

『だったら…どうして私を選んだんですか…!?』

 

『いやぁ、初めて見た時から可愛いなって思ってたんだよ?こんな娘と滅茶苦茶にヤりたいって……さあ!!』

 

『きゃっ…!』

 

男が突然、ナナカの両腕を掴んで引きつける。小柄な体躯のナナカには抵抗することもままならないようだ。

そして、男は強引に彼女の服を脱がし始めた。

 

『やめて下さい……!やだ……!』

 

ナナカは必死に抵抗するがそれも虚しくスカートの下のハーフパンツは下着ごと剥ぎ取られ、上半身からは形のいい小ぶりな乳房がまろび出された。

…知らなかった。いつも目にしていた3Dモデルがこんな奥まで作り込まれていたなんて。よりにもよって、それがあんな男の手で白日に晒されるなんて。

俺は、その光景を呆然と眺めることしかできなかった。頭の奥からは警告音のようにガンガンと痛みが生じる。しかし、それと同時に俺の下半身の“それ”は服の上から分かるほど怒張していた。

……嘘だろ?

 

『うひょー柔けぇ……!』

 

男はナナカの胸を強引に揉みしだく。指先で乳首を引っ掻いたり、つねったり、弄ぶたびにナナカは悲鳴じみた喘ぎを漏らしていた。

 

『やだ……!やだやだやだ!!お願いですやめてください……!』

 

とうとう耐えきれなくなったのか、ナナカはぼろぼろと涙を流し始めた。

 

『ダメだよ、ナナカちゃん。そんなみっともない顔見せちゃ。ナナカちゃんのコーチだって見てるんだから。』

 

『えっ…?』

 

『ほらよ!サービス!サービス!』

 

その時、男がナナカのスカートを捲り上げた。ショーツは既にずり降ろされており、何にも守られていない薄い陰毛と小さな割れ目がくっきりと映される。

 

『あっ……いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!見ないで……見ないでください……!!…コーチ!!』

 

ナナカは両手で秘部を隠しながら顔を赤く染める。

 

『へぇ、ナナカちゃんもうちょっと濡れてるんだ。もしかして見られて興奮してるのかな?…じゃあもっと濡らしてあげようか。』

 

男が屈んで、立ったままのナナカの割れ目を舐め上げる。

 

『ひっ……!』

 

ナナカは声を抑えるために口を両手で塞いだ。男の舌先が何度も膣口を出入りする度に、ナナカは背筋を大きく仰反らせ、手の隙間から吐息を漏らしている。

 

『だめ、やだ、やだやだやだやだ!!!やだやだやだやだやだやだああああああ!!!』

 

プシャァッとナナカの股間から透明な液体が噴き出した。それをまともに顔面で受け止めてしまった男はニヤニヤしながらナナカの耳元に囁いた。

 

『あ…ああ…。』

 

『おぉ……ナナカちゃん派手にイっちゃったねぇ……。じゃあ今度は俺のもしゃぶってよ。』

 

その場にへたり込んだナナカの眼前に勃起したペニスが突き出された。

 

『ひっ!?……いや……そんなの……できない……。』

 

ナナカは見慣れぬグロテスクな肉棒に顔を青くしながら首を横に振る。すると、男はナナカの顔に自らのモノを擦り付けてきた。

 

『や……やめて……!やめて……むぐっ!?』

 

男が無理矢理、ナナカの小さな口に性器をねじ込む。

 

『ん……んん……んんん……んんんんん……んん……。』

 

ナナカは涙をぽろぽろと流し、男のなすがままにされている。

 

『あぁっ…!ナナカちゃんの口マンコあったけえ…!いいぞ、その調子で舌も使って!…ほら、早く終わらせなきゃいつまでも帰れないよ?』

 

『ん……!んっ、ん、ちゅぷ、ん、ぢゅっ、じゅぶっ、ちゅば、ちゅぼ、ちゅぅっ、ちゅぱ、んぐっ……!』

 

ナナカはとうとう自分から奉仕し始めた。時折、えずきながらも懸命に男のモノを口内に収め、吸い付いている。

 

『いいね、そうそう、ナナカちゃんのフェラ上手だなぁ……。はぁ……もう出そうだ……!出すぞ、全部飲めよ……!!』

 

どぴゅ、と勢いよく射精した。大量の精液がナナカの口内に放たれていく。吐き出すこともできず、ナナカは飲み込むことしか許されなかった。

 

『ふぅ〜出た出た。いやぁ良かったよ。やっぱり若い子は最高だわ!』

 

そう言ってナナカの口から引き抜かれた男のペニスは未だギンギンに天を仰いでいた。

ナナカは肩を上下させ、大きく呼吸を荒げている。

 

『けほっ……もう嫌…こんなの……帰らせて…ください……!』

 

『なぁに言ってんのナナカちゃん、ようやくお互い温まってきたところでしょうが。ナナカちゃんだって痛いの嫌でしょ?これでもうすんなり入るよ。』

 

『入る…って…?』

 

ナナカの表情がみるみるうちに恐怖の色に染まっていく。性の知識が乏しいナナカでもそれがどういうことなのかくらいは察しがついたのだろう。

 

『ほら、立った立った。ナナカちゃん初めてでしょ?前からか後からかどっちがいい?』

 

『やっ……コーチ…!』

 

『そうそう、コーチくんにもちゃんと顔見えた方がいいよね。…カメラこっち?』

 

男は後ろからナナカの腰をがっしりと掴み、そのまま引き寄せた。そして、ゆっくりとナナカの膣に再び手を回す。クチュクチュと卑猥な音が鳴り響いている。

 

『ああっ……!』

 

『具合の方は良さそうだ。ほら見てよ。口ではあんなに嫌って言いながらしっかり濡れてる。』

 

ナナカの目の前に、彼女の愛液に塗れ糸を引く男の二指が向けられる。

 

『やっ……!』

 

『あははは!恥ずかしい?可愛いねぇ。ほら、お腹の力抜いて。だらーんて。大丈夫、最初はちょっと苦しいかもしれないけどすぐ気持ち良くなるから。』

 

『コーチ…っ!コーチ助けて……!』

 

『だーからコーチくん来れないんだって。あ、そうだ。これからは俺が保健体育のコーチになってやるよ。小学校の時からオール5だったし……あと家庭科も。』

 

男は片手でナナカの割れ目を割り開くと、もう一方の手で自分の男根を掴んだ。

ペニスの先で何度も感触を愉しむように膣の周りを撫で回す。

あんなものが少女の肉体に挿入されてしまったら__犯されるのは肉体だけでない。きっと、心までも踏み躙られてしまう。

 

__「檸檬道ナナカ」です!よろしくお願いします、コーチ!

 

脳裏に、あの時出会ったナナカの屈託のない笑顔が蘇る。

 

__今日も一日お疲れ様です、コーチ!お体大丈夫ですか?あまり無理しないでくださいね。

 

…やめろ。

 

__これからもずっと一緒ですよ、コーチ。私、コーチとならどこまでも頑張れる気がするんです。

 

……やめてくれ!ナナカは俺の!

 

『コーチ…!コーチ…!あっ__』

 

………ナナカ?

 

『挿入ったぁ〜。』

 

俺のナナカが!!

 

『あ…ああっ…!嘘っ…こんなの……こんなのって……ひゃっ!?』

 

ナナカの悲鳴と共に、パンッと肉と肉が激しくぶつかり合う音。

 

『ははっ!きっつ!ナナカちゃんキッツキツだなぁ!こりゃ名器だぜ!』

 

『いやっ!いやぁ!動かないで!やぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

男は激しくピストン運動を繰り返し始める。腰と腰がぶつかり合うたびに露出した白い乳房が揺さぶられている。

 

『うっ…うっ…コーチ…!コーチ……!ごめんなさい……私、もう…!』

 

『そんな泣かないでくれよナナカちゃん。せっかくだしもっとイってるとこコーチくんに見せてやろうぜ。ホラッ!』

 

『ーーーッ!!?』

 

男が挿入したまま指でクリトリスを弄り始めた。ナナカは目を見開き、背筋を仰け反らせる。

 

『やめっ……やめて…また…来ちゃう…!!あっ!!』

 

二度目の決壊は早かった。結合部から滝のように液体が放出される。それと同時にナナカの足はガクガクと痙攣し始めた。

 

『あはは!すっごいな!ナナカちゃん潮吹きの才能あるよ!やっぱ毎日走ってる娘は違うなぁ!』

 

『あっ…あっ…あっ……あっ……。』

 

最早ナナカには抵抗する気力さえ失われていた。それどころか呼気にどこか甘い声が含まれている。側から見ても分かるほどナナカの身体は男のそれを受け入れ始めていた。

 

『ぐっ……俺もそろそろ出そうだ……。』

 

『えっ…?』

 

…なん…だって?

 

男はラストスパートをかけ、腰の動きを早める。肉と肉がぶつかる湿った音が部屋に響き渡る。

 

『ナナカちゃん!ナナカちゃん!出る!全部中に出すぞ!』

 

『やっ……やめて……やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』

 

ドクンドクン、と脈打つ男の肉棒。その動きに合わせてナナカの膣壁が収縮する。

 

『くっ……!』

 

『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

男は絶頂を迎えると同時に、ナナカの中に射精した。膣内を満たす熱い奔流にナナカは声にならない叫びを上げる。

 

『……っはぁぁぁ。いやー良かったよナナカちゃん。初めてだなんてとても思えないよ。』

 

『うっ……ぐすっ……ぐすっ……。』

 

男は満足そうに微笑むとナナカの膣からペニスを引き抜いた。ナナカは啜り泣きながら膣内の精液を掻き出している。

 

『じゃ、次はナナカちゃんに乗ってもらおうか。』

 

『えっ?なんで……。』

 

『いや、なんでって見てよこのチンポ。一回出しただけじゃ全然治んないよ。』

 

『あっ…ああっ…!』

 

⭐︎★⭐︎

 

パンツの中に冷たい感覚を覚える。俺はいつのまにか手も使わずに射精していたらしい。

 

目が痛い。乾ききってる。

 

もうしばらく瞬きをしていなかった。

 

『あんっ…………あんっ…………あんっ………。』

 

行為は五回目まで及んだ。

すっかり全裸に剥かれた画面の少女ももう横たわりながらマグロのように時折跳ね、テンポの低い喘ぎ声を発するだけだった。

 

『あーっ!出る出る出る!ナナカちゃん!』

 

『………………!』

 

男が腰を打ち付け、射精した。3Dモデルの少女は小さく体を震わせ、呆然と天井を眺めている。

 

『ふぅ…流石にもうすっからかんだ。ナナカちゃんありがとね。…そうだ!最後にナナカちゃんの成長したところ見てもらおうよ。』

 

『ふぇ……?』

 

男が少女の両足をこちらに向けて広げると膣から大量の精液がこぼれ落ちていく。

 

なんてリアルなんだろう。

俺もHANZAにはお世話になっているがこんな体験は初めてだ。

 

そうだ。これはデータだ。偽物だ、バーチャルだ。本物じゃない。

 

『コーチくんの育てたナナカちゃん最高だったぜ!来月もまたよろしくな!!』

 

うるさい。これはゲームだ。エロゲーだ。アダルトコンテンツだ。こんなのすぐに審査に引っかかって配信停止になるに違いない。

 

『コー………チ………?いやっ……見ないれ……!』

 

これはデータだ。これはデータだ。これはデータだ。これはデータだ。これはデータだ。これはデータだ。データデータデータデータデー

 

⭐︎★⭐︎

 

__ジリリリ

 

ハッ!夢か……今日は何でもない出勤日。早く会社に向かわなくては。

 

…と、その前に「りく女子」にログインだけしておこう。

 

りく女子プライムメモリー…それは陸上に青春をかける少女たちを育成する育成シミュレーションだ。

 

『おはようございます…コーチ……。』

 

ログインするといつも通りの明るい声と共に画面いっぱいに広がる少女の笑顔__じゃない。

 

俺の推しキャラ、檸檬道ナナカの髪は乱れ目元は泣き腫らしたように赤くなっていた。

 

ナナカ……?

 

異変に気づいた俺はナナカをタップする。

 

『ひっ…!ご、ごめんなさい…コーチ……あれから私男の人に触られるの怖くなっちゃってて……。』

 

あれ?あれとは何だ。こんな台詞は初めてだ。俺は引き続きナナカをタップする。

 

『コーチ……私の身体…汚いですよ。』

『お腹が全然減らないんです。すごい、これでダイエットできちゃいそうです。』

『……本当は私、初めてはコーチにあげたかったな。』

 

何の話だ?頭がガンガンと__警告が______昨日の出来事が__あっ…あっ……あああ…!

 

『コーチ……どうして…どうして、あの時助けてくれなかったんですか……?』

 

__ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

⭐︎★⭐︎

 

あれから三ヶ月が経った。俺の檸檬道ナナカは依然としてぎこちない笑顔を貼り付けている。

この仕様が明らかになってから「りく女子」はユーザーの大半を失い、世間からも格好の非難の的にされた。

 

しかし、どういうことかサービスは継続。コンプライアンスの最後の砦である審査機関もなんか爆発して死んだ。

 

そして俺は、とうとう「りく女子」を辞めることが出来なかった。うちに宿る執念がそれを許さないのだ。

 

あれ以来、ナナカの本当の笑顔は失われてしまった。取り戻すためにはもう一度、「王者邂逅」の舞台に立ちナナカに最高の勝利を与える他ない。

 

金も時間も全てこのゲームに注ぎ込んだ。周回速度を上げるためスマホは薄型の最新機に買い替え、環境最強キャラを手に入れるためピックアップもされてないガチャを延々と回した。会社はもう行っていない。

 

三ヶ月の準備期間の末、機は熟した。

 

次の「王者邂逅」の競技は「長距離走」。「持久力」のステータスと回復スキルの有無が勝敗を明かす競技だ。

 

鍵を握るのは水着モードの檸檬道ナナカ。通常モードと違って自前で強力な回復スキルを持ち「持久力」の伸びもそこそこ良い。

 

このナナカを俺は全てを賭けて最高の状態に育て上げたのだ。

…俺はナナカの本当の笑顔を取り戻す。

 

そして今日がその決勝の日。俺は決勝のレースを再生する__

 

⭐︎★⭐︎

 

『あんっ……あっ……あっ……あっ……!』

 

地獄。

 

『うひょーっ!!ナナカちゃん最高っしょ!こんな可愛い子、みんなにもお裾分けしないとなぁ!!』

 

『『うぇーい。』』

 

ナイトプールのチャラい男たちは檸檬道ナナカにそれぞれ自分のモノを握らせ、腰を動かしている。前と後ろは既に男のモノで塞がれ、プールの水音とともに肉と肉がぶつかり合う音が卑猥なメロディを奏でていた。

 

『あっ…♡そこっ…♡気持ちいい……っ♡』

 

ナナカはいつかと違って男たちに身体を許しきっているようだった。それどころか自ら誘うように淫らな喘ぎ声を上げている。

 

『やべぇ……そろそろ出るぞ……!全部ナナカちゃんの中に出すぞ!』

 

『ああっ♡びゅーってしてぇ……!あっ……あっ……あっ……!んっ……!!イくっ……イくイくイくイくぅぅぅぅ!!』

 

膣内に注がれる熱を感じてナナカは激しく痙攣する。男達は同時に絶頂を迎えてなお肉棒を抜かず、最後の一滴まで絞り出すように小刻みに動かしていた。

 

『あはは!ナナカちゃんもついにイキ癖ついちゃったなぁ!もう男無しじゃ生きていけないね!』

 

『そーだ、カメラの前のコーチにも

挨拶してくれよ!』

 

『んんっ…♡コーチ!コーチのおかげで私…へっぺちゅうなおなご(いんらんなおんなのこ)になれましたぁ……!ありがとぉ……!』

 

ナナカがこちらに顔を向け、俺に微笑みかける。しかしその目は焦点が合っておらず、完全に快楽に溺れていた。

 

俺の……俺のナナカが!!!

 

⭐︎★⭐︎

 

__ジリリリ

 

ハッ!夢か……今日は…まぁ今日も特に予定はないが。早く「りく女子」にログインしなくては。

 

りく女子プライムメモリー…それは陸上に青春をかける少女たちを育成する育成シミュレーションだ。

 

『コーチ……待っていましたよ。』

 

檸檬道ナナカ。

 

俺の推しキャラであり、このゲームにおける看板的存在__

 

あれ?ナナカ…?どうしたんだそのお腹は。

 

『コーチ、ごめんなさい。……こんな身体じゃもう走れませんよね。退学届はもう出して来ちゃいました。』

 

ナナカ?何を言ってるんだナナカ。

 

『私、コーチに会えて…コーチと一緒に走れて幸せでした。欲を言えばもっと…ずっとコーチのそばにいたかったです……。』

 

ナナカ…?えっ…?えっ…??

 

『実家に帰っても、コーチのこと応援してます。本当は初めて会った時から…ずっと…ずっと__』

 

帰るってなんだ…?俺はずっとナナカのことを__

 

『好きでした。さようなら、コーチ。』

 

ナナカが目に涙を溜めながらめいっぱいの笑顔を見せる。その笑顔は徐々に…徐々に…遠のいて__

 

…だめだ!ナナカ!行っちゃだめだ!行かないで!!

 

…俺のせいだ。俺があんなものにナナカを巻き込んだから!どこで間違えた?どこで…!どこで…!どこで…!

 

“リクセン学園から檸檬道ナナカが去りました。”

 

あっ…ああっ……!

 

スマホの画面は冷たいシステムメッセージだけを表示している。俺を支えて来た笑顔はもう、そこにない。

 

__うあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

 

俺は手に持っていた薄型スマホで自分の頸動脈を切り裂いた。

 

 

 

〜終〜


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